秘書検定3級「技能」の出題ポイント解説
秘書検定は記述問題も一部出ますが、本ページでは選択問題で問われる知識を中心に解説します。記述対策は公式テキスト併用を推奨します。秘書検定3級の「技能」では、秘書が実務で扱う会議・ビジネス文書・郵便・ファイリング・グラフ・印章の知識が問われます。文書の形式や郵便の種類など、名称と用途を正確に対応づけることがポイントです。
※出題範囲・内容は改定される場合があります。最新情報は必ず公益財団法人 実務技能検定協会(秘書検定) 公式情報でご確認ください。
会議の用語と議事録
会議に関する基本用語が問われます。意味を取り違えやすいので整理しておきましょう。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 議題 | 会議で話し合うテーマ・項目 |
| 定足数 | 会議が成立するために必要な最低出席人数 |
| 採決 | 議案に対し、賛否をとって決めること |
| 議事録 | 会議の経過・決定事項などを記録した文書 |
| キャスティングボート | 賛否同数のとき、議長が持つ決定権 |
ビジネス文書(頭語・結語・時候の挨拶)
社外文書では、書き出しの頭語と結びの結語を正しく対応させます。組み合わせが頻出です。
| 頭語 | 結語 | 用い方 |
|---|---|---|
| 拝啓 | 敬具 | 一般的な往信(こちらから出す手紙) |
| 謹啓 | 敬白(謹言) | よりあらたまった往信 |
| 前略 | 草々 | 前文(時候の挨拶)を省略する場合 |
頭語のあとには、季節に応じた時候の挨拶(例:「拝啓 早春の候」など)を続けるのが一般的です。前略を使う場合は、この前文をはぶきます。あて名の敬称は、個人なら「様」、組織なら「御中」を用います。
文書の取扱い(郵便の種類)
郵便の種類と用途を正しく対応づける問題が頻出です。代表的なものを覚えましょう。
| 種類・表示 | 用途 |
|---|---|
| 親展 | あて名本人に開封してほしい文書に表示する |
| 書留 | 引き受けから配達までの記録が残り、万一のとき賠償される。重要書類向き |
| 簡易書留 | 書留より手軽で、賠償額の範囲が限られる |
| 現金書留 | 現金を送るための専用書留(専用封筒を使う) |
| 速達 | 通常より早く届けたいときに利用する |
ファイリング
文書を整理・保管するファイリングでは、目的に応じた分類方法を選びます。
| 分類法 | 並べ方 |
|---|---|
| 相手先別(取引先別) | 会社名・氏名の五十音順などで分類する |
| 主題別(テーマ別) | 内容のテーマごとに分類する |
| 標題別 | 文書の表題ごとに分類する |
| 日付別 | 年月日の順に分類する |
グラフの使い分け
データの種類に応じて適切なグラフを選びます。用途の対応が問われます。
| グラフ | 適した用途 |
|---|---|
| 棒グラフ | 数量の大小を比較する |
| 折れ線グラフ | 時間の経過による変化(推移)を示す |
| 円グラフ | 全体に占める割合(構成比)を示す |
| 帯グラフ | 複数の構成比を並べて比較する |
印章(印の種類)
文書に押す印の種類と意味も問われます。用途とあわせて覚えましょう。
| 印章 | 意味・用途 |
|---|---|
| 契印 | 複数ページの書類が一連であることを示すため、ページのつなぎ目に押す |
| 割印 | 2枚の書類(正本と控えなど)の関連を示すため、両方にまたいで押す |
| 訂正印 | 文書を訂正した箇所に押し、訂正したことを示す |
| 捨印 | あとの訂正に備え、欄外にあらかじめ押しておく印 |
| 消印 | 収入印紙などと書類にまたいで押し、再使用を防ぐ |
この章を覚えるコツ
- 頭語と結語はセット:「拝啓→敬具」「前略→草々」のように対で暗記しましょう。
- グラフは目的で選ぶ:「比較=棒」「推移=折れ線」「割合=円」と用途で結びつけます。
- 契印・割印を区別:契印は同一書類のつなぎ目、割印は別々の書類どうし、と覚えると間違えません。
用語があいまいなときは用語集で確認し、学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。最初の必要とされる資質の章に戻って復習するのもおすすめです。
この章の理解を問題で確認しよう!
→ この章の一問一答60問に挑戦
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