一級ボイラー技士「ボイラーの構造に関する知識」の一問一答
📖 一級ボイラー技士「ボイラーの構造に関する知識」の全74問と解説(一覧)
一級ボイラー技士のボイラーの構造に関する知識に関する一問一答(全74問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.一級ボイラー技士は、伝熱面積25㎡以上500㎡未満のボイラーを取り扱うことができる。
正解:○(正しい)
解説:一級ボイラー技士免許は伝熱面積25㎡以上500㎡未満の取扱作業主任者になれる。500㎡以上は特級が必要。
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問2.水管ボイラーは、丸ボイラーに比べて高圧・大容量に適している。
正解:○(正しい)
解説:水管ボイラーは細い水管内に水を通すため耐圧性が高く、蒸発量も毎時数十t〜数百tの大容量に対応できる。
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問3.貫流ボイラーは、長い管系だけからなり、蒸気ドラムと水ドラムを持たない。
正解:○(正しい)
解説:貫流ボイラーは一本の長い管の一端から給水し他端から所要圧力の蒸気を取り出す構造で、ドラムを持たない。
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問4.鋳鉄製ボイラーは、高圧の蒸気ボイラーとして広く採用されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋳鉄は脆く高圧に弱いため、鋳鉄製ボイラーは蒸気圧力0.1MPa以下・温水120℃以下に制限される。
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問5.炉筒煙管ボイラーは、戻り燃焼方式や反転燃焼方式を採用するため、熱効率は丸ボイラー中で最も低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。戻り・反転燃焼で燃焼ガスを2〜4パス通すことで伝熱面積を活用し、熱効率は85〜90%と丸ボイラー中で高い部類。
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問6.水管ボイラーの自然循環式は、高圧になるほど蒸気と水の密度差が大きくなり循環力が増す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力が高くなると蒸気と水の密度差が小さくなり、自然循環力が低下する。高圧では強制循環方式を採用する。
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問7.強制循環式水管ボイラーは、循環ポンプによってボイラー水を強制的に循環させる。
正解:○(正しい)
解説:強制循環式は循環ポンプで密度差に頼らず循環させるため、高圧ボイラーや小径管・複雑な水管配置にも対応できる。
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問8.放射形ボイラー(ラジアントボイラー)は、対流伝熱のみで蒸発を行う小容量低圧用の水管ボイラーである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは火炉壁水管の放射伝熱を主体とし、臨界圧近傍の超高圧・大容量発電用に用いられる水管ボイラーである。
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問9.二胴形水管ボイラーは、蒸気ドラムと水ドラムを多数の水管で接続した構造である。
正解:○(正しい)
解説:二胴形(D形等)は上部の蒸気ドラムと下部の水ドラムを多数の水管で結び、自然循環で蒸発させる中容量ボイラー。
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問10.煙管ボイラーの煙管内には水が通り、外側を燃焼ガスが流れる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。煙管ボイラーは煙管内を燃焼ガスが、管外を水が流れる。水管ボイラーとは逆の構造である。
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問11.廃熱ボイラーは、ディーゼル機関やガスタービンなどの排ガス熱を利用して蒸気を発生させる。
正解:○(正しい)
解説:廃熱ボイラーは焼却炉・ガスタービン・ディーゼル排ガス等の保有熱を回収し蒸気・温水を得る省エネ機器である。
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問12.電気ボイラーは、燃焼装置を備え重油を燃焼させて電気エネルギーに変換し水を加熱する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。電気ボイラーは電極式や抵抗式で電気を直接熱に変えるもので、燃焼装置・煙道は不要。重油は燃焼させない。
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問13.貫流ボイラーは、保有水量が極めて少ないため起動時間が長い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保有水量が少ないので逆に起動が早く、短時間で蒸気を発生できる。負荷変動への追従性も高い。
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問14.ボイラーの伝熱面積は、ボイラー本体の外形寸法から求めた胴・鏡板の外表面積の合計である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは燃焼ガス等に触れて熱を水・蒸気に伝える面の面積(通常ガス側で計算)であり、本体外形ではない。
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問15.水位検出器のフロート式は、水の電気伝導性を利用して水位の高低を電気的に検出する方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。電気伝導性を使うのは「電極式」。フロート式は浮きの上下動をマグネット等で電気接点に伝える機械式である。
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問16.電極式水位検出器は、純水ボイラーに最も適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。電極式は水の電気伝導性を利用するため、電気抵抗の大きい純水ボイラーには適さない。
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問17.ばね安全弁は、蒸気圧力がばねの設定値を超えると弁体が押し上げられ蒸気を放出する。
正解:○(正しい)
解説:ばね安全弁はばねの締付荷重で弁体を押さえ、設定吹出圧力を超えると蒸気を大気放出して圧力上昇を防ぐ。
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問18.安全弁の吹出し圧力は、最高使用圧力以下に調整しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:安全弁は最高使用圧力以下で吹き出すよう調整する。2個以上ある場合は1個を最高使用圧力以下とする。
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問19.揚程式安全弁は、全量式安全弁に比べて弁体のリフトが大きく、吹出し量も多い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは全量式の方が弁体リフトが大きく吹出量も多い。揚程式はリフトが小さく所要吹出面積も大きくなる。
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問20.エコノマイザは、ボイラーから出た燃焼ガスの余熱で給水を予熱する装置である。
正解:○(正しい)
解説:エコノマイザは煙道に設置し排ガス熱で給水を予熱、燃料消費量を5〜10%節減でき、熱効率を向上させる。
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問21.空気予熱器は、排ガスの熱で燃焼用空気を予熱し、ボイラーの熱効率を高める装置である。
正解:○(正しい)
解説:空気予熱器は排ガス熱で燃焼空気を150〜350℃に予熱、25℃上昇ごとに約1%効率改善する省エネ装置である。
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問22.過熱器は、給水をボイラーへ送り込む前に余熱で予熱する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。給水予熱はエコノマイザの役割。正しくは過熱器は飽和蒸気を加熱して過熱蒸気にする装置である。
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問23.再熱器は、給水をボイラーに入る前に予熱するための装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。再熱器は高圧タービンで仕事をした蒸気を再加熱して中・低圧タービンに送る装置。給水予熱はエコノマイザ。
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問24.通風方式のうち押込通風は、燃焼用空気を炉内に押し込み炉内圧を大気圧より高くする方式である。
正解:○(正しい)
解説:押込通風はファンで炉内を加圧する方式。気密性が必要だが、空気量制御が容易で大容量ボイラーで採用される。
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問25.誘引通風は、煙道末端にファンを設けて燃焼ガスを吸い出す方式で、炉内圧は大気圧より低くなる。
正解:○(正しい)
解説:誘引通風は煙突付近の誘引ファンで燃焼ガスを吸引、炉内負圧で炉口からの吹返しがないが、ファンの腐食に注意。
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問26.平衡通風は、押込ファンのみで給排気を行い、誘引ファンは使用しない方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。平衡通風は押込ファンと誘引ファンを併用し炉内圧をほぼ大気圧に保つ方式である。
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問27.自然通風は、煙突の通風力(ドラフト)のみによって通風を行う方式である。
正解:○(正しい)
解説:自然通風は煙突高さと内外ガス密度差で生じる浮力のみで通風する方式。小容量ボイラーや家庭用に限られる。
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問28.ボイラーの給水ポンプには、渦巻ポンプやディフューザポンプなどの遠心ポンプが多く使用されている。
正解:○(正しい)
解説:中・大容量ボイラーでは多段ディフューザポンプ等の遠心ポンプが主流で、揚程・流量を容易に確保できる。
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問29.インゼクターは効率が高く大容量・高圧ボイラーの主給水装置として最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。インゼクターは効率が低く小容量・低圧用や予備給水装置に限られる。主給水は多段遠心ポンプが正しい。
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問30.給水内管は、給水を胴・ドラム内に分散させて急激な温度変化や水位変動を防ぐための管である。
正解:○(正しい)
解説:給水内管は多数の小穴から給水を均一に分散、局所的な温度差や水位の急変を防ぎ、母材の熱応力を緩和する。
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問31.吹出装置(ブロー装置)は、ボイラー水中の不純物を排出するために設けられている。
正解:○(正しい)
解説:吹出装置はスラッジや溶解固形物を排出しボイラー水の濃度上昇やキャリオーバを防ぐ装置である。
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問32.連続吹出装置は、ボイラー水のごく一部を常時排出することで水質を一定に保つ装置である。
正解:○(正しい)
解説:連続吹出装置は調整弁でボイラー水を少量ずつ常時抜き出し、溶解固形物濃度を一定に保つ大容量ボイラー用装置。
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問33.主蒸気弁にはアングル弁・玉形弁・仕切弁が使われ、いずれも全開・全閉の中間位置で使用するのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。仕切弁は全開・全閉用で、中間開度では弁体が振動・摩耗する。流量調整は玉形弁等を用いる。
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問34.減圧弁は、一次側の圧力低下時に自動的に二次側へ高圧蒸気を昇圧して送り出す弁である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧弁は昇圧装置ではない。正しくは一次側高圧蒸気を二次側で一定の低圧に保つ弁で、昇圧機能はない。
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問35.蒸気トラップは、蒸気管内のドレンや空気を自動的に排出し、蒸気は通さない装置である。
正解:○(正しい)
解説:蒸気トラップはバケット式・ディスク式等があり、ドレン・空気のみを排出して蒸気漏れを防止する。
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問36.ボイラーの自動制御において、PID動作は比例・積分・微分の3動作を組み合わせた制御方式である。
正解:○(正しい)
解説:PID制御はP(比例)I(積分)D(微分)動作の合成で、オフセット除去と応答性改善を両立する高度な制御方式。
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問37.オンオフ動作(2位置動作)は、操作量が偏差に比例して連続的に変化する制御動作である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。連続的に変化するのは比例動作。オンオフは操作量を0%か100%の2位置のみで切替える簡易動作である。
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問38.ハイ・ロー・オフ動作は、操作量を高燃焼から低燃焼まで連続的に変化させる比例動作の一種である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ハイ・ロー・オフは高・低・停止の3位置切替動作であり、連続変化ではない。正しくは多位置動作に分類される。
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問39.比例動作(P動作)は、偏差に比例して操作量を変化させるが、必ずオフセット(残留偏差)が生じる。
正解:○(正しい)
解説:比例動作は偏差比例で操作量を決めるため、定常状態でオフセットが残る。これを除くには積分動作を加える。
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問40.微分動作(D動作)は、偏差の積分値に比例して操作量を変化させ、オフセットを除去する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。微分動作は偏差の変化速度に比例し、応答を速めるが単独ではオフセットを除けない。除去は積分動作。
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問41.燃焼安全装置の主安全制御器は、火炎検出器の信号により点火・燃焼遮断のシーケンスを制御する。
正解:○(正しい)
解説:主安全制御器はフレームアイ等の信号でパイロット〜主バーナ点火、失火時の燃料遮断を一連で制御する。
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問42.火炎検出器のフレームロッドは、炎が放射する紫外線を検出することで失火を監視する素子である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。紫外線検出は紫外線光電管。正しくはフレームロッドは炎中の整流作用(電気伝導性)を利用して検出する。
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問43.硫化カドミウムセル(CdSセル)は、炎の紫外線を検出して燃焼を監視する火炎検出器である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。CdSセルは可視光線で検出する。紫外線検出は紫外線光電管(UVトロン等)が用いられる。
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問44.蒸気圧力制限器は、ボイラー圧力が設定値を超えた場合に燃焼を停止させる安全装置である。
正解:○(正しい)
解説:蒸気圧力制限器は最高使用圧力以下で燃焼を遮断、安全弁作動前に圧力上昇を抑える二重安全機構として働く。
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問45.プレパージは、点火前に炉内・煙道に残留する未燃ガスをファン送風で排除する操作である。
正解:○(正しい)
解説:プレパージは点火前に炉内容積の3〜4倍以上の空気を送り未燃ガスを排出、炉内爆発を防止する重要操作。
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問46.ポストパージは、燃焼停止後に炉内の未燃ガスを排出するためのファン運転である。
正解:○(正しい)
解説:ポストパージは燃焼停止後も一定時間ファンを回し、消火後の残留未燃ガスを排出して再点火時の爆発を防ぐ。
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問47.水位制御方式の単要素式は、水位のみを検出して給水量を制御する方式である。
正解:○(正しい)
解説:単要素式は水位検出のみで給水弁を制御。小容量低負荷変動ボイラー向けで、応答が遅く大容量には不向き。
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問48.二要素式水位制御は、水位と燃料流量の2つの信号で給水量を制御する方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは水位と「蒸気流量」の2要素で制御する方式。燃料流量ではなく蒸気流量を取り込み水位変動を抑える。
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問49.三要素式水位制御は、水位・蒸気流量・燃料流量の3つの信号で給水を制御する方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。三要素式は水位・蒸気流量・「給水流量」の3要素を用いる。燃料流量ではなく給水流量を加味する。
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問50.煙突の通風力は、煙突が高いほど、また内外ガスの密度差が大きいほど大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:煙突通風力は高さ×(外気密度−ガス密度)×重力加速度に比例。高さと温度差で決まる自然通風の駆動力。
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問51.ダンパは、給水管路の途中に設けて給水流量を調整するための板状の弁である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ダンパは給水管路ではなく「煙道」に設置し、燃焼ガス量・通風力を調整する板状の弁が正しい説明である。
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問52.ボイラー胴の鏡板は、半球形のものほど強度が低く、皿形のものが最も強度が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鏡板強度は半球形>半楕円形>皿形>平形の順で、半球形が最も強度が高く高圧ボイラーに用いられる。
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問53.ステーは、平板部や鏡板の強度を補うためにこれらを支えるために設けられる構造部材である。
正解:○(正しい)
解説:ステーは管ステー・ガセットステー・棒ステー等があり、平面部の圧力負荷を支えて変形・破損を防ぐ。
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問54.炉筒の中央部を波形にしたものを波形炉筒といい、伸縮を吸収できるが伝熱面積はやや小さくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。波形炉筒は熱伸縮吸収と外圧強度向上に加え、表面積が増えるため伝熱面積はむしろ「大きく」なる。
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問55.丸ボイラーは水管ボイラーに比べて構造が簡単で、内部清掃や検査が容易である。
正解:○(正しい)
解説:丸ボイラーは胴を主体とした単純構造で内部清掃・検査が容易。保有水量は多く起動は遅く、高圧大容量には不向き。
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問56.水管ボイラーの特徴として正しいものはどれか。
- ア.細い水管を多数用いるため耐圧性が高く、高圧大容量化に適する
- イ.胴の保有水量が多いため、起動が速く負荷変動に強い
- ウ.構造が単純で内部清掃や検査が容易な小容量向けである
- エ.蒸気圧力は0.1MPa以下に制限される低圧専用形式である
正解:ア.細い水管を多数用いるため耐圧性が高く、高圧大容量化に適する
解説:水管ボイラーは細水管多数で耐圧性が高く、高圧大容量化に適する。保有水量は少なく圧力変動は大きい。
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問57.貫流ボイラーの特徴として誤っているものはどれか。
- ア.ドラムをもたず長い管内を給水が一巡して蒸気となる
- イ.超臨界圧の大容量発電用ボイラーにも採用される
- ウ.保有水量が多く水処理は簡易で給水管理を要しない
- エ.負荷変動への追従が速く起動時間が短い
正解:ウ.保有水量が多く水処理は簡易で給水管理を要しない
解説:貫流ボイラーは小型から超臨界圧の大容量発電用まで幅広く採用される。給水処理は厳密管理が必須。
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問58.鋳鉄製ボイラーに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.蒸気は1MPa以上の高圧運転に適し発電用に用いられる
- イ.一体構造のため設置後の容量変更は一切できない
- ウ.鋼製に比べ腐食に弱く耐用年数が著しく短い
- エ.セクションを増減でき、蒸気0.1MPa以下・温水120℃以下に制限される
正解:エ.セクションを増減でき、蒸気0.1MPa以下・温水120℃以下に制限される
解説:鋳鉄製は分割セクションを組み増減して容量調整可能。圧力は蒸気0.1MPa以下・温水120℃以下に制限される。
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問59.ボイラーの自動制御における動作と特徴の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.比例(P)動作は単独でオフセットを完全に除去できる
- イ.PID動作はP・I・Dを合成しオフセット除去と速応性を両立する
- ウ.積分(I)動作は偏差の変化速度に比例して操作する微分動作である
- エ.微分(D)動作は偏差を時間積分して残留偏差を消す動作である
正解:イ.PID動作はP・I・Dを合成しオフセット除去と速応性を両立する
解説:PIDはP・I・Dの長所を合成しオフセット除去と速応性両立。P単独はオフセット残り、I=積分、D=微分動作。
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問60.安全弁に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.全量式は弁体のリフトが大きく吹出し量が大きい
- イ.揚程式は弁体のリフトが小さく吹出し量は比較的小さい
- ウ.揚程式は弁体のリフトが大きいため吹出し量が最も大きい
- エ.安全弁はばね式が一般に広く用いられている
正解:ウ.揚程式は弁体のリフトが大きいため吹出し量が最も大きい
解説:全量式は弁体リフトが大きく吹出量大、揚程式は弁体リフトが小さい。揚程と吹出量の関係が逆の説明が誤り。
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問61.ボイラーの給水装置に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.インゼクターは蒸気の噴射力を利用し構造が単純である
- イ.インゼクターは効率が高く大容量高圧の主給水に最適である
- ウ.大容量高圧ボイラーの主給水には遠心ポンプを用いる
- エ.インゼクターは予備給水や小容量低圧用として使われる
正解:イ.インゼクターは効率が高く大容量高圧の主給水に最適である
解説:インゼクターは構造単純だが効率が低く、予備や小容量低圧用。大容量高圧の主給水には遠心ポンプを用いる。
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問62.エコノマイザに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.排ガスの余熱で給水を予熱し、燃料を5〜10%節減できる
- イ.燃焼用空気を予熱する装置で空気予熱器ともよばれる
- ウ.飽和蒸気をさらに加熱して過熱蒸気をつくる装置である
- エ.一度仕事をした蒸気を再び加熱する再熱器のことである
正解:ア.排ガスの余熱で給水を予熱し、燃料を5〜10%節減できる
解説:エコノマイザは排ガス熱で給水予熱、燃料5〜10%節減。空気予熱は空気予熱器、蒸気過熱は過熱器、再加熱は再熱器。
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問63.通風方式に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.自然通風はファンを用い煙突高さに依存しない方式である
- イ.押込通風はファンで燃焼用空気を送り込み炉内は加圧となる
- ウ.誘引通風は炉内が正圧となり燃焼ガスが外へ漏れやすい
- エ.平衡通風は押込ファンのみを用い誘引ファンは使わない
正解:イ.押込通風はファンで燃焼用空気を送り込み炉内は加圧となる
解説:自然通風は煙突高さと密度差のみによる。押込は炉内加圧、誘引は炉内負圧、平衡は両ファン併用が正しい。
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問64.水位検出器に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.電極式は純水のような電気を通しにくい水でも確実に検出できる
- イ.フロート式は水位変動によるフロートの上下を接点で伝える
- ウ.差圧式は構造上、小容量低圧ボイラー専用に限られる
- エ.フロート式は水の電気伝導性を利用して水位を検出する
正解:イ.フロート式は水位変動によるフロートの上下を接点で伝える
解説:フロート式は水位変動でフロート上下を接点伝達。電極式は電導性必要で純水不適、差圧式は大容量向け。
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問65.ボイラーの過熱器・再熱器に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.放射形は負荷が増すと蒸気温度が低下する傾向がある
- イ.対流形は負荷が増すと蒸気温度が上昇する傾向がある
- ウ.放射形は負荷が増すと蒸気温度が上昇する傾向がある
- エ.放射形と対流形を組み合わせて蒸気温度を安定させる
正解:ウ.放射形は負荷が増すと蒸気温度が上昇する傾向がある
解説:放射形は負荷増で蒸気温度低下、対流形は負荷増で蒸気温度上昇。両者を組み合わせ温度を安定させるのが一般的。
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問66.ボイラーの自動制御で水位制御方式の三要素式に用いる検出量の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.水位・蒸気圧力・燃料流量の三つを検出する
- イ.水位・蒸気流量・給水流量の三つを検出する
- ウ.水位・空気流量・排ガス温度の三つを検出する
- エ.蒸気圧力・給水温度・水位の三つを検出する
正解:イ.水位・蒸気流量・給水流量の三つを検出する
解説:三要素式は水位・蒸気流量・給水流量の3信号で制御。負荷急変時にも安定した水位維持が可能、大容量に最適。
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問67.燃焼安全装置の火炎検出器に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.フレームロッドは大容量の油燃焼炎の検出に最も適する
- イ.硫化カドミウムセル(CdS)は紫外線を検出する素子である
- ウ.紫外線光電管は紫外線を検出し油・ガス両方に対応できる
- エ.紫外線光電管は可視光のみを検出しガス炎には使えない
正解:ウ.紫外線光電管は紫外線を検出し油・ガス両方に対応できる
解説:紫外線光電管は紫外線検出で油・ガス共用に対応。フレームロッドは小容量ガス用、CdSは可視光検出が正しい。
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問68.ボイラー圧力に関する安全装置の記述として誤っているものはどれか。
- ア.安全弁は設定圧力に達すると機械的に開いて蒸気を放出する
- イ.圧力制限器は設定圧力で燃焼を停止させる電気的装置である
- ウ.安全弁と圧力制限器は独立並列で働く安全の二重化機構である
- エ.安全弁は圧力制限器が作動した後にのみ補助的に開く装置である
正解:エ.安全弁は圧力制限器が作動した後にのみ補助的に開く装置である
解説:安全弁は圧力制限器作動前に作動する物理式最終安全装置の位置付けではなく、両者は独立並列の安全二重化機構。
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問69.ボイラー胴・鏡板・ステーに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.鏡板の強度は平鏡板が最も高く半球形が最も低い
- イ.管ステーは煙管の一部を厚肉化するなどして管板を補強する
- ウ.波形炉筒は平形炉筒より伝熱面積が小さく強度も低い
- エ.ステーは胴内の水を撹拌するために取り付ける部材である
正解:イ.管ステーは煙管の一部を厚肉化するなどして管板を補強する
解説:管ステーは煙管の一部を厚肉化等で管板補強。鏡板強度は半球>半楕円>皿>平、波形炉筒は伝熱面積増。
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問70.蒸気トラップに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.バケット式はバケットの浮力で作動する機械式トラップである
- イ.ディスク式は温度差を利用して作動する温度調整式である
- ウ.バイメタル式は圧力差を利用する熱力学式トラップである
- エ.フロート式は蒸気と水の温度差で弁を開閉する方式である
正解:ア.バケット式はバケットの浮力で作動する機械式トラップである
解説:バケット式は浮力作動の機械式。ディスクは圧力差熱力学式、バイメタルは温度差作動、フロートは密度浮力作動。
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問71.プレパージとポストパージの目的に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.プレパージは消火後に行い炉内の余熱を回収する操作である
- イ.ポストパージは点火直前に行い着火を促進する操作である
- ウ.プレパージは点火前、ポストパージは消火後に未燃ガスを排出する
- エ.両者とも燃焼効率を高めるために空気量を絞る操作である
正解:ウ.プレパージは点火前、ポストパージは消火後に未燃ガスを排出する
解説:プレパージは点火前、ポストパージは消火後に未燃ガス排出。炉内爆発防止が共通の安全目的である。
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問72.強制循環式水管ボイラーに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.循環ポンプを用いず水と蒸気の密度差のみで循環させる
- イ.循環ポンプで強制循環させ、高圧帯や複雑な水管配置に対応できる
- ウ.低圧専用で高圧域では一切使用できない方式である
- エ.ドラムをもたず管内を一巡させる貫流式と同一の構造である
正解:イ.循環ポンプで強制循環させ、高圧帯や複雑な水管配置に対応できる
解説:強制循環式は循環ポンプで密度差に依存せず循環、高圧帯で自然循環が困難な領域や複雑な水管配置に対応。
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問73.ボイラーの吹出装置に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.連続吹出装置はボイラー水の溶解固形物濃度を一定に保つ
- イ.連続吹出装置は缶底のスラッジを一気に排出する装置である
- ウ.吹出装置は給水を前処理して軟化させるための装置である
- エ.吹出装置は蒸気流量を調整して圧力を制御する装置である
正解:ア.連続吹出装置はボイラー水の溶解固形物濃度を一定に保つ
解説:連続吹出装置は溶解固形物濃度維持用。間欠吹出(スラッジ排出)と併用一般的、給水前処理や流量調整は別装置。
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問74.ボイラー本体の構造として、丸ボイラー(炉筒煙管ボイラー)の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.中小容量で蒸気圧力1〜2MPa程度のものが主流である
- イ.効率は85〜90%程度と比較的高い
- ウ.保有水量が多く負荷変動に対して圧力が安定しやすい
- エ.高圧大容量の発電用ボイラーとして最も多く採用される
正解:エ.高圧大容量の発電用ボイラーとして最も多く採用される
解説:炉筒煙管は中小容量・1〜2MPa程度が主流、効率85〜90%。高圧大容量の発電用は水管・貫流式が用いられる。