資格道場
学習状況 お問い合わせ ログイン 無料登録

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)「清掃・防除・行政の横断発展問題」の一問一答

1 / -- 正解: 0
📖 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)「清掃・防除・行政の横断発展問題」の全75問と解説(一覧)

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の清掃・防除・行政の横断発展問題に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.建築物環境衛生管理基準において、清掃用機械器具の整備状況は6か月以内ごとに1回、定期に点検することとされている。

    正解:○(正しい)

    解説:清掃の品質管理では、日常清掃のほか6か月以内ごとに1回、清掃の状態を点検・評価し、機械器具や資材の維持管理状況も併せて確認することが求められる。点検結果は記録として帳簿に整理し、改善につなげる。

  2. 問2.清掃の品質評価では、利用者の満足度などのアウトカム評価よりも、作業手順の遵守を確認するプロセス評価と、清浄度を測る検査評価を組み合わせる方法が用いられる。

    正解:○(正しい)

    解説:清掃品質管理は組織管理・作業管理・資材管理を含み、評価はプロセス(作業の実施過程)と検査(清浄度の測定)を組み合わせて行うのが基本で、これにより客観的かつ再現性のある品質保証が可能となる。

  3. 問3.弾性床材であるリノリウムは、亜麻仁油やコルク粉などを主原料とし、耐アルカリ性に乏しいため強アルカリ洗剤での洗浄を避ける必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:リノリウムは亜麻仁油・松脂・コルク粉等の天然素材を主原料とする弾性床材で、アルカリに侵されやすい。強アルカリ性の剥離剤や洗剤を用いると変色・劣化を生じるため、中性〜弱アルカリ性洗剤を選ぶ必要がある。

  4. 問4.剥離剤の多くは強アルカリ性で、樹脂ワックスの皮膜を溶解・膨潤させて除去するため、作業後はすすぎを十分に行い床面のアルカリ分を中和・除去する必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:剥離剤はアミン類や水酸化物を含む強アルカリ性が一般的で、残留すると新たなワックスの密着不良や床材劣化を招く。すすぎや中和を確実に行い、アルカリ分を残さないことが品質確保上きわめて重要である。

  5. 問5.自動床洗浄機(オートスクラバー)は、洗剤散布・床面のブラッシング・汚水回収を連続して行うため、広い平滑な床面の定期清掃で作業効率が高い。

    正解:○(正しい)

    解説:オートスクラバーは洗剤の供給、回転ブラシによる洗浄、スキージとバキュームによる汚水回収を一台で連続実施できる。広く障害物の少ない平滑床で効率が高く、定期清掃で多用される清掃機械である。

  6. 問6.真空掃除機の集じん性能を維持するには、紙パックやフィルターの目詰まりを点検し、排気からの微粒子再飛散を防ぐことが重要である。

    正解:○(正しい)

    解説:紙パックやフィルターが目詰まりすると吸引力低下と排気からの粉じん再飛散を招く。HEPA等の高性能フィルター採用機でも、定期的な点検・交換を行わなければ集じん性能を維持できず室内空気を汚染しかねない。

  7. 問7.産業廃棄物管理票(マニフェスト)制度では、排出事業者は処理終了後に返送されたE票等により最終処分の終了を確認する責任を負う。

    正解:○(正しい)

    解説:マニフェスト制度は排出事業者が委託した産業廃棄物の流れを管理票で追跡する仕組みで、収集運搬・中間処理・最終処分の各段階の終了を返送票で確認する。排出事業者は処理終了確認の責任を負う点が重要である。

  8. 問8.電子マニフェストを利用する場合、排出事業者は紙の管理票の交付・保存を要しないが、情報処理センターへの登録・報告が必要となる。

    正解:○(正しい)

    解説:電子マニフェストでは情報処理センターを介して登録・報告が行われ、紙の管理票交付や保存は不要となる。一方で運用ルールに従った登録・確認は必要で、事務の効率化とともに確認の確実性が図られる仕組みである。

  9. 問9.3R(リデュース・リユース・リサイクル)の優先順位は、廃棄物の発生抑制(リデュース)を最優先とし、次いで再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の順とされる。

    正解:○(正しい)

    解説:循環型社会形成推進基本法の優先順位は、発生抑制(リデュース)>再使用(リユース)>再生利用(リサイクル)>熱回収>適正処分の順である。発生そのものを減らすリデュースが最優先される点を押さえる。

  10. 問10.ねずみの防除では、餌・水・隠れ場所を断つ環境的対策と、侵入口を金網等でふさぐ防鼠工事が、薬剤防除よりも基本的かつ恒久的な対策とされる。

    正解:○(正しい)

    解説:IPMの考え方では、ねずみの生息を支える餌・水・営巣場所の除去と侵入経路の遮断が基本となる。殺鼠剤等の薬剤防除は補助的手段であり、環境対策・物理的対策を恒久的な柱と位置づけるのが適切である。

  11. 問11.クマネズミは警戒心が強く、毒餌に対する忌避が生じやすいため、抗凝血性殺鼠剤による防除では喫食状況の観察と配置の工夫が重要となる。

    正解:○(正しい)

    解説:クマネズミは新しい物への警戒(新規物嫌悪)が強く、毒餌の喫食が進みにくい。連続的に喫食させて効果を発揮する抗凝血性殺鼠剤では、設置場所や餌の選定、喫食状況の観察が防除成功の鍵となる。

  12. 問12.チャバネゴキブリは集合フェロモンにより物陰に集合する習性があり、毒餌(ベイト剤)による防除が有効である。

    正解:○(正しい)

    解説:チャバネゴキブリは厨房等の温暖な物陰に集合フェロモンで集まる。喫食させた個体やその糞を介して効果が広がるベイト剤(毒餌)は、薬剤抵抗性や飛散の問題を抑えつつ高い防除効果を示す有効な手段である。

  13. 問13.ピレスロイド系殺虫剤は昆虫の神経のナトリウムチャネルに作用し、速効的なノックダウン効果を示す。

    正解:○(正しい)

    解説:ピレスロイド系は神経軸索の電位依存性ナトリウムチャネルに作用して興奮を持続させ、速やかなノックダウン(致酔・転倒)効果を示す。家庭用エアゾール等に広く用いられ、比較的速効性が高い薬剤である。

  14. 問14.昆虫成長制御剤(IGR)は幼虫の脱皮・変態を阻害して個体群密度を抑える薬剤で、即効的な致死効果は期待しにくい。

    正解:○(正しい)

    解説:IGRは脱皮ホルモン様作用や幼若ホルモン様作用、キチン合成阻害により正常な発育・羽化を妨げる。成虫を直ちに殺す速効性はないが、次世代の発生抑制に有効で薬剤抵抗性対策にもなる点が特長である。

  15. 問15.殺鼠剤の抗凝血性成分(ワルファリン等)に抵抗性を示すねずみに対しては、ジフェチアロール等の第2世代抗凝血性殺鼠剤が用いられることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:第1世代抗凝血性殺鼠剤への抵抗性個体に対し、より少ない喫食回数で効果を示す第2世代(ジフェチアロール等)が用いられる。抵抗性管理の観点から薬剤の選定や使用方法には十分な注意を要する。

  16. 問16.建築物衛生法に基づき、特定建築物の所有者等は維持管理に関する帳簿書類を備え、原則5年間保存しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:建築物衛生法では空気環境測定結果や清掃・防除・給水管理等の記録を帳簿書類として備え、5年間保存することが義務付けられている。立入検査時の確認や維持管理状況の証明に用いられる重要な書類である。

  17. 問17.建築物環境衛生管理技術者は、維持管理が環境衛生上適正に行われるよう監督し、必要に応じて所有者等に意見を述べることができる。

    正解:○(正しい)

    解説:管理技術者の職務は維持管理の監督であり、基準に適合しない事項があれば改善のため所有者等に意見を述べることができる。所有者等はその意見を尊重しなければならないと建築物衛生法に規定されている。

  18. 問18.建築物における維持管理を業として行う事業者の登録制度では、清掃業・空気環境測定業・ねずみ昆虫等防除業など複数の業種が都道府県知事の登録対象とされている。

    正解:○(正しい)

    解説:建築物衛生法の事業登録制度は、清掃業・空気環境測定業・空気調和用ダクト清掃業・飲料水貯水槽清掃業・排水管清掃業・ねずみ昆虫等防除業など複数業種を対象とし、人的・物的基準を満たす者を都道府県知事が登録する。

  19. 問19.廃棄物処理法では、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち燃え殻・汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ等は産業廃棄物に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:廃棄物処理法は事業活動に伴い生じる廃棄物のうち、燃え殻・汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ・廃プラスチック類など政令で定める20種類を産業廃棄物とする。それ以外で事業系のものは事業系一般廃棄物となる。

  20. 問20.清掃の品質管理では、点検結果が良好であっても作業計画は固定化し、見直しを行わないことが望ましい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、点検・評価の結果を踏まえて作業計画を継続的に見直すPDCAサイクルが品質管理の基本である。計画を固定化せず、汚れの実態や利用状況に応じて改善を図る必要があるため不適切である。

  21. 問21.日常清掃と定期清掃の区分では、ガラスの全面洗浄や床のワックス全面塗布などは日常清掃として毎日行うのが一般的である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、ガラス全面洗浄や床ワックスの全面塗布は手間と時間を要するため定期清掃に区分される。日常清掃は除じんやごみ収集など毎日繰り返す軽作業を中心に計画するのが一般的である。

  22. 問22.硬性床材である大理石(テラゾを含む天然石)は耐酸性に優れるため、尿石除去などに酸性洗剤を日常的に用いても変質しない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、大理石などの石材は炭酸カルシウムを主成分とし酸に弱いため、酸性洗剤を用いると艶引けや溶解・変色を起こす。中性洗剤での清掃が基本であり、酸性洗剤の日常使用は避けなければならない。

  23. 問23.床維持剤(フロアフィニッシュ)の樹脂ワックスは、塗布回数を重ねるほど密着性と光沢が無限に向上するため、剥離作業は不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、ワックスは塗り重ねるほど黒ずみや汚れの蓄積、光沢ムラを生じる。一定期間ごとに剥離剤で古い皮膜を除去し、再塗布する剥離作業が床維持管理に不可欠であり、無限向上という記述は誤りである。

  24. 問24.ポリッシャーは高速回転ほど用途が広く、150〜300回転程度の高速機が床の洗浄・剥離作業に最も適している。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、洗浄・剥離には毎分150〜300回転程度の低速ポリッシャーが用いられる。高速バフ機(毎分1000回転以上)は光沢出し(バフィング)に用いるもので、150〜300回転を高速機とするのは誤りである。

  25. 問25.洗剤のpHは洗浄対象に関係なく、強アルカリ性のものを用いるほどあらゆる汚れに対して安全かつ効果的である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、洗剤は汚れと床材に応じてpHを選ぶ。油汚れにはアルカリ性、水垢・尿石などの無機汚れには酸性が有効だが、床材を傷めるため強い洗剤の汎用使用は不適切で、中性洗剤が基本となる。

  26. 問26.塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)と酸性洗剤を併用すると洗浄力が高まるため、トイレ清掃では両者を混ぜて使うことが推奨される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、塩素系と酸性の洗剤を混ぜると有毒な塩素ガスが発生し極めて危険である。「まぜるな危険」表示のとおり併用は禁止で、清掃作業者の安全管理上、絶対に行ってはならない行為である。

  27. 問27.事業活動に伴って排出された廃棄物は、その種類にかかわらずすべて一般廃棄物として市町村が処理責任を負う。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、事業系廃棄物のうち政令で定める燃え殻・汚泥・廃プラスチック類等は産業廃棄物であり、排出事業者が自らの責任で適正に処理する。市町村が処理責任を負うのは一般廃棄物に限られる。

  28. 問28.特別管理産業廃棄物には感染性産業廃棄物が含まれるが、廃石綿等やPCB廃棄物は含まれない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、特別管理産業廃棄物には感染性産業廃棄物のほか、廃石綿等・PCB廃棄物・廃酸(強酸)・廃アルカリ(強アルカリ)など爆発性・毒性・感染性等を有するものが含まれる。除外する記述は誤りである。

  29. 問29.マニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付・回付に関する記録の保存期間は1年間と定められている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、マニフェストの写し(B2票・D票・E票等)の保存期間は5年間である。排出事業者は処理の各段階の終了を確認し、その記録を5年間保存しなければならず、1年間とするのは誤りである。

  30. 問30.IPM(総合的有害生物管理)では、薬剤の定期的な空間散布を最優先の対策とし、環境対策は補助的に位置づける。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、IPMは生息調査に基づき発生源対策・侵入防止などの環境対策・物理的対策を基本とし、薬剤は必要最小限・効果的な使用にとどめる。定期的な薬剤散布を最優先とする位置づけは誤りである。

  31. 問31.IPMにおける措置水準とは、放置しても問題がない最も低い生息密度のことで、防除を行う必要がない水準を指す。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、措置水準は直ちに防除作業が必要となる生息密度の水準を指す。放置してよい低密度は許容水準であり、両者を混同してはならない。措置水準を超えたら速やかに防除を行う必要がある。

  32. 問32.ドブネズミ(褐色ねずみ)は運動能力に優れ垂直の壁や配管を伝って高所へ登る能力が最も高く、ビルの天井裏に多く生息する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、高所への登攀能力が最も高く天井裏に多いのはクマネズミである。ドブネズミは大型で泳ぎが得意だが登攀は不得手で、下水・厨房・地下など低層の湿潤部に多く生息する点で誤りである。

  33. 問33.トコジラミ(ナンキンムシ)は植物の汁を吸う植食性昆虫で、ヒトを吸血することはない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、トコジラミはヒトや動物の血液を吸う吸血性の昆虫で、夜間に就寝中のヒトを刺してかゆみを起こす。近年宿泊施設等での被害が問題となっており、防除対象の衛生害虫であるため記述は誤りである。

  34. 問34.LD50(半数致死量)は値が大きいほど毒性が強いことを示す指標であり、数値の大きい薬剤ほど少量で致死する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、LD50は実験動物の半数を死亡させる用量で、値が小さいほど少量で致死し毒性が強い。値が大きいほど多量を要するため毒性は弱く、大小と毒性の関係が逆に記述されているため誤りである。

  35. 問35.有機リン系殺虫剤は神経伝達物質アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)を活性化させることで殺虫効果を示す。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、有機リン系・カーバメート系はコリンエステラーゼを阻害(活性化ではなく抑制)し、アセチルコリンの蓄積により神経を持続興奮させて殺虫する。作用が逆に記述されているため誤りである。

  36. 問36.蚊の防除は成虫の駆除のみで足り、幼虫(ボウフラ)の発生源である水たまりの管理は防除上重要でない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、蚊の防除は発生源対策が基本で、雨水ますや滞水などボウフラの発生源を除去・管理することが最も効果的である。成虫駆除のみでは継続的な発生を抑えられず、発生源管理の軽視は誤りである。

  37. 問37.防除作業中は薬剤が手に付着していても、作業者の判断で飲食や喫煙を行ってよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、防除作業中の飲食・喫煙は薬剤の経口・経皮ばく露につながるため禁止される。保護具の着用、作業後の手洗い・うがいなど作業者の安全衛生管理を徹底しなければならず、自己判断での飲食は誤りである。

  38. 問38.建築物衛生法における特定建築物の届出は、使用開始後1年以内に厚生労働大臣へ行えばよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、特定建築物に該当することとなった日から1か月以内に、都道府県知事(保健所設置市・特別区はその長)へ届け出る。届出先が大臣ではなく、期限も1か月以内である点で記述は誤りである。

  39. 問39.清掃の品質管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.点検・評価結果を作業計画の改善に反映させるPDCAを継続的に回す
    • イ.一度定めた作業計画は変更せず固定的に運用する
    • ウ.評価は利用者の主観のみで行い客観的検査は不要である
    • エ.日常清掃の記録は保存する必要がない

    正解:ア.点検・評価結果を作業計画の改善に反映させるPDCAを継続的に回す

    解説:清掃の品質管理は組織管理・作業管理・資材管理から成り、点検・評価結果を作業計画の改善に反映させるPDCAサイクルを回すことが基本である。計画固定化や記録省略は不適切で、評価は客観的検査を併用する。

  40. 問40.日常清掃と定期清掃の区分に関する記述として、誤っているものはどれか。

    • ア.ごみ収集や除じんは日常清掃に区分される
    • イ.エレベーターホールの毎日の除じんは定期清掃に区分される
    • ウ.ガラスの全面洗浄は定期清掃に区分される
    • エ.床のワックス全面塗布は定期清掃に区分される

    正解:イ.エレベーターホールの毎日の除じんは定期清掃に区分される

    解説:誤り。エレベーターホール等の毎日の除じんは日常清掃に区分される。床ワックス全面塗布やガラス全面洗浄など手間・時間を要する作業が定期清掃で、頻度の高い軽作業が日常清掃であるため2が誤りである。

  41. 問41.床材と清掃・洗剤の組合せとして、誤っているものはどれか。

    • ア.木質床 ― から拭きや固く絞った拭き取りを基本とする
    • イ.塩化ビニル系タイル ― 中性洗剤で洗浄しワックスを塗布する
    • ウ.大理石 ― 酸性洗剤で日常清掃する
    • エ.リノリウム ― 強アルカリ洗剤を避ける

    正解:ウ.大理石 ― 酸性洗剤で日常清掃する

    解説:誤り。大理石は炭酸カルシウムを主成分とし酸に弱いため、酸性洗剤を用いると変色・艶引けを起こす。中性洗剤での清掃が適切であり、他の3つの組合せは正しいため3が誤りで酸性洗剤の使用は避ける。

  42. 問42.剥離剤に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.主に強酸性で金属床の研磨に用いる
    • イ.中性で皮膚への影響がないため保護具は不要である
    • ウ.剥離後のすすぎは省略してよい
    • エ.主に強アルカリ性で樹脂ワックス皮膜の除去に用いる

    正解:エ.主に強アルカリ性で樹脂ワックス皮膜の除去に用いる

    解説:剥離剤は多くが強アルカリ性で、樹脂ワックスの皮膜を膨潤・溶解して除去する。皮膚刺激性があり保護具が必要で、残留アルカリは床劣化や密着不良の原因となるため作業後のすすぎ・中和が不可欠である。

  43. 問43.清掃用機械に関する記述として、誤っているものはどれか。

    • ア.真空掃除機はフィルター目詰まりでも集じん性能は低下しない
    • イ.自動床洗浄機は洗剤散布・洗浄・汚水回収を連続して行う
    • ウ.低速ポリッシャーは床の洗浄・剥離に用いられる
    • エ.カーペットエクストラクターは洗剤噴射と吸引を行うウェット式機械である

    正解:ア.真空掃除機はフィルター目詰まりでも集じん性能は低下しない

    解説:誤り。真空掃除機はフィルターや紙パックが目詰まりすると吸引力が低下し、排気からの粉じん再飛散も生じる。定期点検・交換が必要で、他の3つの記述は正しいため1が誤りである点を押さえる。

  44. 問44.界面活性剤に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.陽イオン界面活性剤は洗浄力が最も高く汎用洗剤の主成分である
    • イ.陰イオン界面活性剤は洗浄力が高く一般洗剤の主成分として広く用いられる
    • ウ.非イオン界面活性剤は必ず強い殺菌力を持つ
    • エ.界面活性剤は表面張力を上げて汚れを付着させる

    正解:イ.陰イオン界面活性剤は洗浄力が高く一般洗剤の主成分として広く用いられる

    解説:陰イオン界面活性剤は洗浄力が高く一般洗剤の主成分として広く用いられる。陽イオン系は殺菌・帯電防止用途が中心で、界面活性剤は表面張力を下げて汚れを離脱させる働きを持つため2が適切である。

  45. 問45.建築物清掃の品質評価における作業の点検・評価方法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.きれいさの評価は利用者の満足度にも配慮して行う
    • イ.評価方法には、測定機器を用いる検査法と目視等による官能検査法がある
    • ウ.組織的な評価は、点検範囲を限定せず建物全体を一律に同頻度で評価する
    • エ.評価結果は是正措置に反映し、作業計画の改善につなげる

    正解:ウ.組織的な評価は、点検範囲を限定せず建物全体を一律に同頻度で評価する

    解説:組織的な品質評価は、汚れやすい場所や利用頻度の高い箇所を重点的に評価するなど、点検範囲や頻度にメリハリをつけて効率的に行うのが適切である。建物全体を一律同頻度で評価するのは非効率で不適切。検査法と官能検査法の併用、利用者満足度への配慮、是正措置への反映は正しい。

  46. 問46.床維持剤(フロアフィニッシュ)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.フロアポリッシュは床の保護と美観向上を目的とする
    • イ.フロアシーラは目止め剤として下地処理に用いる
    • ウ.フロアオイルは木質系床材の保護に用いられる
    • エ.樹脂系フロアポリッシュは弾性床材の剥離剤としても兼用できる

    正解:エ.樹脂系フロアポリッシュは弾性床材の剥離剤としても兼用できる

    解説:樹脂系フロアポリッシュは床面に皮膜を形成する床維持剤であり、皮膜を除去する剥離剤とは目的・成分が全く異なる。兼用はできず不適切。フロアポリッシュの保護・美観目的、フロアシーラの目止め、フロアオイルの木質床保護はいずれも正しい記述である。

  47. 問47.3R(循環型社会形成)の優先順位として、正しいものはどれか。

    • ア.リデュース>リユース>リサイクル
    • イ.リユース>リサイクル>リデュース
    • ウ.リサイクル>リユース>リデュース
    • エ.リサイクル>リデュース>リユース

    正解:ア.リデュース>リユース>リサイクル

    解説:循環型社会形成推進基本法の優先順位は、発生抑制(リデュース)>再使用(リユース)>再生利用(リサイクル)>熱回収>適正処分の順である。発生抑制が最優先であるため1が正しい順序となる。

  48. 問48.特別管理産業廃棄物に含まれないものはどれか。

    • ア.感染性産業廃棄物
    • イ.事業所から出た一般的な紙くず
    • ウ.PCB廃棄物
    • エ.廃石綿等

    正解:イ.事業所から出た一般的な紙くず

    解説:特別管理産業廃棄物は爆発性・毒性・感染性等を有するもので、感染性産業廃棄物・廃石綿等・PCB廃棄物・強酸・強アルカリ等が該当する。一般的な紙くずはこれに当たらないため2が正解である。

  49. 問49.特別管理産業廃棄物に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.感染性産業廃棄物は特別管理産業廃棄物に含まれる
    • イ.特別管理産業廃棄物管理責任者を事業場ごとに置く必要がある
    • ウ.特別管理産業廃棄物は通常の産業廃棄物より保管基準が緩やかである
    • エ.廃PCB等は特別管理産業廃棄物に該当する

    正解:ウ.特別管理産業廃棄物は通常の産業廃棄物より保管基準が緩やかである

    解説:特別管理産業廃棄物は爆発性・毒性・感染性等の有害特性をもつため、通常の産業廃棄物より厳格な保管・処理基準が課される。基準が緩やかというのは不適切。感染性産業廃棄物・廃PCBの該当、管理責任者の設置義務は正しい記述である。

  50. 問50.ねずみの防除に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.殺鼠剤の散布のみで恒久的な防除ができる
    • イ.クマネズミは毒餌への警戒が弱く喫食が早い
    • ウ.防鼠工事は不要で薬剤防除が最優先である
    • エ.餌・水・隠れ場所の除去と侵入口の遮断を基本とする

    正解:エ.餌・水・隠れ場所の除去と侵入口の遮断を基本とする

    解説:ねずみ防除は環境対策(餌・水・営巣場所の除去)と防鼠工事(侵入口遮断)が基本である。クマネズミは警戒心が強く毒餌喫食が進みにくいため、環境対策と防鼠工事を基本とする4が適切である。

  51. 問51.ゴキブリ類に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.集合フェロモンにより物陰に集合する
    • イ.昼行性で明るい場所を好む
    • ウ.完全変態で蛹の時期がある
    • エ.成虫は単独行動し集合しない

    正解:ア.集合フェロモンにより物陰に集合する

    解説:ゴキブリは夜行性で物陰を好み、集合フェロモンにより集合する。卵・幼虫・成虫の不完全変態で蛹の時期はなく、集合性を利用したベイト剤が有効であるため、集合性を述べた1が適切である。

  52. 問52.ねずみ・衛生害虫の発生予防のための環境的対策に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.餌となる食品残渣の管理を徹底し、発生源を断つ
    • イ.環境的対策よりも殺虫剤・殺鼠剤による化学的防除を最優先する
    • ウ.ねずみの侵入経路となる隙間を金属板等で閉塞する
    • エ.水分や湿気を除去し、生息に適さない環境をつくる

    正解:イ.環境的対策よりも殺虫剤・殺鼠剤による化学的防除を最優先する

    解説:IPM(総合的有害生物管理)では、発生源・侵入経路・生息環境を断つ環境的対策を基本とし、化学的防除は補助的に位置づける。化学的防除を最優先とするのは不適切。食品残渣管理・隙間閉塞・湿気除去はいずれも有効な環境的対策である。

  53. 問53.IPM(総合的有害生物管理)の考え方として、最も適切なものはどれか。

    • ア.許容水準を超えなくても直ちに薬剤散布する
    • イ.定期的な空間散布を最優先する
    • ウ.生息調査に基づき環境対策を基本に薬剤は必要最小限とする
    • エ.評価指標を設けず経験のみで判断する

    正解:ウ.生息調査に基づき環境対策を基本に薬剤は必要最小限とする

    解説:IPMは生息調査・モニタリングに基づき、発生源対策や侵入防止などの環境対策を基本とし、薬剤は効果的に必要最小限用いる。措置水準を超えたら防除するため、環境対策を基本とする3が適切である。

  54. 問54.IPMにおける生息密度水準に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.許容水準は直ちに防除が必要な高密度を指す
    • イ.措置水準は放置してよい低密度を指す
    • ウ.水準の設定は不要である
    • エ.措置水準を超えたら速やかに防除を行う

    正解:エ.措置水準を超えたら速やかに防除を行う

    解説:措置水準は直ちに防除が必要な密度、警戒水準は対策の準備を要する密度、許容水準は当面問題のない低密度である。措置水準超過時は速やかに防除するため、その対応を述べた4が適切である。

  55. 問55.防除に用いる薬剤の製剤・剤形に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.マイクロカプセル剤は有効成分を即効的に放出するため残効性が極めて低い
    • イ.粉剤は有効成分を粉体に吸着させたもので、そのまま散布する
    • ウ.ULV処理は高濃度の薬剤を微量・微粒子で空間散布する方法である
    • エ.乳剤は有効成分を有機溶剤に溶かし乳化剤を加えたもので、水で希釈して使用する

    正解:ア.マイクロカプセル剤は有効成分を即効的に放出するため残効性が極めて低い

    解説:マイクロカプセル剤は有効成分を樹脂膜で包み徐放させる製剤で、残効性が高いのが特徴である。即効的に放出し残効性が低いというのは不適切。乳剤の希釈使用、粉剤の散布、ULVの微量微粒子空間散布はいずれも正しい記述である。

  56. 問56.昆虫成長制御剤(IGR)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.成虫を直ちに殺す速効性が最大の特長である
    • イ.脱皮・変態を阻害して個体群密度を抑える
    • ウ.哺乳類への急性毒性が極めて高い
    • エ.空間散布によるノックダウン効果を主目的とする

    正解:イ.脱皮・変態を阻害して個体群密度を抑える

    解説:IGRは幼若ホルモン様作用やキチン合成阻害により脱皮・変態・羽化を妨げ、次世代の発生を抑える。即効的な致死効果は乏しいが抵抗性対策に有効であるため、発育阻害を述べた2が適切である。

  57. 問57.LD50(半数致死量)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.値が大きいほど毒性が強い
    • イ.値と毒性は無関係である
    • ウ.値が小さいほど毒性が強い
    • エ.単位は%で表される

    正解:ウ.値が小さいほど毒性が強い

    解説:LD50は実験動物の半数を死亡させる体重当たりの用量(mg/kg等)で、値が小さいほど少量で致死し毒性が強い。値の大小と毒性の関係に注意が必要で、小さいほど強いと述べた3が適切である。

  58. 問58.建築物環境衛生管理技術者免状に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.免状は厚生労働大臣が交付する
    • イ.免状を破損・汚損した場合は再交付を申請できる
    • ウ.免状の返納を命じられることがある
    • エ.免状は都道府県知事が交付し、有効期間は5年である

    正解:エ.免状は都道府県知事が交付し、有効期間は5年である

    解説:建築物環境衛生管理技術者免状は厚生労働大臣が交付するもので、有効期間の定めはない。都道府県知事交付・有効期間5年というのは不適切。大臣交付、破損汚損時の再交付申請、返納命令の規定はいずれも正しい記述である。

  59. 問59.特定建築物の維持管理に関する帳簿書類に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

    • ア.帳簿書類は作成後ただちに廃棄してよい
    • イ.設備の点検整備の状況を記載した帳簿書類を備える
    • ウ.平面図・断面図等の建築物の構造を明らかにする書類は永久保存する
    • エ.空気環境の測定結果を記載した帳簿書類は5年間保存する

    正解:ア.帳簿書類は作成後ただちに廃棄してよい

    解説:特定建築物の維持管理に関する帳簿書類は5年間の保存義務があり、ただちに廃棄してはならない。作成後ただちに廃棄してよいというのは不適切。測定結果の5年保存、点検整備状況の記載、構造書類の永久保存はいずれも正しい記述である。

  60. 問60.清掃作業における洗剤の混合に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜると洗浄力が高まり推奨される
    • イ.塩素系と酸性洗剤の併用は有毒ガスが発生し危険である
    • ウ.塩素系と酸性洗剤を混ぜると無害な水になる
    • エ.混合してもガスは一切発生しない

    正解:イ.塩素系と酸性洗剤の併用は有毒ガスが発生し危険である

    解説:塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)と酸性洗剤を混ぜると有毒な塩素ガスが発生し極めて危険である。「まぜるな危険」として併用は禁止されており、危険性を述べた2が適切な記述である。

  61. 問61.建築物衛生法における特定建築物の届出に関する記述として、正しいものはどれか。

    • ア.届出は任意であり義務ではない
    • イ.使用開始後1年以内に厚生労働大臣へ届け出る
    • ウ.該当した日から1か月以内に都道府県知事等へ届け出る
    • エ.届出先は市町村の環境部局である

    正解:ウ.該当した日から1か月以内に都道府県知事等へ届け出る

    解説:特定建築物に該当することとなった日から1か月以内に、都道府県知事(保健所設置市・特別区はその長)へ届け出る義務がある。届出先・期限の点から、1か月以内・知事等とする3が正しい。

  62. 問62.建築物衛生法に基づく帳簿書類に関する記述として、正しいものはどれか。

    • ア.保存義務はなく作成のみでよい
    • イ.空気環境測定の記録は対象外である
    • ウ.保存期間は3か月で足りる
    • エ.原則5年間保存しなければならない

    正解:エ.原則5年間保存しなければならない

    解説:空気環境測定結果や清掃・防除・給水管理等の記録は帳簿書類として備え、原則5年間保存しなければならない。立入検査時の確認等に用いられるため、5年間保存を述べた4が正しい記述である。

  63. 問63.建築物環境衛生管理技術者の職務として、最も適切なものはどれか。

    • ア.維持管理が適正に行われるよう監督し所有者等に意見を述べる
    • イ.清掃作業を自ら毎日実施する義務がある
    • ウ.届出書の受理と立入検査を行う
    • エ.建築確認の審査を行う

    正解:ア.維持管理が適正に行われるよう監督し所有者等に意見を述べる

    解説:管理技術者は維持管理の監督が職務であり、基準不適合があれば所有者等に意見を述べることができ、所有者等はこれを尊重する。届出受理・立入検査は行政の役割であるため監督を述べた1が適切である。

  64. 問64.建築物衛生法に基づく事業の登録制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.登録は厚生労働大臣が行う
    • イ.清掃業やねずみ昆虫等防除業などが都道府県知事の登録対象である
    • ウ.登録には人的・物的基準は不要である
    • エ.登録業種は空気環境測定業の1業種のみである

    正解:イ.清掃業やねずみ昆虫等防除業などが都道府県知事の登録対象である

    解説:建築物衛生法の事業登録制度は、清掃業・空気環境測定業・飲料水貯水槽清掃業・ねずみ昆虫等防除業など複数業種を対象に、人的・物的基準を満たす者を都道府県知事が登録するため、知事登録を述べた2が適切である。

  65. 問65.環境衛生監視員による立入検査に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.立入検査は事前通告なしには一切できない
    • イ.検査結果に基づく改善命令は出せない
    • ウ.必要に応じ特定建築物に立ち入り帳簿等を検査できる
    • エ.立入検査は管理技術者が実施する

    正解:ウ.必要に応じ特定建築物に立ち入り帳簿等を検査できる

    解説:環境衛生監視員等は必要に応じ特定建築物へ立ち入り、維持管理状況や帳簿書類を検査できる。基準不適合があれば改善命令の対象となり得るため、立入検査の権限を述べた3が適切な記述である。

  66. 問66.廃棄物処理法における廃棄物の処理責任に関する記述として、正しいものはどれか。

    • ア.事業系廃棄物に処理責任の規定はない
    • イ.産業廃棄物は市町村が処理責任を負う
    • ウ.一般廃棄物は排出事業者が最終処分まで自ら行う
    • エ.産業廃棄物は排出事業者が自ら適正処理する責任を負う

    正解:エ.産業廃棄物は排出事業者が自ら適正処理する責任を負う

    解説:産業廃棄物は排出事業者責任の原則により、排出事業者が自ら又は許可業者へ委託して適正に処理する責任を負う。一般廃棄物の処理責任は市町村にあるため、排出事業者責任を述べた4が正しい。

  67. 問67.水道法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.給水栓における遊離残留塩素は0.1mg/L以上を保持する
    • イ.水質基準に一般細菌・大腸菌の項目は含まれない
    • ウ.残留塩素の保持義務はない
    • エ.水道法は下水の排除のみを規定する

    正解:ア.給水栓における遊離残留塩素は0.1mg/L以上を保持する

    解説:水道法に基づき給水栓の水の遊離残留塩素は0.1mg/L以上(結合残留塩素は0.4mg/L以上)保持する。水質基準には一般細菌・大腸菌が含まれるため、残留塩素基準を述べた1が適切である。

  68. 問68.下水道法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.飲料水の水質基準を定める法律である
    • イ.下水道の整備による都市の健全な発達と公衆衛生の向上等を目的とする
    • ウ.大気汚染物質の排出を規制する法律である
    • エ.産業廃棄物の最終処分場を規制する法律である

    正解:イ.下水道の整備による都市の健全な発達と公衆衛生の向上等を目的とする

    解説:下水道法は、下水道の整備を図り、都市の健全な発達と公衆衛生の向上、公共用水域の水質保全に資することを目的とする。飲料水水質は水道法、大気は大気汚染防止法が扱うため2が適切である。

  69. 問69.労働安全衛生法(事務所衛生基準規則)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.飲料水の塩素消毒のみを規定する
    • イ.建築物の確認申請を規定する法律である
    • ウ.事務室の二酸化炭素濃度の管理基準が定められている
    • エ.特定建築物の届出を規定する法律である

    正解:ウ.事務室の二酸化炭素濃度の管理基準が定められている

    解説:労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則では、事務室の二酸化炭素濃度等の管理基準が定められている。確認申請は建築基準法、特定建築物の届出は建築物衛生法であるため、CO2基準を述べた3が適切である。

  70. 問70.感染症法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.水道水の水質基準を定める法律である
    • イ.建築物の清掃頻度を直接定める法律である
    • ウ.産業廃棄物のマニフェストを規定する法律である
    • エ.感染症の予防と患者に対する医療等を体系的に定める法律である

    正解:エ.感染症の予防と患者に対する医療等を体系的に定める法律である

    解説:感染症法は感染症の発生予防・まん延防止と患者の医療等を総合的に定める法律で、感染症を危険性に応じ類型化している。清掃頻度や水質基準は他法令の所管であるため、予防と医療を述べた4が適切である。

  71. 問71.カーペット清掃に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.ドライ法は水分使用量が少なく乾燥が速いため日常の部分清掃に適する
    • イ.パイル奥のほこりは真空掃除機では除去できない
    • ウ.エクストラクション法は全く水を使わない
    • エ.ドライ法は大量の水を散布する湿式法である

    正解:ア.ドライ法は水分使用量が少なく乾燥が速いため日常の部分清掃に適する

    解説:カーペットのドライ法(粉末・発泡等)は水分使用が少なく乾燥が速いため、日常的な部分清掃に適する。エクストラクション法は洗剤液を噴射・吸引する湿式であるため、ドライ法の特性を述べた1が適切である。

  72. 問72.ほこり(粉じん)の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。

    • ア.微小な粒子ほど沈降速度が小さく長く浮遊する
    • イ.大粒子ほど浮遊時間が長く除去が困難である
    • ウ.HEPAフィルターは微粒子の捕集に有効である
    • エ.粒径が小さいほど付着力が相対的に大きく除去しにくい

    正解:イ.大粒子ほど浮遊時間が長く除去が困難である

    解説:誤り。大粒子は沈降が速く浮遊時間が短い。長く浮遊し除去が難しいのは微小粒子である。微粒子ほど付着力が相対的に大きく、HEPAは微粒子捕集に有効であるため、大粒子を述べた2が誤りである。

  73. 問73.防鼠工事(侵入防止)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.2cm程度のすき間は塞がなくてよい
    • イ.侵入口の遮断より殺鼠剤散布を優先する
    • ウ.配管貫通部やすき間を金網・パテ等でふさぐ
    • エ.防鼠工事は環境対策と無関係である

    正解:ウ.配管貫通部やすき間を金網・パテ等でふさぐ

    解説:防鼠工事は配管貫通部・扉下・通気口等のすき間を金網・金属板・パテ等でふさぎ、侵入を物理的に遮断するもので、環境対策とともにIPMの基本である。よって侵入口を塞ぐと述べた3が適切である。

  74. 問74.次の衛生害虫と被害の組合せとして、誤っているものはどれか。

    • ア.トコジラミ ― 吸血によるかゆみ
    • イ.ヒョウヒダニ ― アレルゲンとなる
    • ウ.ユスリカ ― アレルゲンとなり大量発生で不快
    • エ.トコジラミ ― 植物の樹液を吸う植食性で人に無害

    正解:エ.トコジラミ ― 植物の樹液を吸う植食性で人に無害

    解説:誤り。トコジラミはヒトを吸血する害虫であり、植食性で無害というのは誤りである。ヒョウヒダニやユスリカはアレルゲン源となるため、トコジラミを無害とする4が誤りである点を押さえる。

  75. 問75.床材の分類に関する記述として、誤っているものはどれか。

    • ア.コンクリートは弾性床材に分類される
    • イ.大理石は硬性(石質)床材に分類される
    • ウ.塩化ビニル系タイルは弾性床材に分類される
    • エ.リノリウムは弾性床材に分類される

    正解:ア.コンクリートは弾性床材に分類される

    解説:誤り。コンクリートは硬性床材に分類される。塩化ビニル系タイルやリノリウムは弾性床材、大理石は硬性(石質)床材であるため、コンクリートを弾性とする1が誤りで床材分類に応じ清掃法を選ぶ。