建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)「給水及び排水の管理・発展問題」の一問一答
📖 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)「給水及び排水の管理・発展問題」の全75問と解説(一覧)
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の給水及び排水の管理・発展問題に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.事務所建築における設計用給水量は、在勤者1人1日当たり概ね60〜100L程度を標準とする。
正解:○(正しい)
解説:事務所建築の設計給水量は在勤者1人1日当たり60〜100L程度を標準とし、これに有効面積当たりの在勤密度を乗じて1日使用水量を算定する。用途別に住宅・ホテル・学校等で原単位が異なる。
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問2.受水槽の有効容量は、一般に1日使用水量の4/10〜6/10程度(半日分程度)とする。
正解:○(正しい)
解説:水道事業者の設計基準では、受水槽の有効容量を1日使用水量の4/10〜6/10程度とするのが一般的である。大きすぎると滞留して残留塩素が減り水質が悪化し、小さすぎると断水時などに対応できない。
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問3.ポンプ直送方式は、受水槽の水を直送ポンプで加圧して各所へ供給し、高置水槽を必要としない方式である。
正解:○(正しい)
解説:ポンプ直送方式は受水槽の水を直送ポンプ(変速・台数制御等)で加圧供給する方式で、高置水槽を設けず屋上荷重や水質滞留の問題を軽減できる。使用量に応じてポンプを制御する。
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問4.給水管内の流速は、過大にすると流水音やウォーターハンマー、管の摩耗の原因となるため、一般に2.0m/s程度以下に抑える。
正解:○(正しい)
解説:給水管内流速が過大だと流水音・ウォーターハンマー・エロージョン(管内面の摩耗腐食)を招くため、一般に2.0m/s程度以下(おおむね0.9〜1.8m/s)に設計する。流速抑制は配管保護に重要である。
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問5.揚水ポンプの全揚程は、実揚程に配管・継手・弁類の摩擦損失水頭と末端必要圧力相当の水頭を加えて求める。
正解:○(正しい)
解説:ポンプ全揚程は実揚程(吸込・吐出の高低差)に管摩擦損失水頭、局部損失、末端で必要な吐出圧相当の水頭を加算して算定する。これにより必要なポンプ能力(揚程・吐出量)を決定する。
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問6.大便器洗浄弁(フラッシュバルブ)の最低必要給水圧力は、一般に70kPa(約0.07MPa)程度である。
正解:○(正しい)
解説:大便器洗浄弁の最低必要圧力は約70kPa(0.07MPa)と他の器具より高い。一般水栓は約30kPaで足りるが、洗浄弁は瞬間的に大流量を必要とするため高い給水圧を確保する必要がある。
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問7.給水栓における残留塩素濃度は、平常時は遊離残留塩素0.1mg/L以上を保持しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:建築物衛生法に基づき給水栓での遊離残留塩素は平常時0.1mg/L以上(結合残留塩素では0.4mg/L以上)を保持する。供給が病原生物等に汚染されるおそれがある場合は0.2mg/L以上に引き上げる。
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問8.クロスコネクションとは、上水給水系統と井水・雑用水・排水等の他系統が配管で直接接続されてしまうことをいい、逆止弁を介しても認められない。
正解:○(正しい)
解説:クロスコネクションは飲料水系統と他系統の直接接続で、水道法で禁止される。逆止弁を介した接続も認められず、汚染水が上水へ流入する重大事故を招くため物理的に分離しなければならない。
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問9.逆サイホン作用とは、給水管内に生じた負圧により、水受け容器中の汚水が吐水口を通じて給水管側へ逆流する現象である。
正解:○(正しい)
解説:逆サイホン作用は給水管内が負圧になったとき、いったん吐水された水や容器内の汚水が吐水口から給水管へ吸い戻される現象。吐水口空間の確保やバキュームブレーカ設置で防止する。
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問10.大便器洗浄弁には、逆サイホン作用による汚水の逆流を防ぐため、大気圧式バキュームブレーカを設けることが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:大便器洗浄弁は便器と直結し吐水口空間を確保できないため、大気圧式バキュームブレーカを設けて負圧時の逆サイホン作用による汚水逆流を防止する。器具に応じた逆流防止が求められる。
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問11.受水槽は、水の滞留による水質悪化を防ぐため、流入口と流出口をできるだけ離して短絡(ショートサーキット)を防ぐ配置とする。
正解:○(正しい)
解説:受水槽は流入口と流出口を対角等に離して配置し、水が槽内を循環せず短絡して滞留する死水域の発生を防ぐ。滞留は残留塩素低下や細菌繁殖の原因となるため水の入れ替わりを確保する。
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問12.受水槽の天井・底・周壁は、建築物の躯体と兼用してはならず、6面すべてから点検できる構造とする。
正解:○(正しい)
解説:建築物内に設ける飲料用受水槽は躯体と兼用せず独立構造とし、上部(天板上)1m以上・側面と底部60cm以上の保守スペースを確保して6面点検できるようにする(昭和50年建設省告示1597号)。上部だけ1m・他面0.6mである点に注意。汚染防止と保守性確保のための基準である。
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問13.中央式給湯方式は、機械室等に加熱装置と貯湯槽を設け、循環配管で建物各所へ湯を供給する方式で大規模建築物に適する。
正解:○(正しい)
解説:中央式給湯方式はボイラ・貯湯槽を集中設置し循環ポンプで配管網に湯を供給する方式。大規模建築物やホテル等に適し、各所で待たずに湯が出る利点があるが、配管熱損失やレジオネラ対策が必要となる。
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問14.レジオネラ属菌対策として、中央式給湯設備の貯湯槽内は60℃以上に維持し、ピーク使用時でも給湯温度を55℃以上に保つことが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:レジオネラ属菌は20〜50℃で繁殖するため、貯湯槽内は60℃以上、末端給湯温度も55℃以上を保つ。配管末端での温度低下を防ぐため循環方式とし、滞留部をなくすことが対策上重要である。
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問15.給湯配管に銅管を用いる場合、流速が過大だと潰食(エロージョン・コロージョン)を生じやすいため、流速を1.5m/s程度以下に抑える。
正解:○(正しい)
解説:銅管は流速過大により管内面の保護皮膜が剥離し潰食(エロージョン・コロージョン)を起こしやすい。給湯循環系では流速を1.5m/s程度以下(一般に1.2m/s以下)に抑えて損傷を防ぐ。
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問16.排水トラップは、封水によって排水管内の臭気や害虫、有毒ガスが室内へ侵入するのを防ぐ役割を持つ。
正解:○(正しい)
解説:排水トラップは封水(水のたまり)により排水管側と室内側を遮断し、下水臭気・害虫・有毒ガスの室内侵入を防ぐ。封水深さは50〜100mmを標準とし、破封しないよう管理する。
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問17.排水トラップの破封原因のうち「自己サイホン作用」は、満水状態で流下した排水自身がサイホンを形成してトラップ封水を吸い出す現象である。
正解:○(正しい)
解説:自己サイホン作用は、洗面器等で器具排水が満流で流下する際、その排水自身がサイホンを形成し封水を吸引して破封する現象。Sトラップで起こりやすく、適切な通気で防止する。
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問18.毛管現象による破封は、トラップのウェア部に毛髪や繊維くずがかかり、その毛管作用で封水が少しずつ吸い出される現象である。
正解:○(正しい)
解説:毛管現象による破封は、トラップあふれ部(ウェア)に毛髪・糸くず等がまたがり、毛管作用で封水が徐々に吸い上げられて失われる現象である。日常の異物除去清掃により防止する。
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問19.通気管の主な目的は、トラップの封水を保護し、排水管内の圧力変動を緩和して排水を円滑にすることである。
正解:○(正しい)
解説:通気管は排水管内に外気を導入して圧力変動(正圧・負圧)を緩和し、トラップ封水の破封を防ぐとともに排水の流れを円滑にする。このため排水と通気は常に一体で設計する必要がある。
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問20.高置水槽の有効容量は、一般に1日使用水量の1/2程度を標準として算定する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは高置水槽の有効容量は1日使用水量のおおむね1/10程度を標準とする。受水槽が約4/10であるのに対し高置水槽は小さく、ピーク時の供給とポンプ発停回数の抑制を目的とする。
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問21.圧力タンク方式は、タンク内の空気を圧縮してその圧力で給水する方式であり、給水圧力の変動が小さく一定に保ちやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは圧力タンク方式はタンク内空気圧の上下限間で運転するため給水圧力の変動が比較的大きい。空気補給も必要で、近年は変速ポンプ直送方式に置き換わる傾向にある。
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問22.ウォーターハンマー防止のため、水撃防止器(エアチャンバ等)は、急閉する弁から遠い位置にまとめて設置するのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは水撃防止器は急閉弁(電磁弁・洗浄弁等)のできるだけ近傍に設置する。発生源に近いほど圧力上昇を効果的に吸収でき、遠方へまとめて設置すると効果が大きく低下する。
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問23.汚染のおそれが生じた場合等の措置として、給水栓における遊離残留塩素は0.05mg/L以上を保持すればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは供給する水が病原生物に汚染される等のおそれがある場合は、遊離残留塩素0.2mg/L以上(結合残留塩素1.5mg/L以上)を保持する。平常時の0.1mg/Lより高い基準が課される。
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問24.残留塩素はpHが高いほど(アルカリ側ほど)次亜塩素酸の割合が増し、消毒効果が高まる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは消毒力の強い次亜塩素酸(HOCl)の割合はpHが低い(酸性側)ほど増す。pHが高くなると次亜塩素酸イオン(OCl⁻)が優勢となり消毒効果は低下する。
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問25.バキュームブレーカは、給水管内に正圧が生じたときに自動的に作動して逆流を防止する器具である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはバキュームブレーカは給水管内に負圧が生じたとき空気を吸入して負圧を破壊し、逆サイホン作用による逆流を防止する。正圧時ではなく負圧時に作動する点が重要である。
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問26.散水・修景・清掃の用に供する雑用水は、し尿を含む水を原水として用いてもよい。
正解:×(誤り)
解説:建築物衛生法施行規則4条の2第1項3号イにより、散水・修景・清掃の用に供する雑用水は、し尿を含む水を原水として用いてはならない。この制限は水洗便所用の雑用水(同項4号)には定められていない。
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問27.貯水槽のオーバーフロー管および通気管の開口部には、防虫網を設けないほうが通気を確保できてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはオーバーフロー管・通気管の開口部には防虫網(防虫金網)を設け、虫やほこり、小動物の侵入を防ぐ。開口部の管理不備は水質汚染の原因となるため適切に保護する。
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問28.給湯設備で使用する水は加熱により溶存気体が分離し、また配管材料の腐食が水温上昇とともに緩やかになる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは水温上昇により溶存酸素は分離・放出されるが、一般に金属配管の腐食速度は水温が高いほど促進される。給湯系は冷水系より腐食しやすく、適切な配管材料選定が必要である。
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問29.逃し管(膨張管)は、加熱による湯の膨張圧を逃がすために設け、その先端には保守用の仕切弁を設けて閉止できるようにする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは逃し管(膨張管)には弁を設けてはならない。弁を閉じると膨張圧の逃げ場がなくなり貯湯槽破裂等の危険が生じる。逃し管は膨張水槽等へ開放し常時機能させる。
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問30.蒸発による破封は、長期間使用しない器具のトラップ封水が自然に蒸発して失われる現象で、これは封水深を浅くすることで防止できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは封水を浅くすると蒸発による破封はかえって起こりやすくなる。長期不使用器具では封水蒸発を防ぐため定期的に注水するか、封水補給機構付きトラップを用いる。
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問31.水洗便所の用に供する雑用水は、濁度についても2か月以内ごとに1回検査しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:建築物衛生法施行規則4条の2第1項4号により、水洗便所用の雑用水はpH値・臭気・外観(7日以内ごと)と大腸菌(2か月以内ごと)を検査する。濁度(2度以下・2か月以内ごと)は散水・修景・清掃用の雑用水に適用される(同項3号)。
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問32.排水横管の最小勾配は、管径が大きいほど大きくとる必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは管径が大きいほど最小勾配は小さくてよい。例えば管径65mm以下は1/50、100mmは1/100程度。流速0.6〜1.5m/sを確保できる勾配とし、緩すぎても急すぎても不適である。
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問33.ビルピット臭気(排水槽からの硫化水素等の悪臭)対策として、排水槽の清掃は3年以内ごとに1回行えばよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは排水槽の清掃は6か月以内ごとに1回行う。長期滞留は嫌気性分解により硫化水素等の悪臭・腐食ガスを発生させるため、貯水槽(1年)より頻度が高く定められている。
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問34.グリース阻集器は、捕集した油脂や堆積残渣を年1回程度除去すれば性能を維持できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはグリース阻集器の油脂・残渣の除去は日常的(おおむね数日〜1週間ごと、堆積物は適宜)に行う必要がある。放置すると分離性能が低下し排水管閉塞や悪臭の原因となる。
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問35.酸素欠乏症等防止規則では、空気中の硫化水素の濃度が100万分の100を超える状態を「酸素欠乏等」に含めている。
正解:×(誤り)
解説:酸素欠乏症等防止規則2条2号により、「酸素欠乏等」は酸素濃度18%未満の状態又は硫化水素濃度が100万分の10を超える状態をいう。第二種酸素欠乏危険作業の場所では酸素18%以上かつ硫化水素100万分の10以下に保つよう換気する(5条1項)。
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問36.雨水利用設備において、集水した雨水は初期降雨をそのまま貯留槽へ導くことで水質を確保する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは降り始めの雨(初期雨水)は屋根面のほこり・汚れを多く含むため初期雨水カット(除去)を行い、その後の比較的清浄な雨水を貯留する。初期雨水の混入は水質悪化を招く。
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問37.合併処理浄化槽は、し尿のみを処理し、生活雑排水は処理せずに放流する浄化槽である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは合併処理浄化槽はし尿と生活雑排水(台所・風呂等)を併せて処理する。し尿のみを処理する単独処理浄化槽は新設禁止で、現在の浄化槽法では合併処理浄化槽が原則である。
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問38.BOD(生物化学的酸素要求量)は、水中の有機汚濁の指標で、値が大きいほど水質が清浄であることを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはBODは有機物分解に微生物が消費する酸素量で、値が大きいほど有機汚濁が著しく水質が悪いことを示す。放流水のBODは小さいほど処理性能が良好である。
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問39.次のうち、水道直結増圧方式の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.受水槽の水を屋上タンクへ揚水し重力で給水する方式
- イ.配水管に増圧ポンプを直結し受水槽を設けず直接給水する方式
- ウ.圧力タンク内の空気圧を利用して給水する方式
- エ.井水を浄化して飲料水として供給する方式
正解:イ.配水管に増圧ポンプを直結し受水槽を設けず直接給水する方式
解説:水道直結増圧方式は、配水管に増圧ポンプを直結し受水槽を介さず中層建築物まで直接給水する方式である。受水槽の水質滞留問題を回避できる。受水槽方式や高置水槽方式とは区別される。
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問40.受水槽の有効容量の標準として最も適切なものはどれか。
- ア.1日使用水量の約1/10
- イ.1日使用水量の約8/10
- ウ.1日使用水量の約1/2
- エ.1日使用水量と同量
正解:ウ.1日使用水量の約1/2
解説:受水槽の有効容量は、計画一日使用水量の4/10〜6/10程度(おおむね半日分)を標準とし、容量の計算でも5/10として求めることが多い。1/10程度は高置水槽の有効容量の標準で、受水槽とは別のものである。8/10や1日分と同量は標準より大きく、使用水量が同じなら受水槽に水がとどまる時間が長くなる。受水槽は4/10〜6/10、高置水槽は1/10、と対にして覚えるとよい。
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問41.高置水槽の有効容量の標準として最も適切なものはどれか。
- ア.1日使用水量の約6/10
- イ.1日使用水量の約4/10
- ウ.1日使用水量の約1倍
- エ.1日使用水量の約1/10
正解:エ.1日使用水量の約1/10
解説:高置水槽の有効容量は1日使用水量のおおむね1/10程度を標準とする。ピーク時供給とポンプ発停回数抑制が目的で、受水槽(約4/10)より小さく設定するのが一般的である。
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問42.給水管内の設計流速の上限として一般に推奨される値はどれか。
- ア.2.0m/s程度以下
- イ.10m/s程度以下
- ウ.5.0m/s程度以下
- エ.0.2m/s程度以下
正解:ア.2.0m/s程度以下
解説:給水管内流速は過大だと流水音・ウォーターハンマー・エロージョンを招くため、一般に2.0m/s程度以下に抑える。極端に小さい値では配管が過大となり、大きい値では管を傷めるため不適である。
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問43.大便器洗浄弁(フラッシュバルブ)の最低必要給水圧力として最も適切なものはどれか。
- ア.約30kPa
- イ.約70kPa
- ウ.約10kPa
- エ.約300kPa
正解:イ.約70kPa
解説:大便器洗浄弁の最低必要圧力は約70kPa(0.07MPa)で、一般水栓の約30kPaより高い。瞬間的に大流量を要するため、ほかの器具より高めの給水圧を確保する必要がある。
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問44.残留塩素の消毒力に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.pHが高いほど消毒力の強い次亜塩素酸が増える
- イ.結合残留塩素は遊離残留塩素より消毒力が強い
- ウ.pHが低いほど消毒力の強い次亜塩素酸が増える
- エ.水温が低いほど消毒効果は高くなる
正解:ウ.pHが低いほど消毒力の強い次亜塩素酸が増える
解説:消毒力の強い次亜塩素酸(HOCl)の割合はpHが低い(酸性側)ほど高まる。pHが高いと次亜塩素酸イオンが優勢で消毒力は低下する。遊離残留塩素は結合残留塩素より消毒力が強い。
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問45.地下水を水源として飲料水を供給する特定建築物で、四塩化炭素・トリクロロエチレン・ベンゼンなどの有機化学物質の水質検査を行う頻度として規則に定められているものはどれか。
- ア.1年以内ごとに1回
- イ.3年以内ごとに1回
- ウ.5年以内ごとに1回
- エ.10年以内ごとに1回
正解:イ.3年以内ごとに1回
解説:建築物衛生法施行規則4条1項4号ニにより、地下水等を水源とする場合、四塩化炭素・ジクロロエチレン・ジクロロメタン・テトラクロロエチレン・トリクロロエチレン・ベンゼン・フェノール類(水質基準省令の表14・16〜19・21・46項)は3年以内ごとに1回検査する。給水開始前には全項目を検査する(同号イ)。
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問46.バキュームブレーカの作動原理として正しいものはどれか。
- ア.負圧時に空気を吸入して逆サイホン作用を防ぐ
- イ.流量過大時に流路を絞る
- ウ.高温時に湯を逃がして圧力を下げる
- エ.正圧時に弁を閉じて逆流を防ぐ
正解:ア.負圧時に空気を吸入して逆サイホン作用を防ぐ
解説:バキュームブレーカは給水管内が負圧になったとき空気を吸入して負圧を破壊し、逆サイホン作用による汚水の逆流を防止する器具である。正圧時や温度・流量で作動するものではない。
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問47.給水栓における水の残留塩素を結合残留塩素で保持する場合、平常時に保持すべき含有率として規則に定められているものはどれか。
- ア.100万分の0.1以上
- イ.100万分の0.4以上
- ウ.100万分の1.0以上
- エ.100万分の1.5以上
正解:イ.100万分の0.4以上
解説:建築物衛生法施行規則4条1項1号により、給水栓の水は遊離残留塩素100万分の0.1以上(結合残留塩素の場合は100万分の0.4以上)を保持する。病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合等は遊離0.2以上(結合1.5以上)。
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問48.飲料用受水槽の保守スペースに関する基準として正しいものはどれか。
- ア.上部・側面・底部とも10cm以上あればよい
- イ.建築物の躯体を底面として兼用してよい
- ウ.上部100cm(1m)以上、側面・底部とも60cm以上を確保する
- エ.点検口は不要である
正解:ウ.上部100cm(1m)以上、側面・底部とも60cm以上を確保する
解説:飲料用受水槽は建築物の躯体を兼用せず、上部100cm(1m)以上、側面・底部とも60cm以上の保守点検スペースを確保して6面点検できる構造とする(上部はマンホールの開閉やボールタップ交換のため1m以上)。この寸法は建築基準法施行令129条の2の4第2項5号の委任を受けた昭和50年建設省告示1597号が定めるもので、狭すぎる離隔は保守不能となり不適である。
根拠: 建築基準法施行令 第129条の2の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問49.建築物に設ける飲料水の給水タンク等(小規模なものを除く)に設けるマンホールの大きさとして、昭和50年建設省告示第1597号に定められているものはどれか。
- ア.直径45cm以上の円が内接することができるもの
- イ.直径60cm以上の円が内接することができるもの
- ウ.直径75cm以上の円が内接することができるもの
- エ.直径90cm以上の円が内接することができるもの
正解:イ.直径60cm以上の円が内接することができるもの
解説:昭和50年建設省告示第1597号により、給水タンク等のマンホールは直径60cm以上の円が内接することができるものとし、圧力タンク等を除き、ほこりその他衛生上有害なものが入らないよう有効に立ち上げる。外部から内部の保守点検を容易かつ安全に行える小規模なものは除かれる。排水槽のマンホールも同じく直径60cm以上である。
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問50.給湯設備の逃し管(膨張管)に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.弁を設けず常時開放状態とする
- イ.逆止弁を設けて逆流を防ぐ
- ウ.減圧弁を設けて圧力を一定に保つ
- エ.保守用の仕切弁を設けて閉止できるようにする
正解:ア.弁を設けず常時開放状態とする
解説:逃し管(膨張管)には原則として弁を設けてはならない。弁を閉じると加熱による膨張圧の逃げ場がなくなり貯湯槽破裂等の危険がある。膨張水槽等へ開放し常時機能させる必要がある。
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問51.排水トラップの封水深さの標準範囲として正しいものはどれか。
- ア.10mm以上30mm以下
- イ.50mm以上100mm以下
- ウ.150mm以上200mm以下
- エ.200mm以上300mm以下
正解:イ.50mm以上100mm以下
解説:昭和50年建設省告示第1597号 第二 三 ニにより、排水トラップの深さ(封水深)は5センチメートル以上10センチメートル以下(阻集器を兼ねる排水トラップは5センチメートル以上)とされている。10mm以上30mm以下は下限の50mmに届かず、150mm以上200mm以下・200mm以上300mm以下は上限の100mmを超える。
根拠: 建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件(昭和50年建設省告示第1597号) 第二 三 ニ(排水トラップの深さ)
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問52.排水トラップの破封原因に関する組合せとして正しいものはどれか。
- ア.蒸発 ― 満水流下による封水吸引
- イ.自己サイホン作用 ― 長期不使用による乾燥
- ウ.毛管現象 ― 毛髪等が封水を吸い出す
- エ.誘導サイホン作用 ― 異物付着による吸い上げ
正解:ウ.毛管現象 ― 毛髪等が封水を吸い出す
解説:毛管現象は毛髪・繊維くずがトラップあふれ部にまたがり毛管作用で封水を吸い出す破封現象である。自己サイホンは満流排水による吸引、蒸発は長期不使用が原因で、それぞれ機序が異なる。
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問53.建築基準法施行令で、給水管が準耐火構造の防火区画等を貫通する場合(管の外径又は大臣認定による場合を除く)、不燃材料で造らなければならない範囲はどれか。
- ア.貫通する部分のみ
- イ.貫通する部分及びその両側1m以内の部分
- ウ.貫通する部分及びその両側2m以内の部分
- エ.貫通する部分及びその両側3m以内の部分
正解:イ.貫通する部分及びその両側1m以内の部分
解説:建築基準法施行令129条の2の4第1項7号イにより、貫通する部分及びその両側1m以内の部分を不燃材料で造る。外径が大臣の定める数値未満の管(同号ロ)や大臣認定の管(同号ハ)でもよい。
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問54.排水横管の勾配に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.管径が大きいほど最小勾配は小さくてよい
- イ.勾配は緩いほど固形物の搬送に有利
- ウ.勾配は急なほど排水性能が高い
- エ.管径が大きいほど勾配を大きくとる
正解:ア.管径が大きいほど最小勾配は小さくてよい
解説:排水横管は管径が大きいほど最小勾配を小さくできる。流速0.6〜1.5m/sを確保する勾配とし、急すぎると固形物が取り残され、緩すぎると流速不足で堆積するため適正勾配とする。
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問55.排水槽の清掃の法定頻度として正しいものはどれか。
- ア.1か月以内ごとに1回
- イ.6か月以内ごとに1回
- ウ.1年以内ごとに1回
- エ.2年以内ごとに1回
正解:イ.6か月以内ごとに1回
解説:排水槽の清掃は6か月以内ごとに1回行う。長期滞留は嫌気性分解により硫化水素等の悪臭・腐食ガスを発生させるため、貯水槽(1年以内ごと)より高い頻度で実施するよう定められている。
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問56.排水槽の底部に設ける吸込みピットへの勾配として適切なものはどれか。
- ア.1/100以上1/50以下
- イ.1/50以上1/20以下
- ウ.1/15以上1/10以下
- エ.1/5以上1/2以下
正解:ウ.1/15以上1/10以下
解説:排水槽底部は吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の下り勾配を設け、汚泥堆積を防いでポンプで吸い込みやすくする。勾配が緩すぎても急すぎても汚泥が残り適切でない。
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問57.グリース阻集器の油脂・残渣の除去頻度として最も適切なものはどれか。
- ア.年1回程度
- イ.2年に1回程度
- ウ.10年に1回程度
- エ.おおむね数日〜1週間ごとに適宜
正解:エ.おおむね数日〜1週間ごとに適宜
解説:グリース阻集器の油脂・残渣除去は日常的(おおむね数日〜1週間ごと、堆積物は適宜)に行う。放置すると分離性能低下や排水管閉塞・悪臭の原因となる。年1回では不十分である。
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問58.便所洗浄用に用いる雑用水の水質基準として正しいものはどれか。
- ア.遊離残留塩素0.1mg/L以上・大腸菌不検出等の基準を満たす
- イ.水質基準は一切定められていない
- ウ.残留塩素は不要で大腸菌のみ規定される
- エ.飲料水と全く同一の水質基準を満たす
正解:ア.遊離残留塩素0.1mg/L以上・大腸菌不検出等の基準を満たす
解説:便所洗浄用雑用水は遊離残留塩素0.1mg/L以上、大腸菌不検出、pH5.8〜8.6、臭気・外観異常なし等の基準を満たす。飲料水と同一基準ではなく、用途別に区分される。
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問59.雨水利用設備における初期雨水の取扱いとして正しいものはどれか。
- ア.初期雨水をそのまま貯留槽へ導く
- イ.初期雨水をカットし以降の雨水を貯留する
- ウ.初期雨水のみを選択的に飲料利用する
- エ.初期雨水を加熱殺菌してから飲用する
正解:イ.初期雨水をカットし以降の雨水を貯留する
解説:降り始めの雨(初期雨水)は屋根面のほこり・汚れを多く含むため初期雨水カットを行い、その後の比較的清浄な雨水を貯留する。初期雨水をそのまま貯留すると水質が悪化する。
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問60.合併処理浄化槽に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.し尿のみを処理し雑排水は未処理放流する
- イ.雨水のみを処理する設備である
- ウ.し尿と生活雑排水を併せて処理する
- エ.工場排水専用の処理設備である
正解:ウ.し尿と生活雑排水を併せて処理する
解説:合併処理浄化槽はし尿と生活雑排水を併せて処理する設備である。し尿のみを処理する単独処理浄化槽は現在新設が禁止されており、現行の浄化槽法では合併処理浄化槽が原則とされている。
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問61.排水・浄化槽の水質指標であるBODの説明として正しいものはどれか。
- ア.水中の浮遊固形物量を表す指標
- イ.水素イオン濃度を表す指標
- ウ.水温の高低を表す指標
- エ.有機物分解に微生物が消費する酸素量を表す指標
正解:エ.有機物分解に微生物が消費する酸素量を表す指標
解説:BOD(生物化学的酸素要求量)は有機物分解に微生物が消費する酸素量で、値が大きいほど有機汚濁が著しい。SSは浮遊物質量、pHは水素イオン濃度であり指標が異なる。
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問62.屋内消火栓設備の1号消火栓と2号消火栓の防護半径(水平距離)の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.1号25m以下/2号15m以下
- イ.1号50m以下/2号30m以下
- ウ.1号10m以下/2号20m以下
- エ.1号15m以下/2号25m以下
正解:ア.1号25m以下/2号15m以下
解説:1号消火栓は水平距離25m以下(消防法施行令11条3項1号イ)、2号消火栓は15m以下(同項2号イ(1))である。2号は放水量が少なく1人で操作でき、防護範囲も小さい。両者の数値や操作人数を取り違えないことが重要である。
根拠: 消防法施行令 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問63.閉鎖型スプリンクラーヘッドの作動方式として正しいものはどれか。
- ア.手動弁を開いて放水する
- イ.火災熱で感熱部が作動し自動放水する
- ウ.全ヘッドが同時に一斉放水する
- エ.煙感知器が直接ヘッドを開放する
正解:イ.火災熱で感熱部が作動し自動放水する
解説:閉鎖型スプリンクラーヘッドは火災熱で感熱部(ヒュージブルリンクやグラスバルブ)が破壊・溶融して開放し、火点付近のヘッドのみ自動放水する。手動操作や全ヘッド一斉放水ではない。
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問64.水質基準に関する省令で、一般細菌の基準として定められているものはどれか。
- ア.1mLの検水で形成される集落数が10以下
- イ.1mLの検水で形成される集落数が100以下
- ウ.1mLの検水で形成される集落数が1000以下
- エ.検出されないこと
正解:イ.1mLの検水で形成される集落数が100以下
解説:水質基準に関する省令の表1項により、一般細菌は1mLの検水で形成される集落数が100以下。大腸菌は「検出されないこと」(同表2項)。
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問65.間接排水とする目的として最も適切なものはどれか。
- ア.排水を高速で流して管を洗浄するため
- イ.排水温度を下げるため
- ウ.排水音を大きくして異常を知らせるため
- エ.排水管からの逆流による汚染を防ぐため
正解:エ.排水管からの逆流による汚染を防ぐため
解説:間接排水は排水口空間を設けて排水管へ直結せず大気に開放することで、排水管側からの逆流による汚染を防ぐ方式である。冷蔵庫・製氷機・医療機器等の衛生確保に用いられる。
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問66.異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.卑な金属側が陽極となり腐食が促進される
- イ.乾燥状態でも電解質なしに進行する
- ウ.同種金属同士でのみ発生する
- エ.貴な金属側が陽極となり激しく腐食する
正解:ア.卑な金属側が陽極となり腐食が促進される
解説:異種金属接触腐食は電位差のある異種金属が水を介し接触したとき、卑な(電位の低い)金属が陽極となって腐食が促進される現象である。絶縁継手で直接接触を避けることで防止する。
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問67.ポンプ全揚程の算定に含めるべき要素の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.実揚程のみ
- イ.実揚程+摩擦損失水頭+末端必要圧相当水頭
- ウ.末端必要圧相当水頭のみ
- エ.管径と流速のみ
正解:イ.実揚程+摩擦損失水頭+末端必要圧相当水頭
解説:ポンプ全揚程は実揚程(高低差)に管摩擦損失水頭・局部損失と末端必要圧相当の水頭を加算して求める。実揚程のみや末端圧力を無視した算定では、必要な給水能力を満たせない。
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問68.建築物衛生法施行規則で、散水、修景又は清掃の用に供する雑用水について定められている水質の基準として、正しいものはどれか。
- ア.濁度は5度以下であること
- イ.pH値は5.8以上8.6以下であること
- ウ.大腸菌は1mL中100個以下であること
- エ.遊離残留塩素を100万分の0.05以上に保持すること
正解:イ.pH値は5.8以上8.6以下であること
解説:建築物衛生法施行規則4条の2第1項3号ロは、散水、修景又は清掃の用に供する雑用水の基準を、pH値5.8以上8.6以下、臭気が異常でないこと、外観がほとんど無色透明であること、大腸菌が検出されないこと、濁度2度以下と定めている。遊離残留塩素は、同項1号により給水栓における水で平常時100万分の0.1(結合残留塩素の場合は100万分の0.4)以上に保持する。したがって、濁度5度以下、大腸菌1mL中100個以下、遊離残留塩素100万分の0.05以上は、いずれも規則の値と異なる。
根拠: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則(昭和46年厚生省令第2号) 第4条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問69.給水装置の定義に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.受水槽以降の揚水ポンプも給水装置に含まれる
- イ.下水道に接続する排水管も含まれる
- ウ.建物内の全配管が無条件に給水装置となる
- エ.配水管から分岐した給水管とこれに直結する給水用具をいう
正解:エ.配水管から分岐した給水管とこれに直結する給水用具をいう
解説:給水装置は配水管から分岐した給水管およびこれに直結する給水用具をいう。受水槽以降の設備は給水装置に含まれず設置者が管理する。受水槽方式では受水槽の給水口までが給水装置となる。
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問70.貯水槽の水質を保つための滞留防止対策として最も適切なものはどれか。
- ア.流入口と流出口を離して短絡を防ぐ配置とする
- イ.通気口・防虫網をなくして開放する
- ウ.容量を可能な限り大きくする
- エ.流入口と流出口を近接させて設ける
正解:ア.流入口と流出口を離して短絡を防ぐ配置とする
解説:受水槽は流入口と流出口を離して配置し、水が短絡せず槽内全体が入れ替わるようにして死水域(滞留)の発生を防ぐ。流入口と流出口を近接させると水が短絡し滞留や水質悪化を招く。
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問71.通気管末端の大気開口部の設置位置として最も適切なものはどれか。
- ア.窓や換気口より下方に設ける
- イ.窓や換気口から離隔をとり上方に設ける
- ウ.窓や換気口のすぐ近くに設ける
- エ.室内の天井裏で開放する
正解:イ.窓や換気口から離隔をとり上方に設ける
解説:通気管末端の開口部は窓・換気口・出入口等から所定の離隔をとり、原則それらより上方に設けて排水臭気の室内侵入を防ぐ。開口部の直近や下方に設けると臭気が室内へ流入する。
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問72.ステンレス鋼板製貯水槽で特に注意すべき腐食とその発生部位の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.全面腐食 ― 水中部
- イ.応力腐食 ― 底部の溶接なし部
- ウ.孔食(ピッチング)― 気相部
- エ.土壌腐食 ― 槽外面の塗装部
正解:ウ.孔食(ピッチング)― 気相部
解説:ステンレス鋼板製貯水槽は塩素ガスが滞留しやすい気相部(水面より上)で孔食(ピッチング)を生じやすい。気相部の換気や耐食材料選定で防止する。水中部より気相部に注意を要する。
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問73.排水中のSS(浮遊物質量)が表すものとして正しいものはどれか。
- ア.水中に溶解した有機物量
- イ.水素イオン濃度
- ウ.溶存酸素量
- エ.水中に懸濁する不溶解性固形物量
正解:エ.水中に懸濁する不溶解性固形物量
解説:SS(浮遊物質量)は水中に懸濁する不溶解性の固形物量を表す。溶解性有機物の指標はBOD・CODであり、pHは水素イオン濃度を示す。SSは濁りや汚泥量の目安となる。
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問74.節水型大便器(洗浄水量6L以下等)の導入にあたり配慮すべき点として最も適切なものはどれか。
- ア.排水量減少による固形物搬送性能に配慮する
- イ.通気管を撤去して施工を簡素化する
- ウ.封水深を浅くして破封しやすくする
- エ.給水圧をできる限り下げる
正解:ア.排水量減少による固形物搬送性能に配慮する
解説:節水型大便器は洗浄水量が少なく排水量が減るため、固形物の搬送性能が課題となる。排水管の勾配・管径設計に配慮して搬送不良や閉塞を防ぐ必要がある。給水圧を下げる対応は不適である。
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問75.好気性生物処理(活性汚泥法等)における曝気の目的として正しいものはどれか。
- ア.汚泥を速やかに沈降させるため
- イ.好気性微生物に酸素を供給するため
- ウ.処理水を塩素消毒するため
- エ.処理槽の水温を下げるため
正解:イ.好気性微生物に酸素を供給するため
解説:曝気は好気性微生物に酸素(空気)を供給して有機物分解を促進するために行う。溶存酸素の維持が処理性能に直結する。汚泥の沈降や処理水の消毒、水温調整が主目的ではない。