建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)「建築物の環境衛生」の一問一答
📖 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)「建築物の環境衛生」の全75問と解説(一覧)
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の建築物の環境衛生に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.人体の核心温度は、外気温の変動にかかわらずほぼ37℃前後に保たれている。
正解:○(正しい)
解説:核心温度(深部体温)は脳・心臓・腹腔内臓器など生命維持に重要な部位の温度で、視床下部の体温調節中枢により約37℃に維持される。
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問2.皮膚温度は核心温度より一般に高く、外気温の影響を受けにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは皮膚温度は核心温度より低く、外気温の影響を受けて大きく変動する。手足の末梢ほど変動が大きい。
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問3.温熱中性域では、人体は発汗やふるえによる体温調節を行わずに熱平衡を保つことができる。
正解:○(正しい)
解説:温熱中性域(中性温度域)では血管運動性調節のみで熱平衡が保たれ、代謝量の増加や発汗を必要としない快適な温熱範囲である。
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問4.発汗には、温熱性発汗と精神性発汗があり、温熱性発汗は手掌・足底にのみ生じる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは温熱性発汗は手掌・足底を除く全身に生じ、手掌・足底に多くみられるのは精神性発汗である。
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問5.基礎代謝量は、早朝覚醒後の安静仰臥位・絶食状態で測定される人体の最小エネルギー消費量である。
正解:○(正しい)
解説:基礎代謝は生命維持に必要な最小エネルギー量で、年齢・性別・体表面積等により変動し、成人男子で約1500kcal/日である。
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問6.成人の安静時の心拍数として、最も適切な範囲はどれか。
- ア.100〜120回/分
- イ.60〜80回/分
- ウ.30〜40回/分
- エ.140〜160回/分
正解:イ.60〜80回/分
解説:成人安静時の心拍数は60〜80回/分程度。100以上を頻脈、60未満を徐脈と呼び、発熱・興奮・運動等で変動する。
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問7.呼吸器系のうち、肺胞でのガス交換を外呼吸といい、組織でのガス交換を内呼吸という。
正解:○(正しい)
解説:外呼吸は肺胞と毛細血管間の酸素・二酸化炭素交換、内呼吸は血液と組織細胞間のガス交換を指す。両者は密接に連動する。
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問8.成人の安静時の呼吸数は、おおむね毎分30〜40回程度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは成人安静時の呼吸数は毎分16〜20回程度で、30以上は頻呼吸とされる。
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問9.自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、両者は多くの臓器で拮抗的に作用する。
正解:○(正しい)
解説:自律神経系は意識と無関係に内臓・血管等を支配し、交感神経は活動時、副交感神経は休息時に優位となり恒常性を維持する。
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問10.内分泌系のホルモンは血流を介さず、神経線維を伝わって標的器官に作用する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはホルモンは血液により全身に運ばれ標的器官に作用する。神経伝達物質とは作用機序が異なる。
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問11.WBGT(湿球黒球温度)は、屋外では乾球温度・自然湿球温度・黒球温度の3要素から算出される。
正解:○(正しい)
解説:屋外日射ありではWBGT=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度。屋内・日射なしでは乾球温度を用いない式となる。
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問12.作用温度OTは、気温と相対湿度から算定される温熱指標である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは作用温度OTは気温と平均放射温度(および気流)から算定される指標で、湿度の影響は考慮されない。
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問13.PMV(予測平均温冷感申告)は、温熱4要素と着衣量・代謝量を組み合わせた快適性指標である。
正解:○(正しい)
解説:PMVはファンガーが提案した指標で、気温・湿度・気流・放射温度の4環境要素と着衣量clo・代謝量metから求める。
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問14.PPD(予測不満足者率)は、PMV=0のとき0%となり完全に不満足者が消える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはPMV=0でもPPDは5%残る。すべての人が満足する温熱環境は理論上存在しない。
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問15.熱中症のうち熱射病(重症)は、中枢神経障害を伴い体温調節機能が破綻した最重症型である。
正解:○(正しい)
解説:熱射病は体温40℃以上・意識障害・発汗停止を特徴とし、致死率も高い。日陰移動・冷却・救急搬送が必要である。
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問16.低体温症は、核心温度がおおむね30℃以下に低下した状態をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは低体温症は深部体温35℃以下と定義され、32℃以下で生命の危険が生じる。30℃以下は重症低体温症の範疇である。
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問17.建築物衛生法における浮遊粉じんの管理基準は、空気1m3当たり0.30mg以下である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは浮遊粉じんの管理基準値は0.15mg/m3以下である。建築物環境衛生管理基準で定められている。
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問18.PM2.5は粒径2.5μm以下の微小粒子状物質で、肺胞まで到達し健康影響が大きい。
正解:○(正しい)
解説:PM2.5は気道で除去されにくく肺胞深部に沈着するため、呼吸器・循環器疾患のリスクを高める。環境基準が定められている。
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問19.建築物衛生法における二酸化炭素の含有率の管理基準は、1000ppm以下である。
正解:○(正しい)
解説:CO2は人体や燃焼の影響で増加するため換気指標として用いられ、建築物衛生法では1000ppm(0.1%)以下と定められる。
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問20.一酸化炭素はヘモグロビンとの結合力が酸素の数倍程度で、人体への毒性は弱い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは一酸化炭素のヘモグロビン親和性は酸素の約200〜250倍で、低濃度でも酸素運搬を阻害し中毒を起こす。
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問21.ホルムアルデヒドはシックビル症候群の原因物質の一つで、建材・接着剤等から放散される。
正解:○(正しい)
解説:ホルムアルデヒドは粘膜刺激・発がん性を有し、建築基準法でも内装材使用制限(F☆☆☆☆等の表示)が定められている。
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問22.シックビル症候群SBSは、特定の病原体による感染症と定義されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはSBSは特定原因が同定できない非特異的症候の集合で、建物退去で症状軽減する点が特徴である。
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問23.騒音性難聴は、初期には会話領域より高音域(4000Hz付近)から聴力が低下する。
正解:○(正しい)
解説:騒音性難聴はc5-dipと呼ばれる4000Hz付近のオージオグラム凹みが特徴で、進行すると会話領域にも及び日常生活に支障を来す。
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問24.等価騒音レベルLAeqは、変動騒音のエネルギー的平均を表す指標である。
正解:○(正しい)
解説:LAeqは一定時間内の変動音を同一エネルギーの定常音に換算したA特性音圧レベルで、環境騒音評価に標準的に用いられる。
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問25.NC値は事務所等の室内騒音評価に用いられ、値が大きいほど静かであることを意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはNC値は値が小さいほど静かであり、大きい値ほど騒がしい。事務室はNC-35〜40程度が推奨される。
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問26.JIS照度基準では、事務室の机上面照度はおおむね750lx程度が推奨されている。
正解:○(正しい)
解説:JIS Z 9110ではVDT作業を含む事務室で750lx程度(精密作業は1000lx以上)が推奨され、視作業性と省エネのバランスで決定される。
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問27.演色評価数Raは値が小さいほど演色性が良く、Ra30以下が事務環境で推奨される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはRaは値が大きいほど演色性が良く、最大100。Ra80以上が一般事務、Ra90以上が美術館・色検査用途で推奨される。
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問28.色温度は単位がケルビン(K)で、低色温度の光源は青白く、高色温度の光源は赤みを帯びる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは低色温度は赤みを帯び(電球色)、高色温度は青白い(昼光色)。事務室では5000K前後の昼白色が一般的。
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問29.VDT作業では、ディスプレイ画面と書類面の輝度比は1:20程度の大きな差が望ましいとされる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは画面と書類・周辺の輝度比は1:3以内が望ましく、輝度差が大きいとグレア・眼疲労の原因となる。
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問30.クリプトスポリジウムは塩素消毒に対して強い抵抗性を示す原虫で、水道水での集団感染事例がある。
正解:○(正しい)
解説:クリプトスポリジウムは塩素耐性のオーシスト形成原虫で、ろ過処理が予防の中心。1996年埼玉県越生町で大規模集団感染が発生した。
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問31.レジオネラ属菌は20〜50℃で増殖し、循環式浴槽・冷却塔水・給湯設備が感染源となりうる。
正解:○(正しい)
解説:レジオネラ属菌はエアロゾル吸入で在郷軍人病等を起こす。残留塩素管理・60℃以上の貯湯・冷却塔の清掃が予防に重要。
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問32.感染症法における新型インフルエンザ等感染症は、一類感染症に分類されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは新型インフルエンザ等感染症は一類〜五類とは別建ての独立カテゴリで、必要に応じ強い措置が取れる。
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問33.結核は、感染症法上の二類感染症に分類されている。
正解:○(正しい)
解説:結核は飛沫核(空気)感染し、二類感染症として届出義務がある。ツベルクリン反応・IGRA・胸部X線が診断に用いられる。
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問34.ノロウイルスは加熱や消毒に強く、85〜90℃で90秒以上の加熱でも不活化されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはノロウイルスは85〜90℃で90秒以上の加熱、または次亜塩素酸ナトリウムでの消毒で不活化される。
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問35.標準予防策(スタンダードプリコーション)では、すべての患者の血液・体液・分泌物等を感染性ありとして扱う。
正解:○(正しい)
解説:標準予防策はCDC提唱の感染対策の基本で、手指衛生・個人防護具着用・環境清掃等が含まれる。経路別予防策と組み合わせる。
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問36.ハウスダスト中のダニアレルゲンは主にマダニ科のマダニ由来で、屋外からの持ち込みが原因である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは室内ダニアレルゲンの主因はチリダニ科のヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニで、死骸・糞が抗原となる。
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問37.健康増進法に基づく改正により、事務所・飲食店等の屋内は原則として喫煙可能となった。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは2020年4月全面施行で、多数の者が利用する施設は原則屋内禁煙となり、喫煙専用室等の例外措置が定められた。
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問38.受動喫煙とは、本人が喫煙していなくても他人のたばこ煙を吸入させられることをいう。
正解:○(正しい)
解説:受動喫煙は循環器疾患・肺がん・乳幼児突然死症候群等のリスクを増大させる。WHOも対策強化を勧告している。
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問39.労働災害発生件数のうち、第三次産業の占める割合は近年低下し続けている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第三次産業の労働災害は近年むしろ増加傾向にあり、転倒・腰痛等が主因である。建設業・製造業は減少傾向。
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問40.人体の核心温度を最もよく代表する測定部位として、適切でないものは次のうちどれか。
- ア.直腸温
- イ.鼓膜温
- ウ.手指皮膚温
- エ.食道温
正解:ウ.手指皮膚温
解説:外耳温・直腸温・口腔温・食道温は深部体温の代用測定部位として広く用いられる。手指皮膚温は環境影響が大きく深部体温の代表とは言えない。
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問41.温熱4要素として正しい組合せはどれか。
- ア.気温・湿度・酸素濃度・気流
- イ.気温・気圧・気流・湿度
- ウ.気温・湿度・代謝量・着衣量
- エ.気温・湿度・気流・放射温度
正解:エ.気温・湿度・気流・放射温度
解説:温熱の物理的環境要素は気温・湿度・気流・放射温度の4つで、これに着衣量と代謝量を加えた6要素でPMV等が算出される。
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問42.WBGT(湿球黒球温度)の算定で、屋内および日射のない屋外の式として正しいものはどれか。
- ア.0.7NWB+0.3GT
- イ.0.7NWB+0.2GT+0.1DB
- ウ.0.5NWB+0.5GT
- エ.0.6NWB+0.4GT
正解:ア.0.7NWB+0.3GT
解説:屋内・日射なしではWBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度。日射ありの屋外では乾球温度の項が加わる。
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問43.PMVが0のときのPPD(予測不満足者率)はおおむねいくらか。
- ア.0%
- イ.5%
- ウ.10%
- エ.20%
正解:イ.5%
解説:PMV=0でもPPDは5%残る。すべての人を満足させる温熱環境は理論上存在せず、ISO 7730ではPPD≤10%が推奨される。
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問44.熱中症の分類でⅢ度(最重症)に相当する病態として最も適切なものはどれか。
- ア.熱疲労
- イ.熱けいれん
- ウ.熱射病
- エ.熱失神
正解:ウ.熱射病
解説:熱中症Ⅲ度(旧熱射病)は中枢神経症状・肝腎機能障害・凝固異常等を伴い、深部体温40℃前後で発生する。直ちに救急搬送が必要。
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問45.建築物衛生法における管理基準値として、誤っているものはどれか。
- ア.浮遊粉じん0.15mg/m3以下
- イ.CO2 1000ppm以下
- ウ.相対湿度40〜70%
- エ.浮遊粉じん0.25mg/m3以下
正解:エ.浮遊粉じん0.25mg/m3以下
解説:浮遊粉じんは0.15mg/m3以下、CO2は1000ppm以下、COは6ppm以下(旧10ppmから2022年改正)、相対湿度は40〜70%。0.25は誤り。
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問46.次のうち、肺胞まで到達しやすい粒径として最も適切なものはどれか。
- ア.2μm以下
- イ.5〜10μm
- ウ.2〜5μm
- エ.10μm以上
正解:ア.2μm以下
解説:粒径2μm以下の微小粒子は気道で除去されず肺胞深部に沈着する。10μm以上は鼻腔・咽頭で大半が捕捉される。
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問47.一酸化炭素中毒に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.ヘモグロビンとの親和性は酸素の約200倍以上
- イ.ヘモグロビン親和性は酸素より弱い
- ウ.無色無臭で気付きにくい
- エ.不完全燃焼で発生する
正解:イ.ヘモグロビン親和性は酸素より弱い
解説:COのヘモグロビン親和性は酸素の約200〜250倍。0.04%以下でも長時間曝露で症状が出る。無色無臭で気付きにくいのが特徴である。
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問48.シックビル症候群SBSの特徴として、誤っているものはどれか。
- ア.建物退去で症状が軽減する
- イ.粘膜刺激・頭痛等の非特異症状
- ウ.原因物質が一つに特定できる
- エ.VOC等が関与する
正解:ウ.原因物質が一つに特定できる
解説:SBSは原因物質の同定が困難な非特異的症候群で、建物退去により軽快する点が特徴。特定病原体は同定されない。
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問49.騒音性難聴の初期に最も聴力低下が現れる周波数として適切なものはどれか。
- ア.125Hz
- イ.1000Hz
- ウ.12000Hz
- エ.4000Hz
正解:エ.4000Hz
解説:騒音性難聴はオージオグラム上、4000Hz付近のc5-dipとよばれる凹みが初期所見。進行すると会話領域に拡大する。
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問50.事務室の室内騒音評価指標NC値として一般に推奨される範囲はどれか。
- ア.NC-35〜40
- イ.NC-15〜20
- ウ.NC-50〜55
- エ.NC-60〜65
正解:ア.NC-35〜40
解説:事務室はNC-35〜40程度が推奨。NC値は値が小さいほど静かで、放送スタジオはNC-15〜20、住宅寝室はNC-25〜30程度。
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問51.JIS Z 9110照度基準に基づく事務室の推奨照度として最も適切なものはどれか。
- ア.100lx
- イ.750lx
- ウ.300lx
- エ.3000lx
正解:イ.750lx
解説:事務室の標準照度は750lx程度で、設計用全般照明値として広く用いられる。製図室等の精密作業は1000lx以上。
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問52.演色評価数Raに関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.値が小さいほど演色性が良い
- イ.最大値は1000である
- ウ.100に近いほど自然光に近く演色性が良い
- エ.色温度の単位である
正解:ウ.100に近いほど自然光に近く演色性が良い
解説:Raは基準光源との比較で色の忠実な見えを表し、最大100。値が大きいほど演色性が良く、Ra80以上が事務環境で推奨される。
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問53.光源の色温度を低い順に並べたとき、最も低色温度のものはどれか。
- ア.昼光色
- イ.昼白色
- ウ.白色
- エ.電球色
正解:エ.電球色
解説:電球色は約3000K前後、温白色約3500K、白色約4200K、昼白色約5000K、昼光色約6500K。色温度が低いほど赤みを帯びる。
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問54.VDT作業ガイドラインに示された連続作業時間と休止に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.連続作業1時間以内とし10〜15分の休止
- イ.連続作業3時間ごとに30分休止
- ウ.連続作業時間に制限はない
- エ.連続作業4時間ごとに5分休止
正解:ア.連続作業1時間以内とし10〜15分の休止
解説:厚労省VDT作業ガイドラインでは1連続作業時間1時間以内、作業間に10〜15分の休止、連続作業中も1〜2回の小休止を推奨。
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問55.クリプトスポリジウムに関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.原虫類でオーシストを形成する
- イ.塩素消毒で容易に死滅する
- ウ.ろ過処理が予防上重要
- エ.水道水汚染で集団感染を起こす
正解:イ.塩素消毒で容易に死滅する
解説:クリプトスポリジウムは塩素消毒に強い耐性を示すため、ろ過処理が予防の中心となる。1996年越生町集団感染が国内最大事例。
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問56.レジオネラ属菌に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.主な感染経路は経口感染である
- イ.20℃以下でよく増殖する
- ウ.60℃以上の温度では死滅しやすい
- エ.ヒトからヒトへ容易に伝染する
正解:ウ.60℃以上の温度では死滅しやすい
解説:レジオネラはエアロゾル吸入で在郷軍人病・ポンティアック熱を起こす。20〜50℃で増殖、60℃以上で死滅する。経口感染は通常起こらない。
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問57.感染症法における二類感染症として、正しいものはどれか。
- ア.エボラ出血熱
- イ.コレラ
- ウ.麻しん
- エ.結核
正解:エ.結核
解説:結核・SARS・MERS・鳥インフルエンザ(H5N1/H7N9)等が二類。エボラは一類、麻しんは五類、コレラは三類。
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問58.ノロウイルスに関する記述として、適切でないものはどれか。
- ア.アルコール消毒が最も有効
- イ.85〜90℃90秒以上の加熱で不活化
- ウ.アルコール消毒に強い抵抗性がある
- エ.主な感染経路は経口感染
正解:ア.アルコール消毒が最も有効
解説:ノロウイルスは85〜90℃90秒以上の加熱、または次亜塩素酸ナトリウムで不活化される。アルコール消毒の効果は限定的である。
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問59.標準予防策に含まれないものはどれか。
- ア.手指衛生
- イ.すべての患者を陰圧個室隔離する
- ウ.個人防護具の使用
- エ.環境表面の清掃・消毒
正解:イ.すべての患者を陰圧個室隔離する
解説:標準予防策の中心は手指衛生・手袋等の個人防護具・咳エチケット・環境清掃。すべての患者隔離は標準予防策ではなく経路別予防策の対象。
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問60.室内アレルギーの主要原因として、最も適切なものはどれか。
- ア.スギ花粉
- イ.PM2.5
- ウ.チリダニ
- エ.二酸化炭素
正解:ウ.チリダニ
解説:室内アレルギーの主因はチリダニ科のダニ類(ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニ等)。湿度50%以下で増殖が抑制される。
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問61.改正健康増進法における原則屋内禁煙の対象とされない施設はどれか。
- ア.事務所
- イ.学校
- ウ.病院
- エ.屋外の公園広場
正解:エ.屋外の公園広場
解説:学校・病院・行政機関等は第一種施設で敷地内禁煙。事務所・飲食店等は第二種で原則屋内禁煙、喫煙専用室の設置可。屋外の公園広場は原則対象外。
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問62.VOC(揮発性有機化合物)に該当しないものはどれか。
- ア.二酸化炭素
- イ.トルエン
- ウ.キシレン
- エ.ホルムアルデヒド
正解:ア.二酸化炭素
解説:VOCは常温で揮発する有機化合物の総称で、ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン等が代表的。二酸化炭素は無機化合物でVOCに含まれない。
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問63.建築物衛生法における相対湿度の管理基準として正しいものはどれか。
- ア.20%以上80%以下
- イ.40%以上70%以下
- ウ.30%以上80%以下
- エ.50%以上60%以下
正解:イ.40%以上70%以下
解説:建築物衛生法の相対湿度基準は40%以上70%以下。低湿度ではウイルス活性化や粘膜乾燥、高湿度ではダニ・カビ増殖の懸念がある。
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問64.気流の感じ方に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.気温が低いほどドラフト感は強くなる
- イ.気流速度が大きいほどドラフト感は強い
- ウ.気温が高いほどドラフト感は強くなる
- エ.ドラフト率DRで評価される
正解:ウ.気温が高いほどドラフト感は強くなる
解説:ドラフト感(不快な気流感)は気温が低いほど・気流が大きいほど強くなる。ISO 7730ではドラフト率DRが評価指標として用いられる。
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問65.音の大きさを表す音圧レベルの単位として正しいものはどれか。
- ア.Hz
- イ.lx
- ウ.cd
- エ.dB
正解:エ.dB
解説:音圧レベルはdB(デシベル)で表し、基準音圧20μPaとの比の常用対数の20倍。Hzは周波数、cd(カンデラ)は光度、lxは照度の単位。
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問66.次のうち重金属による水質汚染で水俣病の原因物質となったものはどれか。
- ア.有機水銀
- イ.ヒ素
- ウ.カドミウム
- エ.鉛
正解:ア.有機水銀
解説:水俣病は工場排水中の有機水銀(メチル水銀)が魚介類に蓄積され神経障害を起こした公害病。カドミウムはイタイイタイ病、ヒ素は慢性中毒の原因。
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問67.感染症法上の一類感染症に該当しないものはどれか。
- ア.エボラ出血熱
- イ.結核
- ウ.ラッサ熱
- エ.ペスト
正解:イ.結核
解説:一類はエボラ出血熱・クリミア・コンゴ出血熱・痘そう・南米出血熱・ペスト・マールブルグ病・ラッサ熱の7疾患。結核は二類。
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問68.労働災害防止対策として誤っているものはどれか。
- ア.4S活動の徹底
- イ.KY(危険予知)活動
- ウ.罰則のみで防止できる
- エ.リスクアセスメントの実施
正解:ウ.罰則のみで防止できる
解説:労働災害防止は4S(整理・整頓・清掃・清潔)・KY活動・リスクアセスメント等が基本。罰則のみで予防は実現せず、組織的取組が必要。
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問69.次のうち、感染症の感染経路として「空気(飛沫核)感染」によらないものはどれか。
- ア.結核
- イ.麻しん
- ウ.水痘
- エ.インフルエンザ
正解:エ.インフルエンザ
解説:空気感染(飛沫核感染)は結核・麻しん・水痘が代表。インフルエンザは主に飛沫感染で、飛沫核感染は通常起こさない。
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問70.発汗のうち、温熱性発汗が生じない部位はどれか。
- ア.手掌
- イ.背部
- ウ.胸部
- エ.額
正解:ア.手掌
解説:温熱性発汗は手掌・足底を除く全身に生じる。手掌・足底に多くみられるのは精神性発汗で、両者は神経支配・誘因が異なる。
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問71.アレルゲン対策としてダニ抑制に有効な室内環境管理として、最も適切なものはどれか。
- ア.室温30℃以上を維持
- イ.相対湿度を50%以下に維持
- ウ.相対湿度80%以上を維持
- エ.換気を停止する
正解:イ.相対湿度を50%以下に維持
解説:ダニは温度20〜30℃・相対湿度60%以上で活発に増殖する。相対湿度50%以下の維持と寝具の頻回洗濯・乾燥が予防に有効。
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問72.代謝量の単位「met」に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.1metは睡眠中の代謝量である
- イ.1metは激しい運動時の値である
- ウ.1metは安静座位の代謝量で約58W/m2
- エ.metは着衣量の単位である
正解:ウ.1metは安静座位の代謝量で約58W/m2
解説:1metは安静座位の代謝量で約58W/m2に相当。事務作業1.1〜1.2met、歩行3.0〜3.4met等、活動別の典型値が知られる。
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問73.次のうち、有効温度ET(Effective Temperature)について最も適切な記述はどれか。
- ア.気温と放射温度のみから求める指標
- イ.気温と気圧から求める指標
- ウ.気温と着衣量から求める指標
- エ.気温・湿度・気流の3要素から求める指標
正解:エ.気温・湿度・気流の3要素から求める指標
解説:有効温度はヤグロー(Yaglou)が提案した古典的指標で、気温・湿度・気流の3要素を組み合わせて温冷感を表す。放射温度は含まれない。
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問74.次の水質指標のうち、糞便性汚染の指標として最もよく用いられるものはどれか。
- ア.大腸菌
- イ.塩素イオン
- ウ.硬度
- エ.鉄
正解:ア.大腸菌
解説:大腸菌(E. coli)は腸内常在菌で、その検出は糞便汚染を示す。水道水質基準では大腸菌は検出されないこと(陰性)と定められている。
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問75.次のうち、人体の電解質代謝で最も多く細胞外液に存在する陽イオンはどれか。
- ア.カリウム
- イ.ナトリウム
- ウ.カルシウム
- エ.マグネシウム
正解:イ.ナトリウム
解説:細胞外液(血漿・組織液)の主要陽イオンはナトリウムNa+。カリウムK+は細胞内液の主要陽イオン。両者の濃度勾配は生命維持に必須である。