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社労士の合格体験記【働きながら独学合格した勉強法】

中堅メーカーの人事部に勤める30代の会社員が、働きながら独学で社労士試験に合格した実体験を公開します。合計学習時間1,050時間・1年3ヶ月で合格。どのテキストを使い、どんなスケジュールで、何につまずいたかを赤裸々に記録しました。

受験者プロフィール

挑戦のきっかけ

人事部で労務管理を担当するうちに、日々の業務で触れる労基法・健保法・年金法を体系的に学びたいと感じたのがきっかけ。さらに、社労士資格があれば社内での昇進はもちろん、将来の独立開業も選択肢になるとの思いから、30歳のタイミングで本格的に勉強を開始しました。

1年目の失敗:選択式で1点足切り

初年度は市販テキスト(みんなが欲しかった!社労士の教科書)と過去問集だけで挑戦。600時間ほど学習し、択一式は基準点を突破したものの、労務管理その他の社会保険に関する一般常識の選択式で2点という結果に。総合点は合格ラインを超えていたのに、選択式の1科目足切りで不合格となりました。

選択式対策の怖さ
「択一式で基準点取れても選択式で沈む」のが社労士試験の恐ろしさ。特に一般常識(労働・社会保険)は範囲が広く、対策しにくい科目。過去問だけでは対応できず、白書・法改正・未出題論点への幅広い準備が必須と痛感しました。

2年目の戦略転換

2年目は戦略を大幅に変更。①通信講座(アガルート総合カリキュラム)を約15万円で受講、②選択式対策に特化した問題集を追加、③白書対策講座を7〜8月に集中受講。前年の基礎があるため学習時間は450時間に抑えつつ、弱点補強に集中しました。

1日の学習スケジュール(2年目)

時間内容
5:30〜6:30通信講座の映像講義(前夜分の復習)
通勤時間(片道45分)音声学習・ゴロ合わせ暗記
昼休み(30分)過去問1テーマ演習
21:30〜23:00メイン学習(テキスト+過去問)
休日(土日)5〜7時間:法改正・模試・白書対策

使用した教材

📚 現在のおすすめ教材TOP3(書影あり)
📘 教科書
改訂版 ゼロからスタート! 澤井清治の社労士1冊目の教科書
改訂版 ゼロからスタート! 澤井清治の社労士1冊目の教科書
澤井 清治/LEC東京リーガルマインド
KADOKAWA
✏️ 問題集
2026年版 ユーキャンの社労士 過去&予想問題集
2026年版 ユーキャンの社労士 過去&予想問題集
ユーキャン社労士試験研究会
ユーキャン学び出版
📝 過去問
2026年度版 みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集5年分
2026年度版 みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集5年分
TAC株式会社(社会保険労務士講座)
TAC出版
📚 同じ資格のおすすめ教材
本記事で紹介した教材と同等のテキスト・問題集・過去問は、参考書ランキング記事で詳しく紹介しています。

科目別の勉強方法

労基法・安衛法

条文・判例を素直に暗記。労働時間・休日・有給休暇の数字系は完璧に。安衛法は50人以上の事業場の義務(産業医・ストレスチェック)が頻出。

労災・雇用保険

給付の種類・給付率・待期期間の整理表を自作。基本手当の給付日数表を何度も書いて暗記。2020年10月の給付制限2ヶ月化、2025年4月の出生後休業支援給付など改正に要注意。

健保・国年・厚年

年金は「老齢・障害・遺族×基礎・厚生」のマトリクスで整理。受給要件の数字(保険料納付要件3分の2、受給資格期間10年、繰下げ最大75歳)を徹底暗記。

一般常識(最難関)

白書・統計は最新データを直前に集中暗記。労働関係諸法令は「パート有期法・派遣法・育介法・均等法・障害者雇用促進法・労災保険関連法」を条文ベースで素読。

模試の活用

5月・6月・7月に大手予備校の模試を3回受験。自宅ではなく会場受験にこだわり、本番の緊張感を体験。模試後は復習ノートを作成し、間違えた論点を本番前日まで毎日見直しました。最終的に模試では択一式52点、選択式32点前後(各科目3点以上)で安定させて本番に臨みました。

試験当日の戦略

合格発表の瞬間

10月第1週の合格発表日、公式サイトで自分の受験番号を見つけたときは涙が出ました。選択式38点・択一式54点で合格。前年の悔しさを晴らし、人事部内でも昇進に繋がる大きな成果となりました。

合格者からのアドバイス

  1. 選択式対策に全力を:択一で高得点でも選択式1科目2点で不合格
  2. 法改正・白書は必ず最新情報で:7〜8月の集中対策が合否を分ける
  3. 1年目で合格を焦らない:社労士は2〜3年計画で腰を据えて
  4. 独学不安なら通信講座を:映像講義で効率が10倍
  5. 仕事との両立は習慣化:朝活+通勤学習で1日2時間は確保

合格パターン2:40代総務人事10年(LEC通信・選択式救済で滑り込み合格型)

中堅商社の総務人事一筋10年・課長代理職の40代男性が、LEC通信講座を軸に15ヶ月・約1,100時間かけて2回目で合格したケースです。実務知識は豊富だが、年金科目の体系学習に苦戦したパターンです。

合格者プロフィール
  • 40代前半・中堅商社総務人事課長代理(実務10年・労務/給与/社会保険手続実務)
  • 衛生管理者第1種・FP2級保有・大学経済学部卒
  • 総学習時間:約1,100時間(15ヶ月・2回受験)
  • 使用講座:LEC 社労士合格コース(通信・約20万円)
  • 結果:1回目(選択式・労一2点で足切り)→2回目(選択式救済1点で合格)

学習スケジュール

5:00〜6:30の朝活90分+帰宅後21:30〜22:30の1時間+土日各5時間ペース。1年目はLEC基礎マスター講座を1月〜7月に全科目視聴し、択一過去問10年分を3周。1回目本試験で択一45点超を取りながら労一選択式2点で足切り。2年目は選択式対策(白書・統計・労一専用講座)に学習時間の30%を投入、最新統計と未出題条文を徹底潰し。本試験では労一選択式が難問だったが救済1点入りで合格。

使用した教材・教材費

つまずきポイントと対策

最大の壁は選択式の労務管理その他労働一般常識。実務で触れない統計・白書・派生法令から出題され、択一の得意分野が活きません。対策として、LECの白書ゼミを2年目7〜8月に集中受講し、厚労省「労働経済白書」「労働力調査」「就業構造基本調査」の数字を毎日5分音読。さらに「未出題条文リスト」を講師から入手し、男女雇用機会均等法・育介法・障害者雇用促進法の細かい条文を1日10条ずつ素読しました。一方、年金(国年・厚年)は実務経験がほぼなかったため、「老齢・障害・遺族×基礎・厚生」のマトリクス表を自作し、各給付の支給要件・年齢・額の係数を一覧化して攻略しました。

合格してよかったこと

これから受験する方へのアドバイス

  1. 実務経験者ほど選択式に注意:択一は得点しやすいが、選択式は実務外の論点から狙われる
  2. 2回目受験を前提に1年目から準備:1年目は基礎固め、2年目は選択式特化が王道パターン
  3. 白書・統計は7〜8月の集中学習で十分:早期にやっても忘れるため、直前期に詰める
  4. 40代以降は通信講座への投資が結果的に最安:独学2〜3年より通信1〜2年の方がトータルコスパが良い

合格パターン3:30代育休中ママ(スタディング併用・3回目で択一足切り克服型)

第二子育休中の30代女性が、スタディング通信を活用して1.5年・約900時間で3回目に合格したケースです。行政書士は2年前に取得済みで法律学習の素地はあったものの、択一の科目別足切りに2回阻まれた苦戦型です。

合格者プロフィール
  • 30代後半・育休中ママ(0歳・3歳の二児育児中・前職は法律事務所パラリーガル)
  • 行政書士・宅建士保有・私立大学法学部卒
  • 総学習時間:約900時間(1.5年・3回受験)
  • 使用講座:スタディング 社労士合格コース(約60,000円)
  • 結果:1回目(択一・健保3点足切り)→2回目(択一・厚年3点足切り)→3回目で全科目基準点クリア合格

学習スケジュール

子どもの昼寝中(13:00〜14:30)と夜21:00〜22:30、隙間時間(授乳中・離乳食調理中)にスマホで動画視聴・一問一答というスタイル。スタディングの動画講義5〜10分単位が育児中の細切れ時間に最適でした。1年目は基礎マスターと過去問を一通り、2年目は健保・厚年の苦手分野に集中、3年目は苦手科目(健保・厚年・国年)の択一過去問を10年分5周して足切り突破。

使用した教材・教材費

つまずきポイントと対策

最大の苦戦点は健康保険法・厚生年金保険法の択一科目別足切り(基準点4点)。実務経験ゼロかつ範囲が膨大なため、1回目・2回目とも基準点に1点足りず不合格。対策として、3年目は健保・厚年の択一過去問だけを200時間集中投入。標準報酬月額・標準賞与額の上限、被保険者期間・標準報酬の按分計算、在職老齢年金の停止額算定など、計算がからむ論点をExcel表で整理。また、育児の合間に夫に問題を読み上げてもらい、口頭で5択回答する「擬似模試」を週2回実施。本番では健保6点・厚年6点・国年6点と苦手科目を全て基準点クリアでき、念願の合格を勝ち取りました。

合格してよかったこと

これから受験する方へのアドバイス

  1. 育児・育休中受験はスマホ完結講座が最適:5〜10分単位の動画は隙間学習との相性抜群
  2. 科目別足切りは「苦手科目の徹底攻略」しか道はない:得意科目で底上げは不可、各科目4点以上が必須
  3. 3回受験を覚悟する:合格率6〜7%は1年目突破が稀。長期戦の心構えで継続することが何より重要
  4. 家族の協力を仕組み化する:「夫の協力」「実家サポート」を学習時間確保の前提に組み込む
  5. 計算問題はExcelで整理:標準報酬・年金額・保険料率は手計算より表で覚える方が定着が早い
合格者も使った一問一答で基礎を固めよう!
社会保険労務士 一問一答 →

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