メンタルヘルス・マネジメント検定II種「ストレス・メンタルヘルスの基礎知識」の一問一答
📖 メンタルヘルス・マネジメント検定II種「ストレス・メンタルヘルスの基礎知識」の全55問と解説(一覧)
メンタルヘルス・マネジメント検定II種のストレス・メンタルヘルスの基礎知識に関する一問一答(全55問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.ストレス要因(ストレッサー)とストレス反応の関係について、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレッサーは心身に生じた反応そのものを指す
- イ.ストレス反応とストレッサーは同義であり区別する必要はない
- ウ.ストレッサーは外部から加わる刺激・負荷で、ストレス反応はそれに対する心身の反応である
- エ.ストレス反応は刺激であり、ストレッサーは結果である
正解:ウ.ストレッサーは外部から加わる刺激・負荷で、ストレス反応はそれに対する心身の反応である
解説:ストレッサーとは外部から心身に加わる刺激・負荷を指し、ストレス反応はそれに対して生じる心身の反応である。両者を区別して理解することが基礎となる。
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問2.NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルにおいて、ストレス反応を経て最終的に至るとされるものはどれか。
- ア.仕事への満足
- イ.疾病(病気)
- ウ.昇進
- エ.緩衝要因の増加
正解:イ.疾病(病気)
解説:NIOSHモデルでは、仕事のストレッサーから急性ストレス反応が生じ、それが持続すると疾病(病気)に至るという流れが示される。
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問3.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「個人要因」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.家庭からの要求
- イ.上司や同僚からの支援
- ウ.仕事の量的負荷
- エ.年齢・性別・性格などの個人の特性
正解:エ.年齢・性別・性格などの個人の特性
解説:個人要因には年齢・性別・性格(タイプA行動パターン等)・自己評価などが含まれ、ストレッサーとストレス反応の関係に影響を与える。
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問4.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「仕事外の要因」に該当するものはどれか。
- ア.家庭からの要求(家族の問題など)
- イ.作業環境
- ウ.仕事のコントロール度
- エ.役割葛藤
正解:ア.家庭からの要求(家族の問題など)
解説:仕事外の要因には家庭からの要求や家族関係など、職場以外の生活上の負荷が含まれる。
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問5.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「緩衝要因(緩衝因子)」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.個人の性格を変化させる要因である
- イ.ストレッサーが健康障害に至る過程を和らげる要因で、社会的支援が代表例である
- ウ.ストレッサーを増幅させる要因である
- エ.疾病そのものを指す
正解:イ.ストレッサーが健康障害に至る過程を和らげる要因で、社会的支援が代表例である
解説:緩衝要因はストレッサーがストレス反応や健康障害に至る過程を和らげる働きをもち、代表例が上司・同僚・家族などからの社会的支援(ソーシャルサポート)である。
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問6.職場のストレスに対する「社会的支援(ソーシャルサポート)」の供給源として、一般に含まれないものはどれか。
- ア.同僚
- イ.仕事の量的負荷
- ウ.家族や友人
- エ.上司
正解:イ.仕事の量的負荷
解説:社会的支援は上司・同僚・家族・友人などから得られる。ストレッサーそのものは支援源ではない。
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問7.ストレスによって生じる健康障害のメカニズムに関与する身体システムとして、最も適切な組み合わせはどれか。
- ア.消化器系・呼吸器系・泌尿器系
- イ.視覚系・聴覚系・触覚系
- ウ.骨格系・筋系・皮膚系
- エ.自律神経系・内分泌系・免疫系
正解:エ.自律神経系・内分泌系・免疫系
解説:ストレス反応は自律神経系・内分泌系・免疫系の3つの経路を介して身体に影響を及ぼす。
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問8.ストレス時に活性化し、心拍数の増加や血圧上昇など「闘争・逃走反応」に関与する自律神経はどれか。
- ア.副交感神経系
- イ.感覚神経系
- ウ.運動神経系
- エ.交感神経系
正解:エ.交感神経系
解説:急性のストレス時には交感神経系が優位となり、心拍数や血圧の上昇など身体を活動状態にする反応が起こる。
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問9.ストレス反応における内分泌系の経路(HPA軸)で、最終的に副腎皮質から分泌される代表的なホルモンはどれか。
- ア.成長ホルモンのみ
- イ.メラトニン
- ウ.コルチゾール
- エ.インスリン
正解:ウ.コルチゾール
解説:視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)が活性化すると、副腎皮質からコルチゾールが分泌される。
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問10.ストレス反応におけるHPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質系)の流れとして、最も適切なものはどれか。
- ア.副腎髄質→視床下部→下垂体
- イ.視床下部→下垂体→副腎皮質
- ウ.副腎皮質→下垂体→視床下部
- エ.下垂体→視床下部→副腎髄質
正解:イ.視床下部→下垂体→副腎皮質
解説:HPA軸では視床下部→下垂体→副腎皮質の順に刺激が伝わり、最終的にコルチゾールが分泌される。
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問11.慢性的なストレスにより、コルチゾールが過剰に分泌され続けた場合に生じうる影響として、最も適切なものはどれか。
- ア.免疫機能の抑制など、健康障害につながりうる
- イ.免疫機能が一貫して亢進し感染症にかかりにくくなる
- ウ.身体への影響は全く生じない
- エ.副交感神経のみが恒常的に活性化する
正解:ア.免疫機能の抑制など、健康障害につながりうる
解説:コルチゾールが慢性的に過剰分泌されると、免疫機能の抑制や血糖・血圧への影響など、健康障害につながりうる。
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問12.ストレスが免疫系に及ぼす影響について、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは常に免疫機能を高める
- イ.ストレスは免疫系に一切影響しない
- ウ.持続的なストレスは免疫機能を低下させることがある
- エ.免疫系はストレッサーの影響を受けない独立系である
正解:ウ.持続的なストレスは免疫機能を低下させることがある
解説:持続的・強いストレスは免疫機能を低下させ、感染症にかかりやすくなるなど身体の防御力に影響する。
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問13.ストレス反応の3つの側面の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.視覚面・聴覚面・嗅覚面
- イ.金銭面・社会面・物理面
- ウ.身体面・心理面・行動面
- エ.過去面・現在面・未来面
正解:ウ.身体面・心理面・行動面
解説:ストレス反応は身体面・心理面・行動面の3側面に現れる。管理監督者はこれらの変化に気づくことが求められる。
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問14.ストレス反応のうち「身体面」に現れるものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.気分の落ち込みや不安
- イ.遅刻や欠勤の増加
- ウ.飲酒量の増加
- エ.頭痛・肩こり・動悸・胃痛などの身体症状
正解:エ.頭痛・肩こり・動悸・胃痛などの身体症状
解説:身体面のストレス反応には頭痛・肩こり・動悸・胃痛・疲労感・睡眠の問題などがある。
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問15.ストレス反応のうち「心理面」に現れるものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.暴飲暴食
- イ.欠勤の増加
- ウ.不安・イライラ・抑うつ気分などの感情の変化
- エ.血圧の上昇
正解:ウ.不安・イライラ・抑うつ気分などの感情の変化
解説:心理面のストレス反応には不安・緊張・イライラ・抑うつ気分・集中力低下などがある。
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問16.ストレス反応のうち「行動面」に現れるものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.動悸や発汗
- イ.胃痛
- ウ.抑うつ気分
- エ.遅刻・欠勤やミスの増加、飲酒量の増加
正解:エ.遅刻・欠勤やミスの増加、飲酒量の増加
解説:行動面のストレス反応には遅刻・欠勤・ミスの増加・飲酒や喫煙量の増加・引きこもりなどがある。
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問17.急性ストレスと慢性ストレスの違いについて、最も適切なものはどれか。
- ア.慢性ストレスはストレッサーが長期間持続し、健康障害につながりやすい
- イ.両者に身体への影響の差はない
- ウ.急性ストレスは長期間続くストレスを指す
- エ.慢性ストレスは一過性で必ず自然に消失する
正解:ア.慢性ストレスはストレッサーが長期間持続し、健康障害につながりやすい
解説:急性ストレスは強い刺激に対する一時的な反応であり、慢性ストレスはストレッサーが長期間持続することで生じ、健康障害につながりやすい。
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問18.産業ストレス(職業性ストレス)の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.産業ストレスは仕事の量だけで決まる
- イ.仕事の量・質、人間関係、職場環境など多様な要因が関与する
- ウ.産業ストレスは個人の性格とは無関係である
- エ.産業ストレスは緩衝要因の影響を受けない
正解:イ.仕事の量・質、人間関係、職場環境など多様な要因が関与する
解説:産業ストレスは仕事の量・質、人間関係、職場環境など多様な要因が関与し、個人要因や仕事外要因とも相互に影響し合う。
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問19.職場のストレス要因のうち「仕事の質的負荷」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.通勤時間が長いこと
- イ.給与が低いこと
- ウ.処理すべき仕事の量が多いこと
- エ.高度な知識や難しい判断を要する仕事内容であること
正解:エ.高度な知識や難しい判断を要する仕事内容であること
解説:質的負荷は仕事の難しさや高度な判断・責任を要する内容に関する負荷であり、量的負荷(仕事量の多さ)とは区別される。
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問20.職場のストレス要因における「役割葛藤」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.相互に矛盾する複数の役割期待を同時に受ける状態
- イ.役割が全くない状態
- ウ.仕事量が極端に少ない状態
- エ.自分の役割が何か分からない状態
正解:ア.相互に矛盾する複数の役割期待を同時に受ける状態
解説:役割葛藤は、相互に矛盾する複数の役割期待や要求を同時に受けることで生じるストレス要因である。
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問21.職場のストレス要因における「役割の曖昧さ」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.矛盾する役割を同時に求められること
- イ.役割が固定されていること
- ウ.自分に求められる役割や責任の範囲が不明確であること
- エ.役割が多すぎること
正解:ウ.自分に求められる役割や責任の範囲が不明確であること
解説:役割の曖昧さは、自分に求められる役割や責任の範囲がはっきりしないことで生じるストレス要因である。
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問22.仕事のコントロール(裁量度)とストレスの関係について、一般的に指摘されることとして最も適切なものはどれか。
- ア.要求度が高く裁量度が低い状況でストレスが高まりやすい
- イ.裁量度はストレスと無関係である
- ウ.要求度が低いほど必ずストレスは高まる
- エ.裁量度が高いほど常にストレスは高まる
正解:ア.要求度が高く裁量度が低い状況でストレスが高まりやすい
解説:仕事の要求度が高く、かつ自分の裁量(コントロール)が低い状況は、ストレスが高まりやすいとされる。
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問23.職場における対人関係のストレスについて、最も適切なものはどれか。
- ア.対人関係は職場のストレス要因にはならない
- イ.良好な人間関係はストレスを増大させる
- ウ.対人関係は緩衝要因として働くことはない
- エ.上司・同僚・部下との人間関係は代表的なストレス要因である
正解:エ.上司・同僚・部下との人間関係は代表的なストレス要因である
解説:上司・同僚・部下との人間関係は職場の代表的なストレス要因であり、良好な関係は緩衝要因にもなりうる。
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問24.職場環境がストレス要因となる例として、最も適切なものはどれか。
- ア.十分な休息時間
- イ.騒音や不適切な照明などの物理的作業環境
- ウ.適切な裁量の付与
- エ.良好な人間関係
正解:イ.騒音や不適切な照明などの物理的作業環境
解説:温度・湿度・照明・騒音・有害物質など物理的な作業環境もストレス要因となりうる。
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問25.昇進・昇格や人事異動が労働者のストレス要因となりうる理由として、最も適切なものはどれか。
- ア.望ましい変化は決してストレスにならないため理由はない
- イ.異動は緩衝要因であるため
- ウ.新たな役割や環境への適応が求められ、変化自体がストレスになりうるため
- エ.昇進は必ず健康障害を引き起こすため
正解:ウ.新たな役割や環境への適応が求められ、変化自体がストレスになりうるため
解説:昇進・異動は望ましい変化であっても、新たな役割・人間関係・環境への適応が必要となり、ライフイベントとしてストレス要因になりうる。
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問26.ライフイベントとストレスの関係について、最も適切なものはどれか。
- ア.ライフイベントは仕事に関するものに限られる
- イ.結婚や昇進など望ましい出来事も適応を要するためストレス要因となりうる
- ウ.ライフイベントは身体疾患とは無関係である
- エ.望ましい出来事はストレス要因にならない
正解:イ.結婚や昇進など望ましい出来事も適応を要するためストレス要因となりうる
解説:結婚や昇進など望ましい出来事も含め、生活上の変化(ライフイベント)は適応を要するためストレス要因となりうる。
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問27.うつ病の典型的な症状として、最も適切なものはどれか。
- ア.抑うつ気分や興味・喜びの喪失、意欲・集中力の低下
- イ.幻覚・妄想が中心症状である
- ウ.記憶の欠落のみが生じる
- エ.気分が高揚し活動性が著しく増す
正解:ア.抑うつ気分や興味・喜びの喪失、意欲・集中力の低下
解説:うつ病では抑うつ気分や興味・喜びの喪失が中心症状であり、睡眠障害・食欲低下・意欲低下・自責感などを伴う。
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問28.うつ病の症状の特徴として、しばしば見られる「日内変動」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.夜になるほど気分が著しく良くなる
- イ.朝方に調子が悪く、夕方にかけてやや改善する傾向がみられる
- ウ.気分は1日を通して全く変化しない
- エ.昼食後に最も気分が悪化し夜間に消失する
正解:イ.朝方に調子が悪く、夕方にかけてやや改善する傾向がみられる
解説:うつ病では、朝方に気分の落ち込みが強く、夕方にかけてやや軽くなるという日内変動がしばしば認められる。
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問29.うつ病に関する正しい理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.うつ病は本人の気の持ちようの問題で治療は不要である
- イ.うつ病になった人は怠けているだけである
- ウ.うつ病は励まし続ければ必ずすぐ治る
- エ.うつ病は治療を要する疾患であり、休養と治療により回復が期待できる
正解:エ.うつ病は治療を要する疾患であり、休養と治療により回復が期待できる
解説:うつ病は「気の持ちよう」や「怠け」ではなく、治療を要する疾患であり、休養と適切な治療により回復が期待できる。
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問30.うつ状態の部下への管理監督者の対応として、一般に適切でないものはどれか。
- ア.話をよく聴き、必要に応じて専門家への相談を促す
- イ.『頑張れ』と強く励まし続け、努力で乗り越えさせる
- ウ.業務量を調整するなど環境面の配慮を検討する
- エ.産業医や事業場内の相談窓口につなぐ
正解:イ.『頑張れ』と強く励まし続け、努力で乗り越えさせる
解説:うつ状態の人を安易に「頑張れ」と励まし続けることは、本人をさらに追い詰める場合があり望ましくない。専門家への相談につなぐことが重要である。
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問31.双極性障害(躁うつ病)の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.気分の変動は一切見られない
- イ.抑うつ状態のみが繰り返される
- ウ.抑うつ状態に加えて気分が高揚する躁状態が現れる
- エ.常に気分が高揚した状態が続く
正解:ウ.抑うつ状態に加えて気分が高揚する躁状態が現れる
解説:双極性障害では、抑うつ状態だけでなく、気分が高揚し活動性が高まる躁状態(または軽躁状態)が現れる点が特徴である。
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問32.双極性障害における「躁状態」の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.強い不安発作が反復する
- イ.興味や喜びの喪失が中心である
- ウ.気分の高揚・活動性の亢進・睡眠欲求の減少・多弁などがみられる
- エ.強い眠気と過眠が続く
正解:ウ.気分の高揚・活動性の亢進・睡眠欲求の減少・多弁などがみられる
解説:躁状態では気分の高揚、活動性の亢進、睡眠欲求の減少、多弁、誇大的な思考などがみられ、社会的・職業的な問題を生じることがある。
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問33.適応障害の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.幻覚・妄想を主症状とする
- イ.明確なストレス要因に対する反応として情緒・行動面の症状が生じる
- ウ.必ず生涯にわたり症状が続く
- エ.原因となるストレス要因が特定できない疾患である
正解:イ.明確なストレス要因に対する反応として情緒・行動面の症状が生じる
解説:適応障害は、特定のストレス要因(環境変化など)に対する反応として、抑うつや不安、行動面の問題が生じる状態であり、原因となるストレスが取り除かれると改善しやすい。
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問34.適応障害への対応に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.原因となるストレス要因への対処や環境調整が重要である
- イ.環境を変えても症状は全く改善しない
- ウ.原因の特定は治療上意味がない
- エ.ストレス要因とは無関係に薬物療法のみで対応する
正解:ア.原因となるストレス要因への対処や環境調整が重要である
解説:適応障害では原因となるストレス要因への対処や環境調整が重要であり、ストレス要因が軽減されれば症状の改善が期待できる。
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問35.パニック障害の中心的な症状である「パニック発作」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.気分が高揚し活動性が高まる状態
- イ.数日間持続する持続的な抑うつ気分
- ウ.突然生じる強い不安・恐怖と動悸・息苦しさなどの身体症状の発作
- エ.現実感を伴う幻覚体験
正解:ウ.突然生じる強い不安・恐怖と動悸・息苦しさなどの身体症状の発作
解説:パニック発作は、突然生じる強い不安・恐怖とともに、動悸・息苦しさ・めまい・発汗などの身体症状を伴う発作である。
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問36.パニック障害でしばしばみられる「予期不安」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.過去の失敗を繰り返し思い出す不安
- イ.他人に見られることへの不安
- ウ.また発作が起こるのではないかという不安
- エ.高所に対する不安
正解:ウ.また発作が起こるのではないかという不安
解説:予期不安は、また発作が起こるのではないかという不安であり、これが日常生活や行動の制限につながることがある。
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問37.社交不安障害(社会不安障害)の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠中にのみ症状が現れる
- イ.特定の物や状況に限らずあらゆる場面で気分が高揚する
- ウ.幻聴を主症状とする
- エ.人前や注目される場面で強い不安・緊張を感じ回避しようとする
正解:エ.人前や注目される場面で強い不安・緊張を感じ回避しようとする
解説:社交不安障害では、人前での発言や注目される場面などで強い不安・緊張を感じ、そうした状況を避けようとする傾向がある。
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問38.不安障害に共通する特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.過剰な不安・恐怖が持続または反復し生活に支障をきたす
- イ.不安や恐怖は一切伴わない
- ウ.記憶障害が必発である
- エ.気分の高揚が中心症状である
正解:ア.過剰な不安・恐怖が持続または反復し生活に支障をきたす
解説:不安障害では、状況に不釣り合いな過剰な不安や恐怖が持続・反復し、日常生活に支障をきたす点が共通する。
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問39.睡眠障害のうち「入眠障害」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.朝早く目が覚めてしまい再び眠れない
- イ.夜間に何度も目が覚める
- ウ.睡眠時間は足りているが熟眠感がない
- エ.寝つくまでに時間がかかる
正解:エ.寝つくまでに時間がかかる
解説:入眠障害は寝つくまでに時間がかかるタイプの不眠であり、ほかに中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などがある。
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問40.睡眠障害のうち「早朝覚醒」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.寝つきが悪い
- イ.夜間に何度も目が覚める
- ウ.眠っても熟眠感が得られない
- エ.予定より早く目が覚め再び眠れない
正解:エ.予定より早く目が覚め再び眠れない
解説:早朝覚醒は予定より早く目が覚めてしまい再入眠できない状態で、うつ病でしばしばみられる。
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問41.睡眠と心の健康の関係について、最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠の問題はメンタルヘルス不調のサインであることが多い
- イ.不眠はうつ病とは関連しない
- ウ.睡眠の問題はメンタルヘルスとは無関係である
- エ.良質な睡眠はメンタルヘルスに悪影響を及ぼす
正解:ア.睡眠の問題はメンタルヘルス不調のサインであることが多い
解説:不眠などの睡眠の問題はメンタルヘルス不調のサインであることが多く、うつ病など多くの精神疾患で睡眠障害がみられる。
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問42.アルコール依存症に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.身体的影響はあるが精神的影響はない
- イ.飲酒のコントロールが困難になり生活や健康に支障をきたす疾患である
- ウ.意志の力だけで容易にやめられる習慣の問題である
- エ.本人の努力不足が唯一の原因である
正解:イ.飲酒のコントロールが困難になり生活や健康に支障をきたす疾患である
解説:アルコール依存症は、飲酒のコントロールが困難になり、生活や健康に支障をきたしてもやめられなくなる状態であり、治療を要する疾患である。
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問43.アルコール依存症でみられる「耐性」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.少量の飲酒で以前より強く酔うようになること
- イ.飲酒しても全く酔わなくなること
- ウ.同じ効果を得るために飲酒量が増えていくこと
- エ.飲酒欲求が完全に消失すること
正解:ウ.同じ効果を得るために飲酒量が増えていくこと
解説:耐性とは、同じ効果を得るために以前より多くの飲酒量を必要とするようになる状態を指す。
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問44.職場におけるアルコール関連問題への管理監督者の理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.治療を要する疾患であり専門機関や相談窓口につなぐ支援が重要である
- イ.本人の意志に任せ職場は関与しない方がよい
- ウ.叱責を繰り返せば必ず改善する
- エ.飲酒は私生活の問題であり健康とは無関係である
正解:ア.治療を要する疾患であり専門機関や相談窓口につなぐ支援が重要である
解説:アルコール依存症は治療を要する疾患であり、説教や本人任せではなく、専門医療機関や相談窓口につなぐ支援が重要である。
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問45.心身症の定義として、最も適切なものはどれか。
- ア.気分の高揚を主症状とする状態
- イ.幻覚・妄想を伴う精神疾患である
- ウ.発症や経過に心理社会的要因が関与する身体疾患である
- エ.身体に異常がなく心理的訴えのみがある状態
正解:ウ.発症や経過に心理社会的要因が関与する身体疾患である
解説:心身症は、発症や経過に心理社会的要因が密接に関与する身体疾患であり、器質的または機能的な身体の障害を伴うものをいう。神経症や精神疾患は除外される。
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問46.心身症に該当しうる身体疾患の例として、一般に挙げられるものはどれか。
- ア.視力低下のみ
- イ.骨折
- ウ.ウイルス性肝炎のみ
- エ.過敏性腸症候群や緊張型頭痛など
正解:エ.過敏性腸症候群や緊張型頭痛など
解説:過敏性腸症候群、緊張型頭痛、本態性高血圧、胃・十二指腸潰瘍などは、心理社会的要因の関与が指摘される心身症の例として挙げられることがある。
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問47.心身症と理解するうえで重要な考え方として、最も適切なものはどれか。
- ア.身体治療に加え、背景の心理社会的要因への対応も重要である
- イ.心身症は精神疾患であり身体治療は不要である
- ウ.身体面の治療のみを行えばよい
- エ.心理的要因は治療上考慮しない
正解:ア.身体治療に加え、背景の心理社会的要因への対応も重要である
解説:心身症では身体疾患の治療とともに、背景にある心理社会的ストレス要因への対応を併せて考えることが重要である。
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問48.統合失調症の症状の理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.幻覚・妄想などの陽性症状や意欲低下などの陰性症状がみられる
- イ.気分の高揚と抑うつのみを繰り返す
- ウ.飲酒のコントロール困難が中心症状である
- エ.発作的な強い不安のみが反復する
正解:ア.幻覚・妄想などの陽性症状や意欲低下などの陰性症状がみられる
解説:統合失調症では幻覚(幻聴など)や妄想といった陽性症状、意欲低下や感情の平板化といった陰性症状などがみられる。
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問49.発達障害に関する基礎的な理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.成人になってから初めて生じる疾患である
- イ.生まれつきの脳機能の特性に基づくもので、理解と配慮が求められる
- ウ.本人の努力不足や育て方が原因である
- エ.必ず知的能力の著しい低下を伴う
正解:イ.生まれつきの脳機能の特性に基づくもので、理解と配慮が求められる
解説:発達障害は生まれつきの脳機能の特性に基づくもので、本人の努力不足や育て方の問題ではなく、特性に応じた理解と配慮が求められる。
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問50.心の健康問題に対する正しい理解と偏見(スティグマ)の是正について、最も適切なものはどれか。
- ア.偏見は早期相談を促進する
- イ.心の健康問題は誰にでも起こりうるもので、正しい理解が重要である
- ウ.心の健康問題は特別な人だけに起こる
- エ.本人の性格の弱さが唯一の原因である
正解:イ.心の健康問題は誰にでも起こりうるもので、正しい理解が重要である
解説:心の健康問題は誰にでも起こりうるものであり、誤解や偏見をなくし正しく理解することが、早期の相談・支援につながる。
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問51.メンタルヘルス不調を抱える人への偏見が及ぼす影響として、最も適切なものはどれか。
- ア.偏見は受診や相談を促進する
- イ.偏見は本人が相談・受診をためらう要因となり対応が遅れうる
- ウ.偏見はメンタルヘルス不調と無関係である
- エ.偏見があるほど早期発見につながる
正解:イ.偏見は本人が相談・受診をためらう要因となり対応が遅れうる
解説:偏見やスティグマは、本人が相談や受診をためらう要因となり、結果として対応が遅れる原因になりうる。
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問52.自殺予防に関する管理監督者の基本的な理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.死にたい気持ちは話題にしない方が必ずよい
- イ.自殺は予防できないものである
- ウ.自殺念慮を訴える人を放置してよい
- エ.背景にうつ病など治療可能な疾患が関与していることが多く、気づきと専門家相談が重要である
正解:エ.背景にうつ病など治療可能な疾患が関与していることが多く、気づきと専門家相談が重要である
解説:自殺の背景にはうつ病など治療可能な精神疾患が関与していることが多く、変化への気づきと専門家への相談が予防に重要である。
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問53.部下から「死にたい」という気持ちを打ち明けられた場合の管理監督者の対応として、最も適切なものはどれか。
- ア.訴えを真剣に受け止め傾聴し、専門家・相談窓口につなげる
- イ.気のせいだとして取り合わない
- ウ.誰にも相談せず一人で対応する
- エ.『そんなことを考えるな』と否定して話を打ち切る
正解:ア.訴えを真剣に受け止め傾聴し、専門家・相談窓口につなげる
解説:訴えを真剣に受け止め、話を傾聴したうえで、産業医や専門医療機関など適切な支援につなげることが重要である。安易に否定したり一人で抱え込んだりしない。
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問54.メンタルヘルス不調の早期発見における「いつもと違う様子」への気づきについて、最も適切なものはどれか。
- ア.遅刻・欠勤やミスの増加など『いつもと違う』変化に気づくことが早期対応に重要である
- イ.部下の様子の変化に管理監督者が関与すべきではない
- ウ.変化があっても本人が申し出るまで何もしない
- エ.勤怠や言動の変化は健康とは無関係なので注目しない
正解:ア.遅刻・欠勤やミスの増加など『いつもと違う』変化に気づくことが早期対応に重要である
解説:管理監督者は、遅刻・欠勤の増加、ミスの増加、表情や言動の変化など「いつもと違う」様子の変化に気づき、早期対応につなげることが重要である。
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問55.ストレス反応が長期化・増悪した場合に生じうる経過として、NIOSHモデルの観点から最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応は時間が経てば必ず自然に消失し疾病には至らない
- イ.ストレス反応と疾病の間に関連はない
- ウ.急性ストレス反応が持続・増悪すると心身の疾病に発展しうる
- エ.疾病は緩衝要因が増えるほど起こりやすい
正解:ウ.急性ストレス反応が持続・増悪すると心身の疾病に発展しうる
解説:NIOSHモデルでは、急性ストレス反応が適切に解消されず持続・増悪すると、心身の疾病に発展しうるとされる。