メンタルヘルス・マネジメント検定II種「個々の労働者への配慮」の一問一答
📖 メンタルヘルス・マネジメント検定II種「個々の労働者への配慮」の全55問と解説(一覧)
メンタルヘルス・マネジメント検定II種の個々の労働者への配慮に関する一問一答(全55問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.管理監督者が部下のメンタルヘルス不調に早期に気づくうえで最も重視すべき着眼点はどれか。
- ア.他部署の同僚と比較してどうか
- イ.新入社員かどうか
- ウ.その部下の普段の状態と比べて「いつもと違う」かどうか
- エ.本人の家庭環境の良し悪し
正解:ウ.その部下の普段の状態と比べて「いつもと違う」かどうか
解説:ラインによるケアの基本は、日頃の部下の様子を把握し「いつもと違う」変化に気づくことである。普段との差を捉えることが早期発見の鍵となる。
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問2.勤怠面で表れるメンタルヘルス不調のサインとして、最も典型的なものはどれか。
- ア.有給休暇を計画的に取得する
- イ.遅刻・早退・欠勤が増える
- ウ.定時に退社する
- エ.休暇申請を事前に提出する
正解:イ.遅刻・早退・欠勤が増える
解説:遅刻・早退・欠勤の増加、特に理由のはっきりしない急な休みの増加は、不調の代表的なサインである。勤怠の乱れは早期に気づきやすい変化である。
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問3.管理監督者が行う「いつもと違う」部下への気づきについて、適切な姿勢はどれか。
- ア.気づいた変化から病名を診断する
- イ.変化に気づいたら必ず人事処分を検討する
- ウ.変化があっても本人が申し出るまで関与しない
- エ.変化に気づくことが目的で、診断は専門家に委ねる
正解:エ.変化に気づくことが目的で、診断は専門家に委ねる
解説:気づきは医学的診断ではなく、普段の様子との違いを察知することである。診断や原因の断定は専門家の役割であり、管理監督者は変化に気づき適切につなぐ役割を担う。
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問4.部下の能率や仕事ぶりの変化として、メンタルヘルス不調が疑われるサインはどれか。
- ア.これまでできていた仕事でミスが増える
- イ.業務改善の提案をする
- ウ.新しい資格を取得する
- エ.会議で積極的に発言する
正解:ア.これまでできていた仕事でミスが増える
解説:以前はなかったミスの増加、仕事の能率低下、納期遅れなどは不調のサインとなりうる。これまでできていたことができなくなる変化に注目する。
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問5.管理監督者が部下と日頃からコミュニケーションをとる意義として、最も適切なものはどれか。
- ア.業務指示を効率化するためだけに必要である
- イ.部下が相談しやすい関係をつくり変化に気づきやすくなる
- ウ.評価査定の材料を集めるために行う
- エ.勤務時間外の私生活を管理するために行う
正解:イ.部下が相談しやすい関係をつくり変化に気づきやすくなる
解説:日頃から声かけや対話を重ねることで、部下が相談しやすい関係が築かれ、変化にも気づきやすくなる。良好な関係は早期発見と早期対応の基盤となる。
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問6.部下の話を聴く際の「積極的傾聴」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.相手の話を要約してすぐに解決策を示す
- イ.相手の言葉や気持ちを否定せずに受け止めて聴く
- ウ.話を遮って自分の経験を語る
- エ.正しいか間違っているかを判定しながら聴く
正解:イ.相手の言葉や気持ちを否定せずに受け止めて聴く
解説:積極的傾聴は、相手の話を否定や評価をせずに受け止め、相手の気持ちに関心を寄せて聴く態度である。助言や解決策を急ぐのではなく、まず聴くことが重視される。
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問7.不調が疑われる部下への初期対応として、管理監督者がとるべき行動はどれか。
- ア.朝礼で全員の前で本人に事情を尋ねる
- イ.しばらく様子を見て放置する
- ウ.直ちに退職を勧める
- エ.本人が話しやすい場で声をかけ話を聴く
正解:エ.本人が話しやすい場で声をかけ話を聴く
解説:気づいた変化を踏まえ、本人が話しやすい場で声をかけ、話を聴くことが初期対応の基本である。問い詰めるのではなく、心配している旨を伝えて様子を確認する。
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問8.管理監督者が部下を産業医や産業保健スタッフにつなぐ役割について、適切な記述はどれか。
- ア.管理監督者が自ら治療方針を決める
- イ.本人が希望しない限り専門家には一切つながない
- ウ.つなぐ前に必ず病名を確定させる
- エ.専門家につなぐ役割を担い、自分で治療はしない
正解:エ.専門家につなぐ役割を担い、自分で治療はしない
解説:管理監督者は専門家ではないため、不調が疑われる場合は産業医や産業保健スタッフなど専門家への相談・受診につなぐ役割を担う。自ら治療やカウンセリングを行うわけではない。
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問9.部下に受診や相談を勧める際の管理監督者の対応として、最も適切なものはどれか。
- ア.本人の意思に関わらず受診を命令する
- イ.受診しなければ評価を下げると伝える
- ウ.心配を伝え、本人の意思を尊重しつつ受診を勧める
- エ.勧めるのは本人が泣き出してからにする
正解:ウ.心配を伝え、本人の意思を尊重しつつ受診を勧める
解説:受診や相談の勧奨は、本人を責めるのではなく心配している姿勢を示し、本人の意思を尊重しながら丁寧に勧めることが大切である。強制ではなく支援的に促す。
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問10.部下から相談を受けた際に、管理監督者が避けるべき対応はどれか。
- ア.相手の話をさえぎらずに最後まで聴く
- イ.「気合いが足りない」と叱咤激励する
- ウ.相手の気持ちに関心を示す
- エ.話しやすい雰囲気をつくる
正解:イ.「気合いが足りない」と叱咤激励する
解説:相談者の気持ちを軽視する叱咤激励や、安易な励まし、説教は逆効果となりうる。まずは受容的に話を聴く姿勢が求められる。
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問11.長時間労働者に対する医師の面接指導について、管理監督者の役割として適切なものはどれか。
- ア.長時間労働の部下に面接指導の利用を促す
- イ.面接指導の結果を全社に公表する
- ウ.面接指導は管理監督者が自ら実施する
- エ.面接指導を受けないよう指導する
正解:ア.長時間労働の部下に面接指導の利用を促す
解説:管理監督者は、長時間労働により健康への影響が懸念される部下に対して、面接指導の対象となることや申出の方法を周知し、面接指導を受けるよう促す役割がある。
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問12.過重労働対策において管理監督者が日常的に配慮すべきことはどれか。
- ア.残業時間が多いほど評価を高くする
- イ.労働時間の把握は人事に任せ関与しない
- ウ.業務量の偏りを把握し過重労働を防ぐ
- エ.休日出勤を奨励する
正解:ウ.業務量の偏りを把握し過重労働を防ぐ
解説:管理監督者は部下の労働時間や業務量を把握し、特定の人に業務が偏らないよう調整するなど、過重労働を防ぐ配慮が求められる。長時間労働の常態化を防ぐことが重要である。
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問13.部下のプライバシーや健康情報の取り扱いについて、管理監督者の基本姿勢として適切なものはどれか。
- ア.把握した健康情報は職場で広く共有する
- イ.プライバシーは業務に関係ないので考慮不要
- ウ.健康情報は機微な個人情報として慎重に取り扱う
- エ.相談内容は雑談の話題にしてよい
正解:ウ.健康情報は機微な個人情報として慎重に取り扱う
解説:部下の健康情報や相談内容は機微な個人情報であり、必要な範囲を超えて他者に漏らさず、慎重に取り扱う配慮が必要である。本人の同意なく安易に共有しない。
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問14.管理監督者自身のメンタルヘルスについて、適切な考え方はどれか。
- ア.管理職はストレスを感じてはならない
- イ.管理職は相談してはいけない立場である
- ウ.自分の不調は隠し通すべきである
- エ.管理監督者自身もセルフケアが必要である
正解:エ.管理監督者自身もセルフケアが必要である
解説:管理監督者自身もストレスを抱えやすく、セルフケアが必要である。自分の不調に気づき、必要に応じて相談することは、部下のケアを行ううえでも重要である。
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問15.職場で部下の自殺のサインが疑われる場合の管理監督者の対応として、最も適切なものはどれか。
- ア.本人が落ち着くまで誰にも知らせず見守る
- イ.本人を叱って気を引き締めさせる
- ウ.速やかに専門家や関係者と連携する
- エ.しばらく休ませて自然回復を待つ
正解:ウ.速やかに専門家や関係者と連携する
解説:希死念慮や自殺のサインが疑われる場合は、一人で抱え込まず、速やかに産業保健スタッフや専門医、家族など関係者と連携することが重要である。緊急性の高い対応が求められる。
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問16.ハラスメントの防止について、管理監督者に求められる姿勢はどれか。
- ア.指導であれば厳しい叱責も問題ない
- イ.ハラスメントの相談は無視してよい
- ウ.成果のためなら多少の威圧は許される
- エ.ハラスメントを防ぎ良好な職場環境をつくる
正解:エ.ハラスメントを防ぎ良好な職場環境をつくる
解説:管理監督者は、ハラスメントが職場で起きないよう良好なコミュニケーションを保ち、自らがハラスメントの加害者とならないよう注意する責任がある。ハラスメントは不調の要因にもなる。
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問17.部下の表情や言動に表れる不調のサインとして、注目すべき変化はどれか。
- ア.表情が乏しくなり口数が減る
- イ.休憩時間に同僚と談笑している
- ウ.新しい趣味の話をする
- エ.昼食をしっかりとる
正解:ア.表情が乏しくなり口数が減る
解説:表情が乏しくなる、口数が減る、元気がなくなる、あるいは逆にいらだちが目立つなど、普段と異なる様子は不調のサインとなりうる。「いつもと違う」変化に気づくことが重要である。
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問18.部下が相談しやすい環境づくりのために、管理監督者ができることはどれか。
- ア.相談は就業時間外のみ受け付ける
- イ.日頃から声をかけ話を聴く姿勢を示す
- ウ.相談者を弱い人とみなす
- エ.相談内容を評価に直結させる
正解:イ.日頃から声をかけ話を聴く姿勢を示す
解説:日頃から声をかけ、話を否定せず聴く姿勢を示すことで、部下は安心して相談できる。相談を受けやすい雰囲気づくりが、早期の気づきと対応につながる。
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問19.対人関係の変化として、メンタルヘルス不調が疑われるサインはどれか。
- ア.同僚と積極的に交流するようになる
- イ.チームワークが向上する
- ウ.後輩の面倒をよくみる
- エ.これまで良好だった人間関係を避けるようになる
正解:エ.これまで良好だった人間関係を避けるようになる
解説:以前は良好だった同僚との関係に距離ができる、孤立する、周囲とのやりとりを避けるようになるなど、対人関係の変化は不調のサインとなりうる。
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問20.部下の話を聴く際の「受容」の態度として、適切なものはどれか。
- ア.相手の気持ちを評価せずありのまま受け止める
- イ.相手の考えの誤りを正しながら聴く
- ウ.相手の意見に反論しながら聴く
- エ.相手を説得することを目的に聴く
正解:ア.相手の気持ちを評価せずありのまま受け止める
解説:受容とは、相手の話や気持ちを評価・批判せずにありのまま受け止める態度である。相手を一人の人として尊重し、否定しないことが信頼関係につながる。
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問21.管理監督者が部下のメンタルヘルスに関して気づいた変化を記録・把握する目的として、適切なものはどれか。
- ア.懲戒処分の証拠を集めるため
- イ.本人を問い詰める材料にするため
- ウ.変化の継続性を把握し適切な対応につなげるため
- エ.評価を下げる理由を探すため
正解:ウ.変化の継続性を把握し適切な対応につなげるため
解説:変化を継続的に把握することで、不調が一時的か継続的かを判断しやすくなり、適切な対応や専門家への相談に役立つ。把握は支援のためであり、監視のためではない。
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問22.部下が「眠れない」「食欲がない」と訴えた場合、管理監督者の適切な対応はどれか。
- ア.話を聴き、必要に応じて専門家への相談を勧める
- イ.「誰でもあること」と取り合わない
- ウ.気のせいだと断定する
- エ.直ちに配置転換を決める
正解:ア.話を聴き、必要に応じて専門家への相談を勧める
解説:睡眠や食欲の変化は心身の不調のサインであり、訴えを軽視せず話を聴き、必要に応じて産業医など専門家への相談・受診を勧めることが適切である。
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問23.管理監督者が部下に声をかける際、不調が疑われる場合に避けるべき言い方はどれか。
- ア.「最近、疲れていないか心配だ」
- イ.「困っていることがあれば話してほしい」
- ウ.「無理をしていないか気になっている」
- エ.「何をやっているんだ、しっかりしろ」
正解:エ.「何をやっているんだ、しっかりしろ」
解説:本人を責めたり問い詰めたりする言い方は、相手を追い詰めて逆効果になりうる。心配している姿勢を伝え、本人が話しやすいように配慮した声かけが望ましい。
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問24.危機対応において、希死念慮が疑われる部下に対し管理監督者が一人で抱え込まないことが重要とされる理由はどれか。
- ア.責任を回避するため
- イ.専門家や関係者と連携し適切に対応するため
- ウ.対応を先延ばしにするため
- エ.噂を広めるため
正解:イ.専門家や関係者と連携し適切に対応するため
解説:自殺の危機など緊急性の高い状況では、管理監督者だけで対応するのは困難であり、専門家や関係者と連携することで適切かつ安全な対応が可能になる。連携が本人の安全を守る。
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問25.部下のメンタルヘルス不調に気づいた管理監督者が、まず行うべきことはどれか。
- ア.本人の意向を確認せず休職を命じる
- イ.本人を避けて関わらない
- ウ.まず本人の話を聴き状況を把握する
- エ.他の部下に事情を聞いて回る
正解:ウ.まず本人の話を聴き状況を把握する
解説:気づいた段階では、まず本人の話を聴き状況を把握することが基本である。決めつけや一方的な指示の前に、本人の状況や気持ちを理解する姿勢が大切である。
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問26.ラインによるケアにおいて、管理監督者が部下の業務上の問題に対応する意義として適切なものはどれか。
- ア.業務上の問題は本人の責任なので関与しない
- イ.職場のストレス要因の改善は不調予防につながる
- ウ.環境改善より個人の精神論を優先する
- エ.業務量は多いほどよい
正解:イ.職場のストレス要因の改善は不調予防につながる
解説:職場のストレス要因(業務量・人間関係・役割の不明確さなど)は管理監督者の働きかけで改善できる場合があり、職場環境の改善は不調の予防につながる。これはラインケアの重要な役割である。
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問27.部下から相談を受けた内容について、産業保健スタッフと情報を共有する際の配慮として適切なものはどれか。
- ア.本人の同意やプライバシーに配慮して必要な範囲で共有する
- イ.共有する際は人数が多いほどよい
- ウ.本人に無断で全社に展開する
- エ.共有はしてはならないので一切連携しない
正解:ア.本人の同意やプライバシーに配慮して必要な範囲で共有する
解説:支援のために必要な情報を共有する場合でも、本人の同意やプライバシーへの配慮が原則であり、必要最小限の範囲で取り扱うことが望ましい。むやみに共有しない。
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問28.管理監督者が部下のメンタルヘルスケアを行ううえで、自分の役割の範囲について適切な理解はどれか。
- ア.診断も治療も管理監督者が担うべきだ
- イ.気づきと連携を担い、診断・治療は専門家に委ねる
- ウ.ケアは一切人事の仕事である
- エ.役割を考えず何でも自分で抱える
正解:イ.気づきと連携を担い、診断・治療は専門家に委ねる
解説:管理監督者は気づき・声かけ・専門家への橋渡しを担うが、診断や治療は専門家の役割である。役割の範囲を理解し、専門家と連携することが適切なケアにつながる。
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問29.部下の遅刻や欠勤が増えてきた場合、管理監督者の望ましい初期対応はどれか。
- ア.欠勤の理由を問わず厳重注意のみ行う
- イ.勤怠が改善するまで放置する
- ウ.本人の評価を即座に下げる
- エ.心配する姿勢で声をかけ背景を聴く
正解:エ.心配する姿勢で声をかけ背景を聴く
解説:勤怠の乱れに気づいたら、頭ごなしに叱るのではなく、本人の状況を心配する姿勢で声をかけ、背景に何かないか話を聴くことが望ましい。
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問30.管理監督者が部下と面談する際、安心して話せる環境への配慮として適切なものはどれか。
- ア.大勢が行き交う場所で立ち話で済ませる
- イ.プライバシーが守られる場所を確保する
- ウ.他の社員にも同席してもらう
- エ.電話で手短に済ませる
正解:イ.プライバシーが守られる場所を確保する
解説:プライバシーが守られる場所を選び、他人に話を聞かれない環境を整えることで、部下は安心して相談できる。面談場所への配慮は信頼関係の基礎となる。
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問31.管理監督者自身がストレスをためないために有効なセルフケアとして適切なものはどれか。
- ア.ストレスを無視して働き続ける
- イ.部下に当たって発散する
- ウ.自分のストレスに気づき適切に対処・相談する
- エ.睡眠を削って業務を優先する
正解:ウ.自分のストレスに気づき適切に対処・相談する
解説:自分のストレスに気づき、休息や相談などで適切に対処することがセルフケアである。一人で抱え込まず、上司や産業保健スタッフに相談することも有効である。
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問32.良好なコミュニケーションがメンタルヘルスに与える効果として、適切なものはどれか。
- ア.コミュニケーションは生産性と無関係である
- イ.会話が多いほどストレスが増える
- ウ.相談しやすい関係を生み不調の予防に寄与する
- エ.業務上の指示だけで十分である
正解:ウ.相談しやすい関係を生み不調の予防に寄与する
解説:職場の良好なコミュニケーションは相談しやすい関係を生み、ストレスの緩和や早期の気づきにつながる。風通しのよい職場は不調の予防に寄与する。
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問33.部下が長時間労働の状態にあるとき、健康面で特に注意すべき影響として一般に指摘されるものはどれか。
- ア.長時間労働は健康に良い影響を与える
- イ.睡眠不足や疲労の蓄積など健康への悪影響
- ウ.業務スキルが必ず向上する
- エ.ストレスが必ず軽減する
正解:イ.睡眠不足や疲労の蓄積など健康への悪影響
解説:長時間労働は睡眠不足や疲労の蓄積を招き、心身の健康に悪影響を及ぼすことが指摘されている。管理監督者は労働時間の管理と部下の体調に注意を払う必要がある。
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問34.管理監督者が部下の不調に気づくために有効な、日常の行動はどれか。
- ア.日頃から観察し声をかけ関わる
- イ.部下とは必要最小限しか話さない
- ウ.変化は本人の申告だけに頼る
- エ.観察は評価時期だけ行う
正解:ア.日頃から観察し声をかけ関わる
解説:日頃から部下の様子を観察し、声をかけてコミュニケーションをとることが、変化への気づきの前提となる。日常的な関わりが早期発見を可能にする。
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問35.部下の話を聴く際の「共感」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.相手の意見にすべて同意すること
- イ.相手を哀れむこと
- ウ.相手の立場に立って気持ちを理解しようとすること
- エ.自分の意見を強く主張すること
正解:ウ.相手の立場に立って気持ちを理解しようとすること
解説:共感とは、相手の立場に立って気持ちを理解しようとする態度である。同情や同意とは異なり、相手の感じ方に寄り添って理解しようとすることが信頼関係を深める。
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問36.部下のメンタルヘルス不調が疑われるが本人が受診をためらう場合、管理監督者の適切な対応はどれか。
- ア.本人の意思を無視して即日受診させる
- イ.受診しないなら関わらないと突き放す
- ウ.不安を受け止めつつ相談窓口の利用を丁寧に勧める
- エ.受診を諦めて放置する
正解:ウ.不安を受け止めつつ相談窓口の利用を丁寧に勧める
解説:本人が受診をためらう場合でも、無理強いせず、産業医や相談窓口の利用を丁寧に勧め、不安を受け止めながら背中を押す配慮が望ましい。本人の意思を尊重しつつ支援する。
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問37.管理監督者が部下のメンタルヘルスについて把握した情報を取り扱う際の原則として適切なものはどれか。
- ア.誰にでも自由に伝えてよい
- イ.評価や処分に積極的に活用する
- ウ.記録は残さず口頭で広める
- エ.目的の範囲内で必要最小限に慎重に扱う
正解:エ.目的の範囲内で必要最小限に慎重に扱う
解説:健康情報は要配慮個人情報にあたり、目的の範囲内で必要最小限に用い、本人の不利益にならないよう慎重に取り扱う原則がある。安易な共有や利用は避ける。
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問38.職場のハラスメントとメンタルヘルスの関係について、適切な記述はどれか。
- ア.ハラスメントは不調の要因となりうる
- イ.ハラスメントは健康に影響しない
- ウ.ハラスメントは生産性を高める
- エ.ハラスメントは指導の一環で問題ない
正解:ア.ハラスメントは不調の要因となりうる
解説:ハラスメントは被害者の心身に深刻な影響を与え、メンタルヘルス不調の要因となりうる。管理監督者はハラスメントの防止に努めることが、職場の健康を守ることにつながる。
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問39.部下が深刻な悩みを打ち明けたとき、管理監督者がまず示すべき態度はどれか。
- ア.話を遮ってすぐ結論を出す
- イ.「大したことない」と軽く流す
- ウ.他の人にすぐ話してしまう
- エ.否定せず受け止め真剣に話を聴く
正解:エ.否定せず受け止め真剣に話を聴く
解説:深刻な悩みを打ち明けられたときは、まず否定せず受け止め、真剣に話を聴く姿勢を示すことが大切である。相手が安心して話せることが、その後の支援の出発点となる。
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問40.管理監督者が部下のメンタルヘルスケアの一次的な対応者として期待される理由はどれか。
- ア.部下より医学知識が豊富だから
- イ.治療を行う資格があるから
- ウ.人事権を持っているから
- エ.日常的に接し変化に気づきやすい立場だから
正解:エ.日常的に接し変化に気づきやすい立場だから
解説:管理監督者は部下と日常的に接し、その変化に気づきやすい立場にある。そのため、早期の気づきと初期対応、専門家への橋渡しを担う一次的な役割が期待される。
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問41.部下の業務量を調整する際、管理監督者が配慮すべき点として適切なものはどれか。
- ア.業務が一人に偏らないよう適切に配分する
- イ.できる部下に業務を集中させる
- ウ.業務量は本人任せにする
- エ.残業をさせて成果を最大化する
正解:ア.業務が一人に偏らないよう適切に配分する
解説:特定の部下に業務が集中しないよう、適切に配分し、過重な負担を防ぐ配慮が求められる。業務量の偏りは過重労働やストレスの原因となるため、バランスへの配慮が重要である。
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問42.管理監督者が部下の不調に気づいた際に「決めつけ」を避けるべき理由として適切なものはどれか。
- ア.決めつけた方が対応が早いから
- イ.誤った判断や対応を招くおそれがあるから
- ウ.本人が喜ぶから
- エ.決めつけは評価に役立つから
正解:イ.誤った判断や対応を招くおそれがあるから
解説:管理監督者は医療の専門家ではなく、表面的な様子だけで原因や病名を断定すると誤った対応につながる。決めつけず本人の話を聴き、専門家につなぐことが適切である。
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問43.部下から相談を受ける際、管理監督者が守るべき秘密保持の姿勢として適切なものはどれか。
- ア.相談内容は職場の話題として共有する
- イ.相談者の名前を周囲に伝える
- ウ.本人の了解なく他者に漏らさない
- エ.内容を上司に逐一報告して回る
正解:ウ.本人の了解なく他者に漏らさない
解説:相談内容は本人のプライバシーに関わるため、本人の了解なく他者に漏らさないことが信頼関係の基礎となる。ただし本人の安全に関わる緊急時は連携が必要となる。
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問44.管理監督者が部下にかける言葉として、相手を追い詰めにくく望ましいものはどれか。
- ア.「最近どうかな、何か困っていないか」
- イ.「みんなできているのになぜできないんだ」
- ウ.「弱音を吐くな」
- エ.「自分で何とかしろ」
正解:ア.「最近どうかな、何か困っていないか」
解説:相手を責めず、心配や関心を示す言葉は、本人が話しやすくなる。「あなたを気にかけている」という姿勢を伝えることが、相談につながりやすい。
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問45.管理監督者が部下のメンタルヘルス不調に対応する際、産業保健スタッフと連携する利点はどれか。
- ア.連携すると対応が遅くなる
- イ.責任をすべて押し付けられる
- ウ.専門的観点を踏まえた適切な対応が可能になる
- エ.部下に不利益が生じる
正解:ウ.専門的観点を踏まえた適切な対応が可能になる
解説:産業保健スタッフは専門的な知識を持ち、適切な対応や受診の判断を支援できる。連携することで管理監督者が抱え込まず、専門的観点を踏まえた対応が可能になる。
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問46.部下が普段と違い「ミスが増えた」「集中力が落ちた」場合、管理監督者の適切な見方はどれか。
- ア.能力不足と断定して指導を強化する
- イ.本人の怠慢として処分する
- ウ.変化に気づいても無視する
- エ.不調のサインの可能性も視野に入れて様子を確認する
正解:エ.不調のサインの可能性も視野に入れて様子を確認する
解説:集中力低下やミスの増加は、メンタルヘルス不調のサインである可能性がある。単なる能力不足と決めつけず、不調の可能性も視野に入れて様子を確認することが大切である。
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問47.管理監督者がセルフケアを実践することが、ラインによるケアにとっても重要とされる理由はどれか。
- ア.自身の健康を保つことで部下のケアも適切に行えるから
- イ.自分のケアは部下のケアと無関係である
- ウ.部下より優位に立つためである
- エ.評価を上げるためである
正解:ア.自身の健康を保つことで部下のケアも適切に行えるから
解説:管理監督者自身が心身の健康を保つことで、余裕をもって部下の変化に気づき、適切に対応できる。自分のケアができてこそ、部下のケアも機能する。
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問48.部下の不調が疑われ専門家につなぐ際、管理監督者の説明として適切なものはどれか。
- ア.健康を心配している旨を伝え相談先を案内する
- イ.「問題社員だから受けろ」と伝える
- ウ.受診先は自分で探させ放置する
- エ.受診の理由を曖昧にして強制する
正解:ア.健康を心配している旨を伝え相談先を案内する
解説:専門家への相談を勧める際は、本人を責めるのではなく、健康への心配からであることを伝え、相談先の情報を分かりやすく案内することが望ましい。本人が安心して相談できるよう配慮する。
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問49.危機的状況において、自殺をほのめかす言動があった部下への対応で最も適切なものはどれか。
- ア.様子を見て後日改めて話す
- イ.一人にせず速やかに専門家・関係者と連携し安全を確保する
- ウ.本人に強く反省を促す
- エ.他の業務を優先する
正解:イ.一人にせず速やかに専門家・関係者と連携し安全を確保する
解説:自殺をほのめかす言動は緊急性が高く、本人を一人にせず、速やかに専門家や関係者と連携して安全を確保することが最優先である。軽視や放置は危険である。
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問50.部下のメンタルヘルス不調への気づきを高めるために、管理監督者が意識すべき視点はどれか。
- ア.他人との比較を最優先する
- イ.普段の状態を知り、そこからの変化に注目する
- ウ.変化は気にせず成果だけ見る
- エ.本人の性格だけで判断する
正解:イ.普段の状態を知り、そこからの変化に注目する
解説:「いつもと違う」変化を捉えるには、普段の部下の状態を知っておくことが前提となる。日頃の様子を把握していれば、わずかな変化にも気づきやすくなる。
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問51.管理監督者が部下のプライバシーに配慮しつつケアを行うために必要な姿勢はどれか。
- ア.ケアのためなら情報は無制限に集める
- イ.本人の意向を尊重し必要な範囲で情報を扱う
- ウ.プライバシーは気にせず関与する
- エ.情報を集めず関わらない
正解:イ.本人の意向を尊重し必要な範囲で情報を扱う
解説:ケアにあたっては、本人の意向を尊重し、必要な情報を必要な範囲で扱う配慮が求められる。プライバシーへの配慮と支援を両立させることが信頼につながる。
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問52.職場で良好なコミュニケーションを保つために、管理監督者が日頃から心がけるべきことはどれか。
- ア.業務指示以外は話さない
- イ.部下の話を聞かない
- ウ.距離を置いて接する
- エ.あいさつや声かけで関わりを持つ
正解:エ.あいさつや声かけで関わりを持つ
解説:あいさつや声かけ、部下の話に耳を傾けるなどの日常的な働きかけが、相談しやすい関係づくりにつながる。日頃の積み重ねが信頼関係を育む。
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問53.管理監督者が部下に対し過重労働を防ぐために行う取り組みとして適切なものはどれか。
- ア.労働時間を把握し業務量を調整する
- イ.業務量を把握せず本人任せにする
- ウ.残業を奨励する
- エ.休暇取得を制限する
正解:ア.労働時間を把握し業務量を調整する
解説:労働時間を把握し、業務の繁閑を踏まえて応援体制を整えたり業務量を調整したりすることが、過重労働の防止につながる。管理監督者の主体的な調整が求められる。
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問54.部下が相談に来たとき、管理監督者が「傾聴」を実践するうえで適切な行動はどれか。
- ア.うなずきや相づちで関心を示し最後まで聴く
- イ.相手の話を途中で要約して打ち切る
- ウ.解決策を一方的に並べる
- エ.話を聞きながら別の作業をする
正解:ア.うなずきや相づちで関心を示し最後まで聴く
解説:傾聴では、相手の話をさえぎらず、うなずきや相づちで関心を示しながら最後まで聴くことが重要である。相手のペースを尊重して聴く姿勢が信頼につながる。
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問55.管理監督者が部下のメンタルヘルスケアにおいて、最終的に目指すべきこととして適切なものはどれか。
- ア.問題のある部下を排除すること
- イ.管理監督者の評価を上げること
- ウ.部下が健康に働き続けられるよう支援すること
- エ.業務効率だけを高めること
正解:ウ.部下が健康に働き続けられるよう支援すること
解説:ラインによるケアの目的は、部下が健康に働き続けられるよう支援し、不調の予防と早期対応を図ることである。気づき・対応・連携を通じて部下の健康を守ることが目標となる。