英検5級 過去問の傾向と対策【出題形式・例題・演習の進め方】
英検5級の一次試験は、リーディング25問とリスニング25問の合計50問。すべてマークシート方式で、英作文や面接はありません。出題される形式(パターン)は毎回ほぼ決まっているので、形式ごとの解き方を知っておくだけで、ぐんと解きやすくなります。この記事では、5級でよく出る出題パターンと、はじめての人でもわかる対策を、やさしい自作例とともに紹介します。
※検定料・試験日程・出題形式は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。なお、本記事の例題はすべて編集部が作成した自作の英文で、実際の過去問の本文ではありません。
英検5級の出題形式(全体像)
英検5級の一次試験は、大きくリーディング(読む)とリスニング(聞く)の2つに分かれています。それぞれ25問ずつ、合計50問です。まずは全体の出題形式を表で確認しましょう。
| 区分 | 出題形式 | 内容 |
|---|---|---|
| リーディング (計25問) | 短文の語句空所補充 | 文の空いているところに合う単語・熟語・文法を選ぶ |
| 会話文の空所補充 | 会話のやりとりで、空いている部分に合う文を選ぶ | |
| 日本文付き短文の語句整序 | 日本語の意味に合うように、英単語を正しい順番に並べる | |
| リスニング (計25問) | 会話の応答選択 | 会話を聞いて、最後の文に合う返事を選ぶ |
| 会話の内容一致 | 会話を聞いて、その内容に合う答えを選ぶ | |
| イラストを使った問題 | イラストを見ながら英語を聞き、合うものを選ぶ |
このように、出題のパターンは毎回ほぼ同じです。「次にどんな問題が出るか」が分かっていると、本番であわてずに解けます。次から、それぞれの形式を例とともにくわしく見ていきましょう。
リーディングの3大出題パターンと対策
① 短文の語句空所補充(文法・語彙)
1つの短い英文の中に、空いているところ(空所)が1か所あり、そこに入るいちばん合う単語や熟語、文法を4つの選択肢から選ぶ問題です。単語の意味を問うものと、文法のルールを問うものがあります。
自作の例で見てみましょう。
| 例題(自作) | I ( ) a cat. Its name is Tom. 1. am 2. is 3. have 4. like |
|---|---|
| 考え方 | 「私は猫を1ぴき飼っています」という意味にするには「have(飼っている・持っている)」が合います。答えは 3. have。 |
対策:基本の単語(動詞・名詞・形容詞)と、be動詞・一般動詞の使い分けをしっかり覚えましょう。空所の前後を見て、「主語は何か」「どんな意味の文か」を考えるのがコツです。
② 会話文の空所補充
2人の短い会話があり、その中の空いている部分に合うことばや文を選ぶ問題です。あいさつ・買い物・学校など、身近な場面のやりとりがよく出ます。
| 例題(自作) | A: How are you? B: ( ) And you? 1. I'm fine, thank you. 2. It's a dog. 3. Yes, I do. 4. See you. |
|---|---|
| 考え方 | 「元気ですか?」には「元気です、ありがとう」と答えるのが自然。答えは 1. I'm fine, thank you. |
対策:「How are you?(元気ですか)」「Thank you.(ありがとう)」「See you.(またね)」のような決まり文句を場面ごとに覚えておきましょう。会話の流れ(質問と答えの組み合わせ)に注目すると、自然な返事が選べます。
③ 日本文付き短文の語句整序
日本語の意味が先に書いてあり、その意味に合うように、ばらばらに並んだ英単語を正しい順番にならべる問題です。指定された場所に入る語の番号を答えます。
| 例題(自作) | (私は毎日サッカーをします。) I (① every ② soccer ③ play ④ day). 正しい順番にならべると? |
|---|---|
| 考え方 | 「I play soccer every day.(私は毎日サッカーをします)」が正しい文。順番は ③ play → ② soccer → ① every → ④ day。 |
対策:英語の基本の語順は「だれが → どうする → 何を → いつ・どこで」です。まず動詞(どうする)を見つけ、主語のあとに置くと組み立てやすくなります。
リスニングの3大出題パターンと対策
リスニングは25問あり、配点の半分を占めます。英語の音に耳を慣らしておくことが、何よりの対策です。5級のリスニングには、次の3つの形式があります。
① 会話の応答選択
2人の会話の最初の文だけが読まれ、それに合う返事を、放送される選択肢から選びます。問題用紙に文字はなく、すべて耳で聞いて答えます。
| 例題(自作) | 放送:「What is this?(これは何ですか?)」 選択肢(放送):1. It's a book. 2. I'm fine. 3. Yes, please. |
|---|---|
| 考え方 | 「これは何ですか?」には「本です」と答えるのが自然。答えは 1. It's a book. |
対策:「What(何)」「Who(だれ)」「Where(どこ)」などの疑問詞を聞き取れるようにしましょう。最初のことばが聞き取れれば、合う答えが選べます。
② 会話の内容一致
少し長めの会話を聞き、そのあとに読まれる質問の答えを選びます。「だれが」「何を」「いつ」など、会話の中身を聞き取ることが大切です。
| 例題(自作) | 放送:A:「Do you like apples?」 B:「No, I like oranges.」 質問:「What does the boy like?(男の子は何が好き?)」 |
|---|---|
| 考え方 | 男の子(B)は「オレンジが好き」と言っています。答えは Oranges.(オレンジ) |
対策:会話のキーワード(食べ物・色・数・場所など)に注意して聞きましょう。聞いた英語を声に出してまねする音読を続けると、聞き取る力が伸びます。
③ イラストを使った問題
問題用紙に絵(イラスト)が印刷されていて、その絵に合う英語を聞き取る問題です。絵を先に見て、何が描かれているかを確認しておくのがコツです。
| 例題(自作) | イラスト:犬が走っている絵 放送:1. A dog is running. 2. A cat is sleeping. 3. A bird is singing. |
|---|---|
| 考え方 | 絵に合うのは「犬が走っている」。答えは 1. A dog is running. |
対策:放送が始まる前にイラストをよく見て、出てきそうな単語(動物・動作・色など)を頭にうかべておきましょう。聞こえた単語と絵を結びつけると答えやすくなります。
過去問演習の進め方(5ステップ)
出題形式が分かったら、実際に問題を解いて慣れていきましょう。次の5つのステップで進めると、力がしっかり身につきます。
- ステップ1:時間を計って1回分を解く — 本番と同じように、まずは通して解いてみます。分からない問題はとばしてOKです。
- ステップ2:答え合わせをして、まちがいに印をつける — どの形式(語句空所補充・整序など)で間違えたかをメモします。
- ステップ3:まちがえた問題の理由を確認する — 「単語を知らなかった」「文法がわからなかった」など、原因をはっきりさせます。
- ステップ4:苦手な分野を集中して復習する — 当サイトの一問一答で、間違えた分野(単語・文法・会話など)をくり返し練習します。
- ステップ5:もう一度同じ問題を解き直す — 時間をおいてから解き直し、すらすら解けるか確認します。
このサイクルを2〜3回分くり返すと、出題形式にしっかり慣れて、本番でもあわてずに解けるようになります。
当サイトの一問一答との併用がおすすめ
過去問演習で見つかった苦手分野は、当サイトの一問一答でピンポイントに練習できます。英検5級でよく出る語彙・熟語・基本文法・会話表現を300問そろえているので、過去問とあわせて使うと効果的です。
- 語句空所補充でまちがえたら → 動詞・名詞・形容詞・副詞で語彙を補強
- 文法でまちがえたら → 文法でbe動詞・一般動詞などを確認
- 熟語でまちがえたら → 熟語でかたまり表現を練習
- 会話・応答でまちがえたら → 会話で場面別の表現を練習
くわしい勉強の進め方は勉強法ガイドを、用語の意味は用語集を、よくある質問はFAQを参考にしてください。
英検5級 一問一答 →
まとめ
英検5級の過去問対策は、「出題形式を知る → 形式ごとに解き方を覚える → 演習でくり返す」の流れが基本です。ポイントをおさらいします。
- 一次試験はリーディング25問+リスニング25問の計50問・マークシート方式
- リーディングは「短文の語句空所補充」「会話文の空所補充」「日本文付き短文の語句整序」の3形式
- リスニングは「会話の応答選択」「会話の内容一致」「イラストを使った問題」の3形式
- 過去問演習は5ステップ(解く→答え合わせ→原因確認→苦手復習→解き直し)でくり返す
- 苦手分野は一問一答とあわせて練習すると、効率よく力がつく
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