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英検2級 過去問の傾向と対策【出題形式・例題・英作文と面接の進め方】

英検2級の一次試験は、リーディング・ライティング(英作文)・リスニングの3つで構成され、一次に合格すると対面式の二次面接(スピーキング)に進みます(英検S-CBTなら4技能を1日で受験)。出題される形式(パターン)は毎回ほぼ決まっているので、形式ごとの解き方を知っておくだけで、ぐんと解きやすくなります。この記事では、2級でよく出る出題パターンと、初めての人でもわかる対策を、編集部の自作例とともに紹介します。準2級より一段難しく、長文の読解量が増え、仮定法・倒置・分詞構文・関係詞などの高校総合レベルの文法、意見論述と要約の本格的な英作文、面接が問われるのが特徴です。

※検定料・試験日程・出題形式は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。なお、本記事の例題はすべて編集部が作成した自作の英文で、実際の過去問の本文ではありません。

英検2級の出題形式(全体像)

英検2級は、一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と、それに合格した人が受ける二次試験(対面の面接)の二段階で行われます(英検S-CBTでは4技能を1日でまとめて受験します)。まずは一次試験の出題形式を表で確認しましょう。

技能大問出題形式
リーディング大問1短文の語句空所補充(単語・熟語・文法語法を選ぶ)
大問2長文の語句空所補充(文章の空所に合う語句・表現を選ぶ)
大問3長文の内容一致(Eメール・説明文・論説文を読み、内容に合う答えを選ぶ)
ライティング要約英文を読み、その内容を指定語数でまとめる
意見論述トピックについて自分の意見と理由を英語で書く
リスニング第1部会話の内容一致(会話を聞き、内容に合う答えを選ぶ)
第2部文の内容一致(まとまった英文を聞き、内容に合う答えを選ぶ)

出題のパターンは毎回ほぼ同じなので、「次にどんな問題が出るか」が分かっていると本番であわてずに解けます。準2級との大きな違いは、長文の読解量と論理性が増すこと、そしてライティングで意見論述に加えて「要約問題」が出ることです。次から、それぞれの形式を例とともにくわしく見ていきましょう。

リーディングの出題パターンと対策

大問1:短文の語句空所補充(文法語法・語彙)

1つの短い英文の中に空所が1か所あり、そこに入るいちばん合う単語・熟語・文法語法を4つの選択肢から選ぶ問題です。2級では準2級の文法に加えて、仮定法・倒置・強調構文・分詞構文・関係詞などの文法や、高校卒業レベルの語彙・熟語・語法が問われます。

自作の例で見てみましょう。

例題(自作)Never (  ) such a beautiful sunset before that day.
1. I had seen 2. had I seen 3. I have seen 4. did I saw
考え方否定の Never が文頭に出ると、後ろは疑問文の語順(倒置)になります。過去のある時より前なので過去完了。答えは 2. had I seen

対策:「文頭に否定・限定の語が来たら倒置」のように、文法のサイン(合図となる言葉)と形を結びつける練習が有効です。2級で増える語彙・熟語・語法は、こまめに一問一答でふやしておきましょう。

大問2:長文の語句空所補充

準2級より長くなった文章(説明文・論説文など)の中の空所に、合う語句や表現を選ぶ問題です。文章全体の流れや前後の論理関係を読み取る力が必要です。

例題(自作)本文(自作):「Online shopping has become very popular. (  ), many small local shops are struggling to keep their customers.」
1. As a result 2. For example 3. In addition 4. By contrast
考え方前は「ネット通販が普及した」、後ろは「地元の店は客の維持に苦労」と原因と結果の関係。答えは 1. As a result(その結果)

対策:空所の前後の文の論理関係(順接・逆接・例示・理由・結果など)に注目しましょう。As a result / However / By contrast / In addition など、文と文をつなぐ言葉(ディスコースマーカー)の意味を覚えておくと、空所に合う語句を選びやすくなります。

大問3:長文の内容一致(Eメール・説明文・論説文)

2級では論理的な長文を読んで内容に合う答えを選ぶ問題の比重が増えます。Eメール、社会・科学・歴史などを説明する説明文、意見を述べる論説文が出題され、本文も準2級よりかなり長くなります。

例題(自作)説明文(自作):「The new recycling system reduced the city's waste by thirty percent in just one year. City officials say they will expand it to nearby towns next year.」
質問:What will the city do next year?
考え方「来年は近隣の町に拡大する」とあるので、答えは Expand the system to nearby towns.(近隣の町に制度を拡大する)

対策設問(質問)を先に読んでから本文を探すと、必要な情報を素早く見つけられます。数値・日時・理由・主張などのキーワードに印をつけながら読む練習をしましょう。段落ごとに「何の話か」を一言でメモすると、長い論説文でも整理しやすくなります。

ライティング(英作文)の対策

2級のライティングは、英文を読んで要点をまとめる「要約」と、トピックについて自分の意見と理由を述べる「意見論述」の2種類が出ます。どちらも難しい単語や長い文を無理に書く必要はありません。習った文法でミスのない文を、決まった「型」に沿って並べるのが安全です。

意見論述の「型」

おすすめの型① 自分の意見を1文(トピックに対する立場をはっきり示す)
② 理由を2つ(First 〜 / Second 〜 でつなぎ、具体例を添える)
③ まとめを1文(For these reasons 〜 などで締める)
書き方の例(自作)トピック:Do you think people should use public transportation more often?
① I think people should use public transportation more often.
② First, it can reduce traffic and air pollution in cities. Second, it is often cheaper than driving a car every day.
③ For these reasons, I believe using public transportation more often is a good idea.

要約の進め方

要約は、与えられた英文の各段落の要点を、自分の言葉で短くまとめ直す問題です。本文の文をそのまま写すのではなく、言い換え(パラフレーズ)が求められます。手順は、①各段落の中心となる文(主張)を見つける → ②それを自分の言葉で1文に短くする → ③段落どうしを But / Because / So などでつないで全体を整える、という流れです。指定された語数の範囲に収めることも忘れないようにしましょう。

対策のポイント

※当サイトの一問一答は語彙・熟語・文法語法・会話が対象のため、英作文そのものの添削は行っていませんが、英作文に必要な単語・文法は一問一答で固められます。

リスニングの出題パターンと対策

リスニングは配点の大きな割合を占めます。英語の音に耳を慣らしておくことが、何よりの対策です。2級のリスニングには、次の2つの部があります。準2級より会話・英文が長く、内容も具体的・論理的になります。

第1部:会話の内容一致

2人のやや長めの会話が読まれ、そのあとに読まれる質問の答えを、問題用紙の選択肢から選びます。「だれが」「何を」「なぜ」など、会話の内容を聞き取ることが大切です。

例題(自作)放送:A:「Did you finish the report?」 B:「Not yet. I need more data, so I'll ask the sales team tomorrow.」
質問:What will the man do tomorrow?
考え方「データが足りないので、明日営業チームに頼む」と言っています。答えは Ask the sales team for data.(営業チームにデータを頼む)

対策:会話の場面・話題・これからの予定を聞き取れるようにしましょう。質問は「What will 〜」「Why does 〜」のように決まったパターンが多いので、何を問われやすいかを意識して聞くと答えを選びやすくなります。

第2部:文の内容一致

1人が話すまとまった英文(説明・ナレーション・お知らせなど)を聞き、そのあとに読まれる質問の答えを選びます。準2級より長く、内容も論理的になります。

例題(自作)放送:「The museum was built over a hundred years ago. Last year it was repaired, and now it is open to visitors again every weekend.」
質問:When can people visit the museum now?
考え方「今は毎週末また開いている」と言っています。答えは Every weekend.(毎週末)

対策:説明文のキーワード(時・場所・数値・理由・変化など)に注意して聞きましょう。聞いた英語を声に出してまねする音読・シャドーイングを続けると、聞き取る力が伸び、面接の発話練習にもなります。

二次面接(スピーキング)の流れと対策

一次試験に合格すると、後日の二次面接に進みます(英検S-CBTでは同じ日に録音方式で受験します)。2級の面接は、面接官と1対1の対面形式で、おおむね次の流れで進みます。準2級より英文・質問が長く、自分の意見を理由とともにまとまった英語で述べる力が求められます。

  1. パッセージの黙読と音読 — 渡されたカードの英文(60語程度)を黙読し、声に出して読みます。
  2. パッセージについての質問 — 読んだ英文の内容について質問されます。
  3. イラストの展開を説明する問題 — 3コマほどのイラストの状況や登場人物の行動を、英語で順に説明します。
  4. 受験者自身の意見を問う質問 — 社会的な話題などについて、賛成か反対か、その理由を英語で答えます。

対策のポイント

過去問演習の進め方(5ステップ)

出題形式が分かったら、実際に問題を解いて慣れていきましょう。次の5つのステップで進めると、力がしっかり身につきます。

  1. ステップ1:時間を計って一次1回分を解く — 本番と同じように、リーディング・英作文・リスニングを通して解いてみます。
  2. ステップ2:答え合わせをして、まちがいに印をつける — どの技能・形式で間違えたかをメモします。
  3. ステップ3:まちがえた問題の理由を確認する — 「単語を知らなかった」「倒置・仮定法の文法があいまいだった」「論説文を読み切れなかった」など、原因をはっきりさせます。
  4. ステップ4:苦手な分野を集中して復習する — 当サイトの一問一答で、間違えた分野(単語・熟語・文法語法・会話など)をくり返し練習します。
  5. ステップ5:英作文と面接も声に出して練習する — 意見論述・要約は型に沿って書き、面接は音読と応答を声に出して仕上げます。

このサイクルを2〜3回分くり返すと、出題形式にしっかり慣れて、本番でもあわてずに解けるようになります。

当サイトの一問一答との併用がおすすめ

過去問演習で見つかった苦手分野は、当サイトの一問一答でピンポイントに練習できます。英検2級でよく出る語彙・熟語・文法語法(仮定法・倒置・分詞構文・関係詞など)・会話表現をそろえているので、過去問とあわせて使うと効果的です。

くわしい勉強の進め方は勉強法ガイドを、用語の意味は用語集を、よくある質問はFAQを参考にしてください。

英検2級の出題パターンを一問一答で練習しよう!
英検2級 一問一答 →

まとめ

英検2級の過去問対策は、「出題形式を知る → 形式ごとに解き方を覚える → 演習でくり返す」の流れが基本です。ポイントをおさらいします。

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