2級土木施工管理技士(第一次検定)「専門土木」の一問一答
📖 2級土木施工管理技士(第一次検定)「専門土木」の全75問と解説(一覧)
2級土木施工管理技士(第一次検定)の専門土木に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.鋼材は炭素含有量が多くなるほど一般に引張強さは増加するが、伸びや靱性は低下する。
正解:○(正しい)
解説:炭素はセメンタイトを増やして鋼を硬く強くする一方、粘り(伸び・靱性)を失わせ、溶接時に硬化・割れを起こしやすくする。橋梁用鋼材で炭素量を抑えるのはこのためで、強度は他の合金元素や熱処理で補う。
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問2.鋼材の引張強さは、一般に温度が高くなるほど大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋼材の引張強さは常温付近で最大となり、温度が上がると低下する(数百℃で著しく落ちる)。火災時に鋼構造物が急速に耐力を失うのはこの性質によるもので、耐火被覆が必要になる理由でもある。
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問3.完全溶込み突合せ溶接は、溶接部の全断面にわたって溶け込ませる溶接である。
正解:○(正しい)
解説:完全溶込み突合せ溶接は母材の全断面を溶接金属で接合するため、継手の強度を母材と同等にできる。ただし品質のばらつきが直接強度に響くので、開先加工と超音波探傷などの非破壊検査による確認が欠かせない。
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問4.すみ肉溶接のサイズは、薄い方の母材の厚さより大きくしなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。すみ肉溶接のサイズは薄いほうの母材厚さ以下とするのが原則。母材より大きくしても強度は母材で頭打ちになるうえ、入熱が過大になって母材の変質や変形・割れを招くため、無駄で有害になる。
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問5.高力ボルト摩擦接合は、ボルトの締付けによって生じる材間の摩擦力で応力を伝達する。
正解:○(正しい)
解説:高力ボルト摩擦接合は、ボルトを強く締め付けて接合板どうしを押し付け、その摩擦力で応力を伝える。したがってボルトのせん断ではなく接合面の状態が支配的で、黒皮を除去して所定の摩擦係数を確保することが重要になる。
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問6.高力ボルトの締付けは、群の端部のボルトから中央に向かって順次行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。締付けは群の中央から外側へ向かって順に行う。端から締めると板の浮きが外側へ押し出されて密着せず、先に締めたボルトの軸力も低下する。中央から進めることで板を確実に密着させ軸力を均一にできる。
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問7.トルク法による高力ボルトの締付け検査では、軸力が規定値に達しているかを直接測定する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはトルク法は締付けトルク値で管理し、軸力を直接測定するわけではない。
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問8.耐候性鋼材は、表面に緻密なさびを形成させることで腐食の進行を抑制する鋼材である。
正解:○(正しい)
解説:耐候性鋼材は銅・クロム・ニッケル等を少量含み、初期のさびが緻密で密着性の高い安定さび層に変化して内部への酸素と水の侵入を遮断する。無塗装で使えるため維持管理費を抑えられるが、飛来塩分の多い環境では適用できない。
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問9.鋼橋の架設において、ベント工法は河川や谷部で支保を設けられない場合に有利である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはベント工法は橋桁下に支柱を設置するため、支保が設けられる平坦地に適する。
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問10.ケーブルクレーンによる架設は、深い谷や流れの速い河川などベント設置が困難な場所に適する。
正解:○(正しい)
解説:ケーブルクレーン架設は、両岸に張ったケーブルで部材を吊って空中運搬・架設する工法。桁下に支持のためのベントを組めない深い谷や流れの速い河川で有効で、桁下の空間を利用できないという地形的制約を克服できる。
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問11.コンクリートの中性化は、空気中の二酸化炭素がコンクリート内部に侵入して進行する劣化現象である。
正解:○(正しい)
解説:中性化は二酸化炭素により水酸化カルシウムが消費され、鋼材の不動態被膜が失われる。
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問12.アルカリシリカ反応は、コンクリート中の鉄筋が塩化物により腐食して膨張する現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはアルカリシリカ反応は骨材中の反応性鉱物とアルカリが反応して膨張する。
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問13.塩害は、塩化物イオンの作用でコンクリート中の鋼材が腐食し、ひび割れやはく離を生じる現象である。
正解:○(正しい)
解説:塩化物イオンが鋼材の不動態被膜を破壊して腐食を促進し、膨張圧でかぶりを損傷する。
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問14.凍害は、コンクリート中の水分の凍結融解の繰返しにより、表面のスケーリングなどを生じる劣化である。
正解:○(正しい)
解説:凍害は凍結融解の繰返しで微細なひび割れが発達し、ポップアウトやスケーリングを生じる。
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問15.河川堤防の築堤に用いる土は、できるだけ透水性の大きい砂質土を選定する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは築堤材料は浸透に対し安定な、せん断強度が大きく透水性の小さい土が望ましい。
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問16.河川堤防の盛土は、一層ごとに敷きならして十分に締め固めながら施工する。
正解:○(正しい)
解説:堤防は水を通さず崩れないことが第一なので、まき出し厚を管理して一層ずつ敷きならし、含水比を調整しながら十分に締め固める。一度に厚く盛ると下部まで締固めが効かず、密度のばらつきが浸透や沈下の弱点になる。
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問17.河川堤防における川表とは、堤防の堤内地側のことをいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。川表は流水に面した側、川裏が堤内地(人が住む側)を指す。護岸や遮水は川表側、浸透対策のドレーンや腹付けは川裏側というように、工法の適用面が変わるため用語の取り違えは致命的になる。
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問18.河川護岸の法覆工は、堤防や河岸の法面を被覆して流水による侵食を防止する工である。
正解:○(正しい)
解説:法覆工はコンクリートブロック・石張り・かご工などで法面を覆い、流水や流木による侵食から堤防・河岸を守る。護岸は法覆工・基礎工・根固工の組合せで機能し、法覆工だけでは基礎前面の洗掘に対応できない。
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問19.護岸の根固工は、護岸基礎前面の河床洗掘を防止するために設けられる。
正解:○(正しい)
解説:根固工は基礎工の前面に捨石やブロックを敷き、流水による河床の洗掘を防いで護岸の足元を守る。ここが洗われると基礎工が浮き上がり法覆工ごと崩壊するため、屈とう性を持たせて河床変化に追随できる構造とする。
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問20.樋門・樋管の堤体との接合部は、漏水経路になりやすいが漏水対策は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは接合部は漏水経路となりやすく、止水矢板や入念な締固めが必要である。
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問21.砂防えん堤の水通しは、対象とする流量を安全に流下させるため、原則として矩形断面とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。砂防えん堤の水通しは逆台形断面が原則。矩形より流下断面を確保しやすく、越流水を中央に集めて袖部の破壊を防げるためで、両袖は洪水が越流しないよう上流に向かって上り勾配とする。
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問22.砂防えん堤の前庭保護工は、落下する水や砂礫による洗掘から下流の河床を保護する。
正解:○(正しい)
解説:前庭保護工は、越流した水や砂礫が落下する衝撃で下流河床が洗掘されるのを防ぐ設備。水叩き・副えん堤・側壁護岸などで水勢を減勢し、本えん堤の基礎が洗われて転倒するのを防ぐ役割を担う。
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問23.地すべり防止工のうち抑制工は、構造物によって直接すべり力に対抗する工法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは抑制工は地形・地下水条件を改良する工法で、構造物で対抗するのは抑止工。
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問24.地すべり防止工の抑止工には、杭工やアンカー工などがある。
正解:○(正しい)
解説:抑止工は杭工・シャフト工・アンカー工などの構造物によってすべり力に直接抵抗する工法。これに対し抑制工は地下水排除や地形改変で滑動の原因そのものを弱める工法で、両者を組み合わせて対策を行う。
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問25.アスファルト舗装の路床は、舗装と一体となって交通荷重を支持する地盤の部分である。
正解:○(正しい)
解説:路床は舗装の下およそ1mの部分で、路盤を介して伝わる交通荷重を最終的に支持する。路床のCBRが小さいと必要な舗装厚が増えるため、置換えや安定処理で支持力を改善することがある。
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問26.加熱アスファルト混合物の締固めは、初転圧・二次転圧・継目転圧の順序で行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。締固めは継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順で行う。継目は温度が下がりやすく密度不足になりやすいので最初に処理し、その後に全体を締め固める、という順序に意味がある。
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問27.アスファルト舗装の初転圧は、一般にロードローラにより行われる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。初転圧は締固めの中で最も高い温度域(おおむね110〜140℃)でロードローラを用いて行います。ヘアクラックを生じない上限温度(約140℃)を超えない範囲で行うのが一般的です。
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問28.アスファルト舗装の継目は、既設舗装の継目と同じ位置に重ねて設けるのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。継目は構造上の弱点になるため、上下層で重ならないようずらし、既設舗装の継目とも位置を変える。同じ位置に重ねると弱点が層を貫通してしまい、そこからひび割れや水の浸入が生じやすくなる。
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問29.コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べて一般に剛性が低くたわみ性に富む。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはコンクリート舗装は剛性が高い舗装であり、たわみ性に富むのはアスファルト舗装。
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問30.コンクリートダムのRCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷きならし振動ローラで締め固める。
正解:○(正しい)
解説:RCD工法は単位水量の少ない貧配合コンクリートを面状に施工し、合理化を図る工法である。
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問31.フィルダムは、岩石や土質材料を主体として築造される型式のダムである。
正解:○(正しい)
解説:フィルダムは土質材料や岩石を盛り立てて築造するダムで、自重と幅の広い底面で水圧に抵抗する。接地圧が小さいため比較的軟弱な基礎地盤にも築造でき、材料を現地で調達しやすい利点がある一方、越流には耐えられない。
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問32.ダム工事の転流工は、本体工事中に河川の流水を一時的に迂回させるための設備である。
正解:○(正しい)
解説:転流工は、本体工事中に河川の流水を仮排水トンネルや半川締切りによって迂回させ、施工区域をドライに保つ仮設備。これがなければ本体基礎の掘削もコンクリート打設もできないため、ダム工事の最初の関門になる。
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問33.コンソリデーショングラウチングは、ダム基礎の浸透流を遮断する目的で行われる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。浸透流の遮断(遮水)を目的とするのはカーテングラウチングで、基礎岩盤の深部にカーテン状に注入する。コンソリデーショングラウチングは基礎の浅い部分を固結させて一様な強度と変形性を与える補強が目的である。
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問34.山岳トンネルのNATMは、吹付けコンクリートやロックボルトにより地山の支保能力を活用する工法である。
正解:○(正しい)
解説:NATMは地山自体を構造体として活用し、吹付けコンクリートとロックボルトで支保する。
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問35.トンネルの覆工コンクリートは、原則として地山が安定する前のできるだけ早い時期に施工する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。覆工は地山の変位がほぼ収束してから施工するのが原則。変位が続いている段階で打設すると、覆工に予定外の土圧が作用してひび割れや変形を生じる。掘削直後の安定は吹付けコンクリートとロックボルトが担う。
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問36.トンネルのずりとは、覆工に用いるコンクリートのことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはずりは掘削によって発生する岩石や土砂のことで、覆工コンクリートではない。
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問37.海岸堤防の傾斜型は、堤防用地が狭く堅固な地盤にのみ適する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは傾斜型は接地圧が小さく、用地が広く得られる比較的軟弱な地盤に適する。
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問38.防波堤の直立堤は、波の力を吸収して消波する構造で、軟弱な地盤に適する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは直立堤は波を反射させる構造で、堅固な地盤や水深の大きい場所に適する。
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問39.鋼材の性質に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.炭素含有量が多いほど伸びが大きくなる
- イ.炭素含有量が多いほど引張強さが大きくなる
- ウ.炭素含有量が多いほど溶接性が良くなる
- エ.炭素含有量は強度に影響しない
正解:イ.炭素含有量が多いほど引張強さが大きくなる
解説:炭素含有量が増えると引張強さ・硬度は増すが、伸び(延性)や靱性は低下し、溶接時に硬化して割れやすくなる。したがって溶接構造用の鋼材では炭素量を抑え、必要な強度は他の合金元素や製造方法で確保する。
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問40.高力ボルト接合に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.摩擦接合は材間の摩擦力で応力を伝達する
- イ.ボルトの締付けは群の中央から外側へ行う
- ウ.摩擦接合面は塗装して滑らかに仕上げる
- エ.トルク法では締付けトルクで管理する
正解:ウ.摩擦接合面は塗装して滑らかに仕上げる
解説:摩擦接合は接合面の摩擦力で応力を伝えるため、接触面は黒皮を除去して所定のすべり係数が得られる粗面に仕上げる必要がある。塗装して滑らかにすると摩擦係数が確保できず、設計どおりの耐力が出ない。
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問41.鋼橋の架設工法のうち、深い谷や流れの速い河川でベント設置が困難な場合に適するものはどれか。
- ア.固定支保工式架設工法
- イ.クレーン車によるベント支持架設
- ウ.トラッククレーンによる地組架設
- エ.ケーブルクレーン架設工法
正解:エ.ケーブルクレーン架設工法
解説:ケーブルクレーン架設は両岸に張ったケーブルで部材を吊って空中運搬・架設する工法で、桁下にベントを組めない深い谷や流れの速い河川に適する。他の選択肢はいずれも桁下に支保やクレーンを据える必要があり、この条件では成立しない。
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問42.溶接に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.アンダーカットとは溶込み不足のすき間である
- イ.すみ肉溶接のサイズは薄い母材厚さ以下とする
- ウ.突合せ溶接は開先を設けて溶接する
- エ.完全溶込み溶接は全断面を溶接金属で接合する
正解:ア.アンダーカットとは溶込み不足のすき間である
解説:アンダーカットは溶接止端部に生じる溝状欠陥であり、溶込み不足とは別の欠陥である。
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問43.鋼材の防食法に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.塗装は水や酸素を遮断する効果はない
- イ.耐候性鋼材は安定さびにより腐食を抑制する
- ウ.めっきは鋼材表面の腐食を促進する
- エ.電気防食は鋼材を陽極化して防食する
正解:イ.耐候性鋼材は安定さびにより腐食を抑制する
解説:耐候性鋼材は表面に緻密で密着性の高い安定さび層を形成させ、酸素と水の侵入を遮断して腐食の進行を抑える。塗装は水・酸素を遮断する効果があり、めっきは犠牲防食で鋼を守り、電気防食は鋼材を陰極化するもので、他の記述は説明が逆になっている。
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問44.コンクリート構造物の劣化機構に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.中性化は二酸化炭素の侵入により進行する
- イ.塩害は塩化物イオンによる鋼材腐食である
- ウ.アルカリシリカ反応は鉄筋の塩化物腐食である
- エ.凍害は凍結融解の繰返しで生じる
正解:ウ.アルカリシリカ反応は鉄筋の塩化物腐食である
解説:アルカリシリカ反応は骨材中の反応性鉱物とアルカリの反応であり、鉄筋腐食ではない。
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問45.コンクリートの中性化に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.中性化は鋼材の腐食を抑制する
- イ.中性化は二酸化炭素と無関係に進行する
- ウ.中性化はかぶりが大きいほど速く進行する
- エ.中性化により鋼材の不動態被膜が失われる
正解:エ.中性化により鋼材の不動態被膜が失われる
解説:コンクリートは本来強アルカリ性で鋼材表面に不動態被膜を保っているが、二酸化炭素の侵入でアルカリ性が失われる(中性化)とこの被膜が壊れて腐食が始まる。中性化はかぶりが大きいほど鋼材に到達しにくく、進行の影響を受けにくい。
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問46.凍害に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.凍害は水分の凍結融解の繰返しで生じる
- イ.凍害は乾燥した環境ほど進行しやすい
- ウ.凍害はAEコンクリートで促進される
- エ.凍害は気温が高いほど進行しやすい
正解:ア.凍害は水分の凍結融解の繰返しで生じる
解説:凍害は、コンクリート中の水分が凍結して膨張し、融解と凍結を繰り返すことで表面が剥がれる(スケーリング)などの劣化を生じる現象。したがって水分の供給と凍結融解の繰返しがある環境で進行し、AE剤による連行空気は水の逃げ場となって凍害を抑制する。
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問47.コンクリート構造物の補修・補強工法に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.ひび割れ注入工法はエポキシ樹脂等を注入する
- イ.ひび割れ注入工法は太い貫通ひび割れ専用である
- ウ.断面修復工法は劣化部を除去し修復材で復旧する
- エ.電気防食工法は鋼材の腐食を抑制する
正解:イ.ひび割れ注入工法は太い貫通ひび割れ専用である
解説:ひび割れ注入工法は、微細なひび割れに低粘度のエポキシ樹脂等を注入して一体化と防水性を回復する工法。幅の大きい貫通ひび割れにはUカットして充填する工法など別の方法を用いるため、「太い貫通ひび割れ専用」という説明は誤り。
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問48.河川堤防の築堤材料として望ましい性質はどれか。
- ア.透水性が大きくせん断強度が小さい
- イ.有機物を多く含む
- ウ.せん断強度が大きく透水性が小さい
- エ.含水比が極めて高い
正解:ウ.せん断強度が大きく透水性が小さい
解説:築堤材料には、浸透水に対して安定でせん断強度が大きく、透水性の小さい土が望ましい。透水性が大きいと浸透破壊、強度が小さいとすべり破壊を招く。有機物を多く含む土や含水比の高すぎる土は締固めが効かず不適である。
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問49.河川堤防の各部の名称に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.川表は川に面した側である
- イ.盛土は層状に敷きならし締め固める
- ウ.堤防断面の拡大は原則川裏側に腹付けする
- エ.川表とは堤内地側のことである
正解:エ.川表とは堤内地側のことである
解説:川表は流水に面した側、川裏が堤内地(人が住む側)で、設問の記述は逆になっている。護岸は川表、浸透対策の腹付けやドレーンは川裏というように工法の適用面が変わるため、用語を正確に押さえる必要がある。
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問50.河川護岸の各部の機能に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.根固工は基礎前面の洗掘を防止する
- イ.基礎工は法面の侵食を防止する
- ウ.天端工は河床土砂を捕捉する
- エ.法覆工は河床の洗掘を防ぐ
正解:ア.根固工は基礎前面の洗掘を防止する
解説:根固工は護岸基礎の前面に設けて河床の洗掘を防ぐ。基礎工は法覆工を支える土台、天端工は護岸上端部の保護、法覆工は法面の侵食防止で、それぞれ守る対象が異なる。役割を取り違えると護岸全体の設計が成り立たない。
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問51.樋門・樋管の施工に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.堤防を貫通して設けられる
- イ.堤体接合部は漏水対策が不要である
- ウ.堤体接合部の漏水対策が重要である
- エ.止水矢板を設けることがある
正解:イ.堤体接合部は漏水対策が不要である
解説:樋門・樋管は堤防を貫通する構造物なので、堤体と構造物の接合部が水みちになりやすい。ここからの浸透は堤防決壊に直結するため、止水矢板やしゃ水壁を設ける、周辺を入念に締め固めるといった漏水対策が不可欠になる。
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問52.砂防えん堤に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.水通しは矩形断面が原則である
- イ.袖は両岸に向かって下り勾配とする
- ウ.水通しは逆台形断面が原則である
- エ.本体は上流側から施工するのが原則である
正解:ウ.水通しは逆台形断面が原則である
解説:水通しは逆台形断面とするのが原則で、対象流量を安全に流下させつつ越流水を中央に集めて袖部の破壊を防ぐ。袖は洪水が越流しないよう上流に向かって上り勾配とし、本体の施工は基礎部から進める。
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問53.砂防えん堤の前庭保護工に該当するものはどれか。
- ア.袖
- イ.水通し
- ウ.堤体上流のり
- エ.水叩き
正解:エ.水叩き
解説:前庭保護工は水叩き・副えん堤・側壁護岸などで構成され、越流水のエネルギーを減勢して下流河床の洗掘を防ぐ。袖・水通し・堤体上流のりはいずれも本体の一部で、前庭保護工には含まれない。
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問54.地すべり防止工に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.抑止工には杭工やアンカー工がある
- イ.集水井工は抑止工に分類される
- ウ.抑止工は地下水排除を目的とする
- エ.抑制工は構造物で直接すべり力に対抗する
正解:ア.抑止工には杭工やアンカー工がある
解説:抑止工は杭工・シャフト工・アンカー工など構造物で直接すべり力に抵抗する工法。これに対し抑制工は集水井工・横ボーリング工・排土工など、地下水や地形といった滑動の誘因そのものを取り除く工法で、両者の分類が逆になっている選択肢に注意する。
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問55.地すべり防止工のうち抑制工に該当するものはどれか。
- ア.杭工
- イ.集水井工
- ウ.アンカー工
- エ.シャフト工
正解:イ.集水井工
解説:集水井工は井戸を設けて地下水を集め排除する抑制工。地下水位を下げてすべり面の間隙水圧を減らすことで有効応力を高め、安定性を回復させる。杭工・アンカー工・シャフト工はいずれも構造物で直接抵抗する抑止工である。
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問56.アスファルト舗装の路床・路盤に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.路床は舗装を支持する地盤である
- イ.上層路盤には良質材料を用いる
- ウ.下層路盤に上層路盤より良質材料を用いる
- エ.軟弱路床は安定処理や置換えで改良する
正解:ウ.下層路盤に上層路盤より良質材料を用いる
解説:路盤は上層と下層に分けられ、荷重が集中する上層路盤には粒度調整砕石など良質な材料を用い、下層路盤には現地材料やクラッシャランなど比較的安価な材料も利用できる。荷重は深さとともに分散するため、この使い分けが経済的になる。
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問57.加熱アスファルト混合物の締固め作業の順序として、適当なものはどれか。
- ア.初転圧・二次転圧・継目転圧・仕上げ転圧
- イ.二次転圧・初転圧・仕上げ転圧・継目転圧
- ウ.仕上げ転圧・初転圧・継目転圧・二次転圧
- エ.継目転圧・初転圧・二次転圧・仕上げ転圧
正解:エ.継目転圧・初転圧・二次転圧・仕上げ転圧
解説:継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順に行う。継目は温度が下がりやすく密度不足になりやすいので先に処理し、初転圧でヘアクラックを避けながら形を整え、二次転圧で所要の密度を確保し、最後に転圧跡を消す。
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問58.アスファルト舗装の継目に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.継目位置は上下層でずらして設ける
- イ.継目は既設継目と同じ位置に設ける
- ウ.継目には締固めを行わない
- エ.継目は上下層で同じ位置に重ねる
正解:ア.継目位置は上下層でずらして設ける
解説:継目は構造上の弱点になるため、上下層で重ならないようにずらし、既設舗装の継目とも位置を変える。同じ位置に重ねると弱点が層を貫通し、そこからひび割れや水の浸入が進む。継目部にも十分な締固めが必要。
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問59.アスファルト舗装の初転圧に一般に用いられる機械はどれか。
- ア.モータグレーダ
- イ.ロードローラ
- ウ.アスファルトフィニッシャ
- エ.ダンプトラック
正解:イ.ロードローラ
解説:初転圧には鉄輪のロードローラを用いる。温度が高い段階で強く締め固めるとヘアクラックが生じやすいため、適切な温度と線圧で行う。二次転圧はタイヤローラや振動ローラ、敷均しはアスファルトフィニッシャが担当する。
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問60.コンクリート舗装に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.剛性が高く耐久性に優れる
- イ.膨張目地や収縮目地を設ける
- ウ.目地はひび割れを促進するため設ける
- エ.目地はそりやひび割れ制御のため設ける
正解:ウ.目地はひび割れを促進するため設ける
解説:コンクリート舗装の目地は、温度・湿度変化による膨張収縮やそりを逃がし、不規則なひび割れが生じるのを防ぐために設ける。ひび割れを促進するためのものではなく、ひび割れを制御して所定の位置に集約させる役割を持つ。
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問61.ダムの工法・構造に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.RCD工法は超硬練りコンクリートを用いる
- イ.フィルダムは土・岩石を主体に築造する
- ウ.転流工は流水を一時的に迂回させる
- エ.コンソリデーショングラウチングは浸透流遮断が目的である
正解:エ.コンソリデーショングラウチングは浸透流遮断が目的である
解説:浸透流の遮断(遮水)を目的とするのはカーテングラウチングで、基礎岩盤の深部にカーテン状に注入する。コンソリデーショングラウチングは基礎の浅い部分を固結させて強度と変形性を一様にする補強が目的であり、両者の目的が入れ替わっている。
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問62.フィルダムに関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.フィルダムは比較的軟弱な地盤にも築造できる
- イ.フィルダムはコンクリートのみで築造する
- ウ.フィルダムは越流させるダムである
- エ.フィルダムは堅硬な岩盤にしか築造できない
正解:ア.フィルダムは比較的軟弱な地盤にも築造できる
解説:フィルダムは底面幅が広く接地圧が小さいため、堅硬な岩盤でなくても築造できる。土や岩石を盛り立てる構造なので越流には耐えられず、洪水は必ず別途設けた洪水吐きから流す必要がある。
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問63.ダム基礎処理のグラウチングに関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.カーテングラウチングは遮水を目的とする
- イ.カーテングラウチングは基礎強度向上のみが目的である
- ウ.コンソリデーショングラウチングは基礎の補強を目的とする
- エ.グラウチングはセメントミルク等を注入する
正解:イ.カーテングラウチングは基礎強度向上のみが目的である
解説:カーテングラウチングは基礎岩盤の深部にカーテン状にセメントミルクを注入して遮水性を高める工法。基礎の強度向上そのものを狙うのはコンソリデーショングラウチングで、目的が異なる。
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問64.山岳トンネルのNATMに関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.NATMは地山を支保とみなさない
- イ.NATMは覆工を地山安定前に施工する
- ウ.NATMは吹付けとロックボルトで支保する
- エ.NATMはずりを坑内に埋め戻す
正解:ウ.NATMは吹付けとロックボルトで支保する
解説:NATMは、掘削後すぐに吹付けコンクリートとロックボルトで地山を補強し、地山自体が持つ支保能力を活かして安定させる考え方。計測により変位を確認しながら支保を調整し、変位が収束してから覆工を施工する。
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問65.トンネルの覆工コンクリートの施工時期として、適当なものはどれか。
- ア.掘削直後ただちに施工する
- イ.支保工建込み前に施工する
- ウ.ずり処理前に施工する
- エ.地山の変位が収束してから施工する
正解:エ.地山の変位が収束してから施工する
解説:覆工は地山の変位がほぼ収束してから施工する。変位が続く段階で打設すると予定外の土圧が作用してひび割れや変形を招く。掘削直後の安定確保は吹付けコンクリートとロックボルト、鋼アーチ支保工が担う。
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問66.トンネルの支保部材に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.ロックボルトは崩落部の埋戻し材である
- イ.鋼アーチ支保工は建込み後ただちに支保する
- ウ.ロックボルトは地山を一体化する
- エ.吹付けコンクリートは地山を早期に支保する
正解:ア.ロックボルトは崩落部の埋戻し材である
解説:ロックボルトは地山に穿孔して定着させ、緩んだ岩塊を奥の健全な地山に縫い付けて一体化し、地山自体の支保能力を高める部材。崩落部を埋め戻す材料ではない。吹付けコンクリートや鋼アーチ支保工と組み合わせて用いる。
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問67.海岸堤防の傾斜型に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.傾斜型は堅固な地盤にのみ適する
- イ.傾斜型は比較的軟弱な地盤に適する
- ウ.傾斜型は用地が狭い場所に適する
- エ.傾斜型は波を完全に反射する
正解:イ.傾斜型は比較的軟弱な地盤に適する
解説:傾斜型は法面が緩やかで底面が広く接地圧が小さいため、比較的軟弱な地盤に適し、波を打ち上げながらエネルギーを減衰させる。用地が狭い場所に適するのは直立型で、傾斜型は用地に余裕が必要になる。
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問68.防波堤の型式に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.直立堤は波を反射する構造である
- イ.傾斜堤は波エネルギーを減衰させる
- ウ.混成堤は地表を開削して構築する
- エ.混成堤は捨石部と直立部からなる
正解:ウ.混成堤は地表を開削して構築する
解説:混成堤は捨石マウンドの上に直立部(ケーソンなど)を設けた構造で、水深が深い場所や地盤条件に応じて直立堤と傾斜堤の特徴を併せ持たせたもの。地表を開削して構築する工法とは無関係で、開削は陸上の工事の話である。
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問69.港湾の浚渫工事に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.浚渫は陸上の土砂を掘削する工事である
- イ.浚渫は防波堤を築造する工事である
- ウ.浚渫は堤防を盛り立てる工事である
- エ.浚渫は水底の土砂を掘削する工事である
正解:エ.浚渫は水底の土砂を掘削する工事である
解説:浚渫は航路や泊地の所要水深を確保するため、水底の土砂をポンプ浚渫船やグラブ浚渫船で掘削し搬出する工事。陸上の掘削や防波堤の築造、堤防の盛立てとは工種が異なる。
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問70.鉄道の軌道に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.通り狂いはレール長さ方向の凹凸である
- イ.レール継目部は軌道の弱点となりやすい
- ウ.バラストには硬く角張った砕石が適する
- エ.道床バラストは荷重分散と排水を担う
正解:ア.通り狂いはレール長さ方向の凹凸である
解説:通り狂いはレールの左右方向(側方向)の不整で、長さ方向の凹凸は高低狂いという。ほかに水準狂い・平面性狂いなどがあり、いずれも走行の安全性と乗り心地に影響するため、定期的な検測と整正が行われる。
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問71.営業線近接工事における保安対策として、適当でないものはどれか。
- ア.線路閉鎖の手続きを行う
- イ.列車運行中も監視を省略してよい
- ウ.工事監視員を配置する
- エ.列車見張員を配置する
正解:イ.列車運行中も監視を省略してよい
解説:営業線に近接する工事では列車の安全確保が最優先で、列車見張員や工事管理者の配置、線路閉鎖・き電停止の手続き、建築限界の確保などを行う。列車運行中に監視を省略することは重大事故に直結するため認められない。
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問72.シールド工法に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.シールド工法は地表を開削する工法である
- イ.シールド工法は橋梁の架設工法である
- ウ.シールド工法はシールド機で地中を掘進する
- エ.シールド工法は推進管を押し込む工法である
正解:ウ.シールド工法はシールド機で地中を掘進する
解説:シールド工法は、シールド機で切羽を保持しながら地中を掘進し、後方でセグメントを組み立ててトンネルを構築する非開削工法。地表を掘り返さないため市街地や河川・鉄道の下でも施工できる。推進管を押し込むのは推進工法で別の工法。
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問73.開削工法における土留め支保工に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.腹起しは掘削底面の隆起を防ぐ
- イ.切ばりは地下水を排除する
- ウ.腹起しは法面の侵食を防ぐ
- エ.切ばりは土留め壁の側圧を支持する
正解:エ.切ばりは土留め壁の側圧を支持する
解説:切ばりは、腹起しを介して土留め壁に作用する土圧・水圧を支持する圧縮部材。腹起しは壁面の力を切ばりへ伝える横架材で、いずれも掘削底面の隆起(ヒービング)を直接防ぐものでも、地下水を排除するものでもない。
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問74.開削工事の掘削底面に生じる現象に関する記述として、適当なものはどれか。
- ア.ヒービングは掘削底面が盛り上がる現象である
- イ.ヒービングは土留め壁が外側へ傾く現象である
- ウ.ヒービングは地下水が枯渇する現象である
- エ.ヒービングは砂質地盤で生じる現象である
正解:ア.ヒービングは掘削底面が盛り上がる現象である
解説:ヒービングは軟弱粘性土地盤で、背面土の重量により土が掘削底面へ回り込み、底面が盛り上がる現象。砂質地盤で上向き浸透流により砂が噴き上がるボイリングとは、発生する土質も原因も異なる。
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問75.上下水道の管布設に関する記述として、適当でないものはどれか。
- ア.管は低い方から高い方へ布設する
- イ.管は高い方から低い方へ布設する
- ウ.軟弱地盤では不同沈下対策を行う
- エ.可とう継手で沈下に対応することがある
正解:イ.管は高い方から低い方へ布設する
解説:管は原則として低い方から高い方へ、受口を上流(高い方)に向けて布設する。継手部に流れが当たって漏水するのを防ぎ、施工中の管内への土砂や水の流入も抑えられるためで、逆向きの布設は適当でない。