2級土木施工管理技士(第一次検定)「法規」出題ポイント解説
2級土木施工管理技士 第一次検定「法規」の出題ポイントを整理。労働基準法・労働安全衛生法・建設業法をはじめ、道路関係法・河川法・建築基準法・火薬類取締法・騒音規制法/振動規制法・港則法など、土木施工に関わる法令の頻出論点を体系化して解説します。
※受験料・試験日程・合格基準・出題範囲は改定される場合があります。最新情報は必ず全国建設研修センターの公式情報でご確認ください。
出題傾向
- 分野: 労働基準法・労働安全衛生法・建設業法・道路/河川/建築関係法・火薬類取締法・騒音/振動規制法・港則法
- 出題形式: 四肢択一式。法規は選択解答で、得意な法令を選んで解答できる
- 合格目標: 第一次検定は全体で60%以上の正答が必要
- 各法令の許可・届出・選任要件など、条文の数値や手続きが頻出
頻出論点1: 労働基準法
- 労働契約・賃金: 労働条件は使用者が明示する義務がある。賃金は通貨で、直接労働者に、全額を、毎月1回以上、一定期日に支払う(賃金支払の5原則)
- 労働時間: 法定労働時間は原則1日8時間・週40時間。時間外・休日労働には労使協定(三六協定)が必要
- 年少者: 満18歳未満の者は坑内労働や危険有害業務への就業が制限される
頻出論点2: 労働安全衛生法 - 安全衛生管理体制
- 管理体制: 事業者は規模に応じて総括安全衛生管理者・安全管理者・衛生管理者・産業医などを選任する
- 混在作業: 元方事業者は、特定元方事業者として統括安全衛生責任者等を選任し、関係請負人との連絡調整・協議組織の設置などを行う
- 事業者は労働者に対し、雇入れ時・作業内容変更時・危険有害業務就業時に安全衛生教育を行う
頻出論点3: 労働安全衛生法 - 作業主任者・就業制限
- 作業主任者: 地山の掘削(高さ2m以上)、土止め支保工、型枠支保工、足場の組立て等、ずい道等の掘削などで選任が必要
- 就業制限: クレーンの運転、車両系建設機械の運転などは、免許・技能講習・特別教育の修了など所定の資格が必要
- クレーン等の安全装置・定期自主検査などの規定にも注意する
頻出論点4: 建設業法
- 建設業の許可: 軽微な工事を除き許可が必要。2以上の都道府県に営業所を置く場合は国土交通大臣、1都道府県のみなら都道府県知事の許可。一般建設業と特定建設業の区分がある
- 技術者: 工事現場には主任技術者を、特定建設業者が一定額以上を下請けに出す場合は監理技術者を置く。専任を要する工事もある
- 請負契約: 契約は書面で行い、不当に低い請負代金や指値発注などは禁止される
頻出論点5: 道路関係法
- 道路の占用: 道路に工作物・物件・施設を設けて継続して道路を使用するには、道路管理者の占用許可が必要
- 道路の使用: 工事等のため道路を使用する場合は、所轄警察署長の道路使用許可が必要となることがある
- 車両制限令: 道路を通行する車両の幅・重量・高さ・長さなどの一般的制限値が定められている
頻出論点6: 河川法
- 河川区域での行為: 工作物の新築・改築、土地の掘削・盛土などには河川管理者の許可が必要
- 河川保全区域: 河川区域に隣接し、河岸や河川管理施設を保全するため指定される区域。土地の掘削等に許可を要する
- 流水の占用・土石の採取: 流水の占用や土石その他の河川産出物の採取にも許可が必要
頻出論点7: 建築基準法
- 用語: 建築物・特殊建築物・主要構造部・建築設備などの定義を押さえる
- 仮設建築物: 工事現場に設ける事務所・下小屋などの仮設建築物には、一部の規定の適用が緩和される
- 土木工事に関連して、現場事務所などの仮設建築物の扱いが問われやすい
頻出論点8: 火薬類取締法
- 取扱い: 火薬類の製造・販売には許可が必要。消費(発破等)にも都道府県知事の許可を要する
- 火薬庫: 火薬類は火薬庫に貯蔵する。火気の使用や立入りの制限など、貯蔵・運搬の保安規定が定められている
- 発破作業では火薬類取扱保安責任者を選任し、不発の処理などの手順を守る
頻出論点9: 騒音・振動規制法と港則法
- 騒音規制法・振動規制法: 指定地域内で特定建設作業(くい打機・さく岩機・バックホウ等を用いる作業)を行う場合、作業開始の7日前までに市町村長へ届け出る。作業時間帯や規制基準が定められている
- 港則法: 港内における船舶交通の安全と港内の整とんを目的とする。特定港での工事・作業や危険物の取扱いには港長の許可・届出が必要
- 各法令の届出先・届出期限・許可権者を区別して覚えることが得点の鍵となる
効果的な学習法
法規は選択解答のため、得意な法令を中心に学習するのが効率的です。許可権者・届出先・届出期限・選任要件など、数値と手続きをセットで覚えましょう。当サイトの一問一答で繰り返し演習し、知識を定着させてください。安全管理に関わる規定は施工管理法の出題ポイントと関連が深く、あわせて学習すると理解が深まります。基礎分野は土木一般・工学基礎の出題ポイントで確認できます。
今すぐ問題演習を始めよう!
2級土木施工管理技士 一問一答 →
2級土木施工管理技士 一問一答 →
同資格の他の章を学ぶ
この資格の関連記事
2級土木施工管理技士(第一次検定)の勉強法とおすすめ参考書【独学合格ガイド】
2級土木施工管理技士 第一次検定に独学合格するための勉強法・参考書・学習スケジュールを徹底解説。土木一般・専門土木・施工管理法・法規の4分野対策と過去問中心の学習法を紹介します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の難易度と合格率【60%の壁】
2級土木施工管理技士 第一次検定の合格率(約45〜52%)・難易度を詳しく解説。約40問解答・24問以上で合格する基準、分野別の難易度、独学での合格戦略を分析します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
2級土木施工管理技士 第一次検定の申込・試験当日の流れ・合格発表までを完全解説。受検手数料6,000円、年2回(前期6月・後期10月)、四肢択一マークシート、受験資格は満17歳以上のみです。
2級土木施工管理技士(第一次検定)のよくある質問15選|技士補とは
2級土木施工管理技士 第一次検定のよくある疑問15問を解決。合格率・受験資格・技士補と技士の違い・第二次検定との関係・実務での活用・建築施工管理技士との違いを網羅解説します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の合格体験記【独学3ヶ月で技士補】
土木・建設会社勤務者が2級土木施工管理技士 第一次検定に独学合格した体験記。過去問中心の3ヶ月学習スケジュール・使用教材・つまずきポイントと対策を実例で詳しく紹介します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の試験日程・申込スケジュール【2026年版】
2級土木施工管理技士 第一次検定は年2回(前期6月・後期10月)実施。申込時期から受験までの逆算スケジュール、前期・後期それぞれの申込パターンと学習計画の立て方を解説します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の過去問の傾向と対策【分野別解析】
2級土木施工管理技士 第一次検定の過去問は全国建設研修センターの公式サイトで公開。過去問の活用法と分野別(土木一般・専門土木・施工管理法・法規)の頻出論点を詳しく解析します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
2級土木施工管理技士 第一次検定の頻出専門用語50語を解説。土量変化率・締固め・場所打ち杭・NATM・ネットワーク式工程表・トラバース測量など、4分野の重要キーワードをまとめました。
2級土木施工管理技士の仕事・年収・活かせる業界
2級土木施工管理技士の仕事内容・資格手当・キャリアを解説。建設会社・土木会社・舗装会社の施工管理職(現場監督)での需要、建設業法上の主任技術者・専任技術者の要件を紹介します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)のおすすめ参考書ランキング【独学合格】
2級土木施工管理技士 第一次検定の独学におすすめの参考書・問題集・過去問を用途別に紹介。四肢択一マークシート対策として過去問演習を中心に据えた書籍の選び方を解説します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)の通信講座・独学を比較
2級土木施工管理技士 第一次検定の学習方法を比較。独学・通信講座・eラーニングそれぞれの費用・メリット・向いている人を整理し、自分に合った合格ルートの選び方を解説します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)「土木一般・工学基礎」出題ポイント解説
2級土木施工管理技士 第一次検定「土木一般・工学基礎」の頻出論点を解説。土工(土量変化率・締固め・軟弱地盤対策)・コンクリート工・基礎工・土質工学・構造力学・水理学を体系化します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)「専門土木」出題ポイント解説
2級土木施工管理技士 第一次検定「専門土木」の頻出論点を解説。鋼構造物・コンクリート構造物・河川・砂防・道路舗装・ダム・トンネル・海岸港湾・上下水道を体系的に整理します。
2級土木施工管理技士(第一次検定)「施工管理法」出題ポイント解説
2級土木施工管理技士 第一次検定「施工管理法」の頻出論点を解説。施工計画・工程管理(ネットワーク式工程表・クリティカルパス)・安全管理・品質管理・環境保全・測量を体系化します。
「2級土木施工管理技士 第一次・第二次検定 合格ガイド 第3版」徹底レビュー【翔泳社】
翔泳社「建築土木教科書 2級土木施工管理技士 第一次・第二次検定 合格ガイド 第3版」を徹底レビュー。第一次・第二次検定の両方に対応した総合対策書の特徴・強み・他書との比較・使い方を解説します。
無料登録で学習データを永続保存
今の記録はこの端末限定。無料の会員登録で、どの端末でもデータを引き継げます。