測量士試験の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
測量士試験で頻出する重要専門用語50語を、分野別(測量法規/基準点測量/地形・写真測量/地図編集/応用測量)に整理しました。各用語の定義と関連論点を簡潔に解説しています。試験前の総復習・暗記カード化にご活用ください。
※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず国土地理院の公式情報でご確認ください。
測量法規系用語
- 測量法
- 測量の基準・実施手続・測量士/測量士補の身分などを定めた基本法。すべての公共測量はこの法律に基づいて行われる。
- 基本測量
- すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院が実施するもの。三角点・水準点・電子基準点の設置などが該当する。
- 公共測量
- 国・地方公共団体などが費用の全部または一部を負担して行う測量。測量法に基づき作業規程の準則が適用される。
- 作業規程準則
- 公共測量の標準的な作業方法・精度を定めた国土交通省告示。公共測量の作業機関はこれを準用する。
- 測量計画機関
- 公共測量を計画する国・地方公共団体などの機関。測量の目的・方法・精度を定める責任を負い、測量作業機関に作業を委託する。
- 基盤地図情報
- 地理空間情報の位置の基準として活用される、座標・標高・地形を表す基本的な電子地図情報。国土地理院が整備。
- 日本測地系2011
- 東日本大震災後の地殻変動を反映して改定された日本の現行測地基準系。世界測地系の一種。
基準点測量系用語
- 平面直角座標系
- 狭い範囲を平面とみなして位置を表す座標系。日本全国を19の系に分けて定めている。
- トラバース測量
- 連続する測線の距離と角を順次測定し、各点の位置(座標)を求める多角測量。基準点測量の基本手法。
- 閉合差
- 閉合トラバースで一周して出発点に戻ったとき、計算上生じる出発点との位置のずれ。許容誤差内に収める必要がある。
- コンパス法則
- 閉合差を各測線の距離に比例して配分する誤差調整法。角と距離の精度が同程度のときに用いる。
- トランシット法則
- 閉合差を各測線の緯距・経距の絶対値に比例して配分する誤差調整法。角の精度が距離より高い場合に用いる。
- 水準測量
- レベルと標尺を用いて2点間の高低差を求め、各点の標高を決定する測量。
- 球差
- 地球が球体であるために遠方の標尺の読みが実際より小さく見える誤差。距離の2乗に比例する。
- 気差
- 大気の屈折により視準線が湾曲して生じる誤差。観測距離の2乗に比例する。
- 両差
- 球差と気差を合わせた誤差。長距離の水準測量で標高に補正として加える。
- GNSS測量
- GPSなどの測位衛星からの電波を受信し、受信点の位置を求める測量。全球測位衛星システムを用いる。
- スタティック法
- 複数の受信機を一定時間固定して同時観測するGNSS測量法。高精度だが観測時間が長い。
- RTK法
- 基準局の補正情報を移動局へ実時間で送り、その場で測位結果を得るGNSS測量法。リアルタイムキネマティック。
- PPK法
- 観測後に取得データを基準局データと処理してキネマティック解を求める方式。RTKの後処理版に相当する。
- サイクルスリップ
- GNSS受信中に搬送波位相の連続計数が途切れる現象。受信障害や遮蔽物により発生し精度低下の原因となる。
- 三角測量
- 三角形の頂点間の角を測定し、三角網を構成して各点の位置を求める伝統的な測量法。
- 最小二乗法
- 観測誤差の二乗和が最小となるように未知量を求める平差計算の基本手法。基準点測量の調整計算に用いる。
- 誤差伝播の法則
- 独立した観測値の誤差が、計算式を通じて結果値の誤差にどう伝わるかを定める法則。精度評価の基礎。
地形測量・写真測量系用語
- DEM
- Digital Elevation Model(数値標高モデル)。地表面の標高を格子状に表現したデジタルデータ。
- DSM
- Digital Surface Model(数値表層モデル)。建物や樹木を含む地表表層の高さを表すデータ。
- TIN
- Triangulated Irregular Network。不規則三角網。標高点を三角形で連結して地形を表すデータ構造。
- 写真主点
- レンズの中心から写真面に下ろした垂線の足。写真座標の原点となる基準点。
- 基線高度比B/H
- 撮影基線長Bと撮影高度Hの比。実体視や標定の精度に直結し、空中写真測量の基本指標。
- オーバーラップ
- 連続して撮影した空中写真の進行方向の重複率。通常60%程度に設定する。
- 空中三角測量
- 限られた地上基準点から、写真上の標定点を用いて多数の写真の標定要素を一括算出する手法。
- SfM
- Structure from Motion。多数の写真から特徴点を抽出し、被写体の3次元形状を復元する技術。UAV測量で活用される。
- UAV測量
- 無人航空機(ドローン)に搭載したカメラやレーザで地形・地物を計測する測量。i-Constructionでも活用。
- MMS
- Mobile Mapping System。車両に搭載したGNSS・IMU・レーザ・カメラで移動しながら3次元計測する測量システム。
- 点群
- レーザ計測などで取得した、空間内に分布する多数の3次元座標点の集合。地形モデル化の基礎データ。
- ジオイド
- 平均海面を陸地まで延長したと仮定した重力の等ポテンシャル面。標高の基準面となる。
- 朔望平均満潮位
- 朔(新月)と望(満月)の前後数日における満潮位の平均値。海岸線や河川の高潮位の基準として用いる。
地図編集系用語
- GRS80
- Geodetic Reference System 1980。世界測地系の基準となる準拠楕円体。日本測地系2011でも採用。
- UTM
- Universal Transverse Mercator。経度6度ごとに区切った横メルカトル図法による地球規模の座標系。
- 等高線
- 同じ標高の点を結んだ線。間隔が狭いほど急傾斜、広いほど緩傾斜を表す。
- 主曲線
- 地形図で基本となる等高線。地図の縮尺に応じた一定間隔で描かれる。
- 計曲線
- 主曲線5本ごとに太く描かれる等高線。標高の読み取りを容易にするための補助線。
- GIS
- 地理情報システム。位置情報をもつデータをコンピュータ上で管理・解析・表示する仕組み。
- バッファ
- GISで点・線・面から一定距離の範囲を生成する空間解析機能。影響範囲の抽出などに用いる。
- オーバーレイ
- GISで複数の地図レイヤを重ね合わせて空間解析を行う機能。土地利用と災害区域の重ね合わせなど。
- JPGIS
- 地理情報標準プロファイル。日本における地理空間情報のデータ仕様・流通の標準規格。
応用測量系用語
- 単曲線
- 路線の曲線部に用いる、一定半径の円弧からなる曲線。接線長・曲線長などを計算で求める。
- クロソイド
- 曲率が長さに比例して変化する曲線。直線と円曲線をなめらかに結ぶ緩和曲線として道路で用いる。
- 地積測量図
- 土地の地積(面積)と境界を示す測量図。不動産登記の地積に関する添付図面として作成される。
- i-Construction
- 国土交通省が推進する建設生産性向上の取組。3次元測量・3次元設計・ICT建機・出来形管理を一体運用する。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
今すぐ問題演習を始めよう!
測量士 一問一答 →
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