1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「法規」出題ポイント解説
1級電気通信工事施工管理技士 第一次検定「法規」の出題ポイントを整理。建設業法(許可・請負契約・主任技術者・監理技術者・施工体制台帳・専任要件4,000万円/8,000万円)、電気通信事業法、有線電気通信法、電波法、放送法、労働基準法、労働安全衛生法(作業主任者・統括安全衛生責任者50人・計画届30日前)、建築基準法、道路法・道路交通法、騒音/振動規制法、建設リサイクル法の頻出論点を体系的に解説します。
※受験料・試験日程・合格基準・出題範囲は改定される場合があります。最新情報は必ず全国建設研修センターの公式情報でご確認ください。
出題傾向
- 分野: 建設業法・電気通信事業法・有線電気通信法・電波法・労働基準法/安全衛生法・建築基準法・道路法・建設リサイクル法ほか
- 出題形式: 四肢択一マークシート。数値・期間・選任要件など細かい規定の暗記が問われる
- 1級では建設業法の監理技術者・専任要件など2級より深い理解が必要
頻出論点1: 建設業法(許可・契約)
- 建設業の許可: 軽微な工事(500万円未満、建築一式は1,500万円未満または延床150m²未満木造住宅)を除き許可必要
- 大臣許可と知事許可: 2以上の都道府県に営業所を置く場合は国土交通大臣許可、1都道府県のみは都道府県知事許可
- 一般建設業と特定建設業: 元請として下請に出す金額が4,500万円以上(建築一式は7,000万円以上)の場合は特定建設業許可必要
- 業種: 電気通信工事業は29業種の一つ。電気工事業とは別の区分
- 許可有効期間: 5年。期間満了30日前までに更新申請
- 請負契約書: 工事内容・請負代金額・着工/完成時期・支払い方法等を記載し書面で締結。一括下請負は原則禁止
頻出論点2: 建設業法(主任技術者・監理技術者・専任要件)
- 主任技術者: すべての建設工事の現場に配置義務。1級または2級電気通信工事施工管理技士等の有資格者
- 監理技術者: 特定建設業者が下請契約4,500万円以上(建築一式は7,000万円以上)を結ぶ場合の元請現場に配置。1級電気通信工事施工管理技士等の有資格者
- 専任要件: 公共性のある重要な工事で請負代金4,000万円以上(建築一式は8,000万円以上)の場合、主任/監理技術者は専任(他工事兼務不可)
- 監理技術者補佐: 専任の監理技術者を補佐する者を配置する場合、2現場兼務可能(技士補等)
- 施工体制台帳: 元請が下請契約4,500万円以上(建築一式7,000万円以上)の場合に作成・備置。施工体系図を現場の見やすい場所に掲示
- 標識掲示: 許可票・施工体系図・建退共標識等を現場に掲示
頻出論点3: 電気通信事業法・有線電気通信法
- 電気通信事業者: 登録(電気通信回線設備を設置)/届出(設置しない)。電気通信主任技術者の選任義務
- 電気通信主任技術者: 伝送交換主任技術者/線路主任技術者の2区分。事業用電気通信設備の工事・維持・運用を監督
- 工事担任者: 利用者側端末設備等の接続工事を行う際に必要。第一級・第二級アナログ通信/第一級・第二級デジタル通信/総合通信の5区分
- 有線電気通信法: 有線電気通信設備の届出(私設・他人設置含む)。技術基準への適合義務
- 端末設備等規則: 端末設備の電気的条件・絶縁抵抗・絶縁耐力等の技術基準
頻出論点4: 電波法・放送法
- 無線局免許: 原則として総務大臣の免許が必要。免許不要局(微弱無線・小電力無線等)の規定あり
- 無線従事者: 総合無線通信士・海上/航空/陸上無線技術士・特殊無線技士等の資格区分
- 技術基準適合証明(技適): 特定無線設備は技適マークで認証。Wi-Fi/Bluetooth等の無線機器に必要
- 免許の有効期間: 原則5年。再免許申請は期間満了前1年〜3か月(基地局等)/期間満了前1か月(無線従事者証明書)
- 放送法: 基幹放送(地上波・BS)/一般放送(CATV・IPマルチキャスト等)の区分。番組編集準則・訂正放送の義務
- 有線一般放送: CATV事業は登録/届出制(端末700端子超で登録)
頻出論点5: 労働基準法
- 労働時間: 原則1日8時間/週40時間。36協定で時間外労働可(上限規制あり)
- 休日: 毎週1日または4週4日以上
- 割増賃金: 時間外25%以上(月60時間超は50%以上)・深夜(22時〜5時)25%以上・休日労働35%以上
- 年少者: 満18歳未満は危険有害業務・深夜業の制限。坑内労働禁止
- 女性: 産前6週/産後8週の休業・坑内労働の制限
- 賃金支払い5原則: 通貨払・直接払・全額払・毎月1回以上・一定期日払
頻出論点6: 労働安全衛生法
- 統括安全衛生責任者: 元方事業者で常時50人以上(ずい道・橋梁等は30人以上)の混在作業時に選任
- 元方安全衛生管理者: 統括安全衛生責任者を補佐。専任義務(一定規模以上)
- 安全衛生責任者: 下請各社が選任し、統括安全衛生責任者との連絡調整
- 作業主任者: 酸素欠乏危険作業/足場の組立解体(5m以上)/型枠支保工/地山掘削(2m以上)/石綿等の作業ごとに選任
- 計画届: 高さ31m超の建築物の建設、ずい道、足場、特定機械等は工事開始30日前までに労基署提出
- 特別教育: 低圧電気取扱・高所作業車(10m未満)・玉掛け(1t未満)・酸欠等の業務に従事させる前に実施
- 技能講習修了者: 高所作業車(10m以上)・玉掛け(1t以上)・足場の組立等作業主任者・酸欠危険作業主任者等
頻出論点7: 建築基準法
- 建築確認申請: 建築主は工事着手前に建築主事または指定確認検査機関に申請。完了検査・中間検査
- 建築設備: 電気・電気通信・換気・空調・給排水・昇降機等。建築基準法の規制対象
- 非常用照明・誘導灯: 一定規模以上で設置義務。停電時30分以上の点灯(誘導灯は20分以上、大規模建物は60分)
- 排煙設備・自動火災報知: 建築基準法および消防法に基づく規制
- 耐火構造・防火区画: 通信ケーブルが防火区画を貫通する場合は防火措置(耐火パテ・耐火シール)
頻出論点8: 道路法・道路交通法
- 道路占用許可: 電柱・通信ケーブル・マンホール等を道路に設置する場合、道路管理者の許可必要
- 道路使用許可: 工事のため道路を使用する場合、所轄警察署長の許可必要(道路交通法第77条)
- 共同溝: 電力・通信・ガス・上下水道等の共同収容施設。占用者協議のうえ整備
- 無電柱化: 電線共同溝・電線埋設等推進法に基づく無電柱化施策
- 交通誘導員: 道路使用時は必要に応じ交通誘導警備員を配置(一定規模以上で資格者)
頻出論点9: 環境関連法(騒音・振動・建設リサイクル)
- 騒音規制法: 特定建設作業(くい打機・削岩機等)は作業開始7日前までに市町村長へ届出。敷地境界85dB以下
- 振動規制法: 特定建設作業(くい打ち・舗装版破砕等)は同様に届出。敷地境界75dB以下
- 建設リサイクル法: 一定規模以上(解体80m²以上等)で特定建設資材(コンクリート・アスファルト・木材)の分別解体・再資源化が義務
- 廃棄物処理法: 産業廃棄物マニフェスト(紙または電子)で排出から最終処分まで追跡。処理委託基準
- その他: 大気汚染防止法(粉じん)・水質汚濁防止法・土壌汚染対策法・PCB特別措置法(変圧器等)
効果的な学習法
法規は数値・期間・選任要件の暗記が中心です。当サイトの一問一答で繰り返し演習し、特に建設業法の専任要件(4,000万円/8,000万円)・監理技術者制度・労働安全衛生法の選任義務(50人/30人)・計画届(30日前)の数値を確実に押さえましょう。施工管理法の出題ポイントと組み合わせると、現場の届出関係も統合的に理解できます。
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