統計検定 3級「統計的推測の基礎・データの読み取り」の一問一答
📖 統計検定 3級「統計的推測の基礎・データの読み取り」の全75問と解説(一覧)
統計検定 3級の統計的推測の基礎・データの読み取りに関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.母集団とは、調査や分析の対象となる要素の全体集合のことをいう。
正解:○(正しい)
解説:母集団は調査対象全体を指し、その一部を抜き出したものが標本(サンプル)です。母集団の性質を推測するために標本調査が行われます。
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問2.母集団から無作為抽出された一部分のデータを標本(サンプル)という。
正解:○(正しい)
解説:標本は母集団の一部であり、これを分析することで母集団全体の性質を推測します。標本サイズは通常nで表されます。
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問3.母集団から標本を取り出すとき、どの要素も等しい確率で選ばれる方法を単純無作為抽出という。
正解:○(正しい)
解説:単純無作為抽出(simple random sampling)では母集団の各要素が等確率で選ばれ、偏りのない標本を得ることができます。
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問4.母集団全体を調査することを全数調査(悉皆調査)といい、日本の国勢調査が代表例である。
正解:○(正しい)
解説:国勢調査は5年ごとに実施される全数調査で、日本に居住するすべての人・世帯が対象となります。統計法に基づく基幹統計です。
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問5.標本平均は母平均の不偏推定量である。
正解:○(正しい)
解説:標本平均X̄の期待値は母平均μと等しいため、E(X̄)=μが成り立ち、標本平均は母平均の不偏推定量となります。
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問6.母集団の特性値(母平均・母分散など)を母数(パラメータ)と呼ぶ。
正解:○(正しい)
解説:母数は母集団の特性を表す定数で、これを標本から推測するのが推測統計の基本目的です。標本から計算する値は統計量と呼びます。
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問7.層化抽出法とは、母集団をいくつかの層に分けてから各層から標本を抽出する方法である。
正解:○(正しい)
解説:層化抽出(stratified sampling)は性別・年齢層など同質性の高い層に分けて抽出する方法で、推定精度が高まる利点があります。
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問8.クラスター抽出法は、母集団を小集団(クラスター)に分け、無作為に選ばれたクラスターの構成員全員を調査する方法である。
正解:○(正しい)
解説:クラスター抽出は地域・学校など自然なまとまりごとに抽出する方法で、調査コストを抑えられますが、層化抽出に比べ推定精度は劣ることがあります。
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問9.95%信頼区間とは、同じ抽出を繰り返したときに約95%の信頼区間が母平均を含むことを意味する。
正解:○(正しい)
解説:信頼度95%とは、同様の手順で信頼区間を多数構成したとき、そのうち約95%が真の母数を含むことを指します。1つの区間に含まれる確率ではありません。
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問10.標本誤差は標本調査において標本が母集団全体ではないことに起因する誤差である。
正解:○(正しい)
解説:標本誤差は抽出に伴う必然的な誤差で、標本サイズを大きくすれば縮小できます。回答誤差・無回答誤差などの非標本誤差とは区別されます。
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問11.帰無仮説は通常「差がない」「効果がない」など否定したい仮説として設定される。
正解:○(正しい)
解説:帰無仮説H0は棄却を目指して立てる仮説で、これを棄却することで対立仮説H1が支持されます。「差がない」を仮定するのが典型です。
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問12.実験において処理群と対照群への割付を無作為に行うことを無作為割付(ランダム化)という。
正解:○(正しい)
解説:無作為割付は交絡要因を均質化し、因果関係を推論するための有力な手法です。観察研究では実施できず、実験計画法特有の利点です。
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問13.ヒストグラムは量的データの度数分布を可視化するグラフであり、棒の間隔を空けないのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:ヒストグラムは連続量の階級ごとの度数を表すため、棒同士は隙間なく描きます。棒グラフ(質的データ)とは異なる図式です。
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問14.ローレンツ曲線は所得などの累積分布を表す曲線で、完全均等線から離れるほど不平等が大きい。
正解:○(正しい)
解説:ローレンツ曲線は累積人口比に対する累積所得比をプロットしたもので、45度の均等線との乖離が大きいほど分配の不平等が強いことを示します。
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問15.ジニ係数は0から1の値をとり、値が大きいほど不平等度が高いことを示す。
正解:○(正しい)
解説:ジニ係数はローレンツ曲線と均等線で囲まれた面積を2倍にしたもの。0で完全平等、1で完全不平等を表します。
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問16.消費者物価指数(CPI)は家計が購入する財・サービスの価格動向を示す代表的な物価指数である。
正解:○(正しい)
解説:CPIは総務省統計局が毎月公表する基幹統計で、家計の購入する商品・サービスの平均的価格変動を測定します。インフレ指標として重要です。
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問17.e-Statは日本の政府統計を一元的に提供するポータルサイトであり、総務省統計局が運営している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。e-Stat(政府統計の総合窓口)は各府省が公表する統計データをまとめて検索・取得できるサイトですが、その運用は総務省統計局ではなく独立行政法人統計センターが行っています(総務省統計局の所管)。
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問18.時系列データの変動は、トレンド・季節変動・周期変動・不規則変動などに分解して分析できる。
正解:○(正しい)
解説:時系列分解は長期的なトレンド、毎年繰り返す季節変動、より長期の循環変動、説明できない不規則変動の組み合わせとして時系列を捉えます。
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問19.統計法において、国勢調査・国民経済計算・労働力調査などは「基幹統計」に指定されている。
正解:○(正しい)
解説:基幹統計は統計法に基づき特に重要な統計として総務大臣が指定するもので、現在約50統計が指定されています。報告義務など特別な規定があります。
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問20.母集団のすべての要素を調査することを標本調査といい、一部分を抽出する方法を全数調査という。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは全部調査するのが全数調査(悉皆調査)、一部だけを抜き出すのが標本調査です。用語が逆になっています。
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問21.標本サイズを大きくすると標本平均の分散は大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは標本サイズnを大きくすると標本平均の分散はσ²/nなのでむしろ小さくなり、推定精度は向上します。大数の法則による効果です。
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問22.信頼度を95%から99%へ高めると、信頼区間の幅は狭くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは信頼度を高めるほど信頼区間の幅は広くなります。より確実に母数を含めるために幅を広く取る必要があるためです。
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問23.標本誤差は標本サイズを大きくしても減らせないが、非標本誤差は標本サイズの増加で必ず減少する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは標本誤差は標本サイズを大きくすると減少し、逆に非標本誤差(無回答・回答バイアス等)は標本サイズを増やしても基本的に減りません。
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問24.有意水準5%の検定で帰無仮説が棄却されないとき、帰無仮説が正しいことが証明されたといえる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは棄却されないことは「帰無仮説を否定する十分な証拠が無い」だけで、正しさが証明されたわけではありません。検定の解釈で頻出の誤解です。
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問25.p値が0.03の検定結果は、有意水準5%でも有意水準1%でも帰無仮説が棄却される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはp=0.03は5%水準(p<0.05)では棄却されますが、1%水準(p<0.01)では棄却されません。p値と有意水準の比較が重要です。
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問26.観察研究では研究者が処理を割り付けるため、因果関係を強く主張することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは観察研究は処理の割付を行わずデータを記録するだけで、交絡要因の影響を排除できないため因果関係の主張は困難です。実験研究と対比されます。
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問27.自己選択バイアスは、回答者が無作為に選ばれているため発生しないバイアスである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは自己選択バイアスは回答者が自発的に参加することで生じる偏りで、Web投票や任意アンケートで典型的に発生します。無作為性が損なわれます。
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問28.円グラフは時系列データの推移を表現するのに最も適したグラフである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは円グラフは構成比(割合)を表すのに適しており、時系列の推移には折れ線グラフが最適です。用途を取り違えています。
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問29.箱ひげ図は中央値・四分位数・最大値・最小値などを示す図で、平均値そのものは必ず表示される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは箱ひげ図の基本要素は最小値・第1四分位・中央値・第3四分位・最大値で、平均値は必須表示ではありません(補助的に+印で示すことがある程度)。
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問30.散布図は2つの量的変数の関係を見るのに使われ、相関係数の符号と必ず一致する直線が常に描かれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは散布図は2変数の関係を可視化するだけで、回帰直線は自動的に描かれません。相関係数も別途計算する必要があります。
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問31.名目GDPはインフレ・デフレの影響を除去した「実質的」な経済規模を表す指標である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは物価変動の影響を除いたのが実質GDPで、名目GDPは時価評価のため物価変動の影響を含みます。両者の比からGDPデフレーターが求まります。
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問32.物価指数の基準年では指数が0となるように定義されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは基準年における物価指数は通常100と定義されます。0ではなく100が出発点で、上昇率はそこからの変化として表現されます。
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問33.ジニ係数は負の値もとりうる指標で、負の値は不平等度がマイナスであることを意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはジニ係数は必ず0以上1以下の値をとります。負の値は定義上ありえず、0が完全平等、1が完全不平等を表します。
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問34.国勢調査は毎年実施される全数調査であり、住民票に登録された人だけが対象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは国勢調査は5年に1度実施され、住民票の有無に関わらず日本に常住するすべての人・世帯が対象です。実施頻度と対象範囲の両方が誤りです。
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問35.家計調査は厚生労働省が実施する基幹統計で、雇用・賃金の動向を把握することを目的としている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは家計調査は総務省統計局が実施する基幹統計で、家計の収入・支出を把握する調査です。雇用統計の代表は労働力調査(同じく総務省)です。
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問36.アンケート調査における回答バイアスは、無作為抽出を行えば理論上完全に消滅する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは回答バイアス(社会的望ましさバイアス・誘導質問効果等)は抽出方法と独立に発生する非標本誤差で、無作為抽出だけでは消えません。
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問37.レーダーチャートは2つの量的変数間の相関関係を最も明確に表示するグラフである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはレーダーチャートは複数項目を多角形で表示し、特性のバランスを比較する図です。2変数の相関には散布図が適します。用途を取り違えています。
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問38.統計法における「一般統計調査」は内閣総理大臣が指定するもので、基幹統計より優先して実施される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは一般統計調査は基幹統計調査以外の各種統計調査で、総務大臣の承認を受けて実施されます。基幹統計の方が重要度が高い位置づけです。
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問39.母集団から標本を抽出する際に、どの要素も等しい確率で選ばれる抽出方法はどれか。
- ア.層化抽出
- イ.系統抽出
- ウ.単純無作為抽出
- エ.クラスター抽出
正解:ウ.単純無作為抽出
解説:単純無作為抽出(simple random sampling)は母集団の各要素が等確率で選ばれる方法。系統抽出は等間隔、層化抽出は層別後抽出、クラスター抽出は集団単位の抽出です。
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問40.母集団全体を調査する方法の名称はどれか。
- ア.層化調査
- イ.標本調査
- ウ.観察調査
- エ.全数調査
正解:エ.全数調査
解説:全数調査(悉皆調査)は母集団の構成員すべてを対象とする調査で、国勢調査が代表例です。標本調査は一部抽出、観察調査は変数を計画的に操作しない調査です。
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問41.母平均μ、母分散σ²の母集団から大きさnの標本を取った標本平均X̄の分散はどれか。
- ア.σ²/n
- イ.σ²
- ウ.nσ²
- エ.σ²/√n
正解:ア.σ²/n
解説:標本平均の分散はσ²/nで与えられ、これにより標本サイズを大きくするほど分散が小さくなり推定が安定します。標準偏差はσ/√nで標準誤差と呼びます。
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問42.信頼度95%の信頼区間について正しい解釈はどれか。
- ア.1つの区間に95%の確率で母数が入る
- イ.同じ手順で繰り返し作った区間のうち約95%が母数を含む
- ウ.母数が区間に入らない確率が5%である
- エ.標本平均が区間内に必ず95%入る
正解:イ.同じ手順で繰り返し作った区間のうち約95%が母数を含む
解説:信頼度95%とは、同じ手順で多数回信頼区間を構成したとき、そのうち約95%が真の母数を含むという意味です。「1つの区間に95%の確率で含まれる」ではありません。
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問43.次のうち非標本誤差に分類されるものはどれか。
- ア.標本サイズ不足による誤差
- イ.標本抽出によるばらつき
- ウ.回答バイアス
- エ.抽出単位の偏り
正解:ウ.回答バイアス
解説:回答バイアス(社会的望ましさ等)は調査票や調査員に起因する非標本誤差。標本サイズ不足・抽出のばらつき・抽出単位の偏りは標本抽出に起因する標本誤差です。
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問44.母集団を性別や年齢層など同質性のある層に分割し、各層から抽出する方法はどれか。
- ア.多段抽出
- イ.単純無作為抽出
- ウ.系統抽出
- エ.層化抽出
正解:エ.層化抽出
解説:層化抽出(stratified sampling)は層内の同質性を利用し全体での推定精度を高める方法。単純無作為は完全ランダム、系統は等間隔、多段は段階的抽出です。
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問45.次のうち、検定で帰無仮説を棄却する判断に用いる値はどれか。
- ア.p値
- イ.標本サイズ
- ウ.標本平均
- エ.信頼区間の幅
正解:ア.p値
解説:p値が有意水準(例:0.05)より小さければ帰無仮説を棄却します。標本サイズや標本平均・信頼区間の幅は判断の直接基準ではなく、p値や検定統計量が用いられます。
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問46.因果関係を最も強く主張できる研究デザインはどれか。
- ア.観察研究
- イ.無作為化比較試験
- ウ.横断研究
- エ.コホート研究
正解:イ.無作為化比較試験
解説:無作為化比較試験(RCT)は処理を無作為割付するため交絡要因を均質化でき、因果推論に最も強い根拠を与えます。観察・横断・コホート研究は交絡の影響を完全には排除できません。
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問47.次のグラフのうち、構成比(割合)を表示するのに最も適しているものはどれか。
- ア.散布図
- イ.折れ線グラフ
- ウ.円グラフ
- エ.ヒストグラム
正解:ウ.円グラフ
解説:円グラフは全体に対する構成比を視覚化するのに最適です。折れ線は時系列、散布図は2変数関係、ヒストグラムは度数分布の表示に向きます。
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問48.箱ひげ図から直接読み取れないものはどれか。
- ア.標本分散
- イ.第3四分位数
- ウ.第1四分位数
- エ.中央値
正解:ア.標本分散
解説:標本分散(データの散らばりの指標)は箱ひげ図には表示されません。一方、中央値・第1四分位数・第3四分位数・最大最小は箱ひげ図の構成要素として直接読み取れます。
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問49.次のうち、e-Statを運営する組織として最も適切なのはどれか。
- ア.独立行政法人統計センター
- イ.厚生労働省
- ウ.内閣府
- エ.経済産業省
正解:ア.独立行政法人統計センター
解説:e-Statは独立行政法人統計センターが運用しています。総務省統計局は所管官庁、内閣府は経済統計担当ですが運用主体は統計センターです。
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問50.次のうち、消費者物価指数(CPI)を公表している省庁はどれか。
- ア.厚生労働省
- イ.総務省統計局
- ウ.経済産業省
- エ.財務省
正解:イ.総務省統計局
解説:消費者物価指数(CPI)は総務省統計局が毎月公表する基幹統計です。厚生労働省は賃金・雇用、経済産業省は鉱工業生産、財務省は貿易統計を所管します。
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問51.時系列データの変動成分のうち、1年周期で繰り返される変動はどれか。
- ア.トレンド
- イ.周期変動
- ウ.季節変動
- エ.不規則変動
正解:ウ.季節変動
解説:季節変動は気候や慣習により1年周期で繰り返す変動です。トレンドは長期傾向、周期変動はより長期の循環、不規則変動は説明不能な残差を指します。
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問52.ジニ係数について正しい記述はどれか。
- ア.値が大きいほど不平等度が低い
- イ.必ず100を基準値とする
- ウ.負の値もとりうる
- エ.0以上1以下の値をとり、大きいほど不平等度が高い
正解:エ.0以上1以下の値をとり、大きいほど不平等度が高い
解説:ジニ係数は0以上1以下の値をとり、0で完全平等、1で完全不平等を意味します。負値はとらず、値が大きいほど不平等度が高い指標です。
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問53.次のうち基幹統計に分類されないものはどれか。
- ア.市町村独自のアンケート調査
- イ.国勢調査
- ウ.労働力調査
- エ.家計調査
正解:ア.市町村独自のアンケート調査
解説:市町村独自のアンケート調査は通常一般統計調査または任意調査で、基幹統計には該当しません。国勢調査・労働力調査・家計調査はいずれも基幹統計です。
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問54.次のうち、母集団のばらつき(母分散)の不偏推定量として最も適切なのはどれか。
- ア.Σ(Xi-X̄)²/n
- イ.Σ(Xi-X̄)²/(n-1)
- ウ.中央値
- エ.範囲(最大値-最小値)
正解:イ.Σ(Xi-X̄)²/(n-1)
解説:Σ(Xi-X̄)²/(n-1)(標本不偏分散)が母分散の不偏推定量です。nで割ると過小評価バイアスが生じます。中央値や範囲は分散の推定量ではありません。
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問55.次のうち、観察研究と実験研究の最も大きな違いとして適切なのはどれか。
- ア.標本サイズの大きさ
- イ.回答率の高さ
- ウ.処理の無作為割付の有無
- エ.報告先機関の違い
正解:ウ.処理の無作為割付の有無
解説:実験研究は処理を無作為に割り付けますが、観察研究は割付を行わず自然な状態を観察します。割付の有無が因果推論力に直結します。
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問56.標本誤差を小さくする方法として最も適切なのはどれか。
- ア.アンケートの設問数を増やす
- イ.調査員数を減らす
- ウ.回答時間を長くする
- エ.標本サイズを大きくする
正解:エ.標本サイズを大きくする
解説:標本サイズを増やすと標本平均の分散はσ²/nなので減少し、標本誤差は縮小します。設問数や回答時間、調査員数は非標本誤差に影響しますが標本誤差を直接縮小しません。
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問57.次のうち、ヒストグラムを描くのに最も適したデータはどれか。
- ア.身長
- イ.血液型
- ウ.所属チーム名
- エ.座席番号
正解:ア.身長
解説:身長・体重などの連続量はヒストグラムに最適。血液型は質的データで棒グラフ、所属チーム名・座席番号は名義・順序データで棒グラフが向きます。
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問58.労働力調査について正しい記述はどれか。
- ア.厚生労働省が年1回実施する
- イ.総務省統計局が毎月実施する基幹統計である
- ウ.全数調査として実施される
- エ.回答が任意の一般統計調査である
正解:イ.総務省統計局が毎月実施する基幹統計である
解説:労働力調査は総務省統計局が毎月実施する基幹統計で、就業者数・完全失業率などを把握します。厚労省ではなく総務省、毎月実施で年1回ではなく、対象世帯は約4万世帯です。
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問59.次のうち散布図から読み取りやすい性質はどれか。
- ア.中央値
- イ.歪度
- ウ.2変数間の相関の方向と強さ
- エ.尖度
正解:ウ.2変数間の相関の方向と強さ
解説:散布図は2つの量的変数の関係(相関の方向・強さ・外れ値)を可視化するのに適します。中央値・歪度・尖度は1変量の分布特性で、ヒストグラム等で確認します。
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問60.実質GDPと名目GDPの関係について正しい記述はどれか。
- ア.名目GDP=実質GDP×標本サイズ
- イ.実質GDPと名目GDPは常に等しい
- ウ.実質GDPは物価変動を含む
- エ.実質GDP=名目GDP÷GDPデフレーター×100
正解:エ.実質GDP=名目GDP÷GDPデフレーター×100
解説:実質GDPは物価変動の影響を除いた経済規模で、名目GDPを物価指数(GDPデフレーター)で割って算出します。実質値と名目値の使い分けは時系列比較で必須の概念です。
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問61.次のうち、自己選択バイアスが特に強く生じやすい調査はどれか。
- ア.Webサイト上の自由参加アンケート
- イ.層化抽出による訪問面接調査
- ウ.無作為抽出による電話調査
- エ.系統抽出による郵送調査
正解:ア.Webサイト上の自由参加アンケート
解説:Webサイト上の自由参加アンケートは関心の高い層に偏り自己選択バイアスが強く生じます。無作為抽出・層化抽出・系統抽出は確率抽出のため自己選択は基本的に生じません。
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問62.次のうち、5年ごとに実施される全数調査はどれか。
- ア.労働力調査
- イ.国勢調査
- ウ.家計調査
- エ.住民基本台帳人口移動報告
正解:イ.国勢調査
解説:国勢調査は5年ごと(西暦末尾0と5の年)に総務省統計局が実施する全数調査です。労働力調査は毎月、家計調査も毎月、住民基本台帳は登録制で都度更新されます。
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問63.次の記述のうち、標本誤差に該当するものはどれか。
- ア.質問順序による回答変化
- イ.無回答により集計値が偏る
- ウ.抽出された標本によって標本平均が変動する
- エ.調査員の指示の違いによる回答の差
正解:ウ.抽出された標本によって標本平均が変動する
解説:抽出された標本によって平均値が変動するのは標本誤差です。質問順序効果・調査員効果・無回答は非標本誤差で、回答者の特性や調査実施過程に起因します。
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問64.次のうち、レーダーチャートの利用に最も適している場面はどれか。
- ア.時系列の推移を見る
- イ.2変数の相関を見る
- ウ.構成比を可視化する
- エ.複数項目の評価バランスを比較する
正解:エ.複数項目の評価バランスを比較する
解説:レーダーチャートは複数項目(評価軸)を多角形で表示し、特性のバランスを比較するのに適します。時系列推移は折れ線、構成比は円、相関は散布図が適します。
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問65.次のうち、有意水準について正しい記述はどれか。
- ア.帰無仮説が正しいのに棄却してしまう確率
- イ.信頼区間の幅
- ウ.対立仮説を採択しない確率
- エ.標本サイズを表す指標
正解:ア.帰無仮説が正しいのに棄却してしまう確率
解説:有意水準は帰無仮説が正しいのに棄却してしまう確率(第1種の過誤の確率)を表します。通常0.05や0.01に設定され、p値と比較して判断します。
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問66.次のうち、物価指数の基準年において指数値として通常設定される値はどれか。
- ア.0
- イ.100
- ウ.1
- エ.1000
正解:イ.100
解説:物価指数は基準年を100として計算するのが慣例で、その後の値はそこからの変動率を反映します。0や1、1000は基準値として一般的ではありません。
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問67.次のうち、ローレンツ曲線の縦軸・横軸として一般的なものはどれか。
- ア.横軸:所得階級、縦軸:度数
- イ.横軸:時間、縦軸:物価指数
- ウ.横軸:累積世帯比、縦軸:累積所得比
- エ.横軸:年齢、縦軸:所得
正解:ウ.横軸:累積世帯比、縦軸:累積所得比
解説:ローレンツ曲線は横軸に世帯(人)の累積比、縦軸に所得の累積比をプロットします。45度の均等線からの乖離が不平等の程度を示します。
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問68.次のうち、無回答バイアスを軽減する方策として最も適切なのはどれか。
- ア.標本サイズを縮小する
- イ.調査時期を回答者に伝えない
- ウ.設問数を増やす
- エ.回答督促や再訪問により回答率を高める
正解:エ.回答督促や再訪問により回答率を高める
解説:督促を行い回答率を上げることで無回答バイアスを軽減できます。設問数増加・調査時期不公表・標本縮小はむしろ無回答を増やすか効果がない方策です。
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問69.次のうち、棒グラフの利用に最も適しているデータの種類はどれか。
- ア.都道府県別人口など質的データの比較
- イ.全体に対する構成比
- ウ.2つの量的変数の関係
- エ.連続量の度数分布
正解:ア.都道府県別人口など質的データの比較
解説:都道府県別人口など名義尺度の質的データは棒グラフで比較するのが適切。連続量はヒストグラム、2変数関係は散布図、構成比は円グラフが向きます。
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問70.次のうち、帰無仮説と対立仮説の関係について正しい記述はどれか。
- ア.帰無仮説と対立仮説は同時に成立しうる
- イ.帰無仮説と対立仮説は互いに排反な関係にある
- ウ.帰無仮説は必ず棄却される
- エ.対立仮説は標本サイズで決まる
正解:イ.帰無仮説と対立仮説は互いに排反な関係にある
解説:帰無仮説H0と対立仮説H1は互いに排反かつ網羅的に設定し、検定の結果いずれを採択するか判断します。両者が同時に成立することはありません。
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問71.次のうち、経済センサスを所管する省庁はどれか。
- ア.国土交通省
- イ.厚生労働省
- ウ.総務省・経済産業省
- エ.農林水産省
正解:ウ.総務省・経済産業省
解説:経済センサスは総務省と経済産業省が共同で実施する基幹統計で、企業・事業所の活動状況を把握します。厚労省・国交省・農水省は別の統計を所管します。
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問72.次のうち、検定における第1種の過誤に最も近い説明はどれか。
- ア.標本サイズを過大に設定する誤り
- イ.正しい対立仮説を採択しない誤り
- ウ.信頼区間を狭く取りすぎる誤り
- エ.正しい帰無仮説を誤って棄却する誤り
正解:エ.正しい帰無仮説を誤って棄却する誤り
解説:第1種の過誤は帰無仮説が正しいのに誤って棄却する誤りで、確率は有意水準αに相当します。逆に正しい対立仮説を採択しないのは第2種の過誤(β)です。
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問73.次のうち、母集団から要素を一定の間隔で抽出する方法はどれか。
- ア.系統抽出
- イ.単純無作為抽出
- ウ.クラスター抽出
- エ.層化抽出
正解:ア.系統抽出
解説:系統抽出(systematic sampling)は最初の要素を無作為に選び、その後一定間隔(例:10番おき)で抽出する方法です。実施が簡便で大規模調査によく使われます。
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問74.次のうち、家計調査の主な調査目的として最も適切なのはどれか。
- ア.人口・世帯数の把握
- イ.家計の収入・支出の把握
- ウ.雇用・失業の動向把握
- エ.企業の経営状況の把握
正解:イ.家計の収入・支出の把握
解説:家計調査は総務省統計局が実施し、家計の収入・支出を把握しCPIや国民経済計算の基礎データとなります。雇用は労働力調査、人口は国勢調査、企業統計は経済センサスです。
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問75.次のうち、母平均の区間推定で必要となる値として最も適切な組み合わせはどれか。
- ア.最大値、最小値、四分位数
- イ.中央値、最頻値、範囲
- ウ.標本平均、標本標準偏差、標本サイズ
- エ.母分散、回答率、無回答率
正解:ウ.標本平均、標本標準偏差、標本サイズ
解説:母平均の区間推定には標本平均・標本標準偏差(または母標準偏差)・標本サイズが必要です。中央値や最頻値、範囲は区間推定の直接の構成要素ではありません。