生成AIパスポート 第3章「最新動向」出題ポイント解説
生成AIパスポート試験の第3章「最新動向」を概念中心に整理します。RAG(検索拡張生成)、AIエージェント、MCP、主要な生成AIサービスの提供元、画像・動画生成サービス、知識カットオフといった、いま押さえておくべきトピックの「仕組みと役割」を解説します。
※受験料・試験日程・シラバス・出題内容は改定される場合があります。最新情報は必ずGUGA公式情報でご確認ください。
RAG(検索拡張生成)
RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、生成AIが回答を作る前に外部の知識源(社内文書やデータベース等)を検索し、その内容を根拠として回答を生成する仕組みです。
- 仕組み: ①質問に関連する文書を検索 → ②取得した情報を文脈としてモデルに渡す → ③その情報に基づいて回答を生成。
- 利点: モデルが学習していない最新情報や社内固有の情報を扱える。根拠を提示しやすく、ハルシネーションの抑制にも役立つ。
- 位置づけ: モデル自体を再学習(ファインチューニング)せずに知識を補える手軽な手段として広く使われる。
AIエージェント
- AIエージェント: 目標を与えると、必要な手順を自ら計画し、ツール(検索・計算・外部サービス等)を使いながら、複数ステップの作業を自律的に進めるAI。
- 従来との違い: 単発の質問応答にとどまらず、「タスクの遂行」までを担う点が特徴。
- 注意点: 自律的に動くぶん、誤作動や意図しない操作のリスクがあり、人間の監督や制御が重要になる。
MCP
- MCP(Model Context Protocol): 生成AIと外部のツールやデータソースを接続するための共通仕様・規格として提唱されているもの。
- 意義: 個別に作り込まなくても、AIが外部データやツールへ標準的な方法でアクセスできるようにすることを目指す。AIエージェントの実用化を支える動きとして押さえておく。
主要な生成AIサービスと提供元
サービス名と提供する企業の対応は頻出です。整理して覚えましょう。
| サービス | 提供元 | 種類 |
|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | 対話型(テキスト生成) |
| Gemini | 対話型(テキスト生成) | |
| Claude | Anthropic | 対話型(テキスト生成) |
| Copilot | Microsoft | 対話・業務支援 |
画像生成・動画生成サービス
| サービス | 種類 |
|---|---|
| DALL·E | 画像生成 |
| Stable Diffusion | 画像生成 |
| Midjourney | 画像生成 |
| Sora 等 | 動画生成 |
これらは第2章で学んだ拡散モデルなどを基盤としています。動画生成はテキストや画像から映像を作り出す新しい領域で、進化が速いため公式・最新情報の確認が推奨されます。
知識カットオフ
- 知識カットオフ: モデルが学習に用いたデータには時点の区切りがあり、それ以降の出来事はモデル自身は知らないという性質。
- 対策: 最新情報が必要な場合は、Web検索連携やRAGなどで外部から情報を補うことが有効。
最新動向を学ぶうえでの姿勢
この分野は変化が非常に速く、サービス名や機能は短期間で更新されます。試験対策では、個々の最新数値やベンチマークを暗記するよりも、RAG・エージェント・マルチモーダルといった「概念と役割」を理解しておくことが重要です。細かな最新情報は必ず公式で確認しましょう。
この章の要点まとめ
- RAGは外部検索で根拠を補い、ハルシネーションを抑える仕組み。
- AIエージェントは計画・ツール利用で自律的にタスクを遂行する。
- MCPはAIと外部ツール/データをつなぐ共通仕様。
- ChatGPT=OpenAI/Gemini=Google/Claude=Anthropic/Copilot=Microsoft。
- 知識カットオフがあるため、最新情報は外部連携で補う。
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