応用情報技術者「データベース」の一問一答
📖 応用情報技術者「データベース」の全21問と解説(一覧)
応用情報技術者のデータベースに関する一問一答(全21問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
-
問1.リレーショナルデータベースの外部キー制約を設定しても、親表の削除時の挙動はCASCADE/SET NULL/RESTRICT等から選べる。
正解:○(正しい)
解説:ON DELETE句で参照整合性違反時の挙動を指定できます。
-
問2.推移的関数従属はA→B、B→Cが成立するときA→Cが直接成立することを言う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。推移的関数従属は「A→C」(A→B→C経由で間接的に成立、第3正規形で排除)。
-
問3.SQLのウィンドウ関数(OVER句)は、集計値を元の行に残しながら計算できる機能である。
正解:○(正しい)
解説:ROW_NUMBER()、RANK()、SUM() OVER(PARTITION BY...)などがあります。
-
問4.共有ロックは他の共有ロックと両立せず、排他ロックのみと両立する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。共有ロック同士は「両立する」(読み取り並行可)、排他ロックは「他の一切と両立しない」(記述が逆)。
-
問5.トランザクション分離レベルでファントムリードが発生しないのはREAD UNCOMMITTEDである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ファントムリードを防ぐ最高レベルは「SERIALIZABLE」(READ UNCOMMITTEDが最低、ファントム発生)。
-
問6.データベースのB+木インデックスは、葉ノードにデータまたはデータへのポインタを格納し、葉同士をリンクリストで連結した構造である。
正解:○(正しい)
解説:B+木は範囲検索に強く、多くのRDBMSのデフォルトインデックスです。
-
問7.NoSQLは水平スケールが困難な代わりに、SQL文との互換性が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。NoSQLは「水平スケールしやすい」、SQL互換は限定的(水平スケール困難ではない)。
-
問8.リレーショナルデータベースの第3正規形の条件として正しいものはどれか。
- ア.繰返し項目がない
- イ.推移的関数従属がない
- ウ.部分関数従属がない
- エ.結合従属がない
正解:イ.推移的関数従属がない
解説:3NFは推移的関数従属の排除が条件です。繰返しなしは1NF、部分関数従属なしは2NFです。
-
問9.SQLのトランザクション分離レベルで、ダーティリードが発生しうる最も低い分離レベルはどれか。
- ア.REPEATABLE READ
- イ.READ COMMITTED
- ウ.READ UNCOMMITTED
- エ.SERIALIZABLE
正解:ウ.READ UNCOMMITTED
解説:READ UNCOMMITTEDでは未コミットデータを読めるためダーティリードが発生します。
-
問10.B+木インデックスが苦手とする検索パターンはどれか。
- ア.等価検索
- イ.範囲検索
- ウ.前方一致検索
- エ.後方一致(LIKE '%xxx')検索
正解:エ.後方一致(LIKE '%xxx')検索
解説:後方一致はインデックスの順序を活かせず全走査になりがちです。
-
問11.CAP定理で、ネットワーク分断時に一貫性を捨てて可用性を優先するシステム分類はどれか。
- ア.APシステム
- イ.CPシステム
- ウ.CAシステム
- エ.ACIDシステム
正解:ア.APシステム
解説:AP(Availability+Partition tolerance)は結果整合性で可用性優先です。
-
問12.データベースの第3正規形(3NF)では、すべての非キー属性が主キーに完全関数従属する状態が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。3NFの条件:第2正規形+すべての非キー属性が主キーに「直接関数従属」する。完全関数従属は第2正規形(2NF)の条件。
-
問13.SQLのトランザクションのACID特性とは、原子性・一貫性・独立性・耐久性の4つの性質である。
正解:○(正しい)
解説:ACID:Atomicity・Consistency・Isolation・Durability。DBMSの信頼性を支える基本特性。
-
問14.インデックスは、検索を高速化するためのデータ構造(B木・ハッシュ等)である。
正解:○(正しい)
解説:インデックス:検索高速化の代償として更新・挿入時のオーバーヘッド増。WHEREに頻出する列に作成すると効果的。
-
問15.NoSQLデータベースは、リレーショナルモデルではなく、キー-バリュー型・ドキュメント型・グラフ型等の柔軟なデータモデルを持つ。
正解:○(正しい)
解説:NoSQL:Redis(KV)・MongoDB(ドキュメント)・Neo4j(グラフ)等。スケーラビリティ高、ACIDより BASE特性。
-
問16.次のうち、第3正規形(3NF)の特徴として正しいものはどれか。
- ア.推移関数従属を排除
- イ.部分関数従属を排除
- ウ.多値従属を排除
- エ.結合従属を排除
正解:ア.推移関数従属を排除
解説:3NF:推移関数従属を排除(非キー属性が主キーに直接従属)。2NFは部分関数従属排除、4NFは多値従属排除、5NFは結合従属排除。
-
問17.SQLのINNER JOINは、両テーブルで結合条件に一致する行のみを返す結合方法である。
正解:○(正しい)
解説:INNER JOIN:両テーブル該当のみ。LEFT/RIGHT OUTER JOINは片方の全件+結合相手、FULL OUTER JOINは両方の全件。
-
問18.LEFT OUTER JOINは、右テーブルの全行を返し、左テーブルで一致しない行はNULLとなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。LEFT OUTER JOINは「左テーブルの全行返し、右で一致しない行はNULL」(記述が逆)。
-
問19.DBの主キー(PRIMARY KEY)制約は、レコードを一意に識別するための制約である。
正解:○(正しい)
解説:主キー:UNIQUE+NOT NULL。各テーブル1つだけ。複数列の組合せ(複合主キー)も可。
-
問20.DBの外部キー(FOREIGN KEY)制約は、参照先テーブルに存在しない値を防ぎ、参照整合性を保証する。
正解:○(正しい)
解説:外部キー:参照整合性制約。CASCADE・SET NULL・RESTRICT等の動作指定可。RDBの関係性を保証する重要制約。
-
問21.次のJOINのうち、両テーブルの該当行のみ返すものはどれか。
- ア.INNER JOIN
- イ.LEFT OUTER JOIN
- ウ.RIGHT OUTER JOIN
- エ.FULL OUTER JOIN
正解:ア.INNER JOIN
解説:INNER JOIN:両テーブル該当のみ。OUTER JOIN系はNULLを含めて返す。