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日本語検定 3級「文法」の一問一答

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📖 日本語検定 3級「文法」の全50問と解説(一覧)

日本語検定 3級の文法に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.次の文の「に」と同じ用法のものはどれか。「彼は駅に着いた。」

    • ア.学校に通う
    • イ.友人に本を渡す
    • ウ.公園に集まる
    • エ.三時に出発する

    正解:ウ.公園に集まる

    解説:「駅に着いた」の「に」は到着点・帰着点を表す。「公園に集まる」も動作の帰着する場所を示す。「友人に」は相手、「学校に通う」は方向、「三時に」は時を表す。

  2. 問2.「先生が生徒に本を読ませる。」この文の述語の態(ヴォイス)は何か。

    • ア.受身
    • イ.自発
    • ウ.可能
    • エ.使役

    正解:エ.使役

    解説:「読ませる」は動詞「読む」に使役の助動詞「せる」が付いた形で、ほかの者にある動作をさせる使役を表す。

  3. 問3.次のうち、いわゆる「ら抜き言葉」はどれか。

    • ア.食べれる
    • イ.見られる
    • ウ.来られる
    • エ.起きられる

    正解:ア.食べれる

    解説:「食べれる」は本来「食べられる」と言うべきところから「ら」が抜けた、ら抜き言葉。規範的には「食べられる」が正しい。

  4. 問4.「美しい花」の「美しい」の品詞は何か。

    • ア.形容動詞
    • イ.形容詞
    • ウ.副詞
    • エ.連体詞

    正解:イ.形容詞

    解説:「美しい」は言い切りが「い」で終わり、活用する自立語で性質・状態を表すので形容詞である。

  5. 問5.「静かな部屋」の「静かな」の品詞は何か。

    • ア.連体詞
    • イ.形容詞
    • ウ.形容動詞
    • エ.副詞

    正解:ウ.形容動詞

    解説:「静かだ」は言い切りが「だ」で終わる活用する自立語で、状態を表す形容動詞。連体形が「静かな」となる。

  6. 問6.「大きな箱」の「大きな」の品詞は何か。

    • ア.形容詞
    • イ.副詞
    • ウ.形容動詞
    • エ.連体詞

    正解:エ.連体詞

    解説:「大きな」は活用がなく体言だけを修飾する連体詞。形容詞「大きい」とは別語なので注意する。

  7. 問7.次の文の「の」のうち、主語を表す(「が」に置き換えられる)ものはどれか。

    • ア.君の言うとおりだ
    • イ.赤いのを買う
    • ウ.私の本
    • エ.ペンの先

    正解:ア.君の言うとおりだ

    解説:「君の言うとおり」の「の」は「君が言うとおり」と言い換えられ、従属節の主語を表す。ほかは連体修飾や体言代用の「の」。

  8. 問8.「彼に笑われた。」この文の述語の態(ヴォイス)は何か。

    • ア.使役
    • イ.受身
    • ウ.尊敬
    • エ.可能

    正解:イ.受身

    解説:「笑われた」は「笑う」に受身の助動詞「れる」が付いた形。自分にとって迷惑な動作を受ける、いわゆる迷惑(被害)の受身である。

  9. 問9.次のうち、敬語として正しい言い方はどれか。

    • ア.お客様が申し上げた
    • イ.お客様が申された
    • ウ.お客様がおっしゃった
    • エ.お客様が伺った

    正解:ウ.お客様がおっしゃった

    解説:「おっしゃる」は「言う」の尊敬語で、相手の動作に正しく使える。「申す」「申し上げる」「伺う」は謙譲語なので客の動作には用いない。

  10. 問10.「雨が降れば、試合は中止だ。」の「ば」の用法として正しいものはどれか。

    • ア.確定した過去の理由
    • イ.並立
    • ウ.逆接
    • エ.仮定の条件

    正解:エ.仮定の条件

    解説:「降れば」は未実現の事柄を仮に想定して述べる仮定条件を表す。「もし~ならば」の意。

  11. 問11.次の文のうち、係り受け(呼応)が正しいものはどれか。

    • ア.たぶん来るだろう
    • イ.まるで本物だ
    • ウ.決して行きます
    • エ.少しも面白い

    正解:ア.たぶん来るだろう

    解説:「たぶん」は推量の「だろう」と呼応する。「決して」は打消し、「まるで」は「ようだ」、「少しも」は打消しと呼応するので他は不適切。

  12. 問12.次のうち、二重敬語(過剰な敬語)になっているものはどれか。

    • ア.ご覧になる
    • イ.お読みになられる
    • ウ.召し上がる
    • エ.おっしゃる

    正解:イ.お読みになられる

    解説:「お読みになられる」は尊敬の「お~になる」と尊敬の「れる」が重なった二重敬語。「お読みになる」または「読まれる」が適切。

  13. 問13.次のうち、不要な「さ」が入った「さ入れ言葉」に当たるものはどれか。

    • ア.聞かせていただく
    • イ.書かせていただく
    • ウ.読まさせていただく
    • エ.出させていただく

    正解:ウ.読まさせていただく

    解説:五段動詞「読む」の使役は「読ませる」であり、「読まさせる」は不要な「さ」が入ったさ入れ言葉。正しくは「読ませていただく」。

  14. 問14.「だから」の品詞は何か。

    • ア.副詞
    • イ.助動詞
    • ウ.連体詞
    • エ.接続詞

    正解:エ.接続詞

    解説:「だから」は前の文と後の文をつなぐ自立語で活用しない接続詞。順接の関係を示す。

  15. 問15.「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」の品詞は何か。

    • ア.副詞
    • イ.連体詞
    • ウ.形容詞
    • エ.接続詞

    正解:ア.副詞

    解説:「ゆっくり」は活用せず、主に用言(動詞「歩く」)を修飾するので副詞である。

  16. 問16.次のうち、可能を表す言い方として正しいものはどれか。

    • ア.この水は飲めれる
    • イ.この水は飲める
    • ウ.この水は飲ましる
    • エ.この水は飲まれれる

    正解:イ.この水は飲める

    解説:五段動詞「飲む」の可能動詞は「飲める」。「飲めれる」は可能の意味が二重になった誤り(れ足す言葉)である。

  17. 問17.「全然問題ない。」の「全然」の現代の規範的な呼応として正しいのはどれか。

    • ア.推量と呼応する
    • イ.肯定と呼応する
    • ウ.打消し(否定)と呼応する
    • エ.命令と呼応する

    正解:ウ.打消し(否定)と呼応する

    解説:規範的には「全然」は「~ない」など打消しの語と呼応する。「全然問題ない」は打消しを伴うので正しい呼応である。

  18. 問18.「父に車で送ってもらう。」の「に」の働きとして正しいものはどれか。

    • ア.動作の手段
    • イ.時間
    • ウ.場所
    • エ.動作をする相手(動作主)

    正解:エ.動作をする相手(動作主)

    解説:「父に送ってもらう」の「に」は、その動作を行う相手(動作主)を表す。「車で」の「で」が手段を表す。

  19. 問19.次の文の述語が「自発」を表すものはどれか。

    • ア.昔がしのばれる
    • イ.荷物が運ばれる
    • ウ.先生が話される
    • エ.友人に呼ばれる

    正解:ア.昔がしのばれる

    解説:「しのばれる」は心情が自然にわき起こる自発を表す。ほかは尊敬・受身。「れる・られる」は文脈で四つの意味(受身・可能・自発・尊敬)に分かれる。

  20. 問20.「もし時間があれば、______。」の空欄に呼応として最も適切なものはどれか。

    • ア.必ず来た
    • イ.遊びに行こう
    • ウ.行っている
    • エ.来なかった

    正解:イ.遊びに行こう

    解説:「もし~あれば」は仮定の条件なので、後には意志・推量など未実現の表現が続く。「遊びに行こう」が呼応として自然である。

  21. 問21.「彼は医者になりたいそうだ。」の「そうだ」の意味として正しいものはどれか。

    • ア.推量
    • イ.様態(そう見える)
    • ウ.伝聞(人から聞いた)
    • エ.断定

    正解:ウ.伝聞(人から聞いた)

    解説:用言の終止形「なりたい」に付く「そうだ」は伝聞を表す。様態の「そうだ」は連用形(なりそうだ)に付くので識別できる。

  22. 問22.「雨が降りそうだ。」の「そうだ」の意味として正しいものはどれか。

    • ア.伝聞
    • イ.完了
    • ウ.断定
    • エ.様態(今にもそうなりそうだ)

    正解:エ.様態(今にもそうなりそうだ)

    解説:動詞の連用形「降り」に付く「そうだ」は様態(今にもそうなりそうな様子)を表す。伝聞は終止形「降るそうだ」に付く。

  23. 問23.次のうち、謙譲語として正しい使い方はどれか。

    • ア.私が拝見します
    • イ.先生が拝見なさる
    • ウ.お客様が拝見する
    • エ.どうぞ拝見してください

    正解:ア.私が拝見します

    解説:「拝見する」は「見る」の謙譲語で、自分の動作にだけ使う。相手や客の動作には「ご覧になる」を用いる。

  24. 問24.「読書は心の栄養である。」の「は」の働きとして正しいものはどれか。

    • ア.主語を表す格助詞
    • イ.主題を提示する係助詞
    • ウ.並立を表す助詞
    • エ.対象を表す格助詞

    正解:イ.主題を提示する係助詞

    解説:「読書は」の「は」は文の主題を取り立てて示す係助詞(副助詞)。格助詞「が」とは働きが異なる。

  25. 問25.次の文のうち、敬語の使い方が正しいものはどれか。

    • ア.先生が伺われる
    • イ.先生が参られる
    • ウ.先生がいらっしゃる
    • エ.先生がおる

    正解:ウ.先生がいらっしゃる

    解説:「いらっしゃる」は「来る・行く・いる」の尊敬語で先生の動作に正しく使える。「参る」「伺う」「おる」は謙譲語・丁重語。

  26. 問26.「行きたければ行けばよい。」の「たけれ」は、希望の助動詞「たい」の何という活用形か。

    • ア.已然形
    • イ.終止形
    • ウ.連用形
    • エ.仮定形

    正解:エ.仮定形

    解説:「行きたければ」は希望の助動詞「たい」が「ば」に続く仮定形「たけれ」になった形である。

  27. 問27.次のうち、文として正しい言い方はどれか。

    • ア.見られますか
    • イ.見えれますか
    • ウ.見れますか
    • エ.見らせますか

    正解:ア.見られますか

    解説:上一段動詞「見る」の可能・尊敬は「見られる」。「見れる」はら抜き言葉なので、規範的には「見られますか」が正しい。

  28. 問28.「彼が来なかったのは残念だ。」の「の」の働きとして正しいものはどれか。

    • ア.所有を表す
    • イ.体言の代用(こと・もの)
    • ウ.並立を表す
    • エ.主語を表す

    正解:イ.体言の代用(こと・もの)

    解説:「来なかったの」の「の」は「来なかったこと」のように用言を体言化(名詞化)する準体助詞である。

  29. 問29.「とても」の品詞は何か。

    • ア.接続詞
    • イ.連体詞
    • ウ.副詞
    • エ.形容動詞

    正解:ウ.副詞

    解説:「とても」は活用せず、主に形容詞・形容動詞など状態を表す語を修飾する程度の副詞である。

  30. 問30.次のうち、使役受身(させられる)を正しく用いた文はどれか。

    • ア.私は妹を泣かせた
    • イ.私は荷物を持てた
    • ウ.私は弟に荷物を持たせた
    • エ.私は先輩に荷物を持たされた

    正解:エ.私は先輩に荷物を持たされた

    解説:「持たされた」は「持つ」の使役受身で、他者から強制されてその動作をした意を表す。ほかは使役・可能の文。

  31. 問31.「あの」の品詞は何か。

    • ア.連体詞
    • イ.代名詞
    • ウ.副詞
    • エ.接続詞

    正解:ア.連体詞

    解説:「あの」は活用がなく必ず体言を修飾する連体詞(指示連体詞)である。

  32. 問32.「彼はまるで子どものようだ。」の「まるで」が呼応している語はどれか。

    • ア.子ども
    • イ.ようだ
    • ウ.は
    • エ.彼

    正解:イ.ようだ

    解説:「まるで」は比況の助動詞「ようだ(みたいだ)」と呼応する陳述の副詞である。

  33. 問33.次の文のうち、主語と述語の対応(係り受け)が整っているものはどれか。

    • ア.私の趣味は本を読みます
    • イ.私の夢は医者になりたい
    • ウ.私の夢は医者になることだ
    • エ.私の目標は合格したい

    正解:ウ.私の夢は医者になることだ

    解説:主語「夢は」に対し述語は「~ことだ」と名詞で受けるのが整合的。「なりたい」「読みます」「したい」では主述が呼応しないねじれ文になる。

  34. 問34.「お荷物をお持ちします。」の敬語の種類は何か。

    • ア.尊敬語
    • イ.美化語
    • ウ.丁寧語
    • エ.謙譲語

    正解:エ.謙譲語

    解説:「お持ちする」は「お~する」の形で自分の動作をへりくだる謙譲語である。相手への敬意を間接的に表す。

  35. 問35.「水が飲みたい。」の「たい」が付いている「飲み」の活用形は何か。

    • ア.連用形
    • イ.終止形
    • ウ.未然形
    • エ.連体形

    正解:ア.連用形

    解説:希望の助動詞「たい」は動詞の連用形に接続する。「飲む」の連用形「飲み」に「たい」が付いている。

  36. 問36.日本語検定3級で問われる文法は、学校文法の知識に加え、ら抜き言葉やさ入れ言葉などの誤用の識別も含まれる。

    正解:○(正しい)

    解説:3級は高校卒業〜社会人基礎レベルで、品詞識別などの学校文法に加え、ら抜き・さ入れ・れ足すなどの実用的な誤用識別も出題範囲に含まれる。

  37. 問37.「食べられる」は、ら抜き言葉であり規範的には誤りである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、「食べられる」が規範的に正しい形で、ら抜き言葉は「ら」を抜いた「食べれる」のほうである。

  38. 問38.助動詞「れる・られる」には、受身・可能・自発・尊敬の四つの意味がある。

    正解:○(正しい)

    解説:「れる・られる」は文脈によって受身・可能・自発・尊敬の四つの意味を表し分ける。識別問題で頻出である。

  39. 問39.「おっしゃる」は「言う」の謙譲語である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、「おっしゃる」は「言う」の尊敬語である。「言う」の謙譲語は「申す・申し上げる」である。

  40. 問40.「静かだ」「きれいだ」のように言い切りが「だ」で終わる活用語は形容動詞である。

    正解:○(正しい)

    解説:形容動詞は状態・性質を表し、言い切り(終止形)が「だ」で終わる活用する自立語である。

  41. 問41.「読まさせていただきます」は、不要な「さ」が入った、いわゆるさ入れ言葉で誤りである。

    正解:○(正しい)

    解説:五段動詞「読む」の使役は「読ませる」であり、「読まさせる」は不要な「さ」が入ったさ入れ言葉。正しくは「読ませていただく」である。

  42. 問42.「先生が申された」は、先生の動作に対する敬語として正しい言い方である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、「申す」は謙譲語なので先生の動作には使えない。「先生がおっしゃった」とすべきである。

  43. 問43.「決して」は打消しの語と呼応する陳述の副詞である。

    正解:○(正しい)

    解説:「決して~ない」のように、「決して」は打消しの表現と呼応して使う陳述(呼応)の副詞である。

  44. 問44.「お客様が拝見されました」は、客の動作を敬う言い方として正しい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、「拝見する」は謙譲語なので客の動作には使えない。「お客様がご覧になりました」とする。

  45. 問45.伝聞の「そうだ」は用言の終止形に、様態の「そうだ」は動詞の連用形・形容詞の語幹に接続する。

    正解:○(正しい)

    解説:「降るそうだ(終止形)」は伝聞、「降りそうだ(連用形)」は様態と、接続する形で識別できる。

  46. 問46.「お読みになられる」は、尊敬語が一つだけの適切な言い方である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、「お~になる」と「れる」がどちらも尊敬で重複した二重敬語である。「お読みになる」が適切。

  47. 問47.「水が飲めれる」は、可能の意味が二重になった誤りである。

    正解:○(正しい)

    解説:「飲める」がすでに可能を表すのに、さらに「れる」を加えた誤り。正しくは「水が飲める」である。

  48. 問48.「大きな」「小さな」「あの」「この」はいずれも連体詞である。

    正解:○(正しい)

    解説:これらは活用がなく、必ず体言を修飾する連体詞。形容詞「大きい・小さい」とは別語である点に注意する。

  49. 問49.「私の夢は医者になりたい。」は主語と述語が正しく対応した文である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは、主語「夢は」には名詞で受け「医者になることだ」とする。「なりたい」では主述がねじれる。

  50. 問50.「いらっしゃる」は「行く・来る・いる」の尊敬語である。

    正解:○(正しい)

    解説:「いらっしゃる」は「行く・来る・いる」の三つを兼ねる尊敬語で、目上の人の動作に用いる。