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日本語検定3級「表記」の出題ポイント【送り仮名・かなづかい】

日本語検定3級の「表記」は、送り仮名・現代仮名遣い・漢字とかなの使い分け・誤字訂正・句読点など、文章を正しく書くためのルールを問う領域です。配点は大きくありませんが、ルールを覚えれば確実に得点できる得点源です。この記事では、内閣告示(送り仮名の付け方・現代仮名遣い)に準拠して、3級でねらわれる表記ルールを具体例とともに整理します。

※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。

「表記」領域の全体像

「表記」は、内閣告示の「送り仮名の付け方」「現代仮名遣い」などを基準に、正しく書けているかを判定する領域です。3級では、社会人として文書を正確に書くためのルールが中心に問われます。出題タイプは次のとおりです。

出題タイプ内容
送り仮名活用語の送り仮名を正しく付ける
現代仮名遣い「じ/ぢ」「ず/づ」、長音などの正しいかな表記
漢字とかなの使い分け補助動詞・形式名詞などをかなで書くか漢字で書くか
誤字訂正文中の誤った漢字・かなを見つけて直す
句読点・符号読点(、)句点(。)かっこなどの使い方

1. 送り仮名のルール

送り仮名は内閣告示「送り仮名の付け方」が基準です。基本は活用のある語は活用語尾を送ることです。代表的な原則と例を整理します。

原則
活用語尾を送る表す・著しい・必ず(×表わす・×著るしい)
語幹が「し」で終わる形容詞「し」から送る:楽しい・正しい・新しい・美しい
派生・対応で送る動かす(動く)/変わる・変える/起こる・起きる・起こす
名詞は原則送らない話(はなし)・係(かかり)。ただし慣用で送るものもある

とくにまちがえやすいのが「表す/著す/現す」「行う(×行なう)」「断る(×断わる)」「捕らえる(×捕える)」「明らか(×明か)」などです。誤った送り方が選択肢に混ぜてあるので、活用させてみて語尾がどこから変わるかを確認しましょう。

2. 現代仮名遣い

現代仮名遣いは内閣告示が基準です。3級でねらわれるのは、「じ/ぢ」「ず/づ」の使い分け長音の書き方です。

「じ・ぢ/ず・づ」の使い分け

原則は「じ・ず」で書きますが、次の場合は「ぢ・づ」を使います。

一方、「じめん(地面)」「ずつう(頭痛)」「いなずま(稲妻)」などは、語源意識が薄れたものとして「じ・ず」で書くのが原則です(「いなづま」も許容)。

長音(伸ばす音)

オ列の長音は原則「う」を添えますが(おとうさん・おはよう・ありがとう)、歴史的に「ほ・を」だった一部の語は「お」で書きます。例=おおきい(大きい)・とおい(遠い)・こおり(氷)・おおい(多い)・とお(十)。これらは数が限られるので暗記が有効です。

3. 漢字とかなの使い分け

同じ語でも、実質的な意味を持つときは漢字、補助的に使うときはかなで書く、という使い分けがあります。公用文の表記ルールでも基準とされています。

かなで書くのが原則
補助動詞〜してください・〜していく・〜してみる・〜しておく(×下さい・×行く・×見る)
形式名詞〜のこと・〜するとき・〜のため・〜のところ(実質的でない場合)
接続詞・副詞の一部また・さらに・ただし・なお・たとえば

たとえば「資料をご覧ください」の「ください」は補助動詞なのでかな書き、「商品を下さい」は「与える」意味の本動詞なので漢字、というように意味の実質性で判断します。

4. 誤字訂正・句読点

誤字訂正は、同音異義語の取り違え(前述の漢字領域とも関連)や、送り仮名・かなづかいの誤りを文中から見つける問題です。一文を声に出して読み、違和感のある箇所を探すのが基本です。

句読点・符号では、読点(、)の打ち方が問われます。読点は主語のあと、長い修飾語のあと、文の切れ目、並列の語の間などに打つのが原則です。読点が多すぎても少なすぎても読みにくくなるため、「意味のまとまりで区切る」感覚を持ちましょう。かっこ(「」『』())の使い分けや、中黒(・)で語を並べる用法も押さえておきます。

得点を伸ばす学習のコツ

漢字の書き取りや同音異義語は漢字の章、語の意味理解は言葉の意味の章と関連します。学習全体の進め方は勉強法ガイドで確認できます。

この章を一問一答で練習!
日本語検定3級 「表記」の一問一答 →

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