危険物取扱者 乙種5類(乙5) 全分野の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種5類(乙5)「全分野」の全208問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種5類(乙5)の全分野に関する一問一答(全208問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.自己反応性物質は、分子内に酸素を含まないため、外部からの酸素供給がないと燃焼しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類自己反応性物質は「分子内に酸素を含み」、外部からの酸素供給がなくても燃焼・爆発します。
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問2.化学反応における活性化エネルギーは、反応が進行するために必要な最小エネルギーである。
正解:○(正しい)
解説:活性化エネルギーは反応の障壁となる最小エネルギー。これを超えると反応が起こります。爆発物では活性化エネルギーが低い。
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問3.爆発とは、急激な燃焼または分解により多量のガスと熱を発生する現象である。
正解:○(正しい)
解説:爆発は急激な化学反応で生成ガスが急激に膨張し圧力波(爆風)を生む現象。第5類はこの危険性が極めて高いです。
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問4.吸熱反応は、外部に熱エネルギーを放出して進行する反応である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吸熱反応は「外部から熱を吸収」して進行する反応(記述が逆、放出は発熱反応)。
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問5.触媒は、自身も化学変化して反応を促進または抑制する物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は「自身は変化せず」反応速度のみ変える物質(変化するなら反応物)。
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問6.ニトロ基(-NO2)を分子内に多く含む物質ほど一般に爆発性が高い。
正解:○(正しい)
解説:ニトロ基は酸素を含み、分子内酸化を可能にします。TNT・ピクリン酸等のように複数のニトロ基を持つほど爆発性が高くなります。
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問7.物質の蒸気圧は、温度が上がるほど大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:蒸気圧は温度上昇で指数的に増大。第5類でも温度管理が重要で、高温保管は爆発リスクを高めます。
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問8.化学的に不安定な物質ほど、衝撃・摩擦で分解しやすい。
正解:○(正しい)
解説:化学的に不安定(活性化エネルギーが低い・結合が弱い)な物質は外部からの僅かな刺激で分解・爆発します。
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問9.物質の分解反応は、必ず吸熱反応である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。分解反応には発熱分解(爆発物など)と吸熱分解の両方があります。第5類は発熱分解が多い。
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問10.セルロイドやニトロセルロースの自然発火は、主に分解熱が蓄積することによって起こる。
正解:○(正しい)
解説:自然発火は、物質が空気中で自然に発熱し、その熱が蓄積して発火点に達する現象である。発熱の原因により、分解熱(セルロイド・ニトロセルロース)、酸化熱(乾性油・石炭など)、吸着熱(活性炭など)、発酵熱(たい肥など)に分けられる。
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問11.次のうち、爆発しやすい性質に該当しないものはどれか。
- ア.結合エネルギーが大きく安定
- イ.分子内に酸素を持つ
- ウ.活性化エネルギーが低い
- エ.外部刺激(衝撃・摩擦)に敏感
正解:ア.結合エネルギーが大きく安定
解説:結合エネルギーが大きく安定した物質はむしろ反応しにくい。爆発物は活性化エネルギーが低く・酸素を分子内に含み・刺激に敏感です。
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問12.次の物質のうち、自己反応性物質に該当しないものはどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ベンゼン
- ウ.TNT
- エ.ニトロセルロース
正解:イ.ベンゼン
解説:ベンゼンは第4類危険物の第1石油類(引火性液体)。他は第5類自己反応性物質です。
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問13.反応速度を速くする要因として誤っているものはどれか。
- ア.温度上昇
- イ.濃度上昇
- ウ.不活性ガスの混入
- エ.触媒添加
正解:ウ.不活性ガスの混入
解説:不活性ガス混入は反応速度を遅くします。温度・濃度・触媒は反応速度を速める要因です。
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問14.熱量保存則により、A→Bの反応が発熱反応であれば、B→Aの逆反応はどうか。
- ア.発熱反応
- イ.反応自体が起こらない
- ウ.熱変化なし
- エ.吸熱反応
正解:エ.吸熱反応
解説:熱化学の基本原理。順反応が発熱なら同量を逆反応で吸熱します(質量保存・エネルギー保存則)。
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問15.次のうち、内部に酸素を含み自己酸化分解しうる物質はどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.メタン
- ウ.アンモニア
- エ.塩化水素
正解:ア.過酸化ベンゾイル
解説:過酸化ベンゾイルは過酸化物(-O-O-結合)を持ち分子内酸素で自己分解。他は分子内酸素を持ちません。
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問16.化学反応の活性化エネルギーが大きいほど、反応は起こりやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。活性化エネルギーが「小さい」ほど反応は起こりやすい(エネルギー障壁が低いため)。
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問17.触媒は反応の活性化エネルギーを変化させずに反応速度を上げる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は活性化エネルギーを下げて反応速度を上げます(または上げて反応を抑制)。エネルギー変化なしには速度は上がりません。
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問18.濃度の高い反応物どうしは、反応速度が速くなる。
正解:○(正しい)
解説:反応物の濃度が高いと衝突頻度が増え反応速度が増大します(質量作用の法則)。
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問19.化学反応における発熱反応は、生成物のエネルギーが反応物より高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。発熱反応は生成物のエネルギーが反応物より「低い」(差分が外部に熱として放出)。
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問20.結合エネルギーが大きい結合ほど切れにくく、その結合を持つ物質は安定である。
正解:○(正しい)
解説:結合エネルギーが大きい=強い結合=切断にエネルギーが必要=安定。結合エネルギーが小さい物質ほど不安定で爆発しやすい。
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問21.熱化学方程式では、反応に伴うエンタルピー変化(ΔH)の符号は省略する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。熱化学方程式ではΔHを「符号付きで」表記(発熱反応はΔH<0、吸熱反応はΔH>0)。
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問22.触媒は反応の方向を逆転させることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は反応速度に影響を与えるだけで、反応の方向(平衡位置)を変えることはできません。平衡定数は不変です。
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問23.物質の燃焼は急激な酸化反応の一種である。
正解:○(正しい)
解説:燃焼は熱と光を伴う急激な酸化反応で、酸化反応の特殊な場合と捉えられます。
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問24.物質の状態には固体・液体・気体・プラズマがあり、温度・圧力で変化する。
正解:○(正しい)
解説:物質の三態(固・液・気)に加え、超高温ではプラズマ状態もあります。状態変化は温度・圧力で制御されます。
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問25.可燃性液体の比重が1未満であれば、必ず水に浮く。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比重1未満でも水に溶解(混和)する液体は浮きません。エタノール等は比重<1だが水と混和して浮きません。
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問26.次のうち、爆発反応の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.急激な反応で多量のガスを発生
- イ.体積膨張が瞬時に起こる
- ウ.反応中も物質量は変化しない
- エ.熱を周囲に放出
正解:ウ.反応中も物質量は変化しない
解説:爆発反応では物質の組成が大きく変化し、固体や液体が大量のガスに変わるため物質量は大きく変化します。
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問27.次のうち、ニトロ基(-NO2)を含む物質はどれか。
- ア.アセトン
- イ.ベンゼン
- ウ.エタノール
- エ.TNT
正解:エ.TNT
解説:TNT(トリニトロトルエン)は分子内に3つのニトロ基(-NO2)を持つ第5類危険物です。
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問28.ヒドラジン(N2H4)の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.不燃性
- イ.酸化剤と接触で発火
- ウ.水溶性の液体
- エ.強い還元剤
正解:ア.不燃性
解説:ヒドラジンは可燃性で、ロケット推進剤として燃料に使われます。不燃性ではありません。
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問29.酸化剤との混合で爆発しやすい還元剤の組み合わせはどれか。
- ア.炭酸カルシウム + 水
- イ.塩素酸塩類 + 硫黄
- ウ.塩化ナトリウム + 砂糖
- エ.酢酸 + 水
正解:イ.塩素酸塩類 + 硫黄
解説:塩素酸塩類(強酸化剤)と硫黄(還元剤)の混合は極めて鋭敏で、わずかな摩擦で爆発します。
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問30.直射日光で貯蔵容器が温められるときのように、間に物質がなくても熱が伝わる熱の移動の形態はどれか。
- ア.伝導
- イ.対流
- ウ.拡散
- エ.放射(ふく射)
正解:エ.放射(ふく射)
解説:熱の移動には伝導・対流・放射の3つがある。放射(ふく射)は熱が電磁波として伝わるもので、間に物質がなくても伝わる。太陽や炎から離れた物が温められるのは放射による。伝導は物体の中を、対流は液体・気体の流れによって熱が運ばれる。
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問31.爆発の伝播速度(爆速)は、爆轟(ばくごう)では音速を超え、爆燃では音速以下である。
正解:○(正しい)
解説:爆轟(detonation)は超音速の衝撃波を伴う爆発。爆燃(deflagration)は亜音速の急激燃焼。第5類は条件次第で爆轟する物質も含みます。
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問32.化学反応の活性化エネルギーは、反応物が遷移状態に達するために必要なエネルギー障壁である。
正解:○(正しい)
解説:活性化エネルギーは反応物→遷移状態のエネルギー障壁。これを超えないと反応が進行しません。
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問33.結合エネルギーが小さい結合(弱い結合)を持つ物質は、化学的に安定で爆発性が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。結合エネルギーが小さい=弱い結合=切れやすい=不安定。爆発性が高い傾向があります(過酸化物のO-O結合等)。
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問34.酸化還元反応では、酸化される物質と還元される物質が必ず存在する。
正解:○(正しい)
解説:酸化還元反応は酸化(電子放出)と還元(電子受領)が同時に起こる反応。第5類の自己反応性は分子内での酸化還元です。
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問35.アボガドロ数は、1molの物質に含まれる粒子の数で、約6.02×10²⁵である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アボガドロ数は約「6.02×10²³」(10²⁵ではない)。1モル=6.02×10²³個。
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問36.理想気体の状態方程式 PV=nRT において、Tは絶対温度を表す。
正解:○(正しい)
解説:Tは絶対温度(K)。摂氏温度(℃)ではなくケルビン(K=℃+273.15)を使います。
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問37.化学平衡では、正反応と逆反応が完全に停止し、反応系が静止状態になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。化学平衡は「正反応と逆反応の速度が等しい」状態(見かけ上止まるが分子レベルでは反応継続)。
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問38.ヘンリーの法則は、固体の溶解度が温度に比例することを示す法則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヘンリーの法則は「気体の溶解度は気体の分圧に比例する」という法則。温度依存ではなく圧力依存の関係を示します。
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問39.ルシャトリエの原理は、化学平衡が外的条件の変化に対して反応物側にのみ移動することを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ルシャトリエの原理は「変化を打ち消す方向」に平衡が移動(条件によって生成物側にも反応物側にも移動)。
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問40.第5類危険物の多くは分子内に酸素を含むため、外部からの酸素供給がなくても燃焼が進行する。
正解:○(正しい)
解説:第5類(自己反応性物質)の多くは硝酸エステル類・ニトロ化合物・有機過酸化物のように分子内に酸素を含み、外部の酸素がなくても自己燃焼する。ただしアジ化ナトリウムやアゾ化合物のように酸素を含まないものもあり、加熱分解により燃焼・爆発する。
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問41.次のうち、爆発威力を表す指標として正しくないものはどれか。
- ア.爆速(爆発の伝播速度)
- イ.生成ガスの体積
- ウ.物質の融点
- エ.爆発熱
正解:ウ.物質の融点
解説:融点は爆発威力とは無関係。爆速・生成ガス量・爆発熱が爆発威力(爆轟性能)の主要指標です。
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問42.次のうち、最も結合エネルギーが小さい結合はどれか。
- ア.C-C結合
- イ.C=O結合
- ウ.N≡N結合(窒素分子)
- エ.O-O結合(過酸化物)
正解:エ.O-O結合(過酸化物)
解説:O-O結合(約146 kJ/mol)はC-C(約347)、N≡N(約945)、C=O(約799)と比べて小さい。過酸化物の不安定性の元。
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問43.酸化数の変化として正しい組合せはどれか(H2O中の酸素)。
- ア.-2
- イ.+1
- ウ.-1
- エ.+2
正解:ア.-2
解説:通常の化合物中の酸素の酸化数は -2(H2O・CO2・MgO 等)。例外は過酸化物(-1)・超酸化物(-1/2)等。
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問44.次のうち、発熱反応に該当するものはどれか。
- ア.水の蒸発
- イ.メタンの燃焼
- ウ.氷の融解
- エ.水素の電離
正解:イ.メタンの燃焼
解説:メタンの燃焼(CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O)は強い発熱反応。蒸発・融解は吸熱、電離もエネルギー必要。
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問45.pHが3の水溶液と pHが7の水溶液の水素イオン濃度比はいくらか。
- ア.4倍
- イ.40倍
- ウ.10,000倍
- エ.1,000倍
正解:ウ.10,000倍
解説:pH=-log[H+]。pH3の[H+]=10⁻³、pH7の[H+]=10⁻⁷。比は10⁻³/10⁻⁷=10⁴=10,000倍。
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問46.乙種第5類危険物取扱者は、自己反応性物質(第5類)の取扱作業に従事できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。甲種危険物取扱者はすべての種類の危険物を、乙種危険物取扱者は免状に指定する種類の危険物を、丙種危険物取扱者はガソリン・灯油・軽油等の定められた危険物を取り扱うことができる(消防法13条の2第2項、危険物の規制に関する規則49条)。乙種第5類の免状を持つ者は、第5類(自己反応性物質)の取扱作業に従事できる。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第49条 / 消防法 第13条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問47.過酸化ベンゾイルは第5類危険物に分類される。
正解:○(正しい)
解説:過酸化ベンゾイルは第5類(自己反応性物質)の有機過酸化物に分類される。指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第3・同表備考11号・12号)。受験参考書では過酸化ベンゾイルを10kgとして示すことがあるが、法令上は試験の結果で決まる。
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問48.ニトログリセリンは第5類危険物の硝酸エステル類に該当する。
正解:○(正しい)
解説:ニトログリセリンは硝酸エステル類で第5類危険物。極めて鋭敏な爆薬で、ダイナマイトの主成分です。
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問49.有機過酸化物の指定数量は、試験の結果にかかわらず、すべて10kgである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第3・同表備考11号・12号)。有機過酸化物でも第二種に区分されれば100kgとなる。受験参考書では過酸化ベンゾイルなど代表的な物品に指定数量が示されていることがあるが、法令上は試験の結果で決まる。
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問50.ピクリン酸は第5類危険物のニトロ化合物に該当する。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)はニトロ化合物で第5類危険物。爆薬・染料原料です。
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問51.製造所等の周囲に保有する空地(保安距離・保有空地)は、第5類危険物については特に必要ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類危険物(爆発の危険性が高い)の製造所等にも保安距離・保有空地が法定されており、必要です。
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問52.危険物施設の点検記録は、1年間保存する義務がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。点検記録の保存期間は原則3年間(危険物の規制に関する規則62条の8)。1年ではない。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第62条の8 (出典: e-Gov法令検索)
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問53.危険物の運搬について、混載してはならない組合せが定められている。
正解:○(正しい)
解説:異なる類の危険物の混載には法令上の制限があります。例えば第5類と第1類は混載禁止です(いずれも危険性が高い)。
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問54.保有空地の幅は指定数量の倍数に応じて大きくなるが、保安距離は倍数にかかわらず、住居・学校など保護対象物の種類ごとに定められている。
正解:○(正しい)
解説:保安距離は住居10m以上、学校・病院等30m以上、重要文化財等50m以上など、保護対象物の種類ごとに定められ、指定数量の倍数では変わらない(危険物の規制に関する政令9条1項1号)。保有空地は製造所なら倍数10以下で3m以上、10超で5m以上と倍数で変わる(同項2号)。
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問55.特殊な第5類危険物の貯蔵では、消防機関への届出だけで許可は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。指定数量以上の危険物の貯蔵・取扱いは類を問わず許可が必要です。届出だけでは不可。
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問56.第5類危険物に該当しないものは次のうちどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ニトログリセリン
- ウ.ピクリン酸
- エ.ニトロベンゼン
正解:エ.ニトロベンゼン
解説:ニトロベンゼンは第4類第3石油類(引火性液体)です。他はすべて第5類(自己反応性物質)です。
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問57.次のうち、指定数量が最も小さいものはどれか。
- ア.第一種自己反応性物質
- イ.第二種自己反応性物質
- ウ.第6類の危険物
- エ.第2類の硫化りん
正解:ア.第一種自己反応性物質
解説:指定数量は、第一種自己反応性物質10kg、第二種自己反応性物質100kg、硫化りん100kg、第6類300kgで、第一種自己反応性物質が最も小さい(危険物の規制に関する政令別表第3)。受験参考書では物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)が、法令上の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される。
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問58.第5類危険物の運搬容器の表示として正しいものはどれか。
- ア.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
- イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
- ウ.「火気注意」
- エ.「禁水」
正解:イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
解説:第5類は分子内に酸素を含み加熱・衝撃で爆発するため「火気厳禁」「衝撃注意」を表示します。
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問59.運搬容器の外部に表示する危険等級について、危険等級Ⅰに該当しないものはどれか。
- ア.第5類の危険物のうち、第一種自己反応性物質の性状を有するもの
- イ.第4類の危険物のうち、特殊引火物(ジエチルエーテルなど)
- ウ.第5類の危険物のうち、第二種自己反応性物質の性状を有するもの
- エ.第6類の危険物(過酸化水素・硝酸など)
正解:ウ.第5類の危険物のうち、第二種自己反応性物質の性状を有するもの
解説:危険等級Ⅰは、第5類のうち第一種自己反応性物質の性状を有するもの、第4類の特殊引火物、第6類の危険物などである(危険物の規制に関する規則39条の2第2項)。第5類のうち第一種自己反応性物質以外のもの(第二種自己反応性物質)は危険等級Ⅱである(同条3項5号)。
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問60.指定数量未満の第5類危険物の貯蔵について正しいものはどれか。
- ア.都道府県条例で規制される
- イ.消防法上の許可が必要
- ウ.無規制である
- エ.市町村条例で規制される
正解:エ.市町村条例で規制される
解説:指定数量未満の危険物の貯蔵・取扱いは製造所等の許可の対象ではなく、その技術上の基準は消防法が市町村条例で定めるよう委ねています(消防法9条の4)。各市町村の火災予防条例がこれに当たり、類を問わず共通です。条例を定めるのは都道府県ではなく市町村で、消防法上の許可が必要なのは指定数量以上の場合です。条例の基準があるので無規制でもありません。
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問61.第5類危険物(自己反応性物質)の運搬では、第2類との混載が認められている。
正解:○(正しい)
解説:第5類は第2類・第4類との混載が可能。混載禁止は第1・3・6類です。
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問62.第5類の危険物の指定数量は品名ごとに一律に定められており、ニトロ化合物であればすべて100kgである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類の指定数量は品名ごとに一律には決まらず、試験の結果で区分される。孔径9mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験で破裂板が破裂するものが第一種自己反応性物質(10kg)、それ以外が第二種自己反応性物質(100kg)である(危険物の規制に関する政令別表第3・同表備考11号・12号)。受験参考書ではTNT・ピクリン酸を100kgとするなど、物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)。
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問63.液体の危険物を貯蔵するタンクを有する屋外タンク貯蔵所を設置する場合は、完成検査を受ける前に、タンクについて完成検査前検査を受けなければならない。
正解:○(正しい)
解説:完成検査前検査は、液体の危険物を貯蔵し又は取り扱うタンクを有する製造所等(製造所・一般取扱所は指定数量以上のタンクを有するものに限る)で、タンクの設置・変更工事について完成検査の前に受ける(消防法11条の2、危険物の規制に関する政令8条の2)。液体危険物タンクの無い製造所等では不要。
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問64.危険物施設の使用停止命令に違反した場合の罰則はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消防法上の使用停止命令違反は拘禁刑または罰金の罰則対象です。
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問65.第5類危険物を取扱う施設は、保安距離・保有空地の規制対象である。
正解:○(正しい)
解説:第5類は爆発の危険性が高く、製造所等として保安距離・保有空地が法定されます。
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問66.危険物取扱者の保安講習は、毎年1回受講する必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安講習は毎年ではない。取扱作業に従事することとなった日から1年以内に初回受講し、その後は講習を受けた日以後における最初の4月1日から3年以内ごとに受講する(危険物の規制に関する規則58条の14第1項・2項)。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第58条の14 (出典: e-Gov法令検索)
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問67.製造所等の予防規程には、危険物取扱者の年齢構成も記載しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。予防規程には保安組織・運転操作・点検・非常措置等が定められますが、年齢構成は必須項目ではありません。
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問68.免状の返納命令を受けた者は、3年間は新たに免状を取得できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。免状返納命令を受けた者の取得制限期間は「1年間」(消防法13条の2)。3年ではない。
根拠: 消防法 第13条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問69.製造所や一般取扱所(ボイラー等で消費するものなど一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所には、自衛消防組織の設置義務がある。
正解:○(正しい)
解説:自衛消防組織を置かなければならないのは、第4類の危険物を取り扱う製造所・一般取扱所(ボイラー等で消費する一般取扱所、容器に詰め替える一般取扱所など一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所(一定規模以上の移送取扱所を有する事業所は指定数量以上)である(消防法14条の4、危険物の規制に関する政令38条・30条の3)。第5類だけを取り扱う事業所は対象外。
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問70.製造所等で許可を受けた危険物以外を貯蔵することは、無届出で可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。許可された品名以外の危険物を貯蔵するには、変更許可または届出が必要です。無届出は法令違反となります。
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問71.第一種自己反応性物質に該当する物品100kgを取り扱う施設について、正しいものはどれか。
- ア.指定数量未満で消防法対象外
- イ.届出だけで取扱いできる
- ウ.指定数量の倍数10の製造所等として許可が必要
- エ.消防本部の承認のみで足りる
正解:ウ.指定数量の倍数10の製造所等として許可が必要
解説:第一種自己反応性物質の指定数量は10kgなので、100kgは倍数10となり、製造所等として市町村長等の許可が必要である(消防法10条・11条、危険物の規制に関する政令別表第3)。受験参考書ではTNT・ピクリン酸を100kgとするなど、物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)が、法令上の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される。
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問72.第5類危険物の保安管理について誤っているものはどれか。
- ア.少量を分散して保管
- イ.冷暗所に貯蔵
- ウ.直射日光・加熱を避ける
- エ.酸化剤と混合貯蔵で安定化
正解:エ.酸化剤と混合貯蔵で安定化
解説:第5類自身が酸化性も持つため酸化剤との混合は危険。混触禁止が原則です。
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問73.危険物保安統括管理者の選任義務について正しいものはどれか。
- ア.製造所や一般取扱所(一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所
- イ.指定数量の倍数1以上の施設
- ウ.すべての製造所等
- エ.指定数量の倍数1,000以上の施設
正解:ア.製造所や一般取扱所(一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所
解説:危険物保安統括管理者は、第4類の危険物を取り扱う製造所・一般取扱所(ボイラー等で消費する一般取扱所、容器に詰め替える一般取扱所など一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所(一定規模以上の移送取扱所を有する事業所は指定数量以上)で選任する(消防法12条の7、危険物の規制に関する政令30条の3、危険物の規制に関する規則47条の4・47条の5)。
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問74.次のうち、第5類危険物の混載禁止組合せはどれか。
- ア.第5類と第2類
- イ.第5類と第3類
- ウ.第5類と第4類
- エ.第5類と第2類・第4類
正解:イ.第5類と第3類
解説:第5類は第1・3・6類と混載禁止。第2類・第4類とは混載可能です。
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問75.第5類危険物の運搬では、第6類との混載は禁止されている。
正解:○(正しい)
解説:第5類は第1・3・6類と混載禁止。混載可能なのは第2類・第4類です。
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問76.屋内貯蔵所においては、容器に収納して貯蔵する危険物の温度が55℃を超えないように必要な措置を講じなければならない。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令26条1項3号の3により、屋内貯蔵所では、容器に収納して貯蔵する危険物の温度が55℃を超えないように必要な措置を講ずる。加熱で分解しやすい第5類の危険物では、とくに温度の管理が重要である。
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問77.危険物保安監督者を定めなければならない製造所等で、所有者等が危険物保安監督者を定めていないときは、市町村長等はその製造所等の使用停止を命ずることができる。
正解:○(正しい)
解説:所有者等が危険物保安監督者を定めない、又は保安の監督をさせていないとき(消防法13条1項違反)は、使用停止命令の対象となる(同法12条の2第2項3号)。監督者本人が法令に違反したときは、市町村長等は所有者等に監督者の解任を命ずることができ(13条の24)、その命令に違反すると使用停止の対象となる(12条の2第2項4号)。
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問78.第二種自己反応性物質に該当する物品500kgを単独で貯蔵する場合、指定数量の倍数は5である。
正解:○(正しい)
解説:第二種自己反応性物質の指定数量は100kgなので、500÷100=5倍となる(危険物の規制に関する政令別表第3)。受験参考書ではTNT・ピクリン酸を100kgとするなど、物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)が、法令上の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される。
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問79.危険物施設の所有者は、保安に関する責任を保安監督者に全面委任することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安責任は最終的に所有者等にあり、保安監督者への全面委任はできません。所有者等は保安監督者の業務状況を監督する義務があります。
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問80.危険物保安監督者の選任は、製造所等の所有者等が行い、解任時も同じである。
正解:○(正しい)
解説:選任・解任ともに所有者等が行い、いずれも市町村長等への遅滞ない届出が必要です。
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問81.危険物の運搬時、容器の積み重ねは原則として禁止されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。危険物を収納した運搬容器を積み重ねる場合は、総務省令で定める高さ以下とする(危険物の規制に関する政令29条7号)。その高さは3メートルである(危険物の規制に関する規則46条の2第1項)。積み重ねそのものは禁止されていない。★4メートルという数値は運搬ではなく貯蔵の基準で、屋内貯蔵所で第4類の第3石油類・第4石油類および動植物油類のみを積み重ねる場合に認められる(危険物の規制に関する規則40条の2)。運搬は一律3メートルなので混同しない。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第29条 / 危険物の規制に関する規則 第40条の2 / 危険物の規制に関する規則 第46条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問82.製造所等での自衛消防組織は、消防本部・消防署を置く全ての市町村で設置義務がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。自衛消防組織を置かなければならないのは、第4類の危険物を取り扱う製造所・一般取扱所(ボイラー等で消費する一般取扱所、容器に詰め替える一般取扱所など一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所(一定規模以上の移送取扱所を有する事業所は指定数量以上)に限られる(消防法14条の4、危険物の規制に関する政令38条)。
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問83.危険物施設で危険物の流出その他の事故が発生したとき、その事態を発見した者は、直ちに消防署などに通報しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:事故の事態を発見した者は、直ちに消防署・市町村長の指定した場所・警察署又は海上警備救難機関に通報しなければならない(消防法16条の3第2項)。所有者等は直ちに、引き続く危険物の流出・拡散の防止などの応急の措置を講じなければならない(同条1項)。
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問84.製造所等の譲渡を受けた者は、新たに設置許可を取り直す必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。譲渡・引渡しの場合は許可の地位が承継されるため、新たな設置許可は不要。届出のみで足ります。
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問85.第5類危険物(過酸化ベンゾイル)の運搬で、混載できる類はどれか。
- ア.第1類
- イ.第2類・第4類
- ウ.第3類
- エ.第6類
正解:イ.第2類・第4類
解説:第5類は第2類・第4類とのみ混載可能。第1・3・6類とは混載禁止です。
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問86.次の指定数量の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- ア.第一種自己反応性物質:10kg
- イ.第二種自己反応性物質:100kg
- ウ.第二種自己反応性物質:50kg
- エ.第6類の危険物:300kg
正解:ウ.第二種自己反応性物質:50kg
解説:第5類の指定数量は第一種自己反応性物質10kg・第二種自己反応性物質100kgの2区分で、50kgの区分は無い。第6類は300kg(危険物の規制に関する政令別表第3)。受験参考書では物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)が、法令上の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される。
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問87.危険物保安監督者になれない者はどれか。
- ア.甲種免状を持ち、危険物取扱いの実務経験が6か月の者
- イ.乙種免状を持ち、危険物取扱いの実務経験が1年の者
- ウ.甲種免状を持ち、危険物取扱いの実務経験が3年の者
- エ.丙種免状を持ち、危険物取扱いの実務経験が5年の者
正解:エ.丙種免状を持ち、危険物取扱いの実務経験が5年の者
解説:危険物保安監督者は、甲種または乙種の危険物取扱者で、6か月以上の危険物取扱いの実務経験がある者の中から定めます(消防法13条1項)。丙種危険物取扱者は、実務経験が何年あっても選任できません。甲種・乙種で実務経験が6か月以上あれば選任でき、乙種の場合はその免状で取り扱える類の危険物の取扱作業について保安の監督をします。
根拠: 消防法 第13条 / 危険物の規制に関する規則 第49条 (出典: e-Gov法令検索)
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問88.製造所等の許可申請の流れとして正しい順序はどれか。
- ア.許可申請→工事→完成検査→使用開始
- イ.工事→許可申請→完成検査→使用開始
- ウ.使用開始→許可申請→完成検査
- エ.許可申請→使用開始→完成検査
正解:ア.許可申請→工事→完成検査→使用開始
解説:許可申請→市町村長等の許可→工事→完成検査→使用開始 の順。完成検査前の使用は法令違反です。
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問89.次のうち、危険物施設保安員の業務に該当しないものはどれか。
- ア.構造・設備の点検
- イ.従業員への給与支払い
- ウ.異常時の応急措置
- エ.点検記録の作成
正解:イ.従業員への給与支払い
解説:給与支払いは保安員の業務外。点検・記録・応急措置・補修指示等が主業務です。
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問90.第5類の危険物の性状として、最も適切なものはどれか。
- ア.水と接触すると発火し、または可燃性ガスを発生する
- イ.加熱すると激しく分解し、爆発するおそれがある
- ウ.酸化力が強く、他の物質を酸化させる固体である
- エ.火炎で着火しやすく、または引火しやすい固体である
正解:イ.加熱すると激しく分解し、爆発するおそれがある
解説:消防法では、第5類は自己反応性物質とされ、固体または液体で、爆発の危険性や加熱分解の激しさを判断する試験で一定の性状を示すものをいう。加熱すると激しく分解し、爆発するおそれがあることが第5類に共通する性状である。水と接触して発火し、または可燃性ガスを発生するのは第3類(禁水性物質)、酸化力が強いのは第1類(酸化性固体)と第6類(酸化性液体)、火炎で着火しやすい、または引火しやすい固体は第2類(可燃性固体)の性状である。
根拠: 消防法 第別表第一 / コトバンク「自己反応性物質」 デジタル大辞泉(消防法の別表第一で第5類に分類、爆発の危険性・加熱分解の激しさを判断する試験で性状を示すもの) (出典: e-Gov法令検索)
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問91.第5類危険物の指定数量は、第1種が10kg、第2種が100kgの2区分である。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令別表第3により、第5類の指定数量は第一種自己反応性物質10kg・第二種自己反応性物質100kgの2区分。孔径9mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験で破裂板が破裂するものが第一種で、品名では決まらない(同表備考11号・12号)。受験参考書では物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)。
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問92.危険物の規制に関する政令別表第五では、泡を放射する消火器は、第5類の危険物の消火に適応しないとされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。政令別表第五では、泡を放射する消火器は第5類の危険物に適応する。第5類に適応しないのは、二酸化炭素・ハロゲン化物・消火粉末を放射する消火器である。乾燥砂や膨張ひる石も第5類に適応する。
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問93.過酸化ベンゾイル(BPO)は、樹脂の重合反応開始剤として工業的に用いられる有機過酸化物である。
正解:○(正しい)
解説:過酸化ベンゾイル(BPO)はスチレン・アクリル樹脂などのラジカル重合開始剤として広く使われる有機過酸化物で、加熱・衝撃・摩擦で爆発的に分解する。指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種(10kg)か第二種(100kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第3・同表備考11号・12号)。
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問94.過酸化ベンゾイルは乾燥状態の方が安定で、湿潤させると分解しやすくなるため乾燥保管する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化ベンゾイルは乾燥状態で衝撃・摩擦感度が高くなり危険なため、水で湿潤させて貯蔵・輸送する。乾燥保管は厳禁。
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問95.メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は無色透明の油状液体で、ジメチルフタレート等の希釈剤で減感した形で市販される。
正解:○(正しい)
解説:MEKPOは純品では極めて不安定なため、市販品はフタル酸ジメチル等で50〜60%に希釈・減感されている。FRP硬化剤として使用される。
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問96.ニトログリセリンは黄色結晶で、常温では固体として安定に存在する硝酸エステル類である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはニトログリセリンは無色〜淡黄色の油状液体(融点約13℃)。常温では液体で、凝固状態の方がむしろ衝撃に敏感で危険。
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問97.ヒドロキシルアミン等を取り扱う製造所の設備には、鉄イオン等の混入による危険な反応を防止するための措置を講じなければならない。
正解:○(正しい)
解説:第5類のヒドロキシルアミン・ヒドロキシルアミン塩類(ヒドロキシルアミン等)を取り扱う製造所の設備には、温度及び濃度の上昇による危険な反応を防止する措置と、鉄イオン等の混入による危険な反応を防止する措置を講ずる(危険物の規制に関する規則13条の7・13条の10第3号・4号)。
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問98.ニトロセルロースは綿状またはパルプ状の固体で、窒素含有量が高いほど爆発性が増す。
正解:○(正しい)
解説:硝化度(窒素含有率)12.5〜13.5%のものを強綿薬(強硝化綿)、低いものを弱綿薬(脱脂綿)と呼ぶ。エタノール・水で湿潤させて貯蔵する。
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問99.ニトロセルロースは日光に当てても変質しないため、透明容器で日当たりの良い場所に保管できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはニトロセルロースは直射日光・加熱で自然分解が促進され発火・爆発の危険があるため、遮光・冷暗所で湿潤状態で保管する。
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問100.第5類の危険物を運搬するときは、日光の直射を避けるため、遮光性の被覆で覆わなければならない。
正解:○(正しい)
解説:第1類の危険物、自然発火性物品、第4類の特殊引火物、第5類の危険物、第6類の危険物は、運搬時に日光の直射を避けるため遮光性の被覆で覆わなければならない(危険物の規制に関する規則45条1項)。
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問101.ピクリン酸は無色無臭の液体で、水に容易に溶解する性質を持つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)は苦味のある黄色結晶(固体)で、冷水には溶けにくく熱水・アルコールには溶ける。
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問102.ピクリン酸は金属と反応して金属塩を形成し、それらは元のピクリン酸よりも衝撃に敏感で危険性が高い。
正解:○(正しい)
解説:鉛・銅・鉄等とピクリン酸塩を形成し、ピクリン酸鉛・銅塩はより鋭敏な爆薬となる。金属容器での貯蔵は厳禁で、ガラス・プラスチック容器を用いる。
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問103.トリニトロトルエン(TNT)は淡黄色結晶で、ピクリン酸より衝撃感度が低く比較的安全な爆薬として軍用に使用される。
正解:○(正しい)
解説:TNTは衝撃・摩擦・打撃に対する感度が比較的鈍く、金属とも塩を作らないため貯蔵・運搬しやすい。爆発威力の基準(TNT換算)として用いられる。
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問104.アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)はアゾ化合物で、樹脂発泡剤・ラジカル重合開始剤として使用される。
正解:○(正しい)
解説:AIBNは加熱により窒素ガスを発生して分解しラジカルを生成する。65℃以上で急激に分解するため冷蔵保管。ポリスチレン等の発泡剤として重要。
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問105.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)は鈍感な二次爆薬で、起爆薬としては不適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはDDNPは衝撃・摩擦・火炎に極めて敏感な鋭感爆薬で、雷管の起爆薬として用いられる。雷汞・アジ化鉛と同等の起爆性能を持つ。
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問106.硫酸ヒドラジンはヒドラジン誘導体で、白色結晶として産出され強い還元性を示す。
正解:○(正しい)
解説:硫酸ヒドラジン(N2H4・H2SO4)は白色結晶。還元剤・農薬原料・医薬中間体として使用される。加熱・酸化剤との混触で分解・発火する。
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問107.ヒドロキシルアミンは無色の結晶で、強い還元性を示し空気中で容易に酸化される。
正解:○(正しい)
解説:ヒドロキシルアミン(NH2OH)は不安定な無色結晶で、空気中の酸素により容易に酸化される。融点約33℃と低く、加熱で爆発的に分解する。
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問108.硫酸ヒドロキシルアミンは強塩基性を示し、塩基性溶液で安定に保存できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硫酸ヒドロキシルアミンは弱酸性〜中性で、塩基性条件下では分解が促進されるため酸性側で保存する。塩基との接触は避ける。
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問109.アジ化ナトリウム(NaN3)は、約300℃に加熱すると分解して窒素とナトリウムを生じる。
正解:○(正しい)
解説:アジ化ナトリウムは加熱(約300℃)で窒素と金属ナトリウムに分解する。この性質を利用して、かつてはエアバッグのガス発生剤に用いられた。銅・鉛・銀などの重金属と反応すると、極めて鋭敏なアジ化物を生じる。
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問110.硝酸グアニジンはロケット推進薬・発煙弾・ガス発生剤の原料として用いられる第5類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸グアニジンは白色結晶で、火薬・ガス発生剤として使用される。加熱・衝撃で分解し大量のガス(N2・CO2・H2O)を発生する。
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問111.ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)はニトロソ化合物で、ゴム発泡剤として工業利用されている。
正解:○(正しい)
解説:DPTは淡黄色粉末で約200℃で分解し窒素を発生。海綿状ゴム製造の発泡剤として重要。加熱・衝撃で爆発的に分解する自己反応性物質。
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問112.第5類危険物の貯蔵では、火気・加熱・衝撃・摩擦を避け、密栓・遮光し冷暗所で保管する。
正解:○(正しい)
解説:自己反応性物質は外部刺激で分解・爆発するため、温度・衝撃・光・空気を遮断する基本対策が必須。湿潤剤と共に保管するものが多い。
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問113.第5類危険物の火災で爆発の危険があると判断したら、消火を試みず直ちに避難することが優先される。
正解:○(正しい)
解説:初期消火で対処できない・煙や音の異常を伴う場合は爆発前兆。人命優先で離隔距離を確保して避難するのが第5類火災対応の鉄則。
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問114.第5類に当たるかどうかを判定する熱分析試験では、ピクリン酸とニトログリセリンを標準物質とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。爆発の危険性を判断する熱分析試験の標準物質は、2,4-ジニトロトルエンと過酸化ベンゾイルである(危険物の規制に関する政令1条の7第1項)。加熱分解の激しさは、孔径1mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験で判断する(同条4項)。
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問115.第5類危険物の燃焼速度は一般に極めて速く、燃焼から爆発(爆轟)へ移行することがある。
正解:○(正しい)
解説:自己反応性物質は分子内に酸素を含むため燃焼速度が極めて速い。ニトログリセリン・TNT等は爆轟(衝撃波を伴う超音速反応)に至る。
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問116.硝酸エステル類は分子内に−ONO2構造、ニトロ化合物は分子内に−NO2構造を持つ点で構造的に区別される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸エステルはC−O−NO2(炭素−酸素−窒素)、ニトロ化合物はC−NO2(炭素−窒素直結)。同じ「ニトロ」の名でも構造が異なり爆発性も差がある。
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問117.過酢酸は無色の液体で芳香(酢酸臭)があり、皮膚・粘膜に対し強い腐食性を示す有機過酸化物である。
正解:○(正しい)
解説:過酢酸(CH3COOOH)は強い酸化力で殺菌・漂白に使われる。引火点約41℃で引火性もあり、約110℃で爆発的に分解する不安定な物質。
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問118.過酢酸は安定な物質で、密栓して常温で長期保存しても分解しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酢酸は不安定で常温でも徐々に分解し酸素を発生するため、ベント付き容器で冷蔵保管する。完全密栓すると内圧上昇で破裂の危険。
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問119.硝酸メチルの引火点は常温より高く、第4類の灯油と同程度に引火しにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸メチルの引火点は約15℃で常温で引火する。灯油(引火点40℃以上)よりはるかに引火しやすく、第5類でありながら引火性も併せ持つ。
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問120.ニトロセルロースは含水アルコール(含水エタノール等)で湿潤させた状態で貯蔵・運搬する。
正解:○(正しい)
解説:乾燥するとわずかな摩擦・衝撃で爆発するためエタノール25%以上で湿潤化する。湿潤剤は揮散しないよう密栓し、温度上昇を避ける。
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問121.硝酸エステル類は加水分解により硝酸を生成し、生成した硝酸が自触媒的にさらなる分解を促進する。
正解:○(正しい)
解説:硝酸エステルは水分・酸により加水分解しHNO3生成→分解促進という自触媒反応を起こす。経時劣化により爆発感度が上昇し自然発火の原因となる。
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問122.TNT(トリニトロトルエン)は水に溶けやすく、湿潤させても爆発性は失われない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはTNTは水に溶けにくい(難溶性)。水と相溶しないため湿潤による減感効果は限定的で、固体のまま乾燥保管されるのが一般的。
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問123.ピクリン酸は希釈剤として水を加え、湿潤状態(含水率10%以上)で貯蔵することが推奨される。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸は乾燥状態で衝撃・摩擦感度が著しく高くなるため、水で湿潤化して感度を下げる。アルコール・エーテルも湿潤剤として使用される。
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問124.アゾ化合物は分子中に−N=N−結合を持ち、加熱・衝撃により窒素ガスを放出して分解する。
正解:○(正しい)
解説:アゾ基(−N=N−)が熱分解して窒素分子と炭素ラジカルに分かれる。窒素発生による発泡作用と重合開始剤としての性質を併せ持つ。
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問125.AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)は冷暗所保管が不要で、室温で長期間安定に貯蔵できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはAIBNは10℃以下の冷蔵保管が必須。室温で徐々に分解し、40℃以上で急速分解、65℃以上で発火・爆発の危険がある熱分解性物質。
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問126.硫酸ヒドラジンは強酸化剤と接触すると激しく反応して発火または爆発する危険性がある。
正解:○(正しい)
解説:ヒドラジン誘導体は強い還元性を持つため、過酸化水素・硝酸・塩素酸塩等の酸化剤と混触で激しい酸化還元反応を起こし発火する。
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問127.ヒドロキシルアミンは加熱により安全に蒸留精製でき、融点付近では爆発の危険はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはヒドロキシルアミンは融点約33℃と低いが、約100℃を超えると爆発的に分解する不安定物質。蒸留はリスクが高く工業的には塩で扱う。
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問128.アジ化ナトリウムは銅・銀・鉛等の重金属と反応して、アジ化銅・アジ化銀等の極めて鋭敏な爆発性物質を生成する。
正解:○(正しい)
解説:重金属アジ化物は微小な刺激で起爆する一次爆薬(雷管原料)になる。アジ化ナトリウムは銅・真鍮配管・排水管に流すと事故を起こすため厳禁。
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問129.アジ化ナトリウムは酸性溶液中で安定で、酸を加えると分解が抑制される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはアジ化ナトリウムは酸と反応して有毒・爆発性のアジ化水素酸(HN3)を生成する。酸性条件は厳禁で塩基性で保存・廃棄処理する。
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問130.硝酸グアニジンは加熱により爆発的に分解し、多量のガス(N2・CO2・H2O)を発生する。
正解:○(正しい)
解説:ガス発生量が多いためロケット推進剤・ガス発生器・発煙剤に用いられる。単独では比較的安定だが、他の酸化剤や有機物との混合で爆発性が増す。
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問131.第5類危険物の運搬容器には、消防法令により「火気厳禁」および「衝撃注意」の表示が義務付けられている。
正解:○(正しい)
解説:危政令・危規則により第5類運搬容器外部表示は「火気厳禁」「衝撃注意」が必須。品名・数量・等級・国連番号と併せて表示する。
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問132.第5類危険物は第1類(酸化性固体)と混載することができ、混載禁止の規定はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第5類と第1類は混載禁止(指定数量1/10以下の例外を除く)。両類とも爆発の危険があり混触すると事故が増幅されるため。
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問133.第5類危険物は第2類(可燃性固体)および第4類(引火性液体)とも混載が禁止されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。混載可表(危規則別表第4)で第5類と混載可能なのは第2類・第4類のみで(第1類・第3類・第6類が混載禁止)、第2類・第4類はむしろ混載できる組合せ。本文は第2類・第4類とも混載禁止としており誤り。
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問134.第5類危険物の貯蔵所では、温度計を備え、夏期の室温上昇に注意して冷却装置や換気を整える。
正解:○(正しい)
解説:自己反応性物質は温度上昇で分解反応が加速するため、貯蔵庫内の温度管理(30℃以下推奨)が必須。直射日光・暖房器具からの離隔も重要。
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問135.過酸化ベンゾイルは強酸・強塩基との混触で分解が促進されないため、酸・塩基と同一場所で保管できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化ベンゾイルは酸・塩基・アミン類・還元剤・重金属と接触で激しく分解し発火・爆発する。混触禁止物質との隔離保管が必須。
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問136.試験の結果、第一種自己反応性物質に該当した硝酸エステル類5kgと、第二種自己反応性物質に該当したニトロ化合物50kgを同一の場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数の合計は1である。
正解:○(正しい)
解説:第一種自己反応性物質の指定数量は10kg、第二種自己反応性物質は100kgなので、5÷10+50÷100=0.5+0.5=1となる(危険物の規制に関する政令別表第3)。受験参考書では物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)が、法令上の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される。
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問137.第5類危険物の火災で大量注水を行うと、爆発の危険があるため水での消火は原則禁止である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第5類火災では大量の水による冷却消火が原則。少量注水は逆効果(局所沸騰)だが大量注水で温度低下させ分解反応を止める。
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問138.ピクリン酸の鉛塩・銅塩はピクリン酸そのものより衝撃・摩擦に敏感で、起爆薬として利用される。
正解:○(正しい)
解説:金属ピクリン酸塩は雷汞・アジ化鉛と並ぶ起爆薬。ピクリン酸を金属容器に入れると容器表面で塩を形成し危険なため、ガラス・プラスチック容器を使用。
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問139.ニトロ化合物のニトロ基(−NO2)は、芳香環の電子密度を増加させ反応性を高める電子供与基である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはニトロ基は強い電子吸引基で芳香環の電子密度を下げる。複数のニトロ基導入で分子は高エネルギー化し、爆発性が増強される。
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問140.ニトロセルロースの製造では、セルロースを混酸(硝酸+硫酸)でニトロ化することで得られる。
正解:○(正しい)
解説:硝酸と硫酸の混酸を作用させセルロースの水酸基を硝酸エステル化する。硝化度(窒素含有率)の調整で強綿薬・弱綿薬・無煙火薬を作り分ける。
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問141.硝酸グアニジンの水溶液は強酸性を示し、強い腐食性で金属を侵す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸グアニジン水溶液は中性〜弱塩基性で、金属に対する腐食性は強くない。ただし加熱・衝撃で爆発的分解する点に注意。
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問142.第5類危険物のうち、有機過酸化物の過酢酸は引火点をもち、引火性も併せ持つ。
正解:○(正しい)
解説:過酢酸は無色の液体の有機過酸化物で、引火点(約41℃)をもち引火性も併せ持つ。加熱すると爆発的に分解する。第5類のヒドラジン誘導体(硫酸ヒドラジン等)は固体で、ヒドラジン自体は第4類である。
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問143.第5類危険物の保管温度は、品目により異なるが概ね30℃以下、AIBN等の熱不安定物質は10℃以下が推奨される。
正解:○(正しい)
解説:温度管理の目安は資料・MSDSにより異なるが、自己反応性物質は温度上昇で分解加速するため低温保管が原則。冷凍保管が必要な品目もある。
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問144.第5類危険物の取扱所では、静電気の蓄積・放電も発火源となるため、設備・作業者の接地と除電対策が必要である。
正解:○(正しい)
解説:粉体・結晶物質の取扱いで摩擦帯電が起こり、放電火花が発火源となる。導電性床・接地・湿度管理・帯電防止服等で静電気対策を行う。
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問145.第5類危険物の指定数量における第1種(10kg)と第2種(100kg)の区分基準として、最も適切なものはどれか。
- ア.分子量の大きさ
- イ.市場価格
- ウ.孔径9mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験の結果(加熱分解の激しさ)
- エ.色(外観)
正解:ウ.孔径9mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験の結果(加熱分解の激しさ)
解説:孔径9mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験で破裂板が破裂するものが第一種自己反応性物質(10kg)、それ以外が第二種自己反応性物質(100kg)である(危険物の規制に関する政令別表第3・同表備考11号・12号)。熱分析試験(爆発の危険性)と孔径1mmの圧力容器試験(加熱分解の激しさ)は、第5類に当たるかどうかの判定に使う(同政令1条の7)。受験参考書では物品ごとに「代表的な指定数量」が示されていることがある(書籍により扱いが異なる)が、法令上の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種自己反応性物質(10kg)か第二種自己反応性物質(100kg)に区分される。
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問146.危険物を運搬するとき、保冷コンテナに収納するなどの措置を講じなければならないとされているものはどれか。
- ア.第4類のうち、発火点が100℃以下の特殊引火物
- イ.第3類のうち、空気中で自然発火するおそれのあるもの
- ウ.第6類のうち、加熱により分解するおそれのあるもの
- エ.第5類のうち、55℃以下で分解するおそれのあるもの
正解:エ.第5類のうち、55℃以下で分解するおそれのあるもの
解説:危険物の規制に関する規則第45条第3項により、第5類の危険物のうち55℃以下の温度で分解するおそれのあるものは、保冷コンテナに収納する等適正な温度管理をしなければならない。特殊引火物・自然発火性物品・第6類は、同条第1項で遮光性の被覆で覆うことが求められるが、保冷の規定はない。
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問147.次の第5類危険物のうち、品名「硝酸エステル類」に該当しないものはどれか。
- ア.ピクリン酸
- イ.ニトロセルロース
- ウ.ニトログリセリン
- エ.硝酸メチル
正解:ア.ピクリン酸
解説:ピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)はニトロ化合物。硝酸エステル類は−ONO2構造、ニトロ化合物は−NO2構造で区別される。
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問148.ニトログリセリンの常温(20℃)における物理的状態として正しいものはどれか。
- ア.白色結晶(固体)
- イ.無色〜淡黄色の油状液体
- ウ.黄色粉末(固体)
- エ.無色の気体
正解:イ.無色〜淡黄色の油状液体
解説:ニトログリセリンは融点約13℃の液体(常温で油状)。固化状態は衝撃に敏感で危険。珪藻土に吸収させてダイナマイトとして使用される。
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問149.過酸化ベンゾイル(BPO)の貯蔵で正しいものはどれか。
- ア.別の容器に小分けして、直射日光を避けた冷所に貯蔵する
- イ.最初の容器に入れたまま、還元剤と同じ場所にまとめて貯蔵する
- ウ.最初の容器に入れたまま、直射日光を避けた冷所に貯蔵する
- エ.別の容器に小分けして、還元剤と同じ場所にまとめて貯蔵する
正解:ウ.最初の容器に入れたまま、直射日光を避けた冷所に貯蔵する
解説:過酸化ベンゾイルは加熱・衝撃・摩擦で分解し、100℃以上に加熱すると爆発することがある。厚生労働省のモデルSDSは、製造業者が指定する温度を超えない冷所で日光から遮断して貯蔵し、最初の容器でのみ貯蔵して他の容器に移し替えないこと、禁忌物質から離して保管することを求め、還元剤・塩基・金属・有機物を混触危険物質に挙げている(ICSCも還元剤から離し、元の包装でのみ貯蔵するとしている)。市販品には希釈剤として水を含むものがある。
根拠: 厚生労働省 職場のあんぜんサイト GHS対応モデルSDS ジベンゾイルペルオキサイド(CAS 94-36-0) 3 組成(希釈剤:水)/7 保管(冷所・日光から遮断・最初の容器でのみ貯蔵・禁忌物質から離す)/10 安定性及び反応性(混触危険物質:金属、有機物、還元剤、塩基) / 国際化学物質安全性カード ICSC 0225 過酸化ベンゾイル 貯蔵(可燃性物質および還元剤から離しておく・元の包装でのみ貯蔵)
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問150.指定過酸化物(第5類の有機過酸化物のうち第一種自己反応性物質の性状を有するもの)を貯蔵する屋内貯蔵所の貯蔵倉庫は、何㎡以内ごとに隔壁で完全に区分しなければならないか。
- ア.150㎡
- イ.300㎡
- ウ.500㎡
- エ.1,000㎡
正解:ア.150㎡
解説:指定過酸化物の屋内貯蔵所の貯蔵倉庫は、150㎡以内ごとに厚さ30cm以上の鉄筋コンクリート造などの隔壁で完全に区分する(危険物の規制に関する規則16条の3・16条の4第5項1号)。1,000㎡は一般の屋内貯蔵所の一の貯蔵倉庫の床面積の上限である(危険物の規制に関する政令10条1項5号)。
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問151.第5類の危険物を貯蔵する屋内貯蔵所に設ける、注意事項を表示した掲示板として正しいものはどれか。
- ア.地が赤色、文字が白色の「火気注意」
- イ.地が青色、文字が白色の「禁水」
- ウ.地が赤色、文字が白色の「火気厳禁」
- エ.地が白色、文字が黒色の「衝撃注意」
正解:ウ.地が赤色、文字が白色の「火気厳禁」
解説:第5類の危険物(第4類・引火性固体・自然発火性物品も同じ)を貯蔵し又は取り扱う製造所等には「火気厳禁」の掲示板を設け、地を赤色、文字を白色とする(危険物の規制に関する規則18条1項4号・5号)。「火気注意」は第2類(引火性固体を除く)、「禁水」は禁水性物品など。「衝撃注意」は運搬容器の表示で、掲示板の注意事項にはない。
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問152.TNT(トリニトロトルエン)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.淡黄色結晶の固体
- イ.金属とピクリン酸塩のような鋭敏塩を作る
- ウ.衝撃感度は比較的鈍い
- エ.爆発威力の換算基準として用いられる
正解:イ.金属とピクリン酸塩のような鋭敏塩を作る
解説:誤りは金属塩生成。TNTは金属と反応せず塩を作らないためピクリン酸より貯蔵性が良い。衝撃感度も比較的鈍く軍用爆薬として使用された。
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問153.ニトロセルロースの貯蔵に用いる湿潤剤として最も適切なものはどれか。
- ア.ガソリン
- イ.エーテル
- ウ.エタノール(含水アルコール)または水
- エ.硝酸
正解:ウ.エタノール(含水アルコール)または水
解説:ニトロセルロースは水または含水エタノール(25%以上)で湿潤させて爆発感度を下げる。ガソリン・エーテルは引火性で不適、硝酸は分解促進。
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問154.次のうちアゾ化合物に該当するものはどれか。
- ア.硫酸ヒドラジン
- イ.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
- ウ.ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)
- エ.アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
正解:エ.アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
解説:AIBNがアゾ化合物(−N=N−含有)。DDNPはジアゾ化合物、DPTはニトロソ化合物、硫酸ヒドラジンはヒドラジン誘導体で各々別品名。
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問155.第5類危険物の運搬容器外部に表示すべき注意事項として正しい組合せはどれか。
- ア.火気厳禁、衝撃注意
- イ.禁水、空気接触厳禁
- ウ.可燃物接触注意、火気厳禁
- エ.衝撃注意のみ
正解:ア.火気厳禁、衝撃注意
解説:第5類運搬容器の表示は「火気厳禁」「衝撃注意」。第1類は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」、第3類は「禁水」等と区別される。
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問156.屋内貯蔵所において、類を異にする危険物を類ごとに取りまとめ、相互に1m以上の間隔を置けば同一の貯蔵所に貯蔵できる組合せはどれか。
- ア.第2類(引火性固体を除く)と第5類
- イ.第1類(アルカリ金属の過酸化物等を除く)と第5類
- ウ.第3類(禁水性物品を除く)と第5類
- エ.第6類(過酸化水素を除く)と第5類
正解:イ.第1類(アルカリ金属の過酸化物等を除く)と第5類
解説:類を異にする危険物は同一の貯蔵所に貯蔵しないのが原則だが(危険物の規制に関する政令26条1項1号の2)、第1類(アルカリ金属の過酸化物又はこれを含有するものを除く)と第5類は、類ごとに取りまとめて相互に1m以上の間隔を置けば同一の屋内貯蔵所に貯蔵できる(危険物の規制に関する規則39条1号イ)。運搬の混載(第5類は第2類・第4類と可)とは組合せが違う。
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問157.次のニトロ化合物のうち、ピクリン酸の別名として正しいものはどれか。
- ア.2,4,6-トリニトロトルエン
- イ.1,3,5-トリニトロベンゼン
- ウ.2,4,6-トリニトロフェノール
- エ.ジニトロナフタレン
正解:ウ.2,4,6-トリニトロフェノール
解説:ピクリン酸=2,4,6-トリニトロフェノール(C6H2(NO2)3OH)。トリニトロトルエンはTNT、トリニトロベンゼンとは別物質。
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問158.ヒドロキシルアミン(NH2OH)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.強い還元性を示す
- イ.空気中で容易に酸化される
- ウ.加熱で爆発的に分解する
- エ.強い酸化性を示す
正解:エ.強い酸化性を示す
解説:誤りは強い酸化性。ヒドロキシルアミンは強い還元剤で、酸化剤との混触で激しく反応する。融点約33℃と低く加熱で爆発分解する不安定物質。
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問159.第5類危険物の火災現場で爆発の予兆を感じた場合、最も優先すべき行動はどれか。
- ア.消火作業を中止し、安全な距離まで退避する
- イ.二酸化炭素消火器で窒息消火を試みる
- ウ.近づいて容器を密閉し、空気を遮断する
- エ.その場にとどまり、大量の水で冷却を続ける
正解:ア.消火作業を中止し、安全な距離まで退避する
解説:第5類の危険物には、加熱や火炎によって爆発的に分解・燃焼するおそれのあるものがあり、爆発の予兆がある場面では人命を優先し、消火作業を中止して安全な距離まで退避する。たとえばニトログリセリンは、着火後に爆発の危険があるため直ちに避難し、炎が爆発物に届いたら消火活動をしないこととされている。大量の水による冷却は安全な場所から行うもので、その場にとどまって続けるのは危険である。ニトロセルロースでは二酸化炭素は使ってはならない消火剤とされている。近づいて容器を密閉する行為も、爆発に巻き込まれる危険を高める。
根拠: 厚生労働省 職場のあんぜんサイト モデルSDS「ニトログリセリン」(CAS 55-63-0) 5. 火災時の措置(直ちに避難、炎が爆発物に届いたら消火活動をしない、安全な場所から消火作業を行う) / 厚生労働省 職場のあんぜんサイト モデルSDS「ニトロセルローズ」(CAS 9004-70-0) 5. 火災時の措置(使ってはならない消火剤:炭酸ガス等、区域より退避) / 厚生労働省 職場のあんぜんサイト モデルSDS「ジベンゾイルペルオキシド」(CAS 94-36-0) 5. 火災時の措置(爆発的に分解するおそれ、可能な限り遠くから消火・不可能なら避難)
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問160.次の第5類危険物のうち、起爆薬(雷管原料)として用いられるものはどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
- ウ.硝酸グアニジン
- エ.硫酸ヒドラジン
正解:イ.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
解説:DDNPは衝撃・摩擦・火炎に極めて鋭敏な一次爆薬で、雷管の起爆薬として使用される。雷汞・アジ化鉛と並ぶ代表的起爆薬。
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問161.硝酸エステル類の硝酸メチル・硝酸エチルの物理的性質として正しいものはどれか。
- ア.無臭で粘性の高い液体
- イ.黒色の粉末
- ウ.芳香のある無色透明の液体で引火点も低い
- エ.高融点の白色固体
正解:ウ.芳香のある無色透明の液体で引火点も低い
解説:硝酸メチル・硝酸エチルは甘い芳香を持つ無色透明な液体。引火点は硝酸メチル約15℃、硝酸エチル約10℃で第4類同様の引火危険も持つ。
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問162.第5類の危険物に該当するかどうかの判定で、爆発の危険性を判断する試験として危険物の規制に関する政令で定められているものはどれか。
- ア.引火点測定試験
- イ.落球式打撃感度試験
- ウ.熱分析試験
- エ.小ガス炎着火試験
正解:ウ.熱分析試験
解説:危険物の規制に関する政令1条の7第1項により、第5類の爆発の危険性は、2,4-ジニトロトルエンと過酸化ベンゾイルを標準物質とする熱分析試験で判断する。加熱分解の激しさは孔径1mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験で判断する(同条4項)。落球式打撃感度試験は第1類、小ガス炎着火試験は第2類、引火点測定試験は第4類の判定に使う試験である。
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問163.過酸化ベンゾイルのような固体の危険物を運搬容器に収納するときの収納率として、正しいものはどれか。
- ア.内容積の98%以下
- イ.内容積の90%以下
- ウ.内容積の95%以下
- エ.内容積の85%以下
正解:ウ.内容積の95%以下
解説:固体の危険物は運搬容器の内容積の95%以下の収納率で収納する(危険物の規制に関する規則43条の3第1項3号)。液体の危険物は98%以下で、かつ55℃で漏れないように十分な空間容積をとる(同項4号)。
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問164.ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)の工業用途として正しいものはどれか。
- ア.起爆薬(雷管原料)
- イ.ゴムの発泡剤
- ウ.ロケット推進薬
- エ.ラジカル重合開始剤
正解:イ.ゴムの発泡剤
解説:DPTはニトロソ化合物で約200℃で分解し窒素を発生するため、海綿状ゴム(スポンジゴム)の発泡剤として工業利用される。起爆薬はDDNP、推進薬は硝酸グアニジン、重合開始剤はBPO・AIBN。
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問165.第5類の危険物は、一般に比重が1より小さく、水に浮くものが多い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類の危険物は固体または液体で、比重は一般に1より大きい(ニトログリセリン約1.6、過酸化ベンゾイル約1.3、硝酸エチル約1.1など)。
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問166.過酸化ベンゾイル(BPO)は、衝撃・摩擦・加熱で爆発しない安定な物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。BPOは衝撃・摩擦・加熱で「爆発する」有機過酸化物。樹脂重合の開始剤として温度管理が重要。
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問167.ニトログリセリンは無色または淡黄色の油状液体で、強烈な爆発性を持つ。
正解:○(正しい)
解説:ニトログリセリン(C3H5(NO3)3)は油状液体。極めて鋭敏な爆発性を持ち、ノーベルがダイナマイト化(珪藻土吸着)しました。
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問168.ニトロセルロース(綿火薬・コロジオン)は、含窒素量が多いほど安定で爆発しにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ニトロセルロースは含窒素量が多いほど爆発性が高くなります。安定剤を加えなければ自然分解する性質があります。
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問169.TNT(トリニトロトルエン)は淡黄色の結晶で、衝撃・摩擦に対して比較的安定である。
正解:○(正しい)
解説:TNTは比較的安定で取扱いやすく、軍事爆薬として広く使用されてきました。それでも爆発性物質なので注意は必要です。
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問170.硫酸ヒドラジンは、水酸化ナトリウムなどのアルカリと接触させると安定化するので、アルカリ性の溶液中で貯蔵する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硫酸ヒドラジン(ヒドラジンの誘導体)は白色の結晶で、アルカリと接触するとヒドラジンを遊離する。強い還元性をもつので、アルカリや酸化剤との接触を避けて冷暗所に貯蔵する。
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問171.アジ化ナトリウム(NaN3)は、加熱や衝撃でカリウムと酸素に分解する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アジ化ナトリウムは加熱・衝撃で「ナトリウムと窒素」に分解(カリウムや酸素ではない)。エアバッグのガス源。
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問172.ヒドラジン(N2H4)は強い酸化性を持ち、還元剤との接触で発火する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヒドラジンは「強い還元性」を持つ物質(酸化性ではない)。「酸化剤」との接触で発火・爆発。
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問173.第5類危険物の火災では、酸素遮断(窒息消火)が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類は分子内に酸素を含むため酸素遮断(窒息消火)は無効。大量の水で冷却消火するのが原則です。
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問174.第5類危険物の貯蔵では、火気のみを避ければよく、衝撃・摩擦・加熱への配慮は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類は「火気・衝撃・摩擦・加熱」すべてを避ける必要があります(自己反応性のため非常に敏感)。
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問175.第5類危険物の火災に最も適した消火方法はどれか。
- ア.酸素遮断(窒息消火)
- イ.大量注水による冷却消火
- ウ.二酸化炭素消火剤
- エ.ハロゲン化物消火剤
正解:イ.大量注水による冷却消火
解説:第5類は分子内酸素を持つため窒息消火は無効。大量注水で冷却消火(分解温度以下に冷やす)が原則です。
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問176.次のうち、有機過酸化物に分類される物質はどれか。
- ア.ニトログリセリン
- イ.TNT
- ウ.過酸化ベンゾイル
- エ.ピクリン酸
正解:ウ.過酸化ベンゾイル
解説:過酸化ベンゾイルは有機過酸化物(-O-O-結合)。ニトログリセリンは硝酸エステル類、TNT・ピクリン酸はニトロ化合物。
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問177.ピクリン酸の保管について誤っているものはどれか。
- ア.水で湿らせた状態で保管
- イ.酸との接触を避ける
- ウ.冷暗所に保管
- エ.金属容器に保管
正解:エ.金属容器に保管
解説:ピクリン酸は金属と反応して鋭敏な金属塩を作るため、ガラス容器等に保管します。乾燥状態は爆発性を高めるため通常は水で湿らせて保管します。
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問178.第5類危険物に共通する性質として正しいものはどれか。
- ア.加熱・衝撃で爆発する自己反応性
- イ.すべて液体
- ウ.水と激しく反応
- エ.常温で気化しやすい
正解:ア.加熱・衝撃で爆発する自己反応性
解説:第5類は固体・液体両方ありますが、共通するのは「加熱・衝撃で爆発する自己反応性」です。
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問179.第5類の品名のうち「その他のもので政令で定めるもの」として、危険物の規制に関する政令に定められていないものはどれか。
- ア.金属のアジ化物
- イ.硝酸グアニジン
- ウ.硝酸アンモニウム
- エ.1-アリルオキシ-2,3-エポキシプロパン
正解:ウ.硝酸アンモニウム
解説:危険物の規制に関する政令1条3項は、第5類の「その他のもので政令で定めるもの」として、金属のアジ化物、硝酸グアニジン、1-アリルオキシ-2,3-エポキシプロパン、4-メチリデンオキセタン-2-オンの4つを定めている。硝酸アンモニウムは第1類(硝酸塩類)の危険物である。
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問180.過酸化ベンゾイルの含有量が35.5%未満で、でんぷん粉などとの混合物は、第5類の危険物から除かれている。
正解:○(正しい)
解説:消防法別表第一備考19号は、有機過酸化物を含有するもののうち不活性の固体を含有するもので総務省令で定めるものを第5類から除いている。危険物の規制に関する規則1条の3第8項1号が、過酸化ベンゾイルの含有量が35.5%未満で、でんぷん粉、硫酸カルシウム二水和物又はりん酸一水素カルシウム二水和物との混合物を定めている。
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問181.メチルエチルケトンパーオキサイドは、純粋な状態で安定して保存できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。純粋なMEKPは極めて不安定。実用上は希釈剤(フタル酸ジメチル等)と混合した状態で流通します。純粋品の貯蔵は禁止。
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問182.硝酸エチル・硝酸メチルは硝酸エステル類だが、引火性は低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硝酸エチル・硝酸メチルは硝酸エステル類で「引火性も高い液体」(蒸気圧高く危険)。
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問183.コロジオンは、窒素含有量の多い強硝化綿を水に溶かしたものである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。コロジオンは、窒素含有量の少ない弱硝化綿(ニトロセルロース)をジエチルエーテルとエタノールの混合液に溶かしたものである。ニトロセルロースは水には溶けない。
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問184.ピクリン酸は黄色の結晶で、水に溶けやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ピクリン酸は水にやや溶けにくく(特に冷水)、温水で溶解。黄色結晶で爆薬・染料・医薬品原料に使われます。
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問185.TNT(トリニトロトルエン)は赤色の結晶で、衝撃・摩擦に対して非常に敏感である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。TNTは「淡黄色の結晶」で衝撃・摩擦に「比較的安定で取扱いやすい」(軍用爆薬として用いられる理由)。
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問186.アジ化ナトリウム(NaN3)はエアバッグ用ガス発生剤として利用される。
正解:○(正しい)
解説:アジ化ナトリウムは加熱で2NaN3→2Na+3N2に分解し、急激に窒素ガスを発生する性質を利用してエアバッグに使用されます。
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問187.ヒドラジン(N2H4)は無色の油状液体で、強い毒性と還元性を持つ。
正解:○(正しい)
解説:ヒドラジンは無色油状で発がん性・神経毒性があり、酸化剤と接触で発火・爆発。ロケット推進剤に使用されます。
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問188.第5類危険物の火災時には、必ず接近して初期消火に当たるべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類火災では爆発の危険が高く、初期段階で消火を諦め「退避」が推奨される場合があります。
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問189.次のうち、有機過酸化物に該当しないものはどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.メチルエチルケトンパーオキサイド
- ウ.過酸化アセトン
- エ.ニトログリセリン
正解:エ.ニトログリセリン
解説:ニトログリセリンは硝酸エステル類で、有機過酸化物ではありません。他はすべて有機過酸化物です。
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問190.ピクリン酸の貯蔵について誤っているものはどれか。
- ア.完全に乾燥させて保管
- イ.金属容器を避ける
- ウ.冷暗所に保管
- エ.ガラス容器に保管
正解:ア.完全に乾燥させて保管
解説:ピクリン酸は乾燥状態が最も爆発性が高くなるため、水で湿らせて保管するのが安全(10〜30%の水を含ませる)。
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問191.次のうち、最も爆発威力が大きい物質はどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル(BPO)
- イ.ニトログリセリン
- ウ.TNT
- エ.ピクリン酸
正解:イ.ニトログリセリン
解説:ニトログリセリンは衝撃感度が高く爆速も大きく、爆薬としては最強クラス。ダイナマイトの主成分ですが、安定化のため珪藻土に吸収させた状態で使われます。
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問192.塩酸ヒドロキシルアミンの性状として、正しいものはどれか。
- ア.白色の結晶で、水によく溶ける
- イ.黄色の油状液体で、水に溶けない
- ウ.水と激しく反応して可燃性ガスを発生する
- エ.水溶液は強い塩基性を示す
正解:ア.白色の結晶で、水によく溶ける
解説:塩酸ヒドロキシルアミン(ヒドロキシルアミン塩類)は白色の結晶で、水によく溶け、水溶液は酸性を示す。ヒドロキシルアミンと同じく強い還元性をもち、酸化剤との接触や加熱で分解・爆発するおそれがある。
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問193.アジ化ナトリウムの取扱いで誤っているものはどれか。
- ア.加熱・衝撃を避ける
- イ.酸との接触を避ける
- ウ.銅・銀・鉛と接触させない
- エ.水中保存で安定化
正解:エ.水中保存で安定化
解説:アジ化ナトリウムは水溶性ですが水中保存はせず、密閉乾燥状態で冷暗所保管。重金属(Cu/Ag/Pb等)と反応して鋭敏な金属アジド化合物を作るため接触禁止。
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問194.過酸化ベンゾイル(BPO)は白色の結晶で、樹脂重合の開始剤として使用される。
正解:○(正しい)
解説:BPO(C14H10O4)は白色結晶。スチレン・アクリル系樹脂の重合開始剤として工業的に大量使用されます。
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問195.メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は、希釈剤と混合した状態で市販されている。
正解:○(正しい)
解説:MEKPOは純粋では極めて不安定で爆発性高。フタル酸ジメチル等の希釈剤と50%程度混合した形で流通します。
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問196.ニトログリセリンは、ノーベルがダイナマイトを発明する際に珪藻土に吸収させて安定化させた爆薬である。
正解:○(正しい)
解説:アルフレッド・ノーベルが1867年に発明。ニトログリセリンを珪藻土に吸収させたダイナマイトは取扱安全性が大幅向上。
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問197.ニトロセルロース(綿火薬)は含窒素量が約8%で「弱綿薬」、約10%で「強綿薬」と分類される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ニトロセルロースの含窒素量は「約12%で弱綿薬、約13%以上で強綿薬」(8%や10%ではない)。
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問198.TNT(トリニトロトルエン)の融点は約81℃で、加熱すると液状化する。
正解:○(正しい)
解説:TNT融点約81℃。熱湯で液化させて型に流し込み、固化させて使用される(融解鋳造法)。
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問199.ピクリン酸は黄色結晶で、染料として使用された歴史もある。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)は黄色結晶で、絹・羊毛の黄色染料、医薬品(ピクリン酸軟膏)原料等に使用されました。
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問200.ジアゾニトロフェノール等のジアゾ化合物は、衝撃に対して非常に敏感である。
正解:○(正しい)
解説:ジアゾ化合物は衝撃・摩擦・加熱に極めて敏感。雷管等の起爆薬に使用される一方、取扱いには厳重な注意が必要。
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問201.ヒドラジン誘導体(フェニルヒドラジン等)は、強い還元性と毒性を持つ第5類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:ヒドラジン誘導体は強還元剤かつ毒性高(発がん性疑い等)。酸化剤との接触で発火・爆発する性質も持ちます。
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問202.第5類危険物の貯蔵では、温度管理が重要で、有機過酸化物は冷蔵保存が推奨される場合がある。
正解:○(正しい)
解説:有機過酸化物は温度管理が重要。BPO等は冷蔵(10℃以下)で安定性を保ち、自己分解を抑制します。
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問203.硝酸エステル類は、エステル基(-O-NO2)を分子内に持つ強い爆発性物質群である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸エステル類は -O-NO2 結合を持ち、ニトログリセリン・ニトロセルロース・ニトログリコール等が代表例。
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問204.次の第5類危険物の組合せのうち、有機過酸化物に該当するものはどれか。
- ア.ヒドラジン・アジ化ナトリウム
- イ.ニトログリセリン・ニトロセルロース
- ウ.TNT・ピクリン酸
- エ.過酸化ベンゾイル・MEKPO
正解:エ.過酸化ベンゾイル・MEKPO
解説:有機過酸化物(-O-O-結合)の代表は過酸化ベンゾイル(BPO)・メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)等。他は別の品名分類。
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問205.ピクリン酸の保管方法として正しいものはどれか。
- ア.水で湿潤させた状態(10〜30%含水)
- イ.完全乾燥状態
- ウ.金属容器で密閉
- エ.アルカリ溶液中
正解:ア.水で湿潤させた状態(10〜30%含水)
解説:ピクリン酸は乾燥状態で爆発感度が高くなるため、10〜30%程度の水で湿潤させて保管します。金属容器は鋭敏な金属塩生成のため厳禁。
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問206.トリニトロトルエン(TNT)について述べた次の記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.日光に当たると茶褐色に変色する
- イ.水によく溶け、水溶液は酸性を示す
- ウ.金属と反応して鋭敏な金属塩をつくる
- エ.常温(20℃)では無色の油状液体である
正解:ア.日光に当たると茶褐色に変色する
解説:TNTは淡黄色の結晶で、日光に当たると茶褐色に変色する。水には溶けず、ピクリン酸と違って金属とは反応しない。常温で油状の液体なのはニトログリセリンである。
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問207.アジ化ナトリウム(NaN3)の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.加熱で窒素ガスを大量発生
- イ.重金属(Cu/Ag/Pb等)と反応して鋭敏な金属塩を生成
- ウ.水と激しく反応
- エ.自動車のエアバッグのガス発生剤として使われてきた
正解:ウ.水と激しく反応
解説:アジ化ナトリウムは水に溶けるが、水と激しく反応する性質はない。加熱すると分解して窒素を発生し、自動車のエアバッグのガス発生剤として使われてきた。酸と反応すると有毒で爆発性のアジ化水素酸を生じ、銅・銀・鉛などの重金属と反応すると爆発しやすいアジ化物を生じる。第5類の「金属のアジ化物」(危険物の規制に関する政令1条3項1号)に当たる。
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問208.危険物の規制に関する政令の「危険物の類ごとに共通する技術上の基準」で、第5類の危険物について避けるべきものとして定められていないものはどれか。
- ア.炎、火花又は高温体との接近
- イ.過熱(加熱しすぎること)
- ウ.衝撃又は摩擦
- エ.水との接触
正解:エ.水との接触
解説:政令25条1項5号は、第5類の危険物について「炎、火花若しくは高温体との接近、過熱、衝撃又は摩擦を避けること」と定めている。水との接触を避けることが定められているのは、第1類のアルカリ金属の過酸化物、第2類の鉄粉・金属粉・マグネシウム、禁水性物品である(同項1号〜3号)。