危険物取扱者 乙種5類 全分野の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種5類「全分野」の全208問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種5類の全分野に関する一問一答(全208問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.自己反応性物質は、分子内に酸素を含まないため、外部からの酸素供給がないと燃焼しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類自己反応性物質は「分子内に酸素を含み」、外部からの酸素供給がなくても燃焼・爆発します。
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問2.化学反応における活性化エネルギーは、反応が進行するために必要な最小エネルギーである。
正解:○(正しい)
解説:活性化エネルギーは反応の障壁となる最小エネルギー。これを超えると反応が起こります。爆発物では活性化エネルギーが低い。
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問3.爆発とは、急激な燃焼または分解により多量のガスと熱を発生する現象である。
正解:○(正しい)
解説:爆発は急激な化学反応で生成ガスが急激に膨張し圧力波(爆風)を生む現象。第5類はこの危険性が極めて高いです。
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問4.吸熱反応は、外部に熱エネルギーを放出して進行する反応である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吸熱反応は「外部から熱を吸収」して進行する反応(記述が逆、放出は発熱反応)。
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問5.触媒は、自身も化学変化して反応を促進または抑制する物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は「自身は変化せず」反応速度のみ変える物質(変化するなら反応物)。
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問6.ニトロ基(-NO2)を分子内に多く含む物質ほど一般に爆発性が高い。
正解:○(正しい)
解説:ニトロ基は酸素を含み、分子内酸化を可能にします。TNT・ピクリン酸等のように複数のニトロ基を持つほど爆発性が高くなります。
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問7.物質の蒸気圧は、温度が上がるほど大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:蒸気圧は温度上昇で指数的に増大。第5類でも温度管理が重要で、高温保管は爆発リスクを高めます。
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問8.化学的に不安定な物質ほど、衝撃・摩擦で分解しやすい。
正解:○(正しい)
解説:化学的に不安定(活性化エネルギーが低い・結合が弱い)な物質は外部からの僅かな刺激で分解・爆発します。
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問9.物質の分解反応は、必ず吸熱反応である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。分解反応には発熱分解(爆発物など)と吸熱分解の両方があります。第5類は発熱分解が多い。
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問10.酸素を分子内に含む物質は、外部から酸素を供給されなくても燃焼することがある。
正解:○(正しい)
解説:内部に酸素源を持つ物質(第5類等)は、外部酸素なしで自己酸化分解できます。窒息消火が効かない理由です。
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問11.次のうち、爆発しやすい性質に該当しないものはどれか。
- ア.結合エネルギーが大きく安定
- イ.分子内に酸素を持つ
- ウ.活性化エネルギーが低い
- エ.外部刺激(衝撃・摩擦)に敏感
正解:ア.結合エネルギーが大きく安定
解説:結合エネルギーが大きく安定した物質はむしろ反応しにくい。爆発物は活性化エネルギーが低く・酸素を分子内に含み・刺激に敏感です。
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問12.次の物質のうち、自己反応性物質に該当しないものはどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ベンゼン
- ウ.TNT
- エ.ニトロセルロース
正解:イ.ベンゼン
解説:ベンゼンは第4類危険物の第1石油類(引火性液体)。他は第5類自己反応性物質です。
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問13.反応速度を速くする要因として誤っているものはどれか。
- ア.温度上昇
- イ.濃度上昇
- ウ.不活性ガスの混入
- エ.触媒添加
正解:ウ.不活性ガスの混入
解説:不活性ガス混入は反応速度を遅くします。温度・濃度・触媒は反応速度を速める要因です。
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問14.熱量保存則により、A→Bの反応が発熱反応であれば、B→Aの逆反応はどうか。
- ア.発熱反応
- イ.反応自体が起こらない
- ウ.熱変化なし
- エ.吸熱反応
正解:エ.吸熱反応
解説:熱化学の基本原理。順反応が発熱なら同量を逆反応で吸熱します(質量保存・エネルギー保存則)。
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問15.次のうち、内部に酸素を含み自己酸化分解しうる物質はどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.メタン
- ウ.アンモニア
- エ.塩化水素
正解:ア.過酸化ベンゾイル
解説:過酸化ベンゾイルは過酸化物(-O-O-結合)を持ち分子内酸素で自己分解。他は分子内酸素を持ちません。
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問16.化学反応の活性化エネルギーが大きいほど、反応は起こりやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。活性化エネルギーが「小さい」ほど反応は起こりやすい(エネルギー障壁が低いため)。
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問17.触媒は反応の活性化エネルギーを変化させずに反応速度を上げる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は活性化エネルギーを下げて反応速度を上げます(または上げて反応を抑制)。エネルギー変化なしには速度は上がりません。
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問18.濃度の高い反応物どうしは、反応速度が速くなる。
正解:○(正しい)
解説:反応物の濃度が高いと衝突頻度が増え反応速度が増大します(質量作用の法則)。
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問19.化学反応における発熱反応は、生成物のエネルギーが反応物より高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。発熱反応は生成物のエネルギーが反応物より「低い」(差分が外部に熱として放出)。
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問20.結合エネルギーが大きい結合ほど切れにくく、その結合を持つ物質は安定である。
正解:○(正しい)
解説:結合エネルギーが大きい=強い結合=切断にエネルギーが必要=安定。結合エネルギーが小さい物質ほど不安定で爆発しやすい。
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問21.熱化学方程式では、反応に伴うエンタルピー変化(ΔH)の符号は省略する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。熱化学方程式ではΔHを「符号付きで」表記(発熱反応はΔH<0、吸熱反応はΔH>0)。
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問22.触媒は反応の方向を逆転させることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は反応速度に影響を与えるだけで、反応の方向(平衡位置)を変えることはできません。平衡定数は不変です。
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問23.物質の燃焼は急激な酸化反応の一種である。
正解:○(正しい)
解説:燃焼は熱と光を伴う急激な酸化反応で、酸化反応の特殊な場合と捉えられます。
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問24.物質の状態には固体・液体・気体・プラズマがあり、温度・圧力で変化する。
正解:○(正しい)
解説:物質の三態(固・液・気)に加え、超高温ではプラズマ状態もあります。状態変化は温度・圧力で制御されます。
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問25.可燃性液体の比重が1未満であれば、必ず水に浮く。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比重1未満でも水に溶解(混和)する液体は浮きません。エタノール等は比重<1だが水と混和して浮きません。
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問26.次のうち、爆発反応の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.急激な反応で多量のガスを発生
- イ.体積膨張が瞬時に起こる
- ウ.反応中も物質量は変化しない
- エ.熱を周囲に放出
正解:ウ.反応中も物質量は変化しない
解説:爆発反応では物質の組成が大きく変化し、固体や液体が大量のガスに変わるため物質量は大きく変化します。
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問27.次のうち、ニトロ基(-NO2)を含む物質はどれか。
- ア.アセトン
- イ.ベンゼン
- ウ.エタノール
- エ.TNT
正解:エ.TNT
解説:TNT(トリニトロトルエン)は分子内に3つのニトロ基(-NO2)を持つ第5類危険物です。
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問28.ヒドラジン(N2H4)の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.不燃性
- イ.酸化剤と接触で発火
- ウ.水溶性の液体
- エ.強い還元剤
正解:ア.不燃性
解説:ヒドラジンは可燃性で、ロケット推進剤として燃料に使われます。不燃性ではありません。
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問29.酸化剤との混合で爆発しやすい還元剤の組み合わせはどれか。
- ア.炭酸カルシウム + 水
- イ.塩素酸塩類 + 硫黄
- ウ.塩化ナトリウム + 砂糖
- エ.酢酸 + 水
正解:イ.塩素酸塩類 + 硫黄
解説:塩素酸塩類(強酸化剤)と硫黄(還元剤)の混合は極めて鋭敏で、わずかな摩擦で爆発します。
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問30.次のうち、不安定で爆発しやすい結合はどれか。
- ア.C-C結合
- イ.C-H結合
- ウ.O-O結合(過酸化物)
- エ.Si-O結合
正解:ウ.O-O結合(過酸化物)
解説:O-O結合(過酸化物結合)は結合エネルギーが小さく不安定。有機過酸化物(過酸化ベンゾイル等)の爆発性の元です。
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問31.爆発の伝播速度(爆速)は、爆轟(ばくごう)では音速を超え、爆燃では音速以下である。
正解:○(正しい)
解説:爆轟(detonation)は超音速の衝撃波を伴う爆発。爆燃(deflagration)は亜音速の急激燃焼。第5類は条件次第で爆轟する物質も含みます。
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問32.化学反応の活性化エネルギーは、反応物が遷移状態に達するために必要なエネルギー障壁である。
正解:○(正しい)
解説:活性化エネルギーは反応物→遷移状態のエネルギー障壁。これを超えないと反応が進行しません。
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問33.結合エネルギーが小さい結合(弱い結合)を持つ物質は、化学的に安定で爆発性が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。結合エネルギーが小さい=弱い結合=切れやすい=不安定。爆発性が高い傾向があります(過酸化物のO-O結合等)。
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問34.酸化還元反応では、酸化される物質と還元される物質が必ず存在する。
正解:○(正しい)
解説:酸化還元反応は酸化(電子放出)と還元(電子受領)が同時に起こる反応。第5類の自己反応性は分子内での酸化還元です。
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問35.アボガドロ数は、1molの物質に含まれる粒子の数で、約6.02×10²⁵である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アボガドロ数は約「6.02×10²³」(10²⁵ではない)。1モル=6.02×10²³個。
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問36.理想気体の状態方程式 PV=nRT において、Tは絶対温度を表す。
正解:○(正しい)
解説:Tは絶対温度(K)。摂氏温度(℃)ではなくケルビン(K=℃+273.15)を使います。
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問37.化学平衡では、正反応と逆反応が完全に停止し、反応系が静止状態になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。化学平衡は「正反応と逆反応の速度が等しい」状態(見かけ上止まるが分子レベルでは反応継続)。
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問38.ヘンリーの法則は、固体の溶解度が温度に比例することを示す法則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヘンリーの法則は「気体の溶解度は気体の分圧に比例する」という法則。温度依存ではなく圧力依存の関係を示します。
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問39.ルシャトリエの原理は、化学平衡が外的条件の変化に対して反応物側にのみ移動することを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ルシャトリエの原理は「変化を打ち消す方向」に平衡が移動(条件によって生成物側にも反応物側にも移動)。
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問40.第5類危険物の自己分解は、分子内に酸素を含むため外部からの酸素供給がなくても進行する。
正解:○(正しい)
解説:第5類は分子内に酸素を含み(過酸化物・硝酸エステル・ニトロ化合物等)、自己酸化分解で燃焼・爆発が進行します。
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問41.次のうち、爆発威力を表す指標として正しくないものはどれか。
- ア.爆速(爆発の伝播速度)
- イ.生成ガスの体積
- ウ.物質の融点
- エ.爆発熱
正解:ウ.物質の融点
解説:融点は爆発威力とは無関係。爆速・生成ガス量・爆発熱が爆発威力(爆轟性能)の主要指標です。
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問42.次のうち、最も結合エネルギーが小さい結合はどれか。
- ア.C-C結合
- イ.C=O結合
- ウ.N≡N結合(窒素分子)
- エ.O-O結合(過酸化物)
正解:エ.O-O結合(過酸化物)
解説:O-O結合(約146 kJ/mol)はC-C(約347)、N≡N(約945)、C=O(約799)と比べて小さい。過酸化物の不安定性の元。
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問43.酸化数の変化として正しい組合せはどれか(H2O中の酸素)。
- ア.-2
- イ.+1
- ウ.-1
- エ.+2
正解:ア.-2
解説:通常の化合物中の酸素の酸化数は -2(H2O・CO2・MgO 等)。例外は過酸化物(-1)・超酸化物(-1/2)等。
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問44.次のうち、発熱反応に該当するものはどれか。
- ア.水の蒸発
- イ.メタンの燃焼
- ウ.氷の融解
- エ.水素の電離
正解:イ.メタンの燃焼
解説:メタンの燃焼(CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O)は強い発熱反応。蒸発・融解は吸熱、電離もエネルギー必要。
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問45.pHが3の水溶液と pHが7の水溶液の水素イオン濃度比はいくらか。
- ア.4倍
- イ.40倍
- ウ.10,000倍
- エ.1,000倍
正解:ウ.10,000倍
解説:pH=-log[H+]。pH3の[H+]=10⁻³、pH7の[H+]=10⁻⁷。比は10⁻³/10⁻⁷=10⁴=10,000倍。
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問46.乙種第5類危険物取扱者は、自己反応性物質(第5類)の取扱作業に従事できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。乙5取扱者は「第5類の取扱作業に従事できる」(取扱者免状の効力そのもの)。
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問47.過酸化ベンゾイルは第5類危険物に分類される。
正解:○(正しい)
解説:過酸化ベンゾイル(BPO)は第5類の有機過酸化物に分類されます。指定数量は10kg。
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問48.ニトログリセリンは第5類危険物の硝酸エステル類に該当する。
正解:○(正しい)
解説:ニトログリセリンは硝酸エステル類で第5類危険物。極めて鋭敏な爆薬で、ダイナマイトの主成分です。
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問49.有機過酸化物の指定数量は100kgである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。有機過酸化物の指定数量は「10kg」(第5類第一種、最も厳しい指定数量)。100kgではない。
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問50.ピクリン酸は第5類危険物のニトロ化合物に該当する。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)はニトロ化合物で第5類危険物。爆薬・染料原料です。
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問51.製造所等の周囲に保有する空地(保安距離・保有空地)は、第5類危険物については特に必要ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類危険物(爆発の危険性が高い)の製造所等にも保安距離・保有空地が法定されており、必要です。
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問52.危険物施設の点検記録は、1年間保存する義務がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。点検記録の保存期間は「3年間」(消防法施行規則62条の8等)。1年ではない。
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問53.危険物の運搬について、混載してはならない組合せが定められている。
正解:○(正しい)
解説:異なる類の危険物の混載には法令上の制限があります。例えば第5類と第1類は混載禁止です(いずれも危険性が高い)。
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問54.指定数量の倍数が大きい施設ほど、保安距離・保有空地が大きい必要がある。
正解:○(正しい)
解説:危険物の貯蔵量(倍数)が増えるほど火災時の被害も大きくなるため、保安距離・保有空地もそれに応じて大きく設定されます。
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問55.特殊な第5類危険物の貯蔵では、消防機関への届出だけで許可は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。指定数量以上の危険物の貯蔵・取扱いは類を問わず許可が必要です。届出だけでは不可。
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問56.第5類危険物に該当しないものは次のうちどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ニトログリセリン
- ウ.ピクリン酸
- エ.ニトロベンゼン
正解:エ.ニトロベンゼン
解説:ニトロベンゼンは第4類第3石油類(引火性液体)です。他はすべて第5類(自己反応性物質)です。
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問57.指定数量10kgに該当する第5類危険物は次のうちどれか。
- ア.有機過酸化物
- イ.アゾ化合物
- ウ.ヒドラジン誘導体
- エ.ヒドロキシルアミン
正解:ア.有機過酸化物
解説:有機過酸化物は第1種で指定数量10kg(最も厳しい区分)。アゾ化合物・ヒドラジン誘導体・ヒドロキシルアミンは100kgです。
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問58.第5類危険物の運搬容器の表示として正しいものはどれか。
- ア.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
- イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
- ウ.「火気注意」
- エ.「禁水」
正解:イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
解説:第5類は分子内に酸素を含み加熱・衝撃で爆発するため「火気厳禁」「衝撃注意」を表示します。
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問59.危険物の混載禁止について正しいものはどれか。
- ア.第5類と第6類は混載できる
- イ.第5類と第1類は混載できる
- ウ.第5類と第4類は混載できる
- エ.第5類と第3類は混載できる
正解:ウ.第5類と第4類は混載できる
解説:第5類は第2類・第4類との混載が可能で、第1類・第3類・第6類とは混載禁止。よって「第5類と第4類は混載できる」が正しく、第3類との混載はできない。
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問60.指定数量未満の第5類危険物の貯蔵について正しいものはどれか。
- ア.都道府県条例で規制される
- イ.消防法上の許可が必要
- ウ.無規制である
- エ.市町村条例(火災予防条例)で規制される
正解:エ.市町村条例(火災予防条例)で規制される
解説:指定数量未満は消防法ではなく、市町村ごとの火災予防条例で規制されます。これは類を問わず共通です。
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問61.第5類危険物(自己反応性物質)の運搬では、第2類との混載が認められている。
正解:○(正しい)
解説:第5類は第2類・第4類との混載が可能。混載禁止は第1・3・6類です。
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問62.ニトロ化合物(TNT・ピクリン酸等)の指定数量は10kgである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ニトロ化合物の指定数量は「100kg」(第5類第二種)。第一種10kgは有機過酸化物・硝酸エステル類等。
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問63.危険物施設は、設置時に市町村長等の許可を受け、完成検査前検査を受ける必要がある。
正解:○(正しい)
解説:製造所等の設置・変更には、許可→工事→完成検査→使用開始というプロセスが必要です。
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問64.危険物施設の使用停止命令に違反した場合の罰則はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消防法上の使用停止命令違反は拘禁刑または罰金の罰則対象です。
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問65.第5類危険物を取扱う施設は、保安距離・保有空地の規制対象である。
正解:○(正しい)
解説:第5類は爆発の危険性が高く、製造所等として保安距離・保有空地が法定されます。
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問66.危険物取扱者の保安講習は、毎年1回受講する必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安講習は「3年に1回」受講(消防法施行規則58条の14)。毎年ではない。
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問67.製造所等の予防規程には、危険物取扱者の年齢構成も記載しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。予防規程には保安組織・運転操作・点検・非常措置等が定められますが、年齢構成は必須項目ではありません。
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問68.免状の返納命令を受けた者は、3年間は新たに免状を取得できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。免状返納命令を受けた者の取得制限期間は「1年間」(消防法13条の2)。3年ではない。
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問69.指定数量の倍数3,000以上の事業所には、自衛消防組織の設置義務がある。
正解:○(正しい)
解説:指定数量3,000倍以上を取扱う特定事業所には、自衛消防組織の設置と危険物保安統括管理者の選任が義務付けられます。
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問70.製造所等で許可を受けた危険物以外を貯蔵することは、無届出で可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。許可された品名以外の危険物を貯蔵するには、変更許可または届出が必要です。無届出は法令違反となります。
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問71.TNT 100kgを取扱う施設について正しいものはどれか。
- ア.指定数量未満で消防法対象外
- イ.届出だけで取扱いできる
- ウ.指定数量の倍数1の製造所等として規制対象
- エ.消防本部の承認のみで足りる
正解:ウ.指定数量の倍数1の製造所等として規制対象
解説:ニトロ化合物(TNT)の指定数量は100kg。100/100=倍数1のため、製造所等として許可と保安規制の対象です。
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問72.第5類危険物の保安管理について誤っているものはどれか。
- ア.少量を分散して保管
- イ.冷暗所に貯蔵
- ウ.直射日光・加熱を避ける
- エ.酸化剤と混合貯蔵で安定化
正解:エ.酸化剤と混合貯蔵で安定化
解説:第5類自身が酸化性も持つため酸化剤との混合は危険。混触禁止が原則です。
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問73.危険物保安統括管理者の選任義務について正しいものはどれか。
- ア.指定数量の倍数3,000以上の事業所
- イ.指定数量の倍数1以上の施設
- ウ.すべての製造所等
- エ.指定数量の倍数1,000以上の施設
正解:ア.指定数量の倍数3,000以上の事業所
解説:指定数量の倍数3,000以上を取扱う特定事業所に選任義務があります。
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問74.次のうち、第5類危険物の混載禁止組合せはどれか。
- ア.第5類と第2類
- イ.第5類と第3類
- ウ.第5類と第4類
- エ.第5類と第2類・第4類
正解:イ.第5類と第3類
解説:第5類は第1・3・6類と混載禁止。第2類・第4類とは混載可能です。
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問75.第5類危険物の運搬では、第6類との混載は禁止されている。
正解:○(正しい)
解説:第5類は第1・3・6類と混載禁止。混載可能なのは第2類・第4類です。
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問76.有機過酸化物(過酸化ベンゾイル等)の指定数量は、ニトロ化合物より小さい。
正解:○(正しい)
解説:有機過酸化物は第1種自己反応性物質で指定数量10kg。ニトロ化合物は第2種で100kg。有機過酸化物のほうが厳しい規制。
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問77.製造所等の使用停止命令の対象には、危険物保安監督者の業務懈怠も含まれる。
正解:○(正しい)
解説:保安監督者・統括管理者の業務懈怠も使用停止命令の対象となります。重大な保安違反として扱われます。
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問78.ピクリン酸500kgを単独で貯蔵する場合、指定数量の倍数は5である。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸(ニトロ化合物)の指定数量は100kg。500/100=5倍となります。
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問79.危険物施設の所有者は、保安に関する責任を保安監督者に全面委任することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安責任は最終的に所有者等にあり、保安監督者への全面委任はできません。所有者等は保安監督者の業務状況を監督する義務があります。
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問80.危険物保安監督者の選任は、製造所等の所有者等が行い、解任時も同じである。
正解:○(正しい)
解説:選任・解任ともに所有者等が行い、いずれも市町村長等への遅滞ない届出が必要です。
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問81.危険物の運搬時、容器の積み重ねは原則として禁止されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。積み重ねは禁止ではなく、3m以下(特定の第3・4石油類等は4m以下)の高さ制限があります。
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問82.製造所等での自衛消防組織は、消防本部・消防署を置く全ての市町村で設置義務がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。自衛消防組織は指定数量3,000倍以上の特定事業所等に限定。すべての施設ではありません。
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問83.危険物施設で発生した漏洩等の事故は、所有者等が遅滞なく市町村長等または消防機関に届け出る必要がある。
正解:○(正しい)
解説:事故発生時は応急措置と並行して、消防機関等への通報・届出が義務付けられます。
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問84.製造所等の譲渡を受けた者は、新たに設置許可を取り直す必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。譲渡・引渡しの場合は許可の地位が承継されるため、新たな設置許可は不要。届出のみで足ります。
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問85.第5類危険物(過酸化ベンゾイル)の運搬で、混載できる類はどれか。
- ア.第1類
- イ.第2類・第4類
- ウ.第3類
- エ.第6類
正解:イ.第2類・第4類
解説:第5類は第2類・第4類とのみ混載可能。第1・3・6類とは混載禁止です。
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問86.次の第5類危険物の指定数量として誤っているものはどれか。
- ア.有機過酸化物:10kg
- イ.硝酸エステル類:10kg
- ウ.アゾ化合物:50kg
- エ.ニトロ化合物:100kg
正解:ウ.アゾ化合物:50kg
解説:アゾ化合物・ヒドラジン誘導体・ヒドロキシルアミン等は第2種で100kg。50kgは誤り。
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問87.危険物保安監督者になれない者はどれか。
- ア.甲種免状取得後6か月以上の実務経験者
- イ.乙種免状取得後6か月以上の実務経験者
- ウ.危険物施設保安員(実務経験5年)
- エ.丙種免状取得者
正解:エ.丙種免状取得者
解説:丙種は保安監督者になれません。甲種または乙種免状+6か月以上の実務経験が必要です。
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問88.製造所等の許可申請の流れとして正しい順序はどれか。
- ア.許可申請→工事→完成検査→使用開始
- イ.工事→許可申請→完成検査→使用開始
- ウ.使用開始→許可申請→完成検査
- エ.許可申請→使用開始→完成検査
正解:ア.許可申請→工事→完成検査→使用開始
解説:許可申請→市町村長等の許可→工事→完成検査→使用開始 の順。完成検査前の使用は法令違反です。
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問89.次のうち、危険物施設保安員の業務に該当しないものはどれか。
- ア.構造・設備の点検
- イ.従業員への給与支払い
- ウ.異常時の応急措置
- エ.点検記録の作成
正解:イ.従業員への給与支払い
解説:給与支払いは保安員の業務外。点検・記録・応急措置・補修指示等が主業務です。
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問90.第5類危険物(自己反応性物質)の最大の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.水と激しく反応して可燃性ガスを発生する
- イ.分子内に酸素を含み外部酸素なしで自己燃焼する
- ウ.強力な酸化性で他の可燃物の燃焼を助長する
- エ.金属と容易にアマルガムを形成する
正解:イ.分子内に酸素を含み外部酸素なしで自己燃焼する
解説:第5類は自己反応性物質。分子内に酸素を含むため可燃物と酸素供給源を兼ね、外部の酸素供給を絶っても燃焼・爆発が継続するのが最大の特徴。
-
問91.第5類危険物の指定数量は、第1種が10kg、第2種が100kgの2区分である。
正解:○(正しい)
解説:危政令別表第3で第1種自己反応性物質10kg・第2種自己反応性物質100kgと区分される。品名と化学的性状(爆発の危険性)により振り分けられる。
-
問92.第5類危険物の火災では、窒息消火(CO2・ハロゲン化物・乾燥砂)が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類は分子内に酸素を含むため窒息消火は効果がなく、正しくは「大量の水で冷却消火」が原則。CO2・ハロゲン化物・乾燥砂は不適。
-
問93.過酸化ベンゾイル(BPO)は、樹脂の重合反応開始剤として工業的に用いられる有機過酸化物である。
正解:○(正しい)
解説:BPOはスチレン・アクリル樹脂等のラジカル重合開始剤として広く使用される。指定数量10kgの第1種で、加熱・衝撃・摩擦で爆発的に分解する。
-
問94.過酸化ベンゾイルは乾燥状態の方が安定で、湿潤させると分解しやすくなるため乾燥保管する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化ベンゾイルは乾燥状態で衝撃・摩擦感度が高くなり危険なため、水で湿潤させて貯蔵・輸送する。乾燥保管は厳禁。
-
問95.メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は無色透明の油状液体で、ジメチルフタレート等の希釈剤で減感した形で市販される。
正解:○(正しい)
解説:MEKPOは純品では極めて不安定なため、市販品はフタル酸ジメチル等で50〜60%に希釈・減感されている。FRP硬化剤として使用される。
-
問96.ニトログリセリンは黄色結晶で、常温では固体として安定に存在する硝酸エステル類である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはニトログリセリンは無色〜淡黄色の油状液体(融点約13℃)。常温では液体で、凝固状態の方がむしろ衝撃に敏感で危険。
-
問97.ニトログリセリンを珪藻土に吸収させたものがダイナマイトで、ノーベルが発明した。
正解:○(正しい)
解説:A.ノーベルが1867年に珪藻土への吸収による減感を発明。ニトログリセリン単体は鋭敏な液体爆薬で、わずかな衝撃で起爆する危険性がある。
-
問98.ニトロセルロースは綿状またはパルプ状の固体で、窒素含有量が高いほど爆発性が増す。
正解:○(正しい)
解説:硝化度(窒素含有率)12.5〜13.5%のものを強綿薬(強硝化綿)、低いものを弱綿薬(脱脂綿)と呼ぶ。エタノール・水で湿潤させて貯蔵する。
-
問99.ニトロセルロースは日光に当てても変質しないため、透明容器で日当たりの良い場所に保管できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはニトロセルロースは直射日光・加熱で自然分解が促進され発火・爆発の危険があるため、遮光・冷暗所で湿潤状態で保管する。
-
問100.硝酸メチル・硝酸エチルは芳香のある無色透明の液体で、引火性も有する硝酸エステル類である。
正解:○(正しい)
解説:両者とも甘い芳香を持つ揮発性液体。硝酸メチルの引火点は約15℃、硝酸エチルは約10℃で、第5類でありながら引火の危険も併せ持つ。
-
問101.ピクリン酸は無色無臭の液体で、水に容易に溶解する性質を持つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)は苦味のある黄色結晶(固体)で、冷水には溶けにくく熱水・アルコールには溶ける。
-
問102.ピクリン酸は金属と反応して金属塩を形成し、それらは元のピクリン酸よりも衝撃に敏感で危険性が高い。
正解:○(正しい)
解説:鉛・銅・鉄等とピクリン酸塩を形成し、ピクリン酸鉛・銅塩はより鋭敏な爆薬となる。金属容器での貯蔵は厳禁で、ガラス・プラスチック容器を用いる。
-
問103.トリニトロトルエン(TNT)は淡黄色結晶で、ピクリン酸より衝撃感度が低く比較的安全な爆薬として軍用に使用される。
正解:○(正しい)
解説:TNTは衝撃・摩擦・打撃に対する感度が比較的鈍く、金属とも塩を作らないため貯蔵・運搬しやすい。爆発威力の基準(TNT換算)として用いられる。
-
問104.アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)はアゾ化合物で、樹脂発泡剤・ラジカル重合開始剤として使用される。
正解:○(正しい)
解説:AIBNは加熱により窒素ガスを発生して分解しラジカルを生成する。65℃以上で急激に分解するため冷蔵保管。ポリスチレン等の発泡剤として重要。
-
問105.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)は鈍感な二次爆薬で、起爆薬としては不適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはDDNPは衝撃・摩擦・火炎に極めて敏感な鋭感爆薬で、雷管の起爆薬として用いられる。雷汞・アジ化鉛と同等の起爆性能を持つ。
-
問106.硫酸ヒドラジンはヒドラジン誘導体で、白色結晶として産出され強い還元性を示す。
正解:○(正しい)
解説:硫酸ヒドラジン(N2H4・H2SO4)は白色結晶。還元剤・農薬原料・医薬中間体として使用される。加熱・酸化剤との混触で分解・発火する。
-
問107.ヒドロキシルアミンは無色の結晶で、強い還元性を示し空気中で容易に酸化される。
正解:○(正しい)
解説:ヒドロキシルアミン(NH2OH)は不安定な無色結晶で、空気中の酸素により容易に酸化される。融点約33℃と低く、加熱で爆発的に分解する。
-
問108.硫酸ヒドロキシルアミンは強塩基性を示し、塩基性溶液で安定に保存できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硫酸ヒドロキシルアミンは弱酸性〜中性で、塩基性条件下では分解が促進されるため酸性側で保存する。塩基との接触は避ける。
-
問109.アジ化ナトリウム(NaN3)は加熱により窒素ガスを発生して分解し、自動車エアバッグの起爆剤として用いられた。
正解:○(正しい)
解説:約300℃でNa+N2に急激分解し大量の窒素を放出する性質をエアバッグに応用。重金属(銅・鉛・銀)と接触で爆発性アジ化物を生成し極めて危険。
-
問110.硝酸グアニジンはロケット推進薬・発煙弾・ガス発生剤の原料として用いられる第5類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸グアニジンは白色結晶で、火薬・ガス発生剤として使用される。加熱・衝撃で分解し大量のガス(N2・CO2・H2O)を発生する。
-
問111.ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)はニトロソ化合物で、ゴム発泡剤として工業利用されている。
正解:○(正しい)
解説:DPTは淡黄色粉末で約200℃で分解し窒素を発生。海綿状ゴム製造の発泡剤として重要。加熱・衝撃で爆発的に分解する自己反応性物質。
-
問112.第5類危険物の貯蔵では、火気・加熱・衝撃・摩擦を避け、密栓・遮光し冷暗所で保管する。
正解:○(正しい)
解説:自己反応性物質は外部刺激で分解・爆発するため、温度・衝撃・光・空気を遮断する基本対策が必須。湿潤剤と共に保管するものが多い。
-
問113.第5類危険物の火災で爆発の危険があると判断したら、消火を試みず直ちに避難することが優先される。
正解:○(正しい)
解説:初期消火で対処できない・煙や音の異常を伴う場合は爆発前兆。人命優先で離隔距離を確保して避難するのが第5類火災対応の鉄則。
-
問114.第5類危険物は空気を遮断すれば燃焼が停止するため、密閉空間に隔離すれば消火可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第5類は分子内酸素で自己燃焼するため空気遮断では消火できない。密閉空間に閉じ込めると逆に爆発圧力が高まり危険性増大。
-
問115.第5類危険物の燃焼速度は一般に極めて速く、燃焼から爆発(爆轟)へ移行することがある。
正解:○(正しい)
解説:自己反応性物質は分子内に酸素を含むため燃焼速度が極めて速い。ニトログリセリン・TNT等は爆轟(衝撃波を伴う超音速反応)に至る。
-
問116.硝酸エステル類は分子内に−ONO2構造、ニトロ化合物は分子内に−NO2構造を持つ点で構造的に区別される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸エステルはC−O−NO2(炭素−酸素−窒素)、ニトロ化合物はC−NO2(炭素−窒素直結)。同じ「ニトロ」の名でも構造が異なり爆発性も差がある。
-
問117.過酢酸は無色の液体で芳香(酢酸臭)があり、皮膚・粘膜に対し強い腐食性を示す有機過酸化物である。
正解:○(正しい)
解説:過酢酸(CH3COOOH)は強い酸化力で殺菌・漂白に使われる。引火点約41℃で引火性もあり、約110℃で爆発的に分解する不安定な物質。
-
問118.過酢酸は安定な物質で、密栓して常温で長期保存しても分解しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酢酸は不安定で常温でも徐々に分解し酸素を発生するため、ベント付き容器で冷蔵保管する。完全密栓すると内圧上昇で破裂の危険。
-
問119.硝酸メチルの引火点は常温より高く、第4類の灯油と同程度に引火しにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸メチルの引火点は約15℃で常温で引火する。灯油(引火点40℃以上)よりはるかに引火しやすく、第5類でありながら引火性も併せ持つ。
-
問120.ニトロセルロースは含水アルコール(含水エタノール等)で湿潤させた状態で貯蔵・運搬する。
正解:○(正しい)
解説:乾燥するとわずかな摩擦・衝撃で爆発するためエタノール25%以上で湿潤化する。湿潤剤は揮散しないよう密栓し、温度上昇を避ける。
-
問121.硝酸エステル類は加水分解により硝酸を生成し、生成した硝酸が自触媒的にさらなる分解を促進する。
正解:○(正しい)
解説:硝酸エステルは水分・酸により加水分解しHNO3生成→分解促進という自触媒反応を起こす。経時劣化により爆発感度が上昇し自然発火の原因となる。
-
問122.TNT(トリニトロトルエン)は水に溶けやすく、湿潤させても爆発性は失われない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはTNTは水に溶けにくい(難溶性)。水と相溶しないため湿潤による減感効果は限定的で、固体のまま乾燥保管されるのが一般的。
-
問123.ピクリン酸は希釈剤として水を加え、湿潤状態(含水率10%以上)で貯蔵することが推奨される。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸は乾燥状態で衝撃・摩擦感度が著しく高くなるため、水で湿潤化して感度を下げる。アルコール・エーテルも湿潤剤として使用される。
-
問124.アゾ化合物は分子中に−N=N−結合を持ち、加熱・衝撃により窒素ガスを放出して分解する。
正解:○(正しい)
解説:アゾ基(−N=N−)が熱分解して窒素分子と炭素ラジカルに分かれる。窒素発生による発泡作用と重合開始剤としての性質を併せ持つ。
-
問125.AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)は冷暗所保管が不要で、室温で長期間安定に貯蔵できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはAIBNは10℃以下の冷蔵保管が必須。室温で徐々に分解し、40℃以上で急速分解、65℃以上で発火・爆発の危険がある熱分解性物質。
-
問126.硫酸ヒドラジンは強酸化剤と接触すると激しく反応して発火または爆発する危険性がある。
正解:○(正しい)
解説:ヒドラジン誘導体は強い還元性を持つため、過酸化水素・硝酸・塩素酸塩等の酸化剤と混触で激しい酸化還元反応を起こし発火する。
-
問127.ヒドロキシルアミンは加熱により安全に蒸留精製でき、融点付近では爆発の危険はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはヒドロキシルアミンは融点約33℃と低いが、約100℃を超えると爆発的に分解する不安定物質。蒸留はリスクが高く工業的には塩で扱う。
-
問128.アジ化ナトリウムは銅・銀・鉛等の重金属と反応して、アジ化銅・アジ化銀等の極めて鋭敏な爆発性物質を生成する。
正解:○(正しい)
解説:重金属アジ化物は微小な刺激で起爆する一次爆薬(雷管原料)になる。アジ化ナトリウムは銅・真鍮配管・排水管に流すと事故を起こすため厳禁。
-
問129.アジ化ナトリウムは酸性溶液中で安定で、酸を加えると分解が抑制される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはアジ化ナトリウムは酸と反応して有毒・爆発性のアジ化水素酸(HN3)を生成する。酸性条件は厳禁で塩基性で保存・廃棄処理する。
-
問130.硝酸グアニジンは加熱により爆発的に分解し、多量のガス(N2・CO2・H2O)を発生する。
正解:○(正しい)
解説:ガス発生量が多いためロケット推進剤・ガス発生器・発煙剤に用いられる。単独では比較的安定だが、他の酸化剤や有機物との混合で爆発性が増す。
-
問131.第5類危険物の運搬容器には、消防法令により「火気厳禁」および「衝撃注意」の表示が義務付けられている。
正解:○(正しい)
解説:危政令・危規則により第5類運搬容器外部表示は「火気厳禁」「衝撃注意」が必須。品名・数量・等級・国連番号と併せて表示する。
-
問132.第5類危険物は第1類(酸化性固体)と混載することができ、混載禁止の規定はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第5類と第1類は混載禁止(指定数量1/10以下の例外を除く)。両類とも爆発の危険があり混触すると事故が増幅されるため。
-
問133.第5類危険物は第2類(可燃性固体)および第4類(引火性液体)とも混載が禁止されている。
正解:○(正しい)
解説:混載可表(危規則別表第4)で第5類と混載可能なのは第2類・第4類のみで、第1類・第3類・第6類は混載禁止。試験頻出の混載組合せ。
-
問134.第5類危険物の貯蔵所では、温度計を備え、夏期の室温上昇に注意して冷却装置や換気を整える。
正解:○(正しい)
解説:自己反応性物質は温度上昇で分解反応が加速するため、貯蔵庫内の温度管理(30℃以下推奨)が必須。直射日光・暖房器具からの離隔も重要。
-
問135.過酸化ベンゾイルは強酸・強塩基との混触で分解が促進されないため、酸・塩基と同一場所で保管できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化ベンゾイルは酸・塩基・アミン類・還元剤・重金属と接触で激しく分解し発火・爆発する。混触禁止物質との隔離保管が必須。
-
問136.硝酸エステル類の中で、ニトログリセリン・ニトロセルロースは指定数量10kgの第1種自己反応性物質に区分される。
正解:○(正しい)
解説:正しい。第1種(指定数量10kg)は爆発の危険性が特に高いもので、ニトログリセリン・ニトロセルロース(硝酸エステル類)や過酸化ベンゾイル(有機過酸化物)等が該当する。なおピクリン酸はニトロ化合物であり第2種(100kg)に区分される。
-
問137.第5類危険物の火災で大量注水を行うと、爆発の危険があるため水での消火は原則禁止である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第5類火災では大量の水による冷却消火が原則。少量注水は逆効果(局所沸騰)だが大量注水で温度低下させ分解反応を止める。
-
問138.ピクリン酸の鉛塩・銅塩はピクリン酸そのものより衝撃・摩擦に敏感で、起爆薬として利用される。
正解:○(正しい)
解説:金属ピクリン酸塩は雷汞・アジ化鉛と並ぶ起爆薬。ピクリン酸を金属容器に入れると容器表面で塩を形成し危険なため、ガラス・プラスチック容器を使用。
-
問139.ニトロ化合物のニトロ基(−NO2)は、芳香環の電子密度を増加させ反応性を高める電子供与基である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはニトロ基は強い電子吸引基で芳香環の電子密度を下げる。複数のニトロ基導入で分子は高エネルギー化し、爆発性が増強される。
-
問140.ニトロセルロースの製造では、セルロースを混酸(硝酸+硫酸)でニトロ化することで得られる。
正解:○(正しい)
解説:硝酸と硫酸の混酸を作用させセルロースの水酸基を硝酸エステル化する。硝化度(窒素含有率)の調整で強綿薬・弱綿薬・無煙火薬を作り分ける。
-
問141.硝酸グアニジンの水溶液は強酸性を示し、強い腐食性で金属を侵す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸グアニジン水溶液は中性〜弱塩基性で、金属に対する腐食性は強くない。ただし加熱・衝撃で爆発的分解する点に注意。
-
問142.第5類危険物のうち、有機過酸化物・硝酸エステル類・ヒドラジン誘導体は引火性も併せ持つものが多い。
正解:○(正しい)
解説:MEKPO・過酢酸・硝酸メチル・硝酸エチル・ヒドラジン水溶液等は引火点を持ち、第4類的な引火性と第5類的な自己反応性の両面を持つ。
-
問143.第5類危険物の保管温度は、品目により異なるが概ね30℃以下、AIBN等の熱不安定物質は10℃以下が推奨される。
正解:○(正しい)
解説:温度管理の目安は資料・MSDSにより異なるが、自己反応性物質は温度上昇で分解加速するため低温保管が原則。冷凍保管が必要な品目もある。
-
問144.第5類危険物の取扱所では、静電気の蓄積・放電も発火源となるため、設備・作業者の接地と除電対策が必要である。
正解:○(正しい)
解説:粉体・結晶物質の取扱いで摩擦帯電が起こり、放電火花が発火源となる。導電性床・接地・湿度管理・帯電防止服等で静電気対策を行う。
-
問145.第5類危険物の指定数量における第1種(10kg)と第2種(100kg)の区分基準として、最も適切なものはどれか。
- ア.分子量の大きさ
- イ.市場価格
- ウ.爆発の危険性の程度(化学的性状)
- エ.色(外観)
正解:ウ.爆発の危険性の程度(化学的性状)
解説:第1種・第2種は爆発の危険性(化学的性状)の程度により区分される。爆発感度の高いものほど指定数量が小さく規制が厳しい。
-
問146.第5類危険物の火災では、発生初期に消火困難と判断した場合の正しい対応はどれか。
- ア.可能な限り消火継続
- イ.注水量を制限
- ウ.窒息消火に切替
- エ.安全な場所へ避難最優先
正解:エ.安全な場所へ避難最優先
解説:第5類は爆発性があり、消火困難なら避難最優先。119番通報後、安全な場所へ退避し二次災害を防止するのが原則。
-
問147.次の第5類危険物のうち、品名「硝酸エステル類」に該当しないものはどれか。
- ア.ピクリン酸
- イ.ニトロセルロース
- ウ.ニトログリセリン
- エ.硝酸メチル
正解:ア.ピクリン酸
解説:ピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)はニトロ化合物。硝酸エステル類は−ONO2構造、ニトロ化合物は−NO2構造で区別される。
-
問148.ニトログリセリンの常温(20℃)における物理的状態として正しいものはどれか。
- ア.白色結晶(固体)
- イ.無色〜淡黄色の油状液体
- ウ.黄色粉末(固体)
- エ.無色の気体
正解:イ.無色〜淡黄色の油状液体
解説:ニトログリセリンは融点約13℃の液体(常温で油状)。固化状態は衝撃に敏感で危険。珪藻土に吸収させてダイナマイトとして使用される。
-
問149.過酸化ベンゾイル(BPO)の貯蔵で正しいものはどれか。
- ア.完全乾燥状態で密栓保管
- イ.強塩基中に浸して保管
- ウ.水で湿潤させて密栓・冷暗所保管
- エ.強酸中に浸して保管
正解:ウ.水で湿潤させて密栓・冷暗所保管
解説:BPOは乾燥状態で衝撃・摩擦に敏感。水で湿潤(含水30%程度)させ密栓・遮光・冷暗所で保管する。酸・塩基との接触は分解を促進し厳禁。
-
問150.次のアジ化ナトリウムの性質として誤っているものはどれか。
- ア.加熱で窒素ガスを発生して分解する
- イ.重金属と反応し鋭敏な爆発性塩を生成する
- ウ.自動車エアバッグの起爆剤として使用された
- エ.酸性溶液で安定化し長期保存できる
正解:エ.酸性溶液で安定化し長期保存できる
解説:誤りは酸性での安定化。アジ化ナトリウムは酸と反応し有毒・爆発性のアジ化水素酸(HN3)を生成するため酸性条件は厳禁。塩基性で扱う。
-
問151.次のうち有機過酸化物に該当する第5類危険物はどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ニトログリセリン
- ウ.ピクリン酸
- エ.アジ化ナトリウム
正解:ア.過酸化ベンゾイル
解説:過酸化ベンゾイル(BPO)が有機過酸化物。ニトログリセリンは硝酸エステル類、ピクリン酸はニトロ化合物、アジ化ナトリウムは金属アジ化物。
-
問152.TNT(トリニトロトルエン)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.淡黄色結晶の固体
- イ.金属とピクリン酸塩のような鋭敏塩を作る
- ウ.衝撃感度は比較的鈍い
- エ.爆発威力の換算基準として用いられる
正解:イ.金属とピクリン酸塩のような鋭敏塩を作る
解説:誤りは金属塩生成。TNTは金属と反応せず塩を作らないためピクリン酸より貯蔵性が良い。衝撃感度も比較的鈍く軍用爆薬として使用された。
-
問153.ニトロセルロースの貯蔵に用いる湿潤剤として最も適切なものはどれか。
- ア.ガソリン
- イ.エーテル
- ウ.エタノール(含水アルコール)または水
- エ.硝酸
正解:ウ.エタノール(含水アルコール)または水
解説:ニトロセルロースは水または含水エタノール(25%以上)で湿潤させて爆発感度を下げる。ガソリン・エーテルは引火性で不適、硝酸は分解促進。
-
問154.次のうちアゾ化合物に該当するものはどれか。
- ア.硫酸ヒドラジン
- イ.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
- ウ.ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)
- エ.アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
正解:エ.アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
解説:AIBNがアゾ化合物(−N=N−含有)。DDNPはジアゾ化合物、DPTはニトロソ化合物、硫酸ヒドラジンはヒドラジン誘導体で各々別品名。
-
問155.第5類危険物の運搬容器外部に表示すべき注意事項として正しい組合せはどれか。
- ア.火気厳禁、衝撃注意
- イ.禁水、空気接触厳禁
- ウ.可燃物接触注意、火気厳禁
- エ.衝撃注意のみ
正解:ア.火気厳禁、衝撃注意
解説:第5類運搬容器の表示は「火気厳禁」「衝撃注意」。第1類は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」、第3類は「禁水」等と区別される。
-
問156.第5類危険物と混載可能な危険物の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.第1類と第6類
- イ.第2類と第4類
- ウ.第1類と第3類
- エ.第3類と第6類
正解:イ.第2類と第4類
解説:第5類が混載可能なのは第2類(可燃性固体)と第4類(引火性液体)のみ。第1類・第3類・第6類との混載は禁止される。
-
問157.次のニトロ化合物のうち、ピクリン酸の別名として正しいものはどれか。
- ア.2,4,6-トリニトロトルエン
- イ.1,3,5-トリニトロベンゼン
- ウ.2,4,6-トリニトロフェノール
- エ.ジニトロナフタレン
正解:ウ.2,4,6-トリニトロフェノール
解説:ピクリン酸=2,4,6-トリニトロフェノール(C6H2(NO2)3OH)。トリニトロトルエンはTNT、トリニトロベンゼンとは別物質。
-
問158.ヒドロキシルアミン(NH2OH)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.強い還元性を示す
- イ.空気中で容易に酸化される
- ウ.加熱で爆発的に分解する
- エ.強い酸化性を示す
正解:エ.強い酸化性を示す
解説:誤りは強い酸化性。ヒドロキシルアミンは強い還元剤で、酸化剤との混触で激しく反応する。融点約33℃と低く加熱で爆発分解する不安定物質。
-
問159.第5類危険物の火災現場で爆発の予兆を感じた場合、最も優先すべき行動はどれか。
- ア.離隔距離を確保して人命優先で避難する
- イ.二酸化炭素消火器で窒息消火を試みる
- ウ.可燃物を投入して燃え尽きさせる
- エ.密閉空間に隔離する
正解:ア.離隔距離を確保して人命優先で避難する
解説:爆発予兆時は消火より人命優先で避難が最優先。第5類は空気遮断・密閉でも消火できず、密閉は逆に爆発圧を高めるため不適。
-
問160.次の第5類危険物のうち、起爆薬(雷管原料)として用いられるものはどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
- ウ.硝酸グアニジン
- エ.硫酸ヒドラジン
正解:イ.ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
解説:DDNPは衝撃・摩擦・火炎に極めて鋭敏な一次爆薬で、雷管の起爆薬として使用される。雷汞・アジ化鉛と並ぶ代表的起爆薬。
-
問161.硝酸エステル類の硝酸メチル・硝酸エチルの物理的性質として正しいものはどれか。
- ア.無臭で粘性の高い液体
- イ.黒色の粉末
- ウ.芳香のある無色透明の液体で引火点も低い
- エ.高融点の白色固体
正解:ウ.芳香のある無色透明の液体で引火点も低い
解説:硝酸メチル・硝酸エチルは甘い芳香を持つ無色透明な液体。引火点は硝酸メチル約15℃、硝酸エチル約10℃で第4類同様の引火危険も持つ。
-
問162.次のうち、第5類危険物の指定数量第1種(10kg)に該当する代表的品目はどれか。
- ア.硝酸グアニジン
- イ.硫酸ヒドラジン
- ウ.硫酸ヒドロキシルアミン
- エ.ニトログリセリン
正解:エ.ニトログリセリン
解説:ニトログリセリンは爆発感度が極めて高く第1種(10kg)。硝酸グアニジン・ヒドロキシルアミン塩類・ヒドラジン誘導体は第2種(100kg)に区分。
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問163.次の第5類危険物の品名と代表的物質の組合せとして誤っているものはどれか。
- ア.硝酸エステル類 ― ピクリン酸
- イ.ニトロ化合物 ― トリニトロトルエン
- ウ.金属のアジ化物 ― アジ化ナトリウム
- エ.有機過酸化物 ― 過酸化ベンゾイル
正解:ア.硝酸エステル類 ― ピクリン酸
解説:誤りは硝酸エステル類−ピクリン酸。ピクリン酸はニトロ化合物(−NO2)であり硝酸エステル類(−ONO2)ではない。構造的に区別される。
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問164.ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)の工業用途として正しいものはどれか。
- ア.起爆薬(雷管原料)
- イ.ゴムの発泡剤
- ウ.ロケット推進薬
- エ.ラジカル重合開始剤
正解:イ.ゴムの発泡剤
解説:DPTはニトロソ化合物で約200℃で分解し窒素を発生するため、海綿状ゴム(スポンジゴム)の発泡剤として工業利用される。起爆薬はDDNP、推進薬は硝酸グアニジン、重合開始剤はBPO・AIBN。
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問165.第5類危険物は、すべて分子内に酸素を含まない物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類は「分子内に酸素を含む」物質(一部例外を除く)が中心。だから外部酸素なしで燃焼可。
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問166.過酸化ベンゾイル(BPO)は、衝撃・摩擦・加熱で爆発しない安定な物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。BPOは衝撃・摩擦・加熱で「爆発する」有機過酸化物。樹脂重合の開始剤として温度管理が重要。
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問167.ニトログリセリンは無色または淡黄色の油状液体で、強烈な爆発性を持つ。
正解:○(正しい)
解説:ニトログリセリン(C3H5(NO3)3)は油状液体。極めて鋭敏な爆発性を持ち、ノーベルがダイナマイト化(珪藻土吸着)しました。
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問168.ニトロセルロース(綿火薬・コロジオン)は、含窒素量が多いほど安定で爆発しにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ニトロセルロースは含窒素量が多いほど爆発性が高くなります。安定剤を加えなければ自然分解する性質があります。
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問169.TNT(トリニトロトルエン)は淡黄色の結晶で、衝撃・摩擦に対して比較的安定である。
正解:○(正しい)
解説:TNTは比較的安定で取扱いやすく、軍事爆薬として広く使用されてきました。それでも爆発性物質なので注意は必要です。
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問170.ピクリン酸は青色の結晶で、金属とは反応しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ピクリン酸は「黄色の結晶」で、金属(特に鉛・銅)と反応して「鋭敏なピクリン酸塩(雷管に使用)」を作る。
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問171.アジ化ナトリウム(NaN3)は、加熱や衝撃でカリウムと酸素に分解する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アジ化ナトリウムは加熱・衝撃で「ナトリウムと窒素」に分解(カリウムや酸素ではない)。エアバッグのガス源。
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問172.ヒドラジン(N2H4)は強い酸化性を持ち、還元剤との接触で発火する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヒドラジンは「強い還元性」を持つ物質(酸化性ではない)。「酸化剤」との接触で発火・爆発。
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問173.第5類危険物の火災では、酸素遮断(窒息消火)が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類は分子内に酸素を含むため酸素遮断(窒息消火)は無効。大量の水で冷却消火するのが原則です。
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問174.第5類危険物の貯蔵では、火気のみを避ければよく、衝撃・摩擦・加熱への配慮は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類は「火気・衝撃・摩擦・加熱」すべてを避ける必要があります(自己反応性のため非常に敏感)。
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問175.第5類危険物の火災に最も適した消火方法はどれか。
- ア.酸素遮断(窒息消火)
- イ.大量注水による冷却消火
- ウ.二酸化炭素消火剤
- エ.ハロゲン化物消火剤
正解:イ.大量注水による冷却消火
解説:第5類は分子内酸素を持つため窒息消火は無効。大量注水で冷却消火(分解温度以下に冷やす)が原則です。
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問176.次のうち、有機過酸化物に分類される物質はどれか。
- ア.ニトログリセリン
- イ.TNT
- ウ.過酸化ベンゾイル
- エ.ピクリン酸
正解:ウ.過酸化ベンゾイル
解説:過酸化ベンゾイルは有機過酸化物(-O-O-結合)。ニトログリセリンは硝酸エステル類、TNT・ピクリン酸はニトロ化合物。
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問177.ピクリン酸の保管について誤っているものはどれか。
- ア.乾燥状態で保管
- イ.酸との接触を避ける
- ウ.冷暗所に保管
- エ.金属容器に保管
正解:エ.金属容器に保管
解説:ピクリン酸は金属と反応して鋭敏な金属塩を作るため、ガラス容器等に保管します。乾燥状態は爆発性を高めるため通常は水で湿らせて保管します。
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問178.第5類危険物に共通する性質として正しいものはどれか。
- ア.加熱・衝撃で爆発する自己反応性
- イ.すべて液体
- ウ.水と激しく反応
- エ.常温で気化しやすい
正解:ア.加熱・衝撃で爆発する自己反応性
解説:第5類は固体・液体両方ありますが、共通するのは「加熱・衝撃で爆発する自己反応性」です。
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問179.第5類危険物の容器表示として正しいものはどれか。
- ア.「禁水」
- イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
- ウ.「空気接触厳禁」
- エ.「可燃物接触注意」
正解:イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
解説:第5類は加熱・衝撃で爆発するため「火気厳禁」「衝撃注意」を表示します。
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問180.過酸化ベンゾイル(BPO)は、衝撃・摩擦でも爆発する有機過酸化物である。
正解:○(正しい)
解説:過酸化ベンゾイルは白色結晶で衝撃・摩擦・加熱・直射日光等で容易に爆発分解します。樹脂重合開始剤として使用される一方、取扱いに厳重な注意が必要です。
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問181.メチルエチルケトンパーオキサイドは、純粋な状態で安定して保存できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。純粋なMEKPは極めて不安定。実用上は希釈剤(フタル酸ジメチル等)と混合した状態で流通します。純粋品の貯蔵は禁止。
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問182.硝酸エチル・硝酸メチルは硝酸エステル類だが、引火性は低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硝酸エチル・硝酸メチルは硝酸エステル類で「引火性も高い液体」(蒸気圧高く危険)。
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問183.ニトロセルロースは、含窒素量が多いほど爆発性が低くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆です。含窒素量が多い(13%以上)と「強綿薬」と呼ばれ爆発性が極めて高くなります。低含窒素のものは塗料用コロジオンに使用されます。
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問184.ピクリン酸は黄色の結晶で、水に溶けやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ピクリン酸は水にやや溶けにくく(特に冷水)、温水で溶解。黄色結晶で爆薬・染料・医薬品原料に使われます。
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問185.TNT(トリニトロトルエン)は赤色の結晶で、衝撃・摩擦に対して非常に敏感である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。TNTは「淡黄色の結晶」で衝撃・摩擦に「比較的安定で取扱いやすい」(軍用爆薬として用いられる理由)。
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問186.アジ化ナトリウム(NaN3)はエアバッグ用ガス発生剤として利用される。
正解:○(正しい)
解説:アジ化ナトリウムは加熱で2NaN3→2Na+3N2に分解し、急激に窒素ガスを発生する性質を利用してエアバッグに使用されます。
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問187.ヒドラジン(N2H4)は無色の油状液体で、強い毒性と還元性を持つ。
正解:○(正しい)
解説:ヒドラジンは無色油状で発がん性・神経毒性があり、酸化剤と接触で発火・爆発。ロケット推進剤に使用されます。
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問188.第5類危険物の火災時には、必ず接近して初期消火に当たるべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第5類火災では爆発の危険が高く、初期段階で消火を諦め「退避」が推奨される場合があります。
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問189.次のうち、有機過酸化物に該当しないものはどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル
- イ.メチルエチルケトンパーオキサイド
- ウ.過酸化アセトン
- エ.ニトログリセリン
正解:エ.ニトログリセリン
解説:ニトログリセリンは硝酸エステル類で、有機過酸化物ではありません。他はすべて有機過酸化物です。
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問190.ピクリン酸の貯蔵について誤っているものはどれか。
- ア.完全に乾燥させて保管
- イ.金属容器を避ける
- ウ.冷暗所に保管
- エ.ガラス容器に保管
正解:ア.完全に乾燥させて保管
解説:ピクリン酸は乾燥状態が最も爆発性が高くなるため、水で湿らせて保管するのが安全(10〜30%の水を含ませる)。
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問191.次のうち、最も爆発威力が大きい物質はどれか。
- ア.過酸化ベンゾイル(BPO)
- イ.ニトログリセリン
- ウ.TNT
- エ.ピクリン酸
正解:イ.ニトログリセリン
解説:ニトログリセリンは衝撃感度が高く爆速も大きく、爆薬としては最強クラス。ダイナマイトの主成分ですが、安定化のため珪藻土に吸収させた状態で使われます。
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問192.第5類危険物の消火方法として最も適切なものはどれか。
- ア.ハロン剤による抑制消火
- イ.酸素遮断による窒息消火
- ウ.大量注水で冷却消火
- エ.泡消火剤
正解:ウ.大量注水で冷却消火
解説:第5類は分子内酸素を持つため酸素遮断は無効。分解温度以下に冷やすため大量注水による冷却消火が原則です。
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問193.アジ化ナトリウムの取扱いで誤っているものはどれか。
- ア.加熱・衝撃を避ける
- イ.酸との接触を避ける
- ウ.銅・銀・鉛と接触させない
- エ.水中保存で安定化
正解:エ.水中保存で安定化
解説:アジ化ナトリウムは水溶性ですが水中保存はせず、密閉乾燥状態で冷暗所保管。重金属(Cu/Ag/Pb等)と反応して鋭敏な金属アジド化合物を作るため接触禁止。
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問194.過酸化ベンゾイル(BPO)は白色の結晶で、樹脂重合の開始剤として使用される。
正解:○(正しい)
解説:BPO(C14H10O4)は白色結晶。スチレン・アクリル系樹脂の重合開始剤として工業的に大量使用されます。
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問195.メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は、希釈剤と混合した状態で市販されている。
正解:○(正しい)
解説:MEKPOは純粋では極めて不安定で爆発性高。フタル酸ジメチル等の希釈剤と50%程度混合した形で流通します。
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問196.ニトログリセリンは、ノーベルがダイナマイトを発明する際に珪藻土に吸収させて安定化させた爆薬である。
正解:○(正しい)
解説:アルフレッド・ノーベルが1867年に発明。ニトログリセリンを珪藻土に吸収させたダイナマイトは取扱安全性が大幅向上。
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問197.ニトロセルロース(綿火薬)は含窒素量が約8%で「弱綿薬」、約10%で「強綿薬」と分類される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ニトロセルロースの含窒素量は「約12%で弱綿薬、約13%以上で強綿薬」(8%や10%ではない)。
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問198.TNT(トリニトロトルエン)の融点は約81℃で、加熱すると液状化する。
正解:○(正しい)
解説:TNT融点約81℃。熱湯で液化させて型に流し込み、固化させて使用される(融解鋳造法)。
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問199.ピクリン酸は黄色結晶で、染料として使用された歴史もある。
正解:○(正しい)
解説:ピクリン酸(2,4,6-トリニトロフェノール)は黄色結晶で、絹・羊毛の黄色染料、医薬品(ピクリン酸軟膏)原料等に使用されました。
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問200.ジアゾニトロフェノール等のジアゾ化合物は、衝撃に対して非常に敏感である。
正解:○(正しい)
解説:ジアゾ化合物は衝撃・摩擦・加熱に極めて敏感。雷管等の起爆薬に使用される一方、取扱いには厳重な注意が必要。
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問201.ヒドラジン誘導体(フェニルヒドラジン等)は、強い還元性と毒性を持つ第5類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:ヒドラジン誘導体は強還元剤かつ毒性高(発がん性疑い等)。酸化剤との接触で発火・爆発する性質も持ちます。
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問202.第5類危険物の貯蔵では、温度管理が重要で、有機過酸化物は冷蔵保存が推奨される場合がある。
正解:○(正しい)
解説:有機過酸化物は温度管理が重要。BPO等は冷蔵(10℃以下)で安定性を保ち、自己分解を抑制します。
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問203.硝酸エステル類は、エステル基(-O-NO2)を分子内に持つ強い爆発性物質群である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸エステル類は -O-NO2 結合を持ち、ニトログリセリン・ニトロセルロース・ニトログリコール等が代表例。
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問204.次の第5類危険物の組合せのうち、有機過酸化物に該当するものはどれか。
- ア.ヒドラジン・アジ化ナトリウム
- イ.ニトログリセリン・ニトロセルロース
- ウ.TNT・ピクリン酸
- エ.過酸化ベンゾイル・MEKPO
正解:エ.過酸化ベンゾイル・MEKPO
解説:有機過酸化物(-O-O-結合)の代表は過酸化ベンゾイル(BPO)・メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)等。他は別の品名分類。
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問205.ピクリン酸の保管方法として正しいものはどれか。
- ア.水で湿潤させた状態(10〜30%含水)
- イ.完全乾燥状態
- ウ.金属容器で密閉
- エ.アルカリ溶液中
正解:ア.水で湿潤させた状態(10〜30%含水)
解説:ピクリン酸は乾燥状態で爆発感度が高くなるため、10〜30%程度の水で湿潤させて保管します。金属容器は鋭敏な金属塩生成のため厳禁。
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問206.次のうち、第5類危険物の火災に最も適切な消火方法はどれか。
- ア.酸素遮断(窒息消火)
- イ.大量の水で冷却消火
- ウ.ハロン消火剤
- エ.泡消火剤
正解:イ.大量の水で冷却消火
解説:第5類は分子内酸素を持つため酸素遮断は無効。分解温度以下に冷やすため大量注水で冷却消火が原則。
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問207.アジ化ナトリウム(NaN3)の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.加熱で窒素ガスを大量発生
- イ.重金属(Cu/Ag/Pb等)と反応して鋭敏な金属塩を生成
- ウ.水と激しく反応
- エ.エアバッグの起爆剤として使用
正解:ウ.水と激しく反応
解説:アジ化ナトリウムは水溶性ですが、水と激しく反応する性質はありません(穏やかに溶解)。他はすべて正しい性質。
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問208.ニトロ化合物(TNT・ピクリン酸等)の貯蔵で誤っているものはどれか。
- ア.火気・衝撃を避ける
- イ.冷暗所に貯蔵
- ウ.少量分散保管
- エ.金属容器(特に銅・鉛)に保管
正解:エ.金属容器(特に銅・鉛)に保管
解説:ニトロ化合物(特にピクリン酸)は金属と反応して鋭敏な金属塩を生成するため、ガラス・プラスチック容器が推奨。金属容器は危険。