危険物取扱者 乙種3類 全分野の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種3類「全分野」の全209問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種3類の全分野に関する一問一答(全209問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
-
問1.自然発火とは、外部からの点火源を与えなければ起こらない燃焼現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。自然発火は「外部点火源なしに物質が自ら発熱して発火」する現象。点火源不要が定義。
-
問2.禁水性物質とは、水と反応して可燃性ガスを発生する物質である。
正解:○(正しい)
解説:禁水性物質は水と反応して水素・アセチレン・ホスフィン等の可燃性ガスを発生し、発火・爆発の危険があります。
-
問3.可燃性ガスは、空気中で燃焼範囲外の濃度であっても点火源があれば燃焼する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。可燃性ガスは「燃焼範囲内」の濃度でないと燃焼しません(範囲外は希薄or過濃で燃えない)。
-
問4.水素は空気中で燃焼範囲が約4〜15vol%と非常に狭い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水素の燃焼範囲は「約4〜75vol%」と非常に「広い」。15%は上限ではなく、75%まで燃える。
-
問5.アセチレンは空気中で安定して保存できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アセチレン(C2H2)は不安定で衝撃・加熱で爆発分解。空気中で燃焼範囲も広い(2.5〜81vol%)。アセトンに溶解させて貯蔵します。
-
問6.ホスフィン(PH3)は無色で無毒の不燃性ガスである。
正解:×(誤り)
解説:ホスフィンは「無色で猛毒の可燃性ガス」(自然発火性もある)。無毒・不燃性は誤り。
-
問7.不活性ガスとは、化学反応性が低く他の物質と反応しにくいガスである。
正解:○(正しい)
解説:窒素・ヘリウム・アルゴン等の不活性ガス。第3類危険物の貯蔵で空気・水を遮断するために封入されます。
-
問8.カリウム・ナトリウムは、水中に保存することで安全に管理される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。K・Naは「灯油(パラフィン油)中に保存」(水と激しく反応して水素を発生し発火するため水中保存禁忌)。
-
問9.常温で水と反応する物質は、すべて禁水性物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消防法上の禁水性物質(第3類)は水と接触して発火または可燃性ガスを発生する物質に限られる。生石灰(CaO)のように水と反応しても可燃性ガスを発生しない物質や、塩・砂糖等の単に水に溶けるだけの物質は含まれないため、『すべて』は成り立たない。
-
問10.蓄熱とは、外部に熱が逃げず物質内部に熱が溜まることである。
正解:○(正しい)
解説:蓄熱が進むと温度上昇により発火点に達し自然発火する原因となります。熱伝導率の低い場所での貯蔵は要注意。
-
問11.次のうち、自然発火の原因として最も該当しないものはどれか。
- ア.酸化熱
- イ.蒸発熱
- ウ.吸着熱
- エ.分解熱
正解:イ.蒸発熱
解説:蒸発熱は液体が気体に変化する際に必要な熱で、自然発火の原因ではありません。他は蓄熱を起こす熱の種類です。
-
問12.カリウムが水と反応して発生するガスはどれか。
- ア.酸素
- イ.塩素
- ウ.水素
- エ.一酸化炭素
正解:ウ.水素
解説:2K + 2H2O → 2KOH + H2↑ により水素を発生し、反応熱で発火します。極めて危険な反応です。
-
問13.カルシウムカーバイド(CaC2)が水と反応して発生するガスはどれか。
- ア.水素
- イ.メタン
- ウ.プロパン
- エ.アセチレン
正解:エ.アセチレン
解説:CaC2 + 2H2O → Ca(OH)2 + C2H2↑ でアセチレンを発生。アセチレンは可燃性で爆発範囲が広く危険です。
-
問14.次のうち、不活性ガスに該当しないものはどれか。
- ア.一酸化炭素
- イ.アルゴン
- ウ.ヘリウム
- エ.窒素
正解:ア.一酸化炭素
解説:一酸化炭素は可燃性かつ毒性ガス。窒素・アルゴン・ヘリウムは不活性で第3類危険物の貯蔵に使用されます。
-
問15.燃焼範囲の広い可燃性ガスほどどうなるか。
- ア.危険性が低い
- イ.危険性が高い
- ウ.消火しやすい
- エ.蒸気圧が低い
正解:イ.危険性が高い
解説:燃焼範囲が広いほど少量の漏洩や濃度変化でも引火・爆発する危険があり、より危険性が高いと判断されます。
-
問16.気体の温度を一定に保ったまま圧力を2倍にすると、体積も2倍になる(ボイルの法則)。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイルの法則:圧力2倍なら体積は「1/2倍」(PV=一定で反比例)。
-
問17.カリウムは水と反応して水素を発生する強い還元剤である。
正解:○(正しい)
解説:K + H2O → KOH + 1/2 H2 で水素発生。カリウムは反応性が極めて高い還元剤です。
-
問18.アセチレン(C2H2)は燃焼範囲が約20〜30vol%と狭い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アセチレンの燃焼範囲は「約2.5〜81vol%」と非常に広い(爆発限界が広いため危険)。
-
問19.水素ガスの燃焼範囲は約4〜75vol%である。
正解:○(正しい)
解説:水素は燃焼範囲が4〜75vol%と非常に広く、爆発限界が広いため取扱いに注意が必要です。
-
問20.気体は圧力一定では絶対温度に比例する(シャルルの法則)。
正解:○(正しい)
解説:シャルルの法則 V/T=一定。圧力一定で温度(絶対温度)が上昇すると気体の体積も比例して増大します。
-
問21.ホスフィン(PH3)は無色の可燃性ガスで毒性は弱い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ホスフィン(PH3)は無色で可燃性ガスですが、極めて強い毒性を持ちます。第3類のリン化カルシウム等が水と反応して発生します。
-
問22.熱伝導率は固体・液体・気体の順に大きくなる傾向がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。熱伝導率は「気体<液体<固体」(金属は特に大)。気体が小さく、固体が大きい順。
-
問23.不活性ガスは反応性が低く、第3類危険物の容器封入に使われる。
正解:○(正しい)
解説:窒素・アルゴン等の不活性ガスは反応性が低く、アルキルアルミニウム等の容器封入に使用されます。
-
問24.反応速度は触媒の有無に関わらず常に一定である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。触媒は反応速度を変化させます(活性化エネルギーを下げる)。触媒の有無で反応速度は大きく変わります。
-
問25.気体の蒸気密度(蒸気比重)が1より大きいと、空気より軽く天井付近に滞留する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。蒸気比重>1は「空気より重く床面付近に滞留」(軽い場合は天井付近)。
-
問26.リン化カルシウムが水と反応して発生する有毒ガスはどれか。
- ア.二酸化炭素
- イ.ホスフィン
- ウ.メタン
- エ.アンモニア
正解:イ.ホスフィン
解説:Ca3P2 + 6H2O → 3Ca(OH)2 + 2PH3 で猛毒・可燃性のホスフィンを発生します。
-
問27.カルシウムカーバイドが水と反応して発生する可燃性ガスはどれか。
- ア.水素
- イ.メタン
- ウ.アセチレン
- エ.プロパン
正解:ウ.アセチレン
解説:CaC2 + 2H2O → Ca(OH)2 + C2H2 でアセチレンを発生。アセチレンは爆発範囲が広く危険です。
-
問28.次のうち、自然発火を起こしやすい条件はどれか。
- ア.熱伝導率の高い場所での貯蔵
- イ.湿度の低い乾燥した状態
- ウ.気温の低い冬季
- エ.酸化されやすい物質の蓄熱
正解:エ.酸化されやすい物質の蓄熱
解説:酸化反応で発生した熱が逃げず蓄熱すると温度が上昇し、ついには発火点に達して自然発火します。
-
問29.可燃性ガスの燃焼範囲について正しいものはどれか。
- ア.下限値が低いほど危険性が高い
- イ.上限値が高いほど危険性が低い
- ウ.範囲の広さは危険性と無関係
- エ.範囲外でも引火する
正解:ア.下限値が低いほど危険性が高い
解説:燃焼範囲の下限値が低いほど低濃度でも引火するため危険。範囲が広いほど引火の機会が多くなります。
-
問30.炎色反応で、ナトリウムは紫色、カリウムは黄色の炎を呈する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。炎色反応:ナトリウムは「黄色」、カリウムは「紫色(淡赤紫色)」(記述が逆)。
-
問31.可燃性ガスの燃焼範囲は、上限値より下限値のほうが危険性評価に重要である。
正解:○(正しい)
解説:下限値が低いほど少量の漏洩でも引火するため、危険性評価では下限値が重視されます。
-
問32.物質の比重は、水を基準とする液体・固体の場合、温度により変化する。
正解:○(正しい)
解説:比重は温度依存。水も4℃で密度最大なので、温度により基準も変化します。
-
問33.熱化学方程式におけるエンタルピー変化(ΔH)は、生成系のエンタルピーから反応系のエンタルピーを引いた値である。
正解:○(正しい)
解説:ΔH = H(生成物) - H(反応物)。発熱反応ではΔH<0、吸熱反応ではΔH>0。
-
問34.気体の溶解度は、温度が上がるほど大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気体の溶解度は温度上昇で「減少」します(炭酸飲料を温めると気が抜ける)。固体・液体の溶解度は温度上昇で増えるものが多い。
-
問35.プラズマは、原子から電子が分離した高エネルギー状態の物質である。
正解:○(正しい)
解説:プラズマは超高温で原子核と電子が分離した状態(電離)。固・液・気に次ぐ第4の状態と呼ばれます。
-
問36.絶対零度(0K)は摂氏0℃に等しく、すべての分子運動が停止する温度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。絶対零度(0K)は「-273.15℃」(摂氏0℃ではない)。摂氏0℃は273.15Kに相当。
-
問37.炭素の酸化反応では、不完全燃焼で一酸化炭素(CO)、完全燃焼で二酸化炭素(CO2)が生成される。
正解:○(正しい)
解説:酸素不足だと2C + O2 → 2CO(不完全)、酸素十分だとC + O2 → CO2(完全)。COは有毒。
-
問38.触媒は反応の活性化エネルギーを下げ、反応速度を増加させる物質である。
正解:○(正しい)
解説:触媒は活性化エネルギーを下げて反応速度を上げます(または活性化エネルギーを上げて反応を抑制する負触媒もあり)。
-
問39.有機物の燃焼では、CO2とH2Oに加えて、含窒素・含硫黄物質では有毒ガス(NOx・SOx)も生成する。
正解:○(正しい)
解説:含窒素物質→NOx、含硫黄物質→SOx。両者は大気汚染物質・酸性雨の原因物質です。
-
問40.次のうち、最も水素発生反応が激しい金属はどれか。
- ア.鉄
- イ.マグネシウム
- ウ.アルミニウム
- エ.カリウム
正解:エ.カリウム
解説:カリウム(K)は水と最も激しく反応し、水素を瞬時に発生・反応熱で発火します。Na>Li>Mg>Al>Feの順で反応性減少。
-
問41.次のうち、燃焼を支える支燃性ガスはどれか。
- ア.酸素
- イ.窒素
- ウ.水素
- エ.二酸化炭素
正解:ア.酸素
解説:酸素は燃焼を支える支燃性ガス。窒素・CO2は不活性・不燃性、水素は可燃性です。
-
問42.ボイル・シャルルの法則として正しい式はどれか。
- ア.PT/V = 一定
- イ.PV/T = 一定
- ウ.V/(P×T) = 一定
- エ.P×T = 一定
正解:イ.PV/T = 一定
解説:PV/T = 一定 がボイル・シャルルの法則。気体の状態を表す基本式で、これを定数倍したものが理想気体の状態方程式 PV=nRTです。
-
問43.物質量の単位として正しいものはどれか。
- ア.g(グラム)
- イ.kg/m³
- ウ.mol(モル)
- エ.L(リットル)
正解:ウ.mol(モル)
解説:物質量の単位は mol(モル)。1molは6.02×10²³個の粒子(アボガドロ数)に相当します。
-
問44.次のうち、水と反応して水素を発生する金属はどれか。
- ア.銅
- イ.銀
- ウ.金
- エ.ナトリウム
正解:エ.ナトリウム
解説:Na + H2O → NaOH + 1/2 H2 で水素発生。銅・銀・金は水とほぼ反応しません(イオン化傾向が小さい)。
-
問45.乙種第3類危険物取扱者は、第3類危険物の取扱作業に従事できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。乙3取扱者は「第3類の取扱作業に従事できる」(取扱者免状の効果そのもの)。
-
問46.黄りんは第3類危険物に分類される。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは第3類危険物(自然発火性物質)に分類されます。指定数量は20kg。
-
問47.カリウム・ナトリウムの指定数量は10kgである。
正解:○(正しい)
解説:カリウム・ナトリウムは第3類の第1種自然発火性物質及び禁水性物質に該当し、指定数量は最も少ない10kgです。
-
問48.黄りんの指定数量は100kgである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんの指定数量は「20kg」(第3類第一種、100kgではない)。
-
問49.危険物施設の許可を受けた品名・数量・指定数量の倍数を変更しようとするときは、変更工事を伴わない場合でも届出が必要である。
正解:○(正しい)
解説:工事を伴わない品名・数量・指定数量の倍数変更でも、変更しようとする日の10日前までに市町村長等への届出が必要です。
-
問50.危険物保安監督者になるには、甲種または乙種免状の取得後3年以上の実務経験が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安監督者は「6か月以上」の実務経験で就任可能(3年ではない)。
-
問51.免状の返納命令は、市町村長が出す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。免状の返納命令は「都道府県知事」(交付権者)が出します(消防法13条の2第5項)。市町村長ではない。
-
問52.保安講習を受けなかった者は、3年以下の拘禁刑に処される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安講習未受講に対する罰則は拘禁刑ではなく、免状の返納命令の対象となる行政処分です。
-
問53.アルキルアルミニウムを移送する移動タンク貯蔵所では、消防機関への移送経路の通報が必要である。
正解:○(正しい)
解説:アルキルアルミニウム等の特定危険物を移送する場合は、移送経路を消防機関に通報する必要があります。
-
問54.危険物施設の立入検査は、市町村長等の権限である。
正解:○(正しい)
解説:市町村長等(消防吏員等)は、必要があるときに製造所等に立ち入って検査を行うことができます。
-
問55.第3類危険物に該当しないものは次のうちどれか。
- ア.マグネシウム
- イ.ナトリウム
- ウ.カリウム
- エ.黄りん
正解:ア.マグネシウム
解説:マグネシウムは第2類危険物(可燃性固体)です。カリウム・ナトリウム・黄りんは第3類です。
-
問56.指定数量10kgに該当する第3類危険物は次のうちどれか。
- ア.黄りん
- イ.カリウム
- ウ.カルシウムカーバイド
- エ.水素化リチウム
正解:イ.カリウム
解説:カリウムは第1種で指定数量10kg。黄りんは20kg、カルシウムカーバイド・水素化リチウムは300kg等です。
-
問57.製造所等の予防規程に定める事項として誤っているものはどれか。
- ア.危険物の保安に関する業務担当の組織
- イ.危険物施設の運転又は操作に関する事項
- ウ.危険物取扱者の年齢制限
- エ.災害その他非常の場合に取るべき措置
正解:ウ.危険物取扱者の年齢制限
解説:危険物取扱者の年齢制限は予防規程の必須項目ではありません。組織体制・運転操作・非常時措置等が定められます。
-
問58.アルキルアルミニウムを取り扱う移動タンク貯蔵所について誤っているものはどれか。
- ア.容量4,000L以下に限定される
- イ.不活性ガス封入装置を備える
- ウ.安全装置を備える
- エ.常時2名以上で運転する
正解:エ.常時2名以上で運転する
解説:常時2名以上の運転は要件ではありません。容量制限・不活性ガス封入・安全装置は法定の構造要件です。
-
問59.製造所等の警報設備として誤っているものはどれか。
- ア.ガス漏れ警報設備
- イ.消防機関に通報できる電話
- ウ.非常ベル装置
- エ.自動火災報知設備
正解:ア.ガス漏れ警報設備
解説:ガス漏れ警報設備は危険物施設の警報設備の選択肢ではありません。自動火災報知設備等が法定の警報設備です。
-
問60.カリウムを取り扱う製造所等は、保安距離・保有空地の規制対象である。
正解:○(正しい)
解説:第3類危険物(カリウム等)も指定数量以上を取扱う場合は規制対象。特に保安距離は第3類でも他類同様に定められます。
-
問61.黄りんの指定数量20kgは、第3類の中で最も小さい指定数量である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第3類で最も指定数量が小さいのはカリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム等の10kg。黄りんは20kgです。
-
問62.危険物保安監督者は、その施設の危険物取扱者でなくてもよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安監督者は甲種または乙種免状+6か月以上の実務経験者でなければなりません。
-
問63.免状を亡失した場合、再交付の申請ができる。
正解:○(正しい)
解説:免状を亡失・滅失・汚損・破損した場合は、交付・書換えを行った都道府県知事に再交付を申請できます。
-
問64.アルキルアルミニウムを移送する際は、移送経路を消防機関に通報する義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルキルアルミニウム移送時は「移送経路を消防機関に通報」する義務があります(危険性が高いため)。
-
問65.無資格者が危険物施設で危険物の取扱作業を行うには、丙種取扱者の立会いでも問題ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。無資格者の立会いは甲種または乙種のみ。丙種は単独取扱いはできるが立会い権限はありません。
-
問66.保安講習の受講は、製造所等の所有者・管理者・占有者ではなく、取扱作業従事者本人に課せられる。
正解:○(正しい)
解説:保安講習は危険物の取扱作業に従事する取扱者本人の義務。所有者等は受講機会を提供する責務があります。
-
問67.指定数量未満の危険物の貯蔵・取扱いは、消防法と火災予防条例の両方で規制される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。指定数量未満は消防法ではなく市町村の火災予防条例のみで規制されます。
-
問68.危険物施設の所有者は、危険物保安監督者を選任した場合、市町村長等にその旨を届け出る必要がある。
正解:○(正しい)
解説:保安監督者の選任・解任は市町村長等への遅滞ない届出が必須です。
-
問69.ナトリウム100kgを貯蔵する屋内貯蔵所は、指定数量の倍数10の施設である。
正解:○(正しい)
解説:ナトリウムの指定数量は10kg。100/10=10倍です。
-
問70.第3類危険物(黄りんを除く)の運搬容器の表示として正しいものはどれか。
- ア.「空気接触厳禁」「禁水」
- イ.「火気注意」「禁水」
- ウ.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
- エ.「火気厳禁」
正解:ア.「空気接触厳禁」「禁水」
解説:第3類(黄りん除く)は禁水性物質のため「空気接触厳禁」「禁水」を表示。黄りん(自然発火性のみ)は「火気厳禁」。
-
問71.次のうち、危険物保安統括管理者の選任が必要な施設はどれか。
- ア.指定数量の倍数1の製造所
- イ.指定数量の倍数3,000以上の事業所
- ウ.指定数量の倍数100の屋内貯蔵所
- エ.指定数量未満の取扱所
正解:イ.指定数量の倍数3,000以上の事業所
解説:危険物保安統括管理者の選任は、指定数量の倍数3,000以上を取扱う特定事業所に義務付けられます。
-
問72.次の第3類危険物のうち、特に取扱いに注意が必要なものはどれか。
- ア.カルシウムカーバイド
- イ.カリウム
- ウ.上記すべて
- エ.アルキルアルミニウム
正解:ウ.上記すべて
解説:第3類はすべて自然発火性または禁水性で危険性が高い。カリウム・Naは灯油保存、アルキルアルミは不活性ガス封入等の特別保管が必須。
-
問73.危険物施設の改修・移転命令を出すのは誰か。
- ア.消防長
- イ.消防署長
- ウ.都道府県警察本部長
- エ.市町村長等
正解:エ.市町村長等
解説:製造所等への改修・移転・使用停止命令は市町村長等(市町村長または都道府県知事)の権限です。
-
問74.危険物取扱者の保安講習について正しいものはどれか。
- ア.従事日から1年以内に初回受講、その後3年に1回
- イ.取扱作業に従事しなくても受講義務がある
- ウ.5年に1回でよい
- エ.免状取得時に1回受講すれば十分
正解:ア.従事日から1年以内に初回受講、その後3年に1回
解説:取扱作業に従事する者は、従事日から1年以内に初回受講、その後3年に1回(前回受講した翌年度開始日から3年)の受講が必要です。
-
問75.黄りん20kgとカリウム10kgを同一場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数は2である。
正解:○(正しい)
解説:黄りん20/20=1倍 + カリウム10/10=1倍 = 倍数の和2倍。指定数量以上のため許可対象です。
-
問76.危険物の運搬では、第3類と第4類の混載は禁止されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第3類は第4類とのみ混載可能。第1・2・5・6類とは混載禁止です。
-
問77.アルキルアルミニウムを移送する場合、移送経路を所轄の消防機関に通報する義務がある。
正解:○(正しい)
解説:消防法令で定める特定危険物(アルキルアルミニウム等)の移送には、移送経路の事前通報が必須です。
-
問78.製造所等の所有者は、危険物施設保安員を選任した場合、市町村長等への届出が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。危険物施設保安員の選任・解任は届出義務がありません(保安監督者は届出必須)。
-
問79.免状の交付を受けた都道府県とは別の都道府県で取扱作業を行うことができる。
正解:○(正しい)
解説:危険物取扱者免状は全国で有効。交付された都道府県以外でも取扱作業ができます。
-
問80.製造所等で発生した火災について、所有者等は消防機関に届け出る義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。火災発生時は所有者等が「遅滞なく消防機関に届出」する義務があります(消防法24条等)。
-
問81.危険物保安監督者は、保安講習を受講していない場合でも選任できる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。保安監督者の選任要件は「甲種または乙種危険物取扱者で、製造所等での6か月以上の実務経験を有すること」であり、保安講習の受講は選任の要件ではない。保安講習は現に取扱作業に従事する取扱者の周期的な受講義務であって、未受講でも(受講周期内であれば)選任は適法。
-
問82.指定数量未満の危険物の運搬には、消防法上の規制は一切ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。運搬は数量に関わらず消防法上の規制(容器表示・混載禁止等)が適用されます。「貯蔵・取扱い」が指定数量未満で条例規制になります。
-
問83.製造所等の改修工事中は、消防検査を受けた後でないと使用再開できない。
正解:○(正しい)
解説:変更工事終了後、市町村長等の完成検査を受けて使用再開します。検査前の使用は法令違反です。
-
問84.危険物の運搬容器の材質・構造は、運搬する危険物の性質に応じた規格が定められている。
正解:○(正しい)
解説:消防法令でUN規則等に基づく容器規格が定められ、危険物の性質(腐食性・反応性等)に適合した材質・構造が要求されます。
-
問85.第3類危険物の運搬で、混載できる類はどれか。
- ア.第1類
- イ.第2類
- ウ.第4類
- エ.第6類
正解:ウ.第4類
解説:第3類は第4類とのみ混載可能。第1・2・5・6類とは混載禁止です。
-
問86.カリウム10kgとナトリウム10kgを同一場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数はいくつか。
- ア.1倍
- イ.指定数量未満
- ウ.3倍
- エ.2倍
正解:エ.2倍
解説:K 10/10=1倍 + Na 10/10=1倍 = 倍数の和2倍。指定数量以上のため許可対象です。
-
問87.危険物保安監督者の選任が義務付けられない施設はどれか。
- ア.移動タンク貯蔵所
- イ.屋外タンク貯蔵所
- ウ.給油取扱所
- エ.製造所
正解:ア.移動タンク貯蔵所
解説:移動タンク貯蔵所は保安監督者の選任義務がありません(運転者である取扱者が業務遂行)。
-
問88.危険物施設の地下タンク貯蔵所について、定期点検の頻度として正しいものはどれか。
- ア.3年に1回以上
- イ.1年に1回以上
- ウ.5年に1回以上
- エ.頻度の規定なし
正解:イ.1年に1回以上
解説:地下タンク貯蔵所は原則1年に1回以上の定期点検が義務付けられています。漏えい検査管による検査も含まれます。
-
問89.次のうち、製造所等の許可申請時に必要な書類として誤っているものはどれか。
- ア.位置・構造・設備の明細図
- イ.危険物の品名・数量
- ウ.所有者の財務諸表
- エ.工事計画
正解:ウ.所有者の財務諸表
解説:財務諸表は許可申請の必要書類ではありません。位置・構造・設備の図面、危険物の品名数量、工事計画等が必要です。
-
問90.第3類危険物の大半は、自然発火性と禁水性の両方の性質を併せ持っている。
正解:○(正しい)
解説:第3類は自然発火性物質及び禁水性物質と定義され、品目の大半が両方の性質を有する。
-
問91.黄りんは禁水性物質に分類されるため、水中で貯蔵してはならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんは自然発火性のみで禁水性なし。正しくは水中(水没)で貯蔵し空気との接触を遮断する。
-
問92.カリウム及びナトリウムは、空気中の水分や酸素と反応するため、灯油中で保管する。
正解:○(正しい)
解説:K・Naは空気中の酸素・水分と反応するため、酸素・水分のない灯油・流動パラフィン中で保管する。
-
問93.りん化カルシウムが水と反応すると、可燃性で毒性の強いホスフィン(PH3)が発生する。
正解:○(正しい)
解説:Ca3P2+6H2O→3Ca(OH)2+2PH3。ホスフィンは強毒性・自然発火性ガスで非常に危険。
-
問94.炭化カルシウム(カーバイド)が水と反応すると、可燃性のメタンガスが発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。CaC2は水と反応してアセチレン(C2H2)を発生する。正しくはメタンではなくアセチレン。
-
問95.炭化アルミニウム(Al4C3)が水と反応すると、可燃性のメタンガスが発生する。
正解:○(正しい)
解説:Al4C3+12H2O→4Al(OH)3+3CH4。炭化アルミは水で分解しメタンを発生する点に注意。
-
問96.アルキルアルミニウムは、空気と接触しても発火することはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。トリエチルアルミ等のアルキルアルミは空気・水の両方で激しく発火する。正しくは空気接触でも発火する。
-
問97.黄りんは発火点が約34℃と低く、空気中で容易に自然発火する。
正解:○(正しい)
解説:黄りんの発火点は約34℃と極端に低く、夏期の常温でも自然発火の危険がある。
-
問98.ナトリウムが水と反応すると、酸素ガスを発生して激しく燃焼する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Naは水と反応して水素(H2)を発生する。正しくは酸素ではなく水素であり、反応熱で発火・爆発する。
-
問99.アルキルアルミニウムの貯蔵では、容器内に窒素やアルゴン等の不活性ガスを封入する。
正解:○(正しい)
解説:アルキルアルミは空気・水と激しく反応するため、不活性ガス封入により酸素・水分を遮断する。
-
問100.第3類危険物の火災には、棒状注水による消火が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。禁水性物質に注水すれば水素等の可燃性ガスを発生し火災拡大。正しくは乾燥砂・膨張ひる石等を用いる。
-
問101.黄りんは強毒性物質であり、皮膚に触れるとやけどを起こし吸入すると中毒症状を呈する。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは強毒性で、皮膚への接触で重度のやけど、蒸気吸入で慢性中毒(顎骨壊死)を起こす。
-
問102.ナトリウムはカリウムよりも反応性が高く、水との反応がより激しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルカリ金属は周期表で下にあるほど反応性大。正しくはK>Naの順で反応性が高い。
-
問103.ジエチル亜鉛は空気と接触しても安定であり、特別な貯蔵方法は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ジエチル亜鉛は空気接触で自然発火し水とも激しく反応する。正しくは不活性ガス封入下で貯蔵する。
-
問104.水素化ナトリウムは水と反応して水素ガスを発生する。
正解:○(正しい)
解説:NaH+H2O→NaOH+H2。水素化物は水で分解して水素を発生し、反応熱で発火の危険がある。
-
問105.アルキルリチウム(ブチルリチウム等)は、空気と接触すると発火する。
正解:○(正しい)
解説:ブチルリチウム等のアルキルリチウムは空気中の酸素・水分と反応し自然発火する性質を有する。
-
問106.第3類危険物の火災に二酸化炭素消火剤を使用すれば、すべての品名で安全に消火できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Mg・K・Na等の金属はCO2を還元し燃焼継続するため不適合。正しくは乾燥砂・金属火災用粉末を使う。
-
問107.アルキルアルミニウムは、ヘキサンやベンゼン等の溶媒で希釈して取り扱う場合がある。
正解:○(正しい)
解説:アルキルアルミは反応性が極めて高いため、ヘキサン・ベンゼン・トルエン等で希釈し危険性を下げる。
-
問108.黄りんは水よりも軽いため、水中保存では水面に浮き上がる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんの比重は約1.82で水より重く水中で沈む。正しくは沈むので水中保存が可能となる。
-
問109.金属火災用粉末消火薬剤(炭酸ナトリウム等を主成分とする粉末)は、第3類危険物の消火に有効である。
正解:○(正しい)
解説:金属火災用粉末(D級粉末)は第3類の禁水性物質の消火に適合し、乾燥砂・膨張ひる石と並ぶ標準手段。
-
問110.リチウムはアルカリ土類金属に分類され、水とは反応しない安定な金属である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Liは1族のアルカリ金属で水と反応し水素を発生する。正しくはアルカリ土類金属ではなくアルカリ金属。
-
問111.トリクロロシラン(SiHCl3)は水分と反応して塩化水素ガスを発生する。
正解:○(正しい)
解説:トリクロロシランは半導体原料で、水・湿気と反応してHClを発生する。空気中でも自然発火する。
-
問112.ナトリウムは銀白色の重金属であり、ナイフでは切断できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Naは銀白色の軟らかい軽金属(比重0.97)でナイフで容易に切断できる。正しくは軽金属で切断可。
-
問113.黄りんを空気中に放置すると、五酸化二りん(P2O5)の白煙を生じて燃焼する。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは空気中の酸素と反応し、白煙状のP2O5を生じて燃焼する。発火点が低く自然発火に至る。
-
問114.カルシウムやバリウムはアルカリ土類金属で、水と反応して水素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:Ca・Baは2族のアルカリ土類金属で、Ca+2H2O→Ca(OH)2+H2のように水素を発生する。
-
問115.りん化カルシウムの貯蔵庫が浸水した場合は、直ちに大量注水して冷却する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Ca3P2は水で猛毒のホスフィン発生。正しくは注水せず乾燥砂で覆い専門業者に連絡する。
-
問116.アルキルアルミニウムの容器は密栓し、加圧する場合は不活性ガスを使用する。
正解:○(正しい)
解説:アルキルアルミは空気・水分厳禁のため、容器は密栓し移送加圧には窒素・アルゴン等の不活性ガスを用いる。
-
問117.第3類危険物の貯蔵庫には、「火気厳禁」の表示のみが必要であり、「禁水」の表示は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第3類のうち禁水性物質(黄りんを除く)は「禁水」の掲示板表示が義務付けられている。
-
問118.黄りんと赤りんは構成元素が異なる別物質であり、同素体の関係にはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。両者ともりん(P)からなる同素体である。正しくは構造の違いにより性質が異なる同素体の関係にある。
-
問119.アルキルアルミニウムの火災では、ハロゲン化物消火剤や二酸化炭素消火剤を使用してよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルキルアルミはCO2やハロゲン化物とも反応し危険。正しくは乾燥砂・膨張パーライト等で消火する。
-
問120.水素化リチウムは固体で、水と反応すると水素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:LiHは白色固体で、LiH+H2O→LiOH+H2の反応により水素を発生する金属水素化物である。
-
問121.黄りんは指定数量が50kgであり、第3類の中でも比較的多い数量まで貯蔵が認められている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんの指定数量は20kgで第3類第一種に該当する。正しくは50kgではなく20kgである。
-
問122.カリウム及びナトリウムは、二酸化炭素中でも反応・燃焼する場合がある。
正解:○(正しい)
解説:K・NaはCO2を還元して炭素を遊離させ燃焼継続するため、CO2消火剤は使用できない。
-
問123.アルキルアルミニウム輸送中の漏えい時、ヘキサン等の希釈剤を散布して引火危険を直ちに減らせる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。漏えい時はまず乾燥砂で覆い空気・水分を遮断する。正しくはヘキサン散布は引火危険を増やし不適。
-
問124.炭化カルシウムは別名カーバイドと呼ばれ、水との反応で発生するメタンを灯火に利用してきた。
正解:×(誤り)
解説:誤り。CaC2は水との反応でアセチレン(C2H2)を発生する。正しくはメタンではなくアセチレンを灯火等に利用。
-
問125.セシウムやルビジウムはアルカリ金属で、ナトリウムよりも反応性が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルカリ金属は周期表で下に行くほど反応性が高い。正しくはCs・RbはNaより反応性が高い。
-
問126.黄りんは二硫化炭素(CS2)に溶けるため、CS2中で扱う実験操作が行われることがある。
正解:○(正しい)
解説:黄りんはCS2やベンゼンに溶け、水には不溶。実験的にCS2溶液として扱う場合がある(取扱注意)。
-
問127.りん化カルシウムは赤褐色の結晶塊で、空気中の湿気でも分解しホスフィンを発生する。
正解:○(正しい)
解説:Ca3P2は赤褐色結晶で、空気中の水分(湿気)でも徐々に分解し有毒なホスフィンを発生する。
-
問128.アルキルアルミニウムの貯蔵容器には、内圧上昇を防ぐ安全装置を設けてはならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。温度変化による内圧上昇で破裂の危険がある。正しくは圧力放出弁等の安全装置を設置する必要がある。
-
問129.ナトリウムの保管に使用する灯油は、水分を含んでも反応性が低いため特に脱水処理は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。灯油中の微量水分とNaは反応し水素発生・発火の危険。正しくは脱水処理した灯油を用いる。
-
問130.金属の水素化物(NaH等)の火災には、注水や泡消火剤を使用してはならない。
正解:○(正しい)
解説:金属水素化物は水で分解し水素発生・発火の危険。注水・泡消火剤は禁忌で乾燥砂等を用いる。
-
問131.黄りんは融点が約44℃と低く、温水中で容易に溶融する。
正解:○(正しい)
解説:黄りんの融点は約44℃で、50℃前後の温水中で容易に溶融する性質を持つ蝋状固体である。
-
問132.アルキルアルミニウムは空気と接触すると白煙を生じ激しく燃焼するが、低温では安定する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低温でも空気接触で自然発火する。正しくは温度に関係なく空気・水との接触を厳禁とする。
-
問133.炭化カルシウムは、水分の侵入を防ぐため鉄製ドラム缶等の密閉容器に窒素ガスとともに貯蔵する。
正解:○(正しい)
解説:CaC2は湿気で容易にアセチレン発生するため、密閉容器に窒素ガスを封入し水分を遮断する。
-
問134.リチウムは比重0.5程度で、水よりも軽い金属である。
正解:○(正しい)
解説:Liは比重約0.53で全金属中最も軽く、水に浮いた状態で激しく反応して水素を発生する。
-
問135.黄りんは保護液として用いる水のpHを強酸性に保つことが推奨される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。強酸性は容器腐食等の問題がある。正しくは中性〜弱アルカリ性の水で黄りんを水没保存する。
-
問136.第3類危険物の貯蔵タンクは、温度変化による膨張に備えず常に満杯まで充填するのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。温度上昇による液体膨張で容器破損の恐れがある。正しくは所定の空間容積を残して充填する。
-
問137.アルキルアルミニウムは水との接触で、可燃性の炭化水素ガス(エタン等)を発生する。
正解:○(正しい)
解説:トリエチルアルミ+3H2O→Al(OH)3+3C2H6で、加水分解により可燃性炭化水素(エタン等)を発生する。
-
問138.りん化カルシウムは別名「ねずみとり」とも呼ばれ、かつて殺鼠剤として用いられた。
正解:○(正しい)
解説:Ca3P2は湿気でホスフィン発生のため、殺鼠剤として利用された歴史を持つが現在は厳重管理対象。
-
問139.ナトリウムの火災消火に用いる砂は、湿気を多少含んでいても問題なく使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。微量水分でもNaは反応し再発火の危険がある。正しくは完全に乾燥した砂(乾燥砂)を使用する。
-
問140.黄りんは赤りんに比べて発火点が高く、より安全に取り扱える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんの発火点は約34℃、赤りんは約260℃で黄りんが極めて低い。正しくは黄りんの方が危険である。
-
問141.アルキルアルミニウムは加熱すると分解しアルミニウム・エチレン・水素ガスを発生する場合がある。
正解:○(正しい)
解説:高温下でアルキルアルミは熱分解しAl・C2H4・H2等を生成する。加熱を避け冷暗所で貯蔵する。
-
問142.りん化カルシウム及び炭化カルシウムは、いずれも指定数量が300kgに分類されている。
正解:○(正しい)
解説:Ca3P2・CaC2はその他の物品として指定数量300kgに区分される(K・Na・アルキル系は10kg)。
-
問143.黄りんは赤りんよりも蒸気圧が高く、暗所でリン光を発する性質を持つ。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは蒸気圧が高く、暗所で淡い緑白色のリン光(化学発光)を発する特徴を持つ。
-
問144.第3類危険物の運搬容器に用いる収納物は、必ず空気と接触させた状態で密栓する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気・水分の遮断が原則。正しくは不活性ガス封入や保護液中に収納したうえで密栓する。
-
問145.第3類危険物のうち黄りんに対しては、注水による消火(霧状放水)が有効である。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは禁水性がなく自然発火性のみ。霧状注水・土砂被覆等で冷却・空気遮断による消火が可能。
-
問146.次のうち、水と反応してホスフィン(PH3)を発生する物質はどれか。
- ア.炭化カルシウム
- イ.炭化アルミニウム
- ウ.りん化カルシウム
- エ.水素化ナトリウム
正解:ウ.りん化カルシウム
解説:Ca3P2+6H2O→3Ca(OH)2+2PH3。CaC2はアセチレン、Al4C3はメタン、NaHは水素を発生する。
-
問147.次のうち、水と反応してアセチレンを発生する物質はどれか。
- ア.水素化リチウム
- イ.炭化アルミニウム
- ウ.りん化カルシウム
- エ.炭化カルシウム
正解:エ.炭化カルシウム
解説:CaC2+2H2O→Ca(OH)2+C2H2の反応でアセチレンを発生し、溶接燃料等に利用された経緯がある。
-
問148.次のうち、水と反応してメタンを発生する物質はどれか。
- ア.炭化アルミニウム
- イ.炭化カルシウム
- ウ.りん化カルシウム
- エ.ナトリウム
正解:ア.炭化アルミニウム
解説:Al4C3+12H2O→4Al(OH)3+3CH4。炭化アルミニウムは水で分解しメタンを発生する点が特徴。
-
問149.カリウム及びナトリウムの保管に最も適する保護液はどれか。
- ア.水
- イ.灯油
- ウ.二硫化炭素
- エ.アルコール
正解:イ.灯油
解説:K・Naは空気中の酸素・水分と反応するため、酸素・水を含まない灯油や流動パラフィン中で保管する。
-
問150.黄りんの貯蔵方法として最も適するものはどれか。
- ア.灯油中に浸す
- イ.二硫化炭素中に溶解
- ウ.水中に没する
- エ.アルコール中で密栓
正解:ウ.水中に没する
解説:黄りんは発火点34℃と低いが水と反応せず比重1.82と水より重いため、水中保存で空気を遮断する。
-
問151.第3類危険物の火災に最も適合する消火方法はどれか。
- ア.棒状注水
- イ.強化液(霧状)
- ウ.二酸化炭素消火器
- エ.乾燥砂・膨張ひる石
正解:エ.乾燥砂・膨張ひる石
解説:禁水性物質には注水不可、CO2もK・Na等で還元され不適。乾燥砂・膨張ひる石・金属火災用粉末が標準。
-
問152.次のうち、指定数量が10kgに分類される第3類危険物はどれか。
- ア.カリウム
- イ.黄りん
- ウ.炭化カルシウム
- エ.水素化リチウム
正解:ア.カリウム
解説:カリウム・ナトリウム・アルキルアルミ・アルキルリチウムは第3類第一種で指定数量10kgに区分。
-
問153.アルキルアルミニウムの希釈に用いる溶媒として最も適するものはどれか。
- ア.水
- イ.ヘキサン
- ウ.メタノール
- エ.アセトン
正解:イ.ヘキサン
解説:アルキルアルミは水・アルコール・ケトンと激しく反応する。ヘキサン・ベンゼン・トルエン等の不活性溶媒で希釈。
-
問154.次のうち、空気に触れても自然発火しないものはどれか。
- ア.黄りん
- イ.アルキルアルミニウム
- ウ.水素化ナトリウム(乾燥状態)
- エ.ジエチル亜鉛
正解:ウ.水素化ナトリウム(乾燥状態)
解説:NaHは乾燥状態では空気で安定。水分と反応して水素発生のため禁水性。黄りん等は空気接触で自然発火。
-
問155.黄りんの発火点として最も近い値はどれか。
- ア.約500℃
- イ.約100℃
- ウ.約260℃
- エ.約34℃
正解:エ.約34℃
解説:黄りんは発火点約34℃と極端に低く、夏季の常温でも自然発火に至る。赤りんの発火点は約260℃。
-
問156.次のうち、アルカリ土類金属に該当する物質はどれか。
- ア.カルシウム
- イ.ナトリウム
- ウ.リチウム
- エ.ルビジウム
正解:ア.カルシウム
解説:Caはアルカリ土類金属(2族)。Li・Na・Rbはアルカリ金属(1族)に分類される点に注意。
-
問157.ナトリウムが水と反応した時に発生する気体はどれか。
- ア.酸素
- イ.水素
- ウ.アセチレン
- エ.ホスフィン
正解:イ.水素
解説:2Na+2H2O→2NaOH+H2。アルカリ金属は水と反応し水素を発生、反応熱で発火・爆発する。
-
問158.次のうち、銀白色で軟らかく、ナイフで容易に切断できる金属はどれか。
- ア.炭化カルシウム
- イ.黄りん
- ウ.カリウム
- エ.りん化カルシウム
正解:ウ.カリウム
解説:Kは銀白色軟らかい軽金属でナイフで切断できる。黄りんは蝋状固体、CaC2・Ca3P2は固体結晶塊。
-
問159.第3類危険物の貯蔵庫に掲示すべき注意事項として、黄りんに掲示するものはどれか。
- ア.火気厳禁・禁水
- イ.火気注意
- ウ.禁水のみ
- エ.火気厳禁のみ
正解:エ.火気厳禁のみ
解説:黄りんは自然発火性のみで禁水性なし。「火気厳禁」のみ掲示し「禁水」は不要(消防法上の取扱)。
-
問160.アルキルアルミニウム貯蔵容器に封入するガスとして最も適するものはどれか。
- ア.窒素・アルゴン
- イ.空気
- ウ.酸素
- エ.水素
正解:ア.窒素・アルゴン
解説:アルキルアルミは空気・酸素・水と激しく反応。不活性ガス(窒素・アルゴン)封入で接触を防ぐ。
-
問161.次のうち、トリエチルアルミニウムが水と反応した時に発生する主な気体はどれか。
- ア.メタン
- イ.エタン
- ウ.アセチレン
- エ.ホスフィン
正解:イ.エタン
解説:(C2H5)3Al+3H2O→Al(OH)3+3C2H6でエタンを発生。アルキル基に対応する炭化水素を生成する。
-
問162.次の物質のうち、毒性が極めて強く取扱者の健康障害(顎骨壊死等)を起こすおそれがあるものはどれか。
- ア.ナトリウム
- イ.リチウム
- ウ.黄りん
- エ.炭化カルシウム
正解:ウ.黄りん
解説:黄りんは強毒性物質で蒸気の慢性吸入により顎骨壊死等の健康障害を起こす歴史的事例が知られる。
-
問163.次のうち、第3類危険物の消火に用いてはならないものはどれか。
- ア.乾燥砂
- イ.膨張ひる石
- ウ.金属火災用粉末消火薬剤
- エ.棒状注水
正解:エ.棒状注水
解説:棒状注水は禁水性物質と反応し水素発生・拡散の危険。乾燥砂・膨張ひる石・D級粉末を用いる。
-
問164.次のうち、第3類危険物として正しい組み合わせはどれか。
- ア.カリウム・ナトリウム・黄りん
- イ.黄りん・赤りん・硫黄
- ウ.ナトリウム・過酸化水素・カリウム
- エ.黄りん・硝酸エステル・カリウム
正解:ア.カリウム・ナトリウム・黄りん
解説:K・Na・黄りんはいずれも第3類。赤りん・硫黄は第2類、過酸化水素は第6類、硝酸エステルは第5類。
-
問165.第3類危険物には自然発火性のみの物質しか存在せず、禁水性物質は含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第3類は自然発火性のみ/禁水性のみ/両方の性質を持つ物質を含みます(カリウムは両方、黄りんは自然発火性のみ等)。
-
問166.カリウム・ナトリウムは黒色の硬い金属で、灯油中に保存する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。K・Naは「銀白色の軟らかい金属」(黒色・硬いではない)。空気中で速やかに酸化するため灯油中保存。
-
問167.カリウム・ナトリウムは水と反応して水素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:2K + 2H2O → 2KOH + H2↑、2Na + 2H2O → 2NaOH + H2↑ で激しく反応し、反応熱で水素が発火します。
-
問168.黄りんは灯油中に保存する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんは「水中保存」(空気接触で34℃で自然発火するため)。灯油中保存はK・Na等。
-
問169.黄りんは青色の固体で、無毒の安定物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りんは「無色〜淡黄色のロウ状固体」で「猛毒」(経口致死量約50mg)。
-
問170.アルキルアルミニウムは空気中で安定で、水とも反応しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルキルアルミニウムは「空気中で自然発火、水と激しく反応」(強い還元性)。希釈剤希釈で取扱。
-
問171.アルキルアルミニウムを貯蔵するときは、不活性ガス(窒素等)を封入する。
正解:○(正しい)
解説:空気との接触を完全に遮断するため、容器内は窒素やアルゴンの不活性ガスで封入します。
-
問172.カルシウムカーバイド(炭化カルシウム)は水と反応して水素を発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。CaC2(炭化カルシウム)は水と反応して「アセチレン(C2H2)」を発生(水素ではない)。
-
問173.第3類危険物の火災では、注水消火が最も適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第3類は禁水性物質が多く、注水は厳禁(黄りんを除く)。乾燥砂・金属火災用粉末・膨張ひる石等で消火します。
-
問174.黄りんの火災に対しては、アルコール消火剤が最も有効である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りん火災は「霧状水(注水)による冷却消火」が有効。アルコール消火剤は適しません。
-
問175.第3類危険物(黄りんを除く)の消火に最も適した方法はどれか。
- ア.注水で大量冷却
- イ.泡消火剤
- ウ.乾燥砂・金属火災用粉末消火剤
- エ.霧状の水
正解:ウ.乾燥砂・金属火災用粉末消火剤
解説:禁水性物質のため水と反応する消火剤は厳禁。乾燥砂・金属火災用粉末(NaCl系等)・膨張ひる石で覆って窒息消火。
-
問176.黄りんの保存方法として正しいものはどれか。
- ア.空気中で保存
- イ.灯油中で保存
- ウ.不活性ガス中で保存
- エ.水中で保存
正解:エ.水中で保存
解説:黄りんは34℃で自然発火するため水中保存が適切。K・Naとは保存方法が異なります。
-
問177.カリウム・ナトリウムの保存方法として正しいものはどれか。
- ア.灯油(パラフィン油)中で保存
- イ.水中で保存
- ウ.空気中で密閉
- エ.アルコール中で保存
正解:ア.灯油(パラフィン油)中で保存
解説:K・Naは水・空気・アルコールと反応するため、酸素・水を含まない灯油中に保存します。
-
問178.リン化カルシウムが水と反応して発生するガスはどれか。
- ア.水素
- イ.ホスフィン
- ウ.アセチレン
- エ.メタン
正解:イ.ホスフィン
解説:Ca3P2 + 6H2O → 3Ca(OH)2 + 2PH3↑ で猛毒・可燃性のホスフィン(PH3)を発生。極めて危険な反応です。
-
問179.第3類危険物(黄りんを除く)の容器表示として正しいものはどれか。
- ア.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
- イ.「火気注意」「禁水」
- ウ.「空気接触厳禁」「禁水」
- エ.「火気厳禁」「衝撃注意」
正解:ウ.「空気接触厳禁」「禁水」
解説:禁水性物質は「空気接触厳禁」「禁水」が基本。黄りんなど自然発火性のみは「火気厳禁」が表示されます。
-
問180.カリウムは融点が約64℃、ナトリウムは約98℃と低い。
正解:○(正しい)
解説:K(融点63.5℃)、Na(融点97.8℃)でいずれも低融点。火災時には液状となって流れ出す危険があります。
-
問181.カリウム・ナトリウムは灯油中で長期保管できる。
正解:○(正しい)
解説:灯油(パラフィン油)は水・酸素を含まず、K・Naとの反応性が低いため長期保存に適しています。
-
問182.リチウムは銀白色の最も重い金属で、水と激しく反応する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。リチウムは「最も軽い金属」(密度0.534、水より軽い)。最も重いではありません。水との反応もKやNaより穏やか。
-
問183.アルキルアルミニウム(トリエチルアルミニウム等)は無色の油状液体で、空気・水と激しく反応する。
正解:○(正しい)
解説:アルキルアルミニウムは無色油状で空気接触で自然発火、水と激しく反応。不活性ガス(窒素等)で封入保存します。
-
問184.黄りんは加熱すると約100℃で赤りんに変化する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。黄りん→赤りんへの変化は「約260℃」(無酸素環境)。100℃ではない。
-
問185.黄りんは皮膚に触れると重度の火傷を起こす。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは皮膚で自然発火し重度の熱傷を引き起こす猛毒物質。取扱いには厳重な防護が必要です。
-
問186.水素化ナトリウム(NaH)は水と反応して水素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:NaH + H2O → NaOH + H2 で水素発生。第3類の禁水性物質として典型的反応です。
-
問187.カリウム火災では、水で消火するのが最も安全である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Kは水と激しく反応してH2発生・爆発の危険があるため水・泡消火剤厳禁。乾燥砂・金属火災用粉末で消火します。
-
問188.カルシウムカーバイド(CaC2)は赤色の固体で、湿気を吸収するとアセチレンを発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。CaC2は「灰白色」の固体(赤色ではない)。湿気・水と反応してアセチレン発生は正。
-
問189.バリウム(Ba)は水と反応せず、第3類の規制対象ではない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。バリウム単体は第3類危険物(アルカリ土類金属)に該当し、水と反応して水素を発生します。
-
問190.次のうち、カリウムの保存方法として正しいものはどれか。
- ア.水中
- イ.灯油中
- ウ.空気中(密閉)
- エ.アセトン中
正解:イ.灯油中
解説:カリウムは水・空気・アルコール(アセトン)と反応するため、灯油(パラフィン油)中で保存します。
-
問191.次の第3類危険物のうち、自然発火性のみで禁水性でないものはどれか。
- ア.カリウム
- イ.ナトリウム
- ウ.黄りん
- エ.アルキルアルミニウム
正解:ウ.黄りん
解説:黄りんは自然発火性のみで禁水性ではありません(むしろ水中で保存)。他は両方の性質を持ちます。
-
問192.アルキルアルミニウムの貯蔵について最も適切な方法はどれか。
- ア.水中
- イ.灯油中
- ウ.密閉空気中
- エ.不活性ガス封入
正解:エ.不活性ガス封入
解説:アルキルアルミは空気・水と反応するため、窒素・アルゴン等の不活性ガス封入で保存します。
-
問193.次のうち、黄りん火災に最も適した消火方法はどれか。
- ア.霧状の水(注水)
- イ.乾燥砂
- ウ.二酸化炭素
- エ.ハロン剤
正解:ア.霧状の水(注水)
解説:黄りんは禁水性ではないため水(特に霧状)が冷却消火に有効。発火点を下げる効果が高い。
-
問194.次の第3類危険物の組み合わせと水との反応生成物として誤っているものはどれか。
- ア.カリウム→水素
- イ.黄りん→水素
- ウ.リン化カルシウム→ホスフィン
- エ.カルシウムカーバイド→アセチレン
正解:イ.黄りん→水素
解説:黄りんは水と反応せず、むしろ水中保存される物質。他は水と反応してそれぞれのガスを発生します。
-
問195.カリウムの融点は約64℃で、ナトリウムの融点(約98℃)より低い。
正解:○(正しい)
解説:K融点約63.5℃、Na融点約97.8℃。Kのほうが融点が低く、軟らかさも上です。
-
問196.カリウム・ナトリウムは、空気中で酸化被膜(酸化物)を形成するため、常温で安定している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。K・Naは酸化被膜が緻密でないため酸化が進行し、空気中で容易に発火する場合があります。常温で安定とは言えません。
-
問197.リチウムは、ナトリウム・カリウムよりも反応性が穏やかで、水との反応も緩やかである。
正解:○(正しい)
解説:Liはアルカリ金属の中で最も反応性が穏やか(イオン化傾向は最大だが反応速度は遅い)。それでも禁水性ではあります。
-
問198.アルキルアルミニウムは、希釈剤(ヘキサン等)に溶解させた状態で取り扱うことが多い。
正解:○(正しい)
解説:純粋なアルキルアルミニウムは反応性が極めて高いため、ヘキサン等で希釈して取り扱うのが一般的。それでも空気・水との反応は厳禁。
-
問199.黄りんは無色〜淡黄色のロウ状固体で、空気中で約34℃で自然発火する。
正解:○(正しい)
解説:黄りんの発火点(自然発火温度)は約34℃と極めて低く、夏場の常温で容易に発火します。水中保存が必須。
-
問200.黄りんは、皮膚に触れると重度の火傷を起こすほか、経口摂取でも致死性のある毒物である。
正解:○(正しい)
解説:黄りんは皮膚で自然発火し熱傷、経口でも0.05〜0.1g程度で致死性を持つ猛毒。第3類で最も毒性の高い物質の1つ。
-
問201.水素化ナトリウム(NaH)は白色の固体で、水と緩やかに反応する。
正解:×(誤り)
解説:水素化ナトリウムは「灰色の固体」で水と「激しく反応」して水素を発生(白色・緩やか反応は誤り)。
-
問202.リン化カルシウム(Ca3P2)は赤褐色の固体で、水と反応してホスフィン(PH3)を発生する。
正解:○(正しい)
解説:Ca3P2 + 6H2O → 3Ca(OH)2 + 2PH3。ホスフィンは猛毒・可燃性ガス(燃焼範囲広)で極めて危険。
-
問203.カルシウムカーバイド(CaC2、炭化カルシウム)は灰白色の固体で、湿気との接触で爆発的にアセチレンを発生する。
正解:○(正しい)
解説:CaC2 + 2H2O → Ca(OH)2 + C2H2。アセチレン発生反応は急激で、密閉空間では爆発の危険があります。
-
問204.バリウム(Ba)は銀白色のアルカリ土類金属で、水と反応して水素を発生し、第3類危険物に該当する。
正解:○(正しい)
解説:Ba + 2H2O → Ba(OH)2 + H2。バリウム単体は第3類のアルカリ土類金属(指定数量50kg)です。
-
問205.次のうち、第3類危険物(黄りんを除く)の一般的な保存方法として正しいものはどれか。
- ア.灯油(パラフィン油)中
- イ.水中
- ウ.空気中で密閉
- エ.アルコール中
正解:ア.灯油(パラフィン油)中
解説:禁水性物質(K/Na/アルキルアルミ/カーバイド等)は水・空気・アルコールと反応するため、灯油中で保存するのが一般的です。アルキルアルミは特に不活性ガス封入。
-
問206.アルキルアルミニウムの取扱いで最も注意すべきことはどれか。
- ア.加熱を避ける
- イ.空気・水との接触を厳禁
- ウ.冷蔵保存
- エ.直射日光を避ける
正解:イ.空気・水との接触を厳禁
解説:アルキルアルミは空気・水両方に激しく反応するため、不活性ガス(N2/Ar)封入で接触遮断が最重要。
-
問207.次の第3類危険物のうち、指定数量50kgのものはどれか。
- ア.カリウム
- イ.黄りん
- ウ.バリウム
- エ.アルキルアルミニウム
正解:ウ.バリウム
解説:バリウム(アルカリ土類金属)の指定数量は50kg。K/Na/アルキルアルミは10kg、黄りんは20kg。
-
問208.黄りんの貯蔵について、誤っているものはどれか。
- ア.水中保存
- イ.直射日光を避ける
- ウ.空気との接触を遮断
- エ.皮膚保護のため水中で素手で取り扱う
正解:エ.皮膚保護のため水中で素手で取り扱う
解説:黄りんは皮膚に触れると自然発火・重度火傷を起こすため、水中であっても素手厳禁。耐熱手袋等で保護します。
-
問209.カルシウムカーバイドが水と反応して発生するガスとして正しいものはどれか。
- ア.アセチレン
- イ.メタン
- ウ.水素
- エ.プロパン
正解:ア.アセチレン
解説:CaC2 + 2H2O → Ca(OH)2 + C2H2 でアセチレン発生。アセチレンは爆発範囲広く危険。