危険物取扱者 乙種1類(乙1) 全分野の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種1類(乙1)「全分野」の全207問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種1類(乙1)の全分野に関する一問一答(全207問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.酸化とは、ある物質が酸素と結合する反応または水素を失う反応である。
正解:○(正しい)
解説:酸化は酸素との結合または水素の喪失で定義され、電子の喪失とも表現されます。第1類危険物は他物質を酸化させる物質です。
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問2.酸化性固体は、それ自体は燃焼しないが、他の可燃物の燃焼を著しく促進する性質がある。
正解:○(正しい)
解説:第1類危険物(酸化性固体)の重要な特徴。自身は不燃ですが、含有酸素を放出して可燃物の燃焼を激しくします。
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問3.吸熱反応とは、外部に熱を放出して進行する反応である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吸熱反応は「外部から熱を吸収」して進行する反応です。熱を放出するのは発熱反応。
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問4.比重1未満の物質は水に沈む。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比重1未満は水より軽いため水に浮きます。沈むのは比重1超の物質です。
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問5.熱の伝わり方には、伝導・対流・放射の3つがある。
正解:○(正しい)
解説:熱伝達には伝導(直接接触)・対流(流体の流れ)・放射(電磁波による)の3つの方式があります。
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問6.静電気の蓄積は、可燃物への引火源とならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。静電気の放電火花は十分な点火エネルギーを持ち、引火源となります。粉体の取扱い時には特に注意が必要です。
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問7.混合物のpHが7のとき、その溶液は中性である。
正解:○(正しい)
解説:pHは水素イオン濃度の指標で、pH=7が中性、7未満が酸性、7超がアルカリ性です。
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問8.引火点とは、点火源がなくても可燃物が自ら燃え出す最低の温度である。
正解:×(誤り)
解説:点火源がなくても自ら燃え出す最低の温度は発火点である。引火点は、点火源を近づけたときに引火するのに十分な濃度の可燃性蒸気を液面上に発生する最低の液温をいう。
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問9.熱化学方程式における発熱反応では、生成物の持つエネルギーが反応物より高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。発熱反応では生成物のエネルギーは反応物より低くなり、その差が熱として放出されます。
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問10.次のうち、燃焼の三要素に含まれないものはどれか。
- ア.触媒
- イ.点火源
- ウ.酸素供給源
- エ.可燃物
正解:ア.触媒
解説:燃焼の三要素は可燃物・酸素供給源・点火源です。触媒は反応を促進しますが三要素ではありません。
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問11.酸化性物質の説明として正しいものはどれか。
- ア.他の物質を還元する物質
- イ.他の物質を酸化させる物質
- ウ.常に水素を放出する物質
- エ.燃焼しない代わりに液化しやすい物質
正解:イ.他の物質を酸化させる物質
解説:酸化性物質は他の物質に酸素を与えて酸化させる物質です。第1類危険物(酸化性固体)はその固体版です。
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問12.次のうち、誤っているのはどれか。
- ア.酸素は燃焼を支える支燃性物質である
- イ.窒素は不活性ガスで一般には燃焼を支えない
- ウ.酸素は可燃物を急速に冷却する
- エ.二酸化炭素は窒息消火剤として使われる
正解:ウ.酸素は可燃物を急速に冷却する
解説:酸素は支燃性物質であり、可燃物を冷却する性質はありません。むしろ酸化反応の進行に寄与します。
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問13.消火方法のうち、燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る方法はどれか。
- ア.冷却消火
- イ.窒息消火
- ウ.除去消火
- エ.抑制消火(負触媒消火)
正解:エ.抑制消火(負触媒消火)
解説:抑制(負触媒)消火は燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る方法。粉末消火剤やハロン剤がこれにあたります。
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問14.物質が酸化されるとき、その物質は電子を失う。
正解:○(正しい)
解説:酸化の現代的定義は「電子を失うこと」。酸素との結合や水素の喪失も電子の喪失を伴います。
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問15.可燃物の比表面積が大きいほど、燃焼速度は遅くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比表面積が大きいほど酸素との接触面が増え、燃焼速度は速くなります。粉塵爆発はその典型例です。
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問16.一般に金属は熱を伝えやすく、絶縁体は熱を伝えにくい。
正解:○(正しい)
解説:金属は自由電子により熱を効率よく伝えます(高い熱伝導率)。絶縁体(プラスチック・ガラス等)は熱伝導率が小さい。
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問17.固体から直接気体になる現象を凝縮という。
正解:×(誤り)
解説:誤り。固体→直接気体は「昇華」。凝縮は気体→液体への変化。
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問18.気体の体積は、圧力一定では絶対温度に反比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気体の体積は絶対温度に「比例」します(シャルルの法則)。反比例するのは圧力との関係です(ボイルの法則)。
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問19.酸化剤は他の物質を酸化させ、自身は還元される物質である。
正解:○(正しい)
解説:酸化剤は他物質に酸素を与えて酸化させる過程で、自身は酸素を失って還元されます。第1類危険物は強力な酸化剤です。
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問20.外圧が低くなると、液体の沸点は高くなる。
正解:×(誤り)
解説:液体は、蒸気圧が外圧と等しくなる温度で沸騰する。外圧が低くなると、より低い温度で蒸気圧が外圧に達するので沸点は低くなる(高山で水が100℃より低い温度で沸騰するのはこのため)。
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問21.熱化学方程式における発熱反応では、生成系のエンタルピーが反応系より低い。
正解:○(正しい)
解説:発熱反応ではエネルギーが熱として放出されるため、生成物のエンタルピーは反応物より低くなります。
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問22.導体は静電気を蓄積しやすく、不導体は静電気を蓄積しにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆です。導体は電気を逃がすため静電気を蓄積しにくく、不導体(絶縁体)は蓄積しやすい性質があります。
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問23.気体定数Rを使った理想気体の状態方程式は、PV=R/(nT) で表される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。理想気体の状態方程式は「PV=nRT」(圧力×体積=モル数×気体定数×絶対温度)。
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問24.次のうち、化学変化に該当しないものはどれか。
- ア.鉄が錆びる
- イ.塩酸と水酸化ナトリウムを反応させる
- ウ.木が燃える
- エ.水が氷になる
正解:エ.水が氷になる
解説:水→氷は状態変化(物理変化)であり化学変化ではありません。他はすべて化学変化です。
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問25.塩素酸カリウムが分解する際の反応として正しいものはどれか。
- ア.酸素を放出する
- イ.水素を発生する
- ウ.酸素を吸収する
- エ.塩素ガスを発生する
正解:ア.酸素を放出する
解説:塩素酸カリウムは加熱で2KClO3 → 2KCl + 3O2と分解し、酸素を放出します。第1類の典型反応。
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問26.次のうち、可燃性ガスでないものはどれか。
- ア.水素
- イ.窒素
- ウ.プロパン
- エ.メタン
正解:イ.窒素
解説:窒素は不活性ガスで燃焼しません。水素・メタン・プロパンは可燃性ガスです。
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問27.熱の伝わり方の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.金属棒の片端を熱して反対側まで熱が伝わる:対流
- イ.お湯がやかんの中で循環する:伝導
- ウ.太陽の熱が地球まで届く:放射
- エ.冷蔵庫が部屋を冷やす:放射
正解:ウ.太陽の熱が地球まで届く:放射
解説:太陽熱は電磁波(赤外線)で伝わるため放射。金属棒は伝導、お湯は対流、冷蔵庫は対流が中心です。
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問28.燃焼範囲の上限値の説明として正しいものはどれか。
- ア.可燃性蒸気濃度がこれ以上低いと燃焼しない
- イ.物質が自然発火する濃度
- ウ.点火源が消えても燃焼が継続する温度
- エ.可燃性蒸気濃度がこれ以上高いと酸素不足で燃焼しない
正解:エ.可燃性蒸気濃度がこれ以上高いと酸素不足で燃焼しない
解説:上限値を超えると蒸気濃度過剰・酸素不足で燃焼しません。下限値未満は蒸気不足で燃焼しません。
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問29.蒸気圧は温度の上昇とともに減少する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。蒸気圧は温度上昇とともに指数関数的に増大します(クラウジウス・クラペイロン式)。沸点では大気圧に等しくなります。
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問30.比熱の大きい物質ほど、温まりやすく冷めやすい。
正解:×(誤り)
解説:比熱は物質1gの温度を1K上げるのに必要な熱量で、比熱が大きい物質ほど温まりにくく冷めにくい。水は比熱が大きいため冷却消火に適する。
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問31.熱量は、温度差がある物体間で高温側から低温側へ自発的に移動する。
正解:○(正しい)
解説:熱力学第二法則:熱は自発的には高温→低温に移動。逆方向の移動には外部仕事が必要です(冷蔵庫等)。
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問32.可燃性物質と酸素の反応において、酸素濃度が高いほど燃焼速度は速い。
正解:○(正しい)
解説:酸素濃度が高い環境では酸化反応の進行が早まり、燃焼速度も速くなります。純酸素中ではさらに激しく燃焼します。
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問33.気化熱(蒸発熱)とは、液体が気体になる際に吸収する熱である。
正解:○(正しい)
解説:気化熱は液体→気体の状態変化で吸収される熱。蒸発冷却の原理(汗の冷却効果)です。
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問34.酸化数の変化を伴う反応はすべて酸化還元反応である。
正解:○(正しい)
解説:酸化数の増減は電子の授受を意味します。酸化数増加=酸化、減少=還元。両方が必ず同時に起こります。
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問35.物質の溶解度は、温度のみで決まり圧力には依存しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気体の水への溶解度は圧力に大きく依存(ヘンリーの法則)。固体・液体の溶解度は主に温度依存ですが、圧力の影響は完全にゼロではありません。
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問36.燃焼反応は急激な発熱反応であり、エンタルピー変化(ΔH)は負の値をとる。
正解:○(正しい)
解説:燃焼は発熱反応のため ΔH < 0。生成物(CO2、H2O等)のエネルギーが反応物より低くなります。
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問37.中和反応では、酸と塩基から水と塩が生成される。
正解:○(正しい)
解説:酸 + 塩基 → 塩 + 水。例:HCl + NaOH → NaCl + H2O。
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問38.次のうち、酸化反応の例として正しいものはどれか。
- ア.CO2 + H2O → 炭酸
- イ.Mg + O2 → MgO
- ウ.NaCl → Na+ + Cl-(水中)
- エ.H2O → 氷
正解:イ.Mg + O2 → MgO
解説:Mgが酸素と結合してMgOを生成 = 酸化。他は酸塩基反応・電離・状態変化です。
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問39.物質の状態変化のうち、エネルギーを放出する変化はどれか。
- ア.融解
- イ.蒸発
- ウ.凝縮
- エ.昇華(固→気)
正解:ウ.凝縮
解説:凝縮(気体→液体)は分子の運動エネルギーが減少しエネルギー放出。融解・蒸発・昇華(固→気)は吸熱です。
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問40.次のうち、不導体に該当するものはどれか。
- ア.銅
- イ.金
- ウ.アルミニウム
- エ.ガラス
正解:エ.ガラス
解説:ガラス・プラスチック・ゴム等は不導体(絶縁体)。金属(銅・金・アルミ等)は導体です。
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問41.熱の放射(輻射)について正しいものはどれか。
- ア.高温物体から電磁波として低温物体に移動
- イ.高温物体から低温物体に空気を通じて移動
- ウ.高温物体から液体の流動で移動
- エ.低温物体から高温物体への直接移動
正解:ア.高温物体から電磁波として低温物体に移動
解説:放射は電磁波(赤外線等)による熱伝達。媒体不要で真空中でも伝わります(太陽熱の地球到達)。
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問42.可燃性蒸気と空気の混合気が爆発する条件として誤っているものはどれか。
- ア.蒸気濃度が燃焼範囲内であること
- イ.蒸気の比重が空気より小さいこと
- ウ.空気(酸素)が供給されていること
- エ.点火源があること
正解:イ.蒸気の比重が空気より小さいこと
解説:可燃性蒸気と空気の混合気が爆発するには、蒸気の濃度が燃焼範囲(爆発範囲)の内にあること、酸素(空気)が供給されていること、点火源があることがそろう必要がある(可燃物・酸素・熱源は燃焼の三要素)。濃度が低すぎても高すぎても爆発は起こらず、範囲内の濃度でも点火のエネルギーが要る。蒸気の比重(空気に対する重さ)は爆発の条件ではない。第4類危険物の蒸気の多くは空気より重く、低所に滞留したり床面に沿って流れたりして遠くの火源で引火することがある、という蒸気がたまる場所に関わる性質である。
根拠: コトバンク「爆発限界」 化学辞典 第2版(可燃性ガスの濃度が低すぎても高すぎても爆発は起こらない、限界内の組成で爆発を起こすには点火エネルギーが必要)、ブリタニカ国際大百科事典(特定のガス濃度範囲で着火源が存在するとき爆発) / 熊本大学 安全衛生ガイドライン 5-1「火災を発生させない方法を知っていますか?」 燃焼は(1)熱源(2)可燃物(3)酸素(または空気)の三要素が必要 / 埼玉県危険物事故防止連絡会「第4類危険物の火災を防ぐ(1)第4類危険物の特性」(埼玉県) 2 蒸気が空気より重い(低所に滞留し、床面や地盤面に沿って低く流れ、遠く離れた火源によっても引火する危険)
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問43.乙種第1類危険物取扱者は、第1類の危険物および甲種・乙種の他類すべての危険物を取り扱うことができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。甲種危険物取扱者はすべての種類の危険物を、乙種危険物取扱者は免状に指定する種類の危険物を、丙種危険物取扱者はガソリン・灯油・軽油等の定められた危険物を取り扱うことができる(消防法13条の2第2項、危険物の規制に関する規則49条)。乙種第1類なら第1類だけで、他の類を扱うには別に免状が必要である。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第49条 / 消防法 第13条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問44.危険物取扱者免状は、住所地の都道府県知事から交付される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。免状の交付を受けようとする者は、当該免状に係る危険物取扱者試験を行った都道府県知事に申請する(危険物の規制に関する政令32条、危険物の規制に関する政令33条)。住所地の都道府県知事ではない。ただし交付された免状の効力は全国に及ぶ。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第32条 / 危険物の規制に関する政令 第33条 (出典: e-Gov法令検索)
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問45.塩素酸ナトリウムは第1類危険物に分類される。
正解:○(正しい)
解説:塩素酸ナトリウムは第1類危険物(酸化性固体)の塩素酸塩類に分類されます。
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問46.過マンガン酸カリウムの指定数量は100kgである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第1類の指定数量は第一種酸化性固体50kg・第二種300kg・第三種1,000kgのいずれかで、100kgという区分はない。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。過マンガン酸カリウムは参考書では第三種(1,000kg)として示されることが多い。
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問47.第1類の危険物の指定数量は、品名ではなく、試験の結果による第一種から第三種までの酸化性固体の区分で決まる。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令別表第三で、第1類は品名ではなく第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)の区分ごとに指定数量が定められ、区分は燃焼試験・落球式打撃感度試験等の結果で決まる(同表備考1〜3号)。受験参考書では塩素酸塩類を50kgとするなど代表的な数量が載ることがある。
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問48.危険物保安監督者には、乙種第1類取扱者がそのまま就任できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。危険物保安監督者に選任できるのは、甲種危険物取扱者または乙種危険物取扱者で、6月以上の危険物取扱いの実務経験を有する者である(消防法13条1項)。免状の取得だけでは就任できない。
根拠: 消防法 第13条 (出典: e-Gov法令検索)
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問49.製造所等の設置許可は、市町村長等が行う。
正解:○(正しい)
解説:製造所等の設置・変更許可は、所在地の市町村長(消防本部・消防署を置く市町村以外は都道府県知事)が行います。
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問50.保安講習は、危険物取扱作業に従事することとなった日から3年以内に最初の受講をすればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。保安講習は取扱作業に従事することとなった日から1年以内に初回受講(危険物の規制に関する規則58条の14第1項)。その後は、講習を受けた日以後における最初の4月1日から3年以内ごとに受講する(同条2項)。★「受講日から3年」ではなく「受講日の次の4月1日から3年」なので、期限は年度末まで延びる。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第58条の14 (出典: e-Gov法令検索)
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問51.免状の写しを携帯すれば、原本は携帯しなくてもよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者を乗車させて行わなければならず(消防法16条の2第1項)、その危険物取扱者は移送中、危険物取扱者免状を携帯していなければならない(同条3項)。★携帯義務が課されているのは移送のときで、製造所等での取扱作業一般について免状の携帯を求める規定は消防法にない。条文が求めているのは免状そのものであり、写しでは代用できない。
根拠: 消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問52.硝酸塩類は第1類危険物に分類される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸ナトリウム・硝酸カリウム等の硝酸塩類は、第1類危険物(酸化性固体)に分類されます。
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問53.次のうち、第1類危険物に該当しないものはどれか。
- ア.塩素酸ナトリウム
- イ.硝酸カリウム
- ウ.過マンガン酸カリウム
- エ.黄りん
正解:エ.黄りん
解説:黄りんは第3類危険物(自然発火性物質・禁水性物質)です。他はすべて第1類(酸化性固体)に該当します。
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問54.第1類の危険物の指定数量の区分として、正しいものはどれか。
- ア.第一種酸化性固体10kg・第二種100kg・第三種500kg
- イ.第一種酸化性固体100kg・第二種500kg・第三種1,000kg
- ウ.第一種酸化性固体50kg・第二種300kg・第三種1,000kg
- エ.第一種酸化性固体20kg・第二種200kg・第三種2,000kg
正解:ウ.第一種酸化性固体50kg・第二種300kg・第三種1,000kg
解説:危険物の規制に関する政令別表第三により、第1類(酸化性固体)の指定数量は、第一種酸化性固体50kg、第二種酸化性固体300kg、第三種酸化性固体1,000kgである。どの区分に当たるかは品名では決まらず、燃焼試験などで示す性状によって決まる。100kg・500kg・1,000kgは第2類の硫化りん等・鉄粉等・引火性固体の値、10kg・100kgは第5類の第一種・第二種自己反応性物質の値で、第1類の値ではない。
根拠: 危険物の規制に関する政令(昭和三十四年政令第三百六号) 第1条の11 (出典: e-Gov法令検索)
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問55.危険物施設の定期点検について、誤っているものはどれか。
- ア.原則として1年に1回以上実施する
- イ.無資格者が危険物取扱者の立会いなしに単独で点検できる
- ウ.危険物施設保安員も点検を行うことができる
- エ.点検記録は3年間保存する
正解:イ.無資格者が危険物取扱者の立会いなしに単独で点検できる
解説:定期点検は1年に1回以上行い(消防法14条の3の2、危険物の規制に関する規則62条の4)、危険物取扱者または危険物施設保安員が実施する(危険物の規制に関する規則62条の6第1項)。危険物取扱者の立会いを受ければ、それ以外の者でも点検できる(同条2項)。記録は原則3年間保存する(危険物の規制に関する規則62条の8第5号)。★丙種も単独で点検でき、無資格者への立会いもできる(同項は「危険物取扱者」としか書いていない)。混同しやすいのは危険物の取扱作業のほうで、こちらの立会いは甲種と乙種に限られる(消防法13条3項)。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第62条の4 / 危険物の規制に関する規則 第62条の6 / 危険物の規制に関する規則 第62条の8 / 消防法 第13条 / 消防法 第14条の3の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問56.屋内貯蔵所で、危険物を類ごとに取りまとめ、相互に1m以上の間隔を置けば同一の貯蔵所で貯蔵できるとされている組合せはどれか。
- ア.第1類と第2類
- イ.第1類と第3類
- ウ.第1類と第4類
- エ.第1類と第6類
正解:エ.第1類と第6類
解説:政令26条1項1号の2により類を異にする危険物は同一の貯蔵所で貯蔵しないのが原則だが、規則39条1号により、第1類と第6類、第1類(アルカリ金属の過酸化物等を除く)と第5類などは、類ごとに取りまとめて相互に1m以上の間隔を置けば、屋内貯蔵所・屋外貯蔵所で貯蔵できる。第1類と第2類・第3類・第4類の組合せは定められていない。
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問57.危険物保安監督者を選任しなければならない施設は次のうちどれか。
- ア.移動タンク貯蔵所
- イ.指定数量未満の屋内貯蔵所
- ウ.簡易タンク貯蔵所(指定数量の倍数1未満)
- エ.製造所
正解:エ.製造所
解説:製造所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所・移送取扱所は指定数量に関わらず保安監督者を選任します。移動タンク貯蔵所は選任不要です。
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問58.危険物の運搬は、危険物取扱者が乗車していなくても行うことができる。
正解:○(正しい)
解説:運搬は容器に収納して行うため危険物取扱者の乗車は不要です。一方、移動タンク貯蔵所による「移送」は取扱者の乗車が必須です。
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問59.塩素酸塩類(第1類)の運搬では、第6類危険物との混載は禁止されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第1類と第6類の混載は許可されています。第1類が混載禁止なのは第2・3・4・5類です。
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問60.製造所等の譲渡を受けた者は、遅滞なく市町村長等に届け出る必要がある。
正解:○(正しい)
解説:譲渡・引渡しを受けた者は、遅滞なく市町村長等に届け出る義務があります(消防法11条の4)。
根拠: 消防法 第11条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問61.試験の結果、第二種酸化性固体に該当した硝酸塩類300kgを貯蔵する施設は、市町村長等の許可を受けた製造所等としなければならない。
正解:○(正しい)
解説:第二種酸化性固体の指定数量は300kgなので、300kgは指定数量の倍数1となり、製造所等として市町村長等の許可が必要である(消防法10条・11条、危険物の規制に関する政令別表第三)。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問62.危険物施設の予防規程は、市町村長等に届出すれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。予防規程は届出ではなく、市町村長等の認可が必要です。変更時も認可が要ります。
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問63.第1類の危険物のうち、第一種酸化性固体の性状を有するものは、運搬の基準で危険等級Ⅰに区分される。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する規則39条の2第2項1号により、第1類のうち第一種酸化性固体の性状を有するものは危険等級Ⅰ、第二種酸化性固体は危険等級Ⅱ、それ以外は危険等級Ⅲとなる。第一種酸化性固体の指定数量は50kgである(危険物の規制に関する政令別表第三)。
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問64.危険物保安統括管理者は、特定の事業所に選任が義務付けられている。
正解:○(正しい)
解説:危険物保安統括管理者の選任が義務付けられるのは、第4類の危険物を取り扱う製造所・一般取扱所(ボイラー等で消費する一般取扱所、容器に詰め替える一般取扱所など一部を除く)で第4類の危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う事業所(一定規模以上の移送取扱所を有する事業所は指定数量以上)である(消防法12条の7第1項、危険物の規制に関する政令30条の3第1項・2項、危険物の規制に関する規則47条の4・47条の5)。
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問65.製造所等の所有者は、設備の譲渡があった場合でも届出は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。譲渡・引渡しがあった場合は遅滞なく届け出る必要があります(消防法11条の4)。
根拠: 消防法 第11条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問66.危険物施設の点検は、危険物施設保安員が単独で行うことができる。
正解:○(正しい)
解説:定期点検は危険物取扱者または危険物施設保安員が行う(危険物の規制に関する規則62条の6第1項)。危険物施設保安員はこの条文で点検を行える者として明記されているので、危険物取扱者の立会いは要らない。立会いが必要になるのは、そのどちらでもない者が点検するときである(同条2項)。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第62条の6 (出典: e-Gov法令検索)
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問67.製造所等で火災予防上必要な施設を、消防庁長官は命令で改修させることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。火災予防上必要な改修命令は「市町村長等」が出します(消防法11条の5等)。消防庁長官ではありません。
根拠: 消防法 第11条の5 (出典: e-Gov法令検索)
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問68.次のうち、第1類危険物のみで構成される運搬容器に必須の表示はどれか。
- ア.「禁水」のみ
- イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
- ウ.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
- エ.「自然発火注意」のみ
正解:ウ.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
解説:第1類の運搬容器の注意事項は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」。アルカリ金属の過酸化物(又はこれを含有するもの)に限り、さらに「禁水」が加わる(危険物の規制に関する規則44条1項3号イ)。
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問69.第1類危険物(無機過酸化物を除く)の貯蔵基準として誤っているものはどれか。
- ア.可燃物との接触を避ける
- イ.加熱・衝撃・摩擦を避ける
- ウ.湿気との接触を避ける
- エ.大量の還元剤と混合貯蔵する
正解:エ.大量の還元剤と混合貯蔵する
解説:還元剤との混合は激しい反応を起こすため絶対に避けます。他は正しい貯蔵基準です。
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問70.塩素酸ナトリウムを貯蔵する屋内貯蔵所(建築物の壁、柱及び床が耐火構造でない)について、保有空地の幅として誤っているものはどれか。
- ア.倍数20超〜50以下:3m以上
- イ.指定数量の倍数5以下:0.5m以上
- ウ.倍数5超〜10以下:1.5m以上
- エ.倍数10超〜20以下:3m以上
正解:ア.倍数20超〜50以下:3m以上
解説:耐火構造でない屋内貯蔵所では、倍数20超50以下の保有空地は5m以上が必要で、3m以上では足りない。3m以上は「壁・柱及び床が耐火構造である場合」の値である。屋内貯蔵所の保有空地は、危険物の規制に関する政令10条1項2号の表で、「壁・柱及び床が耐火構造である場合」と「それ以外の場合」の2列に分けて定められている。耐火構造/それ以外の順に、倍数5以下=不要/0.5m以上、5超10以下=1m以上/1.5m以上、10超20以下=2m以上/3m以上、20超50以下=3m以上/5m以上、50超200以下=5m以上/10m以上、200超=10m以上/15m以上である。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第10条 (出典: e-Gov法令検索)
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問71.危険物施設で使用する電気設備について正しいものはどれか。
- ア.すべての設備を防爆構造にする必要がある
- イ.可燃性蒸気が滞留する恐れのある場所では防爆構造が必要
- ウ.電気設備は使用禁止である
- エ.電源の電圧は100V以下に制限される
正解:イ.可燃性蒸気が滞留する恐れのある場所では防爆構造が必要
解説:可燃性蒸気・可燃性微粉が滞留するおそれのある場所では防爆構造の電気設備が必要です。すべての設備が必須ではありません。
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問72.製造所等における危険物の取扱いについて、誤っているものはどれか。
- ア.許可された数量を超える危険物を貯蔵してはならない
- イ.許可された品名以外の危険物を貯蔵してはならない
- ウ.指定数量未満なら無資格者でも取扱える
- エ.取扱作業は危険物取扱者または立会いの下で行う
正解:ウ.指定数量未満なら無資格者でも取扱える
解説:製造所等では、危険物取扱者以外の者は、甲種または乙種の危険物取扱者が立ち会わなければ危険物を取り扱えません(消防法13条3項)。この規定は取り扱う量を問わないので、指定数量未満なら無資格者でも取り扱えるという記述は誤りです。また製造所等では、許可や届出に係る品名以外の危険物や、許可・届出の数量を超える危険物を貯蔵・取り扱ってはならないことが政令の基準で定められています。
根拠: 消防法 第13条 / 危険物の規制に関する政令 第24条 (出典: e-Gov法令検索)
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問73.危険物施設の保安検査は、政令で定める一定規模以上の屋外タンク貯蔵所等で実施される。
正解:○(正しい)
解説:容量1万kL以上の屋外タンク貯蔵所等は、所有者等が定期的に保安検査を受ける義務があります(消防法14条の3)。
根拠: 消防法 第14条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問74.指定数量未満の危険物の貯蔵・取扱いは、消防法の規制対象外となるため自由に行える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。指定数量未満なら製造所等の許可は要りませんが、自由に行えるわけではありません。その貯蔵・取扱いの技術上の基準は、消防法が市町村条例で定めるよう委ねており(消防法9条の4)、各市町村の火災予防条例に従う必要があります。また運搬の容器や積載方法などの基準は、数量にかかわらず消防法令が直接適用されます。
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問75.試験の結果、第一種酸化性固体に該当した塩素酸塩類50kgと、第三種酸化性固体に該当した過マンガン酸塩類1,000kgを同一の場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数の合計は2である。
正解:○(正しい)
解説:50÷50+1,000÷1,000=1+1=2となる(危険物の規制に関する政令1条の11・別表第三)。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問76.危険物施設の警報設備は、自動火災報知設備のみが該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。警報設備は自動火災報知設備のほか、消防機関に通報できる電話・非常ベル装置・拡声装置・警鐘も含まれます。
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問77.製造所等で使用する電気設備は、危険物の種類や設置場所により防爆構造のものを使用する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:可燃性蒸気・可燃性微粉が滞留するおそれのある場所では、防爆構造の電気設備(スイッチ・モーター等)を使用します。
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問78.指定数量の倍数が10以上の屋内貯蔵所では、避雷設備の設置が義務付けられる。
正解:○(正しい)
解説:指定数量の倍数10以上の製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所等には、避雷設備の設置が義務付けられます。
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問79.製造所等の所有者は、定期点検の点検者に危険物施設保安員を選任することができる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。定期点検は、危険物取扱者か危険物施設保安員が行うこととされており(危険物の規制に関する規則62条の6)、施設保安員は点検を行える者として明記されています。施設保安員は所有者等が定める者で、危険物取扱者の資格は要件になっていません。どちらでもない者が点検するときは、危険物取扱者の立会いが必要です。
根拠: 危険物の規制に関する規則 第62条の6 / 消防法 第14条 (出典: e-Gov法令検索)
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問80.免状の交付を受けた者は、住所変更があったとき書換えを申請する必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。免状の記載事項は、交付年月日および交付番号、氏名および生年月日、本籍地の属する都道府県、免状の種類、そのほか総務省令で定める事項(過去10年以内に撮影した写真)である(危険物の規制に関する政令33条、危険物の規制に関する規則51条2項)。住所は記載事項ではないため、変わっても書換えは要らない。記載事項に変更が生じたときは遅滞なく書換えを申請する(危険物の規制に関する政令34条)。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第33条 / 危険物の規制に関する政令 第34条 / 危険物の規制に関する規則 第51条 (出典: e-Gov法令検索)
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問81.製造所等で危険物の取扱作業に従事する従業員は、必ず危険物取扱者資格を持つ必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。甲種または乙種の危険物取扱者の立会いがあれば、無資格者でも取扱いできます(丙種は単独可だが立会いはできません)。
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問82.製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を定めたときでも、市町村長等に届け出る必要はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を定めたときは遅滞なくその旨を市町村長等に届け出なければならず、解任したときも同様である(消防法13条2項)。
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問83.次のうち、危険物施設の警報設備に該当しないものはどれか。
- ア.ガス漏れ警報装置
- イ.消防機関に通報できる電話
- ウ.非常ベル装置
- エ.自動火災報知設備
正解:ア.ガス漏れ警報装置
解説:消防法上の警報設備は5種類(自動火災報知・電話・非常ベル・拡声・警鐘)。ガス漏れ警報装置は法定の警報設備ではありません。
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問84.粉粒状の第1類の危険物が第一種から第三種までの酸化性固体のどれに当たるかを決める試験として、正しいものはどれか。
- ア.自然発火性試験及び水との反応性試験
- イ.燃焼試験及び落球式打撃感度試験
- ウ.孔径9mmのオリフィス板を用いる圧力容器試験
- エ.小ガス炎着火試験及び引火点測定試験
正解:イ.燃焼試験及び落球式打撃感度試験
解説:粉粒状の物品は、燃焼試験と落球式打撃感度試験の結果で第一種・第二種・第三種酸化性固体に区分する(粉粒状以外は大量燃焼試験と鉄管試験も用いる。危険物の規制に関する政令1条の3・別表第三備考1〜3号)。自然発火性試験・水との反応性試験は第3類、孔径9mmの圧力容器試験は第5類の区分、小ガス炎着火試験・引火点測定は第2類の判定に用いる。
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問85.危険物の運搬容器について、誤っているものはどれか。
- ア.容器外面に「危険物」の品名・数量・注意事項を表示する
- イ.容器の最大容積はUN規則等に基づく規格容量を超えない
- ウ.混載禁止組合せでも、内側で完全に分離されていれば混載できる
- エ.容器は危険物の性質に適合する材料・構造とする
正解:ウ.混載禁止組合せでも、内側で完全に分離されていれば混載できる
解説:混載禁止組合せの危険物は、容器内で分離されていても同一車両への積載は禁止されています。
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問86.危険物保安監督者の業務として誤っているものはどれか。
- ア.危険物の取扱作業の保安監督
- イ.取扱者・従業員への保安に関する指示
- ウ.消防機関等との連絡
- エ.製造所等の設置許可申請
正解:エ.製造所等の設置許可申請
解説:設置許可申請は所有者等の業務。保安監督者の業務は保安監督・指示・連絡・記録作成等の運用面です。
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問87.次のうち、定期点検の対象となる施設として誤っているものはどれか。
- ア.指定数量未満の屋内取扱所
- イ.地下タンク貯蔵所(容量に関わらず)
- ウ.移動タンク貯蔵所
- エ.指定数量の倍数10以上の製造所
正解:ア.指定数量未満の屋内取扱所
解説:定期点検が義務づけられる製造所等は、指定数量の倍数が10以上の製造所や一般取扱所などの一定規模以上の施設のほか、地下タンクを有する製造所、地下タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所、地下タンクを有する給油取扱所・一般取扱所です(危険物の規制に関する政令8条の5)。地下タンク貯蔵所と移動タンク貯蔵所は規模にかかわらず対象です。指定数量未満の危険物を扱う場所は消防法上の製造所等ではなく、基準は市町村条例で定められるので、定期点検の対象になりません。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第8条の5 / 危険物の規制に関する政令 第7条の3 / 消防法 第14条の3の2 / 消防法 第9条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問88.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)は固体ロケット推進薬の酸化剤として使用される。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸アンモニウムは強力な酸化剤で、固体ロケットブースターの主成分(推進薬の酸化剤)として実用化されています。
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問89.過酸化ナトリウムは黄白色の粉末で、水と激しく反応して水酸化ナトリウムと酸素を生じる。
正解:○(正しい)
解説:過酸化ナトリウム(Na2O2)は黄白色〜淡黄色粉末。2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2 の反応で発熱・酸素発生するため、禁水性物質に該当します。
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問90.第1類危険物のうち、過酸化ナトリウムや過酸化カリウムなどアルカリ金属の過酸化物の運搬容器には、「禁水」の注意事項も表示しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する規則44条1項3号イにより、第1類のうちアルカリ金属の過酸化物(又はこれを含有するもの)の運搬容器には「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」に加えて「禁水」を表示する。無機過酸化物でも過酸化バリウム・過酸化マグネシウムなどアルカリ金属以外のものには「禁水」は付かない。
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問91.過マンガン酸カリウム(KMnO4)は暗紫色の結晶で、強い酸化作用を持つ。
正解:○(正しい)
解説:過マンガン酸カリウムは暗紫色〜黒紫色の結晶で、水溶液は赤紫色を呈します。強酸化剤として殺菌・漂白・分析試薬に広く用いられます。
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問92.第1類危険物(酸化性固体)の指定数量は、第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgの3段階に区分されている。
正解:○(正しい)
解説:第1類の指定数量は、第一種酸化性固体50kg・第二種300kg・第三種1,000kgの3区分である(危険物の規制に関する政令別表第三)。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問93.過酸化ナトリウムなどの無機過酸化物は、品名だけでは指定数量が決まらず、試験の結果により第一種から第三種までの酸化性固体のいずれかに区分される。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令別表第三で、第1類は品名欄が空欄で、試験の結果による区分ごとに指定数量が定められている(同表備考1〜3号)。受験参考書では無機過酸化物を第一種(50kg)として示すことが多い。
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問94.硝酸アンモニウムは加熱・衝撃により爆発的に分解する性質があり、過去に大規模爆発事故の原因となった。
正解:○(正しい)
解説:硝酸アンモニウムは加熱・衝撃で激しく分解し、テキサスシティ事故(1947年)やベイルート港爆発(2020年)など大規模事故の原因物質として知られます。
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問95.第1類危険物の運搬において、第2類(可燃性固体)との混載は政令で禁止されている。
正解:○(正しい)
解説:第1類(酸化性固体)と第2類(可燃性固体)の混載は酸化剤+可燃物の組合せとなり危険なため禁止。混載できるのは第6類(酸化性液体)のみです。
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問96.屋内貯蔵所の一の貯蔵倉庫の床面積は、1,000㎡を超えないことと危険物の規制に関する政令で定められている。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令10条1項5号により、屋内貯蔵所の一の貯蔵倉庫の床面積は1,000㎡を超えてはならない。消防法施行令ではなく、危険物の規制に関する政令の規定である。
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問97.重クロム酸ナトリウム(Na2Cr2O7)は橙赤色の結晶で、皮革なめし剤や染料原料として工業利用される。
正解:○(正しい)
解説:重クロム酸ナトリウムは橙赤色〜赤色の結晶で、強酸化作用をもち皮革なめし・染料・腐食防止剤・分析試薬として使用されます。
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問98.過酸化マグネシウム・過酸化カルシウム・過酸化亜鉛は、医薬・漂白・園芸用途で利用される無機過酸化物である。
正解:○(正しい)
解説:これらは第1類の無機過酸化物に該当し、過酸化マグネシウムは胃薬、過酸化カルシウムは漂白・酸素発生、過酸化亜鉛は医薬・化粧品原料に利用される。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問99.亜塩素酸ナトリウムは漂白剤として使用され、酸との混触で二酸化塩素ガスを発生する。
正解:○(正しい)
解説:亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)はパルプ・繊維の漂白剤として利用されますが、酸と接触すると有毒な二酸化塩素(ClO2)ガスを発生するため酸性物質との混触禁止です。
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問100.移動タンク貯蔵所で危険物を移送する場合、当該危険物を取り扱える資格をもつ危険物取扱者が乗車しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者を乗車させて行わなければならず(消防法16条の2第1項)、その危険物取扱者は移送中、危険物取扱者免状を携帯していなければならない(同条3項)。★条文は「当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者」であって、甲種・乙種に限っていない。丙種危険物取扱者も、ガソリン・灯油・軽油など自分が取り扱える品目の移送であれば乗車できる。
根拠: 消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問101.過塩素酸アンモニウムは衝撃・加熱・摩擦に敏感で、塩素酸塩類に匹敵する爆発感度を示すことがある。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸アンモニウムは加熱・衝撃・摩擦により分解・爆発する性質があり、有機物や還元剤との混触で爆発感度が大きく上昇します。
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問102.屋外貯蔵所では、第1類の危険物は品名を問わず貯蔵し、又は取り扱うことができない。
正解:○(正しい)
解説:屋外貯蔵所で貯蔵し又は取り扱うことができるのは、第2類の硫黄・硫黄のみを含有するもの・引火性固体(引火点0℃以上)と、第4類の第1石油類(引火点0℃以上)・アルコール類・第2〜第4石油類・動植物油類に限られる(危険物の規制に関する政令2条7号)。第1類は品名を問わず対象外である。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問103.保有空地は、製造所等の周囲に確保する空地で、指定数量の倍数に応じてその幅が定められている。
正解:○(正しい)
解説:保有空地は延焼防止・消火活動のために製造所等の周囲に設ける空地で、幅は危険物の規制に関する政令で定められている。例えば製造所では指定数量の倍数10以下で3m以上、10を超えると5m以上である。屋内貯蔵所のように壁・柱及び床が耐火構造かどうかで幅が変わる施設もあるため、施設の種類ごとに基準を確認する必要がある。
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問104.過酸化バリウム(BaO2)は水と反応して過酸化水素と水酸化バリウムを生じ、二酸化炭素と反応して炭酸バリウムと酸素を生じる。
正解:○(正しい)
解説:BaO2 + 2H2O → Ba(OH)2 + H2O2、2BaO2 + 2CO2 → 2BaCO3 + O2 の反応を起こし、水・二酸化炭素双方と反応するため貯蔵時は密栓が必須です。
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問105.試験の結果、第三種酸化性固体に該当した重クロム酸塩類の指定数量は1,000kgで、第1類の区分の中で最も大きい。
正解:○(正しい)
解説:第1類の指定数量は第一種酸化性固体50kg・第二種300kg・第三種1,000kgで、第三種が最も大きい(危険物の規制に関する政令別表第三)。受験参考書では重クロム酸塩類・過マンガン酸塩類を第三種として示すことが多いが、法令上は試験の結果で決まる。
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問106.硝酸カリウム(硝石)は古来から黒色火薬の主成分(酸化剤)として利用されてきた第1類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸カリウム(KNO3、硝石)は硫黄・木炭とともに黒色火薬の主成分として使われてきた。第1類の硝酸塩類に該当する。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問107.第1類危険物のうち、過酸化バリウムのようにアルカリ金属の過酸化物以外のものの運搬容器の注意事項は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」で、「禁水」は含まれない。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する規則44条1項3号イにより、第1類で「禁水」が加わるのはアルカリ金属の過酸化物(又はこれを含有するもの)だけ。過酸化バリウム(アルカリ土類金属の過酸化物)など、その他の第1類は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」の2つである。
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問108.よう素酸カリウム・よう素酸ナトリウムは白色〜無色の結晶で、食塩のよう素強化添加物などに利用される第1類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:よう素酸塩類は白色〜無色の結晶で、医薬・食塩へのよう素添加・分析試薬等に利用される酸化性固体である。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問109.三酸化クロム(無水クロム酸、CrO3)は暗赤紫色の結晶で、強酸化剤として有機物と接触すると発火することがある。
正解:○(正しい)
解説:三酸化クロム(CrO3)は暗赤色〜暗赤紫色の潮解性結晶で、強い酸化作用をもち、アルコール等の有機物と接触すると発火・爆発の危険があります。
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問110.過酸化ナトリウムは二酸化炭素と反応して炭酸ナトリウムと酸素を発生するため、潜水艦・宇宙船・閉鎖空間の酸素発生剤として利用される。
正解:○(正しい)
解説:2Na2O2 + 2CO2 → 2Na2CO3 + O2 の反応により呼気のCO2を吸収しつつO2を発生するため、閉鎖空間の空気再生剤として実用化されてきました。
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問111.製造所等を設置する場合、市町村長等の許可を受け完成検査を受けて検査済証の交付を受けた後でなければ使用してはならない。
正解:○(正しい)
解説:消防法第11条により、製造所等の設置許可・完成検査・検査済証交付を経た後でなければ使用開始できません。無許可使用は処罰対象です。
根拠: 消防法 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問112.危険物施設の予防規程は、製造所等の所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける必要がある。
正解:○(正しい)
解説:予防規程は政令で定める製造所等で所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける必要があります(届出ではなく認可制)。変更時も同様に認可が必要です。
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問113.移動タンク貯蔵所で危険物を移送する者は、移送の開始前に、移動貯蔵タンクの底弁その他の弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を十分に行わなければならない。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令30条の2第1号により、移送をする者は移送の開始前に、移動貯蔵タンクの底弁その他の弁、マンホール及び注入口のふた、消火器等の点検を十分に行わなければならない。なお移送中の危険物取扱者は免状を携帯しなければならず(消防法16条の2第3項)、車両への備え付けや写しでは代えられない。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第26条 / 消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問114.第1類危険物の運搬容器には、品名・危険等級・化学名・数量および注意事項を表示しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:運搬容器の外部には、危険物の品名・危険等級・化学名、数量、収納する危険物に応じた注意事項を表示しなければならない(危険物の規制に関する政令29条2号、危険物の規制に関する規則44条1項)。表示の欠落は運搬基準違反となる。
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問115.過塩素酸アンモニウムは可燃性液体に分類される第4類危険物である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。過塩素酸アンモニウムは酸化性固体で、第1類の過塩素酸塩類に分類される。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問116.第1類の危険物は、すべて運搬の基準上の危険等級Ⅰに区分される。
正解:×(誤り)
解説:規則39条の2により、第1類のうち第一種酸化性固体の性状を有するものは危険等級Ⅰ、第二種酸化性固体は危険等級Ⅱ、それ以外(第三種酸化性固体)は危険等級Ⅲである。
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問117.第1類危険物の指定数量は、第1種10kg・第2種100kg・第3種500kgの3区分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgです。10kg・100kg・500kgというのは存在しない区分で出題の常套句として注意。
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問118.硝酸アンモニウムは加熱しても分解せず、爆発の危険性はまったくない安定物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硝酸アンモニウムは加熱で激しく分解(NH4NO3 → N2O + 2H2O や 2NH4NO3 → 2N2 + 4H2O + O2)し、爆発事故の原因となる危険物です。
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問119.重クロム酸カリウムは加熱しても分解せず、酸素を放出することはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは重クロム酸カリウムは強酸化剤で、加熱により分解し酸素を放出する性質をもちます。有機物との混触は発火の危険があります。
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問120.屋外貯蔵所では、第1類危険物のすべての品名を制限なく貯蔵することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。屋外貯蔵所で貯蔵できるのは第2類(硫黄・引火性固体)と第4類の一部に限られ、第1類は塩素酸塩類・過塩素酸塩類・無機過酸化物を含めすべて貯蔵できない(危険物の規制に関する政令2条7号)。「制限なくすべて貯蔵可」は誤り。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問121.移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、無資格者でも運転士が乗っていれば運行できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者を乗車させて行わなければならず(消防法16条の2第1項)、その危険物取扱者は移送中、危険物取扱者免状を携帯していなければならない(同条3項)。★条文は「当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者」であり、丙種危険物取扱者も自分が取り扱える品目であれば乗車できる。運転免許だけでは移送できない。
根拠: 消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問122.塩素酸塩類のみを貯蔵する製造所等には、地が赤色、文字が白色の「火気厳禁」の掲示板を設けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:規則18条1項4号で「火気厳禁」の掲示板を設けるのは、第2類の引火性固体、自然発火性物品、第4類及び第5類の危険物である。第1類はアルカリ金属の過酸化物等に「禁水」を設けるだけで、塩素酸塩類には注意事項の掲示板の定めはない。
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問123.三酸化クロム(無水クロム酸)は還元性が強く、可燃物と接触しても安定である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは三酸化クロム(CrO3)は強い酸化剤で、エタノール等の有機物と接触すると発火することがある危険な酸化性固体です。
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問124.過マンガン酸カリウムは濃硫酸を加えても反応せず、何の危険性もない安定物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過マンガン酸カリウムに濃硫酸を加えると無水過マンガン酸(Mn2O7)が生じ、これは爆発性で発火・爆発の危険があります。
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問125.過塩素酸塩類の指定数量は1,000kgで、第3種酸化性固体に分類される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。過塩素酸塩類は参考書では第一種(50kg)として示されることが多い。
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問126.第1類危険物は酸化性液体に分類される危険物である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第1類は「酸化性固体」です。酸化性液体は第6類危険物(硝酸・過酸化水素・過塩素酸等)に分類されます。
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問127.危険物の運搬容器に表示する注意事項として、第1類は「火気厳禁」のみで足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第1類の運搬容器の注意事項は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」。アルカリ金属の過酸化物(又はこれを含有するもの)に限り、さらに「禁水」が加わる(危険物の規制に関する規則44条1項3号イ)。「火気厳禁」は第4類・第5類、第2類の引火性固体、第3類の自然発火性物品などの表示で、第1類には用いない。
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問128.過酸化ナトリウムによる火災では、四塩化炭素(ハロゲン化物)消火器を使用するのが最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化ナトリウム火災では乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類粉末消火剤を用います。ハロゲン化物消火剤は使用できません。
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問129.保安距離は、危険物施設の内部に確保する空地で、消火活動のための通路として機能するものである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは保安距離は製造所等と学校・病院・住宅等との間に確保する外部距離で、施設内部の空地である保有空地とは別概念です。
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問130.亜塩素酸ナトリウムは酸との接触で水素ガスを発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは亜塩素酸ナトリウムは酸との接触で有毒な二酸化塩素(ClO2)ガスを発生します。水素ではなく二酸化塩素です。
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問131.屋内貯蔵所の貯蔵倉庫の床面積は、第1類危険物では消防法令上いっさい制限がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは屋内貯蔵所の床面積は原則1,000㎡以下と政令で定められており、品名や危険等級により上限が変わります。第1類だけが例外という事実はありません。
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問132.過酸化バリウムは可燃性物質に該当し、それ自体が燃焼する性質がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。過酸化バリウムは第1類無機過酸化物(酸化性固体)で、それ自体は燃焼せず、他の可燃物の燃焼を助ける性質をもちます。
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問133.危険物施設の完成検査前検査(基礎・地盤、溶接、水張・水圧)は、すべての製造所等で必ず必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。完成検査前検査は液体危険物を貯蔵する一定規模以上の屋外タンク貯蔵所等に限定されます。すべての製造所等で必須というのは誤りです。
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問134.第1類危険物は、すべて水と激しく反応する禁水性物質に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは禁水性なのは無機過酸化物などに限られ、塩素酸塩類・硝酸塩類・過マンガン酸塩類等は水と反応しないため注水消火が有効です。
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問135.移動タンク貯蔵所の運転は大型自動車免許のみで足り、危険物取扱者の乗車は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者を乗車させて行わなければならず(消防法16条の2第1項)、その危険物取扱者は移送中、危険物取扱者免状を携帯していなければならない(同条3項)。★条文は「当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者」であり、丙種危険物取扱者も自分が取り扱える品目であれば乗車できる。大型自動車免許は車両を運転するための資格にすぎず、これだけでは移送できない。
根拠: 消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問136.過塩素酸カリウムは、塩素酸カリウムよりも分解温度が低く不安定で、より爆発しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸カリウム(分解温度約400℃)の方が塩素酸カリウム(約400℃で分解開始だが約356℃から分解)よりも一般に分解温度・熱安定性が高めです。
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問137.重クロム酸アンモニウムは無色透明の液体で、加熱すると蒸発するだけで分解しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは重クロム酸アンモニウムは橙赤色の固体結晶で、加熱すると激しく分解して窒素・水蒸気・酸化クロム(緑色)を生じます(火山実験)。
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問138.第1類危険物を貯蔵する容器は、湿気・水分の出入りを許す開放型容器を使用するのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第1類は容器を密栓して湿気・水分・酸・可燃物との接触を遮断するのが原則です。特に潮解性物質・無機過酸化物では密閉が必須です。
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問139.危険物施設保安員は、甲種または乙種危険物取扱者でなければ選任できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。危険物施設保安員には資格要件は定められておらず、所有者等が指名できます。資格要件があるのは危険物保安監督者(甲種または乙種+6か月以上の実務経験)です。
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問140.第1類危険物の輸送では、第4類(引火性液体)との混載が常に許可されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第1類は第6類との混載のみ可能で、第2類・第3類・第4類・第5類との混載は禁止です。第1類(酸化剤)と第4類(可燃物)の組合せは特に危険です。
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問141.過酸化マグネシウム・過酸化カルシウムは水と反応せず安定であり、医薬用途で安全に使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化マグネシウム・過酸化カルシウムも水と緩やかに反応して過酸化水素・酸素を発生し、医薬用途でも酸化剤として作用します。安定とは言えません。
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問142.運搬の基準で、第1類の危険物のうち第二種酸化性固体の性状を有するものの危険等級はどれか。
- ア.危険等級Ⅰ
- イ.危険等級Ⅱ
- ウ.危険等級Ⅲ
- エ.危険等級の区分の対象外
正解:イ.危険等級Ⅱ
解説:危険物の規制に関する規則39条の2により、第1類のうち第一種酸化性固体は危険等級Ⅰ、第二種酸化性固体は危険等級Ⅱ、それ以外(第三種)は危険等級Ⅲとなる。
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問143.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)の用途として最も代表的なものはどれか。
- ア.肥料(窒素源)
- イ.固体ロケット推進薬の酸化剤
- ウ.食品添加物
- エ.金属の防錆剤
正解:イ.固体ロケット推進薬の酸化剤
解説:過塩素酸アンモニウムは強力な酸化剤で、固体ロケットブースター推進薬の酸化剤として大量に消費されます。スペースシャトルSRBにも使用されました。
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問144.製造所等で過酸化カリウム(アルカリ金属の過酸化物)を貯蔵し、又は取り扱う場合に設ける注意事項の掲示板として、正しいものはどれか。
- ア.地が青色、文字が白色の「禁水」
- イ.地が赤色、文字が白色の「火気厳禁」
- ウ.地が赤色、文字が白色の「火気注意」
- エ.地が白色、文字が黒色の「可燃物接触注意」
正解:ア.地が青色、文字が白色の「禁水」
解説:危険物の規制に関する規則18条1項4号イ・5号により、第1類のうちアルカリ金属の過酸化物(又はこれを含有するもの)を貯蔵し又は取り扱う製造所等には、地を青色・文字を白色とした「禁水」の掲示板を設ける。「火気厳禁」「火気注意」(赤地に白文字)は第2類・第4類・第5類などの掲示板で、「可燃物接触注意」は運搬容器の表示であり掲示板の注意事項ではない。
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問145.過酸化ナトリウムが関与する火災で、最も避けるべき消火方法はどれか。
- ア.炭酸水素塩類粉末消火剤
- イ.乾燥砂で覆う窒息消火
- ウ.膨張ひる石で覆う窒息消火
- エ.棒状注水による冷却消火
正解:エ.棒状注水による冷却消火
解説:過酸化ナトリウムは水と反応して酸素・熱を発生し火災を拡大させるため、棒状・霧状を問わず注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類粉末消火剤を使用します。
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問146.固体の危険物を運搬容器に収納するときの収納率として、規則で定められているものはどれか。
- ア.内容積の75%以下
- イ.内容積の80%以下
- ウ.内容積の85%以下
- エ.内容積の95%以下
正解:エ.内容積の95%以下
解説:規則43条の3第1項3号により、固体の危険物は運搬容器の内容積の95%以下の収納率で収納する。第1類はすべて固体なので、この基準による。
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問147.過マンガン酸カリウム(KMnO4)の性状記述として誤っているものはどれか。
- ア.暗紫色の結晶である
- イ.無色透明の液体である
- ウ.水溶液は赤紫色を呈する
- エ.強酸化剤として漂白・殺菌に用いられる
正解:イ.無色透明の液体である
解説:過マンガン酸カリウムは暗紫色〜黒紫色の結晶で、無色透明の液体ではありません。水溶液は赤紫色を呈し、強い酸化作用で殺菌・漂白に使われます。
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問148.第1類危険物の貯蔵方法として誤っているものはどれか。
- ア.直射日光を避けて冷暗所に貯蔵する
- イ.容器を密栓し湿気を遮断する
- ウ.可燃物や有機物と同一場所に貯蔵してよい
- エ.衝撃・摩擦・転倒を避ける
正解:ウ.可燃物や有機物と同一場所に貯蔵してよい
解説:第1類は強酸化剤のため、可燃物・有機物・還元剤との混触は厳禁です。同一場所に貯蔵してはなりません。冷暗所貯蔵・密栓・衝撃摩擦防止は正しい貯蔵方法です。
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問149.移動タンク貯蔵所による危険物移送の基準として誤っているものはどれか。
- ア.当該危険物を取り扱える危険物取扱者が乗車する
- イ.接地導線等の静電気対策を行う
- ウ.標識を車両に掲示する
- エ.免状は写しを携帯すれば原本は不要である
正解:エ.免状は写しを携帯すれば原本は不要である
解説:移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、当該危険物を取り扱うことができる危険物取扱者を乗車させて行わなければならず(消防法16条の2第1項)、その危険物取扱者は移送中、危険物取扱者免状を携帯していなければならない(同条3項)。条文が求めているのは免状そのものであり、写しでは代用できない。標識の掲示や接地導線の使用など、移送の基準は危険物の規制に関する政令26条・27条および危険物の規制に関する規則47条の2以下が定めている。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第26条 / 危険物の規制に関する規則 第47条の2 / 消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問150.過酸化ナトリウム(Na2O2)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.水と反応して水素ガスを発生する
- イ.黄白色の粉末である
- ウ.二酸化炭素と反応して酸素を発生する
- エ.水溶液は強塩基性を示す
正解:ア.水と反応して水素ガスを発生する
解説:過酸化ナトリウムは水と反応して水酸化ナトリウム(NaOH)と酸素を発生します。水素ではなく酸素を発生する点が頻出のひっかけです。
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問151.第1類の危険物の判定で、酸化力の潜在的な危険性を判断するために行う試験はどれか。
- ア.燃焼試験
- イ.小ガス炎着火試験
- ウ.熱分析試験
- エ.引火点測定試験
正解:ア.燃焼試験
解説:政令1条の3により、第1類の酸化力の潜在的な危険性は、標準物質(過塩素酸カリウム)と試験物品をそれぞれ木粉と混ぜた混合物の燃焼時間を比べる燃焼試験(粉粒状以外は大量燃焼試験)で判断する。小ガス炎着火試験は第2類、熱分析試験は第5類、引火点測定は第4類等の試験。
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問152.第1類危険物の運搬において、混載が認められている類は次のうちどれか。
- ア.第2類(可燃性固体)
- イ.第3類(自然発火性・禁水性物質)
- ウ.第6類(酸化性液体)
- エ.第4類(引火性液体)
正解:ウ.第6類(酸化性液体)
解説:第1類(酸化性固体)と混載可能なのは第6類(酸化性液体)のみです。第2類・第3類・第4類・第5類との混載は危険なため政令で禁止されています。
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問153.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.白色の結晶である
- イ.水によく溶ける
- ウ.衝撃・摩擦・加熱に敏感である
- エ.加熱しても分解しない安定物質である
正解:エ.加熱しても分解しない安定物質である
解説:過塩素酸アンモニウムは加熱すると分解し、塩素・窒素・酸素・水蒸気等を発生します。「加熱しても分解しない」は誤りです。白色結晶・水溶性・衝撃摩擦敏感は正しい性質です。
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問154.硝酸アンモニウムの取扱いとして誤っているものはどれか。
- ア.油類と同一場所に貯蔵してよい
- イ.容器を密栓し湿気を避ける
- ウ.可燃物との混触を避ける
- エ.加熱・衝撃を避ける
正解:ア.油類と同一場所に貯蔵してよい
解説:硝酸アンモニウムは強酸化剤のため油類等の可燃物との混触は厳禁で、同一場所での貯蔵は絶対に避けます。可燃物混触防止・容器密栓・加熱衝撃回避は正しい取扱基準です。
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問155.次のうち、危険物保安監督者の選任が必要ない施設はどれか。
- ア.製造所
- イ.移動タンク貯蔵所
- ウ.屋外タンク貯蔵所
- エ.給油取扱所
正解:イ.移動タンク貯蔵所
解説:移動タンク貯蔵所には危険物保安監督者の選任は不要です(代わりに移送時の取扱者乗車義務)。製造所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所は選任が義務付けられています。
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問156.次のうち、第1類危険物のうち無機過酸化物に該当するものはどれか。
- ア.塩素酸カリウム
- イ.亜塩素酸ナトリウム
- ウ.過酸化ナトリウム
- エ.硝酸カリウム
正解:ウ.過酸化ナトリウム
解説:過酸化ナトリウム(Na2O2)は無機過酸化物に該当します。塩素酸カリウムは塩素酸塩類、亜塩素酸ナトリウムは亜塩素酸塩類、硝酸カリウムは硝酸塩類です。
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問157.重クロム酸塩類(重クロム酸カリウム等)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.橙赤色〜赤色の結晶である
- イ.強い酸化剤として作用する
- ウ.染料・皮革なめし剤等の工業用途がある
- エ.皮膚・粘膜への毒性はまったくない
正解:エ.皮膚・粘膜への毒性はまったくない
解説:重クロム酸塩類は6価クロムを含み、皮膚・粘膜への強い刺激性と発がん性がある毒物です。「毒性はない」は重大な誤りです。橙赤色結晶・酸化剤・工業用途は正しい性質です。
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問158.第1類の衝撃に対する敏感性を判断する落球式打撃感度試験で、所定の性状を示すとされるのは、試験物品と赤りんとの混合物の爆発する確率がどれだけのときか。
- ア.10%以上
- イ.25%以上
- ウ.50%以上
- エ.75%以上
正解:ウ.50%以上
解説:政令1条の3第5項・第6項・第8項により、粉粒状の物品は標準物質(硝酸カリウム)と赤りんの混合物が50%の確率で爆発する高さから鋼球を落とし、試験物品と赤りんとの混合物の爆発する確率が50%以上であることが衝撃に対する敏感性の性状とされる。粉粒状以外は鉄管試験で判断する。
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問159.過酸化バリウム(BaO2)の性質として誤っているものはどれか。
- ア.黄色〜灰白色の固体である
- イ.有機酸と接触すると還元される
- ウ.水と反応して過酸化水素を生じる
- エ.無機過酸化物に該当する
正解:イ.有機酸と接触すると還元される
解説:過酸化バリウムは強酸化剤で、有機酸等の有機物と接触すると相手を酸化します。「有機酸と接触すると還元される」は誤りです。黄色〜灰白色固体・無機過酸化物・水と過酸化水素生成は正しい性質です。
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問160.製造所の保有空地について正しい説明はどれか。
- ア.施設の周囲に、指定数量の倍数にかかわらず幅1m以上確保する空地
- イ.施設の内部に、指定数量の倍数に応じた幅で確保する空地
- ウ.施設の周囲に、指定数量の倍数に応じた幅で確保する空地
- エ.施設の内部に、指定数量の倍数にかかわらず幅1m以上確保する空地
正解:ウ.施設の周囲に、指定数量の倍数に応じた幅で確保する空地
解説:保有空地は、製造所などの周囲に確保しておく空地である。製造所の場合、その幅は指定数量の倍数に応じて定められ、倍数が10以下なら幅3m以上、10を超えるなら幅5m以上の空地を周囲に保有しなければならない。施設の内部に設けるものではなく、倍数にかかわらず一律に1mとするものでもない。なお、防火上有効な隔壁を設けるなどの措置を講じたときは、空地の幅を減らしたり、空地を保有しないことができる場合がある。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問161.消防法別表第一第1類の品名「その他のもので政令で定めるもの」として、政令で定められているものはどれか。
- ア.過塩素酸
- イ.次亜塩素酸塩類
- ウ.塩素化けい素化合物
- エ.硝酸グアニジン
正解:イ.次亜塩素酸塩類
解説:政令1条1項により、第1類の政令指定品名は過よう素酸塩類、過よう素酸、クロム・鉛又はよう素の酸化物、亜硝酸塩類、次亜塩素酸塩類、塩素化イソシアヌル酸、ペルオキソ二硫酸塩類、ペルオキソほう酸塩類、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物である。過塩素酸は第6類、塩素化けい素化合物は第3類、硝酸グアニジンは第5類。
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問162.次のうち、危険物施設の警報設備として消防法令に定められていないものはどれか。
- ア.避雷設備
- イ.消防機関に通報する設備
- ウ.拡声装置・非常ベル
- エ.自動火災報知設備
正解:ア.避雷設備
解説:避雷設備は警報設備ではなく、独立した「避雷設備」として政令で定められた別カテゴリの設備です。警報設備は自動火災報知設備・通報設備・拡声装置・非常ベル・消防機関に通報する設備の5種類です。
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問163.第1類危険物はすべて固体である。
正解:○(正しい)
解説:第1類危険物は「酸化性固体」と定義され、いずれも固体です。液体は第6類(酸化性液体)に分類されます。
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問164.第1類危険物は、加熱・衝撃・摩擦により分解して水素を放出する性質がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第1類は分解により「酸素」を放出します(酸化性固体)。水素ではありません。
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問165.塩素酸カリウムは、有機物や還元性物質と混合しても安定で爆発の危険はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素酸カリウムは有機物・還元剤との混合で「爆発する危険があり」激しく反応します。
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問166.無機過酸化物(過酸化ナトリウム等)は、水と反応して窒素と熱を発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。無機過酸化物は水と反応して「酸素」と熱を発生(窒素ではありません)。注水消火が禁忌である理由。
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問167.無機過酸化物の火災では、注水消火が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。無機過酸化物は水と激しく反応するため、注水消火は厳禁。乾燥砂や金属火災用粉末消火剤で窒息消火します。
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問168.硝酸カリウム(硝石)は無色または白色の結晶で、水に溶けやすい。
正解:○(正しい)
解説:硝酸カリウムは無色〜白色の結晶で水に溶解しやすく、加熱で酸素を放出します。火薬の原料になります。
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問169.第1類の危険物は、一般に比重が1より小さい。
正解:×(誤り)
解説:第1類の危険物(酸化性固体)は、一般に比重が1より大きい。多くは無色の結晶か白色の粉末で、水に溶けるものが多い。
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問170.第1類危険物の貯蔵にあたっては、可燃物・還元剤・酸類との接触を避けるべきである。
正解:○(正しい)
解説:第1類は強い酸化性を持つため、可燃物・還元剤・酸類と反応しやすく、混触を避けて貯蔵します。
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問171.第1類危険物(無機過酸化物を除く)の一般的な消火方法は注水による冷却消火である。
正解:○(正しい)
解説:無機過酸化物以外の第1類は、大量注水による冷却消火が一般的です(分解温度以下に冷やすことが目的)。
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問172.重クロム酸アンモニウムは、加熱すると激しく分解して大量の窒素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:重クロム酸アンモニウムは加熱で激しく分解し、酸化クロム・窒素・水蒸気を発生する性質があります。
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問173.第1類危険物に共通する性質として誤っているものはどれか。
- ア.それ自身が激しく燃焼する
- イ.酸化性が強い
- ウ.可燃物との混合で発火・爆発の危険がある
- エ.すべて固体である
正解:ア.それ自身が激しく燃焼する
解説:第1類は不燃性であり、自身が燃焼するわけではありません。可燃物の燃焼を促進する点が危険性です。
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問174.危険物の規制に関する政令別表第五で、アルカリ金属の過酸化物の火災に適応するとされている消火器はどれか。
- ア.りん酸塩類等を使用する消火粉末を放射する消火器
- イ.炭酸水素塩類等を使用する消火粉末を放射する消火器
- ウ.二酸化炭素を放射する消火器
- エ.泡を放射する消火器
正解:イ.炭酸水素塩類等を使用する消火粉末を放射する消火器
解説:政令別表第五では、アルカリ金属の過酸化物(又はこれを含有するもの)に適応する消火器は炭酸水素塩類等の消火粉末(とその他の粉末)で、りん酸塩類等の粉末・二酸化炭素・泡は適応しない。第5種では乾燥砂、膨張ひる石・膨張真珠岩が適応する。
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問175.次の第1類危険物のうち、特に水との接触に注意しなければならないものはどれか。
- ア.塩素酸カリウム
- イ.硝酸ナトリウム
- ウ.過酸化ナトリウム
- エ.過マンガン酸カリウム
正解:ウ.過酸化ナトリウム
解説:過酸化ナトリウムは無機過酸化物で水と激しく反応して酸素と熱を発生します。他は水溶性ではあるが直接的な危険反応は起こしません。
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問176.塩素酸塩類の貯蔵・取扱いとして誤っているものはどれか。
- ア.容器を密閉し、乾燥した換気のよい場所に貯蔵する
- イ.火気や加熱を避け、衝撃や摩擦を与えないように扱う
- ウ.漏れたときは、粉じんが発生しないように回収する
- エ.分解を防ぐため、少量の強酸を加えて安定させて貯蔵する
正解:エ.分解を防ぐため、少量の強酸を加えて安定させて貯蔵する
解説:塩素酸塩類は第1類(酸化性固体)で、危政令25条により、第1類の危険物は可燃物との接触・混合、分解を促す物品との接近、過熱・衝撃・摩擦を避けなければならない。塩素酸カリウムのモデルSDSは、強酸と接触すると分解して酸素や二酸化塩素、塩素などの有毒なフュームを生じるとし、強酸から離して保管するとしているので、強酸を加えて安定させるのは誤り。モデルSDS(塩素酸カリウム・塩素酸ナトリウム)は、容器を密閉して乾燥した換気のよい場所に保管し、熱を避けること、漏出時は粉じんが発生しないように回収することも示している。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第25条 / 消防法 第別表第一 / 厚生労働省 職場のあんぜんサイト モデルSDS「塩素酸カリウム」 7.取扱い及び保管上の注意(容器を密閉し、乾燥した換気の良い場所に保管/熱を避ける/可燃性物質、還元剤、強酸などから離す)・10.安定性及び反応性(強酸と接触すると分解し、酸素および二酸化塩素、塩素などの有毒なフュームを生じる) / 厚生労働省 職場のあんぜんサイト モデルSDS「塩素酸ナトリウム」 6.漏出時の措置(粉じんが発生しないように回収)・7.取扱い及び保管上の注意(容器を密閉し、乾燥した換気の良い場所に保管/熱を避ける) (出典: e-Gov法令検索)
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問177.硝酸アンモニウムを水に溶かしたときの変化として、正しいものはどれか。
- ア.発熱して水溶液の温度が上がる
- イ.吸熱して水溶液の温度が下がる
- ウ.分解して酸素を発生する
- エ.分解して窒素を発生する
正解:イ.吸熱して水溶液の温度が下がる
解説:硝酸アンモニウムは水に溶けやすく、溶けるときに周囲から熱を吸収する(吸熱)ため、水溶液の温度が下がる。分解して窒素や酸素を出すのは加熱したとき(約210℃で分解)である。
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問178.塩素酸カリウムは無色透明の結晶で、水によく溶ける。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素酸カリウムは無色結晶ですが、水にはあまり溶けにくい(特に冷水)。塩素酸ナトリウムは水によく溶けます。
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問179.亜塩素酸塩類は、塩素酸塩類より反応性が高く、衝撃に対してより敏感である。
正解:○(正しい)
解説:亜塩素酸塩類は塩素酸塩類より分解しやすく、爆発の危険性も高いため取扱いにより注意が必要です。
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問180.過塩素酸カリウムは、塩素酸カリウムよりも分解温度が高く、安定性が高い。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸カリウムの分解温度(約400〜500℃)は塩素酸カリウム(約400℃で分解)より高く、構造的にも安定性が高い。
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問181.硝酸ナトリウムは無色結晶で、潮解性がある。
正解:○(正しい)
解説:硝酸ナトリウム(チリ硝石)は無色結晶で潮解性を持ち、空気中の水分を吸収します。
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問182.硝酸アンモニウムは爆薬の原料として使用される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸アンモニウムは肥料兼爆薬原料。AN-FO爆薬として軍事・産業用爆薬に使用されます。
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問183.過マンガン酸カリウムの水溶液は無色透明である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。過マンガン酸カリウムの水溶液は「鮮やかな赤紫色」を呈し、強い酸化剤として殺菌・消毒等に使用されます。
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問184.重クロム酸カリウムは白色の結晶で、皮膚や粘膜への刺激性はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。重クロム酸カリウムは「橙赤色」の結晶で、皮膚・粘膜への刺激性・毒性があります。
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問185.無機過酸化物は、酸との接触で多量の水素を発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。無機過酸化物は酸との接触で「酸素」と熱を発生します(過酸化水素経由で分解)。水素ではありません。
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問186.塩素酸アンモニウムは安定な物質で、常温で爆発するおそれはない。
正解:×(誤り)
解説:塩素酸アンモニウムは無色の結晶で、不安定であり、常温でも爆発することがある。塩素酸塩類の中でも特に危険性が高い。
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問187.臭素酸塩類(臭素酸カリウム等)は第1類危険物に該当する。
正解:○(正しい)
解説:臭素酸塩類は第1類の品名の一つ。臭素酸カリウム・臭素酸ナトリウム等が該当します。
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問188.次の第1類の危険物のうち、水にほとんど溶けないものはどれか。
- ア.二酸化鉛
- イ.三酸化クロム
- ウ.重クロム酸カリウム
- エ.硝酸ナトリウム
正解:ア.二酸化鉛
解説:二酸化鉛(政令第1条第1項第3号「鉛の酸化物」)は茶〜黒褐色の固体で、水に溶けない。三酸化クロム(無水クロム酸)は潮解性があり水によく溶け、重クロム酸カリウムや硝酸ナトリウムも水に溶ける。
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問189.亜塩素酸ナトリウムの貯蔵について、誤っているものはどれか。
- ア.冷暗所に貯蔵する
- イ.酸性物質と一緒に保管できる
- ウ.可燃物との混触を避ける
- エ.直射日光を避ける
正解:イ.酸性物質と一緒に保管できる
解説:亜塩素酸塩類は酸との接触で有毒な二酸化塩素を発生し爆発的に分解する危険があるため、酸との接触を避けます。
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問190.次のうち、第1類危険物の代表的な性質として誤っているものはどれか。
- ア.すべて固体
- イ.酸素を含む
- ウ.常温で液化しやすい
- エ.可燃物との混合で発火・爆発の危険
正解:ウ.常温で液化しやすい
解説:第1類はすべて固体で、常温で液化はしません。固体としての貯蔵が前提です。
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問191.硝酸塩類火災の消火方法として最も適切なものはどれか。
- ア.乾燥砂で覆う
- イ.塩化ナトリウム粉末
- ウ.泡消火剤
- エ.大量の水で冷却消火
正解:エ.大量の水で冷却消火
解説:硝酸塩類は無機過酸化物ではないため大量注水で冷却消火が最も有効。分解温度以下に冷やすのが原則です。
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問192.過酸化ナトリウムの貯蔵・取扱いの方法として、正しいものはどれか。
- ア.過熱・衝撃・摩擦を避け、湿気を避けるため、容器を密栓して乾燥した場所で保存する
- イ.過熱・衝撃・摩擦を避け、湿気を避けるため、容器ごと灯油中に沈めて保存する
- ウ.過熱・衝撃・摩擦を避け、分解ガスを逃がすため、ガス抜き口付きの容器で保存する
- エ.過熱・衝撃・摩擦を避け、分解を抑えるため、水で湿らせた状態で保存する
正解:ア.過熱・衝撃・摩擦を避け、湿気を避けるため、容器を密栓して乾燥した場所で保存する
解説:過酸化ナトリウムは第1類のアルカリ金属の過酸化物で、過熱・衝撃・摩擦や可燃物との接触・混合を避けるとともに、水との接触も避ける(危険物の規制に関する政令25条)。吸湿性があり、水と反応して火災の危険を生じるため、容器は密閉して乾燥した場所で保存する。灯油は可燃物なので、その中に沈めると可燃物と接触させることになる。ガス抜き口付きの容器では密閉にならず湿気が入る。水で湿らせるのは水との接触そのもので、分解を抑えるどころか火災の危険を生じる。
根拠: 危険物の規制に関する政令 第25条 / 厚生労働省 職場のあんぜんサイト GHSモデルSDS「過酸化ナトリウム」(CAS 1313-60-6) 7.取扱い及び保管上の注意(水・可燃性物質との接触禁止、換気の良い乾燥した場所で保管、容器を密閉)、10.安定性及び反応性(吸湿性、水と反応し火災の危険を生じる) (出典: e-Gov法令検索)
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問193.よう素酸カリウムは無色〜白色の結晶で、酸化剤として食品添加物にも使用される。
正解:○(正しい)
解説:よう素酸カリウム(KIO3)は無色の結晶で、酸化剤としてパン生地改良剤等に微量使用される。第1類のよう素酸塩類に該当する。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問194.過酸化バリウムは黄色〜灰白色の固体で、無機過酸化物に該当する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化バリウム(BaO2)は灰白色〜淡黄色の固体で、第1類の無機過酸化物に該当する。受験参考書では品名ごとに代表的な指定数量が載ることがあるが、法令上の第1類の指定数量は品名では決まらず、試験の結果で第一種酸化性固体(50kg)・第二種(300kg)・第三種(1,000kg)に区分される(危険物の規制に関する政令別表第三・同表備考1〜3号)。
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問195.硝酸アンモニウム(NH4NO3)は無色結晶で、肥料としても使用される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸アンモニウムは無色結晶。化学肥料・爆薬原料(AN-FO爆薬)として広く使用されます。
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問196.塩素酸カリウムの分解温度は約100℃で、加熱により酸素と塩化カリウムが生成される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素酸カリウムの分解温度は約「400℃」(100℃ではない)。加熱により酸素と塩化カリウムを生成。
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問197.三酸化クロム(無水クロム酸、CrO3)は白色結晶で、酸化性は持たない。
正解:×(誤り)
解説:三酸化クロムは「暗赤色結晶」で「強い酸化性」を持ちます(白色・酸化性なしは誤り)。
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問198.次亜塩素酸カルシウム(高度さらし粉)は空気中で安定しており、塩素臭を発することはない。
正解:×(誤り)
解説:次亜塩素酸カルシウムは第1類の政令指定品名「次亜塩素酸塩類」(政令1条1項5号)の代表で、白色の粉末である。空気中の水分や二酸化炭素により次亜塩素酸を遊離するため、強い塩素臭がある。
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問199.塩素酸塩類は、衝撃や摩擦に対しても比較的安定で、爆発の心配がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素酸塩類は衝撃・摩擦に対して敏感で、特に有機物・還元剤と混合した状態では爆発する危険があります。
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問200.無機過酸化物のうち、過酸化カリウムは過酸化ナトリウムよりも反応性が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一般にカリウム化合物のほうが反応性は高く、過酸化カリウムも過酸化ナトリウムより激しく水と反応します。
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問201.臭素酸塩類は、塩素酸塩類と類似の性質を持つ第1類危険物である。
正解:○(正しい)
解説:臭素酸塩類(KBrO3等)は塩素酸塩類と類似で、酸化性・分解で酸素発生・有機物との混合で爆発などの性質を共有します。
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問202.第1類危険物の貯蔵では、容器を密閉して湿気・水分から守る必要がある(特に無機過酸化物)。
正解:○(正しい)
解説:無機過酸化物は水と反応して酸素発生・発熱の危険があるため、密閉して湿気・水分を遮断します。
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問203.次のうち、第1類の危険物に該当しないものはどれか。
- ア.過塩素酸ナトリウム
- イ.過塩素酸
- ウ.過酸化カリウム
- エ.硝酸アンモニウム
正解:イ.過塩素酸
解説:過塩素酸(液体)は第6類の危険物で、第1類の品名は過塩素酸塩類である(消防法別表第一)。過塩素酸ナトリウムは過塩素酸塩類、過酸化カリウムは無機過酸化物、硝酸アンモニウムは硝酸塩類で、いずれも第1類の酸化性固体に当たる。
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問204.無機過酸化物(過酸化ナトリウム等)の火災対応として正しいものはどれか。
- ア.大量の水で冷却
- イ.泡消火剤(含水)で窒息
- ウ.二酸化炭素で窒息
- エ.乾燥砂・金属火災用粉末で覆う
正解:エ.乾燥砂・金属火災用粉末で覆う
解説:無機過酸化物は水・含水消火剤と反応して酸素を発生するため厳禁。乾燥砂・金属火災用粉末で覆って窒息消火します。
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問205.塩素酸カリウムと混触で爆発する危険性が特に高い物質はどれか。
- ア.硫黄
- イ.岩塩
- ウ.砂糖
- エ.炭酸カルシウム
正解:ア.硫黄
解説:塩素酸カリウム(強酸化剤)と硫黄(還元剤)の混合は極めて鋭敏で、わずかな摩擦でも爆発します。
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問206.過マンガン酸カリウムの取扱いについて誤っているものはどれか。
- ア.水溶液は赤紫色
- イ.可燃物と混合貯蔵してよい
- ウ.ハロゲン酸(HCl等)と接触で塩素発生
- エ.加熱で酸素を放出
正解:イ.可燃物と混合貯蔵してよい
解説:過マンガン酸カリウムは強酸化剤で、可燃物・有機物との混合で発火・爆発の危険。混触禁止です。
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問207.次の第1類危険物のうち、特に潮解性が強く吸湿しやすいものはどれか。
- ア.過塩素酸カリウム
- イ.過酸化バリウム
- ウ.塩素酸ナトリウム
- エ.塩素酸カリウム
正解:ウ.塩素酸ナトリウム
解説:塩素酸ナトリウムは潮解性があり、空気中の水分を吸って溶けやすいので、容器を密封し乾燥した場所で保管する。同じ塩素酸塩でも塩素酸カリウムには吸湿性がなく、潮解性の有無が両者を見分ける要点になる。過塩素酸カリウムは無色の結晶または白色の粉末、過酸化バリウムは白色または灰白色の粉末で、どちらも国際化学物質安全性カードの外観に吸湿性・潮解性の記載はない。
根拠: コトバンク「塩素酸ナトリウム」 日本大百科全書(潮解性で、きわめて水に溶けやすい)・化学辞典 第2版(吸湿性がある) / コトバンク「塩素酸カリウム」 日本大百科全書(吸湿性はないが水に溶け) / 国際化学物質安全性カード ICSC 1117(塩素酸ナトリウム)日本語版 物理的状態;外観(吸湿性の無臭の無色~白色の結晶)・貯蔵(乾燥・密封) / 国際化学物質安全性カード ICSC 0714(過塩素酸カリウム)日本語版 物理的状態;外観(無色の結晶、または白色の結晶性の粉末) / 国際化学物質安全性カード ICSC 0381(過酸化バリウム)日本語版 物理的状態;外観(白色のまたは灰色~白色の粉末)