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危険物取扱者 乙種1類 全分野の一問一答

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📖 危険物取扱者 乙種1類「全分野」の全207問と解説(一覧)

危険物取扱者 乙種1類の全分野に関する一問一答(全207問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.酸化とは、ある物質が酸素と結合する反応または水素を失う反応である。

    正解:○(正しい)

    解説:酸化は酸素との結合または水素の喪失で定義され、電子の喪失とも表現されます。第1類危険物は他物質を酸化させる物質です。

  2. 問2.酸化性固体は、それ自体は燃焼しないが、他の可燃物の燃焼を著しく促進する性質がある。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類危険物(酸化性固体)の重要な特徴。自身は不燃ですが、含有酸素を放出して可燃物の燃焼を激しくします。

  3. 問3.吸熱反応とは、外部に熱を放出して進行する反応である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。吸熱反応は「外部から熱を吸収」して進行する反応です。熱を放出するのは発熱反応。

  4. 問4.比重1未満の物質は水に沈む。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。比重1未満は水より軽いため水に浮きます。沈むのは比重1超の物質です。

  5. 問5.熱の伝わり方には、伝導・対流・放射の3つがある。

    正解:○(正しい)

    解説:熱伝達には伝導(直接接触)・対流(流体の流れ)・放射(電磁波による)の3つの方式があります。

  6. 問6.静電気の蓄積は、可燃物への引火源とならない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。静電気の放電火花は十分な点火エネルギーを持ち、引火源となります。粉体の取扱い時には特に注意が必要です。

  7. 問7.混合物のpHが7のとき、その溶液は中性である。

    正解:○(正しい)

    解説:pHは水素イオン濃度の指標で、pH=7が中性、7未満が酸性、7超がアルカリ性です。

  8. 問8.一般に金属は熱伝導率が小さく、絶縁体は熱伝導率が大きい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。金属は熱伝導率が「大きい」(熱を伝えやすい)、絶縁体は「小さい」(熱を伝えにくい)。記述が逆。

  9. 問9.熱化学方程式における発熱反応では、生成物の持つエネルギーが反応物より高い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。発熱反応では生成物のエネルギーは反応物より低くなり、その差が熱として放出されます。

  10. 問10.次のうち、燃焼の三要素に含まれないものはどれか。

    • ア.触媒
    • イ.点火源
    • ウ.酸素供給源
    • エ.可燃物

    正解:ア.触媒

    解説:燃焼の三要素は可燃物・酸素供給源・点火源です。触媒は反応を促進しますが三要素ではありません。

  11. 問11.酸化性物質の説明として正しいものはどれか。

    • ア.他の物質を還元する物質
    • イ.他の物質を酸化させる物質
    • ウ.常に水素を放出する物質
    • エ.燃焼しない代わりに液化しやすい物質

    正解:イ.他の物質を酸化させる物質

    解説:酸化性物質は他の物質に酸素を与えて酸化させる物質です。第1類危険物(酸化性固体)はその固体版です。

  12. 問12.次のうち、誤っているのはどれか。

    • ア.酸素は燃焼を支える支燃性物質である
    • イ.窒素は不活性ガスで一般には燃焼を支えない
    • ウ.酸素は可燃物を急速に冷却する
    • エ.二酸化炭素は窒息消火剤として使われる

    正解:ウ.酸素は可燃物を急速に冷却する

    解説:酸素は支燃性物質であり、可燃物を冷却する性質はありません。むしろ酸化反応の進行に寄与します。

  13. 問13.消火方法のうち、燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る方法はどれか。

    • ア.冷却消火
    • イ.窒息消火
    • ウ.除去消火
    • エ.抑制消火(負触媒消火)

    正解:エ.抑制消火(負触媒消火)

    解説:抑制(負触媒)消火は燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る方法。粉末消火剤やハロン剤がこれにあたります。

  14. 問14.物質が酸化されるとき、その物質は電子を失う。

    正解:○(正しい)

    解説:酸化の現代的定義は「電子を失うこと」。酸素との結合や水素の喪失も電子の喪失を伴います。

  15. 問15.可燃物の比表面積が大きいほど、燃焼速度は遅くなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。比表面積が大きいほど酸素との接触面が増え、燃焼速度は速くなります。粉塵爆発はその典型例です。

  16. 問16.一般に金属は熱を伝えやすく、絶縁体は熱を伝えにくい。

    正解:○(正しい)

    解説:金属は自由電子により熱を効率よく伝えます(高い熱伝導率)。絶縁体(プラスチック・ガラス等)は熱伝導率が小さい。

  17. 問17.固体から直接気体になる現象を凝縮という。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。固体→直接気体は「昇華」。凝縮は気体→液体への変化。

  18. 問18.気体の体積は、圧力一定では絶対温度に反比例する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。気体の体積は絶対温度に「比例」します(シャルルの法則)。反比例するのは圧力との関係です(ボイルの法則)。

  19. 問19.酸化剤は他の物質を酸化させ、自身は還元される物質である。

    正解:○(正しい)

    解説:酸化剤は他物質に酸素を与えて酸化させる過程で、自身は酸素を失って還元されます。第1類危険物は強力な酸化剤です。

  20. 問20.pHが7の水溶液は酸性である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。pH=7は中性。pH<7が酸性、pH>7がアルカリ性です。

  21. 問21.熱化学方程式における発熱反応では、生成系のエンタルピーが反応系より低い。

    正解:○(正しい)

    解説:発熱反応ではエネルギーが熱として放出されるため、生成物のエンタルピーは反応物より低くなります。

  22. 問22.導体は静電気を蓄積しやすく、不導体は静電気を蓄積しにくい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。逆です。導体は電気を逃がすため静電気を蓄積しにくく、不導体(絶縁体)は蓄積しやすい性質があります。

  23. 問23.気体定数Rを使った理想気体の状態方程式は、PV=R/(nT) で表される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。理想気体の状態方程式は「PV=nRT」(圧力×体積=モル数×気体定数×絶対温度)。

  24. 問24.次のうち、化学変化に該当しないものはどれか。

    • ア.鉄が錆びる
    • イ.塩酸と水酸化ナトリウムを反応させる
    • ウ.木が燃える
    • エ.水が氷になる

    正解:エ.水が氷になる

    解説:水→氷は状態変化(物理変化)であり化学変化ではありません。他はすべて化学変化です。

  25. 問25.塩素酸カリウムが分解する際の反応として正しいものはどれか。

    • ア.酸素を放出する
    • イ.水素を発生する
    • ウ.酸素を吸収する
    • エ.塩素ガスを発生する

    正解:ア.酸素を放出する

    解説:塩素酸カリウムは加熱で2KClO3 → 2KCl + 3O2と分解し、酸素を放出します。第1類の典型反応。

  26. 問26.次のうち、可燃性ガスでないものはどれか。

    • ア.水素
    • イ.窒素
    • ウ.プロパン
    • エ.メタン

    正解:イ.窒素

    解説:窒素は不活性ガスで燃焼しません。水素・メタン・プロパンは可燃性ガスです。

  27. 問27.熱の伝わり方の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.金属棒の片端を熱して反対側まで熱が伝わる:対流
    • イ.お湯がやかんの中で循環する:伝導
    • ウ.太陽の熱が地球まで届く:放射
    • エ.冷蔵庫が部屋を冷やす:放射

    正解:ウ.太陽の熱が地球まで届く:放射

    解説:太陽熱は電磁波(赤外線)で伝わるため放射。金属棒は伝導、お湯は対流、冷蔵庫は対流が中心です。

  28. 問28.燃焼範囲の上限値の説明として正しいものはどれか。

    • ア.可燃性蒸気濃度がこれ以上低いと燃焼しない
    • イ.物質が自然発火する濃度
    • ウ.点火源が消えても燃焼が継続する温度
    • エ.可燃性蒸気濃度がこれ以上高いと酸素不足で燃焼しない

    正解:エ.可燃性蒸気濃度がこれ以上高いと酸素不足で燃焼しない

    解説:上限値を超えると蒸気濃度過剰・酸素不足で燃焼しません。下限値未満は蒸気不足で燃焼しません。

  29. 問29.蒸気圧は温度の上昇とともに減少する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。蒸気圧は温度上昇とともに指数関数的に増大します(クラウジウス・クラペイロン式)。沸点では大気圧に等しくなります。

  30. 問30.気体の体積は、絶対温度の上昇に反比例して減少する(圧力一定)。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。圧力一定下で気体体積は絶対温度に「比例」(シャルルの法則)。反比例ではない。

  31. 問31.熱量は、温度差がある物体間で高温側から低温側へ自発的に移動する。

    正解:○(正しい)

    解説:熱力学第二法則:熱は自発的には高温→低温に移動。逆方向の移動には外部仕事が必要です(冷蔵庫等)。

  32. 問32.可燃性物質と酸素の反応において、酸素濃度が高いほど燃焼速度は速い。

    正解:○(正しい)

    解説:酸素濃度が高い環境では酸化反応の進行が早まり、燃焼速度も速くなります。純酸素中ではさらに激しく燃焼します。

  33. 問33.気化熱(蒸発熱)とは、液体が気体になる際に吸収する熱である。

    正解:○(正しい)

    解説:気化熱は液体→気体の状態変化で吸収される熱。蒸発冷却の原理(汗の冷却効果)です。

  34. 問34.酸化数の変化を伴う反応はすべて酸化還元反応である。

    正解:○(正しい)

    解説:酸化数の増減は電子の授受を意味します。酸化数増加=酸化、減少=還元。両方が必ず同時に起こります。

  35. 問35.物質の溶解度は、温度のみで決まり圧力には依存しない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。気体の水への溶解度は圧力に大きく依存(ヘンリーの法則)。固体・液体の溶解度は主に温度依存ですが、圧力の影響は完全にゼロではありません。

  36. 問36.燃焼反応は急激な発熱反応であり、エンタルピー変化(ΔH)は負の値をとる。

    正解:○(正しい)

    解説:燃焼は発熱反応のため ΔH < 0。生成物(CO2、H2O等)のエネルギーが反応物より低くなります。

  37. 問37.中和反応では、酸と塩基から水と塩が生成される。

    正解:○(正しい)

    解説:酸 + 塩基 → 塩 + 水。例:HCl + NaOH → NaCl + H2O。

  38. 問38.次のうち、酸化反応の例として正しいものはどれか。

    • ア.CO2 + H2O → 炭酸
    • イ.Mg + O2 → MgO
    • ウ.NaCl → Na+ + Cl-(水中)
    • エ.H2O → 氷

    正解:イ.Mg + O2 → MgO

    解説:Mgが酸素と結合してMgOを生成 = 酸化。他は酸塩基反応・電離・状態変化です。

  39. 問39.物質の状態変化のうち、エネルギーを放出する変化はどれか。

    • ア.融解
    • イ.蒸発
    • ウ.凝縮
    • エ.昇華(固→気)

    正解:ウ.凝縮

    解説:凝縮(気体→液体)は分子の運動エネルギーが減少しエネルギー放出。融解・蒸発・昇華(固→気)は吸熱です。

  40. 問40.次のうち、不導体に該当するものはどれか。

    • ア.銅
    • イ.金
    • ウ.アルミニウム
    • エ.ガラス

    正解:エ.ガラス

    解説:ガラス・プラスチック・ゴム等は不導体(絶縁体)。金属(銅・金・アルミ等)は導体です。

  41. 問41.熱の放射(輻射)について正しいものはどれか。

    • ア.高温物体から電磁波として低温物体に移動
    • イ.高温物体から低温物体に空気を通じて移動
    • ウ.高温物体から液体の流動で移動
    • エ.低温物体から高温物体への直接移動

    正解:ア.高温物体から電磁波として低温物体に移動

    解説:放射は電磁波(赤外線等)による熱伝達。媒体不要で真空中でも伝わります(太陽熱の地球到達)。

  42. 問42.可燃性蒸気と空気の混合気が爆発する条件として誤っているものはどれか。

    • ア.蒸気濃度が燃焼範囲内であること
    • イ.蒸気の比重が空気より小さいこと
    • ウ.酸素が供給されていること
    • エ.点火源があること

    正解:イ.蒸気の比重が空気より小さいこと

    解説:蒸気比重と爆発の有無は無関係。比重が大きいと低所に滞留して引火しやすくなりますが、爆発条件には直接含まれません。

  43. 問43.乙種第1類危険物取扱者は、第1類の危険物および甲種・乙種の他類すべての危険物を取り扱うことができる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。乙種危険物取扱者は、免状を取得した類(乙種1類なら第1類のみ)の危険物しか取り扱えません。

  44. 問44.危険物取扱者免状は、住所地の都道府県知事から交付される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。免状は受験した試験を実施した都道府県知事が交付します。住所地ではなく試験地です。

  45. 問45.塩素酸ナトリウムは第1類危険物に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:塩素酸ナトリウムは第1類危険物(酸化性固体)の塩素酸塩類に分類されます。

  46. 問46.過マンガン酸カリウムの指定数量は100kgである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過マンガン酸カリウムは過マンガン酸塩類(第3種酸化性固体)で指定数量は1,000kg。100kgや300kgではありません。

  47. 問47.塩素酸塩類の指定数量は50kgである。

    正解:○(正しい)

    解説:塩素酸塩類は第1類の第1種酸化性固体に該当し、指定数量は50kgです(最も危険な区分)。

  48. 問48.危険物保安監督者には、乙種第1類取扱者がそのまま就任できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。保安監督者には甲種または乙種免状のうえで6か月以上の実務経験が必要です。免状取得だけでは就任できません。

  49. 問49.製造所等の設置許可は、市町村長等が行う。

    正解:○(正しい)

    解説:製造所等の設置・変更許可は、所在地の市町村長(消防本部・消防署を置く市町村以外は都道府県知事)が行います。

  50. 問50.保安講習は、危険物取扱作業に従事することとなった日から3年以内に最初の受講をすればよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。保安講習は従事日から「1年以内」に初回受講、その後は3年に1回受講です(消防法施行規則58条の14)。

  51. 問51.免状の写しを携帯すれば、原本は携帯しなくてもよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。危険物の取扱作業に従事するときは、免状の原本を携帯しなければなりません。写しでは認められません。

  52. 問52.硝酸塩類は第1類危険物に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸ナトリウム・硝酸カリウム等の硝酸塩類は、第1類危険物(酸化性固体)に分類されます。

  53. 問53.次のうち、第1類危険物に該当しないものはどれか。

    • ア.塩素酸ナトリウム
    • イ.硝酸カリウム
    • ウ.過マンガン酸カリウム
    • エ.黄りん

    正解:エ.黄りん

    解説:黄りんは第3類危険物(自然発火性物質・禁水性物質)です。他はすべて第1類(酸化性固体)に該当します。

  54. 問54.指定数量50kgに該当する第1類危険物は次のうちどれか。

    • ア.塩素酸カリウム
    • イ.硝酸ナトリウム
    • ウ.過マンガン酸カリウム
    • エ.重クロム酸カリウム

    正解:ア.塩素酸カリウム

    解説:塩素酸カリウムは第1種酸化性固体で指定数量50kg。硝酸ナトリウム・過マンガン酸カリウム・重クロム酸カリウムはより指定数量が大きい区分です。

  55. 問55.危険物施設の定期点検について、誤っているものはどれか。

    • ア.原則として1年に1回以上実施する
    • イ.丙種取扱者も単独で点検できる
    • ウ.危険物施設保安員も点検を行うことができる
    • エ.点検記録は3年間保存する

    正解:イ.丙種取扱者も単独で点検できる

    解説:丙種は定期点検の立会いができますが、点検そのものを単独で行うのは甲種・乙種または危険物施設保安員に限られます。

  56. 問56.無機過酸化物の貯蔵・取扱いについて誤っているものはどれか。

    • ア.水との接触を避ける
    • イ.可燃物との混触を避ける
    • ウ.注水消火が最も効果的である
    • エ.冷暗所に貯蔵する

    正解:ウ.注水消火が最も効果的である

    解説:無機過酸化物(過酸化ナトリウム等)は水と反応して酸素と熱を発生し、火災を拡大させます。注水消火は不適切で、乾燥砂等で覆って窒息消火します。

  57. 問57.危険物保安監督者を選任しなければならない施設は次のうちどれか。

    • ア.移動タンク貯蔵所
    • イ.指定数量未満の屋内貯蔵所
    • ウ.簡易タンク貯蔵所(指定数量の倍数1未満)
    • エ.製造所

    正解:エ.製造所

    解説:製造所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所・移送取扱所は指定数量に関わらず保安監督者を選任します。移動タンク貯蔵所は選任不要です。

  58. 問58.危険物の運搬は、危険物取扱者が乗車していなくても行うことができる。

    正解:○(正しい)

    解説:運搬は容器に収納して行うため危険物取扱者の乗車は不要です。一方、移動タンク貯蔵所による「移送」は取扱者の乗車が必須です。

  59. 問59.塩素酸塩類(第1類)の運搬では、第6類危険物との混載は禁止されている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第1類と第6類の混載は許可されています。第1類が混載禁止なのは第2・3・4・5類です。

  60. 問60.製造所等の譲渡を受けた者は、遅滞なく市町村長等に届け出る必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:譲渡・引渡しを受けた者は、遅滞なく市町村長等に届け出る義務があります(消防法11条の4)。

  61. 問61.硝酸塩類300kgを貯蔵する施設は、消防法による許可施設の対象となる。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸塩類は第2種酸化性固体で指定数量300kg。指定数量以上は消防法の許可対象となります。

  62. 問62.危険物施設の予防規程は、市町村長等に届出すれば足りる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。予防規程は届出ではなく、市町村長等の認可が必要です。変更時も認可が要ります。

  63. 問63.無機過酸化物(過酸化ナトリウム等)の指定数量は50kgである。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物は第1類の第1種酸化性固体に分類され、指定数量は最も厳しい50kgです。

  64. 問64.危険物保安統括管理者は、特定の事業所に選任が義務付けられている。

    正解:○(正しい)

    解説:指定数量の倍数3,000以上を貯蔵・取扱う特定事業所には、危険物保安統括管理者の選任が義務付けられます。

  65. 問65.製造所等の所有者は、設備の譲渡があった場合でも届出は不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。譲渡・引渡しがあった場合は遅滞なく届け出る必要があります(消防法11条の4)。

  66. 問66.危険物施設の点検は、危険物施設保安員が単独で行うことができる。

    正解:○(正しい)

    解説:危険物施設保安員は、危険物取扱者の立会いなしに定期点検を行うことができます。

  67. 問67.製造所等で火災予防上必要な施設を、消防庁長官は命令で改修させることができる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。火災予防上必要な改修命令は「市町村長等」が出します(消防法11条の5等)。消防庁長官ではありません。

  68. 問68.次のうち、第1類危険物のみで構成される運搬容器に必須の表示はどれか。

    • ア.「禁水」のみ
    • イ.「火気厳禁」「衝撃注意」
    • ウ.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
    • エ.「自然発火注意」のみ

    正解:ウ.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」

    解説:第1類は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」が必須。無機過酸化物の場合さらに「禁水」が追加されます。

  69. 問69.第1類危険物(無機過酸化物を除く)の貯蔵基準として誤っているものはどれか。

    • ア.可燃物との接触を避ける
    • イ.加熱・衝撃・摩擦を避ける
    • ウ.湿気との接触を避ける
    • エ.大量の還元剤と混合貯蔵する

    正解:エ.大量の還元剤と混合貯蔵する

    解説:還元剤との混合は激しい反応を起こすため絶対に避けます。他は正しい貯蔵基準です。

  70. 問70.塩素酸ナトリウムを貯蔵する屋内貯蔵所について、保有空地の幅として誤っているものはどれか。

    • ア.倍数20超〜50以下:1m以上
    • イ.倍数5超〜10以下:1m以上
    • ウ.倍数10超〜20以下:2m以上
    • エ.指定数量の倍数5以下:0.5m以上

    正解:ア.倍数20超〜50以下:1m以上

    解説:倍数20超〜50以下では3m以上が必要。倍数が増えるほど保有空地は大きくなります。

  71. 問71.危険物施設で使用する電気設備について正しいものはどれか。

    • ア.すべての設備を防爆構造にする必要がある
    • イ.可燃性蒸気が滞留する恐れのある場所では防爆構造が必要
    • ウ.電気設備は使用禁止である
    • エ.電源の電圧は100V以下に制限される

    正解:イ.可燃性蒸気が滞留する恐れのある場所では防爆構造が必要

    解説:可燃性蒸気・可燃性微粉が滞留するおそれのある場所では防爆構造の電気設備が必要です。すべての設備が必須ではありません。

  72. 問72.製造所等における危険物の取扱いについて、誤っているものはどれか。

    • ア.許可された数量を超える危険物を貯蔵してはならない
    • イ.許可された品名以外の危険物を貯蔵してはならない
    • ウ.指定数量未満なら無資格者でも取扱える
    • エ.取扱作業は危険物取扱者または立会いの下で行う

    正解:ウ.指定数量未満なら無資格者でも取扱える

    解説:指定数量未満でも、製造所等で取扱う場合は取扱者の関与が必要です。例外的に丙種は単独取扱いに制限あり。

  73. 問73.危険物施設の保安検査は、政令で定める一定規模以上の屋外タンク貯蔵所等で実施される。

    正解:○(正しい)

    解説:容量1万kL以上の屋外タンク貯蔵所等は、所有者等が定期的に保安検査を受ける義務があります(消防法14条の3)。

  74. 問74.指定数量未満の危険物の貯蔵・取扱いは、消防法の規制対象外となるため自由に行える。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。指定数量未満は消防法ではなく、市町村ごとの火災予防条例で規制されます。「自由に行える」訳ではありません。

  75. 問75.塩素酸塩類50kgと過マンガン酸カリウム1,000kgを同一場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数は2である。

    正解:○(正しい)

    解説:塩素酸塩50/50=1倍 + 過マンガン酸1000/1000=1倍。倍数の和は2倍となります。

  76. 問76.危険物施設の警報設備は、自動火災報知設備のみが該当する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。警報設備は自動火災報知設備のほか、消防機関に通報できる電話・非常ベル装置・拡声装置・警鐘も含まれます。

  77. 問77.製造所等で使用する電気設備は、危険物の種類や設置場所により防爆構造のものを使用する必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:可燃性蒸気・可燃性微粉が滞留するおそれのある場所では、防爆構造の電気設備(スイッチ・モーター等)を使用します。

  78. 問78.指定数量の倍数が10以上の屋内貯蔵所では、避雷設備の設置が義務付けられる。

    正解:○(正しい)

    解説:指定数量の倍数10以上の製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所等には、避雷設備の設置が義務付けられます。

  79. 問79.製造所等の所有者は、定期点検の点検者に危険物施設保安員を選任することができる。

    正解:○(正しい)

    解説:危険物施設保安員は、所有者等が選任し、点検・補修・異常時応急措置等を担当します。資格要件は特になし。

  80. 問80.免状の交付を受けた者は、住所変更があったとき書換えを申請する必要がある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。住所は免状の記載事項ではないため変更時の書換えは不要です。書換えが必要なのは氏名・本籍地(都道府県)・写真の更新時です。

  81. 問81.製造所等で危険物の取扱作業に従事する従業員は、必ず危険物取扱者資格を持つ必要がある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。甲種または乙種の危険物取扱者の立会いがあれば、無資格者でも取扱いできます(丙種は単独可だが立会いはできません)。

  82. 問82.保安監督者は、製造所等が複数の場合でも、1人の取扱者が複数施設の保安監督者を兼任できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。保安監督者は施設ごとに選任が必要で、原則として兼任は認められません。所有者等が施設ごとに選任します。

  83. 問83.次のうち、危険物施設の警報設備に該当しないものはどれか。

    • ア.ガス漏れ警報装置
    • イ.消防機関に通報できる電話
    • ウ.非常ベル装置
    • エ.自動火災報知設備

    正解:ア.ガス漏れ警報装置

    解説:消防法上の警報設備は5種類(自動火災報知・電話・非常ベル・拡声・警鐘)。ガス漏れ警報装置は法定の警報設備ではありません。

  84. 問84.次の第1類危険物のうち、第2種酸化性固体に該当するものはどれか。

    • ア.塩素酸ナトリウム(指定数量50kg)
    • イ.過酸化ナトリウム(指定数量50kg)
    • ウ.過マンガン酸カリウム(指定数量1,000kg)
    • エ.硝酸ナトリウム(指定数量300kg)

    正解:エ.硝酸ナトリウム(指定数量300kg)

    解説:硝酸ナトリウム(硝酸塩類)は第2種酸化性固体で指定数量300kg。塩素酸ナトリウムは第1種(50kg)、過酸化ナトリウム(無機過酸化物)は第1種(50kg)、過マンガン酸カリウムは第3種(1,000kg)です。

  85. 問85.危険物の運搬容器について、誤っているものはどれか。

    • ア.容器外面に「危険物」の品名・数量・注意事項を表示する
    • イ.容器の最大容積はUN規則等に基づく規格容量を超えない
    • ウ.混載禁止組合せでも、内側で完全に分離されていれば混載できる
    • エ.容器は危険物の性質に適合する材料・構造とする

    正解:ウ.混載禁止組合せでも、内側で完全に分離されていれば混載できる

    解説:混載禁止組合せの危険物は、容器内で分離されていても同一車両への積載は禁止されています。

  86. 問86.危険物保安監督者の業務として誤っているものはどれか。

    • ア.危険物の取扱作業の保安監督
    • イ.取扱者・従業員への保安に関する指示
    • ウ.消防機関等との連絡
    • エ.製造所等の設置許可申請

    正解:エ.製造所等の設置許可申請

    解説:設置許可申請は所有者等の業務。保安監督者の業務は保安監督・指示・連絡・記録作成等の運用面です。

  87. 問87.次のうち、定期点検の対象となる施設として誤っているものはどれか。

    • ア.指定数量未満の屋内取扱所
    • イ.地下タンク貯蔵所(容量に関わらず)
    • ウ.移動タンク貯蔵所
    • エ.指定数量の倍数10以上の製造所

    正解:ア.指定数量未満の屋内取扱所

    解説:指定数量未満の施設は消防法上の製造所等ではなく、定期点検義務の対象外です(火災予防条例で規制)。

  88. 問88.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)は固体ロケット推進薬の酸化剤として使用される。

    正解:○(正しい)

    解説:過塩素酸アンモニウムは強力な酸化剤で、固体ロケットブースターの主成分(推進薬の酸化剤)として実用化されています。

  89. 問89.過酸化ナトリウムは黄白色の粉末で、水と激しく反応して水酸化ナトリウムと酸素を生じる。

    正解:○(正しい)

    解説:過酸化ナトリウム(Na2O2)は黄白色〜淡黄色粉末。2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2 の反応で発熱・酸素発生するため、禁水性物質に該当します。

  90. 問90.第1類危険物のうち、無機過酸化物の運搬容器には「禁水」の注意事項を表示する必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物は水と反応して酸素・熱を放出するため、運搬容器に「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」に加え「禁水」の表示が義務付けられています。

  91. 問91.過マンガン酸カリウム(KMnO4)は暗紫色の結晶で、強い酸化作用を持つ。

    正解:○(正しい)

    解説:過マンガン酸カリウムは暗紫色〜黒紫色の結晶で、水溶液は赤紫色を呈します。強酸化剤として殺菌・漂白・分析試薬に広く用いられます。

  92. 問92.第1類危険物(酸化性固体)の指定数量は、第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgの3段階に区分されている。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類は危険性に応じて第1種(50kg)・第2種(300kg)・第3種(1000kg)に区分されます。塩素酸塩類等が第1種、硝酸塩類等が第2種、過マンガン酸塩類等が第3種です。

  93. 問93.過酸化ナトリウム・過酸化カリウムは、塩素酸塩類と同じ指定数量50kg(第1種酸化性固体)に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物(過酸化ナトリウム・過酸化カリウム等)は第1種酸化性固体に該当し、指定数量は50kg。塩素酸塩類・過塩素酸塩類・亜塩素酸塩類も同区分です。

  94. 問94.硝酸アンモニウムは加熱・衝撃により爆発的に分解する性質があり、過去に大規模爆発事故の原因となった。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸アンモニウムは加熱・衝撃で激しく分解し、テキサスシティ事故(1947年)やベイルート港爆発(2020年)など大規模事故の原因物質として知られます。

  95. 問95.第1類危険物の運搬において、第2類(可燃性固体)との混載は政令で禁止されている。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類(酸化性固体)と第2類(可燃性固体)の混載は酸化剤+可燃物の組合せとなり危険なため禁止。混載できるのは第6類(酸化性液体)のみです。

  96. 問96.屋内貯蔵所の床面積は、原則として1,000㎡を超えないことと消防法施行令で定められている。

    正解:○(正しい)

    解説:屋内貯蔵所の貯蔵倉庫の床面積は政令で原則1,000㎡以下と定められており、貯蔵する危険物の種類により上限が変わります。

  97. 問97.重クロム酸ナトリウム(Na2Cr2O7)は橙赤色の結晶で、皮革なめし剤や染料原料として工業利用される。

    正解:○(正しい)

    解説:重クロム酸ナトリウムは橙赤色〜赤色の結晶で、強酸化作用をもち皮革なめし・染料・腐食防止剤・分析試薬として使用されます。

  98. 問98.過酸化マグネシウム・過酸化カルシウム・過酸化亜鉛は、医薬・漂白・園芸用途で利用される無機過酸化物である。

    正解:○(正しい)

    解説:これらは無機過酸化物(第1類・指定数量50kg)に該当し、過酸化マグネシウムは胃薬、過酸化カルシウムは漂白・酸素発生、過酸化亜鉛は医薬・化粧品原料に利用されます。

  99. 問99.亜塩素酸ナトリウムは漂白剤として使用され、酸との混触で二酸化塩素ガスを発生する。

    正解:○(正しい)

    解説:亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)はパルプ・繊維の漂白剤として利用されますが、酸と接触すると有毒な二酸化塩素(ClO2)ガスを発生するため酸性物質との混触禁止です。

  100. 問100.移動タンク貯蔵所で危険物を移送する場合、当該危険物を取り扱える資格をもつ危険物取扱者が乗車しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:移動タンク貯蔵所による移送には、運搬する危険物に対応した甲種または乙種免状を持つ危険物取扱者の乗車が義務付けられ、免状の携帯も必要です。

  101. 問101.過塩素酸アンモニウムは衝撃・加熱・摩擦に敏感で、塩素酸塩類に匹敵する爆発感度を示すことがある。

    正解:○(正しい)

    解説:過塩素酸アンモニウムは加熱・衝撃・摩擦により分解・爆発する性質があり、有機物や還元剤との混触で爆発感度が大きく上昇します。

  102. 問102.屋外貯蔵所では、第1類危険物のうち塩素酸塩類等の品名は貯蔵することができない(限定品目のみ貯蔵可)。

    正解:○(正しい)

    解説:屋外貯蔵所で貯蔵できる危険物は政令で限定されており、第1類では硫黄や引火点21℃以上の第4類等に限られ、塩素酸塩類など多くの第1類は屋外貯蔵所で貯蔵できません。

  103. 問103.保有空地は、製造所等の周囲に確保する空地で、指定数量の倍数に応じてその幅が定められている。

    正解:○(正しい)

    解説:保有空地は延焼防止・消火活動のために製造所等の周囲に設ける空地で、指定数量の倍数(10以下なら3m以上等)に応じて幅員が政令で定められています。

  104. 問104.過酸化バリウム(BaO2)は水と反応して過酸化水素と水酸化バリウムを生じ、二酸化炭素と反応して炭酸バリウムと酸素を生じる。

    正解:○(正しい)

    解説:BaO2 + 2H2O → Ba(OH)2 + H2O2、2BaO2 + 2CO2 → 2BaCO3 + O2 の反応を起こし、水・二酸化炭素双方と反応するため貯蔵時は密栓が必須です。

  105. 問105.重クロム酸塩類(重クロム酸カリウム・重クロム酸ナトリウム等)の指定数量は1,000kg(第3種酸化性固体)である。

    正解:○(正しい)

    解説:重クロム酸塩類は過マンガン酸塩類とともに第3種酸化性固体に分類され、指定数量は1,000kgです(第1類で最も大きな指定数量)。

  106. 問106.硝酸カリウム(硝石)は古来から黒色火薬の主成分(酸化剤)として利用されてきた第1類危険物である。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸カリウム(KNO3、硝石)は硫黄・木炭とともに黒色火薬の主成分として歴史的に使用されてきました。第1類危険物・硝酸塩類(指定数量300kg)に該当します。

  107. 問107.第1類危険物の運搬容器の標識は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」で、無機過酸化物等の禁水性物質にはこれに「禁水」が加わる。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類危険物の運搬容器表示は政令で定められ、無機過酸化物には注水禁止のため「禁水」表示が追加されます。これを欠くと運搬基準違反となります。

  108. 問108.よう素酸カリウム・よう素酸ナトリウムは白色〜無色の結晶で、食塩のよう素強化添加物などに利用される第1類危険物である。

    正解:○(正しい)

    解説:よう素酸塩類(指定数量300kg・第2種)は白色結晶で、医薬・食塩へのよう素添加・分析試薬等に利用される酸化性固体です。

  109. 問109.三酸化クロム(無水クロム酸、CrO3)は暗赤紫色の結晶で、強酸化剤として有機物と接触すると発火することがある。

    正解:○(正しい)

    解説:三酸化クロム(CrO3)は暗赤色〜暗赤紫色の潮解性結晶で、強い酸化作用をもち、アルコール等の有機物と接触すると発火・爆発の危険があります。

  110. 問110.過酸化ナトリウムは二酸化炭素と反応して炭酸ナトリウムと酸素を発生するため、潜水艦・宇宙船・閉鎖空間の酸素発生剤として利用される。

    正解:○(正しい)

    解説:2Na2O2 + 2CO2 → 2Na2CO3 + O2 の反応により呼気のCO2を吸収しつつO2を発生するため、閉鎖空間の空気再生剤として実用化されてきました。

  111. 問111.製造所等を設置する場合、市町村長等の許可を受け完成検査を受けて検査済証の交付を受けた後でなければ使用してはならない。

    正解:○(正しい)

    解説:消防法第11条により、製造所等の設置許可・完成検査・検査済証交付を経た後でなければ使用開始できません。無許可使用は処罰対象です。

  112. 問112.危険物施設の予防規程は、製造所等の所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:予防規程は政令で定める製造所等で所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける必要があります(届出ではなく認可制)。変更時も同様に認可が必要です。

  113. 問113.移動タンク貯蔵所では、危険物取扱者免状(原本または定められた条件下での写し)を備え付け、危険物取扱者が乗車しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:移動タンク貯蔵所による移送には対応類の危険物取扱者乗車と免状携帯が義務付けられています。免状は携行が必須で、車両備え付けではなく取扱者が携帯します。

  114. 問114.第1類危険物の運搬容器には、品名・危険等級・化学名・数量および注意事項を表示しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:運搬容器の表示事項は消防法施行規則で定められ、品名・危険等級(Ⅰ〜Ⅲ)・化学名・数量・注意事項の表示が必要です。表示欠落は運搬基準違反となります。

  115. 問115.過塩素酸アンモニウムは可燃性液体に分類される第4類危険物である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過塩素酸アンモニウムは酸化性固体であり、第1類危険物の過塩素酸塩類(第1種・指定数量50kg)に分類される固体酸化剤です。

  116. 問116.過酸化カリウムは水と反応すると水素ガスを発生するため、火災時には注水消火が有効である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過酸化カリウムは水と反応して水酸化カリウムと酸素を発生し激しく発熱します。注水は厳禁で、乾燥砂等で窒息消火します。

  117. 問117.第1類危険物の指定数量は、第1種10kg・第2種100kg・第3種500kgの3区分である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgです。10kg・100kg・500kgというのは存在しない区分で出題の常套句として注意。

  118. 問118.硝酸アンモニウムは加熱しても分解せず、爆発の危険性はまったくない安定物質である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。硝酸アンモニウムは加熱で激しく分解(NH4NO3 → N2O + 2H2O や 2NH4NO3 → 2N2 + 4H2O + O2)し、爆発事故の原因となる危険物です。

  119. 問119.重クロム酸カリウムは加熱しても分解せず、酸素を放出することはない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは重クロム酸カリウムは強酸化剤で、加熱により分解し酸素を放出する性質をもちます。有機物との混触は発火の危険があります。

  120. 問120.屋外貯蔵所では、第1類危険物のすべての品名を制限なく貯蔵することができる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。屋外貯蔵所で貯蔵可能な危険物は政令で限定されており、第1類では塩素酸塩類・過塩素酸塩類・無機過酸化物等の多くが貯蔵不可です。

  121. 問121.移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、無資格者でも運転士が乗っていれば運行できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは移送には当該危険物を取り扱える甲種または乙種危険物取扱者の乗車が必須で、免状の携帯が義務付けられています。

  122. 問122.製造所等の予防規程は、所有者が定めれば足り、市町村長等への届出も認可も不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは予防規程は所有者等が定めたうえで市町村長等の認可を受ける必要があります。変更時も認可が必要で、届出のみでは違法です。

  123. 問123.三酸化クロム(無水クロム酸)は還元性が強く、可燃物と接触しても安定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは三酸化クロム(CrO3)は強い酸化剤で、エタノール等の有機物と接触すると発火することがある危険な酸化性固体です。

  124. 問124.過マンガン酸カリウムは濃硫酸を加えても反応せず、何の危険性もない安定物質である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過マンガン酸カリウムに濃硫酸を加えると無水過マンガン酸(Mn2O7)が生じ、これは爆発性で発火・爆発の危険があります。

  125. 問125.過塩素酸塩類の指定数量は1,000kgで、第3種酸化性固体に分類される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過塩素酸塩類は塩素酸塩類・無機過酸化物・亜塩素酸塩類とともに第1種酸化性固体(指定数量50kg)に分類されます。

  126. 問126.第1類危険物は酸化性液体に分類される危険物である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1類は「酸化性固体」です。酸化性液体は第6類危険物(硝酸・過酸化水素・過塩素酸等)に分類されます。

  127. 問127.危険物の運搬容器に表示する注意事項として、第1類は「火気厳禁」のみで足りる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第1類の注意事項は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」、無機過酸化物等にはさらに「禁水」を加える必要があります。「火気厳禁」は第3類等の表示です。

  128. 問128.過酸化ナトリウムによる火災では、四塩化炭素(ハロゲン化物)消火器を使用するのが最適である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過酸化ナトリウム火災では乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類粉末消火剤を用います。ハロゲン化物消火剤は使用できません。

  129. 問129.保安距離は、危険物施設の内部に確保する空地で、消火活動のための通路として機能するものである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは保安距離は製造所等と学校・病院・住宅等との間に確保する外部距離で、施設内部の空地である保有空地とは別概念です。

  130. 問130.亜塩素酸ナトリウムは酸との接触で水素ガスを発生する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは亜塩素酸ナトリウムは酸との接触で有毒な二酸化塩素(ClO2)ガスを発生します。水素ではなく二酸化塩素です。

  131. 問131.屋内貯蔵所の貯蔵倉庫の床面積は、第1類危険物では消防法令上いっさい制限がない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは屋内貯蔵所の床面積は原則1,000㎡以下と政令で定められており、品名や危険等級により上限が変わります。第1類だけが例外という事実はありません。

  132. 問132.過酸化バリウムは可燃性物質に該当し、それ自体が燃焼する性質がある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過酸化バリウムは第1類無機過酸化物(酸化性固体)で、それ自体は燃焼せず、他の可燃物の燃焼を助ける性質をもちます。

  133. 問133.危険物施設の完成検査前検査(基礎・地盤、溶接、水張・水圧)は、すべての製造所等で必ず必要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。完成検査前検査は液体危険物を貯蔵する一定規模以上の屋外タンク貯蔵所等に限定されます。すべての製造所等で必須というのは誤りです。

  134. 問134.第1類危険物は、すべて水と激しく反応する禁水性物質に該当する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは禁水性なのは無機過酸化物などに限られ、塩素酸塩類・硝酸塩類・過マンガン酸塩類等は水と反応しないため注水消火が有効です。

  135. 問135.移動タンク貯蔵所の運転は大型自動車免許のみで足り、危険物取扱者の乗車は不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは移送中は当該危険物を取り扱える甲種または乙種危険物取扱者の乗車が義務付けられ、免状の携帯も必須です。免許だけでは運行できません。

  136. 問136.過塩素酸カリウムは、塩素酸カリウムよりも分解温度が低く不安定で、より爆発しやすい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過塩素酸カリウム(分解温度約400℃)の方が塩素酸カリウム(約400℃で分解開始だが約356℃から分解)よりも一般に分解温度・熱安定性が高めです。

  137. 問137.重クロム酸アンモニウムは無色透明の液体で、加熱すると蒸発するだけで分解しない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは重クロム酸アンモニウムは橙赤色の固体結晶で、加熱すると激しく分解して窒素・水蒸気・酸化クロム(緑色)を生じます(火山実験)。

  138. 問138.第1類危険物を貯蔵する容器は、湿気・水分の出入りを許す開放型容器を使用するのが原則である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1類は容器を密栓して湿気・水分・酸・可燃物との接触を遮断するのが原則です。特に潮解性物質・無機過酸化物では密閉が必須です。

  139. 問139.危険物施設保安員は、甲種または乙種危険物取扱者でなければ選任できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。危険物施設保安員には資格要件は定められておらず、所有者等が指名できます。資格要件があるのは危険物保安監督者(甲種または乙種+6か月以上の実務経験)です。

  140. 問140.第1類危険物の輸送では、第4類(引火性液体)との混載が常に許可されている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1類は第6類との混載のみ可能で、第2類・第3類・第4類・第5類との混載は禁止です。第1類(酸化剤)と第4類(可燃物)の組合せは特に危険です。

  141. 問141.過酸化マグネシウム・過酸化カルシウムは水と反応せず安定であり、医薬用途で安全に使用できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過酸化マグネシウム・過酸化カルシウムも水と緩やかに反応して過酸化水素・酸素を発生し、医薬用途でも酸化剤として作用します。安定とは言えません。

  142. 問142.次のうち、第1種酸化性固体(指定数量50kg)に該当するものはどれか。

    • ア.過酸化ナトリウム
    • イ.硝酸ナトリウム
    • ウ.過マンガン酸カリウム
    • エ.重クロム酸カリウム

    正解:ア.過酸化ナトリウム

    解説:過酸化ナトリウムは無機過酸化物(第1種・50kg)。硝酸ナトリウムは硝酸塩類(第2種・300kg)、過マンガン酸カリウム・重クロム酸カリウムは第3種(1000kg)です。

  143. 問143.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)の用途として最も代表的なものはどれか。

    • ア.肥料(窒素源)
    • イ.固体ロケット推進薬の酸化剤
    • ウ.食品添加物
    • エ.金属の防錆剤

    正解:イ.固体ロケット推進薬の酸化剤

    解説:過塩素酸アンモニウムは強力な酸化剤で、固体ロケットブースター推進薬の酸化剤として大量に消費されます。スペースシャトルSRBにも使用されました。

  144. 問144.第1類危険物のうち無機過酸化物の運搬容器に表示する注意事項として正しい組合せはどれか。

    • ア.取扱注意、水濡れ注意
    • イ.火気厳禁のみ
    • ウ.火気・衝撃注意、可燃物接触注意、禁水
    • エ.禁水のみ

    正解:ウ.火気・衝撃注意、可燃物接触注意、禁水

    解説:第1類共通の「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」に加え、無機過酸化物は水と反応するため「禁水」表示が必要です。「火気厳禁」は第3類等の表示で、第1類には不適切です。

  145. 問145.過酸化ナトリウムが関与する火災で、最も避けるべき消火方法はどれか。

    • ア.炭酸水素塩類粉末消火剤
    • イ.乾燥砂で覆う窒息消火
    • ウ.膨張ひる石で覆う窒息消火
    • エ.棒状注水による冷却消火

    正解:エ.棒状注水による冷却消火

    解説:過酸化ナトリウムは水と反応して酸素・熱を発生し火災を拡大させるため、棒状・霧状を問わず注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類粉末消火剤を使用します。

  146. 問146.第1類危険物(酸化性固体)の指定数量の区分として正しいものはどれか。

    • ア.第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kg
    • イ.第1種10kg・第2種100kg・第3種500kg
    • ウ.第1種100kg・第2種500kg・第3種2000kg
    • エ.第1種200kg・第2種1000kg・第3種3000kg

    正解:ア.第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kg

    解説:第1類の指定数量は第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgの3区分です。他の選択肢の数値はすべて存在しない区分で、出題で頻出のひっかけです。

  147. 問147.過マンガン酸カリウム(KMnO4)の性状記述として誤っているものはどれか。

    • ア.暗紫色の結晶である
    • イ.無色透明の液体である
    • ウ.水溶液は赤紫色を呈する
    • エ.強酸化剤として漂白・殺菌に用いられる

    正解:イ.無色透明の液体である

    解説:過マンガン酸カリウムは暗紫色〜黒紫色の結晶で、無色透明の液体ではありません。水溶液は赤紫色を呈し、強い酸化作用で殺菌・漂白に使われます。

  148. 問148.第1類危険物の貯蔵方法として誤っているものはどれか。

    • ア.直射日光を避けて冷暗所に貯蔵する
    • イ.容器を密栓し湿気を遮断する
    • ウ.可燃物や有機物と同一場所に貯蔵してよい
    • エ.衝撃・摩擦・転倒を避ける

    正解:ウ.可燃物や有機物と同一場所に貯蔵してよい

    解説:第1類は強酸化剤のため、可燃物・有機物・還元剤との混触は厳禁です。同一場所に貯蔵してはなりません。冷暗所貯蔵・密栓・衝撃摩擦防止は正しい貯蔵方法です。

  149. 問149.移動タンク貯蔵所による危険物移送の基準として誤っているものはどれか。

    • ア.当該危険物を取り扱える危険物取扱者が乗車する
    • イ.接地導線等の静電気対策を行う
    • ウ.標識を車両に掲示する
    • エ.免状は写しを携帯すれば原本は不要である

    正解:エ.免状は写しを携帯すれば原本は不要である

    解説:移動タンク貯蔵所の移送では、危険物取扱者免状の原本携帯が義務で、写しでは認められません。取扱者乗車・標識掲示・静電気対策(接地)は正しい基準です。

  150. 問150.過酸化ナトリウム(Na2O2)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.水と反応して水素ガスを発生する
    • イ.黄白色の粉末である
    • ウ.二酸化炭素と反応して酸素を発生する
    • エ.水溶液は強塩基性を示す

    正解:ア.水と反応して水素ガスを発生する

    解説:過酸化ナトリウムは水と反応して水酸化ナトリウム(NaOH)と酸素を発生します。水素ではなく酸素を発生する点が頻出のひっかけです。

  151. 問151.第1類危険物のうち、強い潮解性をもつため密栓容器で湿気を遮断する必要があるものはどれか。

    • ア.過塩素酸カリウム
    • イ.塩素酸ナトリウム
    • ウ.過マンガン酸カリウム
    • エ.塩素酸カリウム

    正解:イ.塩素酸ナトリウム

    解説:塩素酸ナトリウムは強い潮解性をもち空気中の水分を吸って溶け出すため、密栓貯蔵が必要です。過塩素酸カリウム・過マンガン酸カリウム・塩素酸カリウムは潮解性が顕著ではありません。

  152. 問152.第1類危険物の運搬において、混載が認められている類は次のうちどれか。

    • ア.第2類(可燃性固体)
    • イ.第3類(自然発火性・禁水性物質)
    • ウ.第6類(酸化性液体)
    • エ.第4類(引火性液体)

    正解:ウ.第6類(酸化性液体)

    解説:第1類(酸化性固体)と混載可能なのは第6類(酸化性液体)のみです。第2類・第3類・第4類・第5類との混載は危険なため政令で禁止されています。

  153. 問153.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.白色の結晶である
    • イ.水によく溶ける
    • ウ.衝撃・摩擦・加熱に敏感である
    • エ.加熱しても分解しない安定物質である

    正解:エ.加熱しても分解しない安定物質である

    解説:過塩素酸アンモニウムは加熱すると分解し、塩素・窒素・酸素・水蒸気等を発生します。「加熱しても分解しない」は誤りです。白色結晶・水溶性・衝撃摩擦敏感は正しい性質です。

  154. 問154.硝酸アンモニウムの取扱いとして誤っているものはどれか。

    • ア.油類と同一場所に貯蔵してよい
    • イ.容器を密栓し湿気を避ける
    • ウ.可燃物との混触を避ける
    • エ.加熱・衝撃を避ける

    正解:ア.油類と同一場所に貯蔵してよい

    解説:硝酸アンモニウムは強酸化剤のため油類等の可燃物との混触は厳禁で、同一場所での貯蔵は絶対に避けます。可燃物混触防止・容器密栓・加熱衝撃回避は正しい取扱基準です。

  155. 問155.次のうち、危険物保安監督者の選任が必要ない施設はどれか。

    • ア.製造所
    • イ.移動タンク貯蔵所
    • ウ.屋外タンク貯蔵所
    • エ.給油取扱所

    正解:イ.移動タンク貯蔵所

    解説:移動タンク貯蔵所には危険物保安監督者の選任は不要です(代わりに移送時の取扱者乗車義務)。製造所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所は選任が義務付けられています。

  156. 問156.次のうち、第1類危険物のうち無機過酸化物に該当するものはどれか。

    • ア.塩素酸カリウム
    • イ.亜塩素酸ナトリウム
    • ウ.過酸化ナトリウム
    • エ.硝酸カリウム

    正解:ウ.過酸化ナトリウム

    解説:過酸化ナトリウム(Na2O2)は無機過酸化物に該当します。塩素酸カリウムは塩素酸塩類、亜塩素酸ナトリウムは亜塩素酸塩類、硝酸カリウムは硝酸塩類です。

  157. 問157.重クロム酸塩類(重クロム酸カリウム等)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.橙赤色〜赤色の結晶である
    • イ.強い酸化剤として作用する
    • ウ.染料・皮革なめし剤等の工業用途がある
    • エ.皮膚・粘膜への毒性はまったくない

    正解:エ.皮膚・粘膜への毒性はまったくない

    解説:重クロム酸塩類は6価クロムを含み、皮膚・粘膜への強い刺激性と発がん性がある毒物です。「毒性はない」は重大な誤りです。橙赤色結晶・酸化剤・工業用途は正しい性質です。

  158. 問158.次の第1類危険物のうち、第2種酸化性固体(指定数量300kg)に該当するものはどれか。

    • ア.硝酸塩類
    • イ.過塩素酸塩類
    • ウ.亜塩素酸塩類
    • エ.塩素酸塩類

    正解:ア.硝酸塩類

    解説:硝酸塩類は第2種酸化性固体(指定数量300kg)。塩素酸塩類・過塩素酸塩類・亜塩素酸塩類はいずれも第1種(50kg)です。

  159. 問159.過酸化バリウム(BaO2)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.黄色〜灰白色の固体である
    • イ.有機酸と接触すると還元される
    • ウ.水と反応して過酸化水素を生じる
    • エ.無機過酸化物に該当する

    正解:イ.有機酸と接触すると還元される

    解説:過酸化バリウムは強酸化剤で、有機酸等の有機物と接触すると相手を酸化します。「有機酸と接触すると還元される」は誤りです。黄色〜灰白色固体・無機過酸化物・水と過酸化水素生成は正しい性質です。

  160. 問160.製造所等の保有空地について正しい説明はどれか。

    • ア.施設内部に確保する空間
    • イ.タンクの内側に設ける空間
    • ウ.施設の周囲に確保する空地で消火・延焼防止のため設けるもの
    • エ.煙突周囲の煙抜き空間

    正解:ウ.施設の周囲に確保する空地で消火・延焼防止のため設けるもの

    解説:保有空地は製造所等の周囲に確保する空地で、消火活動・延焼防止のため指定数量の倍数に応じて幅が定められます。タンク内側や煙突周囲ではなく、施設外周の空地です。

  161. 問161.第1類危険物の消火方法について誤っているものはどれか。

    • ア.塩素酸塩類は大量の水による冷却消火が有効
    • イ.硝酸塩類は注水消火が有効
    • ウ.過マンガン酸塩類は注水消火が有効
    • エ.無機過酸化物にも大量注水が最も効果的である

    正解:エ.無機過酸化物にも大量注水が最も効果的である

    解説:無機過酸化物は水と反応して酸素・熱を発生し火災を拡大させるため大量注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・粉末消火剤による窒息消火を行います。塩素酸塩類・硝酸塩類・過マンガン酸塩類は注水冷却が有効です。

  162. 問162.次のうち、危険物施設の警報設備として消防法令に定められていないものはどれか。

    • ア.避雷設備
    • イ.消防機関に通報する設備
    • ウ.拡声装置・非常ベル
    • エ.自動火災報知設備

    正解:ア.避雷設備

    解説:避雷設備は警報設備ではなく、独立した「避雷設備」として政令で定められた別カテゴリの設備です。警報設備は自動火災報知設備・通報設備・拡声装置・非常ベル・消防機関に通報する設備の5種類です。

  163. 問163.第1類危険物はすべて固体である。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類危険物は「酸化性固体」と定義され、いずれも固体です。液体は第6類(酸化性液体)に分類されます。

  164. 問164.第1類危険物は、加熱・衝撃・摩擦により分解して水素を放出する性質がある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第1類は分解により「酸素」を放出します(酸化性固体)。水素ではありません。

  165. 問165.塩素酸カリウムは、有機物や還元性物質と混合しても安定で爆発の危険はない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。塩素酸カリウムは有機物・還元剤との混合で「爆発する危険があり」激しく反応します。

  166. 問166.無機過酸化物(過酸化ナトリウム等)は、水と反応して窒素と熱を発生する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。無機過酸化物は水と反応して「酸素」と熱を発生(窒素ではありません)。注水消火が禁忌である理由。

  167. 問167.無機過酸化物の火災では、注水消火が最も効果的である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。無機過酸化物は水と激しく反応するため、注水消火は厳禁。乾燥砂や金属火災用粉末消火剤で窒息消火します。

  168. 問168.硝酸カリウム(硝石)は無色または白色の結晶で、水に溶けやすい。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸カリウムは無色〜白色の結晶で水に溶解しやすく、加熱で酸素を放出します。火薬の原料になります。

  169. 問169.過マンガン酸カリウムは白色の結晶で、加熱しても変化しない安定物質である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過マンガン酸カリウムは「黒紫色」の結晶で、加熱すると分解して「酸素を放出」します(200℃以上)。

  170. 問170.第1類危険物の貯蔵にあたっては、可燃物・還元剤・酸類との接触を避けるべきである。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類は強い酸化性を持つため、可燃物・還元剤・酸類と反応しやすく、混触を避けて貯蔵します。

  171. 問171.第1類危険物(無機過酸化物を除く)の一般的な消火方法は注水による冷却消火である。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物以外の第1類は、大量注水による冷却消火が一般的です(分解温度以下に冷やすことが目的)。

  172. 問172.重クロム酸アンモニウムは、加熱すると激しく分解して大量の窒素を発生する。

    正解:○(正しい)

    解説:重クロム酸アンモニウムは加熱で激しく分解し、酸化クロム・窒素・水蒸気を発生する性質があります。

  173. 問173.第1類危険物に共通する性質として誤っているものはどれか。

    • ア.それ自身が激しく燃焼する
    • イ.酸化性が強い
    • ウ.可燃物との混合で発火・爆発の危険がある
    • エ.すべて固体である

    正解:ア.それ自身が激しく燃焼する

    解説:第1類は不燃性であり、自身が燃焼するわけではありません。可燃物の燃焼を促進する点が危険性です。

  174. 問174.無機過酸化物の火災に最も適した消火方法はどれか。

    • ア.大量の水で冷却消火
    • イ.乾燥砂で覆って窒息消火
    • ウ.泡消火剤
    • エ.酸性消火剤

    正解:イ.乾燥砂で覆って窒息消火

    解説:無機過酸化物は水・泡(含水)と反応して酸素を発生するため厳禁。乾燥砂・金属火災用粉末で窒息消火します。

  175. 問175.次の第1類危険物のうち、特に水との接触に注意しなければならないものはどれか。

    • ア.塩素酸カリウム
    • イ.硝酸ナトリウム
    • ウ.過酸化ナトリウム
    • エ.過マンガン酸カリウム

    正解:ウ.過酸化ナトリウム

    解説:過酸化ナトリウムは無機過酸化物で水と激しく反応して酸素と熱を発生します。他は水溶性ではあるが直接的な危険反応は起こしません。

  176. 問176.塩素酸塩類の貯蔵・取扱いとして誤っているものはどれか。

    • ア.冷暗所に貯蔵する
    • イ.加熱・衝撃・摩擦を避ける
    • ウ.湿気を避ける
    • エ.硫黄・赤りん等の還元剤と一緒に貯蔵してよい

    正解:エ.硫黄・赤りん等の還元剤と一緒に貯蔵してよい

    解説:塩素酸塩類は還元剤(硫黄・赤りん等)と混合すると爆発するため、絶対に一緒に貯蔵してはいけません。

  177. 問177.第1類危険物の容器表示で必要な注意事項として正しいものはどれか。

    • ア.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」
    • イ.「火気厳禁」「禁水」
    • ウ.「衝撃注意」「火気接近注意」
    • エ.「自然発火注意」「禁水」

    正解:ア.「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」

    解説:第1類は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」、無機過酸化物の場合はさらに「禁水」が追加されます。

  178. 問178.塩素酸カリウムは無色透明の結晶で、水によく溶ける。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。塩素酸カリウムは無色結晶ですが、水にはあまり溶けにくい(特に冷水)。塩素酸ナトリウムは水によく溶けます。

  179. 問179.亜塩素酸塩類は、塩素酸塩類より反応性が高く、衝撃に対してより敏感である。

    正解:○(正しい)

    解説:亜塩素酸塩類は塩素酸塩類より分解しやすく、爆発の危険性も高いため取扱いにより注意が必要です。

  180. 問180.過塩素酸カリウムは、塩素酸カリウムよりも分解温度が高く、安定性が高い。

    正解:○(正しい)

    解説:過塩素酸カリウムの分解温度(約400〜500℃)は塩素酸カリウム(約400℃で分解)より高く、構造的にも安定性が高い。

  181. 問181.硝酸ナトリウムは無色結晶で、潮解性がある。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸ナトリウム(チリ硝石)は無色結晶で潮解性を持ち、空気中の水分を吸収します。

  182. 問182.硝酸アンモニウムは爆薬の原料として使用される。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸アンモニウムは肥料兼爆薬原料。AN-FO爆薬として軍事・産業用爆薬に使用されます。

  183. 問183.過マンガン酸カリウムの水溶液は無色透明である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過マンガン酸カリウムの水溶液は「鮮やかな赤紫色」を呈し、強い酸化剤として殺菌・消毒等に使用されます。

  184. 問184.重クロム酸カリウムは白色の結晶で、皮膚や粘膜への刺激性はない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。重クロム酸カリウムは「橙赤色」の結晶で、皮膚・粘膜への刺激性・毒性があります。

  185. 問185.無機過酸化物は、酸との接触で多量の水素を発生する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。無機過酸化物は酸との接触で「酸素」と熱を発生します(過酸化水素経由で分解)。水素ではありません。

  186. 問186.塩素酸塩類と硫黄・赤りんを混合しても、加熱・衝撃を加えなければ安全に取扱える。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。塩素酸塩類と硫黄・赤りんの混合は「加熱・衝撃なしでも発火することがあり」非常に危険です。

  187. 問187.臭素酸塩類(臭素酸カリウム等)は第1類危険物に該当する。

    正解:○(正しい)

    解説:臭素酸塩類は第1類の品名の一つ。臭素酸カリウム・臭素酸ナトリウム等が該当します。

  188. 問188.次の第1類危険物のうち、注水消火が不適切なのはどれか。

    • ア.過酸化カリウム
    • イ.硝酸ナトリウム
    • ウ.塩素酸カリウム
    • エ.過マンガン酸カリウム

    正解:ア.過酸化カリウム

    解説:過酸化カリウムは無機過酸化物で水と反応して酸素と熱を発生するため注水厳禁。他は注水冷却消火が有効です。

  189. 問189.亜塩素酸ナトリウムの貯蔵について、誤っているものはどれか。

    • ア.冷暗所に貯蔵する
    • イ.酸性物質と一緒に保管できる
    • ウ.可燃物との混触を避ける
    • エ.直射日光を避ける

    正解:イ.酸性物質と一緒に保管できる

    解説:亜塩素酸塩類は酸との接触で有毒な二酸化塩素を発生し爆発的に分解する危険があるため、酸との接触を避けます。

  190. 問190.次のうち、第1類危険物の代表的な性質として誤っているものはどれか。

    • ア.すべて固体
    • イ.酸素を含む
    • ウ.常温で液化しやすい
    • エ.可燃物との混合で発火・爆発の危険

    正解:ウ.常温で液化しやすい

    解説:第1類はすべて固体で、常温で液化はしません。固体としての貯蔵が前提です。

  191. 問191.硝酸塩類火災の消火方法として最も適切なものはどれか。

    • ア.乾燥砂で覆う
    • イ.塩化ナトリウム粉末
    • ウ.泡消火剤
    • エ.大量の水で冷却消火

    正解:エ.大量の水で冷却消火

    解説:硝酸塩類は無機過酸化物ではないため大量注水で冷却消火が最も有効。分解温度以下に冷やすのが原則です。

  192. 問192.無機過酸化物の取扱いで最も注意すべきことはどれか。

    • ア.上記すべて
    • イ.可燃物との接触を避ける
    • ウ.水・湿気との接触を避ける
    • エ.加熱・衝撃を避ける

    正解:ア.上記すべて

    解説:無機過酸化物は加熱・衝撃で分解、可燃物との混触で発火、水との接触で酸素発生と多面的な危険性があり、すべての注意が必要です。

  193. 問193.よう素酸カリウムは無色〜白色の結晶で、酸化剤として食品添加物にも使用される。

    正解:○(正しい)

    解説:よう素酸カリウム(KIO3)は無色結晶。酸化剤としてパン生地改良剤等に微量使用されます。第1類のよう素酸塩類に該当(指定数量300kg)。

  194. 問194.過酸化バリウムは黄色〜灰白色の固体で、無機過酸化物に該当する。

    正解:○(正しい)

    解説:過酸化バリウム(BaO2)は灰白色〜淡黄色の固体。無機過酸化物として第1類危険物(指定数量50kg)です。

  195. 問195.硝酸アンモニウム(NH4NO3)は無色結晶で、肥料としても使用される。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸アンモニウムは無色結晶。化学肥料・爆薬原料(AN-FO爆薬)として広く使用されます。

  196. 問196.塩素酸カリウムの分解温度は約100℃で、加熱により酸素と塩化カリウムが生成される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。塩素酸カリウムの分解温度は約「400℃」(100℃ではない)。加熱により酸素と塩化カリウムを生成。

  197. 問197.三酸化クロム(無水クロム酸、CrO3)は白色結晶で、酸化性は持たない。

    正解:×(誤り)

    解説:三酸化クロムは「暗赤色結晶」で「強い酸化性」を持ちます(白色・酸化性なしは誤り)。

  198. 問198.過マンガン酸カリウムの水溶液は、無色透明を呈する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過マンガン酸カリウム水溶液は「鮮やかな赤紫色」(赤紫色)を呈します。

  199. 問199.塩素酸塩類は、衝撃や摩擦に対しても比較的安定で、爆発の心配がない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。塩素酸塩類は衝撃・摩擦に対して敏感で、特に有機物・還元剤と混合した状態では爆発する危険があります。

  200. 問200.無機過酸化物のうち、過酸化カリウムは過酸化ナトリウムよりも反応性が低い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。一般にカリウム化合物のほうが反応性は高く、過酸化カリウムも過酸化ナトリウムより激しく水と反応します。

  201. 問201.臭素酸塩類は、塩素酸塩類と類似の性質を持つ第1類危険物である。

    正解:○(正しい)

    解説:臭素酸塩類(KBrO3等)は塩素酸塩類と類似で、酸化性・分解で酸素発生・有機物との混合で爆発などの性質を共有します。

  202. 問202.第1類危険物の貯蔵では、容器を密閉して湿気・水分から守る必要がある(特に無機過酸化物)。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物は水と反応して酸素発生・発熱の危険があるため、密閉して湿気・水分を遮断します。

  203. 問203.次のうち、第1類の第1種酸化性固体(指定数量50kg)に該当しないものはどれか。

    • ア.塩素酸塩類
    • イ.過塩素酸塩類
    • ウ.硝酸塩類
    • エ.無機過酸化物

    正解:ウ.硝酸塩類

    解説:硝酸塩類は第2種酸化性固体(指定数量300kg)。塩素酸・過塩素酸・無機過酸化物は第1種(50kg)です。

  204. 問204.無機過酸化物(過酸化ナトリウム等)の火災対応として正しいものはどれか。

    • ア.大量の水で冷却
    • イ.泡消火剤(含水)で窒息
    • ウ.二酸化炭素で窒息
    • エ.乾燥砂・金属火災用粉末で覆う

    正解:エ.乾燥砂・金属火災用粉末で覆う

    解説:無機過酸化物は水・含水消火剤と反応して酸素を発生するため厳禁。乾燥砂・金属火災用粉末で覆って窒息消火します。

  205. 問205.塩素酸カリウムと混触で爆発する危険性が特に高い物質はどれか。

    • ア.硫黄
    • イ.岩塩
    • ウ.砂糖
    • エ.炭酸カルシウム

    正解:ア.硫黄

    解説:塩素酸カリウム(強酸化剤)と硫黄(還元剤)の混合は極めて鋭敏で、わずかな摩擦でも爆発します。

  206. 問206.過マンガン酸カリウムの取扱いについて誤っているものはどれか。

    • ア.水溶液は赤紫色
    • イ.可燃物と混合貯蔵してよい
    • ウ.ハロゲン酸(HCl等)と接触で塩素発生
    • エ.加熱で酸素を放出

    正解:イ.可燃物と混合貯蔵してよい

    解説:過マンガン酸カリウムは強酸化剤で、可燃物・有機物との混合で発火・爆発の危険。混触禁止です。

  207. 問207.次の第1類危険物のうち、特に潮解性が強く吸湿しやすいものはどれか。

    • ア.硝酸カリウム
    • イ.過マンガン酸カリウム
    • ウ.塩素酸ナトリウム
    • エ.塩素酸カリウム

    正解:ウ.塩素酸ナトリウム

    解説:塩素酸ナトリウム(NaClO3)は潮解性が強く、空気中の水分を吸収して液状化します。密閉保管が必須。