資格道場
学習状況 お問い合わせ ログイン 無料登録

危険物取扱者 乙種1類「第1類危険物 発展問題」の一問一答

1 / -- 正解: 0
📖 危険物取扱者 乙種1類「第1類危険物 発展問題」の全75問と解説(一覧)

危険物取扱者 乙種1類の第1類危険物 発展問題に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)は固体ロケット推進薬の酸化剤として使用される。

    正解:○(正しい)

    解説:過塩素酸アンモニウムは強力な酸化剤で、固体ロケットブースターの主成分(推進薬の酸化剤)として実用化されています。

  2. 問2.過酸化ナトリウムは黄白色の粉末で、水と激しく反応して水酸化ナトリウムと酸素を生じる。

    正解:○(正しい)

    解説:過酸化ナトリウム(Na2O2)は黄白色〜淡黄色粉末。2Na2O2 + 2H2O → 4NaOH + O2 の反応で発熱・酸素発生するため、禁水性物質に該当します。

  3. 問3.第1類危険物のうち、無機過酸化物の運搬容器には「禁水」の注意事項を表示する必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物は水と反応して酸素・熱を放出するため、運搬容器に「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」に加え「禁水」の表示が義務付けられています。

  4. 問4.過マンガン酸カリウム(KMnO4)は暗紫色の結晶で、強い酸化作用を持つ。

    正解:○(正しい)

    解説:過マンガン酸カリウムは暗紫色〜黒紫色の結晶で、水溶液は赤紫色を呈します。強酸化剤として殺菌・漂白・分析試薬に広く用いられます。

  5. 問5.第1類危険物(酸化性固体)の指定数量は、第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgの3段階に区分されている。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類は危険性に応じて第1種(50kg)・第2種(300kg)・第3種(1000kg)に区分されます。塩素酸塩類等が第1種、硝酸塩類等が第2種、過マンガン酸塩類等が第3種です。

  6. 問6.過酸化ナトリウム・過酸化カリウムは、塩素酸塩類と同じ指定数量50kg(第1種酸化性固体)に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:無機過酸化物(過酸化ナトリウム・過酸化カリウム等)は第1種酸化性固体に該当し、指定数量は50kg。塩素酸塩類・過塩素酸塩類・亜塩素酸塩類も同区分です。

  7. 問7.硝酸アンモニウムは加熱・衝撃により爆発的に分解する性質があり、過去に大規模爆発事故の原因となった。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸アンモニウムは加熱・衝撃で激しく分解し、テキサスシティ事故(1947年)やベイルート港爆発(2020年)など大規模事故の原因物質として知られます。

  8. 問8.第1類危険物の運搬において、第2類(可燃性固体)との混載は政令で禁止されている。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類(酸化性固体)と第2類(可燃性固体)の混載は酸化剤+可燃物の組合せとなり危険なため禁止。混載できるのは第6類(酸化性液体)のみです。

  9. 問9.屋内貯蔵所の床面積は、原則として1,000㎡を超えないことと消防法施行令で定められている。

    正解:○(正しい)

    解説:屋内貯蔵所の貯蔵倉庫の床面積は政令で原則1,000㎡以下と定められており、貯蔵する危険物の種類により上限が変わります。

  10. 問10.重クロム酸ナトリウム(Na2Cr2O7)は橙赤色の結晶で、皮革なめし剤や染料原料として工業利用される。

    正解:○(正しい)

    解説:重クロム酸ナトリウムは橙赤色〜赤色の結晶で、強酸化作用をもち皮革なめし・染料・腐食防止剤・分析試薬として使用されます。

  11. 問11.過酸化マグネシウム・過酸化カルシウム・過酸化亜鉛は、医薬・漂白・園芸用途で利用される無機過酸化物である。

    正解:○(正しい)

    解説:これらは無機過酸化物(第1類・指定数量50kg)に該当し、過酸化マグネシウムは胃薬、過酸化カルシウムは漂白・酸素発生、過酸化亜鉛は医薬・化粧品原料に利用されます。

  12. 問12.亜塩素酸ナトリウムは漂白剤として使用され、酸との混触で二酸化塩素ガスを発生する。

    正解:○(正しい)

    解説:亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)はパルプ・繊維の漂白剤として利用されますが、酸と接触すると有毒な二酸化塩素(ClO2)ガスを発生するため酸性物質との混触禁止です。

  13. 問13.移動タンク貯蔵所で危険物を移送する場合、当該危険物を取り扱える資格をもつ危険物取扱者が乗車しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:移動タンク貯蔵所による移送には、運搬する危険物に対応した甲種または乙種免状を持つ危険物取扱者の乗車が義務付けられ、免状の携帯も必要です。

  14. 問14.過塩素酸アンモニウムは衝撃・加熱・摩擦に敏感で、塩素酸塩類に匹敵する爆発感度を示すことがある。

    正解:○(正しい)

    解説:過塩素酸アンモニウムは加熱・衝撃・摩擦により分解・爆発する性質があり、有機物や還元剤との混触で爆発感度が大きく上昇します。

  15. 問15.屋外貯蔵所では、第1類危険物のうち塩素酸塩類等の品名は貯蔵することができない(限定品目のみ貯蔵可)。

    正解:○(正しい)

    解説:屋外貯蔵所で貯蔵できる危険物は政令で限定されており、第1類では硫黄や引火点21℃以上の第4類等に限られ、塩素酸塩類など多くの第1類は屋外貯蔵所で貯蔵できません。

  16. 問16.保有空地は、製造所等の周囲に確保する空地で、指定数量の倍数に応じてその幅が定められている。

    正解:○(正しい)

    解説:保有空地は延焼防止・消火活動のために製造所等の周囲に設ける空地で、指定数量の倍数(10以下なら3m以上等)に応じて幅員が政令で定められています。

  17. 問17.過酸化バリウム(BaO2)は水と反応して過酸化水素と水酸化バリウムを生じ、二酸化炭素と反応して炭酸バリウムと酸素を生じる。

    正解:○(正しい)

    解説:BaO2 + 2H2O → Ba(OH)2 + H2O2、2BaO2 + 2CO2 → 2BaCO3 + O2 の反応を起こし、水・二酸化炭素双方と反応するため貯蔵時は密栓が必須です。

  18. 問18.重クロム酸塩類(重クロム酸カリウム・重クロム酸ナトリウム等)の指定数量は1,000kg(第3種酸化性固体)である。

    正解:○(正しい)

    解説:重クロム酸塩類は過マンガン酸塩類とともに第3種酸化性固体に分類され、指定数量は1,000kgです(第1類で最も大きな指定数量)。

  19. 問19.硝酸カリウム(硝石)は古来から黒色火薬の主成分(酸化剤)として利用されてきた第1類危険物である。

    正解:○(正しい)

    解説:硝酸カリウム(KNO3、硝石)は硫黄・木炭とともに黒色火薬の主成分として歴史的に使用されてきました。第1類危険物・硝酸塩類(指定数量300kg)に該当します。

  20. 問20.第1類危険物の運搬容器の標識は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」で、無機過酸化物等の禁水性物質にはこれに「禁水」が加わる。

    正解:○(正しい)

    解説:第1類危険物の運搬容器表示は政令で定められ、無機過酸化物には注水禁止のため「禁水」表示が追加されます。これを欠くと運搬基準違反となります。

  21. 問21.よう素酸カリウム・よう素酸ナトリウムは白色〜無色の結晶で、食塩のよう素強化添加物などに利用される第1類危険物である。

    正解:○(正しい)

    解説:よう素酸塩類(指定数量300kg・第2種)は白色結晶で、医薬・食塩へのよう素添加・分析試薬等に利用される酸化性固体です。

  22. 問22.三酸化クロム(無水クロム酸、CrO3)は暗赤紫色の結晶で、強酸化剤として有機物と接触すると発火することがある。

    正解:○(正しい)

    解説:三酸化クロム(CrO3)は暗赤色〜暗赤紫色の潮解性結晶で、強い酸化作用をもち、アルコール等の有機物と接触すると発火・爆発の危険があります。

  23. 問23.過酸化ナトリウムは二酸化炭素と反応して炭酸ナトリウムと酸素を発生するため、潜水艦・宇宙船・閉鎖空間の酸素発生剤として利用される。

    正解:○(正しい)

    解説:2Na2O2 + 2CO2 → 2Na2CO3 + O2 の反応により呼気のCO2を吸収しつつO2を発生するため、閉鎖空間の空気再生剤として実用化されてきました。

  24. 問24.製造所等を設置する場合、市町村長等の許可を受け完成検査を受けて検査済証の交付を受けた後でなければ使用してはならない。

    正解:○(正しい)

    解説:消防法第11条により、製造所等の設置許可・完成検査・検査済証交付を経た後でなければ使用開始できません。無許可使用は処罰対象です。

  25. 問25.危険物施設の予防規程は、製造所等の所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける必要がある。

    正解:○(正しい)

    解説:予防規程は政令で定める製造所等で所有者等が定め、市町村長等の認可を受ける必要があります(届出ではなく認可制)。変更時も同様に認可が必要です。

  26. 問26.移動タンク貯蔵所では、危険物取扱者免状(原本または定められた条件下での写し)を備え付け、危険物取扱者が乗車しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:移動タンク貯蔵所による移送には対応類の危険物取扱者乗車と免状携帯が義務付けられています。免状は携行が必須で、車両備え付けではなく取扱者が携帯します。

  27. 問27.第1類危険物の運搬容器には、品名・危険等級・化学名・数量および注意事項を表示しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:運搬容器の表示事項は消防法施行規則で定められ、品名・危険等級(Ⅰ〜Ⅲ)・化学名・数量・注意事項の表示が必要です。表示欠落は運搬基準違反となります。

  28. 問28.過塩素酸アンモニウムは可燃性液体に分類される第4類危険物である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過塩素酸アンモニウムは酸化性固体であり、第1類危険物の過塩素酸塩類(第1種・指定数量50kg)に分類される固体酸化剤です。

  29. 問29.過酸化カリウムは水と反応すると水素ガスを発生するため、火災時には注水消火が有効である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過酸化カリウムは水と反応して水酸化カリウムと酸素を発生し激しく発熱します。注水は厳禁で、乾燥砂等で窒息消火します。

  30. 問30.第1類危険物の指定数量は、第1種10kg・第2種100kg・第3種500kgの3区分である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgです。10kg・100kg・500kgというのは存在しない区分で出題の常套句として注意。

  31. 問31.硝酸アンモニウムは加熱しても分解せず、爆発の危険性はまったくない安定物質である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。硝酸アンモニウムは加熱で激しく分解(NH4NO3 → N2O + 2H2O や 2NH4NO3 → 2N2 + 4H2O + O2)し、爆発事故の原因となる危険物です。

  32. 問32.重クロム酸カリウムは加熱しても分解せず、酸素を放出することはない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは重クロム酸カリウムは強酸化剤で、加熱により分解し酸素を放出する性質をもちます。有機物との混触は発火の危険があります。

  33. 問33.屋外貯蔵所では、第1類危険物のすべての品名を制限なく貯蔵することができる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。屋外貯蔵所で貯蔵可能な危険物は政令で限定されており、第1類では塩素酸塩類・過塩素酸塩類・無機過酸化物等の多くが貯蔵不可です。

  34. 問34.移動タンク貯蔵所による危険物の移送は、無資格者でも運転士が乗っていれば運行できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは移送には当該危険物を取り扱える甲種または乙種危険物取扱者の乗車が必須で、免状の携帯が義務付けられています。

  35. 問35.製造所等の予防規程は、所有者が定めれば足り、市町村長等への届出も認可も不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは予防規程は所有者等が定めたうえで市町村長等の認可を受ける必要があります。変更時も認可が必要で、届出のみでは違法です。

  36. 問36.三酸化クロム(無水クロム酸)は還元性が強く、可燃物と接触しても安定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは三酸化クロム(CrO3)は強い酸化剤で、エタノール等の有機物と接触すると発火することがある危険な酸化性固体です。

  37. 問37.過マンガン酸カリウムは濃硫酸を加えても反応せず、何の危険性もない安定物質である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過マンガン酸カリウムに濃硫酸を加えると無水過マンガン酸(Mn2O7)が生じ、これは爆発性で発火・爆発の危険があります。

  38. 問38.過塩素酸塩類の指定数量は1,000kgで、第3種酸化性固体に分類される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過塩素酸塩類は塩素酸塩類・無機過酸化物・亜塩素酸塩類とともに第1種酸化性固体(指定数量50kg)に分類されます。

  39. 問39.第1類危険物は酸化性液体に分類される危険物である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1類は「酸化性固体」です。酸化性液体は第6類危険物(硝酸・過酸化水素・過塩素酸等)に分類されます。

  40. 問40.危険物の運搬容器に表示する注意事項として、第1類は「火気厳禁」のみで足りる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第1類の注意事項は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」、無機過酸化物等にはさらに「禁水」を加える必要があります。「火気厳禁」は第3類等の表示です。

  41. 問41.過酸化ナトリウムによる火災では、四塩化炭素(ハロゲン化物)消火器を使用するのが最適である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過酸化ナトリウム火災では乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類粉末消火剤を用います。ハロゲン化物消火剤は使用できません。

  42. 問42.保安距離は、危険物施設の内部に確保する空地で、消火活動のための通路として機能するものである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは保安距離は製造所等と学校・病院・住宅等との間に確保する外部距離で、施設内部の空地である保有空地とは別概念です。

  43. 問43.亜塩素酸ナトリウムは酸との接触で水素ガスを発生する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは亜塩素酸ナトリウムは酸との接触で有毒な二酸化塩素(ClO2)ガスを発生します。水素ではなく二酸化塩素です。

  44. 問44.屋内貯蔵所の貯蔵倉庫の床面積は、第1類危険物では消防法令上いっさい制限がない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは屋内貯蔵所の床面積は原則1,000㎡以下と政令で定められており、品名や危険等級により上限が変わります。第1類だけが例外という事実はありません。

  45. 問45.過酸化バリウムは可燃性物質に該当し、それ自体が燃焼する性質がある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。過酸化バリウムは第1類無機過酸化物(酸化性固体)で、それ自体は燃焼せず、他の可燃物の燃焼を助ける性質をもちます。

  46. 問46.危険物施設の完成検査前検査(基礎・地盤、溶接、水張・水圧)は、すべての製造所等で必ず必要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。完成検査前検査は液体危険物を貯蔵する一定規模以上の屋外タンク貯蔵所等に限定されます。すべての製造所等で必須というのは誤りです。

  47. 問47.第1類危険物は、すべて水と激しく反応する禁水性物質に該当する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは禁水性なのは無機過酸化物などに限られ、塩素酸塩類・硝酸塩類・過マンガン酸塩類等は水と反応しないため注水消火が有効です。

  48. 問48.移動タンク貯蔵所の運転は大型自動車免許のみで足り、危険物取扱者の乗車は不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは移送中は当該危険物を取り扱える甲種または乙種危険物取扱者の乗車が義務付けられ、免状の携帯も必須です。免許だけでは運行できません。

  49. 問49.過塩素酸カリウムは、塩素酸カリウムよりも分解温度が低く不安定で、より爆発しやすい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過塩素酸カリウム(分解温度約400℃)の方が塩素酸カリウム(約400℃で分解開始だが約356℃から分解)よりも一般に分解温度・熱安定性が高めです。

  50. 問50.重クロム酸アンモニウムは無色透明の液体で、加熱すると蒸発するだけで分解しない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは重クロム酸アンモニウムは橙赤色の固体結晶で、加熱すると激しく分解して窒素・水蒸気・酸化クロム(緑色)を生じます(火山実験)。

  51. 問51.第1類危険物を貯蔵する容器は、湿気・水分の出入りを許す開放型容器を使用するのが原則である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1類は容器を密栓して湿気・水分・酸・可燃物との接触を遮断するのが原則です。特に潮解性物質・無機過酸化物では密閉が必須です。

  52. 問52.危険物施設保安員は、甲種または乙種危険物取扱者でなければ選任できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。危険物施設保安員には資格要件は定められておらず、所有者等が指名できます。資格要件があるのは危険物保安監督者(甲種または乙種+6か月以上の実務経験)です。

  53. 問53.第1類危険物の輸送では、第4類(引火性液体)との混載が常に許可されている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1類は第6類との混載のみ可能で、第2類・第3類・第4類・第5類との混載は禁止です。第1類(酸化剤)と第4類(可燃物)の組合せは特に危険です。

  54. 問54.過酸化マグネシウム・過酸化カルシウムは水と反応せず安定であり、医薬用途で安全に使用できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは過酸化マグネシウム・過酸化カルシウムも水と緩やかに反応して過酸化水素・酸素を発生し、医薬用途でも酸化剤として作用します。安定とは言えません。

  55. 問55.次のうち、第1種酸化性固体(指定数量50kg)に該当するものはどれか。

    • ア.過酸化ナトリウム
    • イ.硝酸ナトリウム
    • ウ.過マンガン酸カリウム
    • エ.重クロム酸カリウム

    正解:ア.過酸化ナトリウム

    解説:過酸化ナトリウムは無機過酸化物(第1種・50kg)。硝酸ナトリウムは硝酸塩類(第2種・300kg)、過マンガン酸カリウム・重クロム酸カリウムは第3種(1000kg)です。

  56. 問56.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)の用途として最も代表的なものはどれか。

    • ア.肥料(窒素源)
    • イ.固体ロケット推進薬の酸化剤
    • ウ.食品添加物
    • エ.金属の防錆剤

    正解:イ.固体ロケット推進薬の酸化剤

    解説:過塩素酸アンモニウムは強力な酸化剤で、固体ロケットブースター推進薬の酸化剤として大量に消費されます。スペースシャトルSRBにも使用されました。

  57. 問57.第1類危険物のうち無機過酸化物の運搬容器に表示する注意事項として正しい組合せはどれか。

    • ア.取扱注意、水濡れ注意
    • イ.火気厳禁のみ
    • ウ.火気・衝撃注意、可燃物接触注意、禁水
    • エ.禁水のみ

    正解:ウ.火気・衝撃注意、可燃物接触注意、禁水

    解説:第1類共通の「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」に加え、無機過酸化物は水と反応するため「禁水」表示が必要です。「火気厳禁」は第3類等の表示で、第1類には不適切です。

  58. 問58.過酸化ナトリウムが関与する火災で、最も避けるべき消火方法はどれか。

    • ア.炭酸水素塩類粉末消火剤
    • イ.乾燥砂で覆う窒息消火
    • ウ.膨張ひる石で覆う窒息消火
    • エ.棒状注水による冷却消火

    正解:エ.棒状注水による冷却消火

    解説:過酸化ナトリウムは水と反応して酸素・熱を発生し火災を拡大させるため、棒状・霧状を問わず注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・炭酸水素塩類粉末消火剤を使用します。

  59. 問59.第1類危険物(酸化性固体)の指定数量の区分として正しいものはどれか。

    • ア.第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kg
    • イ.第1種10kg・第2種100kg・第3種500kg
    • ウ.第1種100kg・第2種500kg・第3種2000kg
    • エ.第1種200kg・第2種1000kg・第3種3000kg

    正解:ア.第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kg

    解説:第1類の指定数量は第1種50kg・第2種300kg・第3種1000kgの3区分です。他の選択肢の数値はすべて存在しない区分で、出題で頻出のひっかけです。

  60. 問60.過マンガン酸カリウム(KMnO4)の性状記述として誤っているものはどれか。

    • ア.暗紫色の結晶である
    • イ.無色透明の液体である
    • ウ.水溶液は赤紫色を呈する
    • エ.強酸化剤として漂白・殺菌に用いられる

    正解:イ.無色透明の液体である

    解説:過マンガン酸カリウムは暗紫色〜黒紫色の結晶で、無色透明の液体ではありません。水溶液は赤紫色を呈し、強い酸化作用で殺菌・漂白に使われます。

  61. 問61.第1類危険物の貯蔵方法として誤っているものはどれか。

    • ア.直射日光を避けて冷暗所に貯蔵する
    • イ.容器を密栓し湿気を遮断する
    • ウ.可燃物や有機物と同一場所に貯蔵してよい
    • エ.衝撃・摩擦・転倒を避ける

    正解:ウ.可燃物や有機物と同一場所に貯蔵してよい

    解説:第1類は強酸化剤のため、可燃物・有機物・還元剤との混触は厳禁です。同一場所に貯蔵してはなりません。冷暗所貯蔵・密栓・衝撃摩擦防止は正しい貯蔵方法です。

  62. 問62.移動タンク貯蔵所による危険物移送の基準として誤っているものはどれか。

    • ア.当該危険物を取り扱える危険物取扱者が乗車する
    • イ.接地導線等の静電気対策を行う
    • ウ.標識を車両に掲示する
    • エ.免状は写しを携帯すれば原本は不要である

    正解:エ.免状は写しを携帯すれば原本は不要である

    解説:移動タンク貯蔵所の移送では、危険物取扱者免状の原本携帯が義務で、写しでは認められません。取扱者乗車・標識掲示・静電気対策(接地)は正しい基準です。

  63. 問63.過酸化ナトリウム(Na2O2)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.水と反応して水素ガスを発生する
    • イ.黄白色の粉末である
    • ウ.二酸化炭素と反応して酸素を発生する
    • エ.水溶液は強塩基性を示す

    正解:ア.水と反応して水素ガスを発生する

    解説:過酸化ナトリウムは水と反応して水酸化ナトリウム(NaOH)と酸素を発生します。水素ではなく酸素を発生する点が頻出のひっかけです。

  64. 問64.第1類危険物のうち、強い潮解性をもつため密栓容器で湿気を遮断する必要があるものはどれか。

    • ア.過塩素酸カリウム
    • イ.塩素酸ナトリウム
    • ウ.過マンガン酸カリウム
    • エ.塩素酸カリウム

    正解:イ.塩素酸ナトリウム

    解説:塩素酸ナトリウムは強い潮解性をもち空気中の水分を吸って溶け出すため、密栓貯蔵が必要です。過塩素酸カリウム・過マンガン酸カリウム・塩素酸カリウムは潮解性が顕著ではありません。

  65. 問65.第1類危険物の運搬において、混載が認められている類は次のうちどれか。

    • ア.第2類(可燃性固体)
    • イ.第3類(自然発火性・禁水性物質)
    • ウ.第6類(酸化性液体)
    • エ.第4類(引火性液体)

    正解:ウ.第6類(酸化性液体)

    解説:第1類(酸化性固体)と混載可能なのは第6類(酸化性液体)のみです。第2類・第3類・第4類・第5類との混載は危険なため政令で禁止されています。

  66. 問66.過塩素酸アンモニウム(NH4ClO4)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.白色の結晶である
    • イ.水によく溶ける
    • ウ.衝撃・摩擦・加熱に敏感である
    • エ.加熱しても分解しない安定物質である

    正解:エ.加熱しても分解しない安定物質である

    解説:過塩素酸アンモニウムは加熱すると分解し、塩素・窒素・酸素・水蒸気等を発生します。「加熱しても分解しない」は誤りです。白色結晶・水溶性・衝撃摩擦敏感は正しい性質です。

  67. 問67.硝酸アンモニウムの取扱いとして誤っているものはどれか。

    • ア.油類と同一場所に貯蔵してよい
    • イ.容器を密栓し湿気を避ける
    • ウ.可燃物との混触を避ける
    • エ.加熱・衝撃を避ける

    正解:ア.油類と同一場所に貯蔵してよい

    解説:硝酸アンモニウムは強酸化剤のため油類等の可燃物との混触は厳禁で、同一場所での貯蔵は絶対に避けます。可燃物混触防止・容器密栓・加熱衝撃回避は正しい取扱基準です。

  68. 問68.次のうち、危険物保安監督者の選任が必要ない施設はどれか。

    • ア.製造所
    • イ.移動タンク貯蔵所
    • ウ.屋外タンク貯蔵所
    • エ.給油取扱所

    正解:イ.移動タンク貯蔵所

    解説:移動タンク貯蔵所には危険物保安監督者の選任は不要です(代わりに移送時の取扱者乗車義務)。製造所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所は選任が義務付けられています。

  69. 問69.次のうち、第1類危険物のうち無機過酸化物に該当するものはどれか。

    • ア.塩素酸カリウム
    • イ.亜塩素酸ナトリウム
    • ウ.過酸化ナトリウム
    • エ.硝酸カリウム

    正解:ウ.過酸化ナトリウム

    解説:過酸化ナトリウム(Na2O2)は無機過酸化物に該当します。塩素酸カリウムは塩素酸塩類、亜塩素酸ナトリウムは亜塩素酸塩類、硝酸カリウムは硝酸塩類です。

  70. 問70.重クロム酸塩類(重クロム酸カリウム等)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.橙赤色〜赤色の結晶である
    • イ.強い酸化剤として作用する
    • ウ.染料・皮革なめし剤等の工業用途がある
    • エ.皮膚・粘膜への毒性はまったくない

    正解:エ.皮膚・粘膜への毒性はまったくない

    解説:重クロム酸塩類は6価クロムを含み、皮膚・粘膜への強い刺激性と発がん性がある毒物です。「毒性はない」は重大な誤りです。橙赤色結晶・酸化剤・工業用途は正しい性質です。

  71. 問71.次の第1類危険物のうち、第2種酸化性固体(指定数量300kg)に該当するものはどれか。

    • ア.硝酸塩類
    • イ.過塩素酸塩類
    • ウ.亜塩素酸塩類
    • エ.塩素酸塩類

    正解:ア.硝酸塩類

    解説:硝酸塩類は第2種酸化性固体(指定数量300kg)。塩素酸塩類・過塩素酸塩類・亜塩素酸塩類はいずれも第1種(50kg)です。

  72. 問72.過酸化バリウム(BaO2)の性質として誤っているものはどれか。

    • ア.黄色〜灰白色の固体である
    • イ.有機酸と接触すると還元される
    • ウ.水と反応して過酸化水素を生じる
    • エ.無機過酸化物に該当する

    正解:イ.有機酸と接触すると還元される

    解説:過酸化バリウムは強酸化剤で、有機酸等の有機物と接触すると相手を酸化します。「有機酸と接触すると還元される」は誤りです。黄色〜灰白色固体・無機過酸化物・水と過酸化水素生成は正しい性質です。

  73. 問73.製造所等の保有空地について正しい説明はどれか。

    • ア.施設内部に確保する空間
    • イ.タンクの内側に設ける空間
    • ウ.施設の周囲に確保する空地で消火・延焼防止のため設けるもの
    • エ.煙突周囲の煙抜き空間

    正解:ウ.施設の周囲に確保する空地で消火・延焼防止のため設けるもの

    解説:保有空地は製造所等の周囲に確保する空地で、消火活動・延焼防止のため指定数量の倍数に応じて幅が定められます。タンク内側や煙突周囲ではなく、施設外周の空地です。

  74. 問74.第1類危険物の消火方法について誤っているものはどれか。

    • ア.塩素酸塩類は大量の水による冷却消火が有効
    • イ.硝酸塩類は注水消火が有効
    • ウ.過マンガン酸塩類は注水消火が有効
    • エ.無機過酸化物にも大量注水が最も効果的である

    正解:エ.無機過酸化物にも大量注水が最も効果的である

    解説:無機過酸化物は水と反応して酸素・熱を発生し火災を拡大させるため大量注水は厳禁です。乾燥砂・膨張ひる石・粉末消火剤による窒息消火を行います。塩素酸塩類・硝酸塩類・過マンガン酸塩類は注水冷却が有効です。

  75. 問75.次のうち、危険物施設の警報設備として消防法令に定められていないものはどれか。

    • ア.避雷設備
    • イ.消防機関に通報する設備
    • ウ.拡声装置・非常ベル
    • エ.自動火災報知設備

    正解:ア.避雷設備

    解説:避雷設備は警報設備ではなく、独立した「避雷設備」として政令で定められた別カテゴリの設備です。警報設備は自動火災報知設備・通報設備・拡声装置・非常ベル・消防機関に通報する設備の5種類です。