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漢検2級(日本漢字能力検定 2級)「誤字訂正・熟語の構成」の一問一答

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📖 漢検2級(日本漢字能力検定 2級)「誤字訂正・熟語の構成」の全75問と解説(一覧)

漢検2級(日本漢字能力検定 2級)の誤字訂正・熟語の構成に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.「危機一髪」という四字熟語の表記は正しい。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。危機一髪は、髪の毛一本ほどのわずかな差で危険が迫る瀬戸際のことです。「一発」と書くのは誤りで、髪の毛一本を意味する「一髪」が正しい表記となります。

  2. 問2.文中の「新製品の機能を保証する」の傍線部「保証」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。保証は、確かであると請け合うこと、責任を持つことを意味します。「保障」は地位や権利を守ること、「補償」は損害を償うこと。性能を請け合う文脈では「保証」が正しい表記です。

  3. 問3.文中の「市民の安全を保障する制度」の傍線部「保障」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。保障は、ある状態が損なわれないように守ることを意味し、安全保障や社会保障のように用います。確実だと請け合う「保証」とは区別されます。文脈上「保障」が正しい表記です。

  4. 問4.文中の「専門家の意見を尊重する」の傍線部「尊重」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。尊重は、価値あるものとして大切に扱うこと。「重」はおもんじる意で、「尊」もとうとぶ意の似た意味の字を重ねた構成です。意見を大切にする文脈で正しい表記となります。

  5. 問5.文中の「事件の真相を究明する」の傍線部「究明」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。究明は、物事の道理や原因をきわめて明らかにすること。「糾明」は罪や責任を問いただすこと。真相を明らかにする文脈では、きわめる意の「究明」が正しい表記となります。

  6. 問6.文中の「責任者の責任を糾弾する」の傍線部「糾弾」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。糾弾は、罪や責任を問いただして非難すること。「糾」はただす意、「弾」はせめる意で、責任を追及する文脈にふさわしい正しい表記となります。

  7. 問7.文中の「彼は意気衝天の勢いで臨んだ」の傍線部「衝天」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。意気衝天は、意気込みが天をつくほど盛んなさま。「衝天」は天をつく意で、勢いの盛んさを表します。「昇天」と混同しやすいですが、ここでは「衝天」が正しい表記です。

  8. 問8.文中の「政府が金融政策を遂行する」の傍線部「遂行」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。遂行は、物事を成しとげること、やりとげること。「遂」はとげる意です。「推行」という語はありません。任務をやりとげる文脈で正しい表記となります。

  9. 問9.文中の「計画を着実に推進する」の傍線部「推進」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。推進は、物事を前へおし進めること。「推」はおす意、「進」はすすむ意で、似た意味の字を重ねた構成です。計画を進める文脈で正しい表記となります。

  10. 問10.文中の「両者の利害が一致する」の傍線部「一致」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。一致は、二つ以上のものがぴたりと合うこと、食い違いがないこと。「一致団結」「意見の一致」のように用います。「一治」は誤りで、合う意の「致」が正しい表記です。

  11. 問11.文中の「不正を看破する眼力」の傍線部「看破」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。看破は、見破ること、隠された本質を見抜くこと。「看」はみる意、「破」はやぶる意。たくらみを見抜く文脈で正しい表記となります。

  12. 問12.文中の「成功への布石を打つ」の傍線部「布石」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。布石は、将来に備えてあらかじめ手を打っておくこと。もとは囲碁で序盤に石を配置する意。「敷石」と混同しやすいですが、配置の意の「布石」が正しい表記です。

  13. 問13.文中の「需要と供給の均衡を保つ」の傍線部「均衡」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。均衡は、力やつり合いがとれて安定していること、バランス。「均」はひとしい意、「衡」ははかり・つり合いの意で、似た意味を重ねた構成です。正しい表記となります。

  14. 問14.文中の「企業が利益を追求する」の傍線部「追求」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。追求は、目的とするものをどこまでも追い求めること。「追究」は学問的に明らかにすること、「追及」は責任を問いつめること。利益を求める文脈では「追求」が正しい表記です。

  15. 問15.文中の「条約の批准を国会が承認する」の傍線部「批准」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。批准は、国家が条約に最終的に同意し確認する手続きのこと。「批」はよしあしを定める意、「准」はゆるす意。条約を承認する文脈で正しい表記となります。

  16. 問16.文中の「自然の脅威にさらされる」の傍線部「脅威」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。脅威は、力や勢いでおびやかすこと、おそれ。「脅」はおびやかす意、「威」はおどす・いきおいの意で、似た意味を重ねた構成です。正しい表記となります。

  17. 問17.文中の「彼は冷静沈着な判断を下した」の傍線部「沈着」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。沈着は、落ち着いていて物事に動じないさま。「沈」はしずむ意、「着」は落ち着く意。冷静さを表す文脈で正しい表記となります。「珍着」は誤りです。

  18. 問18.文中の「証拠を隠滅した疑いがある」の傍線部「隠滅」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。隠滅は、すっかり隠して跡形もなく消すこと。証拠隠滅のように用います。「陰滅」は誤りで、かくす意の「隠」を用いるのが正しい表記となります。

  19. 問19.文中の「彼の主張は一貫性を欠く」の傍線部「一貫」は正しい表記である。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。一貫は、始めから終わりまで一つの方針や態度で貫き通すこと。「貫」はつらぬく意です。「一環」は鎖の輪の一つ・全体の一部の意で別語。ここでは「一貫」が正しい表記です。

  20. 問20.「絶対絶命」という四字熟語の表記は正しい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「絶体絶命」です。「絶体」「絶命」ともに九星術の凶の星で、追いつめられてどうにも逃れられない状態を表します。「対」ではなく「体」を用いるのが正しい表記です。

  21. 問21.文中の「彼の発言は社会通年に反するものだ」の傍線部「通年」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「通念」です。社会通念とは、社会一般に広く認められている常識的な考え方のこと。「年」ではなく考えを意味する「念」を用いるのが正しい表記となります。

  22. 問22.文中の「会議で重要な事項を決済した」の傍線部「決済」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「決裁」です。決裁は権限を持つ者が部下の案の可否を決めること。「決済」は代金や証券の受け渡しで取引を終えること。文脈上は判断を意味する「裁」が正しい表記です。

  23. 問23.文中の「事業の規模を縮少する」の傍線部「縮少」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「縮小」です。縮小は規模や範囲を小さくちぢめること。対義語は「拡大」。「少」は数や量がすくない意で、ここでは大小の「小」を用いるのが正しい表記となります。

  24. 問24.文中の「災害への対作を講じる」の傍線部「対作」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「対策」です。対策は、ある事態に対応するための手段や方法のこと。「作」ではなく、はかりごと・手だてを意味する「策」を用いるのが正しい表記となります。

  25. 問25.文中の「優秀な人材を保獲する」の傍線部「保獲」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「確保」です。確保は確実に手に入れて保つこと。「保獲」という語はなく、字の順序も誤り。「確かに保つ」意の「確保」が正しい表記となります。

  26. 問26.文中の「両国間の交渉が妥決した」の傍線部「妥決」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「妥結」です。妥結は、対立する双方が折り合いをつけて話をまとめること。「決」ではなく、結ぶ・むすぶ意の「結」を用いるのが正しい表記となります。

  27. 問27.文中の「学問の真理を追及する」の傍線部「追及」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「追究」です。追究は、わからないことをどこまでも深く調べ明らかにすること。「追及」は責任を問いつめる意。真理を究める文脈では「追究」が正しい表記となります。

  28. 問28.文中の「この問題は一連の事件の一還だ」の傍線部「一還」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「一環」です。一環は、互いに関連する全体の中の一部分のこと。「還」ではなく、輪・つながりを意味する「環」を用いるのが正しい表記となります。

  29. 問29.文中の「彼は責任を転換しようとした」の傍線部「転換」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「転嫁」です。転嫁は、自分の責任や罪を他へなすりつけること。「転換」は方向や傾向を変える意。責任をなすりつける文脈では「転嫁」が正しい表記となります。

  30. 問30.文中の「彼の態度は終始一感していた」の傍線部「一感」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「一貫」です。一貫は始めから終わりまで方針や態度を貫き通すこと。「感」ではなく、つらぬく意の「貫」を用いるのが正しい表記となります。

  31. 問31.文中の「初志を完徹する覚悟だ」の傍線部「完徹」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「貫徹」です。貫徹は、意志や主張を最後まで貫き通すこと。「完」ではなく、つらぬく意の「貫」を用いて「初志貫徹」とするのが正しい表記となります。

  32. 問32.文中の「彼は会社の発展に多大な功積を残した」の傍線部「功積」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「功績」です。功績は、てがら・りっぱな成果のこと。「積」ではなく、てがらを意味する「績」を用いるのが正しい表記となります。

  33. 問33.文中の「両者の意見が体立する」の傍線部「体立」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「対立」です。対立は、互いに反対の立場で張り合うこと。「体」ではなく、向かい合う意の「対」を用いるのが正しい表記となります。

  34. 問34.文中の「税金を滞納して催促を受ける」の傍線部「催促」は誤った表記であり、正しくは「催足」である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「催促」です。催促は、早くするようにせきたてること。「足」ではなく、うながす意の「促」を用いた「催促」が正しい表記となります。

  35. 問35.「短刀直入」という四字熟語の表記は正しい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「単刀直入」です。一本の刀で敵中に切り込む意から、前置きなくいきなり本題に入ること。「短」ではなく、一つの意の「単」を用いるのが正しい表記となります。

  36. 問36.文中の「彼は責任の所材を明らかにした」の傍線部「所材」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「所在」です。所在は、ある場所や在りか、責任のありどころのこと。「材」ではなく、ある意の「在」を用いるのが正しい表記となります。

  37. 問37.「意味深重」という四字熟語の表記は正しい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「意味深長」です。意味深長は、表面に表れない深い意味を含むさま。「重」ではなく、ながい・奥ふかい意の「長」を用いるのが正しい表記となります。

  38. 問38.文中の「事態の収集を図る」の傍線部「収集」は正しい表記である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは「収拾」です。収拾は、混乱した事態をうまくおさめてまとめること。「集」ではなく、ひろい取る・おさめる意の「拾」を用いるのが正しい表記となります。

  39. 問39.次の文中で誤って使われている漢字と、それに代わる正しい漢字の組み合わせはどれか。「彼は会議で全員の指事を仰いだ。」

    • ア.指→師
    • イ.事→示
    • ウ.指→私
    • エ.仰→扇

    正解:イ.事→示

    解説:正しくは「指示を仰ぐ」で、「事」を「示」に直す。指示は、物事をさししめすこと、さしずすることで、「仰ぐ」には教えや指示などを求めるという意味がある。「指」を「師」に直すと師事(師として尊敬し、教えを受けること)、「私」に直すと私事(自分個人のこと)になり、どちらも「全員の〜を仰いだ」の文意に合わない。「仰」は「指示を仰ぐ」の正しい表記なので、うちわなどで風を起こす意味の「扇」に直すのは誤り。

    根拠: 日本漢字能力検定協会「各級の概要」 2級 主な出題内容「誤字訂正」 / デジタル大辞泉「指示」(Weblio辞書) し‐じ【指示】1 物事をそれとさししめすこと 2 さしずすること / デジタル大辞泉「仰ぐ」(Weblio辞書) あお・ぐ【仰ぐ】3 教え・援助などを求める。請う。「指示を―・ぐ」 / デジタル大辞泉「師事」(Weblio辞書) し‐じ【師事】師として尊敬し、教えを受けること / デジタル大辞泉「私事」(Weblio辞書) し‐じ【私事】1 自分個人のこと / デジタル大辞泉「扇ぐ」(Weblio辞書) あお・ぐ【扇ぐ/煽ぐ】うちわなどを動かして風を起こす

  40. 問40.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「災害の被害を最少限に食い止める。」

    • ア.災害
    • イ.被害
    • ウ.最少限
    • エ.食い止める

    正解:ウ.最少限

    解説:正しくは「最小限」です。最小限は範囲や程度を最も小さくおさえること。「少」ではなく、大小の「小」を用いるのが正しい表記となります。

  41. 問41.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼は会員に推されて今年度の総会で議長を努めた。」

    • ア.推されて
    • イ.総会
    • ウ.努めた
    • エ.議長

    正解:ウ.努めた

    解説:正しくは「務めた」です。務めるは、役目や任務を果たすことで、「議長を務める」「主役を務める」のように使います。努めるは力を尽くす・努力する意(「解決に努める」)、勤めるは給料をもらって仕事をする意(「銀行に勤める」)。議長という役目を果たす文なので「務」を用いるのが正しい表記です。「推されて」は推薦される意の「推す」で正しく、「総会」「議長」も正しく書かれています。

    根拠: 文化審議会国語分科会「「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)」(平成26年2月21日) 086 つとまる・つとめる:【勤まる・勤める】給料をもらって仕事をする(銀行に勤める)/【務まる・務める】役目や任務を果たす(議長を務める)/【努める】力を尽くす。努力する(解決に努める)(本文19ページ・PDF 23ページ)/034 おす:【推す】推薦する。推測する。推進する(会長に推す)、【押す】上や横などから力を加える(本文10ページ・PDF 14ページ) / 日本漢字能力検定協会「各級の内容(レベル・審査基準)」 2級:対象漢字数 2136字(常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル)、主な出題内容に「誤字訂正」

  42. 問42.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「観客の歓声を大いに刺激した。」

    • ア.観客
    • イ.歓声
    • ウ.刺激
    • エ.大いに

    正解:イ.歓声

    解説:誤っているのは「歓声」。この文意は『観客の感性(物事を感じ取る心の働き)を大いに刺激した』であり、喜びの叫び声を表す「歓声」では意味が通らない。正しくは「感性」。「観客」「刺激」「大いに」は正しく使われている。

  43. 問43.次の文中で誤って使われている漢字1字はどれか。「専門家の検地から意見を述べる。」

    • ア.専
    • イ.検
    • ウ.意
    • エ.述

    正解:イ.検

    解説:誤っているのは「検」で、正しくは「見地」。見地は、物事を考えたり論じたりするときのよりどころとなる立場・観点のことで、「専門家の見地から意見を述べる」「教育的な見地に立つ」のように使う。「検地」は、近世に年貢の徴収などのために領主が行った田畑の測量調査を指す語で、意見を述べる立場を表すこの文には合わない。「見」と「検」はどちらも「ケン」と読むので取り違えやすい。ほかの「専門家」「意見」「述べる」は正しく使われている。

    根拠: コトバンク「見地」 デジタル大辞泉:物事を考えたり論じたりする場合の、よりどころとなる立場。観点。「教育的な見地に立つ」 / コトバンク「検地」 デジタル大辞泉:近世、年貢の徴収と農民支配を目的に、幕藩領主が行った土地の測量調査

  44. 問44.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼は時代の趨勢を的格に読んだ。」

    • ア.趨勢
    • イ.的格
    • ウ.読んだ
    • エ.時代

    正解:イ.的格

    解説:正しくは「的確」です。的確は、正確で確かなさま、まとがはずれていないこと。「格」ではなく、たしかな意の「確」を用いるのが正しい表記となります。

  45. 問45.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「会社の方針に異義を唱える。」

    • ア.方針
    • イ.異義
    • ウ.唱える
    • エ.会社

    正解:イ.異義

    解説:正しくは「異議」です。異議は、ある意見や決定に反対する意見のこと。「義」ではなく、議論・意見を意味する「議」を用いるのが正しい表記となります。

  46. 問46.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「不正に対して断固として対所する。」

    • ア.不正
    • イ.断固
    • ウ.対所
    • エ.として

    正解:ウ.対所

    解説:正しくは「対処」です。対処は、ある事態に応じて適切な処置をとること。「所」ではなく、さばく・処理する意の「処」を用いるのが正しい表記となります。

  47. 問47.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼の言動には矛循がある。」

    • ア.言動
    • イ.矛循
    • ウ.ある
    • エ.彼の

    正解:イ.矛循

    解説:正しくは「矛盾」です。矛盾は、つじつまが合わないこと。「循」ではなく、たて・ふせぐ意の「盾」を用いるのが正しい表記となります。

  48. 問48.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「予算の縮減を余技なくされる。」

    • ア.予算
    • イ.縮減
    • ウ.余技
    • エ.される

    正解:ウ.余技

    解説:正しくは「余儀」です。余儀ないは、ほかにとるべき方法がないこと。「技」ではなく、他のやり方を意味する「儀」を用いるのが正しい表記となります。

  49. 問49.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼の業績は他の追従を許さない。」

    • ア.業績
    • イ.他の
    • ウ.追従
    • エ.許さない

    正解:ウ.追従

    解説:「追随」には、人の業績などをまねて追いつこうとする意味があり、「他の追随を許さない」は、ほかの者が追いつけないほど優れているという意味の決まった言い方です。「追従」は、「ついしょう」と読めば人の気に入るようにこびへつらうこと、「ついじゅう」と読めば人の後につき従うことで、追いつこうとする意味はありません。そのため、この文では「追従」が誤りで、「追随」と書くのが正しい表記です。

    根拠: コトバンク「追随」(デジタル大辞泉) 2 人の業績などをまねて、それに追いつこうとすること。「卓越した技量で、他の追随を許さない」 / コトバンク「追従」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典) つい‐しょう:他人の気に入るような言動をすること。こびへつらうこと/つい‐じゅう:あとにつき従うこと。人の意見に従うこと

  50. 問50.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼の意見に賛同して協賛する。」

    • ア.賛同
    • イ.協賛
    • ウ.意見
    • エ.該当なし

    正解:エ.該当なし

    解説:正しくは「賛同」「協賛」ともに正しい表記であり、この文に誤字はありません。よって誤字を含まない「該当なし」が正解となります。

  51. 問51.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼は規律を守り厳格に行動する。」

    • ア.規律
    • イ.厳格
    • ウ.行動
    • エ.該当なし

    正解:エ.該当なし

    解説:正しくは「規律」「厳格」ともに正しい表記であり、この文に誤字はありません。よって誤字を含まない「該当なし」が正解となります。

  52. 問52.次の文中で誤って使われている漢字はどれか。「彼は名誉を回服しようと努めた。」

    • ア.名誉
    • イ.回服
    • ウ.努めた
    • エ.彼は

    正解:イ.回服

    解説:正しくは「回復」です。回復は、もとの良い状態に戻すこと。「服」ではなく、もとに戻る意の「復」を用いるのが正しい表記となります。

  53. 問53.「豊富」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.同じような意味の字を重ねた構成
    • イ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • ウ.上の字が下の字を修飾する構成
    • エ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    正解:ア.同じような意味の字を重ねた構成

    解説:「豊」も「富」もともに「ゆたか」という似た意味を持つ字です。よって同じような意味の漢字を重ねた構成が正解となります。

  54. 問54.「長短」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • イ.上の字が下の字を修飾する構成
    • ウ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • エ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成

    正解:ア.反対または対の意味の字を重ねた構成

    解説:「長」はながい、「短」はみじかいで、互いに反対の意味を持つ字です。よって反対または対の意味の字を重ねた構成が正解となります。

  55. 問55.「急流」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字を修飾する構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.同じような意味の字を重ねた構成

    正解:ア.上の字が下の字を修飾する構成

    解説:「急な流れ」と読めるように、上の「急」が下の「流」を修飾しています。よって上の字が下の字を修飾する構成が正解となります。

  56. 問56.「着席」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • イ.同じような意味の字を重ねた構成
    • ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • エ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    正解:エ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    解説:「席に着く」と読め、下の「席」が上の「着」の目的語になっています。よって下の字が上の字の目的語・補語になる構成が正解となります。

  57. 問57.「未踏」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • イ.同じような意味の字を重ねた構成
    • ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成

    解説:「未だ踏まず」と読め、上の「未」が下の「踏」を打ち消しています。よって上の字が下の字の意味を打ち消す構成が正解となります。

  58. 問58.「岐路」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:エ.上の字が下の字を修飾する構成

    解説:「分かれ道」の意で、「岐れた道」と上の「岐」が下の「路」を修飾しています。よって上の字が下の字を修飾する構成が正解となります。

  59. 問59.「握手」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • イ.上の字が下の字を修飾する構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.同じような意味の字を重ねた構成

    正解:ア.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    解説:「手を握る」と読め、下の「手」が上の「握」の目的語になっています。よって下の字が上の字の目的語・補語になる構成が正解となります。

  60. 問60.「俊敏」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • イ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • ウ.上の字が下の字を修飾する構成
    • エ.同じような意味の字を重ねた構成

    正解:エ.同じような意味の字を重ねた構成

    解説:「俊」はすぐれる・すばやい、「敏」はすばやい・さといで、ともに似た意味を持つ字です。よって同じような意味の漢字を重ねた構成が正解となります。

  61. 問61.「不問」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • イ.同じような意味の字を重ねた構成
    • ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成

    解説:「問わず」と読め、上の「不」が下の「問」を打ち消しています。よって上の字が下の字の意味を打ち消す構成が正解となります。

  62. 問62.「禍福」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字を修飾する構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • エ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成

    正解:ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成

    解説:「禍」はわざわい、「福」はさいわいで、互いに反対の意味を持つ字です。よって反対または対の意味の字を重ねた構成が正解となります。

  63. 問63.「叙勲」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字を修飾する構成
    • イ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • ウ.同じような意味の字を重ねた構成
    • エ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    正解:エ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    解説:「勲を叙す(授ける)」と読め、下の「勲」が上の「叙」の目的語になっています。よって下の字が上の字の目的語・補語になる構成が正解となります。

  64. 問64.「往還」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • イ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • ウ.同じような意味の字を重ねた構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:ア.反対または対の意味の字を重ねた構成

    解説:「往」は行く、「還」は帰るで、互いに反対の意味を持つ字です。よって反対または対の意味の字を重ねた構成が正解となります。

  65. 問65.「克己」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.同じような意味の字を重ねた構成
    • イ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • ウ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:ウ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    解説:「己に克つ」と読め、下の「己」が上の「克」の目的語になっています。よって下の字が上の字の目的語・補語になる構成が正解となります。

  66. 問66.「腐敗」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字を修飾する構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.同じような意味の字を重ねた構成

    正解:エ.同じような意味の字を重ねた構成

    解説:「腐」はくさる、「敗」もやぶれる・くさるで、ともに似た意味を持つ字です。よって同じような意味の漢字を重ねた構成が正解となります。

  67. 問67.「無謀」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • イ.上の字が下の字を修飾する構成
    • ウ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • エ.同じような意味の字を重ねた構成

    正解:ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成

    解説:「謀(はかりごと)が無い」と読め、上の「無」が下の「謀」を打ち消しています。よって上の字が下の字の意味を打ち消す構成が正解となります。

  68. 問68.「珠玉」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • イ.同じような意味の字を重ねた構成
    • ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:イ.同じような意味の字を重ねた構成

    解説:「珠」はたま、「玉」もたまで、ともに似た意味を持つ字です。よって同じような意味の漢字を重ねた構成が正解となります。

  69. 問69.「賞罰」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.同じような意味の字を重ねた構成
    • イ.上の字が下の字を修飾する構成
    • ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • エ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    正解:ウ.反対または対の意味の字を重ねた構成

    解説:「賞」はほめる・ほうび、「罰」はばっするで、互いに反対の意味を持つ字です。よって反対または対の意味の字を重ねた構成が正解となります。

  70. 問70.「徐行」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:エ.上の字が下の字を修飾する構成

    解説:「徐ろに(ゆっくり)行く」と読め、上の「徐」が下の「行」を修飾しています。よって上の字が下の字を修飾する構成が正解となります。

  71. 問71.「乾湿」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.同じような意味の字を重ねた構成

    正解:ア.反対または対の意味の字を重ねた構成

    解説:「乾」はかわく、「湿」はしめるで、互いに反対の意味を持つ字です。よって反対または対の意味の字を重ねた構成が正解となります。

  72. 問72.「籠城」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字を修飾している構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.同じような意味の字を重ねた構成
    • エ.反対または対の意味の字を重ねた構成

    正解:イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成

    解説:「籠城」は「城に籠もる(城にたてこもる)」と読め、下の「城」が上の「籠」の動作の場所を示す補語になっている。よって、下の字が上の字の目的語・補語になる構成(着席と同じ型)が正解。熟語の構成には、同じような意味の字を重ねたもの(岩石)、反対または対応の意味を表す字を重ねたもの(高低)、上の字が下の字を修飾しているもの(洋画)、下の字が上の字の目的語・補語になっているもの(着席)、上の字が下の字の意味を打ち消しているもの(非常)がある。籠城は「籠もる城」と上が下を修飾する形ではなく、籠と城は同じ意味でも反対の意味でもない。

    根拠: 公益財団法人日本漢字能力検定協会「2026年度第1回 日本漢字能力検定 2級 試験問題(問題例)」 PDF p.1 問題(三)「熟語の構成のしかたには次のようなものがある」ア 同じような意味の漢字を重ねたもの(岩石)、イ 反対または対応の意味を表す字を重ねたもの(高低)、ウ 上の字が下の字を修飾しているもの(洋画)、エ 下の字が上の字の目的語・補語になっているもの(着席)、オ 上の字が下の字の意味を打ち消しているもの(非常) / コトバンク「籠城」 デジタル大辞泉(城などの中にたてこもって敵を防ぐこと)、精選版 日本国語大辞典(城にたてこもること)

  73. 問73.「未遂」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.同じような意味の字を重ねた構成
    • イ.反対または対の意味の字を重ねた構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.上の字が下の字を修飾する構成

    正解:ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成

    解説:「未だ遂げず」と読め、上の「未」が下の「遂」を打ち消しています。よって上の字が下の字の意味を打ち消す構成が正解となります。

  74. 問74.「巧拙」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.上の字が下の字を修飾する構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.反対または対の意味の字を重ねた構成

    正解:エ.反対または対の意味の字を重ねた構成

    解説:「巧」はたくみ・うまい、「拙」はつたない・へたで、互いに反対の意味を持つ字です。よって反対または対の意味の字を重ねた構成が正解となります。

  75. 問75.「貪欲」という二字熟語の構成として正しいものはどれか。

    • ア.同じような意味の字を重ねた構成
    • イ.下の字が上の字の目的語・補語になる構成
    • ウ.上の字が下の字の意味を打ち消す構成
    • エ.反対または対の意味の字を重ねた構成

    正解:ア.同じような意味の字を重ねた構成

    解説:「貪」はむさぼる、「欲」はほしがるで、ともに似た意味を持つ字です。よって同じような意味の漢字を重ねた構成が正解となります。