一級建築士(学科)「環境・設備」の一問一答
📖 一級建築士(学科)「環境・設備」の全75問と解説(一覧)
一級建築士(学科)の環境・設備に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.終日日射量は、夏至において水平面が最も大きくなり、南向き鉛直面は夏至よりも冬至のほうが大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。夏至は太陽高度が高いため水平面の終日日射量が最大となります。一方、南向き鉛直面は太陽高度の低い冬至のほうが入射角が小さくなり、受熱量が大きくなる特徴があります。
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問2.建築物の日影規制において、日影時間は冬至日の真太陽時で午前8時から午後4時までの8時間を対象として測定する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。日影規制は最も日影が長くなる冬至日を基準とし、真太陽時で午前8時から午後4時までの8時間における日影時間を測定します。北海道など一部地域では午前9時から午後3時の6時間です。
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問3.昼光率とは、全天空照度に対する室内のある点の昼光による照度の比をいい、全天空照度が変動しても原則として一定の値を保つ。
正解:○(正しい)
解説:正しい。昼光率は室内照度を全天空照度で除した比で、開口部や室内反射の幾何条件で決まるため天空の明るさが変化しても一定です。直接昼光率と間接昼光率の和で表されます。
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問4.点光源による直接照度は、光源からの距離の2乗に反比例して減少する(逆2乗の法則)。
正解:○(正しい)
解説:正しい。点光源による直接照度は距離の2乗に反比例します。さらに受照面が法線から傾く場合は入射角の余弦に比例して減少し、これを入射角余弦の法則と合わせて照度計算に用います。
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問5.マンセル表色系では、色を色相・明度・彩度の3属性で表し、無彩色は明度のみで表現される。
正解:○(正しい)
解説:正しい。マンセル表色系は色相(ヒュー)・明度(バリュー)・彩度(クロマ)で色を体系化します。無彩色である白黒灰は彩度がゼロで明度のみで表され、エヌ9.5のように記述します。
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問6.残響時間とは、音源停止後に室内の音圧レベルが60デシベル減衰するのに要する時間で、室容積に比例し室内総吸音力に反比例する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。セービンの残響式により、残響時間はおよそ0.16に室容積を乗じ室内総吸音力で除した値で求まります。容積が大きく吸音力が小さいほど残響時間が長くなる関係です。
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問7.単層壁の透過損失は、一般に同じ材料では面密度が大きいほど、また周波数が高いほど大きくなる(質量則)。
正解:○(正しい)
解説:正しい。単層壁の質量則により、透過損失は面密度と周波数のそれぞれが2倍になるごとに約6デシベル増加します。ただしコインシデンス効果が生じる周波数帯では透過損失が低下します。
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問8.材料の熱伝導率の単位はワット毎メートル毎ケルビンで、値が小さい材料ほど断熱性能が高い。
正解:○(正しい)
解説:正しい。熱伝導率は材料内部の熱の伝わりやすさを示し、値が小さいほど断熱性が高くなります。グラスウールや発泡プラスチック系断熱材は熱伝導率が小さく、金属やコンクリートは大きい値です。
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問9.壁体内の中空層の熱抵抗は、空気層の厚さを2cm程度を超えて大きくしても、対流が生じるためほとんど増加しない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。空気層は2cm程度までは厚さに応じ熱抵抗が増えますが、それ以上厚くすると内部に対流が生じ熱抵抗はほぼ頭打ちとなります。密閉中空層に低放射面を設けると放射熱伝達が抑えられ効果的です。
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問10.内部結露を防止するため、断熱層の室内側(高温側)に防湿層を設けて水蒸気の侵入を抑えるのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。冬期は室内側が高温多湿のため、断熱層の室内側である高温側に防湿層を設け壁内への水蒸気流入を抑えます。室外側は透湿性を確保し、侵入した湿気を排出する構成が内部結露防止の基本です。
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問11.ホルムアルデヒドを発散する建材を使用する住宅の居室には、原則として0.5回毎時以上の機械換気設備の設置が義務付けられている。
正解:○(正しい)
解説:正しい。シックハウス対策として、住宅の居室には換気回数0.5回毎時以上の機械換気設備すなわち24時間換気が原則義務付けられています。建材のホルムアルデヒド発散等級の規制と併せた措置です。
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問12.温度差による自然換気(重力換気)の換気量は、給排気口の高低差が大きいほど、また内外温度差が大きいほど増加する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。重力換気は内外の空気密度差による浮力で生じ、給気口と排気口の高低差および内外温度差が大きいほど換気量が増えます。中性帯より下が給気、上が排気となる関係があります。
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問13.第1種機械換気は給気・排気ともに送風機で行う方式で、室内圧を正圧にも負圧にも調整でき、手術室やクリーンルームに適する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。第1種換気は給排気とも送風機で行い室内圧を任意に制御できます。正圧に保つ手術室・クリーンルームや、全熱交換換気を組み込む省エネ換気にも用いられる方式です。
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問14.ファンコイルユニット方式は、各室の小型機で冷温水により空気を処理する水方式で、室ごとの個別制御性に優れるが外気導入は別途必要となる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ファンコイルユニット方式は冷温水を各室の小型機に通し空気を処理する水方式で、室ごとの発停・温度制御に優れます。換気・外気処理機能をもたないため別途外気処理空調機等が必要です。
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問15.通気管は排水管内の圧力変動を緩和してトラップの封水を保護するとともに、排水の流れを円滑にする役割をもつ。
正解:○(正しい)
解説:正しい。通気管は排水時の正圧・負圧を大気に逃がし封水の破封を防ぎます。各個通気・ループ通気・伸頂通気などの方式があり、排水の円滑な流下と臭気の室内侵入防止に寄与する設備です。
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問16.排煙設備は火災時に煙を屋外へ排出して避難経路の安全を確保する設備で、自然排煙方式と機械排煙方式がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。排煙設備は煙を屋外へ排出し避難・消火活動の安全を確保します。外気に面する排煙口を開放する自然排煙方式と、排煙機で強制排出する機械排煙方式があり、防煙区画ごとに計画します。
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問17.非常用照明装置は、停電時に居室や避難経路を一定の照度で照らす設備で、予備電源により30分以上点灯できることが求められる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。非常用照明は停電時に避難に必要な明るさを確保する設備で、予備電源により30分以上点灯し、床面で一定以上の照度を確保します。常時点灯し避難方向を示す誘導灯とは目的・基準が異なります。
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問18.CASBEEは建築物の環境品質(Q)を環境負荷(L)で除した建築物環境効率(BEE)で評価し、BEEが大きいほど環境性能が高い。
正解:○(正しい)
解説:正しい。CASBEEは室内環境や景観等の環境品質Qを、エネルギーや資源等の環境負荷Lで除した建築物環境効率BEEで総合評価します。BEEが大きいほど環境性能が高くSランク等に格付けされます。
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問19.二重トラップは、排水の流れを阻害するため衛生上禁止されており、一つの排水経路には1個のトラップとするのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。二重トラップは2つの封水間の空気が圧縮・膨張し排水を妨げるため禁止です。器具からの排水が円滑に流れるよう、一つの排水経路には1個のトラップとするのが衛生上の原則となります。
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問20.設計用全天空照度は、快晴の青空のほうが薄曇りの空よりも大きな値が採用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。設計用全天空照度は薄曇りの空のほうが青空より大きく採られます。薄曇りは空全体が一様に明るく拡散光が多いため、採光計算上不利側として薄曇りの大きな照度を用いるのが原則です。
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問21.照度は光源の明るさそのものを表す測光量であり、その単位はカンデラで表される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。照度は単位面積が受ける光束の密度で、単位はルクスです。光源の明るさである光度の単位がカンデラ、光源面の輝きを表す輝度はカンデラ毎平方メートルで表します。記述は照度と光度を混同しています。
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問22.色温度が高い光源ほど赤みを帯びた暖かみのある光色となり、色温度が低いほど青白い光色となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆で、色温度が低いほど赤みを帯びた暖色(電球色)、高いほど青白い寒色(昼光色)となります。色温度はケルビンで表し、白熱電球は約2800ケルビン、昼光色蛍光灯は約6500ケルビンです。
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問23.音の強さのレベルが10デシベル増加すると、音の強さ(エネルギー)は約2倍になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。10デシベルの増加で音の強さは10倍になります。デシベルは常用対数による表示だからです。エネルギーが2倍になるときのレベル増加は約3デシベルであり、記述の倍率は誤りです。
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問24.床衝撃音のうち、子どもの飛び跳ねなど重く柔らかい衝撃源による音は軽量床衝撃音と呼ばれ、L値が小さいほど遮音性能が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。飛び跳ね等の重く柔らかい衝撃源は重量床衝撃音です。軽量床衝撃音はスプーン落下など軽く硬い衝撃を指します。またL値は遮音等級で、値が小さいほど遮音性能は高くなります。
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問25.NC値は室内騒音の許容値を評価する指標で、その値が大きいほど静かな室内環境を表す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。NC値は周波数別の許容騒音レベルを示す指標で、値が小さいほど静かな環境を表します。音楽ホールでは小さなNC値、一般事務室ではやや大きいNC値が許容基準として用いられます。
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問26.熱貫流率(U値)は壁体の熱の通しやすさを示し、その値が大きいほど断熱性能が高いことを表す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。熱貫流率U値は壁体を貫流する熱量の指標で、値が小さいほど断熱性能が高くなります。各層の熱抵抗と室内外表面熱抵抗の合計の逆数として算定される量であり、記述の大小関係は逆です。
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問27.気密性能を表すC値(相当隙間面積)は、その値が大きいほど住宅の気密性能が高いことを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。C値は床面積1平方メートルあたりの隙間面積で、値が小さいほど気密性能が高くなります。気密性が高いと漏気による熱損失や計画換気の乱れが抑えられる関係で、記述の大小は逆です。
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問28.第3種機械換気は給気を送風機、排気を自然排気で行う方式で、室内を正圧に保ち、便所や浴室の臭気排出に適する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第3種換気は給気が自然・排気が送風機の方式で室内は負圧になります。負圧により臭気や湿気の他室への漏れを防ぐため便所・浴室・台所に適しており、記述は給排気の役割が逆です。
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問29.高置水槽方式は、揚水ポンプで屋上水槽へ汲み上げ重力で各所に給水する方式で、断水時にも水槽内の水を一定量利用できるが、上層階ほど給水圧は高くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高置水槽方式は重力給水のため上層階ほど水頭差が小さく給水圧は低くなります。断水時に水槽内の貯留水を利用できる点は正しいですが、上層階ほど給水圧が高いとする記述が誤りです。
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問30.排水トラップの封水深は浅いほど破封しにくく、自己サイホン作用や蒸発による破封を防止できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。封水深が浅いと自己サイホン作用や蒸発で破封しやすくなります。封水深は一般に5cmから10cm程度を確保するのが原則で、破封防止には適切な封水深と通気管の設置が有効です。
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問31.LED照明は白熱電球や蛍光灯に比べて発光効率が高く長寿命であるが、調光制御には対応できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。LED照明は発光効率が高く長寿命である点は正しいですが、専用の調光器や制御方式により調光が可能です。むしろ応答が速く調光・調色制御に適しており、人感センサー連動にも用いられます。
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問32.自動火災報知設備の感知器のうち、差動式スポット型は周囲温度が一定温度に達したときに作動する定温式の感知器である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。差動式スポット型は温度上昇率が一定以上になると作動する感知器です。一定温度に達して作動するのは定温式スポット型で、厨房やボイラー室など温度変化の大きい場所に用います。記述は両者が逆です。
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問33.一次エネルギー消費量基準では、設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量を上回っていれば省エネ基準に適合する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。省エネ基準への適合は、設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量を下回ること、すなわちBEIが1以下であることが条件です。上回っていれば不適合となり、記述は大小関係が逆です。
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問34.明順応に比べ暗順応は完了までに要する時間が短く、明るい場所から暗い場所へ移ると速やかに目が慣れる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。暗順応は明順応より時間がかかり、暗い場所に目が慣れるには数十分を要します。劇場や駐車場の出入口など明暗差の大きい場所では、急激な明るさの変化を避ける照明計画が必要となります。
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問35.受変電設備の力率を改善するために進相コンデンサを設置すると、無効電力が増加し設備容量に余裕がなくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。進相コンデンサは遅れ無効電力を補償して力率を改善し、無効電力を減少させます。これにより設備容量や幹線に余裕が生まれ、電圧降下や電力損失の低減にもつながるため、記述は逆の説明です。
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問36.床面のグレア対策として、光源輝度が高いほど不快グレアは小さくなり、視作業がしやすくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。光源輝度が高いほど不快グレアは大きくなり視認性が低下します。グレアの抑制には光源輝度を下げる、視線方向から外す、ルーバー等で遮光するなどの対策が有効で、記述は大小関係が逆です。
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問37.給湯設備の中央式給湯方式は、各所に小型給湯器を分散設置する方式で、配管からの放熱損失が小さい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。中央式給湯は機械室等の熱源で一括加熱し配管で各所へ供給する方式で、配管が長く放熱損失が生じやすくなります。各所に小型給湯器を分散するのは局所式であり、記述は方式の説明が逆です。
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問38.一次エネルギー消費量の評価において、外皮性能を表すUA値(外皮平均熱貫流率)は、値が大きいほど断熱性能が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。外皮平均熱貫流率UA値は外皮全体の熱の逃げやすさを示し、値が小さいほど断熱性能が高くなります。値が大きいほど断熱性能が高いとする記述は誤りで、省エネ基準では地域区分ごとに上限が定められます。
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問39.日射に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.終日日射量は、夏至において水平面が最も大きくなる
- イ.南向き鉛直面の終日日射量は、夏至より冬至のほうが大きい
- ウ.夏至の終日日射量は、南向き鉛直面のほうが水平面より大きい
- エ.東向き鉛直面と西向き鉛直面の終日日射量は、ほぼ等しい
正解:ウ.夏至の終日日射量は、南向き鉛直面のほうが水平面より大きい
解説:誤り。夏至の終日日射量は南向き鉛直面より水平面のほうが大きくなります。太陽高度が高い夏至は水平面が受熱に有利で、南面鉛直は入射角が大きく受熱量が相対的に小さくなるため、当該記述が不適当です。
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問40.採光・昼光に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.昼光率は、全天空照度に対する室内のある点の昼光照度の比である
- イ.昼光率は直接昼光率と間接昼光率の和で表される
- ウ.昼光率は、天空の明るさが変化しても原則として一定である
- エ.設計用全天空照度は、青空のほうが薄曇りの空より大きい
正解:エ.設計用全天空照度は、青空のほうが薄曇りの空より大きい
解説:誤り。設計用全天空照度は青空より薄曇りの空のほうが大きい値を採用します。薄曇りは天空全体が一様に明るく拡散光が多いためで、青空のほうが大きいとする選択肢が不適当な記述となります。
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問41.照明・測光量に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.照度の単位はカンデラである
- イ.輝度の単位はカンデラ毎平方メートルである
- ウ.光度の単位はカンデラ、光束の単位はルーメンである
- エ.点光源による直接照度は距離の2乗に反比例する
正解:ア.照度の単位はカンデラである
解説:誤り。照度の単位はルクスで、カンデラは光度の単位です。照度を表す単位としてカンデラを挙げる選択肢が不適当となります。光束はルーメン、輝度はカンデラ毎平方メートルで表す点に注意します。
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問42.色彩に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.マンセル表色系は色相・明度・彩度の3属性で色を表す
- イ.色温度が高い光源ほど赤みを帯びた暖かみのある光色になる
- ウ.無彩色はマンセル表色系では明度のみで表される
- エ.面積効果により大面積では明度・彩度が高く見える
正解:イ.色温度が高い光源ほど赤みを帯びた暖かみのある光色になる
解説:誤り。色温度は低いほど赤みを帯びた暖色、高いほど青白い寒色となります。色温度が高いほど暖かみのある光色とする選択肢が不適当です。マンセル3属性や面積効果に関する記述は正しい内容です。
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問43.音響・遮音に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.残響時間は室容積に比例し総吸音力に反比例する
- イ.単層壁の透過損失は面密度が大きいほど大きくなる(質量則)
- ウ.床衝撃音のL値は値が大きいほど遮音性能が高い
- エ.同じ音圧レベルの音を2つ重ねると約3デシベル増加する
正解:ウ.床衝撃音のL値は値が大きいほど遮音性能が高い
解説:誤り。床衝撃音遮音等級L値は値が小さいほど遮音性能が高くなります。L値が大きいほど遮音性能が高いとする選択肢が不適当です。質量則・残響時間・合成音に関する記述は正しい内容です。
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問44.吸音・室内音響に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.NC値は値が大きいほど静かな室内を表す
- イ.総吸音力を増すと残響時間は長くなる
- ウ.コンクリート打放しの剛壁は吸音率が高い
- エ.多孔質吸音材は背後に空気層を設けると低音域の吸音が改善する
正解:エ.多孔質吸音材は背後に空気層を設けると低音域の吸音が改善する
解説:正しくは、多孔質吸音材は背後空気層を設けると低音域吸音が改善します。NC値は小さいほど静か、剛壁は吸音率が低く、総吸音力を増すと残響時間は短くなるため、他の選択肢は不適当な記述となります。
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問45.伝熱・断熱に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.熱貫流率U値は値が大きいほど断熱性能が高い
- イ.中空層は厚さを過大にしても対流が生じ熱抵抗は頭打ちになる
- ウ.熱伝導率は値が小さい材料ほど断熱性能が高い
- エ.相当外気温度は外気温に日射の影響を加えた仮想温度である
正解:ア.熱貫流率U値は値が大きいほど断熱性能が高い
解説:誤り。熱貫流率U値は値が小さいほど断熱性能が高くなります。U値が大きいほど断熱性能が高いとする選択肢が不適当です。熱伝導率・中空層・相当外気温度に関する記述は正しい内容となります。
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問46.結露に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.表面結露防止には表面温度を露点温度より高く保つ
- イ.内部結露防止には断熱層の室外側に防湿層を設けるのが原則である
- ウ.熱橋部は表面温度が下がり結露しやすい
- エ.露点温度は相対湿度が100パーセントに達する温度である
正解:イ.内部結露防止には断熱層の室外側に防湿層を設けるのが原則である
解説:誤り。内部結露防止には断熱層の室内側すなわち高温側に防湿層を設けます。室外側に防湿層を設けるとする選択肢が不適当です。表面結露・露点・熱橋に関する記述はいずれも正しい内容です。
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問47.気密・熱負荷に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.気密性が低いほど計画換気は安定する
- イ.気密性が高いと漏気による熱損失は大きくなる
- ウ.気密性能を表すC値は値が小さいほど気密性能が高い
- エ.相当外気温度は日射吸収率が低い明色面ほど高くなる
正解:ウ.気密性能を表すC値は値が小さいほど気密性能が高い
解説:正しくは、C値は小さいほど気密性能が高くなります。気密性が高いと漏気熱損失は減り、計画換気は安定し、相当外気温度は暗色面ほど高くなるため、C値以外の選択肢はいずれも不適当な記述です。
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問48.換気に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.重力換気量は給排気口の高低差と内外温度差が大きいほど増える
- イ.住宅の居室は原則として0.5回毎時以上の機械換気が必要である
- ウ.風力換気量は外部風速に比例する
- エ.建築物衛生法の二酸化炭素濃度の管理基準は3000ppm以下である
正解:エ.建築物衛生法の二酸化炭素濃度の管理基準は3000ppm以下である
解説:誤り。建築物衛生法の二酸化炭素濃度の管理基準は1000ppm以下です。3000ppm以下とする選択肢が不適当です。重力換気・風力換気・住宅の換気回数に関する記述は正しい内容となります。
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問49.機械換気方式に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.第3種換気は給気・排気とも機械で室内を正圧に保つ方式である
- イ.全熱交換器は排気から顕熱と潜熱を回収する
- ウ.第1種換気は給排気とも機械で室内圧を正圧にも負圧にもできる
- エ.便所や浴室には負圧に保つ第3種換気が適する
正解:ア.第3種換気は給気・排気とも機械で室内を正圧に保つ方式である
解説:誤り。第3種換気は給気自然・排気機械で室内は負圧となります。第3種を給排気とも機械で正圧と説明する選択肢が不適当です。第1種・全熱交換器・便所への適用に関する記述は正しい内容です。
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問50.空気調和方式に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.VAV方式は送風温度一定で風量を変化させ搬送動力を削減できる
- イ.ファンコイルユニット方式は単独で必要な外気処理まで行える
- ウ.全熱交換器の利用は外気処理の熱負荷低減に有効である
- エ.ヒートポンプは低温熱源から熱をくみ上げCOPは1を超える
正解:イ.ファンコイルユニット方式は単独で必要な外気処理まで行える
解説:誤り。ファンコイルユニット方式は外気導入機能をもたず別途外気処理が必要です。それのみで外気処理まで行うとする選択肢が不適当です。VAV・全熱交換・ヒートポンプの記述は正しい内容です。
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問51.熱源・蓄熱に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.コージェネは発電排熱を給湯・暖房に利用し総合効率を高める
- イ.蓄熱方式は夜間電力で蓄熱しピーク電力抑制に寄与する
- ウ.ヒートポンプのCOPは外気温と供給温度の差が大きいほど向上する
- エ.成績係数COPは出力熱量を投入エネルギーで除した値である
正解:ウ.ヒートポンプのCOPは外気温と供給温度の差が大きいほど向上する
解説:誤り。ヒートポンプのCOPは外気温と供給温度の差が小さいほど向上します。差が大きいほど向上するとする選択肢が不適当です。コージェネ・蓄熱・成績係数の定義に関する記述は正しい内容です。
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問52.給水方式に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.水道直結増圧方式は受水槽を介さず増圧ポンプで直接給水する
- イ.高置水槽方式は断水時にも水槽内の水を一定量利用できる
- ウ.ポンプ直送方式はポンプの台数制御や回転数制御で給水する
- エ.高置水槽方式は重力給水のため上層階ほど給水圧が高くなる
正解:エ.高置水槽方式は重力給水のため上層階ほど給水圧が高くなる
解説:誤り。高置水槽方式は重力給水のため上層階ほど給水圧は低くなります。上層階ほど給水圧が高いとする選択肢が不適当です。水道直結増圧・ポンプ直送・断水時利用に関する記述は正しい内容です。
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問53.排水・通気設備に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.排水トラップの封水深は浅いほど破封しにくい
- イ.二重トラップは排水の流れを阻害するため禁止されている
- ウ.通気管は排水管内の圧力変動を緩和し封水を保護する
- エ.クロスコネクションは衛生上禁止されている
正解:ア.排水トラップの封水深は浅いほど破封しにくい
解説:誤り。封水深が浅いほど自己サイホン作用や蒸発で破封しやすくなります。浅いほど破封しにくいとする選択肢が不適当です。通気管・二重トラップ禁止・クロスコネクション禁止の記述は正しい内容です。
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問54.衛生器具・給湯に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.トラップの封水深はゼロが望ましい
- イ.逆サイホン作用による汚染防止には吐水口空間の確保が有効である
- ウ.貯湯式給湯器には逃し弁などの安全装置は不要である
- エ.節水型器具の採用は給排水の衛生性を阻害する
正解:イ.逆サイホン作用による汚染防止には吐水口空間の確保が有効である
解説:正しくは、逆サイホン作用による汚染防止には吐水口空間の確保が有効です。封水深ゼロが望ましい、節水器具が衛生性を阻害、貯湯式に安全装置不要とする選択肢は、いずれも不適当な記述です。
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問55.電気設備に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.契約電力50kW以上では原則として高圧受電となる
- イ.電圧降下は幹線を太くし配線こう長を短くすると抑えられる
- ウ.LED照明は長寿命だが調光制御には対応できない
- エ.漏電遮断器は地絡電流を検出して回路を遮断する
正解:ウ.LED照明は長寿命だが調光制御には対応できない
解説:誤り。LED照明は専用調光器等により調光制御が可能です。調光制御に対応できないとする選択肢が不適当です。高圧受電・電圧降下・漏電遮断器に関する記述はいずれも正しい内容となります。
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問56.電気・幹線設備に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.電圧降下は導体断面積に比例して大きくなる
- イ.電圧降下は幹線の太さと無関係に決まる
- ウ.電圧降下は配線こう長に反比例して大きくなる
- エ.電圧降下を抑えるには幹線の断面積を大きくするのが有効である
正解:エ.電圧降下を抑えるには幹線の断面積を大きくするのが有効である
解説:正しくは、電圧降下は導体断面積に反比例するため幹線を太くすると抑えられます。断面積に比例する、こう長に反比例する、幹線の太さと無関係とする選択肢は、いずれも不適当な記述となります。
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問57.防災・消防設備に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.差動式スポット型感知器は一定温度に達したときに作動する定温式である
- イ.非常用照明は予備電源で30分以上点灯できることが求められる
- ウ.排煙設備には自然排煙方式と機械排煙方式がある
- エ.スプリンクラー設備は熱でヘッドが開放し自動放水する
正解:ア.差動式スポット型感知器は一定温度に達したときに作動する定温式である
解説:誤り。差動式スポット型感知器は温度上昇率で作動し、一定温度で作動するのは定温式です。差動式を定温式と説明する選択肢が不適当です。排煙・非常用照明・スプリンクラーの記述は正しい内容です。
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問58.火災感知器に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.差動式スポット型は一定温度に達したときに作動する
- イ.定温式スポット型は一定温度に達すると作動し厨房等に適する
- ウ.定温式スポット型は温度上昇率で作動する
- エ.煙感知器は周囲温度が一定温度に達すると作動する
正解:イ.定温式スポット型は一定温度に達すると作動し厨房等に適する
解説:正しくは、定温式スポット型は一定温度に達すると作動し厨房等に適します。差動式が一定温度で作動、煙感知器が温度で作動、定温式が温度上昇率で作動とする選択肢は、いずれも不適当な記述です。
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問59.省エネルギー評価制度に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.ZEBは年間一次エネルギー消費量の収支を正味ゼロ以下にする建築物である
- イ.BELSは省エネ性能を星の数で表示する第三者評価制度である
- ウ.省エネ基準は設計一次エネルギー消費量が基準値を上回れば適合する
- エ.一次エネルギー消費量の評価指標としてBEIが用いられる
正解:ウ.省エネ基準は設計一次エネルギー消費量が基準値を上回れば適合する
解説:誤り。省エネ基準適合は設計一次エネルギー消費量が基準値を下回ること、すなわちBEIが1以下であることが条件です。基準値を上回れば適合とする選択肢が不適当で、他のZEB・BELS・BEIの記述は正しい内容です。
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問60.再生可能エネルギー・創エネに関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.太陽光発電の導入は一次エネルギー消費量を増加させる
- イ.コージェネレーションは省エネルギーとは無関係である
- ウ.地中熱は空調の熱源として利用できない
- エ.太陽光発電と省エネの組合せはZEBの実現に有効である
正解:エ.太陽光発電と省エネの組合せはZEBの実現に有効である
解説:正しくは、太陽光発電と省エネの組合せはZEBの実現に有効です。太陽光が一次エネルギー消費を増やす、地中熱が空調熱源に利用不可、コージェネが省エネ無関係とする選択肢は、いずれも不適当です。
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問61.環境負荷・サステナブル建築に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.CASBEEはBEEが小さいほど環境性能が高いと評価する
- イ.建物の長寿命化はライフサイクルCO2の削減に寄与する
- ウ.LCAは資材製造から廃棄までの全段階の環境負荷を評価する
- エ.再生材料の活用はライフサイクルCO2の削減に有効である
正解:ア.CASBEEはBEEが小さいほど環境性能が高いと評価する
解説:誤り。CASBEEは環境品質Qを環境負荷Lで除したBEEで評価し、BEEが大きいほど高評価です。BEEが小さいほど環境性能が高いとする選択肢が不適当で、LCA・長寿命化・LCCO2の記述は正しい内容です。
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問62.ライフサイクルアセスメントに関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.LCAは建設段階の環境負荷のみを評価する手法である
- イ.建築物のライフサイクルでは運用段階の環境負荷が大きい傾向がある
- ウ.運用段階の省エネはライフサイクルCO2と無関係である
- エ.LCAでは解体・廃棄段階の負荷は評価対象外である
正解:イ.建築物のライフサイクルでは運用段階の環境負荷が大きい傾向がある
解説:正しくは、建築物のライフサイクルでは運用段階の環境負荷が大きい傾向があります。建設段階のみ評価、解体除外、運用が無関係とする選択肢は、いずれもLCAの考え方に照らし不適当な記述です。
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問63.温熱環境・人体の知覚に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.着衣量が多いほど快適と感じる温度は低くなる
- イ.代謝量が大きいほど快適と感じる温度は低くなる傾向がある
- ウ.暗順応は明順応より短時間で完了する
- エ.PMVは物理4要素に着衣量と代謝量を加えた6要素で評価する
正解:ウ.暗順応は明順応より短時間で完了する
解説:誤り。暗順応は明順応より時間がかかり完了に数十分を要します。暗順応のほうが短時間で完了するとする選択肢が不適当です。PMVの6要素・代謝量・着衣量に関する記述は正しい内容となります。
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問64.パッシブデザインに関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.ダブルスキンは中間空気層を換気し日射熱負荷を低減できる
- イ.通風を計画すると中間期の冷房負荷を低減できる
- ウ.庇は夏季の日射を遮り冬季の日射取得を確保できる
- エ.ライトシェルフは直射日光をそのまま室奥に取り込む装置である
正解:エ.ライトシェルフは直射日光をそのまま室奥に取り込む装置である
解説:誤り。ライトシェルフは反射板上面で昼光を室奥へ導き、下部の直射日光は遮蔽します。直射日光をそのまま取り込むとする選択肢が不適当です。ダブルスキン・庇・通風に関する記述は正しい内容です。
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問65.都市・地球環境への配慮に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.屋上緑化は蒸発散と日射遮蔽でヒートアイランド緩和に寄与する
- イ.保水性舗装は路面温度の上昇抑制に効果がない
- ウ.屋上緑化はヒートアイランド現象を助長する
- エ.高反射率塗装は屋根表面温度を上昇させる
正解:ア.屋上緑化は蒸発散と日射遮蔽でヒートアイランド緩和に寄与する
解説:正しくは、屋上緑化は蒸発散と日射遮蔽でヒートアイランド緩和に寄与します。緑化が現象を助長、保水性舗装が効果なし、高反射率塗装が表面温度を上昇とする選択肢は、いずれも不適当な記述です。
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問66.日影規制・日照に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.可照時間は緯度と季節により定まる理論上の日照時間である
- イ.日影規制は夏至日の日影時間を基準として測定する
- ウ.日影規制は真太陽時で原則8時間を対象とする
- エ.日照率は可照時間に対する実際の日照時間の比である
正解:イ.日影規制は夏至日の日影時間を基準として測定する
解説:誤り。日影規制は最も日影が長くなる冬至日を基準に測定します。夏至日を基準とする選択肢が不適当です。可照時間・日照率・真太陽時の対象時間に関する記述はいずれも正しい内容となります。
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問67.音の物理に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.残響時間は室内総吸音力に反比例する
- イ.単層壁の透過損失は周波数が高いほど大きくなる傾向がある
- ウ.音の強さのレベルが10デシベル増加すると音の強さは2倍になる
- エ.同じ音圧レベルの音を2つ重ねると約3デシベル増加する
正解:ウ.音の強さのレベルが10デシベル増加すると音の強さは2倍になる
解説:誤り。音の強さのレベルが10デシベル増加すると音の強さは10倍になります。2倍になるとする選択肢が不適当です。残響時間・透過損失・合成音に関する記述はいずれも正しい内容となります。
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問68.照明計画・光環境に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.平均演色評価数Raは値が小さいほど演色性が良い
- イ.輝度と照度は同じ測光量を表す
- ウ.照度を高くするほど不快グレアは必ず減少する
- エ.平均演色評価数Raが大きいほど演色性が良く色が自然に見える
正解:エ.平均演色評価数Raが大きいほど演色性が良く色が自然に見える
解説:正しくは、平均演色評価数Raが大きいほど演色性が良く色が自然に見えます。Raが小さいほど良い、照度が高いほど必ずグレアが減る、輝度と照度が同義とする選択肢は、いずれも不適当な記述です。
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問69.雷保護・避雷設備に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.雷保護では接地極の接地抵抗は高いほど安全である
- イ.引下げ導線は複数設け均等に配置するのが望ましい
- ウ.受雷部で雷を受け引下げ導線を通じ大地へ放流する
- エ.各部の電気的連続性の確保が雷電流の処理に重要である
正解:ア.雷保護では接地極の接地抵抗は高いほど安全である
解説:誤り。雷保護では接地極の接地抵抗を低く保つことが安全な放流に重要です。接地抵抗は高いほど安全とする選択肢が不適当です。受雷部・引下げ導線・電気的連続性に関する記述は正しい内容です。
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問70.蓄熱・搬送設備に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.蓄熱方式は昼間のピーク電力を増加させる
- イ.VAV方式は部分負荷時に送風動力を削減でき省エネ性に優れる
- ウ.定風量方式はVAV方式より部分負荷時の省エネ性に優れる
- エ.送風機の搬送動力は風量と無関係に決まる
正解:イ.VAV方式は部分負荷時に送風動力を削減でき省エネ性に優れる
解説:正しくは、VAV方式は部分負荷時に送風動力を削減でき省エネ性に優れます。蓄熱がピークを増やす、定風量がVAVより省エネ、搬送動力が風量と無関係とする選択肢は、いずれも不適当な記述です。
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問71.省エネ建築の評価指標に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.一次エネルギー消費量は設計値が基準値以下で適合となる
- イ.BELSは省エネ性能を第三者が評価し星で表示する制度である
- ウ.BEIは値が大きいほど省エネ性能が高いことを示す
- エ.ZEBは省エネと創エネで一次エネルギー収支を正味ゼロ以下にする
正解:ウ.BEIは値が大きいほど省エネ性能が高いことを示す
解説:誤り。BEIは設計値を基準値で除した値で1以下が省エネ基準適合であり、値が小さいほど省エネ性能が高くなります。BEIが大きいほど省エネ性能が高いとする選択肢が不適当で、他の記述は正しい内容です。
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問72.力率改善・受変電に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.進相コンデンサの設置は設備容量の余裕をなくす
- イ.力率は皮相電力と有効電力の関係とは無関係である
- ウ.力率が低いほど電力損失は小さくなる
- エ.進相コンデンサの設置は力率を改善し設備容量に余裕を生む
正解:エ.進相コンデンサの設置は力率を改善し設備容量に余裕を生む
解説:正しくは、進相コンデンサは遅れ無効電力を補償して力率を改善します。力率改善で設備容量に余裕がなくなる、力率が低いほど損失が小さい、力率が皮相電力と無関係とする選択肢は、いずれも不適当な記述です。
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問73.給湯方式に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.中央式給湯は配管が長く放熱損失が小さい方式である
- イ.貯湯式給湯器には逃し弁などの安全装置が必要である
- ウ.局所式給湯は各所に小型給湯器を分散設置する方式である
- エ.給湯温度が高いほど配管からの放熱損失は大きくなる傾向がある
正解:ア.中央式給湯は配管が長く放熱損失が小さい方式である
解説:誤り。中央式給湯は熱源で一括加熱し配管で供給する方式で、配管が長く放熱損失が生じやすくなります。中央式は放熱損失が小さいとする選択肢が不適当で、局所式・貯湯式・安全装置に関する記述は正しい内容です。
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問74.外皮性能・省エネ指標に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
- ア.外皮平均熱貫流率UA値は値が小さいほど断熱性能が高い
- イ.外皮平均熱貫流率UA値は値が大きいほど断熱性能が高い
- ウ.外皮性能の向上は冷暖房の一次エネルギー消費量の低減に寄与する
- エ.冷房期の平均日射熱取得率は値が小さいほど日射遮蔽性能が高い
正解:イ.外皮平均熱貫流率UA値は値が大きいほど断熱性能が高い
解説:誤り。外皮平均熱貫流率UA値は値が小さいほど断熱性能が高くなります。UA値が大きいほど断熱性能が高いとする選択肢が不適当で、冷房期平均日射熱取得率や一次エネルギー消費量に関する記述は正しい内容です。
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問75.グレア・視環境に関する記述として、最も適当なものは次のうちどれか。
- ア.グレアは視作業のしやすさに影響しない
- イ.光源輝度が高いほど不快グレアは小さくなる
- ウ.光源輝度が低いほど不快グレアは小さくなる
- エ.ルーバーによる遮光はグレア対策として効果がない
正解:ウ.光源輝度が低いほど不快グレアは小さくなる
解説:正しくは、光源輝度が高いほど不快グレアは大きくなります。輝度が高いほどグレアが小さい、グレアが視作業に無影響、ルーバーが対策にならないとする選択肢は、いずれもグレアの性質に照らし不適当な記述です。