英検準2級 基本文法:仮定法・完了形応用・関係詞・分詞構文・使役知覚動詞・比較応用
英検準2級の文法は、高校1〜2年生で習う内容が中心です。3級の現在完了・受動態・関係代名詞に加えて、仮定法(もし〜なら)・分詞構文・使役動詞・関係副詞など、表現できることが大きく広がります。むずかしく見えても、ひとつずつ正しい例文で形を覚えれば大丈夫です。この章では、英検準2級でよく出る基本文法を項目ごとに整理します。正しい例文で確認して、最後に一問一答で力だめしをしましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。
① 仮定法(現実と違うことを言う)
事実と違うことや、起こりそうにないことを言うときに使うのが仮定法です。動詞の時制を1つ過去にずらすのがポイントです。
- 仮定法過去(今の事実と反対):If I had more time, I would travel abroad.(もっと時間があれば海外旅行するのに。)※if節は過去形、主節は would + 原形。be動詞は were を使う。
- 仮定法過去完了(過去の事実と反対):If I had studied harder, I would have passed the exam.(もっと勉強していたら合格していたのに。)※if節は過去完了、主節は would have + 過去分詞。
- I wish + 仮定法:I wish I could speak French.(フランス語が話せたらなあ。)
- as if + 仮定法:He talks as if he knew everything.(彼はまるで何でも知っているかのように話す。)
② 完了形の応用(過去完了・未来完了・完了進行形)
3級の現在完了に加えて、準2級では過去完了・未来完了も出ます。基準になる時より「前」を表すのがポイントです。
- 過去完了(had + 過去分詞):When I arrived, the train had already left.(私が着いたとき、電車はすでに出ていた。)※過去のある時点よりさらに前。
- 未来完了(will have + 過去分詞):I will have finished the work by noon.(正午までに仕事を終えているだろう。)
- 過去完了進行形:She had been waiting for an hour when he came.(彼が来たとき、彼女は1時間ずっと待っていた。)
③ 受動態の応用(完了・進行・SVOO・群動詞)
準2級では受動態がいろいろな形と組み合わさります。「be + 過去分詞」の be の部分を変えるのがコツです。
- 完了形の受動態:The work has been finished.(その仕事は終えられた。)
- 進行形の受動態:The house is being built now.(その家は今建てられている最中だ。)
- SVOOの受動態:I was given a present.(私はプレゼントをもらった。)
- 群動詞の受動態:The baby was taken care of by her.(赤ちゃんは彼女に世話された。)※前置詞も残す。
④ 関係詞(what / 関係副詞 / 非制限用法 / 前置詞+関係代名詞)
3級の who / which / that に加えて、準2級では関係詞の種類が増えます。
- 関係代名詞 what(〜すること・もの):This is what I wanted.(これが私のほしかったものだ。)※先行詞を含む。
- 関係副詞 where / when / why:This is the town where I was born.(ここは私が生まれた町だ。)
- 非制限用法(, which):He passed the exam, which surprised us.(彼は試験に合格し、そのことは私たちを驚かせた。)※コンマの後ろは前の文全体を指すこともある。
- 前置詞 + 関係代名詞:This is the house in which he lives.(これが彼の住んでいる家だ。)=the house which he lives in。
⑤ 分詞構文(付帯状況 with / being の省略 / 独立分詞構文)
接続詞+主語+動詞を、分詞(-ing / 過去分詞)を使って短く言いかえるのが分詞構文です。
- 基本:Walking in the park, I met an old friend.(公園を歩いていると、旧友に会った。)=When I was walking 〜。
- 付帯状況の with:He sat there with his eyes closed.(彼は目を閉じてそこに座っていた。)
- being の省略:(Being) Tired, she went to bed early.(疲れていたので早く寝た。)
- 受動の分詞構文:Written in easy English, this book is popular.(やさしい英語で書かれているので人気だ。)
⑥ 不定詞・動名詞の応用
3級の不定詞・動名詞が、準2級ではさらに発展した形で出ます。
- 完了不定詞(to have + 過去分詞):He seems to have been sick.(彼は病気だったようだ。)※述語より前の時を表す。
- be to 不定詞:You are to finish it by Friday.(金曜までに終えなければならない。)=予定・義務など。
- 意味上の主語:It is important for you to study.(あなたが勉強することが大切だ。)人の性質を表す形容詞では of:It is kind of you to help.
- remember / forget / stop の使い分け:remember to do(これから〜するのを覚えている)/remember doing(〜したのを覚えている)。stop to do(〜するために立ち止まる)/stop doing(〜するのをやめる)。
⑦ 使役動詞・知覚動詞(make / let / have / get / see / hear)
「人に〜させる」「〜するのを見る・聞く」を表す動詞です。後ろの動詞の形に注意します。
- 使役 make / let / have + 人 + 原形:My mother made me clean my room.(母は私に部屋を掃除させた。)/She let me go.(彼女は私を行かせてくれた。)
- get + 人 + to do:I got him to help me.(彼に手伝ってもらった。)※get だけ to が必要。
- have + もの + 過去分詞:I had my hair cut.(髪を切ってもらった。)
- 知覚動詞 see / hear + 人 + 原形 / -ing:I saw him cross the street.(彼が通りを渡るのを見た。)/I heard someone singing.(だれかが歌っているのが聞こえた。)
⑧ 比較の応用(the 比較級, the 比較級 / not so much A as B / 倍数)
3級の比較級・最上級が、準2級では次のような応用の形で出ます。
- the + 比較級, the + 比較級(〜すればするほど…):The harder you study, the more you learn.(勉強すればするほど多く学べる。)
- not so much A as B(AというよりむしろB):He is not so much a teacher as a friend.(彼は先生というよりむしろ友達だ。)
- 倍数表現:This room is twice as large as that one.(この部屋はあの部屋の2倍の広さだ。)
- 比較級の強調:This is much more difficult.(これははるかに難しい。)※very ではなく much を使う。
⑨ 強調構文と倒置
語順を変えて、ある部分を強調したり文を引き締めたりする表現です。
- 強調構文(It is 〜 that …):It was Tom that broke the window.(窓を割ったのはトムだ。)※強調したい語をはさむ。
- 否定語句の倒置:Never have I seen such a beautiful view.(こんな美しい景色は見たことがない。)※否定語が文頭に出ると疑問文の語順になる。
- so / neither の倒置:I'm tired. — So am I.(私も。)/I don't like it. — Neither do I.(私も好きでない。)
文法の覚え方のコツ
文法はルールを暗記するだけでなく、正しい例文ごとに覚えるのが近道です。
- 例文で覚える:「If I had more time, I would travel.」のように、形のそろった短い文をそのまま覚えると、ルールが自然に身につきます。
- 時制のずれを意識:仮定法や完了形は「いつのことか」がカギ。基準の時より前か後かを図にして確認しましょう。
- 後ろの動詞の形に注目:使役・知覚動詞は「原形か to か -ing か」がポイント。get だけ to が要る、と区別して覚えます。
- くり返す:1回で覚えようとせず、何度も見て少しずつ定着させましょう。
知らない用語が出てきたら、用語集で意味を確認すると安心です。学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。動詞は動詞の章でくわしく確認できます。なお、準2級の手前の文法を確認したいときは英検3級の文法も復習に役立ちます。
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