英検準1級 重要単語②:名詞・抽象語【大学中級程度】
英検準1級では、2級の名詞に加えて、adversity(逆境)や consensus(合意)のような大学中級程度の抽象名詞が中心になります。社会・政治・科学・心理を論じる長文や語彙問題のキーワードになる、目に見えない概念を表すかたい名詞が多いのが特徴です。準1級の名詞は、意味の近い語の使い分け(discrepancy / difference など)や、決まった前置詞との結びつき(autonomy over など)まで問われます。この章では、英検準1級でよく出る大学中級程度の名詞・抽象語を、テーマごとに整理します。意味・つづり・連語をセットで覚えて、最後に一問一答で力だめしをしましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。
英検準1級で覚える名詞の全体像
英検準1級で出てくる名詞は、大学中級程度の、目に見えない概念を表す抽象名詞が中心です。2級との大きなちがいは、論説文の主題を表すかたい名詞が一段増え、意味の近い語の使い分けがより細かく問われることです。たとえば「ちがい・不一致」は discrepancy / disparity / difference でニュアンスがちがい、「強さ・粘り」は resilience / perseverance で表す対象がちがいます。意味だけでなく、例文ごと使い方を覚えていきましょう。
準1級の名詞は、次のような場面でよく出ます。
- 社会・政治の名詞:consensus(合意)・sovereignty(主権)・autonomy(自治)など、制度や関係を述べる文で使うことば
- 心理・態度の名詞:adversity(逆境)・resilience(回復力)・perseverance(忍耐)など、人の状態や姿勢を述べる文で使うことば
テーマ別 大学中級程度 名詞リスト
① 違い・関係を表す名詞
差や食いちがい、組織の構造などを表す名詞です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| discrepancy | 食いちがい・不一致 |
| disparity | (大きな)格差・相違 |
| hierarchy | 階層・序列 |
| consensus | (意見の)一致・合意 |
| correlation | 相関関係 |
| distinction | 区別・違い |
② 心の状態・姿勢を表す名詞
困難や、それに向き合う人の態度を表す名詞です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| adversity | 逆境・困難 |
| resilience | 回復力・立ち直る力 |
| perseverance | 忍耐・粘り強さ |
| predicament | 苦境・板ばさみの状態 |
| aspiration | 大望・熱望 |
| compassion | 思いやり・同情 |
③ 制度・権利を表す名詞
政治や社会の制度、権利や責任を表す名詞です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| sovereignty | 主権・統治権 |
| autonomy | 自治・自律 |
| jurisdiction | 司法権・管轄 |
| legitimacy | 正当性・合法性 |
| accountability | 説明責任 |
| incentive | 動機づけ・誘因 |
④ 評価・検討を表す名詞
調べたり判断したりする行為や、その結果を表す名詞です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| scrutiny | 綿密な調査・吟味 |
| assessment | 評価・査定 |
| implication | (言外の)意味・影響 |
| premise | 前提 |
| credibility | 信頼性・信用 |
| controversy | 論争・議論 |
使い分けに注意したい名詞
英検準1級では、意味の近い名詞の使い分けが語彙問題でよく問われます。例文で違いをつかみましょう。
- discrepancy(数値・記述の食いちがい)/disparity(大きな格差):There is a discrepancy between the two reports.(2つの報告書には食いちがいがある。)/the disparity in income between regions(地域間の所得格差)
- resilience(打たれても立ち直る力)/persistence(あきらめずに続ける性質):She showed great resilience after the failure.(彼女は失敗後に大きな回復力を見せた。)
- autonomy(自分で決める自由・自治)/independence(独立した状態):The region gained more autonomy.(その地域はより大きな自治権を得た。)
- scrutiny(細部まで調べる吟味):The plan came under close scrutiny.(その計画は綿密な吟味を受けた。)
名詞の連語(決まった結びつき)
準1級では、名詞が決まった動詞・前置詞と結びつく形も問われます。正しい例文で覚えましょう。
- reach a consensus:The committee reached a consensus on the issue.(委員会はその問題で合意に達した。)
- autonomy over:Local governments have autonomy over education.(地方政府は教育に対する自治権を持つ。)
- come under scrutiny:The company came under scrutiny.(その会社は精査を受けることになった。)
- overcome adversity:They overcame great adversity.(彼らは大きな逆境を乗り越えた。)
名詞の覚え方のコツ
準1級の名詞は、「意味・使い分け・連語」をセットで覚えるのが近道です。
- 例文で覚える:「reach a consensus」のように、結びつく動詞ごと覚えると語彙問題に強くなります。
- 動詞・形容詞と関連づける:resilience ↔ resilient、scrutiny ↔ scrutinize のように、関連語をまとめると効率的です。
- 語源で覚える:sovereignty(sover=上に立つ)のように、語源やつづりを区切ると長い名詞も覚えやすくなります。
- くり返す:1回で覚えようとせず、何度も見て少しずつ定着させましょう。
知らない単語が出てきたら、用語集で意味を確認すると安心です。学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。名詞を確認したら、形容詞・副詞の章に進みましょう。動詞は動詞の章で確認できます。手前の内容を確認したいときは英検2級の名詞も復習に役立ちます。
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