英検準1級 会話・場面表現【大学中級程度】
英検準1級の会話問題では、2級の職場・接客の会話に加えて、ビジネス交渉・婉曲な依頼や断り・推測・苦情対応といった、よりフォーマルで間接的なやりとりが中心になります。空所に合う応答を選ぶ問題では、表現の意味だけでなくその場にふさわしい丁寧さと含みがカギになります。さらに、Let's play it by ear(その場の状況で決めよう)や It's up in the air(まだ未定だ)のような慣用表現も問われます。この章では、英検準1級でよく出る会話・場面表現を、シーンごとに整理します。意味・使う場面をセットで覚えて、最後に一問一答で力だめしをしましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。
英検準1級で覚える会話表現の全体像
英検準1級の会話表現は、大学中級程度の、フォーマルで間接的な場面で使うことばが中心です。2級との大きなちがいは、ビジネスや交渉といった込み入った場面が増え、遠回しな言い方(婉曲表現)が問われることです。たとえば断るときは I'm afraid that won't work for us のように、直接的な No を避けてやわらげます。慣用表現は意味だけでなく、どの場面で使うかをセットで覚えていきましょう。
準1級の会話表現は、次のような場面でよく出ます。
- ビジネス・交渉の場面:条件の提案・譲歩・合意形成など、利害を調整するやりとり
- 婉曲な依頼・断りの場面:相手の気分を害さないよう、遠回しに頼む・断る表現
- 推測・苦情対応の場面:根拠をもとに推測したり、不満にていねいに対応したりする表現
シーン別 会話・場面表現リスト
① ビジネス・交渉の表現
条件を提案したり、譲歩したり、合意に近づけたりするときの表現です。
| 英語 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| Let's see if we can work something out. | 何とか折り合えるか考えましょう |
| I'm willing to compromise on the price. | 価格については歩み寄る用意があります |
| That sounds reasonable to me. | それは妥当だと思います |
| Let me get back to you on that. | その件は追って連絡します |
| Can we meet in the middle? | 中間で折り合えませんか |
② 婉曲な依頼・断りの表現
相手に配慮しながら、遠回しに頼んだり断ったりするときの表現です。
| 英語 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| I was wondering if you could help me. | 手伝っていただけないかと思いまして(丁寧な依頼) |
| Would it be possible to reschedule? | 予定を変更することは可能でしょうか |
| I'm afraid that won't work for us. | あいにくそれはこちらでは難しいです(やんわり断る) |
| I'd love to, but I have a prior commitment. | ぜひしたいのですが、先約がありまして |
| Let me think it over. | 少し考えさせてください |
③ 推測・意見を述べる表現
根拠をもとに推測したり、慎重に意見を述べたりするときの表現です。
| 英語 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| It seems likely that prices will rise. | 価格は上がりそうですね(推測) |
| I have a feeling something is wrong. | 何かおかしい気がします |
| Correct me if I'm wrong, but ... | 間違っていたら直してほしいのですが… |
| From what I gather, ... | 私の理解するところでは… |
| That remains to be seen. | それはまだ何とも言えません |
④ 苦情対応・謝罪の表現
不満にていねいに対応したり、配慮を示して謝ったりするときの表現です。
| 英語 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| I do apologize for the trouble. | ご迷惑をおかけし、心よりお詫びします |
| I understand your frustration. | お気持ちはよくわかります |
| We'll do our best to resolve this. | 解決に向けて全力を尽くします |
| Let me look into the matter. | この件を調べさせてください |
| I'll make sure it doesn't happen again. | 二度と起こらないようにいたします |
⑤ 知っておきたい慣用表現
会話問題で問われやすい、決まり文句(イディオム)です。直訳できない意味に注意します。
| 英語 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| Let's play it by ear. | その場の状況で決めましょう |
| It's up in the air. | まだ未定です・宙ぶらりんです |
| Let's touch base later. | あとで連絡を取り合いましょう |
| It's not my cup of tea. | 私の好みではありません |
| Let's call it a day. | 今日はここまでにしましょう |
会話の流れで覚える(応答のコツ)
英検準1級の会話問題は、「問いかけ」と「自然な応答」のセットで覚えると正解しやすくなります。例で確認しましょう。
- 依頼 → 婉曲な保留:"Could you finish it by today?" — "Let me see what I can do."(今日中に終わりますか — できるか確認させてください。)
- 交渉 → 譲歩:"The price is a bit high." — "I'm willing to meet you halfway."(少し高いですね — 中間で折り合いましょう。)
- 苦情 → 配慮ある対応:"My order hasn't arrived." — "I do apologize. Let me look into it right away."(注文が届きません — 申し訳ありません。すぐ調べます。)
- 予定の確認 → 未定:"Has the date been fixed?" — "Not yet. It's still up in the air."(日程は決まりましたか — まだです。未定です。)
会話表現の覚え方のコツ
準1級の会話表現は、「表現・場面・自然な応答」をセットで覚えるのが近道です。
- 場面ごとに整理する:交渉・婉曲・推測・苦情など、シーンで分けて覚えると、本番で「どの場面か」を素早く判断できます。
- 婉曲表現を押さえる:I'm afraid 〜 / I was wondering if 〜 のように、直接的すぎない言い方は準1級の頻出です。直接表現とペアで覚えましょう。
- 慣用表現は直訳しない:It's up in the air は「空中に」ではなく「未定」。意味をまるごと覚えましょう。
- くり返す:1回で覚えようとせず、何度も声に出して少しずつ定着させましょう。
知らない単語が出てきたら、用語集で意味を確認すると安心です。学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。会話表現を確認したら、動詞の章に戻って語彙を固めましょう。文法は文法・語法の章で確認できます。手前の内容は英検2級の会話表現も復習に役立ちます。
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