英検4級 合格体験談【中2・小6・5級から続けた中1の3つのモデルケース】
英検4級は中学2年生レベルの級で、一次試験はリーディング35問とリスニング30問の合計65問。英作文や面接はなく、合否はマークシート方式の一次試験のみで決まります。合格率は公表されていませんが、一般に約70%程度と言われます。5級より一段難しく、過去形・進行形・比較級・不定詞などの文法が加わるのが特徴です。この記事では、立場のちがう3人のモデルケース(中学2年生・英語が好きな小学6年生・5級から続けて受けた中学1年生)を例に、学習時間・教材・つまずきと克服法を紹介します。なお、登場するのは特定の実在人物ではなく、一般的な学習のモデルケースです。
※検定料・試験日程は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。本記事の体験談は一般的なモデルケースであり、特定の実在人物の記録ではありません。
ケース1:中学2年生のAさんが合格(学校の授業+英検・約40時間)
- 中学2年生(英語学習歴:中学に入ってから)
- 学習期間:約2ヶ月(学校の授業+平日40分)
- 総学習時間:約40時間
- 受験回:第2回(10月)の一次試験で合格を想定
中学2年生のAさんは、学校の授業で過去形や比較級を習い始めたタイミングで「ちょうど習っている範囲が出る4級を受けてみよう」と考えました。4級は中2で習う範囲がそのまま出るため、定期テスト対策と英検対策を兼ねられるのが受験のきっかけです。
学習方法はシンプルで、学校の授業と教科書の予習復習を、そのまま英検対策に使うスタイルでした。授業で習った文法(過去形 played / went、進行形 be動詞+動詞ing、比較級 bigger / more など)を、英検の単語帳と4級向け問題集で復習する流れです。新しく時間を大きく取るのではなく、平日に40分だけ問題集を進めました。
いちばんつまずいたのは過去形の不規則変化でした。「go → went」「see → saw」「have → had」のように規則どおりにならない動詞が多く、最初は混乱のもとになりました。克服法は、不規則動詞を10語ずつ、声に出してリズムで覚えること。さらに比較級では「big → bigger」「easy → easier」のようなつづりの変化や、long words に more をつけるルールを、問題集の同じ単元を3回くりかえして体に入れました。
リーディングでは、5級にはなかったまとまった文章(長文)を読む問題に最初は戸惑いました。そこで「設問を先に読んでから本文を探す」読み方に慣れることで、必要な情報を素早く見つけられるようになりました。リスニングは過去問の音声を週末に2回分まとめて聞き、聞き取れた英文を音読する練習を続けました。
本番1週間前に過去問を時間どおりに解いて、自己採点で安定して合格圏に届いたので、安心して当日を迎えられました。結果は合格。学校の英語の成績も上がったのがうれしい副産物でした。次は3級に挑戦する予定です。
このケースから学べること
- 4級は中2の学習範囲と重なるので、学校の勉強と英検対策を兼ねられる。
- つまずきやすい過去形の不規則変化・比較級は、声に出して反復で固める。
- 長文問題は「設問を先に読む」読み方に慣れると速くなる。
ケース2:英語が好きな小学6年生のBさんが合格(保護者目線・約50時間)
- 小学6年生(英語学習歴:英会話スクール3年+5級合格済み)
- 学習期間:約2.5ヶ月(週3〜4回・1回30〜40分)
- 総学習時間:約50時間
- 受験回:第3回(1月)の一次試験で合格を想定
ここからは、英語が好きな小学6年生Bさんの保護者の目線でお伝えします。Bさんはすでに5級に合格しており、「次の級にも挑戦したい」という本人の意欲から4級を受けることにしました。面接も英作文もなくマークシートだけなので、小学生でも取り組みやすいと考えて申し込みました。
小学生にとっての壁は、中2で習う文法をまだ学校で習っていないことでした。特に過去形・進行形・比較級は初めて触れる内容です。そこで、イラストの多い小学生向けの4級テキストを選び、「きのうのこと=過去形」「今やっていること=進行形」というように、身近な場面と結びつけて説明しました。文法用語をそのまま暗記させるのではなく、意味のイメージから入ったのが効果的でした。
使った教材は、4級向けの公式問題集1冊と付属のリスニング音声、そして子ども向けの単語帳です。リスニングはもともと得意だったので、毎晩寝る前に音声を流し、聞き取れた文をノートに書く習慣をつけました。語彙は5級よりぐっと増えるため、単語帳を1日10語ずつ、保護者がクイズ形式で出して定着を確認しました。
つまずいたのは不定詞(to+動詞)でした。「I want to play.(遊びたい)」のような形が、最初はなかなかピンとこなかったようです。克服法は、「to+動詞のかたまり」をまるごと例文で覚えること。理屈より先に「want to 〜=〜したい」と決まり文句として何度も口に出すうちに、自然に使えるようになりました。
本番10日前から過去問を本番と同じ時間で解かせたところ、時間内に解き終わり、本人も自信をつけたようです。当日は無事に合格。5級から続けて級を上げられた達成感が、英語学習へのやる気をさらに高めたのが何よりの収穫でした。
保護者からのアドバイス
- 小学生が4級を受けるなら、まず5級で基礎を固めてからが無理がありません。
- 未習の文法は身近な場面のイメージと結びつけると入りやすいです。
- 不定詞などは理屈より例文ごと口に出して覚えると定着します。
ケース3:5級から続けて受けた中学1年生のCさんが合格(約45時間)
- 中学1年生(英語学習歴:中学に入ってから・5級合格済み)
- 学習期間:約2ヶ月(平日30分+週末1時間)
- 総学習時間:約45時間
- 受験回:5級合格の半年後、次の回の一次試験で合格を想定
中学1年生のCさんは、入学してまもなく5級に合格し、「勢いそのままに4級も取りたい」と続けて挑戦しました。5級で毎日コツコツ続ける学習習慣が身についていたので、4級でもその習慣を止めずに進められたのが大きな強みでした。
ただし、中1の段階では学校でまだ中2の文法(過去形・比較級・不定詞など)を習っていません。そこでCさんは、4級向けの問題集を「先取り教材」として使う方法をとりました。問題集の解説を読みながら新しい文法を1単元ずつ学び、その単元を当サイトの一問一答で確認する、というサイクルです。学校の授業より少し先を学ぶ形になりますが、後で授業で習うときに「もう知っている」状態になり、復習にもなりました。
つまずいたのは過去形と現在形の使い分けでした。「now(今)」なら現在形、「yesterday(きのう)」なら過去形、というように、文の中の時を表す言葉(キーワード)に注目する習慣をつけることで、空所補充問題でも迷わず動詞の形を選べるようになりました。
リスニングは5級で慣れていたものの、4級は会話が少し長くなります。克服法は、過去問の音声を聞いた後に必ずスクリプト(英文)を音読すること。「読める英文=聞こえる英文」を増やすことで、長めの会話でも内容を追えるようになりました。本番では時間に余裕をもって解き終わり、見直しまでできて合格。5級→4級と着実に級を上げた経験が、3級への自信につながりました。
このケースから学べること
- 5級で身についた学習習慣を止めない:続けて受けると勢いで力が伸びます。
- 問題集を先取り教材に:未習文法は1単元ずつ学び、一問一答で確認。
- 動詞の形は「時のキーワード」で判断:now / yesterday などに注目。
- リスニングは「聞く→音読」:長めの会話も読める英文を増やせば追えます。
3つのケースからわかること(まとめ)
立場のちがう3つのモデルケースに共通していたのは、次のポイントでした。
- 30〜60時間の学習で合格圏:4級は中2レベル。5級の基礎があれば、計画的に進めれば届きます。
- つまずきは「過去形・進行形・比較級・不定詞」に集中:5級で出なかった文法を問題集の反復で克服するのが近道です。
- 5級で固めた基礎と学習習慣が土台:いきなり4級も可能ですが、5級からの流れだと無理がありません。
- リスニング・長文は「キーワードに注目+音読」で伸びる:設問を先に読み、聞いた英文を声に出す習慣が効きます。
英検4級は、5級で身につけた基礎を一段引き上げ、3級(英作文・面接が加わる級)への橋渡しとなる級です。基礎を一問一答でくり返し練習して、自信をもって本番に臨んでください。学習の進め方は勉強法ガイド、難易度の目安は難易度・合格率、よくある疑問はよくある質問もあわせてご覧ください。
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