英検1級 会話・慣用表現:ビジネス・議論・交渉・社交・婉曲【最難関・大学上級〜社会人レベル】
英検1級の会話・慣用表現は、準1級を大きく上回る洗練されたフォーマル表現や高度なイディオムが中心です。ビジネス会議・議論・交渉・社交・婉曲(遠回しの言い方)といった場面で、教養ある大人が使う言い回しが問われます。on the back burner(後回しに)・the elephant in the room(誰もが避ける問題)・cut to the chase(核心に入る)のような比喩イディオムも、長文の会話文や語彙問題で登場します。1級では、場面にふさわしいトーン(丁寧さ・遠回し・率直さ)を選ぶ力まで求められます。この章では、英検1級で頻出する会話・慣用表現をシーン別に整理します。意味・場面・使い方をセットで覚えて、最後に一問一答で力だめしをしましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。
英検1級で覚える会話表現の全体像
英検1級で出てくる会話表現は、教養ある大人がビジネスや議論の場で使うフォーマルな言い回しが中心です。準1級との大きなちがいは、遠回しに反対する・丁寧に交渉する・婉曲に断るといった、トーンの調整を伴う表現が増えることです。直接的すぎず、かといってあいまいすぎない、ちょうどよい言い回しを選ぶ力が問われます。意味だけでなく、どの場面で使うかをセットで覚えていきましょう。
1級の会話表現は、次のような場面でよく出ます。
- ビジネス・会議の表現:put ~ on the back burner(後回しにする)・touch base(連絡を取り合う)など、職場で使うことば
- 議論・交渉の表現:see eye to eye(意見が一致する)・meet halfway(歩み寄る)など、立場を調整することば
シーン別 最難関 会話・慣用表現リスト
① ビジネス・会議の表現
職場や会議で使う、フォーマルな会話表現です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| put ~ on the back burner | (案件を)後回しにする・棚上げする |
| touch base (with ~) | (〜と)連絡を取り合う・状況確認する |
| get the ball rolling | (物事を)始動させる |
| be on the same page | (認識が)一致している |
| think outside the box | 既成概念にとらわれず発想する |
| keep ~ in the loop | (〜に)逐次情報を共有する |
② 議論・交渉の表現
意見を述べたり、立場を調整したりする表現です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| see eye to eye (with ~) | (〜と)意見が完全に一致する |
| meet ~ halfway | (〜と)歩み寄る・妥協する |
| cut to the chase | 核心に入る・本題に入る |
| play devil's advocate | あえて反対の立場で議論する |
| agree to disagree | 意見の相違を認めたうえで合意する |
| the elephant in the room | 誰もが気づきつつ避ける問題 |
③ 社交・あいさつの表現
人付き合いや社交の場で使う、こなれた表現です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| break the ice | (場の)緊張をほぐす |
| hit it off (with ~) | (〜と)すぐ意気投合する |
| catch up (with ~) | (久々に)近況を語り合う |
| I beg to differ | 失礼ながら異論があります(丁寧な反対) |
| let's call it a day | 今日はここまでにしよう |
| no hard feelings | 悪く思わないでください・恨みっこなしで |
④ 婉曲・遠回しの表現
角を立てずに断ったり、遠回しに伝えたりする表現です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| with all due respect | 失礼を承知で申し上げると |
| I'm afraid that ~ | 残念ながら〜です(やわらかい否定) |
| that's easier said than done | 言うは易く行うは難し |
| let me play it by ear | その場の状況で判断させてください |
| I'll take it under advisement | 検討させていただきます(即答を避ける) |
| let's take a rain check | またの機会にしましょう(婉曲な辞退) |
場面に合った使い方の注意
英検1級では、慣用表現を場面とトーンに合わせて使えるかが問われます。例文で確認しましょう。
- put ~ on the back burner:We'll put that proposal on the back burner for now.(その提案はいったん後回しにします。)
- cut to the chase:Let me cut to the chase: we need more funding.(単刀直入に言うと、もっと資金が必要です。)
- the elephant in the room:Let's address the elephant in the room—the budget shortfall.(誰もが避けてきた問題、予算不足に触れましょう。)
- with all due respect:With all due respect, I disagree with that view.(失礼ながら、その見解には反対です。)
- meet ~ halfway:Can we meet each other halfway on the price?(価格について歩み寄れますか。)
- play devil's advocate:Let me play devil's advocate for a moment.(ちょっとあえて反対の立場を取ってみます。)
会話表現の覚え方のコツ
1級の会話表現は、「意味・場面・トーン」をセットで覚えるのが近道です。
- 場面で分類して覚える:「会議」「交渉」「社交」「婉曲」のようにシーンで束ねると、長文の会話文で意味を取りやすくなります。
- トーンを意識する:with all due respect(丁寧な反対)、cut to the chase(率直)のように、丁寧さの度合いをセットで覚えましょう。
- 例文で覚える:「Let me cut to the chase.」のように、会話の一文ごと覚えると実際の出題に近い形で身につきます。
- くり返す:1回で覚えようとせず、何度も見て少しずつ定着させましょう。
知らない表現が出てきたら、用語集で意味を確認すると安心です。学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。会話表現に自信がついたら、動詞の章に戻って語彙を仕上げましょう。文法を確認したいときは文法・語法の章に戻れます。手前の内容は英検準1級の会話表現も復習に役立ちます。
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