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1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信設備」の一問一答

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📖 1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信設備」の全75問と解説(一覧)

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)の電気通信設備に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.UTPケーブルのCat6Aは10GBASE-Tを最大100mまで伝送可能で、伝送帯域は500MHzに対応している。

    正解:○(正しい)

    解説:Cat6Aは伝送帯域500MHz・10GBASE-T(10Gbps)を100mまで伝送可能。エイリアンクロストーク対策が施され、シールドなしUTPでも対応する。

  2. 問2.Cat5eケーブルは10GBASE-T(10Gbps)に正式対応し、100mまで伝送可能なツイストペアケーブルである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはCat5eは1000BASE-T(1Gbps)までの対応で、10GBASE-Tの100m伝送にはCat6A以上が必要である。Cat5eで10Gbpsは規格外である。

  3. 問3.PoE+(IEEE 802.3at)の規格では、PSEがケーブル経由で給電できる最大電力はポートあたり15.4Wである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはPoE+(802.3at)のPSE出力は最大30W、PD受電は25.5Wである。15.4Wは旧来のPoE(802.3af)の最大値である。

  4. 問4.PoE++(IEEE 802.3bt Type4)は、4対全給電方式でPSE側最大90W、PD側71.3Wまで給電が可能である。

    正解:○(正しい)

    解説:PoE++ Type4(802.3bt)は4対全給電(4PPoE)でPSE側最大90W・PD側71.3Wを供給可能。高出力PoEカメラやアクセスポイントに利用される。

  5. 問5.シングルモード光ファイバ(SMF)のコア径は約50μmで、長距離大容量伝送に適している。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはSMFのコア径は約8〜10μm(標準8.3μm)である。50μmは主にマルチモード光ファイバ(MMF)GIタイプのコア径である。

  6. 問6.マルチモード光ファイバ(MMF)のSI型はGI型に比べてモード分散が大きく、長距離伝送には不向きである。

    正解:○(正しい)

    解説:SI(ステップインデックス)型は屈折率階段状でモード分散が大きく、GI型に比べ伝送帯域が狭く長距離伝送には不向きとなる。

  7. 問7.光ファイバの融着接続は接続損失が大きく、機械的安定性も低いため幹線系には使用されない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは融着接続は接続損失0.05dB前後と極めて小さく機械的・温度的安定性も高いため、幹線敷設の標準工法として採用されている。

  8. 問8.OTDR(光パルス試験器)は光ファイバの両端を接続して測定する必要があり、片端のみでは測定できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはOTDRは後方散乱光を時間軸で解析し片端のみで損失分布・接続点・破断箇所を測定できる。両端接続は不要である。

  9. 問9.MPOコネクタは1つのコネクタで12芯または24芯等の多芯光ファイバを一括接続できる多心光コネクタである。

    正解:○(正しい)

    解説:MPOは多心一括コネクタで12芯・24芯等を一括接続でき、データセンタ等の高密度配線や40G/100G並列伝送で利用される。

  10. 問10.SCコネクタはプッシュプル方式で挿抜でき、フェルール径2.5mmの単芯光コネクタとして幅広く採用されている。

    正解:○(正しい)

    解説:SCコネクタはプッシュプル方式で挿抜が容易、フェルール径2.5mmで構内系LAN・公衆通信網等で広く使われる標準単芯コネクタである。

  11. 問11.LCコネクタはフェルール径2.5mmで、SCコネクタと同じサイズ・実装密度を持つ単芯光コネクタである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはLCコネクタはフェルール径1.25mmの小型コネクタで、SC(2.5mm)の約半分のサイズ。高密度実装に適しデータセンタで多用される。

  12. 問12.WDMはひとつの光ファイバで波長の異なる複数の光信号を多重化し、伝送容量を増大させる技術である。

    正解:○(正しい)

    解説:WDM(波長分割多重)は異なる波長の光を1本のファイバで同時伝送する技術で、CWDMやDWDMにより伝送容量を飛躍的に拡大できる。

  13. 問13.DWDMはCWDMに比べて波長間隔が広く、長距離・大容量伝送には不向きである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはDWDM(高密度WDM)は波長間隔が0.8nm程度以下と狭く、CWDM(20nm間隔)より多波長を多重化でき、長距離大容量幹線に利用される。

  14. 問14.SDHは同期式の階層的多重化方式で、STM-1の伝送速度は約155.52Mbpsである。

    正解:○(正しい)

    解説:SDH(同期ディジタル階層)は同期多重方式でSTM-1=155.52Mbps、STM-4=622.08Mbps、STM-16=2488.32Mbpsと4倍系列で階層化される。

  15. 問15.OTNはWDM網上のフレーム規格で、誤り訂正(FEC)機能や保守監視情報を組込み、長距離大容量伝送に対応する。

    正解:○(正しい)

    解説:OTN(光トランスポートネットワーク・ITU-T G.709)は強力なFECとOAM機能を持ち、WDM網上で長距離大容量の透過的伝送を実現する。

  16. 問16.10GBASE-TはCat5eケーブル上で10Gbpsを最大100mまで伝送可能なツイストペア方式の規格である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは10GBASE-Tの100m伝送にはCat6A以上が必要。Cat5eは1Gbpsまでで、10Gbpsは規格上対応していない。

  17. 問17.IEEE 802.11axはWi-Fi 6と呼ばれ、OFDMA・MU-MIMO・1024QAM等を採用し高密度環境での多端末収容性能を向上させた。

    正解:○(正しい)

    解説:Wi-Fi 6(802.11ax)はOFDMA・上下MU-MIMO・1024QAM・BSSカラーリング等を採用し、高密度環境での効率と多端末収容性を大幅に向上させた。

  18. 問18.IEEE 802.11acはWi-Fi 5と呼ばれ、2.4GHz帯のみで動作する規格である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは802.11ac(Wi-Fi 5)は5GHz帯専用の規格である。2.4GHz帯のみは802.11b/gで、acは5GHz帯で最大6.9Gbpsまで対応する。

  19. 問19.WPA3はWPA2に対しSAE(Simultaneous Authentication of Equals)を導入し、辞書攻撃への耐性を強化した。

    正解:○(正しい)

    解説:WPA3はSAEを採用しPSK方式の弱点であるオフライン辞書攻撃に耐性を持つ。Personal/Enterpriseで前方秘匿性も強化された無線LANセキュリティ規格である。

  20. 問20.IP-PBXはIPネットワーク上で動作する構内交換機で、SIPによる呼制御とRTPによる音声メディア転送が一般的である。

    正解:○(正しい)

    解説:IP-PBXはSIPで呼制御、RTPで音声パケット転送するのが一般的。レガシーPBXに比べLAN統合・コスト削減・拡張性で優位である。

  21. 問21.SIPはバイナリベースのプロトコルで、人が直接読むことができない暗号化された信号方式である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはSIPはHTTPに似たテキストベース信号プロトコルで、INVITE等のメソッドで呼制御を行う。暗号化はSIPS(TLS)が別途規定される。

  22. 問22.5G NRのSub6(6GHz以下)はミリ波帯(24GHz以上)に比べて電波到達距離が短く、屋内浸透も悪い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはSub6はミリ波より波長が長く電波到達距離が長く屋内浸透もよい。ミリ波は超広帯域だが直進性が高く減衰が大きい。

  23. 問23.ローカル5Gは総務省への免許申請が不要で、誰でも自由に構築・運用できる無免許の自営5Gシステムである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはローカル5Gは総務省の免許が必要な自営5Gシステムで、企業・自治体等が免許を取得して自社敷地内に構築・運用する。

  24. 問24.地上デジタルテレビ放送はOFDM方式を用いてUHF帯(470〜710MHz)で放送される。

    正解:○(正しい)

    解説:地上デジタル放送はOFDM(ISDB-T)方式でUHF帯13ch〜52ch(470〜710MHz)で放送。マルチパス干渉や移動受信に強い特性を持つ。

  25. 問25.BSデジタル放送はVHF帯を用いて伝送され、CSデジタル放送はUHF帯を用いて伝送される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはBS(11.7〜12.2GHz)・CS110度(12.2〜12.75GHz)はいずれも12GHz帯(Ku帯)を使用する衛星放送で、VHF/UHFは地上波である。

  26. 問26.テレビ共聴設備の同軸ケーブル5C-FBは、5C-2Vに比べ高周波減衰量が大きく、衛星放送(BS・CS)の伝送には不向きである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは5C-FBは発泡ポリエチレン絶縁体で5C-2Vより高周波減衰が小さく、BS/CS等の高周波伝送に適した共聴用同軸ケーブルである。

  27. 問27.テレビ共聴設備の分配器は入力信号を出力数で均等分配する受動素子で、各出力ポートでは挿入損失が発生する。

    正解:○(正しい)

    解説:分配器は1入力をN出力に等分配する受動素子で、2分配で約3.5dB、4分配で約7dBの挿入損失(理論値+実損)が生じる。

  28. 問28.ネットワークカメラ(IPカメラ)はLAN経由で映像を伝送し、PoE給電にも対応するためカメラごとの電源工事が不要となる場合が多い。

    正解:○(正しい)

    解説:IPカメラはLAN経由で映像伝送し、PoE/PoE+対応機種ではUTP1本で電源と通信が可能なため電源工事を省略でき設置性が高い。

  29. 問29.H.265(HEVC)はH.264(AVC)と比較して同等画質でも約2倍のビットレートを必要とする圧縮効率の低い方式である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはH.265はH.264比で約50%圧縮率を向上させ同等画質を約半分のビットレートで実現可能。4K/8Kや監視カメラで広く採用される。

  30. 問30.差動式スポット型熱感知器は周囲温度が一定値(例70℃)以上になると作動する感知器である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは差動式は急激な温度上昇率により作動する感知器。一定温度で作動するのは定温式である。両者は作動原理が異なる。

  31. 問31.光電式スポット型煙感知器は煙粒子による散乱光の検出により煙の存在を感知する方式である。

    正解:○(正しい)

    解説:光電式スポット型は発光素子と受光素子間に煙粒子が入ると散乱光が発生し、これを受光素子で検出して感知する代表的な煙感知器である。

  32. 問32.P型受信機は感知器ごとの個別アドレスを認識でき、R型受信機は警戒区域単位で一斉表示する方式である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはP型は警戒区域単位で一斉表示し、R型は感知器・中継器の個別アドレスを認識する。説明が逆である。

  33. 問33.非常放送設備の非常電源は、有効に20分以上作動できる容量を確保することが消防法令により求められている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。非常放送設備(非常警報設備)の非常電源は、有効に10分以上作動できる容量が必要(消防法施行規則。自動火災報知設備・非常警報設備と同じ10分基準)。20分は誘導灯等の基準で混同。

  34. 問34.UPSはバックアップ時間が無制限であり、長時間の停電にも単体で対応可能な電源装置である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはUPSは蓄電池容量に依存し数分〜数十分のバックアップに限られる。長時間停電には自家発電機と組み合わせる必要がある。

  35. 問35.鉛蓄電池(制御弁式据置鉛蓄電池)は通信設備の直流電源用として広く使われ、−48V系統が代表的である。

    正解:○(正しい)

    解説:通信用直流電源は−48V系統が国際的に標準で、制御弁式据置鉛蓄電池(VRLA)でバックアップするのが一般的である。

  36. 問36.A種接地工事の接地抵抗値の上限は1000Ω以下と電気設備技術基準で規定されている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはA種接地工事は高圧・特別高圧機器の金属外箱等に施工し、接地抵抗値は10Ω以下と規定されている。1000Ωは誤りである。

  37. 問37.D種接地工事は300V以下の低圧用機器の金属部に施工する接地で、接地抵抗値は100Ω以下と規定されている。

    正解:○(正しい)

    解説:D種接地工事は300V以下の低圧機器の金属部が対象で、接地抵抗値は100Ω以下(地絡時0.5秒以内動作の場合は500Ω以下)と規定される。

  38. 問38.SPD(避雷器・サージ防護デバイス)は雷サージ等の過電圧から機器を保護する装置で、通信線路や電源線に挿入して使用する。

    正解:○(正しい)

    解説:SPDは雷や開閉サージ等の過電圧を大地へバイパスし機器を保護する素子で、電源・通信線路に並列接続して使用する。

  39. 問39.10GBASE-Tの伝送に必要な最低カテゴリのUTPケーブルとして適切なものはどれか。

    • ア.Cat3
    • イ.Cat6A
    • ウ.Cat5e
    • エ.Cat4

    正解:イ.Cat6A

    解説:10GBASE-Tは100m伝送にはCat6A以上が必要。Cat6は55m程度に制限され、Cat5e以下は規格対応外。Cat7はSTP系で更に上位の規格である。

  40. 問40.PoE+(IEEE 802.3at)でPSEが供給する最大電力として正しいものはどれか。

    • ア.25.5W
    • イ.15.4W
    • ウ.30W
    • エ.90W

    正解:ウ.30W

    解説:PoE+(802.3at Type2)はPSE最大30W・PD受電25.5W。PoE(802.3af)は15.4W、PoE++(802.3bt Type4)は90Wが上限である。

  41. 問41.シングルモード光ファイバ(SMF)の標準的なコア径として正しいものはどれか。

    • ア.約125μm
    • イ.約50μm
    • ウ.約62.5μm
    • エ.約8.3μm

    正解:エ.約8.3μm

    解説:SMFのコア径は約8〜10μm(標準8.3μm)で1.31/1.55μm帯の単一モード伝送に適する。MMFのGI型は50μm、SI型は62.5μmが代表である。

  42. 問42.光ファイバの永久接続として最も接続損失が小さく長期信頼性も高い工法はどれか。

    • ア.融着接続
    • イ.メカニカルスプライス
    • ウ.SCコネクタ接続
    • エ.MUコネクタ接続

    正解:ア.融着接続

    解説:融着接続は放電熱でガラスを溶着し0.05dB前後と最小の接続損失。メカニカルスプライスやコネクタ接続は0.1〜0.5dB程度と相対的に大きい。

  43. 問43.OTDR(光パルス試験器)で測定できないものとして適切なものはどれか。

    • ア.光ファイバの損失分布
    • イ.送信機の絶対光出力パワー
    • ウ.破断点の位置
    • エ.接続点の位置と損失

    正解:イ.送信機の絶対光出力パワー

    解説:OTDRは後方散乱光から損失分布・接続点・破断位置を片端から測定可能。光信号の絶対パワー(受信レベル)は光パワーメータで測定する。

  44. 問44.次のうち多心一括接続が可能な光コネクタとして適切なものはどれか。

    • ア.LC
    • イ.SC
    • ウ.MPO
    • エ.FC

    正解:ウ.MPO

    解説:MPOは12芯・24芯等を一括接続できる多心コネクタでデータセンタの並列伝送に使用。SC・LC・FCはいずれも単芯コネクタである。

  45. 問45.SDHの基本フレームSTM-1の伝送速度として正しいものはどれか。

    • ア.2488.32Mbps
    • イ.51.84Mbps
    • ウ.622.08Mbps
    • エ.155.52Mbps

    正解:エ.155.52Mbps

    解説:SDHはSTM-1=155.52Mbpsを基本にSTM-4=622.08Mbps、STM-16=2488.32Mbpsと4倍系列で階層化。通信網の同期多重伝送に広く採用された。

  46. 問46.DWDMの説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.光ファイバ上に狭間隔で多数の波長を多重化する方式
    • イ.電気的多重化でディジタル信号を時分割多重する方式
    • ウ.アナログ信号を標本化する方式
    • エ.メタル線路でPAM変調する方式

    正解:ア.光ファイバ上に狭間隔で多数の波長を多重化する方式

    解説:DWDM(高密度波長分割多重)は0.8nm以下の狭間隔で多波長を多重化し、長距離大容量伝送を可能にする。CWDMは20nm間隔と広い。

  47. 問47.Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)で新たに採用された多元接続方式として適切なものはどれか。

    • ア.CSMA/CA
    • イ.OFDMA
    • ウ.TDMA
    • エ.FDMA

    正解:イ.OFDMA

    解説:802.11axはOFDMAを採用し1チャネルを複数RUに分割して同時多端末通信を実現。CSMA/CAは衝突回避、TDMA・FDMAは無線LANでは未使用である。

  48. 問48.IEEE 802.11acが使用する周波数帯として正しいものはどれか。

    • ア.2.4GHz帯と5GHz帯
    • イ.2.4GHz帯のみ
    • ウ.5GHz帯のみ
    • エ.6GHz帯のみ

    正解:ウ.5GHz帯のみ

    解説:802.11ac(Wi-Fi 5)は5GHz帯専用で最大6.9Gbps(8×8MIMO・160MHz幅)。2.4GHzのみは802.11b/g、両対応は11n(Wi-Fi 4)である。

  49. 問49.VoIPの音声メディア(音声パケット)転送に用いられるプロトコルとして適切なものはどれか。

    • ア.FTP
    • イ.SIP
    • ウ.HTTP
    • エ.RTP

    正解:エ.RTP

    解説:VoIPでは呼制御をSIP、音声メディア転送をRTP(Real-time Transport Protocol)で行う。HTTPはWeb、FTPはファイル転送用である。

  50. 問50.5G NRの周波数帯のうちSub6に該当する帯域として正しいものはどれか。

    • ア.3.7GHz帯
    • イ.700MHz以下のみ
    • ウ.28GHz帯
    • エ.60GHz帯

    正解:ア.3.7GHz帯

    解説:Sub6は6GHz以下の帯域で、日本では3.7GHz・4.5GHz帯等が割当。28GHz帯はミリ波(ハイバンド)で超広帯域だが減衰が大きい。

  51. 問51.ローカル5Gで日本国内に割り当てられた周波数帯として代表的なものはどれか。

    • ア.700MHz帯
    • イ.4.6〜4.9GHz帯
    • ウ.2.4GHz帯
    • エ.60GHz帯

    正解:イ.4.6〜4.9GHz帯

    解説:ローカル5Gには4.6〜4.9GHz帯と28.2〜29.1GHz帯(ミリ波)が割り当てられ、企業・自治体が自営網として利用する。

  52. 問52.地上デジタルテレビ放送が使用する周波数帯として正しいものはどれか。

    • ア.VHF帯(90〜108MHz)
    • イ.BS帯(12GHz)
    • ウ.UHF帯(470〜710MHz)
    • エ.Sバンド(2.6GHz)

    正解:ウ.UHF帯(470〜710MHz)

    解説:地上デジタル放送はUHF帯(470〜710MHz)の13ch〜52chを使用しOFDM(ISDB-T)方式で伝送。VHFはアナログ時代に使用していた。

  53. 問53.BSデジタル放送が使用する周波数帯として正しいものはどれか。

    • ア.470〜710MHz
    • イ.2.6GHz
    • ウ.30GHz帯
    • エ.12GHz帯

    正解:エ.12GHz帯

    解説:BSデジタル放送は11.7〜12.2GHzの12GHz帯(Ku帯)を使用しパラボラアンテナで受信。CS110度も同じく12GHz帯を使う。

  54. 問54.テレビ共聴設備の同軸ケーブルのうち、BS/CSの高周波伝送に最も適しているものはどれか。

    • ア.5C-FB
    • イ.5C-2V
    • ウ.3C-2V
    • エ.1.5C-2V

    正解:ア.5C-FB

    解説:発泡ポリエチレン絶縁の5C-FBや7C-FBは高周波減衰が小さくBS/CS伝送に適する。5C-2Vは旧型で衛星放送には減衰が大きい。

  55. 問55.テレビ共聴の2分配器の標準的な挿入損失(理論値の目安)として最も近いものはどれか。

    • ア.約0.5dB
    • イ.約3.5dB
    • ウ.約7dB
    • エ.約14dB

    正解:イ.約3.5dB

    解説:2分配器の理論挿入損失は10log10(2)=約3dBに実損を加え約3.5〜4dB。4分配は約7dB、8分配は約10.5dBが一般的目安である。

  56. 問56.映像符号化方式H.265(HEVC)のH.264(AVC)に対する圧縮性能の特徴として最も適切なものはどれか。

    • ア.同等画質で約2倍のビットレートが必要
    • イ.可逆圧縮で容量は同じ
    • ウ.同等画質で約半分のビットレートに低減
    • エ.圧縮効率は同等

    正解:ウ.同等画質で約半分のビットレートに低減

    解説:H.265はH.264と同等画質を約半分のビットレートで実現でき、4K/8K放送や監視カメラの高効率化に貢献する次世代符号化方式である。

  57. 問57.差動式スポット型熱感知器の作動原理として最も適切なものはどれか。

    • ア.一定温度到達で作動
    • イ.炎の紫外線で作動
    • ウ.煙の散乱光で作動
    • エ.温度上昇率により作動

    正解:エ.温度上昇率により作動

    解説:差動式は周囲温度の上昇率が一定値を超えると作動する原理。定温式は一定温度到達で作動、煙感知器は煙粒子検出が原理である。

  58. 問58.自動火災報知設備のP型受信機の特徴として正しいものはどれか。

    • ア.警戒区域単位で表示する方式
    • イ.感知器ごとの個別アドレスを認識
    • ウ.蓄積式専用の受信機
    • エ.電話回線を必要とする方式

    正解:ア.警戒区域単位で表示する方式

    解説:P型受信機は警戒区域単位で一斉表示する方式。R型は個別アドレス認識で大規模建物に適し、配線量も削減できる。

  59. 問59.非常放送設備の非常電源として確保が求められる最低有効作動時間として正しいものはどれか。

    • ア.10分以上
    • イ.20分以上
    • ウ.30分以上
    • エ.60分以上

    正解:ア.10分以上

    解説:非常放送設備(非常警報設備)の非常電源は有効に10分以上作動できる容量が必要(消防法施行規則)。蓄電池設備等で確保するのが一般的である。

  60. 問60.通信設備の直流電源として国際的に標準とされる電圧として正しいものはどれか。

    • ア.−24V
    • イ.+100V
    • ウ.−48V
    • エ.+200V

    正解:ウ.−48V

    解説:通信設備の直流電源は−48V系統が国際標準。鉛蓄電池でバックアップし通信機器に安定供給する。−24Vは旧式・小規模で使用される。

  61. 問61.A種接地工事の接地抵抗値の上限として正しいものはどれか。

    • ア.100Ω以下
    • イ.500Ω以下
    • ウ.1000Ω以下
    • エ.10Ω以下

    正解:エ.10Ω以下

    解説:A種は高圧・特別高圧機器の金属外箱等で10Ω以下。B種は変圧器混触防止で150/I等、C種は300V超で10Ω、D種は300V以下で100Ωが基本である。

  62. 問62.D種接地工事の標準的な接地抵抗値の上限として正しいものはどれか。

    • ア.100Ω以下
    • イ.50Ω以下
    • ウ.300Ω以下
    • エ.10Ω以下

    正解:ア.100Ω以下

    解説:D種は300V以下の低圧機器で100Ω以下。地絡時に0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設した場合は500Ω以下まで緩和される。

  63. 問63.SPD(避雷器・サージ防護デバイス)の主な役割として最も適切なものはどれか。

    • ア.電圧の安定化
    • イ.過電圧(サージ)から機器を保護
    • ウ.停電時の電源供給
    • エ.高調波の発生

    正解:イ.過電圧(サージ)から機器を保護

    解説:SPDは雷サージ・開閉サージ等の過電圧を大地へバイパスし機器を保護する素子。電源線・通信線に並列に挿入して使用する。

  64. 問64.監視カメラのWDR機能の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.広角レンズで広範囲を撮影する機能
    • イ.夜間の赤外線照明機能
    • ウ.明暗差の大きい環境で明部・暗部を同時に視認可能にする機能
    • エ.音声を録音する機能

    正解:ウ.明暗差の大きい環境で明部・暗部を同時に視認可能にする機能

    解説:WDR(ワイドダイナミックレンジ)は明暗差の大きい逆光環境で明部・暗部の白とび・黒つぶれを抑制する機能。屋外監視等で有効である。

  65. 問65.ETC(電子料金収受システム)に使用される無線通信の周波数帯として正しいものはどれか。

    • ア.900MHz帯
    • イ.2.4GHz帯
    • ウ.28GHz帯
    • エ.5.8GHz帯

    正解:エ.5.8GHz帯

    解説:ETCは5.8GHz帯のDSRC(狭域無線通信)を使用し車載器と路側機間で料金決済情報を授受する。2.4GHzは無線LAN・Bluetooth等で使用される。

  66. 問66.光ファイバ伝送路の損失計算において、長さ20km・損失0.25dB/kmの光ファイバ区間の伝送損失として正しいものはどれか(接続損失等は除く)。

    • ア.5.0dB
    • イ.2.5dB
    • ウ.10.0dB
    • エ.20.0dB

    正解:ア.5.0dB

    解説:ファイバ損失=0.25dB/km×20km=5.0dB。接続損失・コネクタ損失は別途加算するが、本問では純粋にファイバ区間のみを問うている。

  67. 問67.PCM(パルス符号変調)の処理順序として正しいものはどれか。

    • ア.符号化→量子化→標本化
    • イ.標本化→量子化→符号化
    • ウ.標本化→符号化→量子化
    • エ.量子化→標本化→符号化

    正解:イ.標本化→量子化→符号化

    解説:PCMはアナログ信号を①標本化②量子化③符号化の順で処理する。標本化はナイキスト定理に基づき最高周波数の2倍以上の周期で行う。

  68. 問68.UPSの給電方式のうち、平常時から逆変換装置を経由して負荷に給電し、停電時の瞬断がない方式として適切なものはどれか。

    • ア.常時商用給電方式
    • イ.ラインインタラクティブ方式
    • ウ.常時インバータ給電方式
    • エ.スタンバイ方式

    正解:ウ.常時インバータ給電方式

    解説:常時インバータ給電方式(オンライン式)は平常時もインバータ経由給電のため瞬断ゼロで、サーバ等重要負荷に適する。常時商用方式は瞬断が発生する。

  69. 問69.入退室管理に用いられる生体認証方式のうち、認証速度が比較的速く非接触で行える方式として最も適切なものはどれか。

    • ア.指紋認証(接触式)
    • イ.手のひら静脈認証(近接式)
    • ウ.署名認証
    • エ.顔認証

    正解:エ.顔認証

    解説:顔認証や虹彩認証は非接触で短時間で照合可能。指紋認証は接触式が一般的、静脈認証も装置への接触または近接が必要である。

  70. 問70.CATVのHFC方式(Hybrid Fiber Coax)の特徴として最も適切なものはどれか。

    • ア.幹線を光ファイバ、加入者宅近くから同軸で構成する方式
    • イ.全区間を光ファイバで構成する方式
    • ウ.全区間を同軸ケーブルで構成する方式
    • エ.無線で配信する方式

    正解:ア.幹線を光ファイバ、加入者宅近くから同軸で構成する方式

    解説:HFCは幹線を光ファイバ、各戸引込み(ラスト数百m)を同軸ケーブルで構成するハイブリッド方式。FTTHは全区間光ファイバである。

  71. 問71.光ファイバの波長帯のうち、長距離大容量伝送で最も損失が小さい1.55μm帯(C帯)を活用する目的に合致するものはどれか。

    • ア.短距離のLAN配線
    • イ.長距離大容量幹線伝送
    • ウ.可視光通信用
    • エ.電力線通信用

    正解:イ.長距離大容量幹線伝送

    解説:1.55μm帯(C帯)は石英ファイバで最小損失(約0.2dB/km)。EDFAによる光増幅も可能で長距離大容量幹線伝送に最適である。

  72. 問72.蓄電池の種別のうち、エネルギー密度が高くサイクル寿命も長いため近年通信用バックアップやデータセンタで採用が増えているものはどれか。

    • ア.アルカリ蓄電池
    • イ.鉛蓄電池
    • ウ.リチウムイオン蓄電池
    • エ.ニカド電池

    正解:ウ.リチウムイオン蓄電池

    解説:リチウムイオン蓄電池は鉛蓄電池比でエネルギー密度が約3倍・サイクル寿命も長く軽量。データセンタや通信用バックアップでの採用が進んでいる。

  73. 問73.踏切警報装置の警報開始から列車が踏切道に到達するまでの基準時間(標準警報時間)として最も適切なものはどれか。

    • ア.約5秒
    • イ.約5分
    • ウ.約2分
    • エ.約30秒

    正解:エ.約30秒

    解説:踏切警報の標準警報時間は30秒程度を基準とするのが一般的(鉄道技術基準)。列車速度や踏切条件で調整され、長すぎても短すぎても不適となる。

  74. 問74.IEEE 802.11be(Wi-Fi 7)が新たに採用した特徴として最も適切なものはどれか。

    • ア.MLO(マルチリンクオペレーション)
    • イ.256QAM
    • ウ.20MHz幅のみ
    • エ.WEP暗号化

    正解:ア.MLO(マルチリンクオペレーション)

    解説:802.11be(Wi-Fi 7)は最大320MHz幅・4096QAM・MLO(マルチリンクオペレーション)等を採用し、低遅延と最大46Gbps級スループットを実現する。

  75. 問75.光ファイバ網のFTTH(Fiber To The Home)方式の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.電話局から幹線のみ光、加入者宅近くから銅線で接続する方式
    • イ.加入者宅まで光ファイバを直接引き込む方式
    • ウ.同軸ケーブルで全区間配線する方式
    • エ.無線で各家庭に配信する方式

    正解:イ.加入者宅まで光ファイバを直接引き込む方式

    解説:FTTHは加入者宅まで光ファイバを直接引き込む方式。GE-PON・XG-PON等のPON方式で局舎から各家庭まで高速ブロードバンドを提供する。