エネルギー管理士の申込方法と受験の流れ【完全ガイド・免状交付要件】
エネルギー管理士の受験資格・申込方法・試験当日の流れ・合格発表・免状交付までを完全解説します。試験は省エネルギーセンター(ECCJ)が年1回・8月に実施。受験料17,000円、4課目・各課目60%以上で合格。受験資格はありませんが、免状交付には1年以上の実務経験と「実務従事証明書」が必要なので注意が必要です。
※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず省エネルギーセンターの公式情報でご確認ください。
受験資格
エネルギー管理士試験には受験資格はありません。学歴・実務経験・年齢を問わず、誰でも受験できます。学生のうちに受験して合格しておき、社会人になってから免状交付申請を行うことも可能です。
【重要】免状交付には1年以上の実務経験が必要
受験資格はありませんが、合格しても自動的にエネルギー管理士免状が交付されるわけではありません。エネルギー管理士免状の交付を受けるには、以下の要件を満たす必要があります。
- 試験合格: 4課目すべてで60%以上を得点
- 実務経験: エネルギーの使用の合理化に関する実務に1年以上従事した経験
- 実務従事証明書: 上記実務経験を勤務先等に証明してもらう書類の提出
実務経験は試験合格の前後を問いません。試験合格後に必要な実務経験を積んでから免状申請を行うことも、すでに実務経験がある人が試験合格後すぐに免状申請を行うことも可能です。免状申請の具体的な手続きは省エネルギーセンターの公式案内を確認してください。
試験形式
- 実施団体: 一般財団法人 省エネルギーセンター(ECCJ)
- 形式: マークシート式
- 課目数: 4課目(課目Iは共通/II〜IVは熱分野または電気分野のいずれかを選択)
- 合格基準: 各課目の得点が課目満点の60%以上
- 受験料: 17,000円(非課税)/1課目のみ受験(旧制度経過措置)の場合 10,000円
- 試験日: 年1回・8月
試験課目(熱分野・電気分野)
- 課目I(共通): エネルギー総合管理及び法規
- 熱分野 課目II: 熱と流体の流れの基礎
- 熱分野 課目III: 燃料と燃焼
- 熱分野 課目IV: 熱利用設備及びその管理
- 電気分野 課目II: 電気の基礎
- 電気分野 課目III: 電気設備及び機器
- 電気分野 課目IV: 電力応用
熱分野・電気分野のどちらで合格しても、取得できる資格は同じ「エネルギー管理士」です。詳しい選び方は勉強法・参考書ガイドで解説しています。
申込から受験までの流れ
- 受験案内の確認: 省エネルギーセンターのWebで受験案内・申込期間を確認
- 受験分野の選択: 熱分野・電気分野のいずれかを決定
- 受験申請: 4月頃から開始するインターネット申込で受付(書面申込も併設される場合あり)
- 受験料納付: 17,000円を納付(1課目のみ受験の経過措置対象者は10,000円)
- 受験票の到着: 試験日の前に受験票が交付される
- 当日受験: 受験票・写真付身分証明書・筆記用具・電卓を持参
- 合格発表: 試験後に合格発表・結果通知
- 免状交付申請: 4課目合格後、1年以上の実務経験を満たした段階で実務従事証明書を添えて免状交付申請
試験日と申込スケジュール
- 申込開始: 4月頃
- 申込締切: 5〜6月頃(年度により異なる)
- 試験日: 年1回・8月
- 合格発表: 試験後数ヶ月以内(公式発表のスケジュールに従う)
申込開始から試験日まで約4ヶ月しかないため、受験を決めたら早めに申込手続きを進めることが重要です。最新の日程は公式の受験案内で必ず確認してください。
当日の持ち物
- 受験票
- 写真付身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)
- HB黒鉛筆・シャープペンシル・消しゴム
- 電卓(公式の受験案内で使用可否・機種条件を必ず確認)
- 腕時計(通信機能なし)
科目別合格制度
エネルギー管理士試験には科目別合格制度があり、合格した課目は翌年度以降3年間有効です。一度の試験ですべての課目に合格できなくても、翌年以降は不合格課目のみを受験すればよく、社会人受験者にとって計画的に取り組みやすい制度です。詳細は公式の受験案内でご確認ください。
合格後の活用:エネルギー管理者として選任義務
エネルギー管理士免状の交付を受けると、第一種エネルギー管理指定工場(年間原油換算3,000kL以上のエネルギーを使用する工場)でエネルギー管理者として選任される資格を得られます。「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」により、第一種エネルギー管理指定工場ではエネルギー使用量に応じて1〜4名のエネルギー管理者を選任する義務があります。
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