2級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)の合格体験記【独学で技士補に】
電気通信工事会社で施工管理アシスタントとして働くT氏(20代)が、独学で2級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)に合格するまでの体験記。電気通信系の学歴はなく実務経験も浅いものの、第一次検定は試験実施年度に満17歳以上であれば受検できるため挑戦を決意。約3ヶ月の独学で合格し、現在は「2級電気通信工事施工管理技士補」として現場の段取りを任されています。具体的な学習法・教材・つまずきポイントを詳しく紹介します。
※受検手数料・試験日程・合格基準・受検資格は改定される場合があります。最新情報は必ず全国建設研修センターの公式情報でご確認ください。
合格者プロフィール
- T氏(仮名)、20代男性、電気通信工事会社勤務
- 学歴: 普通科高校卒(電気通信系の専門教育は受けていない)
- 実務: 施工管理アシスタントとして1年(携帯基地局・光ファイバ工事現場の補助業務)
- 受検区分: 第一次検定(受検資格は満17歳以上・学歴/実務経験不問)
- 学習期間: 約3ヶ月(平日1時間+休日3時間=合計約140時間)
- 受検手数料: 7,150円(非課税)
- 合格結果: 65問中40問解答で24問以上をクリア
受検動機
勤務先の電気通信工事会社で「5G基地局・光ファイバ工事の受注が増えている。主任技術者になれる資格を取れば現場を任せられる」と上司に勧められたのがきっかけ。2級電気通信工事施工管理技士は建設業法上、電気通信工事業の主任技術者や営業所の専任技術者になれる資格で、5G時代の電気通信工事市場拡大で需要が急増している。まずは第一次検定に合格して「技士補」になり、その後の実務経験を経て第二次検定に挑む計画を立てました。資格手当(月1〜2万円程度が一般的)も大きな後押しに。
受検資格の確認(第一次検定は誰でも受けられる)
2級電気通信工事施工管理技士の第一次検定は、試験実施年度に満17歳以上であれば学歴・実務経験を問わず受検できます。T氏は実務経験が浅く学歴要件も気にしていましたが、第一次検定が実務経験不問のため挑戦が可能でした。なお、第一次検定合格者は「2級電気通信工事施工管理技士補」となり、「2級電気通信工事施工管理技士」を名乗るには第二次検定の合格が必要です。この区別を最初に正しく理解しておくことが大切でした。第一次検定は年2回(前期6月・後期11月)実施されるため、計画も立てやすいと感じたそうです。
3ヶ月の学習スケジュール
1ヶ月目: 電気通信工学等の基礎固め
- 第1〜2週: 電気理論(直流・交流回路、電力)と電子工学の基礎
- 第3週: 情報通信理論(変調・多重化・符号化)の基礎論点を整理
- 第4週: 伝送理論(伝送特性、雑音、減衰)の章末問題を解き苦手分野を洗い出す
2ヶ月目: 電気通信設備と施工管理法
- 第5週: 有線通信設備(光ファイバ、メタルケーブル、構内通信線路)の構成と施工
- 第6週: 無線通信設備・移動体通信設備(携帯基地局、5G関連)・データ通信設備の論点整理
- 第7週: 施工計画・工程管理(ネットワーク工程表)・品質管理
- 第8週: 安全管理・労働安全衛生法の主要論点
3ヶ月目: 法規と総仕上げ
- 第9週: 電気通信事業法・有線電気通信法・電波法の頻出条文
- 第10週: 建設業法・労働基準法・労働安全衛生法など関係法令
- 第11週: 過去問を本番形式で通し演習(65問中40問解答)
- 第12週: 弱点補強+過去問総仕上げ
使用した教材
当サイトの一問一答も論点定着に大きく寄与しました。
つまずいたポイントと対策
1. 電気通信工学等の理論問題
変調方式(AM/FM/PCM/QAM)や伝送理論(雑音・減衰・S/N比)など、電気通信工学等の理論問題に苦手意識がありました。対策:すべての方式を完璧にしようとせず、過去問で頻出の基本パターンに絞って公式と特徴を反復し、確実に取れる理論問題を得点源にしました。
2. 電気通信設備の幅広い出題範囲
有線・無線・データ通信・放送機械・情報設備など電気通信設備の範囲が広く、どこまで覚えればよいか迷いました。対策:65問から40問を選択解答できることを意識し、過去問で頻出の設備(光ファイバ・LAN・移動体通信)に絞って学習しました。現場で実物を見ながら知識と結びつけて記憶を定着させたのも有効でした。
3. 法規の条文の言い回し
電気通信事業法・有線電気通信法・電波法は条文の言い回しが似ていてひっかけが多い。対策:頻出条文だけに絞り、過去問でどの数値・どの語句が問われるかを把握してから条文を読み込みました。
試験当日の戦略
- 会場到着は30分前。受検票・身分証・筆記用具(HBの鉛筆)を再確認
- 四肢択一マークシート方式。電気通信工学等・電気通信設備・施工管理法・法規から65問のうち40問を解答
- 得意な「施工管理法」「法規」から解いて自信をつける
- 選択問題では確実に解ける問題から手を付け、自信のない問題は飛ばす
- 40問のうち24問(60%)以上が合格ライン。確実に取れる問題を落とさないことを最優先
- 余った時間でマークミス・解答漏れを確認
合格後の活用
第一次検定に合格し「2級電気通信工事施工管理技士補」の称号を取得。勤務先では現場の段取りや書類作成をより主体的に任されるようになり、資格手当(月1万円)も付きました。今後は実務経験を積み、第二次検定に合格して「2級電気通信工事施工管理技士」となり、主任技術者として5G基地局・光ファイバなどの電気通信工事現場を統括することを目標にしています。
これから受検する方へ
第一次検定は試験実施年度に満17歳以上であれば学歴・実務経験を問わず受検でき、年2回(前期6月・後期11月)チャンスがあります。電気通信の専門教育を受けていなくても、過去問中心に3ヶ月計画的に学習すれば独学合格は十分可能です。合格率も約60〜76%と高水準で、しっかり対策すれば手が届く水準です。5G時代で需要も急増している分野なので、まずは「技士補」を目指して、当サイトの一問一答+参考書1冊で論点を網羅して挑戦してください。
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