2級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「法規」出題ポイント解説
2級電気通信工事施工管理技士 第一次検定「法規」の出題ポイントを整理。建設業法(電気通信工事業の許可・主任技術者・施工体制台帳)、電気通信事業法・有線電気通信法・電波法・放送法、労働基準法・労働安全衛生法、建築基準法・道路法・道路交通法、騒音/振動規制法、公共工事標準請負契約約款などの頻出論点を体系化して解説します。条文の趣旨と数値要件を中心に押さえましょう。
※受験料・試験日程・合格基準・出題範囲は改定される場合があります。最新情報は必ず全国建設研修センターの公式情報でご確認ください。
出題傾向
- 分野: 建設業法・電気通信関係法規・労働関係法・建築・道路・環境関係法
- 出題形式: 四肢択一式。条文の趣旨・数値要件・手続きを問う知識問題が中心
- 合格目標: 第一次検定は全体で60%以上の正答が必要
- 建設業法と労働安全衛生法は配点が大きい。確実に押さえる
頻出論点1: 建設業法 - 許可
- 建設業の許可: 軽微な工事(建築一式以外は500万円未満、建築一式は1,500万円未満または木造住宅150㎡未満)以外は許可が必要
- 一般・特定の区分: 元請が下請に出す金額が4,500万円以上(建築一式は7,000万円以上)の場合は特定建設業の許可が必要
- 大臣・知事許可: 2以上の都道府県に営業所を設けるなら国土交通大臣、1の都道府県のみなら都道府県知事の許可
- 有効期間: 許可は5年ごとの更新。更新を受けないと失効する
- 「電気通信工事業」は29業種のうちの1つで、許可業種を超えた工事は受注できない
頻出論点2: 建設業法 - 請負契約と施工体制
- 請負契約書記載事項: 工事内容・請負代金額・工期・支払時期/方法・天災等の損害負担など。契約は書面(電磁的記録可)で締結
- 主任技術者・監理技術者: 建設工事の現場ごとに配置義務。下請総額4,500万円以上(建築一式7,000万円以上)の元請は監理技術者を置く
- 専任配置: 公共性のある重要な工事で請負金額4,000万円以上(建築一式8,000万円以上)は専任配置が必要
- 施工体制台帳: 元請が作成し工事現場に備え付ける。下請総額4,500万円以上(建築一式7,000万円以上)で作成義務
- 再下請通知: 下請負人が他の建設業者に再下請させる場合は元請に通知する義務
頻出論点3: 電気通信事業法と工事担任者
- 電気通信事業者: 電気通信役務を提供する者。事業の規模に応じて登録/届出を行う
- 電気通信主任技術者: 電気通信事業者が設置する電気通信設備の工事・維持・運用の監督を行う国家資格者
- 工事担任者: 端末設備や自営電気通信設備を電気通信回線に接続する工事を行う/監督する者。資格区分は総合通信・第一級/第二級デジタル通信などがある
- 通信の秘密: 電気通信事業法第4条で「電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない」と規定
頻出論点4: 有線電気通信法・電波法・放送法
- 有線電気通信法: 有線電気通信設備の設置・使用を規律。通信の秘密を保護
- 電波法 無線局免許: 無線局を開設するには免許が必要(一部の免許不要局を除く)。免許状の有効期間は5年が原則
- 無線従事者: 無線設備の操作には資格が必要。総合無線通信士・陸上無線技術士・陸上特殊無線技士などの種別がある
- 放送法: 放送事業者の業務を規律。基幹放送・一般放送の区分。受信設備設置者の受信契約義務
頻出論点5: 労働基準法
- 労働時間: 原則1日8時間・1週40時間。36協定(時間外労働協定)の届出により延長可能
- 休憩: 6時間超は45分、8時間超は60分の休憩を労働時間の途中に与える
- 年次有給休暇: 6か月継続勤務し全労働日の8割以上出勤で10日付与。年5日の取得義務
- 未成年者の保護: 18歳未満は深夜業(午後10時〜午前5時)禁止。危険有害業務は制限
- 賃金支払の5原則: 通貨で・直接本人に・全額・毎月1回以上・一定期日に支払う
頻出論点6: 労働安全衛生法 - 体制と教育
- 安全管理者・衛生管理者: 事業場の規模に応じて選任。常時50人以上の事業場で衛生管理者を選任
- 作業主任者: 一定の危険有害作業で選任が必要。技能講習修了者から選任する
- 特別教育: 危険有害業務(小型クレーン1t未満・低圧/高圧電気取扱・足場組立等)に従事する労働者に行う
- 技能講習: より高い危険性のある業務(移動式クレーン1〜5t未満・玉掛け・酸欠等危険作業主任者など)の修了資格
- 免許: 5t以上の移動式クレーン・クレーン・デリックなど、最も高度な作業の資格
頻出論点7: 建築基準法
- 建築物の定義: 土地に定着する工作物のうち屋根・柱/壁を有するもの、これに付属する門・塀など
- 建築確認: 一定規模以上の建築物の建築には建築主事/指定確認検査機関の確認が必要
- 用途地域: 住居系・商業系・工業系の13地域。建ぺい率・容積率・高さ制限が定められる
- 避雷設備・非常用照明: 高さ20m超は避雷設備、一定用途/規模の建築物は非常用照明設備が必要
頻出論点8: 道路関係法・環境関係法
- 道路法(道路占用許可): 道路上に電柱・電線・配管等を継続的に設置する場合は道路管理者の許可が必要
- 道路交通法(道路使用許可): 道路で工事・作業等を行う場合は所轄警察署長の許可が必要
- 騒音規制法: 特定建設作業は市町村長へ実施届出(作業開始7日前まで)。指定地域内の規制基準値あり
- 振動規制法: 特定建設作業について騒音規制法と同様の届出。基準値は地域・時間帯で定められる
頻出論点9: 公共工事標準請負契約約款
- 適用: 中央建設業審議会が作成・勧告する標準的な契約約款。公共工事で広く採用される
- 監督員・現場代理人: 発注者は監督員を、受注者は現場代理人・主任技術者・専門技術者を置く
- 設計変更・工期変更: 設計図書と異なる事実発見や不可抗力時は受発注者協議で工期/請負代金を変更
- 瑕疵担保・契約不適合責任: 引渡し後一定期間(原則2年、設備で1年など)の不具合は受注者が責任を負う
- 前払金・部分払: 一定割合の前払金請求や出来高に応じた部分払が認められる
効果的な学習法
法規は条文の趣旨と数値(金額・人数・期間)の暗記が中心です。とくに建設業法(許可区分・施工体制台帳・専任配置)と労働安全衛生法(特別教育・技能講習・免許の区分)は出題頻度が高いため、当サイトの一問一答で反復演習して確実に得点源にしましょう。関連資格として電気通信工学等の出題ポイントに戻り、知識を相互につなげると理解が深まります。
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