電験一種 一次試験ガイド【受験料13,800円・8月最終日曜・申込手順】
第一種電気主任技術者(電験一種)一次試験は、年1回・8月最終日曜に実施される最上位国家試験です。本記事では2026年度の正式日程をベースに、申込から合格までの全フロー、申込方法(ネット/書面)、試験当日の流れ、合格基準、科目合格制度、二次試験との関係までを完全ガイドとして解説します。
※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず電気技術者試験センターの公式情報でご確認ください。
- 試験概要(4科目構成・時間・配点)
- 受験料・ネット申込と書面申込の違い
- 2026年度の申込期間・試験日・合格発表のスケジュール
- 合格発表・科目合格制度の仕組み
- 受験会場・持ち物
- 二次試験(記述式)の概要
試験概要(4科目構成・時間・配点)
| 科目 | 試験時間 | 主な出題内容 | 出題数の目安 |
|---|---|---|---|
| 理論 | 90分 | 電磁気・電気回路・電子工学・自動制御・電気電子計測 | A問題4題+B問題3題程度 |
| 電力 | 90分 | 発電・送配電・変電・電力系統管理・電気材料 | A問題4題+B問題3題程度 |
| 機械 | 90分 | 回転機・変圧器・パワエレ・電動機応用・照明・電熱・情報処理 | A問題4題+B問題3題程度 |
| 法規 | 65分 | 電気事業法・電気設備技術基準・電気施設管理 | A問題4題+B問題3題程度 |
4科目すべてマークシートの多肢選択方式で、1日で実施されます。A問題(小問)は5択、B問題(小問が連動する大問形式)は5択の組合せが多く出題されます。
受験料・申込方法
| 申込方式 | 受験料 | 特徴 |
|---|---|---|
| ネット申込(推奨) | 13,800円(非課税) | 公式サイトから24時間申込可能。クレジットカード・コンビニ・ペイジー対応。受験票はマイページ経由で確認できる。400円安い |
| 書面申込 | 14,200円(非課税) | 受験案内(書面)を取り寄せ郵送で申込。手数料がかかり、案内も郵送ベース |
申込先は一般財団法人 電気技術者試験センターの公式サイト(https://www.shiken.or.jp/chief/first/)。ネット申込ではマイページから受験票PDFを自分でダウンロードする形式が一般的です。
試験日程(2026年度)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 申込期間 | 2026年5月18日〜6月4日 |
| 受験票発送 | 2026年7月下旬〜8月上旬予定 |
| 一次試験日 | 2026年8月30日(日)(8月最終日曜) |
| 一次合格発表 | 2026年10月上旬予定 |
| 二次試験日 | 2026年11月15日(日)(11月中旬) |
| 最終合格発表 | 2027年2月上旬予定 |
試験は年1回のみのため、申込忘れは1年待ちになります。締切1週間前までに必ず申込を完了させましょう。一次合格者は同年の二次試験(11月)まで約2.5ヶ月、もしくは翌年度の二次(合計2回まで)を受験できます。
合格発表・科目合格制度
合格基準は各科目とも満点の60%以上。問題の難易度により合格点が調整される年もあります(過去は55点に下げられた例も)。各科目独立判定で、合格した科目は翌年度・翌々年度まで3年間免除されます。
科目合格制度を活用すれば1年目に2科目、2年目に残り2科目といった段階的合格が可能。3年以内に4科目すべて合格すれば一次試験合格となり、二次試験の受験権が得られます。
前年度・前々年度に科目合格している場合、その科目は試験当日免除されます。免除科目の時間は休憩となり、未合格科目のみ受験する形になります。
受験会場
電験一種一次試験は受験者数が少ない(年約1,500人)ため、会場は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇等の主要都市に限定されます。電験二種・三種より会場数が少なく、遠方からの受験では前泊が必要なケースもあります。受験票で指定された会場と試験時間を必ず事前に確認しましょう。
当日の持ち物
- 受験票(ネット申込はマイページから印刷)
- 写真付き身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)
- HBの黒鉛筆またはシャープペンシル(マークシート用)
- 消しゴム(複数個推奨)
- 電卓(関数電卓ではなく一般電卓のみ可。プログラム機能付きは不可)
- 時計(通信機能・計算機能のないもの)
- 昼食・飲み物(試験会場周辺で確保しにくい場合あり)
電卓は一般電卓のみ使用可で、関数電卓・プログラム機能付き電卓は持込禁止です。複素数演算・対称座標法・潮流計算では筆算と一般電卓を駆使するため、計算用紙のレイアウトに事前に慣れておきましょう。
当日の戦略・コツ
- 解ける問題から手を付ける:B問題の難問は後回しに
- 計算用紙を整然と使う:見直しのために問題番号と式を明記
- マークシートチェック:解答終了後3分はマークズレ確認に充てる
- 昼食はあっさり目:午後の理論・機械で眠気が出ないよう注意
- 得意科目で確実に得点:科目合格制度を意識し1〜2科目を確実に
二次試験(記述式)の概要
一次試験合格者は、合格年とその翌年の合計2回、二次試験を受験できます。二次試験は記述式(計算過程・論述)で、以下2科目構成です。
| 科目 | 試験時間 | 主な出題内容 |
|---|---|---|
| 電力・管理 | 120分 | 送配電・発電・変電・施設管理・電力系統運用(6問中4問選択) |
| 機械・制御 | 60分 | 回転機・パワエレ・自動制御(4問中2問選択) |
二次は計算量・論述量ともに膨大で、合格率15〜30%と難関。本記事は一次試験ガイドのため詳細は割愛しますが、一次合格後はすぐに二次対策(記述演習・過去問10年分の手書き再現)を始めるのが鉄則です。1回目の二次で不合格でも翌年もう一度二次から受験可能ですが、翌々年度以降は一次からの再挑戦になります。
二次試験まで合格後、所定の実務経験を満たした上で免状交付申請を行います(学歴・実務経験により要件が異なる)。試験合格後ただちに主任技術者として選任できるとは限らない点に注意が必要です。
第一種電気主任技術者 一次 の問題を解く →
まとめ
- 申込は2026年5月18日〜6月4日、一次試験は8月30日(日)の年1回
- ネット申込13,800円/書面申込14,200円(非課税)。ネット申込推奨
- 試験は理論90分・電力90分・機械90分・法規65分の4科目構成
- 合格基準は各科目60%以上、科目合格制度3年有効
- 一次合格後は合格年+翌年の2回、二次試験(11月)を受験可能
第一種電気主任技術者 一次 一問一答 →