マンション管理士の難易度と合格率【他の資格と比較】
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マンション管理士試験は、法律系国家資格の中でも最難関クラスに位置付けられる試験です。合格率は近年11%前後で、受験者の約9割が不合格になる厳しい試験となっています。ここでは難易度の客観的データと、他の人気資格との比較を詳しく解説します。
- マンション管理士の合格率の推移
- 合格ライン・合格基準点の仕組み
- 管理業務主任者・宅建士・行政書士との難易度比較
- 難易度が高い理由と対策のポイント
合格率の推移
マンション管理士試験の合格率は、近年は10〜13%で推移しています。合格点(合格最低点)も毎年変わり、令和元〜7年度は36〜42問でした。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度(R7) | 10,984人 | 1,210人 | 11.0% | 42点 |
| 2024年度(R6) | 10,955人 | 1,389人 | 12.7% | 37点 |
| 2023年度(R5) | 約11,000人 | 約1,100人 | 約10.1% | 36点 |
| 2022年度(R4) | 約12,200人 | 約1,100人 | 約11.5% | 40点 |
| 2021年度(R3) | 約12,500人 | 約1,200人 | 約9.9% | 38点 |
| 2020年度(R2) | 約12,200人 | 約1,000人 | 約8.6% | 36点 |
| 2019年度(R1) | 約12,000人 | 約1,000人 | 約8.2% | 37点 |
※合格率・合格点は年度により変動します。最新データは公式発表をご確認ください。
合格基準点の仕組み
マンション管理士試験の合否は、試験ごとに公表される合格最低点で決まります。50点満点中の合格点(合格最低点)は毎年変動し、令和6年度は37点、令和7年度は42点でした。合格率は令和6年度12.7%、令和7年度11.0%です。
マンション管理士合格者は、管理業務主任者試験で5問が免除されます。これにより管理業務主任者試験の負担が大幅に減り、ダブルライセンスを取得しやすくなります(免除は、すでにマンション管理士試験に合格している人が申込時に申請する制度です。マン管の合格発表は管理業務主任者試験の試験日より後なので、同じ年度に両方を受験する場合は使えません)。
他の資格との難易度比較
| 資格名 | 合格率 | 勉強時間目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 司法書士 | 約4〜5% | 約3,000時間 | ★★★★★★ |
| 社会保険労務士 | 約6〜7% | 約1,000時間 | ★★★★★ |
| 行政書士 | 約13〜15% | 約600〜1,000時間 | ★★★★☆ |
| マンション管理士 | 約11% | 約500〜600時間 | ★★★★☆ |
| 宅地建物取引士 | 約17〜19% | 約300〜400時間 | ★★★☆☆ |
| 管理業務主任者 | 約19〜24% | 約300時間 | ★★★☆☆ |
管理業務主任者との比較
出題範囲はほぼ同じですが、マンション管理士の方が明らかに難しい試験です。問題文の難解さ・選択肢の紛らわしさがマン管の方が上で、合格率も2倍近い差があります。同じ年に両方を受験する人が多いため、管理業務主任者合格+マン管不合格というパターンが典型的です。
宅建士との比較
宅建士よりマン管の方が難易度は高いとされます。宅建士が宅地建物取引の実務中心なのに対し、マン管は区分所有法・マンション標準管理規約・建築設備など専門的かつ広範な知識が問われます。ただし民法の出題は両者で重なるため、宅建士合格者はアドバンテージがあります。
行政書士との比較
合格率は似ていますが、行政書士の方が記述式あり・勉強時間約2倍で総合難度は行政書士の方が高めです。マン管は4肢択一のみですが、出題の深さ・法改正対応が厳しいです。
マンション管理士が難しい3つの理由
① 合格点が年度で大きく変わる
合格点(合格最低点)は毎年変わり、令和6年度は50問中37問でしたが、令和7年度は50問中42問まで上がりました。令和7年度の合格率は11.0%です。受験者の約半数が管理業務主任者合格者など一定の知識を持つため、実質的な競争は激しいです。
② 出題範囲が広く専門性が高い
区分所有法・標準管理規約・民法・建築基準法・消防法・水道法・会計など、法律系から建築設備まで広範囲をカバーする必要があります。特に建築構造・設備分野は、他の法律系資格では扱わない独自分野です。
③ 法改正が頻繁で最新情報のキャッチアップが必須
2020年改正民法(債権法・相続法)、2023年改正(共有ルール)、マンション標準管理規約の改正(令和3年・令和6年・令和7年10月)、2022年施行の管理計画認定制度など、法改正が頻繁に問われます。古いテキストでは対応できず、最新版の教材が必須です。
合格するための対策
- 過去問10年分を3周以上:過去問の焼き直しが多いため反復が最重要
- 区分所有法と標準管理規約を完璧に:この2つで40%を占める
- 管理業務主任者とのダブル受験:相乗効果で効率学習
- 最新版テキスト使用:法改正対応が必須
- 模試を2〜3回受験:本番形式に慣れる
よくある質問
Q. マンション管理士の合格率はどのくらいですか?
近年の合格率は10〜13%で推移しており、令和6年度は12.7%、令和7年度は11.0%でした。宅建士(17〜19%程度)や管理業務主任者(令和7年度19.6%)より低い合格率です。
Q. マンション管理士試験は何点取れば合格できますか?
合格ライン(合格最低点)は年度により変動し、令和6年度は50問中37問、令和7年度は50問中42問でした。令和元〜7年度の合格点は36〜42問でした。
Q. 管理業務主任者とどちらが難しいですか?
一般にマンション管理士の方が難しいとされます。出題分野は多くが共通しますが、合格率はマンション管理士が11.0%、管理業務主任者が19.6%(いずれも令和7年度)と差があります。
Q. 宅建士とマンション管理士はどちらが難しいですか?
一般にマンション管理士の方が難易度が高いとされます。合格率は宅建士17〜19%に対しマン管11%前後、勉強時間は宅建士300〜400時間に対しマン管500〜600時間が目安です。
まとめ
- 合格率は近年11%前後で法律系国家資格最難関クラス
- 合格点は年度により変動(令和6年度37点・令和7年度42点/50点満点)
- 管理業務主任者・宅建士より明らかに難しい
- マン管合格者は管理業務主任者試験で5問免除
- 勉強時間は500〜600時間が目安
マンション管理士 一問一答 →
📊 同カテゴリ資格との難易度比較【不動産系】
「マンション管理士」を同じ不動産系の資格と難易度・学習時間・コスパで横並び比較しました(難易度が低い順)。自分に合った受験順や次に狙う資格の検討にお使いください。
| 資格 | 難易度 | 学習時間目安 | 国の統計で見る年収 | コスパ |
|---|---|---|---|---|
| 賃貸不動産経営管理士 | Lv2・やさしめ | 100〜150時間 | 約549万円(不動産賃貸業・管理業(K69)で働く人全体) | ◎ |
| 宅建(宅地建物取引士) | Lv3・標準 | 300〜400時間 | 約695万円(不動産取引業(K68)で働く人全体) | ◎ |
| 管理業務主任者 | Lv3・標準 | 300〜400時間 | 約549万円(不動産賃貸業・管理業(K69)で働く人全体) | ○ |
| マンション管理士 ◀ この資格 | Lv4・難関 | 500〜600時間 | 約549万円(不動産賃貸業・管理業(K69)で働く人全体) | ○ |
| 土地家屋調査士 (未収録) | Lv4・難関 | 1000〜1500時間 | — | ○ |
| 不動産鑑定士 (未収録) | Lv5・最難関 | 2000〜3700時間 | — | △ |
※年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年の職種別・産業別の値から、毎月の給与×12+年間賞与で当サイトが計算した推定値です。資格を持っていない人も含む職種(または業種)全体の値で、資格ごとの年収ではありません。「—」は対応する公的な統計が無いものです。 難易度Lv・学習時間・コスパは目安です。資格の組合せ・コスパ全体像は資格コスパ比較ランキングもご覧ください。