統計検定2級の用語集|試験頻出50語【4分野完全網羅】
統計検定2級試験で頻出する重要用語50語を4分野別に網羅解説。試験前の知識整理に最適です。
※受験料・試験日程・出題範囲は改定される場合があります。最新情報は必ず日本統計学会 統計検定公式情報でご確認ください。
分野1: データの記述と要約
- 量的データ
- 数値で表されるデータ。離散変数(個数)と連続変数(身長等)に分類。
- 質的データ
- カテゴリで表されるデータ。名義尺度(血液型)と順序尺度(成績ランク)に分類。
- 平均値(算術平均)
- データの総和÷個数。外れ値に弱い。
- 中央値(メディアン)
- データを順序に並べた中央値。外れ値耐性◎。
- 最頻値(モード)
- 最も頻出する値。カテゴリカル・離散データで有用。
- 分散
- 偏差の2乗の平均。データのばらつきを表す。単位はデータの単位²。
- 標準偏差
- 分散の正の平方根。データと同じ単位で直感的。
- 変動係数(CV)
- σ/μ。単位なしのばらつき指標。異なるスケール比較に有用。
- 四分位範囲(IQR)
- Q3-Q1。外れ値耐性のあるばらつき指標。
- 箱ひげ図
- 5数要約(最小・Q1・中央値・Q3・最大)を可視化。外れ値検出にも有用。
- ヒストグラム
- 量的データの度数分布を階級別に表すグラフ。
- 散布図
- 2変数の関係を点で可視化。相関の有無・方向・強さを把握。
- ピアソン相関係数
- r。-1≦r≦1。線形関係の強さを表す。|r|=1で完全相関、r=0で無相関。
- 単回帰分析
- y = ax + b。最小二乗法でパラメータ推定。
- 最小二乗法
- 残差の2乗和Σ(y-ŷ)²を最小化。回帰分析の基本。
- 決定係数
- R²。回帰モデルの説明力。0≦R²≦1。単回帰では R² = r²。
- 分割表
- 2つのカテゴリ変数の度数を表形式で表すクロス集計表。
- フィッシャーの3原則
- 反復・無作為化・局所管理。R.A.Fisherの実験計画基本原則。
- 単純無作為抽出
- 母集団から等確率で標本を選ぶ抽出法。
- 層化抽出
- 母集団を層に分け各層から無作為抽出。層内均一性で精度向上。
分野2: 確率と確率分布
- 確率の公理
- 0≦P(A)≦1・P(Ω)=1・排反事象の加法性。コルモゴロフの公理。
- 排反事象
- A∩B=∅。同時に起こらない事象。P(A∪B) = P(A) + P(B)。
- 独立事象
- P(A∩B) = P(A)×P(B)。一方の発生が他方に影響しない。
- 条件付き確率
- P(A|B) = P(A∩B)/P(B)。Bが起きた条件下のAの確率。
- ベイズの定理
- P(A|B) = P(B|A)×P(A)/P(B)。事前確率から事後確率を計算。ベイズ統計の核心。
- 二項分布
- B(n,p)。独立n回試行の成功数の分布。E[X]=np、Var[X]=np(1-p)。
- 正規分布
- N(μ,σ²)。左右対称の釣鐘型分布。自然界・社会で頻繁に現れる。
- 標準正規分布
- N(0,1)。平均0・分散1。z = (X-μ)/σ で標準化。
- 68-95-99.7ルール
- 正規分布で±1σ=68%、±2σ=95%、±3σ=99.7%。
- ポアソン分布
- Po(λ)。稀な事象の発生回数の分布。E[X] = Var[X] = λ。
- 指数分布
- 次の事象までの待ち時間の分布。無記憶性(メモリレス)を持つ。
- 期待値
- E[X]。確率加重平均。離散:ΣxP(X=x)、連続:∫xf(x)dx。
- 分散(確率変数)
- Var[X] = E[(X-E[X])²] = E[X²] - (E[X])²。
- 共分散
- Cov(X,Y) = E[(X-E[X])(Y-E[Y])]。2変数の同時変動。
- 余事象
- A^c。Aが起こらない事象。P(A^c) = 1 - P(A)。
分野3: 標本分布と推定
- 母集団
- 調査対象の全体集合。Population。
- 標本
- 母集団から抽出された部分集合。Sample。
- 標本平均
- X̄。E[X̄] = μ、Var[X̄] = σ²/n。母平均の不偏推定量。
- 不偏分散
- s² = Σ(xi-x̄)²/(n-1)。母分散の不偏推定量。n-1で除する。
- 中心極限定理
- 標本平均は標本サイズ大で正規分布N(μ,σ²/n)に近づく定理。
- 大数の法則
- 標本サイズ→∞で X̄ → μ(確率収束)。
- 標準誤差(SE)
- 標本平均の標準偏差。SE = σ/√n。
- 点推定
- 母数を1つの値で推定。例:標本平均→母平均。
- 区間推定
- 母数を信頼区間として推定。例:95%信頼区間。
- 95%信頼区間
- 同手順を繰返したとき約95%の区間が母数を含む(頻度論的解釈)。
- t分布
- 母分散未知の母平均推定で使用。自由度n-1。n→∞でz分布に収束。
- カイ二乗分布
- χ²分布。非対称分布。適合度検定・独立性検定・分散の信頼区間で使用。
- F分布
- 2つのカイ二乗分布の比。分散比検定・ANOVAで使用。
- 最尤推定法
- MLE。尤度関数を最大化するパラメータを選ぶ推定法。
- 不偏推定量
- E[θ̂] = θ。系統誤差(バイアス)がない推定量。
- 一致推定量
- n→∞で θ̂ → θ(確率収束)する推定量。
分野4: 仮説検定と回帰分析
- 帰無仮説
- H₀。『差がない・効果がない』等の仮定。棄却を目指す側。
- 対立仮説
- H₁。研究者が主張したい仮説。H₀棄却で支持される。
- p値
- H₀下で観測データ以上に極端な結果が得られる確率。小さいほどH₀への反証強。
- 有意水準
- α。第1種の過誤の確率の上限。慣例的に0.05または0.01。
- 第1種の過誤
- αエラー。H₀正しいのに棄却。確率α。
- 第2種の過誤
- βエラー。H₀間違いなのに棄却せず。確率β。
- 検出力
- Power = 1 - β。H₁正しいときにH₀を正しく棄却する確率。
- 両側検定
- H₁: μ ≠ μ₀。方向問わない差を検定。
- 片側検定
- H₁: μ > μ₀ または μ < μ₀。方向ある差を検定。
- 1標本t検定
- 1群の平均が特定値と異なるかを検定。
- 2標本t検定
- 2つの独立群の平均差を検定。
- 対応のあるt検定
- 同一個体の前後測定等のペアデータの差を検定。
- カイ二乗適合度検定
- 観測度数が期待度数と一致するかを検定。χ²=Σ(O-E)²/E。
- カイ二乗独立性検定
- 分割表の2変数が独立か検定。自由度=(行-1)(列-1)。
- 分散分析(ANOVA)
- 3群以上の平均差を一括検定。F検定使用。
- 重回帰分析
- 2つ以上の説明変数で目的変数を予測。y = β₀ + β₁x₁ + β₂x₂ + ...。
- 偏回帰係数
- 他の説明変数を固定した条件での効果。
- 調整済み決定係数
- Adjusted R²。説明変数の数を考慮したR²の補正値。
- 多重共線性
- 説明変数間の強い相関による推定不安定問題。VIF>10で警戒。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
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