日本語検定 1級「敬語」の一問一答
📖 日本語検定 1級「敬語」の全75問と解説(一覧)
日本語検定 1級の敬語に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.次のうち、謙譲語I(相手に向かう自分の動作を低める)に分類される語はどれか。
- ア.伺う
- イ.申す
- ウ.参る(行き先に人物がいない場合)
- エ.おる
正解:ア.伺う
解説:「伺う」は「訪ねる・聞く」の謙譲語Iで、向かう相手・聞く相手を立てる。「おる」「申す」、および向かう先に立てるべき人物がいない「参る」は、聞き手への丁重さを表す丁重語(謙譲語II)に分類される。
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問2.手紙文で目上の相手の家族(父)に言及するとき、最も改まって適切な言い方はどれか。
- ア.お父様
- イ.ご尊父様
- ウ.お父上
- エ.おやじ様
正解:イ.ご尊父様
解説:改まった書きことばで相手の父を敬って言うときは「ご尊父様」が最も格調高い。「お父上」も用いるが、訃報・弔意など改まった文脈では「ご尊父」が標準。「お父様」は口頭・一般向けの敬称。
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問3.「課長がそうおっしゃられたのですか」という表現が過剰敬語(二重敬語)である理由はどれか。
- ア.「おっしゃる」が謙譲語だから
- イ.「のですか」が丁寧すぎるから
- ウ.「おっしゃる」(尊敬)に「れる」(尊敬)を重ねているから
- エ.「課長」に敬称がないから
正解:ウ.「おっしゃる」(尊敬)に「れる」(尊敬)を重ねているから
解説:「おっしゃる」自体が「言う」の尊敬語であり、さらに尊敬の助動詞「れる」を付すと尊敬が二重になる。「課長がそうおっしゃったのですか」とすれば適切。
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問4.自分が相手に会うことを謙譲して述べる語として正しいものはどれか。
- ア.お目にかける
- イ.ご覧に入れる
- ウ.お会いになる
- エ.お目にかかる
正解:エ.お目にかかる
解説:「お目にかかる」は「会う」の謙譲語Iで自分が相手に会う動作を低める。「お目にかける」「ご覧に入れる」はいずれも「見せる」の謙譲語。「お会いになる」は尊敬語で相手の動作に使う。
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問5.「させていただく」が適切に使える場面はどれか。
- ア.相手の許可・恩恵を受けて自分が行う場合
- イ.相手の動作を高めたい場合
- ウ.物を美化して述べたい場合
- エ.自分が単に何かをするだけの場合
正解:ア.相手の許可・恩恵を受けて自分が行う場合
解説:「させていただく」は(1)相手の許可を受け(2)それで自分が恩恵を受ける、の二条件が整う場面に適する。許可・恩恵の実体がないのに多用すると過剰でくどい敬語になる。
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問6.「拝啓」で始まる手紙の結語として正しい対応はどれか。
- ア.草々
- イ.敬具
- ウ.以上
- エ.かしこ
正解:イ.敬具
解説:頭語「拝啓」には結語「敬具」が対応する。「草々」は「前略」に、「かしこ」は女性が用いる結語、「以上」は事務的な箇条書き等の締めで、改まった書簡の頭語・結語の対応としては不適切。
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問7.「先生がお書きになった本」を、より格調高い古風な尊敬表現にしたものはどれか。
- ア.先生が書かれた本
- イ.先生が著された本
- ウ.先生がお書きあそばした本
- エ.先生が書いた本
正解:ウ.先生がお書きあそばした本
解説:「あそばす」は「する」の最高位の尊敬語で「お書きあそばす」は古風で格調高い尊敬表現。「書かれた」「著された」も尊敬だが格は中程度、「書いた」は無敬語。場面に応じ過度に古風な語は避ける配慮も要る。
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問8.「お会計のほう、1万円になります」の「〜になります」が不適切とされる理由はどれか。
- ア.「になります」が尊敬語だから
- イ.「ほう」が謙譲語だから
- ウ.「お会計」が美化語だから
- エ.変化を表す「なる」を用いるべき場面でなく、「1万円でございます」とするのが正しいから
正解:エ.変化を表す「なる」を用いるべき場面でなく、「1万円でございます」とするのが正しいから
解説:金額は変化していないのに「〜になります」を使うのは不自然で、丁寧に述べるなら「1万円でございます」が正しい。「〜のほう」も婉曲ぼかしの俗用で改まった場では避ける。
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問9.目上の人に「知っていますか」と尋ねるとき、最も適切な尊敬表現はどれか。
- ア.ご存じですか
- イ.存じ上げていますか
- ウ.お知りになっていますか
- エ.ご存じ上げですか
正解:ア.ご存じですか
解説:「知る」の尊敬語は「ご存じだ」。「存じ上げる」は「知る」の謙譲語で自分側に用いる。「お知りになる」は一般に用いられず、「ご存じ上げ」は語形として誤り。
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問10.「弊社の佐藤と申す者が伺います」の表現について正しい評価はどれか。
- ア.「申す」が尊敬語なので誤り
- イ.「申す」「伺う」とも自分側を低める謙譲・丁重語で、社外向けとして適切
- ウ.身内に敬称を付けており不適切
- エ.「伺う」が美化語なので誤り
正解:イ.「申す」「伺う」とも自分側を低める謙譲・丁重語で、社外向けとして適切
解説:「申す」は名乗りの丁重語、「伺う」は訪問の謙譲語Iで、いずれも自社側を低める。社外への自己側紹介として整合が取れた適切な表現である。
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問11.「資料をくださいますか」と「資料をいただけますか」のうち、相手を主語に立てた尊敬表現はどちらか。
- ア.どちらも謙譲
- イ.資料をいただけますか
- ウ.資料をくださいますか
- エ.どちらも尊敬
正解:ウ.資料をくださいますか
解説:「くださる」は相手が与える動作を高める尊敬語で主語は相手。「いただく」は自分が受け取る謙譲語で主語は自分。どちらも依頼に使えるが、敬語の主語が異なる点を区別する。
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問12.「お客様各位様」という宛名表記が不適切な理由はどれか。
- ア.「お客様」が謙譲語だから
- イ.「様」が美化語だから
- ウ.「各位」が謙譲語だから
- エ.「各位」自体が敬称であり、さらに「様」を重ねると二重敬称になるから
正解:エ.「各位」自体が敬称であり、さらに「様」を重ねると二重敬称になるから
解説:「各位」は「皆様方」を敬う複数の敬称であり、これに「様」を付すと敬称が重複する。「お客様各位」または「関係者各位」とするのが正しい。
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問13.上司への報告で「了解しました」が望ましくないとされる場面で、代わりに用いる最も適切な表現はどれか。
- ア.かしこまりました
- イ.お承りしました
- ウ.承知してあげました
- エ.了解してございます
正解:ア.かしこまりました
解説:目上に対しては「了解」よりも「かしこまりました」「承知いたしました」が丁寧で望ましいとされる。「了解しました」は対等以下に用いる語感があり、目上には「かしこまりました」が最も無難。
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問14.「ご担当者様におかれましては」という前置きの「におかれましては」の働きはどれか。
- ア.謙譲表現
- イ.主語を高めて敬う改まった尊敬表現
- ウ.美化表現
- エ.丁重語
正解:イ.主語を高めて敬う改まった尊敬表現
解説:「〜におかれましては」は人を主語に立て改まって敬意を表す書きことば的な尊敬表現で、「貴社におかれましては」のように組織にも用いる。文頭の挨拶に格調を与える。
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問15.「お申し出ください」の「お申し出」について正しい説明はどれか。
- ア.「申し」が丁重語なので相手に使えず誤り
- イ.二重敬語で過剰
- ウ.「申し出る」を相手の動作として尊敬の型「お…ください」にした適切な表現
- エ.謙譲語なので誤り
正解:ウ.「申し出る」を相手の動作として尊敬の型「お…ください」にした適切な表現
解説:「お申し出ください」は「申し出る」を尊敬の型「お…ください」に収めた依頼表現で、相手の申し出を促す場面に適切。「申す」単独は丁重語だが、複合動詞「申し出る」を尊敬の枠に入れる形は慣用として認められている。
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問16.自分の意見を目上に述べる前置きとして最も適切な謙譲表現はどれか。
- ア.僭越ながらおっしゃいます
- イ.僭越ながら申されます
- ウ.恐れ多くも仰せになります
- エ.僭越ながら申し上げます
正解:エ.僭越ながら申し上げます
解説:自分が述べる動作には謙譲語「申し上げる」を用いる。「おっしゃる」「申される」「仰せになる」は相手の発言を高める尊敬表現で、自分の発言に使うのは誤り。
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問17.「貴信拝受いたしました」の意味として正しいものはどれか。
- ア.あなたのお手紙を受け取りました
- イ.あなたに手紙を出しました
- ウ.あなたの手紙を読みませんでした
- エ.あなたに返信します
正解:ア.あなたのお手紙を受け取りました
解説:「貴信」は相手からの手紙の敬称、「拝受」は「受け取る」の謙譲語で、合わせて「あなたのお便りを確かに受け取りました」の意。改まった書簡の冒頭に用いる。
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問18.「ご持参ください」が場面によって不適切とされる理由はどれか。
- ア.「持参」が尊敬語だから
- イ.「持参」は本来へりくだって持って行く意を含むため、相手の動作に使うと敬意がそぐわない場合があるから
- ウ.「ご」が美化語だから
- エ.「ください」が謙譲語だから
正解:イ.「持参」は本来へりくだって持って行く意を含むため、相手の動作に使うと敬意がそぐわない場合があるから
解説:「持参」は自分が改まって持って行く語感を含むため、相手に求める場合は「お持ちください」とする方が無難とされる。慣用上「ご持参ください」も用いられるが、上級では語の含意を理解しておく。
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問19.「先生のご高説を拝聴しました」の「拝聴」の敬語分類として正しいものはどれか。
- ア.「聞く」の尊敬語
- イ.丁重語
- ウ.「聞く」の謙譲語I
- エ.美化語
正解:ウ.「聞く」の謙譲語I
解説:「拝聴」は「聞く」の謙譲語Iで、自分が相手の話を聞く動作を低めて相手を立てる。「ご高説」も相手の説を敬う語で、組み合わせて改まった敬意を表す。
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問20.目上の相手の意見を尋ねるとき、最も適切な尊敬表現はどれか。
- ア.どのように存じますか
- イ.どのように拝察しますか
- ウ.どのように愚考されますか
- エ.どのようにお考えでしょうか
正解:エ.どのようにお考えでしょうか
解説:相手の考えを尋ねるには尊敬語「お考えになる/お考えだ」を用い「どのようにお考えでしょうか」とする。「存じる」「拝察する」「愚考する」はいずれも自分側の謙譲語で、相手の動作には使えない。
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問21.「ご来臨賜りますようお願い申し上げます」の「来臨」の意味はどれか。
- ア.相手が場に来てくれること
- イ.自分が出向くこと
- ウ.会を欠席すること
- エ.物を贈ること
正解:ア.相手が場に来てくれること
解説:「来臨」は相手がその場に来ることを敬って言う語で、式典等の案内状で用いる。「賜る」は「もらう」の謙譲語で、合わせて出席を乞う格調高い表現になる。
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問22.「いただかせていただきます」という表現の問題点はどれか。
- ア.「いただく」が尊敬語だから
- イ.「いただく」を重ねた過剰な謙譲で、敬語が冗長になっているから
- ウ.丁重語が欠けているから
- エ.美化語の重複だから
正解:イ.「いただく」を重ねた過剰な謙譲で、敬語が冗長になっているから
解説:「いただかせていただく」は「いただく」が二重になった冗長表現。「いただきます」または「頂戴します」で足りる。謙譲語の重ね過ぎは過剰敬語の典型として戒められる。
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問23.「お客様がお求めの商品」の「お求め」の働きとして正しいものはどれか。
- ア.丁重語
- イ.謙譲の型
- ウ.「求める(買う)」を相手の動作として高める尊敬の型
- エ.美化語
正解:ウ.「求める(買う)」を相手の動作として高める尊敬の型
解説:「お求め」は「お…(になる/だ)」の尊敬の型で、客が求める動作を高める。「お求めの商品」「お求めになる」など、客を主語に立てた尊敬表現として適切。
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問24.「ご笑納ください」が適切な場面はどれか。
- ア.相手から物をもらうとき
- イ.相手の意見を聞くとき
- ウ.訪問を断るとき
- エ.自分の贈り物を相手に受け取ってもらうとき
正解:エ.自分の贈り物を相手に受け取ってもらうとき
解説:「笑納」は「つまらない物ですが笑って納めてください」という謙遜を込めた語で、自分の贈り物を渡す際に「ご笑納ください」と用いる。相手から受け取る場面には使わない。
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問25.上位者どうし(取引先部長と自社社長)の会話を社外で取り次ぐ際、自社社長の動作に用いる敬語として適切なものはどれか。
- ア.社長が御社部長にお目にかかりたいと申しております
- イ.社長が御社部長にお会いになりたいとおっしゃっています
- ウ.社長様が部長様にお会いしたいそうです
- エ.社長が部長にお目にかけたいと申しております
正解:ア.社長が御社部長にお目にかかりたいと申しております
解説:社外では自社社長を低め、相手の部長を立てる。「お目にかかる」(会うの謙譲語)+「申す」(言うの丁重語)で自社側を一貫して低めるのが正しい。「お目にかける」は「見せる」の意で誤り。
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問26.「返事」に付ける接頭語として、慣用上自然とされるのはどちらか。
- ア.ご返事
- イ.お返事
- ウ.御返事のみ
- エ.どちらも誤り
正解:イ.お返事
解説:「返事」は和語的に親しまれ「お返事」が自然とされる。漢語に付く接頭語は本来「ご」だが、「返事」は慣用的に「お」が定着している。どちらも誤りではないが「お返事」が一般的。
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問27.「拝見いたしました」の「いたす」の働きとして正しいものはどれか。
- ア.「する」の尊敬語
- イ.美化語
- ウ.「する」の丁重語で、聞き手に対し改まって述べる
- エ.「する」の使役
正解:ウ.「する」の丁重語で、聞き手に対し改まって述べる
解説:「いたす」は「する」の丁重語(謙譲語II)で、聞き手への改まりを添える。「拝見」(謙譲語I)に「いたす」を重ねた「拝見いたしました」は、相手を立てつつ聞き手にも丁重な定型表現として広く用いられる。
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問28.目上の人を待たせた際の詫びとして、最も改まって適切な表現はどれか。
- ア.待たせてあげてすみません
- イ.お待ちになっていただき恐縮です
- ウ.待たせて差し上げました
- エ.お待たせいたしまして申し訳ございません
正解:エ.お待たせいたしまして申し訳ございません
解説:自分が待たせた動作を謙譲・丁重に述べ「お待たせいたしまして」とし、「申し訳ございません」で詫びるのが適切。「待たせてあげる」「待たせて差し上げる」は恩恵の方向が誤り。
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問29.敬称・謙称の使い方として誤っているものはどれか。
- ア.自分の妻を「ご令室」と呼ぶ
- イ.相手の名を「ご芳名」と呼ぶ
- ウ.相手の妻を「ご令室」と呼ぶ
- エ.記帳欄に「ご芳名」と記す
正解:ア.自分の妻を「ご令室」と呼ぶ
解説:「令室」は相手の妻を敬う語で、自分の妻には用いない(自分の妻は「家内・妻」)。「芳名」は相手の名の敬称。敬称・謙称の方向を取り違えないことが要点。
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問30.「資料をお送りしました」と「資料を送らせていただきました」のうち、より簡潔で過剰さの少ない謙譲表現はどちらか。
- ア.資料を送らせていただきました
- イ.資料をお送りしました
- ウ.どちらも尊敬
- エ.どちらも誤り
正解:イ.資料をお送りしました
解説:「お送りしました」は「お…する」の謙譲語Iで簡潔。「送らせていただきました」は許可・恩恵の含みがあり、その実体がない場面ではやや過剰になりやすい。状況に応じ簡潔な「お送りしました」が好まれる。
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問31.「貴殿」という語の用法として正しいものはどれか。
- ア.自分をへりくだって指す語
- イ.相手の会社を指す語
- ウ.主に文書で相手(主に男性)を敬って指す代名詞
- エ.目下の者を指す語
正解:ウ.主に文書で相手(主に男性)を敬って指す代名詞
解説:「貴殿」は文書で相手(主に男性・対等以上)を敬って指す二人称。「貴職」は役職にある相手を指す。自分側には用いず、口語では「あなた様」等を使う。
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問32.「お元気でいらっしゃいますか」と目上に尋ねる表現について正しい評価はどれか。
- ア.「いらっしゃる」が謙譲語なので誤り
- イ.二重敬語で過剰
- ウ.美化語の誤用
- エ.「いらっしゃる」(「ある・いる」の尊敬語)を用いた適切な尊敬表現
正解:エ.「いらっしゃる」(「ある・いる」の尊敬語)を用いた適切な尊敬表現
解説:「いらっしゃる」は「いる・ある・行く・来る」の尊敬語で、状態を表す「お元気でいらっしゃる」は相手の様子を高める適切な表現。安否を尋ねる改まった挨拶にふさわしい。
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問33.「ご教示ください」と「ご教授ください」の使い分けとして正しいものはどれか。
- ア.一回的に教えを乞うなら「ご教示」、継続的・専門的に学ぶなら「ご教授」
- イ.両者は完全に同義
- ウ.「ご教授」が一回的
- エ.「ご教示」が継続的
正解:ア.一回的に教えを乞うなら「ご教示」、継続的・専門的に学ぶなら「ご教授」
解説:「教示」は知識ややり方を示し教える意で、簡単な質問への回答を乞う場面に適する。「教授」は学問・技芸を継続的に授ける意で、軽い問い合わせに用いると大げさになる。
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問34.「お名前を頂戴できますか」が不適切とされる理由はどれか。
- ア.「お名前」が美化語だから
- イ.「頂戴する」は「もらう」の謙譲語で、名前は「もらう」物ではないから
- ウ.「できますか」が尊敬語だから
- エ.二重敬語だから
正解:イ.「頂戴する」は「もらう」の謙譲語で、名前は「もらう」物ではないから
解説:「頂戴する」は物をもらう謙譲語で、名前を尋ねる場面にはそぐわない。「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」「お名前をお聞かせいただけますか」とするのが正しい。
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問35.「明日、御社に伺わせていただきます」を、より簡潔で適切にしたものはどれか。
- ア.明日、御社にいらっしゃいます
- イ.明日、御社に参られます
- ウ.明日、御社に伺います
- エ.明日、御社にお越しになります
正解:ウ.明日、御社に伺います
解説:「伺う」自体が訪問の謙譲語Iで十分敬意がある。「伺わせていただく」は過剰になりやすいため「伺います」で足りる。「参られる」「いらっしゃる」「お越しになる」は自分の動作に尊敬語を使う誤り。
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問36.「お読みいただけますと幸いです」の「いただく」の主語と働きはどれか。
- ア.主語は相手で、尊敬語
- イ.美化語
- ウ.主語は自分で、尊敬語
- エ.主語は自分で、相手の動作の恩恵を受ける謙譲語
正解:エ.主語は自分で、相手の動作の恩恵を受ける謙譲語
解説:「読んでもらう」を謙譲した「お読みいただく」は、恩恵を受ける自分が主語。相手の「読む」動作を尊敬の型に乗せつつ、自分が受ける形で丁重に依頼する表現で、ビジネス文書で多用される。
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問37.「申し伝えます」が適切に使われる場面はどれか。
- ア.電話で相手の伝言を自社の担当者に伝えると約束するとき
- イ.自分が相手に直接話すとき
- ウ.相手に伝言を頼むとき
- エ.相手の発言を高めるとき
正解:ア.電話で相手の伝言を自社の担当者に伝えると約束するとき
解説:「申し伝える」は伝言を身内(社内の者)に取り次ぐと約束する場面の丁重表現。「○○に申し伝えます」と用いる。相手に伝えてもらう場合は「お伝えください」となり方向が異なる。
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問38.「ご一読賜れれば幸甚に存じます」の「幸甚」「存じる」の組み合わせについて正しい説明はどれか。
- ア.「存じる」が尊敬語なので誤り
- イ.「幸甚」は非常にありがたい意、「存じる」は「思う」の謙譲語で、改まった書きことばとして適切
- ウ.「幸甚」が謙譲語だから誤り
- エ.二重敬語で過剰
正解:イ.「幸甚」は非常にありがたい意、「存じる」は「思う」の謙譲語で、改まった書きことばとして適切
解説:「幸甚」はこの上なくありがたいこと、「存じる」は「思う」の謙譲語。合わせて「そうしていただければ大変ありがたく思います」の意で、改まった書簡の結びにふさわしい格調高い表現。
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問39.「お客様、こちらでお待ちしてください」の誤りを正したものはどれか。
- ア.お客様、こちらで待たれてください
- イ.お客様、こちらでお待ちいたしてください
- ウ.お客様、こちらでお待ちください
- エ.お客様、こちらでお待ちしてくださいませ
正解:ウ.お客様、こちらでお待ちください
解説:「お待ちする」は謙譲の型で自分の動作。客に待つことを依頼するなら尊敬の型「お待ちください」が正しい。「お…してください」は謙譲と依頼が混線した誤り。
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問40.「拝啓」を用いた手紙で、本文の前に置く時候の挨拶として最も格調高いものはどれか。
- ア.お元気ですか
- イ.こんにちは
- ウ.どうも
- エ.時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
正解:エ.時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
解説:「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は時候を問わず使える改まった前文の定型。「ご清栄」は相手の繁栄を敬う語。口語的な挨拶は改まった書簡には不適切。
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問41.「召し上がられる」という表現の問題点はどれか。
- ア.「召し上がる」(尊敬)に「られる」(尊敬)を重ねた二重敬語だから
- イ.美化語の誤用だから
- ウ.丁重語だから
- エ.「召し上がる」が謙譲語だから
正解:ア.「召し上がる」(尊敬)に「られる」(尊敬)を重ねた二重敬語だから
解説:「召し上がる」は既に「食べる・飲む」の尊敬語であり、さらに「られる」を付すと尊敬が重なる。「召し上がる」「召し上がってください」で足りる。
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問42.「ご足労をおかけしました」が適切な場面はどれか。
- ア.自分が出向いたとき
- イ.相手にわざわざ来てもらったことを労うとき
- ウ.相手が欠席したとき
- エ.物を贈るとき
正解:イ.相手にわざわざ来てもらったことを労うとき
解説:「足労」は足を運ぶ労の意で、相手にわざわざ来てもらった際に「ご足労をおかけしました」と労う。自分が出向く場合は「お伺いします」等で、方向が異なる。
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問43.自分の会社を改まってへりくだって言う語として正しいものはどれか。
- ア.貴社
- イ.御社
- ウ.弊社
- エ.当方様
正解:ウ.弊社
解説:自分の会社を低めて言うには「弊社」(または「当社」)を用いる。「貴社」「御社」は相手の会社を敬う語で、自社には使わない。「当方様」は自分側に敬称を付ける誤り。
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問44.「ご報告させていただきます」を、許可・恩恵の含みがない通常の報告で適切に言い換えたものはどれか。
- ア.ご報告なさいます
- イ.ご報告されます
- ウ.ご報告してくださいます
- エ.ご報告いたします
正解:エ.ご報告いたします
解説:自分の報告には謙譲・丁重の「ご報告いたします」が簡潔で適切。「させていただく」は許可・恩恵が伴う場面の語で、単なる報告では過剰。「される」「なさる」は尊敬語で自分には使えない。
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問45.「お客様がお越しになられました」を正しく直したものはどれか。
- ア.お客様がお越しになりました
- イ.お客様が参られました
- ウ.お客様がお越しされました
- エ.お客様がいらっしゃられました
正解:ア.お客様がお越しになりました
解説:「お越しになる」が「来る」の尊敬語で、「られる」を足すと二重敬語。「お越しになりました」が適切。「参る」は謙譲語で客に使えず、「いらっしゃられる」も二重敬語。
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問46.「ご賢察ください」「ご海容ください」のような語を使う際の留意点として正しいものはどれか。
- ア.自分の動作を低める謙譲語として用いる
- イ.相手の理解や寛大さを乞う改まった漢語表現で、相手を主語に立てて用いる
- ウ.美化語として軽い場面で用いる
- エ.目下に命令する語である
正解:イ.相手の理解や寛大さを乞う改まった漢語表現で、相手を主語に立てて用いる
解説:「賢察」は相手が賢く察すること、「海容」は海のように広く許すこと。いずれも相手の理解・寛容を乞う改まった語で、相手を立てる文脈で用いる。多用は堅苦しさにもなるため場面を選ぶ。
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問47.「お目にかける」の意味として正しいものはどれか。
- ア.自分が見る(謙譲語)
- イ.相手が見る(尊敬語)
- ウ.自分が相手に見せる(謙譲語)
- エ.相手に会う(謙譲語)
正解:ウ.自分が相手に見せる(謙譲語)
解説:「お目にかける」は「見せる」の謙譲語Iで、自分が相手に見せる動作を低める。「ご覧に入れる」も同義。「お目にかかる」は「会う」の謙譲語で混同しやすいので注意。
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問48.「ご利用できません」と案内したい場面で、客の動作として正しい尊敬の型はどれか。
- ア.お利用できません
- イ.ご利用できません
- ウ.ご利用いたせません
- エ.ご利用になれません
正解:エ.ご利用になれません
解説:客の動作には尊敬の型を用い「ご利用になれません」または「ご利用いただけません」とする。「ご利用できません」は謙譲の型「ご…できる」で、客の動作には不適切。
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問49.「先生は明日来られますか」と「先生は明日いらっしゃいますか」の敬意の差として正しいものはどれか。
- ア.どちらも尊敬だが「いらっしゃいますか」の方が敬意が高く改まっている
- イ.「いらっしゃる」は丁重語
- ウ.「来られる」は謙譲語
- エ.両方とも美化語
正解:ア.どちらも尊敬だが「いらっしゃいますか」の方が敬意が高く改まっている
解説:「来られる」は助動詞「られる」による尊敬で敬意は中程度、「いらっしゃる」は専用の尊敬動詞で敬意が高く改まる。場面に応じて使い分けるが、目上にはより丁寧な「いらっしゃいますか」が無難。
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問50.「拝借いたします」の「拝借」の意味として正しいものはどれか。
- ア.「貸す」の尊敬語
- イ.「借りる」の謙譲語
- ウ.「返す」の丁重語
- エ.美化語
正解:イ.「借りる」の謙譲語
解説:「拝借」は「借りる」の謙譲語Iで、自分が相手から借りる動作を低める。「お力を拝借いたします」のように用いる。「貸す」を敬うなら「お貸しくださる」等の尊敬表現を使う。
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問51.「ご記入いただいたうえ、ご提出くださいますようお願いいたします」の敬語構成について正しい評価はどれか。
- ア.「いただく」が尊敬語の誤用
- イ.「くださる」が謙譲語の誤用
- ウ.相手の動作に尊敬の型を用い、自分の依頼を丁重語で結んだ整った表現
- エ.全体が二重敬語で過剰
正解:ウ.相手の動作に尊敬の型を用い、自分の依頼を丁重語で結んだ整った表現
解説:相手の記入・提出という動作を尊敬の型で高め、自分の願いを「お願いいたします」と丁重に述べており、敬意の方向が一貫した適切な依頼文。ビジネス文書の定型として整っている。
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問52.日本語の敬語で、社外に向けて自社側の人物を一貫して低める運用の根拠となる考え方はどれか。
- ア.聞き手に関係なく敬語を固定する
- イ.身分の上下のみで決まる
- ウ.常に役職の高い人を高める
- エ.ウチ・ソトの区別に基づき、自分の属する側(ウチ)を低めて相手側(ソト)を立てる
正解:エ.ウチ・ソトの区別に基づき、自分の属する側(ウチ)を低めて相手側(ソト)を立てる
解説:日本語の敬語は「ウチ(自分の属する側)・ソト(相手側)」の区別が基本で、社外では自社の上司もウチとして低める。聞き手や場面で立てる対象が変わる相対敬語の核心である。
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問53.「申す」は、聞き手に向かって改まって述べるだけで向ける相手がいない場合、丁重語(謙譲語II)に分類される。
正解:○(正しい)
解説:「申す」は本来「言う」をへりくだる語だが、立てるべき特定の相手がいない場合は聞き手への改まりを表す丁重語(謙譲語II)として働く。例「私は田中と申します」。
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問54.社外の人に対して、自社の上司の動作には尊敬語「おっしゃる」を用いるのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、社外に対しては自社の上司もウチ(身内)として低めるため、「言う」は丁重語「申す」を用い「申しておりました」とする。身内に尊敬語を使うのは不適切。
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問55.「お読みになられる」は、尊敬語を二つ重ねた二重敬語であり、過剰な敬語とされる。
正解:○(正しい)
解説:「お…になる」と「られる」の尊敬が重なっており、二重敬語で過剰。「お読みになる」または「読まれる」とするのが適切。
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問56.「拝見する」は「見る」の尊敬語であり、相手の見る動作を高めるときに用いる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「拝見する」は「見る」の謙譲語Iで、自分が見る動作を低める語。相手の見る動作には尊敬語「ご覧になる」を用いる。
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問57.「いらっしゃる」は「行く・来る・いる」の尊敬語として用いることができる。
正解:○(正しい)
解説:「いらっしゃる」は「行く・来る・いる(ある)」の尊敬語で、複数の動詞に対応する。例「先生がいらっしゃる(来る/いる)」。
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問58.「とんでもございません」は、「とんでもない」が一語の形容詞であることから、規範的には正しい言い方とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「とんでもない」は全体で一語の形容詞であり「ない」だけを切り離して「ございません」にするのは本来不適切。丁寧にするなら「とんでもないことでございます」とするのが規範。
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問59.「各位」はそれ自体が敬称であり、「各位様」とすると敬称が重複する。
正解:○(正しい)
解説:「各位」は「皆様方」を敬う語で、さらに「様」を付すと敬称が重なる。「お客様各位」「関係者各位」のように用いる。
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問60.「お目にかかる」は「見せる」の謙譲語である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「お目にかかる」は「会う」の謙譲語I。「見せる」の謙譲語は「お目にかける」「ご覧に入れる」で、両者は混同しやすいので区別する。
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問61.社内で上位者である部長について話すとき、尊敬語「いらっしゃる」を用いるのが適切である。
正解:○(正しい)
解説:社内では上位者を立てるため尊敬語を用い「部長はいらっしゃいますか」とする。ただし社外向けでは身内扱いとして「おります」に切り替える点に注意。
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問62.「ご乗車できません」は、客の動作に謙譲の型を用いた誤りであり、「ご乗車になれません」とするのが正しい。
正解:○(正しい)
解説:「ご…できる」は謙譲語Iの型で自分側に用いる。客の動作には尊敬の型「ご乗車になれません」「ご乗車いただけません」を使うのが正しい。
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問63.「召し上がる」は「食べる・飲む」の謙譲語である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「召し上がる」は「食べる・飲む」の尊敬語で、相手の動作を高める語。自分が食べる謙譲語は「いただく」である。
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問64.「ご教示ください」は簡単な質問への回答を乞う場面に適し、「ご教授ください」は継続的・専門的に学ぶ場面に適する。
正解:○(正しい)
解説:「教示」は知識ややり方を示す意で軽い問い合わせに、「教授」は学問・技芸を継続的に授ける意で重い文脈に用いる。軽い質問に「ご教授」は大げさになる。
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問65.「了解しました」は目上に対する返答として最も丁寧で望ましい表現である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、目上には「了解」よりも「かしこまりました」「承知いたしました」が丁寧で望ましいとされる。「了解しました」は対等以下に用いる語感がある。
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問66.「貴社」は書きことば、「御社」は話しことばで相手の会社を敬う語として使い分けるのが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:相手の会社を敬うとき、文書では「貴社」、口頭では「御社」を用いるのが一般的な使い分け。自社を低めるときは「弊社」「当社」を使う。
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問67.「ご笑納ください」は、相手から贈り物を受け取るときに用いる表現である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「ご笑納ください」は自分の贈り物を相手に受け取ってもらう際に用いる謙遜表現。受け取る側ではなく贈る側が使う。
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問68.「させていただく」は、相手の許可を受け、その恩恵を自分が受ける場面に適した謙譲表現である。
正解:○(正しい)
解説:「させていただく」は(1)相手の許可(2)自分の恩恵、の二条件が整う場面にふさわしい。条件がないのに多用すると過剰でくどい敬語になる。
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問69.「お持ちになる」は謙譲語の型で、自分が物を持つ動作を低める表現である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「お持ちになる」は「お…になる」の尊敬語の型で、相手が持つ動作を高める。自分が持つ動作を低めるのは「お持ちする」(謙譲語)である。
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問70.「ご足労」は、相手にわざわざ足を運んでもらったことを労う語である。
正解:○(正しい)
解説:「ご足労」は足を運ぶ労の意で、来訪してくれた相手を労う「ご足労をおかけしました」のように用いる。自分が出向く場合には使わない。
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問71.「お会計のほう、5千円になります」の「〜になります」は、金額を丁寧に述べる適切な表現である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、金額は変化していないのに「〜になります」を使うのは不自然で、「5千円でございます」とするのが正しい。「〜のほう」もぼかし表現で改まった場では避ける。
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問72.「ご存じだ」は「知る」の尊敬語で、相手が知っているかを尋ねるときに用いる。
正解:○(正しい)
解説:「ご存じだ」は「知る」の尊敬語で、相手の知識を高める。自分が知る場合は謙譲語「存じ上げる/存じる」を用い、方向を区別する。
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問73.「拝借」は「貸す」の尊敬語である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「拝借」は「借りる」の謙譲語Iで、自分が借りる動作を低める語。「貸す」を敬って言うなら「お貸しくださる」等の尊敬表現を用いる。
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問74.「ご令室」は相手の妻を敬う語であり、自分の妻には用いない。
正解:○(正しい)
解説:「令室」は相手の妻を敬う語。自分の妻は「家内・妻」と低めて言う。「ご尊父・ご令嬢」なども相手側の家族に用いる敬称で、方向を取り違えない。
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問75.「申し伝えます」は、相手に伝言を頼むときに相手へ向けて用いる表現である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、「申し伝える」は伝言を身内(社内の者)に取り次ぐと約束する丁重表現で、自分側の動作。相手に伝えてもらうなら「お伝えください」となり方向が逆。