管理業務主任者を活かせる職種と年収【就職・転職ガイド】
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管理業務主任者は、マンション管理会社に必置の国家資格です。マンション管理業者は事務所ごとに管理組合30組合につき1人以上の成年者専任主任者を置かなければならず、業界での需要が安定している資格です。
活躍できる主な職種
① マンション管理会社(フロント担当)
管理業務主任者の最も一般的な就職先。複数のマンション管理組合を担当し、重要事項説明・理事会支援・管理組合の総会運営・滞納管理費対応・大規模修繕コンサルなどを行います。
② 独立系マンション管理会社・コンサルタント
中小の管理会社・独立系コンサル会社では、管理組合の顧問業務が中心。マンション管理士とダブルライセンスで独立開業する方もいます。収入は顧客数によって大きく変わります。
③ 不動産会社(管理部門)
大手不動産会社・デベロッパーの管理部門で、新築マンションの管理体制構築・引渡し時の重要事項説明などを担当します。
④ 建設会社・設備会社(大規模修繕担当)
マンション管理の知識を活かして、大規模修繕工事の営業・施工管理を担当。管理組合との折衝で資格の知識が役立ちます。
⑤ 管理組合(役員・理事長)としての活用
自身が居住するマンションの管理組合役員として、専門知識を活かした理事会運営に貢献できます。副業的に他のマンションの顧問を務めるケースもあります。
国の統計で見る給与
この資格の人が多く働く業種の値です(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年)。 マンション管理会社・賃貸管理会社などが分類される業種の値です。資格を持たない社員も含みます。
不動産賃貸業・管理業(K69)
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 推定年収(※) | 549万円 |
| 毎月の給与(きまって支給する現金給与額) | 374,300円 |
| 年間賞与その他特別給与額 | 1,001,100円 |
| 平均年齢/平均勤続年数 | 46.7歳/10.4年 |
勤め先の規模で差があります(推定年収)。
| 企業規模 | 推定年収 |
|---|---|
| 1,000人以上 | 597万円 |
| 100〜999人 | 564万円 |
| 10〜99人 | 470万円 |
年齢による違い(推定年収)。
| 年齢 | 推定年収 |
|---|---|
| ~19歳 | 292万円 |
| 20~24歳 | 310万円 |
| 25~29歳 | 389万円 |
| 30~34歳 | 395万円 |
| 35~39歳 | 455万円 |
| 40~44歳 | 554万円 |
| 45~49歳 | 453万円 |
| 50~54歳 | 577万円 |
| 55~59歳 | 502万円 |
| 60~64歳 | 391万円 |
| 65~69歳 | 262万円 |
| 70歳~ | 275万円 |
※推定年収=毎月の給与(6月分・残業代などを含む)×12+前年1年間の賞与。当サイトで計算した値で、厚生労働省の公表値そのものではありません。 対象は一般労働者(短時間労働者を除く)・民営事業所・企業規模10人以上です。その業種で働く人全体の値で、事務・営業など他の職種の人も含みます。この資格を持っている人だけの平均ではありません。 出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年(一般労働者・産業中分類別)
資格手当の有無や金額は会社ごとに決まり、資格ごとの公的な統計はありません。国の調査では、技能手当・技術(資格)手当を出している企業は全体の48.5%、 支給された人の平均は月21,500円でした(令和6年11月分)。この資格が手当の対象になるか、いくらかは、応募先の求人票や就業規則で確かめてください。
| 企業規模 | 手当がある企業の割合(※) | 支給された人の平均(月額) |
|---|---|---|
| 1,000人以上 | 53.1% | 20,900円 |
| 300〜999人 | 57.5% | 19,100円 |
| 100〜299人 | 56.9% | 20,500円 |
| 30〜99人 | 51.3% | 25,000円 |
※何らかの手当を出している企業のうち、技能手当・技術(資格)手当を出している企業の割合。「技能手当・技術(資格)手当」は特定の技能、検査資格などを有する者に対して支給する賃金(調査の定義)。対象は常用労働者30人以上の民営企業。 出典:厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」(概況 第17表(支給企業割合)・第18表(支給された労働者1人平均支給額))
資格取得のメリット
① 業界での必置資格なので就職・転職に強い
マンション管理業者は必ず事務所ごとに一定数の主任者を設置する義務があるため、業界未経験でも資格保有者は採用されやすいのが特徴です。特に中堅・大手の管理会社では資格必須の求人が多数。
② 資格手当が付与される
多くの管理会社が資格手当の対象にしています。金額は会社ごとに違うため、求人票や就業規則で確かめてください。
③ マンション管理士とのダブルライセンスで独立も可能
マン管と組み合わせれば、管理組合側のコンサルタントとしての独立も視野に入ります。AIの進化でマンション管理業界も変化していますが、人対人の折衝業務は今後も需要が残ると予想されます。
資格取得後のキャリアパス例
パターン1:新卒入社 → フロント担当 → 管理職
大学卒業後に大手マンション管理会社に入社、フロント担当として5〜10年経験を積んだ後、部長・課長などの管理職へ昇進するコースです。
パターン2:宅建士 + 管業 → 不動産管理部門
宅建士と管業のダブル取得で、不動産会社のマンション管理部門・仲介部門を横断的に活躍。総合的な不動産キャリアを築けます。
パターン3:管業 → マン管 → 独立コンサルタント
管理業務主任者として実務経験を積んだ後、マンション管理士を取得し独立。組合側コンサルとして高単価の顧問契約を獲得するルート。
まとめ
- マンション管理会社に必置(30組合に1人)のため業界需要が安定
- 給与は勤務先の規模で変わる(上の「国の統計で見る給与」を参照)
- 資格手当の対象にしている会社が多い
- マン管とのダブルライセンスで独立も視野に
- 宅建士との併用で不動産キャリアの幅が広がる
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