英検3級 基本文法:現在完了・受動態・関係代名詞・分詞・不定詞応用・比較応用
英検3級の文法は、中学3年生で習う内容が中心です。4級の過去形・未来に加えて、現在完了(〜したことがある)・受動態(〜される)・関係代名詞(〜する人・もの)など、表現できることが大きく広がります。むずかしく見えても、ひとつずつ正しい例文で形を覚えれば大丈夫です。この章では、英検3級でよく出る基本文法を項目ごとに整理します。正しい例文で確認して、最後に一問一答で力だめしをしましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本英語検定協会 公式情報でご確認ください。
① 現在完了(経験・完了・継続)
「have + 過去分詞」で表すのが現在完了です。過去と今をつなぐ言い方で、3つの意味があります。
- 経験(〜したことがある):I have visited Kyoto twice.(京都を2回訪れたことがある。)よく ever / never / before と使う。
- 完了(〜してしまった):She has just finished lunch.(彼女はちょうど昼食を終えた。)よく just / already / yet と使う。
- 継続(ずっと〜している):We have lived here for ten years.(10年間ここに住んでいる。)よく for / since と使う。
主語が三人称単数のときは has を使います(He has 〜)。否定は have not(haven't)、疑問は Have you 〜? の形です。
② 現在完了進行形(have been 〜ing)
「have been + 動詞の ing」で、過去から今までずっと続けている動作を表します。
- I have been studying English for two hours.(2時間ずっと英語を勉強している。)
- It has been raining since morning.(朝からずっと雨が降っている。)
現在完了(継続)が「状態」を表すのに対し、現在完了進行形は「動作」を続けていることを強調します。
③ 受動態(be動詞 + 過去分詞)
「〜される・〜されている」を表すのが受動態です。「be動詞 + 過去分詞」で作り、「だれによって」は by で表します。
- This song is loved by many people.(この歌は多くの人に愛されている。)
- The temple was built in 1950.(その寺は1950年に建てられた。)=過去の受動態
- English is spoken in Australia.(英語はオーストラリアで話されている。)
否定は be動詞のあとに not、疑問は be動詞を前に出します(Is this book read by 〜?)。
④ 関係代名詞(who / which / that / whose・目的格の省略)
2つの文を1つにつなぎ、前の名詞をうしろからくわしく説明するのが関係代名詞です。説明される名詞を「先行詞」といいます。
- who(人):I have a friend who lives in Osaka.(大阪に住んでいる友達がいる。)
- which(もの):This is a book which is popular now.(これは今人気の本だ。)
- that(人・もの両方):The boy that is running is my brother.(走っている男の子はわたしの弟だ。)
- whose(〜の):I know a girl whose father is a doctor.(父親が医者の女の子を知っている。)
目的格の関係代名詞は省略できます。This is the book (which) I bought yesterday.(これは昨日買った本だ。)— which を省いても正しい文です。
⑤ 分詞の形容詞用法(〜ing / 過去分詞)
動詞を形容詞のように使って名詞を説明するのが分詞です。「〜している」は ing 形、「〜される・された」は過去分詞を使います。
- Look at the running dog.(走っている犬を見て。)=ing で「〜している」
- The girl singing over there is Yuki.(あそこで歌っている女の子はユキだ。)※名詞のうしろに置く
- This is a letter written in English.(これは英語で書かれた手紙だ。)=過去分詞で「〜された」
⑥ 間接疑問(疑問詞のあとは〈主語+動詞〉)
疑問文が文の一部に入ると、語順が〈疑問詞 + 主語 + 動詞〉に変わります。これを間接疑問といいます。
- I don't know where he lives.(彼がどこに住んでいるか知らない。)×where does he live ではない
- Tell me what this is.(これが何か教えて。)
- Do you know when she will come?(彼女がいつ来るか知っていますか?)
⑦ 不定詞の応用(it is to / too to / enough to / want 人 to / how to)
4級の不定詞(to + 動詞)が、3級では次のような応用の形でよく出ます。
- It is … to 〜(〜することは…だ):It is important to study every day.(毎日勉強することは大切だ。)
- too … to 〜(…すぎて〜できない):This box is too heavy to carry.(この箱は重すぎて運べない。)
- … enough to 〜(〜するのに十分…):He is old enough to drive.(彼は運転できる年齢だ。)
- want 人 to 〜(人に〜してほしい):I want you to help me.(あなたに手伝ってほしい。)
- how to 〜(〜のしかた):I know how to cook curry.(カレーの作り方を知っている。)
⑧ 動名詞(〜すること)
動詞に ing をつけて「〜すること」と名詞のように使うのが動名詞です。enjoy・finish・stop の後ろや、前置詞の後ろで使います。
- I enjoy reading books.(本を読むのを楽しむ。)
- She is good at swimming.(彼女は泳ぐのが得意だ。)← 前置詞 at の後ろ
- Getting up early is good for your health.(早起きは健康に良い。)← 主語になる動名詞
⑨ 比較の応用(最上級・than any other・as 〜 as possible)
4級の比較級・最上級が、3級では次のような応用の形で出ます。
- 最上級:Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.(富士山は日本でいちばん高い山だ。)long い形容詞は the most 〜。
- than any other + 単数名詞(ほかのどの〜よりも):This is bigger than any other building here.(ここのほかのどの建物より大きい。)
- as 〜 as possible(できるだけ〜):Please come as soon as possible.(できるだけ早く来て。)
good / well の比較級は better、最上級は best と特別な形になります。比較で使う形容詞・副詞は形容詞・副詞の章で確認できます。
⑩ 接続詞(when / if / because / that / although / so that)
文と文をつなぐ接続詞です。3級では although や so that が新しく加わります。
| 接続詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| when | 〜のとき | When I was a child, I lived in Nara.(子どものとき奈良に住んでいた。) |
| if | もし〜なら | If it is sunny, we will go out.(晴れたら出かける。) |
| because | 〜なので | I was glad because I passed the test.(合格したのでうれしかった。) |
| that | 〜ということ | I think that he is right.(彼は正しいと思う。) |
| although | 〜だけれども | Although it rained, we played soccer.(雨だったがサッカーをした。) |
| so that | 〜するために | I got up early so that I could catch the train.(電車に乗るため早く起きた。) |
文法の覚え方のコツ
文法はルールを暗記するだけでなく、正しい例文ごとに覚えるのが近道です。
- 例文で覚える:「I have visited Kyoto.」「This is the book which I bought.」のように、形のそろった短い文をそのまま覚えると、ルールが自然に身につきます。
- 過去分詞を固める:現在完了も受動態も過去分詞が命です。不規則動詞の3つの形を先に固めましょう。
- 語順に注目:間接疑問や関係代名詞は語順がポイント。〈主語+動詞〉の並びを意識しましょう。
- くり返す:1回で覚えようとせず、何度も見て少しずつ定着させましょう。
知らない用語が出てきたら、用語集で意味を確認すると安心です。学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。過去分詞は動詞の章でくわしく確認できます。なお、3級の手前の内容を確認したいときは英検4級の文法も復習に役立ちます。
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