日商簿記2級の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
日商簿記2級の受験申込から合格発表・証書交付までの流れを、統一試験・ネット試験の2つの受験方式別に詳しく解説します。
この記事でわかること
- 統一試験・ネット試験の違いと選び方
- 申込方法と必要な持ち物
- 受験当日の流れ・試験時間配分
- 合格発表から証書交付まで
試験方式の選び方
| 項目 | 統一試験 | ネット試験(CBT) |
|---|---|---|
| 実施頻度 | 年3回(6月・11月・2月) | 通年(随時) |
| 試験会場 | 全国の商工会議所 | 全国のテストセンター |
| 試験時間 | 90分 | 90分 |
| 合格基準 | 70点以上 | 70点以上 |
| 合格発表 | 試験後2〜3週間 | 試験終了直後(即日) |
| 受験料 | 5,500円(税込) | 5,500円(税込)+事務手数料 |
早く合否を知りたい方・受験日を自分で決めたい方はネット試験、じっくり準備して特定の試験日を目標にしたい方は統一試験がおすすめです。
統一試験の申込方法
- 受験地を決める:居住地・勤務地周辺の商工会議所を選ぶ(各商工会議所ごとに受付期間・申込方法が異なる)
- 申込期間を確認:試験日の約2ヶ月前〜1ヶ月前が一般的。早めに締め切るため要注意
- 申込方法:多くの商工会議所がインターネット申込に対応。一部は窓口申込や郵送申込のみ
- 受験料支払い:クレジットカード・コンビニ払い・指定口座振込など(商工会議所により異なる)
- 受験票受領:試験日の約1週間前までに郵送またはダウンロード
ネット試験の申込方法
- 申込サイトへアクセス:商工会議所の検定試験サイトの「ネット試験申込」ページまたは株式会社CBT-Solutionsの専用サイトから申込
- ユーザー登録:初回は氏名・メールアドレス等を登録
- テストセンター・日時を選択:全国のテストセンターから選択(空き状況により即日受験も可能)
- 受験料支払い:クレジットカード・コンビニ払い等
- 受験:予約日時にテストセンターに来場し受験
試験当日の持ち物
- 受験票(統一試験の場合。ネット試験は不要のことが多い)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等、写真付きのもの)
- 筆記用具:HBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム(統一試験)。ネット試験は会場備付の計算用紙とペンのみ使用可。
- 電卓:計算機能のみのものに限る。プログラム機能付き・関数電卓・金融電卓・辞書機能付きは使用不可。12桁表示が実務で便利
- 時計(試験会場に時計がない場合あり。通信機能付きは不可)
電卓のルールに注意!
日付・時刻の計算機能、音の出る電卓、プログラム機能付き電卓は使用できません。シンプルな事務用電卓を用意しましょう。音が出る電卓(キーを叩いた時のピッ音など)は当日無効化または交換を求められるため、無音の電卓を準備するのが安心です。
日付・時刻の計算機能、音の出る電卓、プログラム機能付き電卓は使用できません。シンプルな事務用電卓を用意しましょう。音が出る電卓(キーを叩いた時のピッ音など)は当日無効化または交換を求められるため、無音の電卓を準備するのが安心です。
試験当日の流れ
統一試験の場合
- 試験開始30〜40分前に会場到着。受付で受験票・本人確認
- 指定された座席に着席し、試験開始を待つ
- 試験時間90分(第1問〜第5問)
- 退室可能時刻後は退出可能(多くの場合、試験開始30〜60分後)
- 試験終了・答案回収
ネット試験の場合
- 予約時刻の15分前までにテストセンター到着。受付で本人確認
- 指定されたPCに着席、試験開始
- 試験時間90分(PCで仕訳入力・選択・計算を行う)
- 終了ボタンを押すと即座に採点結果が表示される
- 合否とスコアが印字された紙を受領
試験時間配分の目安(90分)
| 大問 | 内容 | 配点 | 推奨時間 |
|---|---|---|---|
| 第1問 | 仕訳(商業簿記) | 20点 | 15〜20分 |
| 第2問 | 個別論点(株主資本等変動計算書・連結会計等) | 20点 | 15〜20分 |
| 第3問 | 財務諸表・精算表・本支店会計 | 20点 | 20〜25分 |
| 第4問 | 工業簿記(仕訳・費目別・個別原価計算等) | 28点 | 15〜20分 |
| 第5問 | 工業簿記(総合原価計算・標準原価計算・CVP) | 12点 | 10〜15分 |
工業簿記(第4・第5問)を先に解いてから商業簿記に戻る戦略が、時間切れを防ぐ王道パターンです。工業簿記は論点が限定的で時間あたりの得点効率が高いため、先に確実に得点することが推奨されます。
合格発表と証書交付
統一試験
試験後2〜3週間で受験した商工会議所から成績発表。合格者には合格証書が発行されます(各商工会議所ごとに交付方法が異なる:窓口交付・郵送等)。
ネット試験
試験終了直後に合否・得点が画面表示され、印字された結果票を受領。合格者にはデジタル合格証が発行されます(合格証書はマイページからダウンロード可能)。
受験料以外にかかる費用の目安
- テキスト・問題集:5,000〜8,000円(商業+工業で計4冊程度)
- 過去問・予想問題集:2,000〜3,000円
- 電卓:2,000〜5,000円(まだ持っていない場合)
- 合計:約10,000〜16,000円+受験料5,500円=15,500〜21,500円
まとめ
- 受験資格なし。3級合格も不要で誰でも受験できる
- 統一試験(年3回)とネット試験(随時)から選択可能
- 受験料5,500円、試験時間90分、合格基準70点以上
- 電卓は計算機能のみ。プログラム機能付きは不可
- ネット試験は即日合否が分かるため、早く結果を知りたい人におすすめ
申込前に実力チェック!
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