数検準2級「整数の性質・図形の性質・データの分析」の出題ポイント
数検準2級(実用数学技能検定準2級)の数学A・数学Iから「整数の性質・図形の性質・データの分析」をまとめて整理します。1次(計算技能)検定ではGCD/LCM・素因数分解・ユークリッド互除法・三角形の五心・チェバ/メネラウスの定理・方べきの定理・平均/分散/標準偏差・四分位数・相関係数が頻出です。
※出題範囲・基準は改定される場合があります。最新情報は必ず日本数学検定協会 公式情報でご確認ください。
整数の性質
約数・倍数や素因数分解は、整数問題の基礎です。
- 素因数分解:例 360 = 2^3 × 3^2 × 5。約数の個数は (3+1)(2+1)(1+1) = 24個。
- GCD(最大公約数)・LCM(最小公倍数):2数 a, b について a×b = GCD(a,b) × LCM(a,b)。例:GCD(12,18)=6、LCM(12,18)=36、6×36=216=12×18。
- ユークリッド互除法:GCDを割り算の余りで求める方法。例:1071 と 1029 → 1071=1029×1+42、1029=42×24+21、42=21×2+0、よって GCD=21。
図形の性質
三角形の五心や円・直線の定理は、図形問題で頻繁に登場します。
- 三角形の五心:重心(中線の交点・2:1に内分)、内心(内角の二等分線の交点)、外心(垂直二等分線の交点)、垂心(垂線の交点)、傍心。
- チェバの定理:三角形ABCの内部の点を通る3直線で (BD/DC)(CE/EA)(AF/FB) = 1。
- メネラウスの定理:1本の直線が三角形の3辺(の延長)と交わるとき、辺の比の積が 1 になります。
- 方べきの定理:円の弦 AB, CD が点 P で交わるとき PA×PB = PC×PD。
データの分析
データの代表値とばらつきを求める計算は、数Iの頻出分野です。
- 平均値:(データの合計)/(個数)。
- 分散:各データと平均の差(偏差)の2乗の平均。s^2 = (偏差の2乗の合計)/(個数)。
- 標準偏差:分散の正の平方根 s = √(分散)。ばらつきの大きさを表します。
- 例:データ 2,4,6 の平均は 4、偏差は -2,0,2、分散 = (4+0+4)/3 = 8/3、標準偏差 = √(8/3)。
四分位数と相関係数
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 第1四分位数 Q1 | データを小さい順に並べ下位半分の中央値 |
| 第2四分位数 Q2 | 全体の中央値(メジアン) |
| 第3四分位数 Q3 | 上位半分の中央値 |
| 四分位範囲 | Q3 - Q1(ばらつきの指標) |
- 相関係数:r = (xとyの共分散)/(xの標準偏差 × yの標準偏差)。-1≦r≦1 の範囲で、1に近いほど正の相関、-1に近いほど負の相関が強いことを表します。
用語の確認は用語集、学習の進め方は勉強法ガイドを参考に。最初の数と式・集合と命題の章に戻って総復習するのもおすすめです。
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