数検2級「図形と方程式・三角関数」の出題ポイント
数検2級では、座標平面上の図形を式で扱う「図形と方程式」と、角を一般化した「三角関数」が大きなテーマです。点と直線・円の方程式・領域・三角関数の相互関係・加法定理が頻出。1次(計算技能)検定では公式を正確に当てはめる力が問われます。代表的な公式を具体例で押さえましょう。
※出題範囲・基準は改定される場合があります。最新情報は必ず日本数学検定協会 公式情報でご確認ください。
点と直線
- 2点間の距離:A(x1,y1), B(x2,y2) のとき AB = √((x2-x1)^2+(y2-y1)^2)。
- 内分点:AB を m:n に内分する点は ((nx1+mx2)/(m+n), (ny1+my2)/(m+n))。中点は m=n の場合。
- 直線の方程式:傾き m で点 (x1,y1) を通る直線は y-y1 = m(x-x1)。
- 平行・垂直:傾き m1, m2 の2直線が平行なら m1=m2、垂直なら m1・m2 = -1。
- 点と直線の距離:点 (x0,y0) と直線 ax+by+c=0 の距離は |ax0+by0+c| / √(a^2+b^2)。
円の方程式と領域
- 円の方程式:中心 (a,b)、半径 r の円は (x-a)^2+(y-b)^2 = r^2。一般形 x^2+y^2+lx+my+n=0 は平方完成で中心・半径を求めます。
- 円と直線の位置関係:中心と直線の距離 d と半径 r を比べ、d<r で2交点、d=r で接する、d>r で共有点なし。
- 領域:y>mx+k は直線の上側、(x-a)^2+(y-b)^2<r^2 は円の内部を表します。不等式の境界を含むかどうかで実線・破線を区別します。
三角関数の相互関係
三角比を一般角へ拡張したのが三角関数です。次の基本関係は計算で頻繁に使います。
- 相互関係:sin^2θ + cos^2θ = 1、tanθ = sinθ/cosθ、1 + tan^2θ = 1/cos^2θ。
- 弧度法:180° = π ラジアン。例:60° = π/3、90° = π/2。
- 周期:sinθ, cosθ の周期は 2π、tanθ の周期は π。
| θ | sinθ | cosθ | tanθ |
|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 1 | 0 |
| π/6 (30°) | 1/2 | √3/2 | 1/√3 |
| π/4 (45°) | √2/2 | √2/2 | 1 |
| π/3 (60°) | √3/2 | 1/2 | √3 |
| π/2 (90°) | 1 | 0 | なし |
加法定理・2倍角・合成
- 加法定理:sin(α±β) = sinα cosβ ± cosα sinβ、cos(α±β) = cosα cosβ ∓ sinα sinβ。
- 2倍角の公式:sin2θ = 2 sinθ cosθ、cos2θ = cos^2θ - sin^2θ = 1 - 2sin^2θ = 2cos^2θ - 1。
- 三角関数の合成:a sinθ + b cosθ = √(a^2+b^2) sin(θ+α)。例:sinθ + √3 cosθ = 2 sin(θ + π/3)。
用語は用語集、学習計画は勉強法ガイドで確認を。続いて指数・対数・微分積分の章に進みましょう。
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