一級建築士の試験日程・申込スケジュール【2026年版】
一級建築士試験は建築技術教育普及センターが実施する国家試験で、年1回・学科試験は7月、設計製図試験は10月に行われます。申込はインターネットで概ね4月頃に受け付けられます。本記事では申込から学科受験、学科合格後の設計製図試験までの年間スケジュールを逆算で解説します。
※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず建築技術教育普及センターの公式情報でご確認ください。
試験日程の基本パターン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験実施回数 | 年1回 |
| 学科試験 試験日 | 7月(例年7月の日曜日) |
| 設計製図試験 試験日 | 10月(例年10月の第2日曜日) |
| 申込期間 | 概ね4月頃(インターネット申込) |
| 受験手数料 | 17,000円(非課税) |
| 学科試験 合格発表 | 例年8月下旬〜9月上旬 |
| 設計製図試験 合格発表 | 例年12月下旬 |
具体的な日程・申込期間は年度により前後します。必ず建築技術教育普及センターの公式サイトで最新の実施スケジュールを確認してください。
学科試験と設計製図試験の関係
一級建築士試験は、5科目の知識を問う学科試験(7月)と、課題建物の作図・記述を行う設計製図試験(10月)の2段階で構成されます。まず学科試験に合格した人だけが、同年または以降の設計製図試験に進めます。学科試験は5科目125問の四肢択一マークシート方式で、計画20問・環境設備20問・法規30問・構造30問・施工25問という配点です。
学科合格率は約16.5%、設計製図を含めた総合合格率は約11.4%と、建築系資格の中でも最難関クラスです。学科合格には一定の有効期間が設けられており、期間内であれば学科免除で設計製図試験に複数回挑戦できます。
受験資格
2020年(令和2年)の建築士法改正により、それまで必要だった「受験前の実務経験」が撤廃されました。建築系の指定科目を修めて大学・短期大学・高等専門学校等を卒業すれば、卒業後すぐに学科試験を受験できます。ただし実務経験は合格後の免許登録時に必要で、学歴に応じて0〜2年以上の実務が求められます。受験のハードルは下がりましたが、合格=即免許ではない点に注意してください。
受験資格や免許登録要件の詳細は学歴・取得済み資格によって異なります。自分がどのルートに該当するかは公式の受験案内で必ず確認しましょう。
申込から学科受験までの逆算スケジュール(標準パターン)
- 前々年〜前年: 学習を開始(計画・環境設備など暗記科目から着手し基礎固め)
- 1〜3月: 受験案内・申込要項を公式サイトで確認、申込に必要な書類(卒業証明書等)を準備
- 4月頃: インターネットで受験申請、受験手数料17,000円を納付
- 4〜6月: 法規(法令集の引き方)と構造(力学計算)を重点強化、過去問演習で頻出論点を反復
- 7月上旬: 受験票到着後、試験会場・集合時間を最終確認、法令集の最終整備(インデックス・アンダーライン)
- 7月(学科試験当日): 5科目125問を受験
- 8月下旬〜9月上旬: 学科試験 合格発表
- 合格後: 同年10月の設計製図試験に向け、課題発表を受けて作図・記述対策へ集中
学科合格後の設計製図対策スケジュール
学科試験に合格すると、7月の試験直後(例年7月下旬)に当年度の設計製図課題が公表され、10月の試験まで約3ヶ月で対策します。短期決戦のため、学科合格を見込んだ段階で早めに準備を始めるのが定石です。
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 7月下旬 | 設計製図課題の発表。課題建物の用途・条件を読み込む |
| 8月 | エスキス(plan構想)の手順を確立し、作図スピードを上げる訓練 |
| 9月 | 本番形式(6時間30分)で課題を通して解き、記述・面積表・要求室の整合を訓練 |
| 10月(第2日曜日) | 設計製図試験 受験 |
| 12月下旬 | 設計製図試験 合格発表(合格で一級建築士の登録資格を取得) |
設計製図試験は作図と記述を6時間30分で仕上げる長丁場で、要求室の漏れや面積条件の不適合などの「失格・大減点項目」を作らないことが最優先です。学科で身につけた計画・法規・構造の知識が製図でも下地になるため、学科対策の段階から各論点の理解を深めておくと有利です。
年間スケジュール(設計製図まで通した全体像)
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 4月頃 | 学科・設計製図試験の受験申込 |
| 7月 | 学科試験 |
| 7月下旬 | 設計製図課題の発表 |
| 8月下旬〜9月上旬 | 学科試験 合格発表 |
| 10月 | 設計製図試験 |
| 12月下旬 | 設計製図試験 合格発表(一級建築士の登録資格取得) |
申込方法(インターネット申込)
一級建築士試験の申込は、建築技術教育普及センターのインターネット申込窓口から行います。顔写真データや卒業証明書・資格証明書など受験資格を示す書類の準備が必要になるため、申込期間の初日に近いタイミングで余裕をもって手続きするのが安全です。受験手数料の納付方法・期限も申込要項で確認してください。
試験当日の流れ(学科試験・標準パターン)
- 午前の部: 計画・環境設備・法規の科目(法規は法令集の持込が可能)
- 午後の部: 構造・施工の科目(構造は計算問題を含む)
- 試験終了: 終了後解散(合否はその場では発表されない)
法規では法令集を持ち込めますが、書込み・付箋に制限があるため、認められる範囲のインデックス・アンダーラインに留めて整備してください。
合格発表とその後
学科試験の合格発表は例年8月下旬〜9月上旬に行われ、建築技術教育普及センターのWebで受験番号により合否を確認できます。学科に合格すると同年10月の設計製図試験へ進め、不合格でも学科の有効期間内であれば学科免除で再挑戦できます。学科対策の進め方は勉強法・参考書、出題傾向は過去問の傾向と対策もあわせてご覧ください。
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