第二種衛生管理者の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
第二種衛生管理者試験は、安全衛生技術試験協会が全国7か所の安全衛生技術センターで月数回実施する国家試験です。受験には学歴に応じた実務経験が必要で、申込時に事業者証明書の提出が求められます。本記事では受験資格の確認方法から申込手順、当日の流れ、合格発表まで一連の流れを解説します。
※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず安全衛生技術試験協会の公式情報でご確認ください。
- 受験資格(学歴+実務経験の組合せ)
- 申込から受験までの手順
- 試験当日の流れと持ち物
- 合格発表と免許申請
試験概要
| 試験名 | 第二種衛生管理者免許試験 |
|---|---|
| 主催 | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 |
| 実施場所 | 全国7か所の安全衛生技術センター(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国四国・九州) |
| 実施頻度 | 各センターで月数回 |
| 試験時間 | 3時間 |
| 出題形式 | 5択マークシート・30問 |
| 合格基準 | 各科目40%以上 かつ 全体60%以上 |
| 受験料 | 8,800円(2025年改定後) |
受験資格
第二種衛生管理者試験を受験するには、学歴に応じた労働衛生の実務経験が必要です。代表的な組合せを表にまとめます。
| 学歴 | 必要な実務経験 |
|---|---|
| 大学・短大・高専卒業 | 労働衛生の実務経験 1年以上 |
| 高等学校・中等教育学校卒業 | 労働衛生の実務経験 3年以上 |
| 上記以外(中学卒など) | 労働衛生の実務経験 10年以上 |
| 船員法による衛生管理者適任証書 など | 個別要件あり |
「労働衛生の実務」とは
厚生労働省の通達で示されている範囲は意外と広く、以下のような業務が該当します(事業者証明を受けられればOK)。
- 健康診断の実施に関する事務(受診管理・記録整理など)
- 労働衛生統計の作成に関する事務
- 看護師・准看護師の業務
- 労働衛生関係の機関で衛生に関する研究の業務
- 労働衛生関係の作業環境測定・測定結果の評価
- 労働者の健康保持増進に関する業務(食堂・休養室の管理など)
- 労働災害の原因調査・防止対策
総務・人事部門で健康診断の事務管理をしていれば実務経験に該当することが多いため、まずは勤務先の労務担当に確認しましょう。
受験資格の確認方法
- 勤務先で「労働衛生に関する実務経験」に該当する業務を確認
- 事業者(人事部長など)に事業者証明書の発行を依頼
- 卒業証明書(学歴を証明するもの)を準備
- 不明点は管轄の安全衛生技術センターに問い合わせ
申込手順
1. 受験申請書を入手
「免許試験受験申請書」を安全衛生技術試験協会または各安全衛生技術センター、登録試験申請書取扱機関で入手します(書類請求は無料)。インターネットからPDFのダウンロードは不可で、必ず紙の申請書を取り寄せる必要があります。
2. 必要書類を準備
- 免許試験受験申請書(顔写真 30mm×24mm 貼付)
- 事業者証明書(実務経験を証明)
- 卒業証明書または卒業証書の写し
- 受験料 8,800円の払込書(または振込控)
- 本人確認書類のコピー
3. 受験希望センターへ提出
受験を希望する安全衛生技術センターに、書類を郵送または窓口持参で提出します。試験日の2か月前から2週間前までが申込期間の目安ですが、定員に達し次第締切となるため早めの申込が安全です。
4. 受験票の受領
申込が受理されると、試験日の約2週間前までに受験票が郵送されます。受験票が届かない場合は速やかにセンターへ問い合わせを。
試験当日の流れ
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 12:30頃 | 試験会場開場・受付開始 |
| 13:00頃 | 試験開始(注意事項説明) |
| 13:30〜16:30 | 試験時間 3時間(途中退室可) |
| 16:30 | 試験終了 |
※時間帯はセンターにより前後します。受験票記載の時刻を必ず確認してください。
持ち物
- 受験票(顔写真貼付)
- HBの黒鉛筆またはシャープペン
- 消しゴム
- 時計(通信機能なし・電卓機能なし)
- 本人確認書類
スマートフォン・スマートウォッチ・電卓は持ち込み不可。試験開始前に電源を切ってカバンにしまいます。
合格発表
合格発表は試験日から概ね1週間後に安全衛生技術試験協会のウェブサイトに公示されます。同時に合格通知書または不合格通知書が郵送されます。
合格後の免許申請
合格通知書が届いたら、東京労働局に免許申請を行います。申請書・収入印紙1,500円・郵送料が必要で、申請から約1か月で免許証が交付されます。免許申請をしないと「合格者」ではあっても「衛生管理者」を名乗れないので、必ず申請しましょう。
全国7か所の安全衛生技術センター
| 名称 | 所在地 |
|---|---|
| 北海道安全衛生技術センター | 北海道恵庭市 |
| 東北安全衛生技術センター | 宮城県岩沼市 |
| 関東安全衛生技術センター | 千葉県市原市 |
| 中部安全衛生技術センター | 愛知県東海市 |
| 近畿安全衛生技術センター | 兵庫県加古川市 |
| 中国四国安全衛生技術センター | 広島県福山市 |
| 九州安全衛生技術センター | 福岡県久留米市 |
各センターはやや郊外に位置するため、遠方からの受験は移動時間に余裕を持って計画しましょう。出張試験(センター以外での実施)も年に数回各都市で開催されるので、公式サイトの試験スケジュールを確認してください。
まとめ
- 受験には学歴に応じた労働衛生の実務経験(大卒1年/高卒3年など)が必要
- 受験申請書は紙書類で、事業者証明書+卒業証明書を添えて郵送提出
- 全国7か所の安全衛生技術センターで月数回実施・受験機会が豊富
- 合格発表は約1週間後・免許申請は東京労働局へ
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