2級建築施工管理技士(第一次検定)「仕上施工」出題ポイント解説
2級建築施工管理技士 第一次検定「仕上施工」の出題ポイントを整理。防水・屋根/金属・左官・タイル・石/ガラス/建具・塗装・内装/外装・改修の各工事について、頻出論点を体系化して解説します。躯体に続く仕上げ工程の知識を固めましょう。
※受験料・試験日程・合格基準・出題範囲は改定される場合があります。最新情報は必ず建設業振興基金の公式情報でご確認ください。
出題傾向
- 分野: 防水・屋根/金属・左官・タイル・石/ガラス/建具・塗装・内装/外装・改修
- 出題形式: 四肢択一式。工法名・材料・施工手順・適否判断を問う問題が中心
- 合格目標: 第一次検定は全体で60%以上の正答が必要
- 工法名と適用部位の組合せが頻出。下地処理の重要性も問われる
頻出論点1: 防水工事
- メンブレン防水: アスファルト防水・改質アスファルトシート防水・合成高分子系シート防水・塗膜防水。下地は十分に乾燥させ、出入隅は丸面または面取りとする
- シーリング: 目地のワーキングジョイント・ノンワーキングジョイントで設計が異なる。バックアップ材やボンドブレーカーで三面接着を防ぐ
- 防水層の立上り高さや水勾配の確保が漏水防止の要点
頻出論点2: 屋根・金属工事
- 金属屋根: 折板葺き・心木なし瓦棒葺き等。重ね部や留付け、軒先・けらばの納まりに注意
- とい: 雨水を排水。伸縮を考慮した継手とする
- 金属工事: 軽量鉄骨下地(LGS)は天井・壁の下地に使用。アルミ・ステンレス等は異種金属接触腐食(電食)に注意
頻出論点3: 左官工事
- モルタル塗り: 下塗り→中塗り→上塗りの順。1回の塗り厚を厚くしすぎず、下塗り後は十分な期間をおく
- 富調合(セメント比が多い)は強度・収縮が大きい。下塗りは富調合、上塗りは貧調合が原則
- セルフレベリング材は床の平滑な下地づくりに用いる
頻出論点4: タイル工事
- 張付け工法: 密着張り(ヴィブラート工法)・改良積上げ張り・改良圧着張り・モザイクタイル張り・接着剤張り等
- 下地の不陸調整と清掃が重要。張付けモルタルはオープンタイムを管理し、硬化前に張り終える
- 検査: 打診や引張接着試験で剥離・浮きを確認する
頻出論点5: 石・ガラス・建具工事
- 石工事: 湿式工法(モルタル裏込め)と乾式工法(ファスナーで固定)。乾式は地震時の追従性に優れる
- ガラス工事: セッティングブロックでガラス自重を支持。複層ガラスは断熱、合わせガラスは安全性に優れる
- 建具工事: アルミ製建具・鋼製建具・木製建具。取付け精度と気密・水密性能を確保する
頻出論点6: 塗装工事
- 下地処理: 素地調整(ケレン)・パテ処理が仕上がりを左右する。鉄部はさび落とし、木部は節止めを行う
- 塗料: 合成樹脂調合ペイント・つや有合成樹脂エマルションペイント・アクリル樹脂系等。塗装環境(気温・湿度)に注意
- はけ塗り・ローラー塗り・吹付け塗り。各層を十分乾燥させてから次工程に進む
頻出論点7: 内装工事
- 床: ビニル床シート・タイルカーペット・フローリング等。下地の乾燥と接着剤のオープンタイム管理が重要
- 壁・天井: せっこうボード張り。継目処理(テープ・パテ)で平滑に仕上げる。ボードはずらして張る
- 断熱・吸音: グラスウール等の断熱材、有孔ボード等の吸音材を適所に用いる
頻出論点8: 外装工事
- ALCパネル: 軽量で断熱性に優れる。縦壁ロッキング構法等で層間変位に追従させる
- 押出成形セメント板(ECP): 外壁・間仕切壁に使用。取付け金物で固定する
- カーテンウォール: 外周を覆う非耐力壁。層間変位やシーリングの設計に配慮する
頻出論点9: 改修工事
- 外壁改修: タイル・モルタルの浮きはアンカーピンニング工法やエポキシ樹脂注入で補修
- 防水改修: 既存防水層の撤去・存置を判断し、かぶせ工法等で再防水する
- 改修工事は居ながら施工となる場合が多く、騒音・粉じん・安全への配慮が必要
効果的な学習法
仕上施工は工法名と適用部位、下地処理の要点をセットで覚えると得点しやすくなります。当サイトの一問一答で繰り返し演習しましょう。前工程は躯体施工の出題ポイント、管理・法規は施工管理法・法規の出題ポイントで確認できます。
今すぐ問題演習を始めよう!
2級建築施工管理技士 一問一答 →
2級建築施工管理技士 一問一答 →
同資格の他の章を学ぶ
この資格の関連記事
2級建築施工管理技士(第一次検定)の勉強法とおすすめ参考書【独学合格ガイド】
2級建築施工管理技士 第一次検定に独学合格するための勉強法・参考書・学習スケジュールを徹底解説。建築学・躯体施工・仕上施工・施工管理法・法規の4分野対策と過去問中心の学習法を紹介します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の難易度と合格率【60%の壁】
2級建築施工管理技士 第一次検定の合格率(約36〜50%)・難易度を詳しく解説。50問中40問解答・24問以上で合格する基準、分野別の難易度、独学での合格戦略を分析します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
2級建築施工管理技士 第一次検定の申込・試験当日の流れ・合格発表までを完全解説。受検手数料6,150円、年2回(前期6月・後期11月)、四肢択一マークシート、受験資格は満17歳以上のみです。
2級建築施工管理技士(第一次検定)のよくある質問15選|技士補とは
2級建築施工管理技士 第一次検定のよくある疑問15問を解決。合格率・受験資格・技士補と技士の違い・第二次検定との関係・実務での活用・1級との違いを網羅解説します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の合格体験記【独学3ヶ月で技士補】
建設会社勤務者が2級建築施工管理技士 第一次検定に独学合格した体験記。過去問中心の3ヶ月学習スケジュール・使用教材・つまずきポイントと対策を実例で詳しく紹介します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の試験日程・申込スケジュール【2026年版】
2級建築施工管理技士 第一次検定は年2回(前期6月・後期11月)実施。申込時期から受験までの逆算スケジュール、前期・後期それぞれの申込パターンと学習計画の立て方を解説します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の過去問の傾向と対策【4分野別解析】
2級建築施工管理技士 第一次検定の過去問は建設業振興基金の公式サイトで公開。過去問の活用法と4分野別(建築学・躯体施工・仕上施工・施工管理法/法規)の頻出論点を詳しく解析します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
2級建築施工管理技士 第一次検定の頻出専門用語50語を解説。標準貫入試験・かぶり厚さ・スランプ・高力ボルト・ネットワーク工程表・QC七つ道具など、4分野の重要キーワードをまとめました。
2級建築施工管理技士の仕事・年収・活かせる業界
2級建築施工管理技士の仕事内容・資格手当・キャリアを解説。建設会社・工務店・ハウスメーカーの施工管理職(現場監督)での需要、建設業法上の主任技術者・専任技術者の要件を紹介します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)のおすすめ参考書ランキング【独学合格】
2級建築施工管理技士 第一次検定の独学におすすめの参考書・問題集・過去問を用途別に紹介。四肢択一マークシート対策として過去問演習を中心に据えた書籍の選び方を解説します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)の通信講座・独学を比較
2級建築施工管理技士 第一次検定の学習方法を比較。独学・通信講座・eラーニングそれぞれの費用・メリット・向いている人を整理し、自分に合った合格ルートの選び方を解説します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)「建築学」出題ポイント解説
2級建築施工管理技士 第一次検定「建築学」の頻出論点を解説。環境工学(日照・採光・換気・音)・一般構造・構造力学・建築材料・建築設備を体系的に整理します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)「躯体施工」出題ポイント解説
2級建築施工管理技士 第一次検定「躯体施工」の頻出論点を解説。地盤調査・山留め・基礎杭工事・鉄筋工事(かぶり厚さ・ガス圧接)・型枠・コンクリート工事・鉄骨工事を体系化します。
2級建築施工管理技士(第一次検定)「施工管理法・法規」出題ポイント解説
2級建築施工管理技士 第一次検定の「施工管理法」「法規」の頻出論点を解説。施工計画・工程管理(ネットワーク工程表)・品質管理(QC七つ道具)・安全管理・建築基準法・建設業法・労働関係法令を体系化します。
「2級建築施工管理技士 第一次検定 出るとこだけ!第2版」徹底レビュー【翔泳社】
翔泳社「建築土木教科書 2級建築施工管理技士[第一次検定]出るとこだけ!第2版」を徹底レビュー。頻出論点に絞った要点重視の対策テキストの特徴・強み・他書との比較・効果的な使い方を解説します。
無料登録で学習データを永続保存
今の記録はこの端末限定。無料の会員登録で、どの端末でもデータを引き継げます。