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ビジネス実務法務検定2級「会社法と組織法務」出題ポイント解説

ビジ法2級「会社法と組織法務」の頻出論点を体系整理。株式会社の機関設計、株主総会・取締役会の権限と決議要件、取締役の義務(善管注意・忠実・利益相反・競業避止)、株式・社債、組織再編(合併・分割・株式交換・移転・交付)、株主代表訴訟、内部統制までを実務管理者視点で解説します。

※受験料・試験日程・合格基準・出題範囲は改定される場合があります。最新情報は必ず東京商工会議所の公式情報でご確認ください。

頻出論点1: 会社の種類と特徴

2級では特に合同会社と株式会社の比較(意思決定方式・利益分配・課税)が問われます。

頻出論点2: 株式会社の機関設計

会社法は機関設計の自由を原則とし、以下のルールで組合せが決定されます。

3つのガバナンス形態

頻出論点3: 株式会社の設立

頻出論点4: 株式(種類株式・譲渡制限・自己株式)

種類株式(108条)

譲渡制限

譲渡承認機関は取締役会(設置会社)または株主総会。承認拒否時は会社または指定買取人による買取請求権あり。

自己株式

自己株式の取得財源は分配可能額の範囲内。議決権・剰余金配当請求権なし。消却・処分が可能。

頻出論点5: 株主総会(権限・決議要件・取消事由)

権限

取締役会設置会社では、会社法・定款に定める事項に限定(295条2項)。組織再編・定款変更・役員選解任・配当決定など重要事項のみ。

決議要件

株主総会決議の瑕疵

頻出論点6: 取締役・取締役会・代表取締役

取締役の義務

経営判断原則

取締役の経営判断は、意思決定過程・内容に著しい不合理がない限り、結果として会社に損害を与えても善管注意義務違反にならない(最判平22.7.15等)。情報収集・検討プロセスの合理性が決め手。

取締役会

業務執行決定・取締役の職務執行監督・代表取締役の選定解職。重要な財産処分、多額の借財、支配人選任、内部統制システム構築は取締役に委任不可。

代表取締役の権限

包括的代表権を有し、内部的制限は善意第三者に対抗不可。表見代表取締役(354条)の制度あり。

頻出論点7: 監査役・会計監査人・各種委員会

頻出論点8: 計算・剰余金分配

頻出論点9: 募集株式・社債

募集株式の発行

社債

株式会社・持分会社が発行可能。取締役会決議で発行可。社債管理者の設置が原則必要(例外: 各社債金額1億円以上・社債権者50人未満)。

頻出論点10: 組織再編

類型内容主な決議要件
合併吸収合併・新設合併株主総会特別決議+反対株主買取請求+債権者異議手続
会社分割吸収分割・新設分割同上(簡易・略式分割あり)
株式交換完全子会社化(既存会社が親)株主総会特別決議+反対株主買取請求
株式移転完全子会社化(新設会社が親)同上
株式交付2021年改正で新設。部分子会社化株主総会特別決議

簡易組織再編・略式組織再編の要件(交付財産が純資産の1/5以下、議決権9/10以上保有)も頻出。

頻出論点11: 株主代表訴訟・内部統制

株主代表訴訟(847条)

内部統制システム(362条4項6号等)

大会社・委員会型会社は取締役会で内部統制システム構築の基本方針を決議する義務あり。事業報告で運用状況を開示。リスク管理・コンプライアンス・情報管理・グループ管理が4本柱。

頻出論点12: コーポレートガバナンス・コード

上場会社向け(東証)の規範。プリンシプルベース・コンプライ&エクスプレイン方式。社外取締役の独立性・株主との対話・サステナビリティ開示等が論点。会社法上の強制ではないが上場規則で実質義務化。

学習のポイント

頻出キーワード

本章の主要用語・判例・条文は用語集でも詳しく解説しています。

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